JPH09161810A - 直接メタノール型燃料電池 - Google Patents

直接メタノール型燃料電池

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JPH09161810A
JPH09161810A JP7318296A JP31829695A JPH09161810A JP H09161810 A JPH09161810 A JP H09161810A JP 7318296 A JP7318296 A JP 7318296A JP 31829695 A JP31829695 A JP 31829695A JP H09161810 A JPH09161810 A JP H09161810A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、アノード側電極全面にわたり適
正量のメタノール水溶液を確実に供給することを可能に
する。 【解決手段】メタノールタンク70と水タンク72は、
それぞれポンプ74、76を介して供給路78に接続さ
れ、この供給路78がメタノール水溶液用整流板50の
平坦面側と仕切板44の間に形成された第1通路60に
連通する。メタノール水溶液用整流板50は、多孔質の
導電性材料で形成され、第1通路60にメタノールと水
の混合液が導入されると、この混合液は、前記メタノー
ル水溶液用整流板50を透過してアノード側電極16の
全作動面に供給される。従って、アノード側電極16の
全作動面にわたって均一な濃度のメタノール水溶液を安
定して供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解質を挟んでア
ノード側電極とカソード側電極を対設した燃料電池構造
体と、前記燃料電池構造体を挟持するセパレータとを備
え、燃料としてメタノール水溶液が燃料電池内に直接供
給される直接メタノール型燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、固体高分子電解質膜を挟んでア
ノード側電極とカソード側電極とを対設した燃料電池構
造体をセパレータによって挟持して複数積層することに
より構成された燃料電池が開発され、種々の用途に実用
化されつつある。
【0003】この種の燃料電池として、メタノール水溶
液を液体のまま直接アノード側電極に供給するととも
に、酸化剤ガス(空気)をカソード側電極に供給するこ
とにより、前記メタノール水溶液が水と反応して水素イ
オンが得られ、この水素イオンが固体高分子電解質膜内
を流れることによって外部に電気エネルギが得られるよ
うに構成された直接メタノール型燃料電池が知られてい
る。
【0004】この場合、上記直接メタノール型燃料電池
では、通常、アノード側電極とセパレータの間に形成さ
れた通路に沿ってメタノール水溶液と硫酸の混合液(ア
ノライト)を通流させることにより、前記メタノール水
溶液を前記アノード側電極に直接供給するように構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、メタノール水溶液が通路に沿って流通し
つつ水と反応するため、この通路の上流側と下流側とで
該メタノール水溶液の濃度にばらつきが生じ易い。これ
により、アノード側電極全面にわたって適正量のメタノ
ール水溶液を安定して供給することができず、発電性能
が変動するという問題が指摘されている。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単な構成で、アノード側電極全面にわたり適正
量のメタノール水溶液を確実に供給することが可能な直
接メタノール型燃料電池を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、セパレータを構成するアノード側要素
部材が、多孔質の導電性材料、例えば、多孔質炭素材料
で形成されている。そして、アノード側要素部材の他方
の面側に設けられた通路にメタノールと水の混合液が導
入されると、この混合液が前記アノード側要素部材を透
過して該アノード側要素部材の一方の面が接触するアノ
ード側電極に供給される。このため、アノード側電極の
全作動面にわたって均一な濃度のメタノール水溶液を供
給することができ、前記アノード側電極全体にわたり適
正量のメタノール水溶液を確実に供給することが可能に
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
直接メタノール型燃料電池10の概略構成図である。こ
の燃料電池10は、固体高分子電解質膜12を挟んでカ
ソード側電極14とアノード側電極16を対設した燃料
電池構造体18と、前記燃料電池構造体18を挟持する
セパレータ20とを備える。燃料電池構造体18とセパ
レータ20は、一対のエンドプレート22a、22bお
よび4本のタイロッド24により一体的に固定される
(図1および図2参照)。
【0009】図3に示すように、電解質膜12の上部側
には、酸化剤ガス導入用孔部12aと、冷却水排出用孔
部12bと、未反応メタノール水溶液および生成された
二酸化炭素ガスを排出する燃料排出用孔部12cとが設
けられる。電解質膜12の下部側には、酸化剤ガス排出
用孔部12dと、冷却水導入用孔部12eと、メタノー
ルと水の混合液を導入する燃料導入用孔部12fとが設
けられる。
【0010】燃料電池構造体18の両側には、第1ガス
ケット30と第2ガスケット32とが配設される。第1
ガスケット30は、アノード側電極16を収容するため
の大きな開口部34を有し、第2ガスケット32は、カ
ソード側電極14を収容するための大きな開口部36を
有する。第1および第2ガスケット30、32は、酸化
剤ガス導入用孔部30a、32aと、冷却水排出用孔部
30b、32bと、燃料排出用孔部30c、32cとを
それぞれ上部側に設けるとともに、酸化剤ガス排出用孔
部30d、32dと、冷却水導入用孔部30e、32e
と、燃料導入用孔部30f、32fとをそれぞれ下部側
に設ける。
【0011】セパレータ20は、アノード側電極16側
の第1セパレータ部40と、カソード側電極14側の第
2セパレータ部42と、この第1および第2セパレータ
部40、42に挟持される仕切板44とを備える。
【0012】第1セパレータ部40を構成する第1マニ
ホールド板46は、矩形状の平板で構成され、その中央
部に大きな開口部48を有する。第1マニホールド板4
6の上部側には、酸化剤ガス導入用孔部46aと、冷却
水排出用孔部46bと、燃料排出用孔部46cとが設け
られる。第1マニホールド板46の下部側には、酸化剤
ガス排出用孔部46dと、冷却水導入用孔部46eと、
燃料導入用孔部46fとが設けられる。第1マニホール
ド板46の孔部46c、46fは、この第1マニホール
ド板46の互いに異なる面側に設けられた凹部47a、
47bおよび開口部48を介して互いに連通している
(図3、図4および図6参照)。
【0013】第1マニホールド板46の開口部48にメ
タノール水溶液用整流板(アノード側要素部材)50が
嵌合される。メタノール水溶液用整流板50には、その
一面が平坦でかつ他面が重力方向(鉛直方向)に向かっ
て平行に延在する燃料排出用通路50aが形成され、こ
の通路50aに凹部47aを介して孔部46cが連通す
る。メタノール水溶液用整流板50は、その平坦面側に
構成される通路(後述する)に供給されるメタノールと
水の混合液をアノード側電極16に透過供給するために
多孔質の導電性材料で形成され、具体的には、多孔質炭
素焼結体等の多孔質炭素材料で構成される。メタノール
水溶液用整流板50を多孔質炭素焼結体で形成する際、
水の滴下を阻止すべくその気孔率が70%以下でかつポ
ア径が40μm以下の多孔性を有することが望ましい。
【0014】なお、メタノール水溶液用整流板50は、
好適には、耐久性を向上させるために撥水化処理された
多孔質体で構成される。この場合、メタノール水溶液用
整流板50は、所定濃度に調整されたPTFE(ポリテ
トラフルオロエチレン)の分散液に浸漬した後、室温で
乾燥させ、次いで、300〜380℃で焼成することに
より、撥水化処理が行われる。
【0015】第2セパレータ部42は、上記第1セパレ
ータ部40と同様に構成されており、第2マニホールド
板52と、この第2マニホールド板52の開口部54に
嵌合する酸化剤ガス用整流板(カソード側要素部材)5
6とを有する。
【0016】第2マニホールド板52の上部側には、酸
化剤ガス導入用孔部52aと、冷却水排出用孔部52b
と、燃料排出用孔部52cとが設けられる一方、その下
部側には、酸化剤ガス排出用孔部52dと、冷却水導入
用孔部52eと、燃料導入用孔部52fとが設けられ
る。孔部52a、52dは、第2マニホールド板52の
一側面側に設けられた凹部58a、58bを介して開口
部54に連通するとともに(図3、図4および図6参
照)、孔部52b、52eは、凹部58c、58dを介
して前記開口部54に連通する(図5参照)。
【0017】酸化剤ガス用整流板56は、その一面が平
坦でかつ他面が鉛直方向に向かって蛇行する通路56a
が形成される。この酸化剤ガス用整流板56は、緻密質
材料、具体的には、黒鉛化炭素、ステンレス鋼、または
インコネル(商標名)等のニッケル系合金等の耐蝕性を
有する導電性金属、導電性ゴム、または導電性樹脂で構
成されている。
【0018】仕切板44は、緻密質かつ導電性を有する
黒鉛化炭素、ステンレス鋼、またはニッケル系合金等の
耐蝕性の導電性金属、導電性ゴム、導電性樹脂、または
