JPH09159885A - 自己支持型ケーブル管路 - Google Patents

自己支持型ケーブル管路

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JPH09159885A
JPH09159885A JP7322977A JP32297795A JPH09159885A JP H09159885 A JPH09159885 A JP H09159885A JP 7322977 A JP7322977 A JP 7322977A JP 32297795 A JP32297795 A JP 32297795A JP H09159885 A JPH09159885 A JP H09159885A
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JP
Japan
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cable
self
cable conduit
optical
optical cable
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Pending
Application number
JP7322977A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sano
裕昭 佐野
Hiroki Ishikawa
弘樹 石川
Shigeru Tanaka
茂 田中
Kazuo Hokari
和男 保苅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き落とし作業を効率的に行なえるととも
に、曲げられても管路内への水やごみ、虫等の侵入を防
止した自己支持型ケーブル管路を提供する。 【解決手段】 ケーブル管路部3は、内部に複数の光ケ
ーブル6等を収容する。その一部には、長手方向に重な
り部4が設けられている。この重なり部4は、通常の状
態では密着している。この自己支持型ケーブル管路が小
径に曲げられた場合でも、重なり部4の大きさが変わる
のみで開放されず、光ケーブル6等の脱落や、外部から
の異物の侵入は生じない。ケーブル管路部3内の光ケー
ブル6等を取り出す際には、重なり部4を広げればよ
い。その後、取り出した光ケーブル6等を引くだけで、
所望の長さだけ引き出すことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗張力体によって
支持された自己支持型ケーブル管路に関するものであ
り、特に、加入者まで光ケーブルの引き落としを行なう
ような線路に用いて好適な自己支持型ケーブル管路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の光ファイバ網の整備とともに、局
と多数の加入者を結ぶ加入者光線路の布設が進められて
いる。加入者光線路では、架空に懸架された光ケーブル
から一部の心線を取り出して、各加入者の家屋へ引き落
とす引き落とし作業が必要となる。この引き落とし作業
は、各加入者ごとに行なうことになるため、この作業効
率が問題となる。
【0003】従来の引き落とし作業の一例としては、引
き落とし点ごとに光ケーブルを切断し、必要な光ファイ
バ心線を引き落とす。その他の光ファイバ心線について
はすべて接続作業を行なっていた。このように引き落と
し点ごとに光ケーブルの切断および接続を行なうこと
は、多大な作業量を必要とし、布設作業の煩雑化、布設
時間、布設コスト、線路コストの増大などを招いてい
た。さらに、光ファイバ心線を接続する際に伝送損失が
発生する。局から遠くへ行くほど接続点の数が多くなる
ため、線路の光損失が増大するという問題があった。
【0004】加入者光線路においては、多くの場合、光
ケーブルを架空に懸架することになる。光ファイバは側
圧等によって伝送損失が発生するため、布設作業時およ
び布設された状態で側圧がかからないようにする必要が
ある。そのため、自己支持型の光ケーブルが用いられ
る。
【0005】従来の自己支持型光ケーブルとしては、例
えば、実開昭59−90911号公報等に記載されてい
るように、メッセンジャワイヤと管体を一体に形成し、
