JPH09162025A - 磁石吸着面の形成方法 - Google Patents
磁石吸着面の形成方法Info
- Publication number
- JPH09162025A JPH09162025A JP34656495A JP34656495A JPH09162025A JP H09162025 A JPH09162025 A JP H09162025A JP 34656495 A JP34656495 A JP 34656495A JP 34656495 A JP34656495 A JP 34656495A JP H09162025 A JPH09162025 A JP H09162025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- net
- sheet
- shaped
- magnetic pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
等、どこででも着磁設備なしに、磁石吸着面にネット状
磁極を形成する方法を提供する。 【解決手段】 壁面1にスチール板2を重ね、その表面
に2枚の多極着磁したシート状マグネット3及び4を、
平行に並んだ磁極が互いに直交する方向にして積層し、
表面にネット状磁極を形成する。表面側のシート状マグ
ネット4には装飾フィルム5を貼る。
Description
の吸着面の形成方法に関するもので、多極着磁のシート
状マグネットを用い、着磁設備を使用せずに表面にネッ
ト状磁極を形成する方法を提供する。
極着磁のシート状磁石を用い、その吸着面に多極着磁の
磁石を吸着して移動する場合、着磁ピッチの倍数毎に精
密に平行移動できるのは縦又は横の一方向すなわちN・
S極が交互に並列した平行線状磁極と直交する方向に限
られていた。
面では、その表面にネット状磁極を有する磁石を吸着す
ると縦、横いずれの方向にも精密な間隔で平行移動で
き、更に多極着磁の磁石を吸着すると縦または横方向に
円滑に摺動することもできる。したがって、ネット状の
磁極を有するマグネットは多極着磁のマグネットよりも
使用用途が拡大し汎用性が優れている。
する方法としては2度着磁する方法が採られていた。例
えばシート状マグネットに、着磁ピッチ2.5mmで第
1次の着磁を行った後、マグネットを90度方向を変
え、第1次よりも低い磁力で第2次の着磁を行う。すな
わち、格子状に磁化するとマグネット表面にはネット状
の磁極が形成される。
同一の着磁ヨークによって第1次と第2次の着磁を行う
例を示したが、シート状マグネットの着磁工程において
形成する磁極が直交するように2台の着磁ヨークを配設
して第1次と第2次の着磁をする方法もある。
検出フィルムを当てて検出した磁極の状態を示した図
で、(A)は着磁ピッチ2.5mmの場合の原寸大平面
図、(B)は一部拡大図である。
ット状磁極を有する磁石Aを摺動すると矢印イ〜ニのよ
うに縦方向、横方向のいずれの方向でも吸着と反発の繰
り返しにより着磁ピッチの倍数毎に精密に平行移動する
ことができる。このとき、磁極幅が細いので反発作用が
働いてもすぐに次の磁極との吸着作用が働くため、反発
時に磁石が落下することもなく、間欠運動のように一定
間隔毎に平行移動することができる。
で多極着磁した磁石Bを平行線状磁極の長手方向に摺動
すると、レール上を走るように全く位置ずれなしに円滑
に摺動することができ、磁石Bの向きを変えるだけで吸
着面上を縦又は横のいずれの方向にも摺動することがで
きる。
のネット状磁極の細幅部分では同極と対応することがあ
るが、膨らみ部に比べ極端に低い磁束密度であるため、
作動上は全く反発力を感じることなくなめらかに摺動す
ることができる(図4B参照)。このようにネット状磁
極を有する吸着面は多極着磁の吸着面や鉄板に比べて、
自由で必要性に応じた磁石の移動をすることができる。
磁極をシート状マグネットの表面に形成するには、平行
線状磁極が直交する方向にして第1次と第2次の着磁作
業をしなければならなかった。このため、磁極形成方向
の異なる2台の着磁ヨークを配設するか、または着磁ヨ
ークが1台のときはシート状マグネットの方向を変える
作業を必要とし、ネット状磁極は着磁設備のある場所で
しか形成できず、作業及び設備の点からネット状磁極を
簡単に形成することはできなかった。
や製品加工などネット状磁極を有する吸着面が必要にな
ると、その場でネット状の磁極を形成することができる
方法を提供しようとするものである。
決するために、2枚の多極着磁したシート状マグネット
を、N・S極が交互に並列している平行線状磁極が互い
に直交する方向に配設して積層することにより、マグネ
ット表面にネット状磁極を形成した吸着面を形成するこ
とができる。
状磁極を有する多極着磁のシート状マグネットを2枚積
層する。このときに磁極の長手方向が互いに直交するよ
うに配して積層することによって表面にネット状の磁極
を有する吸着面を形成することができる。ネット状磁極
を有する吸着面を壁面、基板あるいはボードなど、物の
表面に形成する場合、シート状マグネットを1枚づつ積
層するときと、あらかじめ2枚のシート状マグネットを
重ねてネット状磁極を形成したものを積層する方法をと
ることができる。
体を介在してシート状マグネットを積層することがあ
る。シート状マグネットは基板等と密着していることが
望ましいので、できるだけ磁石との接触面に凹凸を無く
す手段として磁性体を設け、効率の良い施工、組み立て
ができるようにしている。磁性体を介在するとヨーク効
果により磁石の吸着力を強くすることができる。壁面や
基板等の表面に全く凹凸のないときは磁性体を設ける必
要はない。
状磁極を形成するだけでなく、広い面の一部にのみ2枚
のマグネット積層部を形成することもできる。即ち広い
面の一部にのみ1枚目のシート状マグネットを積層し、
他の部分はシート状マグネットと同一厚みの高さ調整用
シートや充填物を設け、次にその表面全面に2枚目のシ
ート状マグネットを積層することによりネット状磁極を
部分的に形成することができる。
で、特別な設備を必要とせず既製の多極着磁のシート状
マグネットからネット状磁極を有する吸着面を形成する
ことができ、壁面、ボード、表示板、ゲーム板等、あら
ゆる平面や柱状などの曲面にもネット状磁極を有する吸
着面を形成することができる。
設けた場合の一実施例を示した分解斜視図である。
取り付けたスチール板で、凹凸のない表面を形成すると
共にヨーク効果を得るために設けている。3は多極着磁
したシート状マグネットで、スチール板2に吸着する。
4はシート状マグネット3の上にN・S極が交互に並列
した平行線状磁極が互いに直交するように積層したシー
ト状マグネットで、シート状マグネット3と同一ピッチ
で多極着磁されている。
ても磁力を阻害しない程度の厚さの装飾フィルムで、あ
らかじめシート状マグネット4に一体的に貼着する場合
とシート状マグネット4を積層した後に被覆する場合と
がある。スチール板2、シート状マグネット3および
4、装飾フィルム5を積層した周縁部は既製の目地被覆
材で覆う。
マグネット3及び4を平行線状磁極が互いに直交する方
向に重ね、装飾フィルム5の表面に磁極検出フィルムを
当てると図4のようなネット状の磁極を検出することが
できる。
は上面の平坦な基板で、この基板6の上面にネット状磁
極を形成したい部分にのみ多極着磁のシート状マグネッ
ト3を積層する。マグネット3を積層しなかった部分に
は厚さ補正用シート7を積層しマグネット3と同じ高さ
に調整する。次に装飾フィルム5を一体的に貼着したシ
ート状マグネット4を、平行線状磁極がマグネット3の
磁極と直交する方向にして積層し固定する。このように
全体は多極着磁の面であるが一部にのみネット状磁極を
