JPH09159796A - 使用済燃料容器用バスケットおよびその製造方法 - Google Patents
使用済燃料容器用バスケットおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH09159796A JPH09159796A JP7316178A JP31617895A JPH09159796A JP H09159796 A JPH09159796 A JP H09159796A JP 7316178 A JP7316178 A JP 7316178A JP 31617895 A JP31617895 A JP 31617895A JP H09159796 A JPH09159796 A JP H09159796A
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- JP
- Japan
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- square tube
- spent fuel
- basket
- fuel container
- square
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間で容易に組み立てられ低コストなバス
ケットを提供する。 【解決手段】 使用済燃料棒集合体を挿入可能な格納室
16Ａの形成用角筒材12を複数本それぞれの面を合わせて
積層された角筒集合体14と、これら筒状集合体14の外周
部を覆い角筒材12を固定するサポート部材15Ａ〜15Ｂ
と、このサポート部材の上面に取り付けられて角筒材に
それぞれ連通する挿入口が形成された上板と、サポート
部材の下面に取り付けられた底板とで構成した。
ケットを提供する。 【解決手段】 使用済燃料棒集合体を挿入可能な格納室
16Ａの形成用角筒材12を複数本それぞれの面を合わせて
積層された角筒集合体14と、これら筒状集合体14の外周
部を覆い角筒材12を固定するサポート部材15Ａ〜15Ｂ
と、このサポート部材の上面に取り付けられて角筒材に
それぞれ連通する挿入口が形成された上板と、サポート
部材の下面に取り付けられた底板とで構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済の放射性燃
料を格納したり輸送するキャスク内に収容される使用済
燃料容器用バスケットおよびそのバスケットの製造方法
に関する。
料を格納したり輸送するキャスク内に収容される使用済
燃料容器用バスケットおよびそのバスケットの製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図９に示すように、原子力発電所
などで使用された使用済燃料を格納したり搬送するため
の搬送用容器、すなわちキャスク１内には、燃料を収容
する複数の格納室が形成されたバスケット２が挿入配置
されている。このバスケットはたとえば特開平６−９４
８９２号公報に開示されており、このバスケット２に
は、図１０に示すように、燃料棒３ａが複数本寄せ集め
られて正方形断面状の柱状に形成された燃料棒集合体３
を収容するための断面正方形状の格納室４が複数室上下
方向に形成されている。
などで使用された使用済燃料を格納したり搬送するため
の搬送用容器、すなわちキャスク１内には、燃料を収容
する複数の格納室が形成されたバスケット２が挿入配置
されている。このバスケットはたとえば特開平６−９４
８９２号公報に開示されており、このバスケット２に
は、図１０に示すように、燃料棒３ａが複数本寄せ集め
られて正方形断面状の柱状に形成された燃料棒集合体３
を収容するための断面正方形状の格納室４が複数室上下
方向に形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、図１１に示すように、複数の嵌合用スリット５ａが
形成された横仕切り板５と、複数の嵌合用スリット６ａ
が形成された前後仕切り板６とが互いに嵌合用スリット
５ａ，６ａを嵌め合わせて格子状に組み立てられ、格納
室が形成される。しかしながら、この様な製造工程は複
雑で極めて時間と製造コストがかかるという問題があっ
た。
は、図１１に示すように、複数の嵌合用スリット５ａが
形成された横仕切り板５と、複数の嵌合用スリット６ａ
が形成された前後仕切り板６とが互いに嵌合用スリット
５ａ，６ａを嵌め合わせて格子状に組み立てられ、格納
室が形成される。しかしながら、この様な製造工程は複
雑で極めて時間と製造コストがかかるという問題があっ
た。
【０００４】本発明のうち請求項１および５記載の発明
は、上記問題点を解決して短時間で容易に組み立てられ
低コストな使用済燃料容器用バスケットおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
は、上記問題点を解決して短時間で容易に組み立てられ
低コストな使用済燃料容器用バスケットおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の使用済燃料容器用バスケットは、使用済燃料
容器内に配置されて内部に使用済燃料を収納する複数の
格納室が形成された使用済燃料容器用バスケットであっ
て、使用済燃料を挿入可能な格納室形成用の角筒材を複
数本それぞれの面を合わせて積層配置された角筒集合体
と、これら角筒集合体の外周部を覆い角筒材を固定する
サポート部材と、この角筒集合体の上面に取り付けられ
て角筒材にそれぞれ連通する挿入口が形成された上板
と、角筒集合体の下面に取り付けられた底板とで構成さ
れたものである。
に本発明の使用済燃料容器用バスケットは、使用済燃料
容器内に配置されて内部に使用済燃料を収納する複数の
格納室が形成された使用済燃料容器用バスケットであっ
て、使用済燃料を挿入可能な格納室形成用の角筒材を複
数本それぞれの面を合わせて積層配置された角筒集合体
と、これら角筒集合体の外周部を覆い角筒材を固定する
サポート部材と、この角筒集合体の上面に取り付けられ
て角筒材にそれぞれ連通する挿入口が形成された上板
と、角筒集合体の下面に取り付けられた底板とで構成さ
れたものである。
【０００６】また使用済燃料容器用バスケットの製造方
法は、使用済燃料容器内に配置されて内部に使用済燃料
を収納する複数の格納室が形成された使用済燃料容器用
バスケットを製造するに際し、内部に使用済燃料を挿入
可能な格納室が形成される角筒材を複数本それぞれの面
を合わせて角筒集合体を形成し、これら角筒集合体の外
周部に、周方向に複数に分割されたサポート部材を連結
することにより角筒集合体の角筒材を固定し、前記サポ
ート部材の上面に角筒材にそれぞれ連通する挿入口が形
成された上板を取り付けるとともに、外殻部材の下面に
底板を取り付けるものである。
法は、使用済燃料容器内に配置されて内部に使用済燃料
を収納する複数の格納室が形成された使用済燃料容器用
バスケットを製造するに際し、内部に使用済燃料を挿入
可能な格納室が形成される角筒材を複数本それぞれの面
を合わせて角筒集合体を形成し、これら角筒集合体の外
周部に、周方向に複数に分割されたサポート部材を連結
することにより角筒集合体の角筒材を固定し、前記サポ
ート部材の上面に角筒材にそれぞれ連通する挿入口が形
成された上板を取り付けるとともに、外殻部材の下面に
底板を取り付けるものである。
【０００７】上記構成によれば、角筒材を組み合わせた
角筒集合体をサポート部材で固定することにより容易に
短時間で組み立てることができ、角筒体を精度良く成形
するだけで、バスケットを高精度に低コストで製造する
ことができる。
角筒集合体をサポート部材で固定することにより容易に
短時間で組み立てることができ、角筒体を精度良く成形
するだけで、バスケットを高精度に低コストで製造する
ことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る使用済燃料
容器用バスケットの実施の形態を図１〜図７に基づいて
説明する。なお、従来と同一の部材は同一符号を付し、
説明は省略する。
容器用バスケットの実施の形態を図１〜図７に基づいて
説明する。なお、従来と同一の部材は同一符号を付し、
説明は省略する。
【０００９】このバスケット１１は、図１〜図３に示す
ように、互いに外面を合わせて積層配置された格納室形
成用の角筒材１２と、角筒材１２間の所定位置に互いに
平行に配置された複数の補強板１３Ａ，１３Ｂとで角筒
集合体１４が形成されている。そして、角筒集合体１４
の外周部に周方向にたとえば８個のサポート部材１５Ａ
〜１５Ｃが接合部１８で溶接により連結されて、角筒集
合体１４が固定されている。そして角筒材１２に燃料棒
集合体３を収容する格納室１６Ａが形成されるととも
に、上下のサポート部材１５Ａの凹部１５ａに、補強用
板材１３Ｂとの間で２枚１組の仕切り板１７によりそれ
ぞれ区画された格納室１６Ｂが形成されている。上記角
筒材１２と補強板１３Ａ，１３Ｂ、サポート部材１５Ａ
〜１５Ｃ、仕切り板１７は、それぞれ強度が得られるア
ルミニウム合金（たとえばＪＩＳ．Ａ−５０００系）に
より形成され、精度と強度が確保されている。
ように、互いに外面を合わせて積層配置された格納室形
成用の角筒材１２と、角筒材１２間の所定位置に互いに
平行に配置された複数の補強板１３Ａ，１３Ｂとで角筒
集合体１４が形成されている。そして、角筒集合体１４
の外周部に周方向にたとえば８個のサポート部材１５Ａ
〜１５Ｃが接合部１８で溶接により連結されて、角筒集
合体１４が固定されている。そして角筒材１２に燃料棒
集合体３を収容する格納室１６Ａが形成されるととも
に、上下のサポート部材１５Ａの凹部１５ａに、補強用
板材１３Ｂとの間で２枚１組の仕切り板１７によりそれ
ぞれ区画された格納室１６Ｂが形成されている。上記角
筒材１２と補強板１３Ａ，１３Ｂ、サポート部材１５Ａ
〜１５Ｃ、仕切り板１７は、それぞれ強度が得られるア
ルミニウム合金（たとえばＪＩＳ．Ａ−５０００系）に
より形成され、精度と強度が確保されている。
【００１０】またそれぞれの角筒材１２間と仕切り板１
７間には、図３，図４に示すように、中性子を吸収可能
な中性子吸収材２１がそれぞれ配置されている。この中
性子吸収材２１は、図５，図６に示すように、角筒材１
２の一側面に対応して形成された厚さＴの支持板２２
に、長さ方向に複数の保持窓２３が貫設され、これら保
持窓２３内に、支持板２２より薄肉の厚さｔで中性子を
吸収可能なボロン添加金属材の一例であるボロン（硼
素）添加アルミニウム合金製の吸収板２４が嵌合され、
スポット溶接２４ａにより固定されている。したがっ
て、吸収板２４は保持窓２３に収容されて支持板２２よ
り薄肉に形成されることから、外圧を受けないため全体
の強度部材としての要素から外すことができ、特殊な吸
収板２４を強度要素に加えることが無くなり、設計上有
利となる。また吸収板２４の変形等により、性能の劣化
などが起こる心配もない。ここで吸収板２４をボロン添
加アルミニウム合金製としたが、ボロンを添加した他の
材質の金属板であってもよい。
７間には、図３，図４に示すように、中性子を吸収可能
な中性子吸収材２１がそれぞれ配置されている。この中
性子吸収材２１は、図５，図６に示すように、角筒材１
２の一側面に対応して形成された厚さＴの支持板２２
に、長さ方向に複数の保持窓２３が貫設され、これら保
持窓２３内に、支持板２２より薄肉の厚さｔで中性子を
吸収可能なボロン添加金属材の一例であるボロン（硼
素）添加アルミニウム合金製の吸収板２４が嵌合され、
スポット溶接２４ａにより固定されている。したがっ
て、吸収板２４は保持窓２３に収容されて支持板２２よ
り薄肉に形成されることから、外圧を受けないため全体
の強度部材としての要素から外すことができ、特殊な吸
収板２４を強度要素に加えることが無くなり、設計上有
利となる。また吸収板２４の変形等により、性能の劣化
などが起こる心配もない。ここで吸収板２４をボロン添
加アルミニウム合金製としたが、ボロンを添加した他の
材質の金属板であってもよい。
【００１１】そして、サポート部材１５Ａ〜１５Ｃによ
り固定された角筒集合体１４の下面には、各格納室１６
Ａ，１６Ｂに連通する水抜き穴２５ａが形成された底板
２５が接合されている。またサポート部材１５Ａ〜１５
Ｃにより固定された角筒集合体１４の上面には、各格納
室１６Ａ，１６Ｂに対応して燃料棒集合体３を挿入可能
な挿入口２６ａが形成された上板２６が接合されてい
る。
り固定された角筒集合体１４の下面には、各格納室１６
Ａ，１６Ｂに連通する水抜き穴２５ａが形成された底板
２５が接合されている。またサポート部材１５Ａ〜１５
Ｃにより固定された角筒集合体１４の上面には、各格納
室１６Ａ，１６Ｂに対応して燃料棒集合体３を挿入可能
な挿入口２６ａが形成された上板２６が接合されてい
る。
【００１２】上記構成のバスケット１１の製造方法の一
例を図７を参照して説明する。 １．所定形状のパイプ材から冷間ロール成形により、所
定寸法の角筒材１２を必要本数形成しておく。また必要
枚数の支持板２２の保持窓２３に吸収板２４を装着し、
スポット溶接２４ａにより固定した中性子吸収材２１を
用意しておく。 ２．図７（ａ）（ａ′）で示すように２か所で、サポー
ト部材１５Ａの両側にサポート部材１５Ｂを治具を介し
て配置して接合部１８を溶接により仮付けし、サポート
部材１５Ａの凹部１５ａの所定位置に中性子吸収材２１