管体内に光ファイバケーブルを収容したものが知られて
いる。このような自己支持型光ケーブルでは、水抜孔が
設けられてはいるものの、収容されている光ファイバケ
ーブルの周囲全周が管体により覆われているため、引き
落とし点でいちいち管体を除去し、光ファイバケーブル
を取り出す必要があった。また、管体を除去した部分に
は、その部分を保護するため、接続函を設置する必要が
あった。このような作業は、布設作業の煩雑化、布設時
間、布設コスト、線路コストの増大を招いていた。
【0006】また、特開昭57−38507号公報に記
載されている吊り線付きケーブルシースでは、吊り線と
ともに複数の空洞を有しており、この空洞に光ケーブル
を収容する。また、シースには切り込みが設けられてい
る。この吊り線付きケーブルシースに光ケーブルを収容
することで自己支持型光ケーブルと同様の構成となる
が、この吊り線付きケーブルシースは単に複数の光ケー
ブルをまとめるだけのものであり、加入者への引き落と
しのことは考えられていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、引き落とし作業を効率的に
行なうことができるとともに、曲げられても管路内への
水やごみ、虫等の侵入も防止することのできる自己支持
型ケーブル管路を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自己支持型ケーブル管路において、抗張力体と、該
抗張力体と一体化され複数のケーブルを収容可能なケー
ブル管路部を含み、該ケーブル管路部は長手方向に連続
した重なり部を有していることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自己支持型ケーブル管路において、前記重なりの部分
の幅が管路周長の1/30〜1/5であることを特徴と
するものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の自己支持型ケーブル管路において、前記各側壁は、前
記重なりの部分の先へ行く程、厚みが減少することを特
徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の自己支持型ケー
ブル管路の第1の実施の形態を示す断面図である。図
中、1は支持線部、2は首部、3はケーブル管路部、4
は重なり部、5は支持線、6は光ケーブルである。
【0012】この第1の実施の形態における自己支持型
ケーブル管路は、支持線部1と、この支持線部1に首部
2で接続されたケーブル管路部3によって構成されてい
る。支持線部1、首部2、ケーブル管路部3は一体に構
成することができる。これらは、支持線5を除き、例え
ば耐候性を有する黒色の高分子量ポリエチレン等によっ
て構成することができる。もちろん、他の色や、ゴムや
プラスチック、その他の材料によって構成することも可
能である。
【0013】支持線部1には支持線5が内部に設けられ
ている。この自己支持型ケーブル管路は、この支持線5
によって支持される。支持線5は、この自己支持型ケー
ブル管路の布設時には、所定の張力により引っ張られ、
例えば電柱などに係止される。そのため、支持線5とし
ては抗張力線が用いられる。
【0014】ケーブル管路部3は、内部に複数の光ケー
ブル6や、光ファイバ心線、管体、電線等を収容するこ
とができる。ケーブル管路部3の一部には、長手方向に
重なり部4が設けられている。この重なり部4は、ケー
ブル管路部3内に収容されている光ケーブル6などを取
り出すためのものである。重なり部4は、通常の状態で
は密着している。そのため、ケーブル管路部3内に収容
されている光ケーブル6などの脱落を防止するととも
に、外部からの水やほこり、昆虫などの侵入を防止する
ことができる。ケーブル管路部3内の光ケーブル6等を
取り出す時には、この重なり部4に爪や指、工具等を引
っかけ、重なり部4を広げて解放し、内部から所望の光
ケーブル6等を取り出すことができる。さらに、取り出
した光ケーブル6等を引くだけで、所望の長さだけの光
ケーブル6等を引き出すことができる。
【0015】図1に示した自己支持型ケーブル管路の具
体例としては、ケーブル管路部3は肉厚2mmで内径2
0mmの略円形の管路とし、重なり部4は周方向に約
9.5mmで全長にわたり重なりが存在するように構成
する。内部には、図2に示すような小型の光ケーブル6
を10条収容することができる。支持線部1は直径8m
mで、内部に1.8φ銅心を7本撚合せた支持線5を有
している。支持線部1とケーブル管路部3とは約3mm
の首部2によってつながっている。
【0016】重なり部4の大きさは、大きすぎると内部
の光ケーブルに対する作業時に不便であり、小さすぎる
と重なりの効果が小さくなる。通常の光ケーブルで要求
される半径がケーブルで要求される曲げ半径は、ケーブ
ル外径の6倍程度である。上述の自己支持型ケーブル管
路では、ケーブル管路部3の外径の6倍の曲げ半径で曲
げられても、ケーブル管路部3の周長の1/30以上の
重なりがあれば、重なり部が開いてしまわないことが、
周長20mm〜105mmの管路について確認できた。
例えば、上述の具体例のような自己支持型ケーブル管路
を曲げ半径144mm(=6×24mm)に曲げた場
合、重なり部4はケーブルの歪みによりずれ、断面が長
円形に変形したものの、重なり部4の内側に入った側の
先端は他側の内壁と密着しており、開いてしまうことは
なかった。
【0017】また、作業上、管路を開く際に要求される
条件は周長20mmのケーブル管路で4mm以下、周長
90mmの管路では16mm以下と周長の約1/5以下
であればよいことがわかっている。そのため、上述の具
体例のように、周長約75mmの場合に、重なり部4の
周長が9.5mmであればこの条件を満足しており、容
易に重なり部4を広げ、内部の光ケーブル6を取り出す
ことができる。
【0018】なお、ケーブル管路部3は支持線5に沿っ
て設けられるが、製造時には支持線5に対して蛇行する
ようにケーブル管路部3を設けることができる。このよ
うな構成では、この自己支持型ケーブル管路を布設した
際に支持線5の伸びを吸収し、布設後にはケーブル管路
部3が支持線5に対してほぼ平行になるような自己支持
型ケーブル管路となる。
【0019】図2は、ケーブル管路部3内に収容される
光ケーブルの一例の断面図である。図中、11は光ケー
ブル、12は光ファイバ、13は鋼心、14は外被であ
る。図2に示した光ケーブルは、自己支持型の光ケーブ
ルである。この光ケーブル11は、鋼心13に添わせて
光ファイバ12を配置し、鋼心13および光ファイバ1
2を外被14によって一体に被覆したものである。具体
例としては、光ファイバ12として例えば直径0.9m
mのナイロン被覆心線を用い、外被14により直径3.
5mmとし、また、鋼心13として1.0mmφの鋼線
を用い、外被14により直径3.2mmとし、1.0m
mの首部を介してつなげている。全体として、幅7.2
mmの自己支持型光ケーブルである。
【0020】もちろん、図2に示した形状の光ケーブル
のほか、種々の形状のものをケーブル管路部3内に収容
させることができる。また、光ファイバ心線を収容させ
たり、電線などを収容させることもできる。さらに、例
えばプラスチック等によって形成された管体を収容して
おくことも可能である。この管体には、この自己支持型
ケーブル管路の布設後、例えば気体により圧送するなど
して光ファイバ心線を挿入して用いることができる。さ
らに、これらを混合して収容させることもできる。
【0021】なお、外被1内に収容される光ケーブル6
等は、支持線5に対して弛みをもって収容される。これ
により、支持線5やケーブル管路部3に張力がかかって
も、収容されている光ケーブル6等には張力がかから
ず、良好な伝送条件を維持することができる。また、ケ
ーブル管路3内から光ケーブル6等を取り出す作業を容
易に行なうことができる。
【0022】図3は、本発明の自己支持型ケーブル管路
の第2の実施の形態を示す断面図である。図中の符号は
図1と同様である。この第2の実施の形態では、ケーブ
ル管路部3の厚みを、少なくとも重なり部4において徐
々に減らし、先端部で最も薄くなるように構成してい
る。
【0023】具体例としては、上述の第1の実施の形態
において示した具体例とほぼ同様であり、外周の60゜
の範囲を重なり部4とし、その重なり部4を含む180
゜の範囲でケーブル管路部3を形成する側壁の厚みを徐
々に減らしている。側壁の厚みは、上部で2.0mmで
あり、厚みを減らしはじめてから45゜のところで1.
5mm、重なり部4の中央付近で0.8mm、先端部で
は0.3mmと薄くなっている。
【0024】この自己支持型ケーブル管路を第1の実施
の形態における具体例と同様に直径288mmに曲げた
場合、重なり部4はその重なり長が減少したものの、両
側壁は密着した状態に保持されていた。これは、重なり
部の剛性が小さく、伸びに優ることによるものであり、
この第2の実施の形態の構成における密着性能や光ケー
ブル支持性能は、より安定である。
【0025】また、この第2の実施の形態で示した自己
支持型ケーブル管路においては、ケーブル管路部3の側
壁の先端が薄く、比較的軟らかいため、手指によりこれ
を少し開けてつまみ、さらに大きく開くことができ、ケ
ーブル管路部3内に収容されている光ケーブル6等の取
り出し作業はさらに簡便に実施できる。
【0026】上述の第1および第2の実施の形態におけ
る自己支持型ケーブル管路を製造する際には、支持線部
1を下に、ケーブル管路部3を上にして、重なり部4を
解放したU字形の状態で押し出す。この時点でケーブル
管路部3内に収容する光ケーブル6等を入れ、U字形の
上部を内側に曲げて整形する。温度の高いうちに重なり
部4の部分は重力によっても湾曲し、冷えた時点では図
1、図3に示すように重なり部4において密着した状態
となる。
【0027】上述の図1、図3に示した第1および第2
の実施の形態における自己支持型ケーブル管路では、ケ
ーブル管路部3の断面を略円形として示したが、楕円形
や馬蹄形、雨滴形、箱形など、種々の形状とすることが
可能である。
【0028】図4は、本発明の自己支持型ケーブル管路
を用いた光ケーブルの引き落とし方法の一例の説明図で
ある。21は自己支持型ケーブル管路、22は電柱、2
3は加入者宅、24は切り込みである。自己支持型ケー
ブル管路21は、上述の第1、第2の実施の形態で示し
たような本発明の自己支持型ケーブル管路である。ここ
では、自己支持型ケーブル管路21を電柱22などを用
いて架空に懸架する。このとき、自己支持型ケーブル管
路21は、数スパン分一連で架渉しておくことができ
る。ここでは、自己支持型ケーブル管路21内には、光
ケーブルが収容されているものとするが、他の光ファイ
バ心線や管路、電線などが収容されている場合も同様で
ある。この自己支持型ケーブル管路21内に収容されて
いる光ケーブルを引き落とし点から加入者宅23に引き
落とす場合を考える。このとき、引き落とし点から加入
者宅23までの引き落としに要するケーブルの長さをx
とする。
【0029】まず、図4(A)に示すように、引き落と
しに要するケーブルの長さxだけ、引き落とし点よりも
下流側、すなわち、交換局とは反対側の位置を切断点と
し、この切断点で引き落とすべき光ケーブルを切断す
る。このとき、切断点において重なり部4に爪や指、工
具等を引っかけて広げ、ケーブル管路部3の内部から引
き落とすべき光ケーブルなどを取り出せばよい。このと
き、上述の第2の実施の形態で示した構造の自己支持型
ケーブル管路であれば、重なり部4を容易に広げること
ができる。
【0030】そして、図4(B)に示すように、切断点
で切断した引き落とすべき光ケーブル等を下に引くこと
によって、光ケーブルによって重なり部4が広げられ、
引き落とすべき光ケーブル等は広げられた重なり部4の
隙間から連続的に引き出されて行く。
【0031】このようにして引き落とし点まで引き出さ
れた光ケーブル等は、図4(C)に示すように、そのま
ま引き落とし線として加入者宅23まで引き落とし、屋
内線との接続を行なえばよい。なお、ケーブル管路3内
に弛みを持って光ケーブルを収容させておくことによ
り、引き落とし点まで引き出された光ケーブルは引き落
としに必要な長さx以上の長さが得られるので、余裕を
持って布設を行なうことができる。
【0032】引き落とし点においては、重なり部4から
切り込み24を入れておくとよい。図4(C)に示すよ
うに、引き出した光ケーブル等を切り込み24に待避さ
せ、固定すれば、重なり部4における密着の圧力によっ
て光ケーブルが押され、伝送特性が変化する不具合を回
避することができる。光ケーブル等を引き出した後の切
り込み24は、雨水やほこり、虫などの侵入を防止する
ため、シール材などによって閉塞しておくとよい。
【0033】また、切り込み24を図4(C)に示すよ
うに重なり部4外の部分まで設け、切り込み24を用い
て引き落とし線を待避させることによって、重なり部4
の部分に引き落とし線がない状態にすることができ、後
で引き落とし点を通り過ぎる引き落とし線を引き出す場
合でも、既に引き出されている引き落とし線が邪魔にな
ることはない。なお、切り込み24は、重なり部4を貫
通するように設けることも可能である。
【0034】このように、本発明の自己支持型ケーブル
管路を用いることによって、従来のように引き落とし点
ですべての光ファイバ心線や光ケーブル等を切断し、そ
の後接続するといった面倒な作業を行なうことなく、必
要なもののみを切断点で切断して重なり部4から引き出
すだけであるので、引き落とし作業を非常に簡略化する
ことができる。また、接続点が少ないので、引き落とし
に伴う伝送損失も最小にすることができる。さらに、切
り込み24を設ければ、引き落とし線に側圧がかからな
いように引き落とし線を外部へ取り出すことができるの
で、安定した性能を維持することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ケーブル管路部の一部に重なり部を有して密
着しているので、内部に収容した光ケーブル等が脱落す
ることなく、また必要箇所では密着部をひらいて所要の
光ケーブル等に対して切断や接続、引き出し等の作業を
行うことができる。また、ケーブル管路部内への水やご
み、虫等の侵入も防止することができる。また、架空を
配線されているルート上の任意位置で収納された光ケー
ブルの分岐配線が可能であり、光加入者系や屋外LAN
の分岐配線に用いると有用である。
【0036】重なり部の大きさは、請求項2に記載の発
明のように、ケーブル管路部の周長の1/30〜1/5
とすることによって、内部に光ケーブル等を収容した状
態でのドラム巻きや、架渉時の金車でのしごき、布設ル
ートの曲がり等、ケーブル管路が小径に曲げられる場合
にも、重なり部の大きさが変わるのみで開放されず、光
ケーブルの脱落や、外部からの異物の侵入は生じない。
また、重なり部を広げて内部の光ケーブルなどを取り出
して引き出す際にも、容易に作業を行なうことができ
る。このため、製造性、布設性、信頼性が高い架空管路
として使用可能である。
【0037】さらに、請求項3に記載の発明のように、
ケーブル管路部の側壁が、重なり部の先へ行く程、厚み
が減少する構造とすることにより、ケーブル管路部が曲
げられた場合にも、重なり部の剛性が小さく伸びに優る
ことから、密着性能や光ケーブル支持性能は、より安定
である。また、ケーブル管路を開く際にも薄肉の側壁先
端は変形しやすく作業が容易である、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自己支持型ケーブル管路の第1の実
施の形態を示す断面図である。
【図2】 ケーブル管路部3内に収容される光ケーブル
の一例の断面図である。
【図3】 本発明の自己支持型ケーブル管路の第2の実
施の形態を示す断面図である。
【図4】 本発明の自己支持型ケーブル管路を用いた光
ケーブルの引き落とし方法の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…支持線部、2…首部、3…ケーブル管路部、4…重
なり部、5…支持線、6…光ケーブル、11…光ケーブ
ル、12…光ファイバ、13…鋼心、14…外被、21
…自己支持型ケーブル管路、22…電柱、23…加入者
宅、24…切り込み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 茂 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 保苅 和男 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗張力体と、該抗張力体と一体化され複
    数のケーブルを収容可能なケーブル管路部を含み、該ケ
    ーブル管路部は長手方向に連続した重なり部を有してい
    ることを特徴とする自己支持型ケーブル管路。
  2. 【請求項2】 前記重なりの部分の幅が管路周長の1/
    30〜1/5であることを特徴とする請求項1に記載の
    自己支持型ケーブル管路。
  3. 【請求項3】 前記各側壁は、前記重なりの部分の先へ
    行く程、厚みが減少することを特徴とする請求項1に記
    載の自己支持型ケーブル管路。
JP7322977A 1995-12-12 1995-12-12 自己支持型ケーブル管路 Pending JPH09159885A (ja)

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