JP2760241B2 - ケーブルのシールド線引出用端子 - Google Patents

ケーブルのシールド線引出用端子

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JP2760241B2
JP2760241B2 JP4333755A JP33375592A JP2760241B2 JP 2760241 B2 JP2760241 B2 JP 2760241B2 JP 4333755 A JP4333755 A JP 4333755A JP 33375592 A JP33375592 A JP 33375592A JP 2760241 B2 JP2760241 B2 JP 2760241B2
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弘幸 岡庭
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TATSUNO MEKATORONIKUSU KK
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  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シ−ルド編線を内蔵し
たキャブタイヤ・ケ−ブル等のシ−ルド線の引出加工を
容易にするケ−ブルのシ−ルド線引出用端子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、低圧屋内配線等に使用されるキャ
ブタイヤ・ケ−ブルは、軟銅より線に絶縁被覆を施した
ものを単心で、あるいは複数本より合わせ、その周囲を
シ−ルド編線と絶縁外皮で覆った可撓性電線である。こ
のようなシ−ルド編線を組み込んだキャブタイヤ・ケ−
ブル等の端末加工の際には、シ−ルド線の引出加工のた
め、端末から一定の寸法に外皮を取り除いてシールド編
線及び絶縁電線を露出させ、そのシールド編線の一部ま
たは全部とシールド引出線とを半田付けする方法が行わ
れている。
【0003】図7は従来のシ−ルド引出加工方法を示す
図であり、まず、同図(a)に示すように、キャブタイ
ヤ・ケーブル1の端末から、所定の長さだけ外皮2を取
り除き、絶縁被覆した電線(信号線)3及びその周囲を
覆うシールド編線4を露出させ、シールド編線4の一部
を引出部4aとする。次に、同図(b)に示すように、
シールド編線4の引出部4aと、シールド引出線5とを
半田付けにより電気的に接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シールド引出線の加工方法では、半田付け作業が必要に
なり面倒で時間がかかり、また個人により作業技術にバ
ラツキが生じ、さらには、半田付けの加熱により電線3
の絶縁被覆を溶かしてしまったり、半田のヒゲにより電
線3の短絡を生じる等のおそれがあった。
【0005】そこで本発明は、誰でも簡単な作業で短時
間に、かつ確実にシールド引出線の加工ができるケ−ブ
ルのシ−ルド線引出用端子を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するために、本
発明のケーブルのシールド線引出用端子は、絶縁電線を
シールド編線で覆いその周囲を外皮で被覆したシールド
編線内蔵ケーブルのシールド線引出用端子であって、前
記シールド編線と外皮側または絶縁電線側との間の隙間
に差し込まれる金属導体からなる差し込み部と、この差
し込み部の後部側に連接したシールド引出線の接続部
と、前記差し込み部に形成され端部がV字形に尖り前記
接続部側に向けて傾斜した突起状の複数個の戻り止め部
とを有することを特徴とするものである。
【0007】また、上記の差し込み部は短冊状に形成さ
れた薄板からなり、戻り止め部は差し込み部の表面に突
起を形成する。さらに、上記差し込み部は短冊状に形成
された薄板からなり、戻り止め部は差し込み部の側面に
突起を形成する。
【0008】
【作用】本発明では、戻り止め部が形成された金属導体
からなる差し込み部を、シ−ルド編線と外皮側または絶
縁電線側との間の隙間に差し込むことで、戻り止め部が
シ−ルド編線や外皮または絶縁電線に係止され、シール
ド引出の加工が誰でも簡単な作業で短時間に、かつ確実
にできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例により具体的
に説明する。図1は本発明実施例のシ−ルド引出線用端