設けることもできる。
で、着磁設備のない場所で、吸着面形成のための特別な
設備や費用を使わずに容易に多極着磁のシート状マグネ
ットからネット状磁極を有する吸着面を形成することが
できる。既製の多極着磁のシート状マグネットさえあれ
ば施工現場等どこででもネット状の吸着面を形成するこ
とができ、しかも壁面等の全面に限らず、図2のように
一つの面の一部にのみネット状磁極を形成することもで
きる。
たときに、定間隔平行移動又はよどみのない摺動が自由
にできる部分、全くできない部分、場所や方向によって
できる部分を同一面上に形成することができ、用途、用
法に応じてネット状磁極の吸着面と多極着磁の吸着面、
鉄板などを使い分け、種々の磁石の動作を得ることがで
き、ゲーム用等、更に汎用性を広げることができる。
合の分解斜視図、
動したときの説明図。
ムを当てたときの検出磁極の状態を示したもので、
(A)は着磁ピッチ2.5mmの原寸大平面図、(B)
は一部拡大図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 2枚の多極着磁したシート状マグネット
を、N・S極が交互に並列している平行線状磁極が互い
に直交する方向に配設して積層することにより、表面に
ネット状磁極を形成した吸着面の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34656495A JP2802740B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 磁石吸着面の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34656495A JP2802740B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 磁石吸着面の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09162025A true JPH09162025A (ja) | 1997-06-20 |
JP2802740B2 JP2802740B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=18384282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34656495A Expired - Lifetime JP2802740B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 磁石吸着面の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802740B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956179A (en) * | 1994-07-26 | 1999-09-21 | United States Surgical Corporation | Replicated relay lens system |
JP2009183466A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Toyama Kk | 中敷き |
EP3313636A4 (en) * | 2015-06-23 | 2019-02-20 | Ford Motor Company | Method for injection molding with metal pigment using a magnetic field |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP34656495A patent/JP2802740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956179A (en) * | 1994-07-26 | 1999-09-21 | United States Surgical Corporation | Replicated relay lens system |
JP2009183466A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Toyama Kk | 中敷き |
EP3313636A4 (en) * | 2015-06-23 | 2019-02-20 | Ford Motor Company | Method for injection molding with metal pigment using a magnetic field |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2802740B2 (ja) | 1998-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960005802A (ko) | 스퍼터링장치 | |
AU4232193A (en) | Magnetization of permanent magnet strip materials | |
JP2802740B2 (ja) | 磁石吸着面の形成方法 | |
JP2903377B2 (ja) | 表示板 | |
TW200505265A (en) | Luminescent device, display device, and display device control method | |
KR20190073334A (ko) | 마스크 흡착 장치 | |
JP3649605B2 (ja) | 表示機構 | |
JP2004503450A5 (ja) | ||
TWI330118B (ja) | ||
KR950018629A (ko) | 스퍼터링 장치 | |
FI110925B (fi) | Menetelmä ja laitteisto levymäisen kappaleen päällystämiseksi | |
JP2003009283A (ja) | 平面スピーカおよび平面スピーカを有する電子機器 | |
JPS6315902Y2 (ja) | ||
CN210938174U (zh) | 板材临时固定装置 | |
JP2018100553A (ja) | 脱着式内装部材 | |
TWI812531B (zh) | 觸控筆與其操作方法 | |
EP1265105A3 (en) | Lithographic apparatus and device manufacturing method | |
Rowland et al. | Flexible surfaces for interactive audio | |
CN1282140C (zh) | 表示装置 | |
JP2002238664A (ja) | 組み合わせテーブル | |
JP2813876B2 (ja) | 磁気吸着装置 | |
JPH0627895A (ja) | 壁面表示機構 | |
CN1261719A (zh) | 磁体吸附面的形成方法 | |
JPH0310065Y2 (ja) | ||
JPH03276314A (ja) | 姿勢制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100717 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140717 Year of fee payment: 16 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |