JPH09160212A - カートリッジ入りフィルムの自動現像焼付け処理装置 - Google Patents

カートリッジ入りフィルムの自動現像焼付け処理装置

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JPH09160212A
JPH09160212A JP31681395A JP31681395A JPH09160212A JP H09160212 A JPH09160212 A JP H09160212A JP 31681395 A JP31681395 A JP 31681395A JP 31681395 A JP31681395 A JP 31681395A JP H09160212 A JPH09160212 A JP H09160212A
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film
cartridge
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photo printing
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JP31681395A
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Yoshiyuki Yamaji
義之 山路
Toru Yoshikawa
亨 吉川
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カートリッジの未現像フィルムをそのフィル
ムカートリッジから引き出し、フィルムを現像処理した
後、焼付け処理に至るまでの工程を全て自動化し、作業
の省力化と、作業効率の向上を図る。 【解決手段】 カートリッジケースを現像装置2のカー
トリッジ排出口47から写真焼付装置3に搬送する無端
ベルト搬送部46と、無端ベルト搬送部の写真焼付装置
側端部と写真焼付装置との間に配設され、カートリッジ
ケースに収納した複数のフィルムカートリッジ5を順次
取り出して写真焼付装置に供給するカートリッジ取外し
ユニット50とを有し、写真焼付装置はカートリッジ取
外しユニットから供給されたフィルムカートリッジから
現像処理済みフィルムを引き出して各駒の焼付けデータ
を読み込むスキャナ部と、スキャナ部のデータ信号に基
づいて印画紙に焼付け露光する焼付け部と、焼付けられ
た印画紙を現像・定着・乾燥を一連に行う処理部62を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ入り
フィルムの自動現像焼付け処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撮影されたフィルムを現像する場
合、本出願人等が開発したフィルム自動現像処理装置に
より、複雑な現像処理工程を自動処理するようになって
おり、また現像装置で処理されたフィルムを印画紙に焼
き付ける場合にも焼付・現像・定着・乾燥等の複雑な工
程を本出願人等が開発した自動写真焼付け装置により一
連に行うようにしてその作業能率を格段に向上できるよ
うにしている。
【0003】そして、これらカートリッジ入りフィルム
の自動現像焼付け処理装置に未現像フィルムを装填する
前処理や、フィルム自動現像処理装置で処理されたフィ
ルムを自動写真焼付け装置に装填する後処理等は何れも
手作業で行われている。具体的には、撮影済のフィルム
を手作業でカートリッジから引出してから、そのフィル
ムの端部を手作業でテープを用いてショートリーダーに
貼付けたものを、自動現像装置にセットするようにして
いる。
【0004】上述したようにしてフィルムを処理する場
合、各装置での処理作業は短時間で簡単に行えるもの
の、自動現像処理装置に未現像フィルムを装填する前処
理や、自動現像処理装置で処理されたフィルムを自動写
真焼付け装置に装填したり、保存用のネガシート等に収
納する後処理とは何れも手作業に頼らざるを得ない為、
こうした前処理及び後処理に多大の時間を要し、フィル
ムの現像から焼付けまでの写真処理工程の作業能率が大
幅に低下してしまうと言う問題があった。
【0005】一方、従来の自動現像処理装置でのフィル
ムの現像及び自動写真焼付け装置での焼付けの能率向上
のために、図2に示すようなフィルムカートリッジに収
納される形式の写真フィルムが提案されている。即ち、
合成樹脂で二つ割りに形成されたケーシング7を有し、
このケーシング7内にスプール8を回転可能に枢支する
とともに、フィルム出入口9には遮光状に蓋をする蓋体
10が設けられている。
【0006】この蓋体10はケーシング7の側壁部分に
臨ませた枢支軸11が専用の開閉操作具(図示せず)に
より開閉操作されるととともに、蓋体10が開き操作さ
れた時にケーシング7の側壁部分に臨ませたスプール8
の軸端8aが回転操作具(図示せず)により回転操作さ
れてフィルム12の繰り出し・巻き取り操作が行なわれ
るようになっており、このフィルムカートリッジ5のケ
ーシング7の一部には当該カートリッジ固有のID表示
部分(認識番号表示部分)13を設けて構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こうしたフィルムカー
トリッジ5入りのフィルム12は、現像処理や焼付け処
理後にフィルムカートリッジ5に巻き取られ、フィルム
カートリッジ5で搬送することにより、フィルムをフィ
ルムカートリッジ5から引出す手作業等を省略するよう
にしたものであるが、現像処理されたフィルムを写真焼
付け装置に搬送して装着するのは依然として手作業によ
らなくては成らないと言う問題があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑み提案さ
れたもので、主として図2に示したようなカートリッジ
の未現像フィルムをそのフィルムカートリッジから引き
出し、フィルムを現像処理した後、焼付け処理に至るま
での工程を全て自動化し、作業の省力化と、作業効率の
向上を図ることを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るフィルム自動現像焼付け処理装置は、
現像装置と、写真焼付け装置と、両装置間に配設される
搬送装置とからなり、現像装置はカートリッジケースに
収納した複数のフィルムカートリッジから順次未現像フ
ィルムを繰り出して現像処理した後、再び同一のフィル
ムカートリッジに収納してカートリッジケースごと搬送
装置に供給されるように構成し、搬送装置は、フィルム
カートリッジを収納したカートリッジケースを現像装置
のカートリッジ排出口から写真焼付け装置に搬送する無
端ベルト搬送部と、無端ベルト搬送部の写真焼付け装置
側端部と写真焼付け装置との間に配設され、カートリッ
ジケースに収納した複数のフィルムカートリッジを順次
取り出して写真焼付け装置に供給するカートリッジ取外
しユニットとを有し、写真焼付け装置はカートリッジ取
外しユニットから供給されたフィルムカートリッジから
現像処理済みフィルムを引き出して焼付け露光する焼付
け部と、焼付けられた印画紙を現像・定着・乾燥を一連
に行う処理部を備えて構成したことを特徴とするもので
ある。
【0010】次に、写真焼付け装置及びカートリッジ取
外ユニットとを複数並設し、該複数の写真焼付け装置及
びカートリッジ取外ユニットに現像装置から搬送装置を
介してフィルムカートリッジを供給可能にする振り分け
装置を設けたことも特徴の1つである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のフィルムの自動
現像焼付け処理装置にかかる実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1はカートリッジ入りフィルムの自動現
像焼付け処理装置の全体の斜視図であって、図中符号1
はこのフィルムの自動現像焼付け処理装置を全体的に示
す。
【0012】このフィルムの自動現像焼付け処理装置1
は、現像装置2と、写真焼付け装置3と、両装置2・3
間に配設される搬送装置4とからなる。
【0013】この自動現像焼付け処理装置1で使用され
るフィルムカートリッジ5及びこれを収納するカートリ
ッジケース6について説明する。先ず、フィルムカート
リッジ5は、図2に示すように、合成樹脂で二つ割りに
形成されたケーシング7内にスプール8を回転可能に枢
支するとともに、フィルム出入口9には遮光状に蓋をす
る蓋体10が設けられ、この蓋体10はケーシング7の
側壁部分に臨ませた操作用枢支軸11が専用の開閉操作
具(図示せず)により開閉操作されるととともに、蓋体
10が開き操作された時にケーシング7の側壁部分に臨
ませたスプール8の軸端(操作部)8aが回転操作具
(図示せず)により回転操作されてフィルム12の繰り