子の平面図、図2はその側面図である。
【0010】これらの図において、本実施例のシ−ルド
引出線用端子10は、その表面にすずメッキを施した銅
板等の薄い金属導体からなり、細長い短冊型に形成され
た差し込み部11と、この差し込み部11の後端側に連
接して断面形状がU字形の接続部12と、この接続部1
2に連接して断面形状が同じ方向でやや大きいU字形の
固定部13とが一体的に形成されている。この接続部1
2は、シ−ルド引出ケ−ブル端末のリード線部分を圧着
することで電気的に接続する部分であり、固定部13
は、シ−ルド引出ケ−ブル端末側の被覆部を圧着するこ
とで機械的に固定する部分である。
【0011】また、上記差し込み部11は、シールド接
続するキャブタイヤ・ケーブルのサイズ等に応じて、シ
ールド編線の内側または外側の隙間に差し込むことがで
きる厚さ及び幅に形成されるとともに、シールド編線と
の間で電気的に接触する十分な面積を有する大きさに形
成されている。そして、この差し込み部11表面の幅方
向のほぼ中央には、端部がV字形に尖り、表面から後端
側に向けて傾斜した突起状の戻り止め部14が複数個形
成されている。このような戻り止め部14は、差し込み
部11の一方側の面(裏面)側から他方側の面(表面)
側に打ち出すことにより形成される。すなわち、差し込
み部11の戻り止め部14は、シ−ルド編線の外側また
は内側の隙間に差し込むときには入り易く、引き戻すと
きにはシ−ルド編線等に引っかかる戻り止めの機能をな
す。
【0012】図3は本発明実施例のシ−ルド引出線用端
子にシールド引出線を接続する状態を説明する図であ
る。
【0013】上記構成のシ−ルド引出線用端子10は、
まず、同図(a)に示すように、シールド引出線15端
末の被覆部16の一部を取り除き、リード線17を露出
させる。次に、同図(b)に示すように、シールド引出
線15のリード線17部分を接続部12のU字形の内側
に入れ、そのU字形部分を内側に巻き込み、圧着するこ
とで電気的に接続し、またシールド引出線15の被覆部
16端部を固定部13のU字形の内側に入れ、そのU字
形部分を内側に巻き込み、圧着することで機械的に固定
する。このようにして、予めシールド引出線15に、シ
−ルド引出線用端子10を接続しておく。
【0014】図4は本発明実施例のシ−ルド引出加工方
法を示す図である。なお、図1乃至図3に対応する部分
は、同一の符号を記す。
【0015】まず、同図(a)に示すように、シ−ルド
引出加工するキャブタイヤ・ケ−ブル20は、その端末
から所定の長さの絶縁外皮21及びシ−ルド編線22を
同一寸法にて取り除き、絶縁被覆された電線23を露出
させる(図4(a))。
【0016】次に、上記の方法で予めシ−ルド引出線用
端子10を接続したシールド引出線15を用意し、同図
(b)に示すように、シ−ルド引出線用端子10先端の
差し込み部11を、その戻り止め部14をシ−ルド編線
22側に向けて、シ−ルド編線22と電線23(または
絶縁外皮21)との間の隙間に矢印A方向に差し込む
(図4(b))。
【0017】次に、差し込み部11を十分の長さ差し込
んだ後に、同図(c)に示すように、シ−ルド引出線用
端子10を手前の矢印B方向に引き戻す(図4
(c))。これにより、シ−ルド引出線用端子10は、
その差し込み部11の戻り止め部14がシ−ルド編線2
2に食い込み、それ以上戻らなくなるとともに、シ−ル
ド編線22に電気的に接続される。
【0018】次に、同図(d)に示すように、シ−ルド
引出線用端子10を接続した部分を含み、絶縁外皮21
端部の外周から露出した電線23の端部側の一部分を残
してその外周までを覆う絶縁性の有る熱収縮チューブを
装着することで、その部分全体を固定する。なお、熱収
縮チューブ以外に、接着テープを巻き付けて固定するこ
ともできる。
【0019】上記構成によれば、戻り止め部14が形成
された金属導体からなるシ−ルド引出線用端子10を、
予めシールド引出線15に接続させておき、キャブタイ
ヤ・ケ−ブル20のシ−ルド編線22と絶縁外皮21側
または電線23側との間の隙間に差し込むことで、この
戻り止め部14がシ−ルド編線22や絶縁外皮21また
は電線23に係止され、シールド引出加工がバラツキな
く誰でも簡単な作業で短時間にでき、かつ電気的接続や
機械的固定も確実になる。
【0020】図5は本発明の他の実施例のシ−ルド引出
線用端子の平面図、図6はその側面図であり、この実施
例のシ−ルド引出線用端子30は、上記実施例と同様の
機能を有する差し込み部31と、U字形の接続部32
と、やや大きいU字形の固定部33とが一体的に形成さ
れている。この差し込み部31の先端側の側面部分に
は、後端側に向けて傾斜した突起状の戻り止め部34が
複数個形成されている。この戻り止め部34は、その尖
った突起状の端部側がやや上面側に向けられている。こ
のようなシ−ルド引出線用端子30は、上記と同様に予
めシールド引出線に接続される。
【0021】上記構成によれば、シ−ルド引出線用端子
30の戻り止め部34は、同様にキャブタイヤ・ケ−ブ
ルのシ−ルド編線等に係止され、シールド引出加工がバ
ラツキなく誰でも簡単な作業で短時間にでき、かつ電気
的接続や機械的固定も確実になる。
【0022】なお、上記実施例において、戻り止め部1
4,34を一方の面側に向けて形成し、この戻り止め部
14,34をシ−ルド編線に係止させているが、両面側
に向けて形成してもよく、また絶縁外皮または電線側に
係止させることができ、さらに戻り止め部の形状、大き
さ、個数等も実施例に限定されず任意にできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のケ−ブルの
シ−ルド線引出用端子では、シ−ルド引出加工におい
て、半田付けの加熱による絶縁電線の溶解や、半田のヒ
ゲによる絶縁不良の危険性がなく、また、半田付けの必
要がないので加工時間が短縮され、加工技術の個人差を
少なくし均一な加工をすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシ−ルド引出線用端子の平面図
である。
【図2】本発明実施例のシ−ルド線引出用端子の側面図
である。
【図3】本発明実施例のシ−ルド引出線用端子にシール
ド引出線を接続する状態を説明する図である。
【図4】本発明実施例のシ−ルド引出加工方法を示す図
である。
【図5】本発明の他の実施例のシ−ルド線引出用端子の
平面図である。
【図6】本発明の他の実施例のシ−ルド線引出用端子の
側面図である。
【図7】従来のシ−ルド引出加工方法を示す図である。
【符号の説明】
10 シ−ルド引出線用端子 11 差し込み部 12 接続部 13 固定部 14 戻り止め部 15 シ−ルド引出線 16 被覆部 20 キャブタイヤ・ケーブル 21 絶縁外皮 22 シ−ルド編線 23 絶縁電線 24 熱収縮チューブ 30 シ−ルド引出線用端子 31 差し込み部 32 接続部 33 固定部 34 戻り止め部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁電線をシールド編線で覆いその周囲
    を外皮で被覆したシールド編線内蔵ケーブルのシールド
    線引出用端子であって、前記シールド編線と外皮側また
    は絶縁電線側との間の隙間に差し込まれる金属導体から
    なる差し込み部と、この差し込み部の後部側に連接した
    シールド引出線の接続部と、前記差し込み部に形成され
    端部がV字形に尖り前記接続部側に向けて傾斜した突起
    状の複数個の戻り止め部とを有することを特徴とするケ
    ーブルのシールド線引出用端子。
  2. 【請求項2】 前記差し込み部は短冊状に形成された薄
    板からなり、前記戻り止め部は差し込み部の表面に突起
    を形成した請求項1記載のケーブルのシールド線引出用
    端子。
  3. 【請求項3】 前記差し込み部は短冊状に形成された薄
    板からなり、前記戻り止め部は差し込み部の側面に突起
    を形成した請求項1記載のケーブルのシールド線引出用
    端子。
JP4333755A 1992-11-20 1992-11-20 ケーブルのシールド線引出用端子 Expired - Lifetime JP2760241B2 (ja)

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JPH06163102A JPH06163102A (ja) 1994-06-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58165867U (ja) * 1982-04-28 1983-11-04 富士通株式会社 Fgケ−ブル線用端子
JP3103558U (ja) * 2004-02-23 2004-08-19 三郎 真下 有線警報装置

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