これらを組み合わせた材料で構成される。この仕切板4
4の上部側には、酸化剤ガス導入用孔部44aと、冷却
水排出用孔部44bと、燃料排出用孔部44cとが設け
られる一方、その下部側には、酸化剤ガス排出用孔部4
4dと、冷却水導入用孔部44eと、燃料導入用孔部4
4fとが設けられる。
【0019】図4に示すように、セパレータ20は、メ
タノール水溶液用整流板50の平坦面側と仕切板44の
間にメタノールと水の混合液が導入される第1通路60
を有するとともに、図5に示すように、酸化剤ガス用整
流板56の平坦面側と前記仕切板44の間にカソード側
電極14側を冷却するための冷却水が導入される第2通
路62を設ける。
【0020】図1に示すように、メタノールタンク70
と水タンク72は、それぞれポンプ74、76を介して
供給路78に接続され、この供給路78がメタノール水
溶液用整流板50の平坦面側と仕切板44の間に形成さ
れた第1通路60に連通する。メタノール水溶液用整流
板50の通路50aに連通するメタノール水溶液貯留槽
80には、圧力センサ82を介して背圧弁84が設けら
れるとともに、このメタノール水溶液貯留槽80から供
給路78に連通する循環路86にポンプ88が接続され
る。供給路78の下流側およびメタノール水溶液貯留槽
80の下端側には、メタノール水溶液の濃度を検出する
ための第1および第2濃度センサ90、92が配設され
る。
【0021】酸化剤ガスは、空気であり、この空気がフ
ィルタ94、ブロア(またはコンプレッサ)96および
ラジエータ98を介して燃料電池10内に供給される。
この燃料電池10から排出される空気は、ラジエータ1
00で冷却されて弁102から水分が除去された後、背
圧弁104を介して外部に排気される。
【0022】このように構成される燃料電池10の動作
について、以下に説明する。
【0023】図1に示すように、供給路78には、ポン
プ74の作用下にメタノールタンク70からメタノール
が供給されるとともに、ポンプ76の作用下に水タンク
72から水が供給される。このため、メタノールと水の
混合液が、供給路78を通って燃料電池10内の第1セ
パレータ部40を構成する第1マニホールド板46の孔
部46f、燃料電池構造体18の孔部30f、12fお
よび32fを介して第2セパレータ部42を構成する第
2マニホールド板52の孔部52fに至る。
【0024】図4に示すように、混合液は、第1マニホ
ールド板46の孔部46fから凹部47bを通ってメタ
ノール水溶液用整流板50と仕切板44の間に形成され
た第1通路60に導入される。その際、メタノール水溶
液用整流板50は、多孔質の導電性材料で形成されてお
り、第1通路60に導入された混合液は、このメタノー
ル水溶液用整流板50を透過して通路50aに至り、ア
ノード側電極16に燃料であるメタノールと水の混合液
が供給される。
【0025】一方、酸化剤ガスである空気は、ブロア
(またはコンプレッサ)96の作用下に外部からフィル
タ94を通って供給され、ラジエータ98で冷却された
後、燃料電池10内に導入される。この空気は、第1マ
ニホールド板46の孔部46a、燃料電池構造体18の
孔部30a、12aおよび32aを介して第2セパレー
タ部42を構成する第2マニホールド板52の孔部52
aに供給される。
【0026】図4に示すように、孔部52aに供給され
た空気は、凹部58aから酸化剤ガス用整流板56の通
路56aに導入され、この通路56aに沿って流通する
ことにより、燃料電池構造体18を構成するカソード側
電極14に供給される。なお、未使用の空気は、図6に
示すように、第1マニホールド板46の孔部46d等を
介して燃料電池10の外に排出され、ラジエータ100
で冷却されて水分が除去された後、背圧弁104から外
部に排気される(図1参照)。
【0027】また、冷却水は、図5に示すように、第1
セパレータ部40の孔部46e、燃料電池構造体18の
孔部30e、12eおよび32eから第2セパレータ部
42の孔部52eに至り、この孔部52eに連通する凹
部58dから仕切板44と酸化剤ガス用整流板56の間
に形成された第2通路62に導入され、この第2通路6
2を下方から上方に向かって流動する。
【0028】アノード側電極16では、(1)式に示す
ように、メタノールと水とが電極内の電極触媒上で反応
して炭酸ガスと水素イオンが生成される。
【0029】 CH3 OH+H2 O → CO2 +6H+ +6e- …(1) 上記の生成された水素イオンは、電解質膜12をカソー
ド側電極14側に拡散移動し、このカソード側電極14
では、(2)式に示すように、空気中の酸素と反応して
水が生成される。
【0030】 6H+ +3/2・O2 +6e- → 3H2 O …(2) アノード側電極16に供給されたメタノール水溶液の
中、未反応メタノールと未反応の水は、生成された炭酸
ガス(二酸化炭素ガス)と共に、図6に示すように、第
1セパレータ部40の凹部47aから孔部46cに供給
され、これに連通する孔部44c、52c、32c、1
2cおよび30c等を通ってメタノール水溶液貯留槽8
0に導入される。このメタノール水溶液貯留槽80で
は、メタノール水溶液に混在している炭酸ガスが除去さ
れ、前記炭酸ガスが除去されたメタノール水溶液がポン
プ88を介して供給路78に送り込まれる。これによ
り、未反応メタノール水溶液が燃料電池10内に循環さ
れ、メタノール水溶液の効率的な使用が可能になる。
【0031】この場合、本実施形態では、メタノール水
溶液用整流板50が多孔質の導電性材料で形成され、そ
の平坦面側に構成される第1通路60にメタノールと水
の混合液が導入されるため、前記混合液は、前記メタノ
ール水溶液用整流板50を透過してアノード側電極16
の全作動面に略同時に供給される。従って、従来のよう
に、アノード側電極16とメタノール水溶液用整流板5
0との間に形成される通路に沿ってメタノール水溶液を
通流させるものに比べ、前記アノード側電極16の全作
動面にわたって濃度のばらつきがない、均一な濃度のメ
タノール水溶液を安定して供給することができる。これ
により、簡単な構成で、アノード側電極16全体にわた
り適正量のメタノール水溶液を確実に供給することが可
能になり、燃料電池10全体の発電性能が有効に向上す
るという効果が得られる。
【0032】さらに、供給路78の下流側およびメタノ
ール水溶液貯留槽80の下端側には、メタノール水溶液
の濃度を検出するための第1および第2濃度センサ9
0、92が配設されている。このため、燃料電池10に
対して、常時、最適濃度のメタノール水溶液を確実に供
給することができるという利点がある。
【0033】また、メタノール水溶液用整流板50に
は、アノード側電極16に接触する面側に重力方向に向
かって平行に延在する通路50aが形成されている。従
って、アノード側電極16上で生成された炭酸ガスを上
方に円滑に排出することが可能になり、このアノード側
電極16近傍に前記炭酸ガスが残留することがない。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る直接メタノール型燃料電池
では、多孔質の導電性材料で形成されたアノード側要素
部材の他方の面側に設けられた通路にメタノールと水の
混合液が導入されると、この混合液が前記アノード側要
素部材を透過してアノード側電極に供給される。このた
め、アノード側電極の全作動面にわたって均一な濃度の
メタノール水溶液を安定的に供給することができ、前記
アノード側電極全体にわたり適正量のメタノール水溶液
を確実に供給することが可能になる。これにより、燃料
電池の発電性能が有効に向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直接メタノール型燃料電池の概略
構成説明図である。
【図2】前記燃料電池の概略斜視説明図である。
【図3】前記燃料電池の一部分解斜視説明図である。
【図4】図2中、IV−IV線断面図である。
【図5】図2中、V−V線断面図である。
【図6】図2中、VI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10…燃料電池 12…電解質膜 14…カソード側電極 16…アノード
側電極 18…燃料電池構造体 20…セパレー
タ 40、42…セパレータ部 44…仕切板 46、52…マニホールド板 50、56…整
流板 60、62…通路 70…メタノー
ルタンク 72…水タンク 78…供給路 80…メタノール水溶液貯留槽 86…循環路 90、92…濃度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質を挟んでアノード側電極とカソード
    側電極が対設された燃料電池構造体と、 前記燃料電池構造体を挟持するセパレータと、 を備え、 前記セパレータは、一方の面が前記アノード側電極に接
    触するとともに、他方の面側にメタノールと水の混合液
    を導入するための通路が形成されたアノード側要素部材
    を備え、 前記アノード側要素部材は、前記通路に導入された前記
    混合液を前記アノード側電極に透過供給するために多孔
    質の導電性材料で形成されることを特徴とする直接メタ
    ノール型燃料電池。
  2. 【請求項2】請求項1記載の燃料電池において、前記ア
    ノード側要素部材は、多孔質炭素材料で構成されること
    を特徴とする直接メタノール型燃料電池。
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