出し・巻き取り操作が行なわれるようになっている。
【0014】また、フィルムカートリッジ5のケーシン
グ7の一部には当該カートリッジ固有のID表示部分
(認識番号表示部分)13が表示され、スプール8の軸
端8aが臨むケーシング7の側壁部分には当該フィルム
カートリッジ5が使用・未使用の区別、現像処理表示、
使用可能駒の有無等のデータを表示する表示部14が設
けられている。
【0015】次に、こうしたフィルムカートリッジ の
複数を収納するカートリッジケース6は、図3乃至図6
に示すように、図2のフィルムカートリッジ5の形状に
沿った形状にした底部15を有する5個のカートリッジ
収納部16を中間部分に連結部17を介在させた状態で
左右二列に形成してある。
【0016】左右に列設されたカートリッジ収納部16
の一側方には後述するカートリッジ位置決め搬送手段
(図示せず)が係合する調時搬送用ラック18が形成さ
れている。左右に列設されたカートリッジ収納部16の
各側方でカートリッジケース6の進行方向Wに沿ってフ
ランジ19・20が形成されており、カートリッジケー
ス6の進行方向Wに対する左方のフランジ19にはその
周縁部分に各カートリッジ収納部16に対応してカート
リッジケース6の位置決めをする“V”形の切欠き(位
置決め部)21が形成され、右方のフランジ20には各
カートリッジ収納部16に対応した位置にカートリッジ
ケース6が位置決めされたのを検出するスリット状の検
出部22が穿設されている。
【0017】左右の両フランジ19・20及び連結部1
7から落ち込んだ状態で列状に形成されたカートリッジ
収納部16の底部15には、カートリッジ収納部16に
装着されたフィルムカートリッジ5のID表示部分13
を読み取るための読み取り窓23と、フィルムカートリ
ッジ5のフィルム出入口9から繰り出され、あるいは巻
き取られるフィルム12が通過する通孔24が透設され
ている。
【0018】また、カートリッジ収納部16の一方の側
壁部分には下端の半球状部分25がフィルムカートリッ
ジ5のケーシング7を押圧してフィルムカートリッジ5
をカートリッジ収納部16の規定位置に保持する保持手
段26が垂下され、他方の側壁部分にはフィルムカート
リッジ5のスプール8の回動操作用の軸端8aを回動操
作してフィルム12を出し入れするためのスプール操作
具挿通孔27とフィルム出入口9の蓋体10の枢支軸1
1を開閉操作する操作具(図示せず)用挿通口28が透
設されている。
【0019】そして、上記現像装置4は、図7に示すよ
うに、前処理部29と、現像処理部30と、後処理部3
1及び現像処理済みフィルム32入りのフィルムカート
リッジ5を収納したカートリッジケース6を搬送装置4
に供給するカートリッジケース供給部33とを備えてな
る。
【0020】前処理部29は、未現像フィルムを巻回し
た複数のフィルムカートリッジ5を夫々各カートリッジ
収納部16に収納したカートリッジケース6を挿入され
るフィルム供給部34と、フィルム供給部34から供給
されたカートリッジケース6のフィルムカートリッジ5
から未現像フィルム12を引き出す引出し部35と、引
き出された未現像フィルム12を反転マガジン36に収
納された巻き換えカートリッジ37に巻き換える巻き換
え部38と、巻き換えカートリッジ37に巻かれたフィ
ルム12の端部をフィルム搬送用のショートリーダー3
9に掛止して連結するスプライス部40とからなる。
【0021】現像処理部30は、ショートリーダー39
に先導案内されて処理液(図示せず)等を潜る時に現像
・定着・安定処理された後、乾燥されるように構成され
ている。後処理部31は、現像部30で処理された現像
処理済みフィルム32をショートリーダー39から切り
離す切離し部43と、フィルム供給部34の引出し部3
5において未現像フィルム12が引き出された空のフィ
ルムカートリッジ5が入ったカートリッジケース6を搬
送する空カートリッジ搬送手段41と、搬送されたカー
トリッジケース6の空フィルムカートリッジ5に現像済
のフィルム32を巻き取る巻き取り部42と、切離し部
43において現像済みフィルム32から切り離されたシ
ョートリーダー39を複数枚収納するリーダーストック
部44とを備えて構成してある。
【0022】上記カートリッジケース供給部33は、カ
ートリッジケース6を搬送装置4に供給するためにカー
トリッジケース6を180度反転させる反転用テーブル
45と、この反転テーブル45で反転されたカートリッ
ジケース6を反転テーブル45から搬送装置4のベルト
コンベア(無端ベルト搬送部)46上に載置する掴み具
等の載置手段(図示せず)とからなり、このカートリッ
ジケース供給部33部分が現像装置2のカートリッジ排
出口47となる。
【0023】そして、現像装置2の供給部34と写真焼
付け装置3の操作性を考慮して現像装置2と写真焼付け
装置3とが平面視で略直角に配設されていることから、
現像装置2のカートリッジ排出口47から排出された現
像処理済みフィルム32入りのフィルムカートリッジ5
を収納したカートリッジケース6を写真焼付け装置3に
搬送する搬送装置4は、図1及び図8に示すように、現
像装置2の長手方向に沿わせて現像装置2のカートリッ
ジ排出口47と写真焼付け装置3のフィルム装着部48
近傍との間に亙って配設された無端状のベルトコンベア
46と、フィルム装着部48側に設置されたカートリッ
ジ取り出しユニット50とで構成されている。
【0024】上記カートリッジ取り出しユニット50
は、特に図8に示すように、無端状のベルトコンベア4
6で送られて来たカートリッジケース6を1枚づつ調時
下降させるために、カートリッジケース6の中間部分に
形成された調時搬送用ラック18に螺合するピニオン5
1及び伝導用歯付きベルト52を回動させる電動モータ
53とからなる調時下降手段54で下降するように構成
するとともに、下降したカートリッジケース6のフィル
ムカートリッジ5をその底側からカートリッジ落としソ
レノイド54で操作されるカートリッジ落としアーム5
5で突出して1つづつ取り出し、突出されたフィルムカ
ートリッジ5を無端ベルト56で写真焼付け装置3のフ
ィルム装着部48に供給するように構成されている。
【0025】尚、図中符号60は、カートリッジ取り出
しユニット50でフィルムカートリッジ5が取り出され
て空になったカートリッジケース6を収納するためにカ
ートリッジ取り出しユニット50の下方に設けられたカ
ートリッジケースストッカであり、このカートリッジケ
ースストッカ60は、カートリッジケース6の両側縁部
を支持する支持用ブレード61を設けた昇降用ベルト6
2を電動モータ63で回転駆動可能に1対設けて構成さ
れている。
【0026】また、上記写真焼付け装置3は、操作部6
1と、操作部61で焼付けられた印画紙を現像から乾燥
までを一連に処理する公知構造の処理部62とからな
り、操作部61は、図1及び図8に示すようにカートリ
ッジ取り出しユニット50から供給されるフィルムカー
トリッジ5を装着するカートリッジ保持部63を4か所
設けたターンテーブル64と、このターンテーブル64
の周囲にスキャナ部65及びこのスキャナ部65から1
80度回転した対称位置に焼付け部66を設けた基板6
7と、フィルム自動現像焼付け処理装置1を制御する制
御操作盤68とからなる。
【0027】以上のように構成されたフィルム自動現像
焼付け処理装置1の作用を次に説明する。。先ず、カー
トリッジケース6のカートリッジ収納部16に夫々撮影
済の未現像フィルム12の入ったフィルムカートリッジ
5を所定の姿勢で上方から装填する。
【0028】カートリッジケース6のカートリッジ収納
部16に挿入されたフィルムカートリッジ5は、保持用
突起25で押圧され、スプール8の回動操作用の軸端8
aがスプール操作具挿通孔27と、フィルム出入口9が
フィルム12の通孔24と、フィルム出入口9の蓋体1
0の枢支軸11が操作具の挿通口28に夫々一致すると
ともに、フィルムカートリッジ5の周面部分に貼付した
ID表示部分13が読み取り窓23に臨んだカートリッ
ジ収納部16の規定位置に確りと固定される。
【0029】次に、フィルムカートリッジ5が装着され
たカートリッジケース6が図外の搬送装置で巻き換え部
28に搬送され、進行方向の先頭部分のフィルムカート
リッジ5から順次未現像フィルム12が巻き換えカート
リッジ37に巻き換えられるのである。この時、カート
リッジケース6は、そのフランジ部19に形成されたV
形の切欠き21が巻き換え部38に設けられた図外のV
形嵌合部材が嵌合して所定の位置に設置され、これが他
方のフランジ20に形成されたスリット状の検出部22
で検出されると、枢支軸11に挿通口28から挿入され
操作具でフィルム出入口9の蓋体10が開かれ、フィル
ムカートリッジ5のスプール8の軸端8aにスプール操
作具挿通孔27から挿入されたスプール操作具によりス
プール8が未現像フィルム12を繰り出す方向に回転さ
れ、未現像フィルム12を繰り出す。
【0030】こうして繰り出されたフィルムカートリッ
ジ5の未現像フィルム12は巻き換えカートリッジ37
に巻きとられ、フィルムカートリッジ5側の未現像フィ
ルム12の終端部はオートデタッチャーにより切り離さ
れる。この巻き換えと同時に当該フィルムカートリッジ
5のID表示部分13が読み取られて記憶され、これが
巻き換えカートリッジ37に巻きとられた未現像フィル
ム12の一部(終端部)にも磁気等の記録手段により記
録されて巻き換えが終了するのである。
【0031】一つのフィルムカートリッジ5の未現像フ
ィルム12の巻き換えが終了すると、V形嵌合部とV形
の切欠き21との嵌合が解除され、図外の搬送装置で次
のフィルムカートリッジ5が巻き換え位置に来るように
カートリッジケース6を前進移動させ、上述した手順で
カートリッジケース6内のフィルムカートリッジ5を順
次巻き換え処理するのである。
【0032】一つのカートリッジケース6内の全てのフ
ィルムカートリッジ5から未現像フィルム12が順次引
き出されて空になると、このカートリッジケース6はカ
ートリッジ搬送手段41に載せられる。
【0033】空になったフィルムカートリッジ5を収納
したカートリッジケース6はカートリッジ搬送手段41
で引き出し部35から巻取り部42に搬送され、引き出
し部35には次の未現像フィルム12が引き出されるフ
ィルムカートリッジ5を収納したカートリッジケース6
が所定位置に下降する。然る後、上述したようにして位
置決めされてから、このカートリッジケース6のフィル
ムカートリッジ5から未現像フィルム12が巻き換えカ
ートリッジ37に巻き換える処理が行なわれるのであ
る。
【0034】一方、巻き換えカートリッジ37に巻きと
られた未現像フィルム12は反転マガジン36が反転
し、巻き換えカートリッジ37のフィルム出入口9から
突出している未現像フィルム12の端部が適宜手段によ
りショートリーダー39に接続される。こうしてショー
トリーダー39に接続された未現像フィルム12はショ
ートリーダー39に先導されて現像処理部30で現像・
漂白・定着・乾燥等の処理工程を経た後、切り離し部4
3で現像済みフィルム32からショートリーダー39が
切り離される。
【0035】現像処理済みフィルム32が切り離された
ショートリーダー39はリーダーストック部44に回収
されるのである。
【0036】巻き取り位置に搬送された前述のカートリ
ッジケース6は、上記巻き換え部38で説明したのと略
同様に、フランジジ部19に形成されたV形の切欠き2
1が巻き取り部のV形嵌合部(図示せず)に嵌合して所
定の位置に設置され、このカートリッジケース6が所定
の位置に設置されたのを他方のフランジ20に形成され
たスリット状の検出部22で検出されると、蓋体10の
枢支軸11に挿通口28から挿入され操作具でフィルム
出入口9の蓋体10が開かれる。
【0037】ショートリーダー39から切り離された現
像済みフィルム32はこれに記録されたIDとフィルム
カートリッジ5のID表示部分13とが照合された後、
現像済みフィルム32の端部(未現像フィルム時の終端
部)がフィルム出入口9から挿入されてスプール8に装
着される。
【0038】スプール8がその軸端8aにスプール操作
具挿通孔27から挿入されたスプール操作具で巻き取り
方向に回動されて現像済みフィルム32はフィルムカー
トリッジ5に巻き取られるのである。一つのカートリッ
ジケース6内の全てのフィルムカートリッジ5に現像済
みフィルム32の巻き取り装填が終了すると、そのカー
トリッジケース6は、V形嵌合部とV形の切欠き21と
の嵌合が解除され、反転用テーブル45に乗せられて反
転され、掴み具等の載置手段で搬送装置4のベルトコン
ベア46上に載置される。
【0039】ベルトコンベア46上に載置されたカート
リッジケース6は、ベルトコンベア46でカートリッジ
取り出しユニット50に供給される。カートリッジ取り
出しユニット50ではソレノイド54で操作されるカー
トリッジ落としアーム55でカートリッジケース6のフ
ィルムカートリッジ5をその底側から突いて1つづつ無
端ベルト56上に取り出し、無端ベルト56で写真焼付
け装置3のフィルム装着部48に供給する。
【0040】写真焼付け装置3のフィルム装着部48に
供給されたフィルムカートリッジ5は、図9で示す挿入
具70でターンテーブル64の着脱位置STにあるカー
トリッジ保持部63に挿入される。
【0041】カートリッジ保持部63にフィルムカート
リッジ5が挿入されるとターンテーブル64が90度回
転して読み込み位置SCに送られた後、フィルムカート
リッジ5のフィルム出入口9の蓋体10が開かれ、現像
処理済みフィルム32が順次繰り出されて1駒づつスキ
ャナ部65で焼付けデータが読み込まれる。
【0042】1本の現像処理済みフィルム5の焼付けデ
ータが読み込まれると、フィルムカートリッジ5から引
き出された現像処理済みフィルム32は再びフィルムカ
ートリッジ5に巻き取られる。この現像処理済みフィル
ム32の焼付けデータが読み込まれている間にターンテ
ーブル64の回転方向上手側のカートリッジ保持部63
には新たなフィルムカートリッジ5が装着される然る
後、ターンテーブル64が90度回転し焼付けデータが
読み込まれたフィルムカートリッジ5はデータ演算位置
PCになり、新たに装着されたフィルムカートリッジ5
が読み込み位置SCに送られて1駒づつスキャナ部65
で焼付けデータが読み込まれる。
【0043】ターンテーブル64が更に90度回転し、
焼付けデータが読み込まれたフィルムカートリッジ5が
焼付け位置PRになると、現像処理済みフィルム32が
1駒づつ繰り出され、スキャナ部65で読み込まれた焼
付けデータに基づいて演算してえられた焼付け条件によ
り焼付け部66でネガフィルムから印画紙71に1駒づ
つ焼き付けられるのである(図10参照)。
【0044】而して、現像処理済みフィルム32の焼付
けが終了すると現像処理済みフィルム32はフィルムカ
ートリッジ5に巻き取られてからターンテーブル64が
90度回転して着脱位置STになるとフック状の取り出
し具72でターンテーブル64のカートリッジ保持部6
3から取り出されるのである。こうしてターンテーブル
64のカートリッジ保持部63から取り出されたフィル
ムカートリッジ5は、焼付け部66で1駒づつ焼き付け
られ、処理部62で現像から乾燥までを一連に処理され
た写真とともに袋等に入れられて自動現像焼付け処理が
終了するのである。
【0045】尚、上記実施の形態では1台の現像装置2
に対して1台の写真焼付け装置3を設けて自動現像焼付
け処理装置を構成するようにしてあるが、1台の現像装
置2に複数台の写真焼付け装置3を設けて自動現像焼付
け処理装置を構成することができる。例えば、図11に
示すように、夫々に搬送装置4のベルトコンベア46を
設けた複数(2台)の写真焼付け装置3・3を並列状に
配設し、各写真焼付け装置3・3のベルトコンベア46
と1台の現像装置2のカートリッジ排出口47に設けた
搬送装置4のベルトコンベア46とを分配用ベルトコン
ベア73で連結するとともに、分配用ベルトコンベア7
3に接続された各写真焼付け装置3・3のベルトコンベ
ア46の分岐部には、分配用ベルトコンベア73上のカ
ートリッジケース6を写真焼付け装置3の処理能力に合
わせて供給するための振り分け装置74を設けて構成す
るのである。
【0046】この振り分け装置74は、現像装置2と各
写真焼付け装置3・3とを総合的に制御する制御装置
(図示せず)によりロッド75が突出し駆動操作される
ソレノイド76で構成されている。このように1台の現
像装置2に対して複数台の写真焼付け装置3を設けるよ
うにしたものでは、現像装置2と写真焼付け装置3との
処理能力にあわせて最良の組み合わせにすることができ
るだけでなく、写真焼付け装置3の点検や修理時等で当
該写真焼付け装置3を停止させても他の写真焼付け装置
3で処理することができ、現像装置2を停止させること
なく連続処理を行えるのである。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るカートリッジ入りフィルム
の自動現像焼付け処理装置は、以上に説明したように、
自動現像処理装置から自動写真焼付け装置へのフィルム
の搬送並びに自動写真焼付け装置へのフィルムの装着等
を作業者の手間を煩わせること無く自動で短時間に行
え、現像処理装置及び写真焼付け装置の自動化とも相俟
って、フィルムの現像から焼付けまでの写真処理工程の
作業能率が大幅に向上させることができると言う利点が
ある。
【0048】また、無端ベルト搬送部でフィルムカート
リッジを収納したカートリッジケースを現像装置のカー
トリッジ排出口から写真焼付け装置に搬送するようにし
てあるので、当該無端ベルト搬送部を適宜組み合わせる
ことにより、現像処理装置及び写真焼付け装置の配置を
設置場所の形状に応じて任意な配置にすることができ、
設置場所の自由度を大幅に広げることができると言う利
点もある。
【0049】加えて、本発明に係るカートリッジ入りフ
ィルムの自動現像焼付け処理装置は、写真焼付け装置及
びカートリッジ取外ユニットとを複数並設し、複数の写
真焼付け装置及びカートリッジ取外ユニットに一台の現
像装置から搬送装置を介してフィルムカートリッジを供
給可能にする振り分け装置を設けるようにしたもので
は、現像装置及び写真焼付け装置の設置数をその処理能
力に合わせて無駄のない組み合わせにすることができ、
最小のイニシャルコストで各装置の処理能力を最大に生
してトータルの処理量を格段に向上させることができる
と言う利点もある。
【0050】更に、現像装置に対して複数台の写真焼付
け装置を設けたものでは、写真焼付け装置の点検や修理
時等でその写真焼付け装置を停止させてもカートリッジ
ケースを他の写真焼付け装置に振り分けて供給して処理
することができ、現像装置を停止させることなく連続処
理を行え、その処理能力を低下させることなく、作業効
率を大幅に向上させることができると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明にかかるフィルム自動現像焼付け処理
装置の概略構造を示す斜視図である。
【図2】はフィルムカートリッジの斜視図である。
【図3】はカートリッジケースの平面図である。
【図4】はカートリッジケースの側面図である。
【図5】はカートリッジケースの横断面図である。
【図6】はカートリッジケースの正面図である。
【図7】は現像装置の概略を示す正面図である。
【図8】は搬送装置の概略を示す斜視図である。
【図9】は操作部の斜視図である。
【図10】は図9のX−X線断面図である。
【図11】はフィルム自動現像焼付け処理装置の別の形
態を示す概略構造の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・フィルム自動現像焼付け処理装置 2・・・現像装置 3・・・写真焼付け装置 4・・・搬送装置 5・・・フィルムカートリッジ 46・・・無端ベルト搬送部 47・・・カートリッジ排出口 50・・・カートリッジ取外しユニット 62・・・処理部 65・・・スキャナ部 66・・・焼付け部 ・・・振り分け装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像装置と、写真焼付け装置と、両装置間
    に配設される搬送装置とからなり、現像装置はカートリ
    ッジケースに収納した複数のフィルムカートリッジから
    順次未現像フィルムを繰り出して現像処理した後、再び
    同一のフィルムカートリッジに収納してカートリッジケ
    ースごと搬送装置に供給されるように構成し、搬送装置
    は、フィルムカートリッジを収納したカートリッジケー
    スを現像装置のカートリッジ排出口から写真焼付け装置
    に搬送する無端ベルト搬送部と、無端ベルト搬送部の写
    真焼付け装置側端部と写真焼付け装置との間に配設さ
    れ、カートリッジケースに収納した複数のフィルムカー
    トリッジを順次取り出して写真焼付け装置に供給するカ
    ートリッジ取外しユニットとを有し、写真焼付け装置は
    カートリッジ取外しユニットから供給されたフィルムカ
    ートリッジから現像処理済みフィルムを引き出して焼付
    け露光する焼付け部と、焼付けられた印画紙を現像・定
    着・乾燥を一連に行う処理部を備えて構成したことを特
    徴とするカートリッジ入りフィルムの自動現像焼付け処
    理装置。
  2. 【請求項2】写真焼付け装置及びカートリッジ取外ユニ
    ットとを複数並設し、該複数の写真焼付け装置及びカー
    トリッジ取外ユニットに現像装置から搬送装置を介して
    フィルムカートリッジを供給可能にする振り分け装置を
    設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のカートリッジ入りフィルムの自動現像焼付け処理装
    置。
JP31681395A 1995-12-05 1995-12-05 カートリッジ入りフィルムの自動現像焼付け処理装置 Withdrawn JPH09160212A (ja)

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