を挟んだ仕切り板１７を配置し、補強板１３Ｂを配置し
て補強板１３Ｂに形成された長穴に仕切り板１７を嵌め
込む。 ３．図７（ｂ）（ｂ′）で示すように補強板１３Ｂ上
に、隣接する側面間に中性子吸収材２１を配置して角筒
材１２を配置し、次いで角筒材１２の上面に中性子吸収
材２１を介在させるとともに側面間に中性子吸収材２１
を介在させて角筒材１２を配置する。そして角筒材１２
の上面に補強板１３Ａを配置する。 ４．図７（ｃ）に示すように、一方のサポート部材１５
Ｃを配置して接合部１８を仮付けした後、補強板１３Ａ
上に、隣接する側面間に中性子吸収材２１を配置して角
筒材１２を配置し、次いで角筒材１２の上面に中性子吸
収材２１を介在させるとともに側面間に中性子吸収材２
１を介在させて角筒材１２を２段に積層する。 ５．図７（ｃ）で組まれた部材上に、図７（ｂ′）で組
まれた部材を重ね合わせて組付け、治具などで溶接によ
る熱歪みを除くようにサポート部材１５Ａ〜１５Ｃを全
周囲にわたって固定した後、サポート部材１５Ａ〜１５
Ｃの接合部１８を長さ方向に沿って溶接しサポート部材
１５Ａ〜１５Ｃを互いに接合する。 ６．底板２５と上板２６とが溶接により接合されて全体
の組立が完了する。
例を図７を参照して説明する。 １．所定形状のパイプ材から冷間ロール成形により、所
定寸法の角筒材１２を必要本数形成しておく。また必要
枚数の支持板２２の保持窓２３に吸収板２４を装着し、
スポット溶接２４ａにより固定した中性子吸収材２１を
用意しておく。 ２．図７（ａ）（ａ′）で示すように２か所で、サポー
ト部材１５Ａの両側にサポート部材１５Ｂを治具を介し
て配置して接合部１８を溶接により仮付けし、サポート
部材１５Ａの凹部１５ａの所定位置に中性子吸収材２１
を挟んだ仕切り板１７を配置し、補強板１３Ｂを配置し
て補強板１３Ｂに形成された長穴に仕切り板１７を嵌め
込む。 ３．図７（ｂ）（ｂ′）で示すように補強板１３Ｂ上
に、隣接する側面間に中性子吸収材２１を配置して角筒
材１２を配置し、次いで角筒材１２の上面に中性子吸収
材２１を介在させるとともに側面間に中性子吸収材２１
を介在させて角筒材１２を配置する。そして角筒材１２
の上面に補強板１３Ａを配置する。 ４．図７（ｃ）に示すように、一方のサポート部材１５
Ｃを配置して接合部１８を仮付けした後、補強板１３Ａ
上に、隣接する側面間に中性子吸収材２１を配置して角
筒材１２を配置し、次いで角筒材１２の上面に中性子吸
収材２１を介在させるとともに側面間に中性子吸収材２
１を介在させて角筒材１２を２段に積層する。 ５．図７（ｃ）で組まれた部材上に、図７（ｂ′）で組
まれた部材を重ね合わせて組付け、治具などで溶接によ
る熱歪みを除くようにサポート部材１５Ａ〜１５Ｃを全
周囲にわたって固定した後、サポート部材１５Ａ〜１５
Ｃの接合部１８を長さ方向に沿って溶接しサポート部材
１５Ａ〜１５Ｃを互いに接合する。 ６．底板２５と上板２６とが溶接により接合されて全体
の組立が完了する。
【００１３】このバケット１１はキャスク内に装填さ
れ、プール等でバケット１１の格納室１６Ａ，１６Ｂに
挿入口２６ａから燃料棒集合体３が挿入されて格納され
る。上記実施の形態によれば、内部に格納室１６Ａを形
成する角筒体１２を組み合わせて積層し製造するので、
従来横仕切り板と前後仕切り板とを嵌め合わせて格子形
に形成し、格納室を形成するのに比べて、工作も容易で
製造時間を大幅に短縮することができ、低コストで製造
できる。また、角筒体１２をアルミニウム合金で形成す
るので、充分な強度と加工精度が得られ、補強部材１３
Ａ，１３Ｂおよびサポート部材１５Ａ〜１５Ｃもアルミ
ニウム合金で製造することにより、強度を充分に確保し
つつ大幅な軽量化が図れる。また熱伝導製が良好である
ので、放熱が充分に行われる。
れ、プール等でバケット１１の格納室１６Ａ，１６Ｂに
挿入口２６ａから燃料棒集合体３が挿入されて格納され
る。上記実施の形態によれば、内部に格納室１６Ａを形
成する角筒体１２を組み合わせて積層し製造するので、
従来横仕切り板と前後仕切り板とを嵌め合わせて格子形
に形成し、格納室を形成するのに比べて、工作も容易で
製造時間を大幅に短縮することができ、低コストで製造
できる。また、角筒体１２をアルミニウム合金で形成す
るので、充分な強度と加工精度が得られ、補強部材１３
Ａ，１３Ｂおよびサポート部材１５Ａ〜１５Ｃもアルミ
ニウム合金で製造することにより、強度を充分に確保し
つつ大幅な軽量化が図れる。また熱伝導製が良好である
ので、放熱が充分に行われる。
【００１４】また、角筒体１２間に介在される中性子吸
収材２１は、支持板２２に形成された保持窓２３に吸収
板２４が装着されるとともに、吸収板２４が支持板２２
より薄く形成されるので、吸収板２４に外圧が加わるこ
とがない。したがって全体の強度部材としての要素から
外すことができ、吸収板２４に強度が要求されることが
ない。
収材２１は、支持板２２に形成された保持窓２３に吸収
板２４が装着されるとともに、吸収板２４が支持板２２
より薄く形成されるので、吸収板２４に外圧が加わるこ
とがない。したがって全体の強度部材としての要素から
外すことができ、吸収板２４に強度が要求されることが
ない。
【００１５】第２の実施の形態を図８を参照して説明す
る。なお、先の実施の形態と同一の部材は同一符号を付
し、説明は省略する。このバスケット３１は、角筒材３
２をボロン添加金属材の一例であるボロン添加アルミニ
ウム合金により形成している。したがって、角筒材３２
自身が中性子吸収体として働くため、先の実施の形態の
中性子吸収材が不要になる。
る。なお、先の実施の形態と同一の部材は同一符号を付
し、説明は省略する。このバスケット３１は、角筒材３
２をボロン添加金属材の一例であるボロン添加アルミニ
ウム合金により形成している。したがって、角筒材３２
自身が中性子吸収体として働くため、先の実施の形態の
中性子吸収材が不要になる。
【００１６】この実施の形態によれば、中性子吸収材が
ない分、組み立てる部材を少なくすることができ、組み
立ての容易化、材料コストおよび製造コストの低減が図
れる。
ない分、組み立てる部材を少なくすることができ、組み
立ての容易化、材料コストおよび製造コストの低減が図
れる。
【００１７】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項１および５
記載の発明によれば、内部空間を格納室とする角筒材を
組み合わせた角筒集合体をサポート部材で固定すること
により容易に短時間で組み立てることができ、角筒体を
精度良く成形するだけで、高精度で低コストに製造する
ことができる。
記載の発明によれば、内部空間を格納室とする角筒材を
組み合わせた角筒集合体をサポート部材で固定すること
により容易に短時間で組み立てることができ、角筒体を
精度良く成形するだけで、高精度で低コストに製造する
ことができる。
【図１】本発明に係る使用済燃料容器用バスケットの実
施の形態を示す横断面図である。
施の形態を示す横断面図である。
【図２】同バスケットの側面半断面図である。
【図３】同バスケットの拡大横断面図である。
【図４】同バスケットの部分拡大横断面図である。
【図５】同バスケットの中性子吸収材を示す正面図であ
る。
る。
【図６】図５に示すＡ−Ａ断面図である。
【図７】（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）（ａ′）（ｂ′）は
それぞれ同バスケットの製造手順を示す横断面図であ
る。
それぞれ同バスケットの製造手順を示す横断面図であ
る。
【図８】本発明に係る使用済燃料容器用バスケットの他
の実施の形態を示す横断面図である。
の実施の形態を示す横断面図である。
【図９】従来のバスケット収納状態を示すキャクスの縦
断面図である。
断面図である。
【図１０】従来のバスケットの燃料収納状態を示す断面
図である。
図である。
【図１１】従来のバスケットの組み立て状態を示す説明
図である。
図である。
１ キャスク ３ 燃料棒集合体 ３ａ 燃料棒 １１ バスケット １２ 角筒材 １３Ａ，１３Ｂ 補強板 １４ 角筒集合体 １５Ａ〜１５Ｃ サポート部材 １６Ａ，１６Ｂ 格納室 １７ 仕切り板 ２１ 中性子吸収材 ２２ 支持板 ２３ 保持窓 ２４ 吸収板 ２５ 底板 ２５ａ 水抜き穴 ２６ 上板 ２６ａ 挿入口 ３１ バスケット ３２ 角筒材
Claims (5)
- 【請求項１】使用済燃料容器内に配置されて内部に使用
済燃料を収納する複数の格納室が形成された使用済燃料
容器用バスケットであって、 使用済燃料を挿入可能な格納室形成用の角筒材を複数本
それぞれの面を合わせて積層配置された角筒集合体と、
これら角筒集合体の外周部を覆い角筒材を固定するサポ
ート部材と、この角筒集合体の上面に取り付けられて角
筒材にそれぞれ連通する挿入口が形成された上板と、角
筒集合体の下面に取り付けられた底板とで構成されたこ
とを特徴とする使用済燃料容器用バスケット。 - 【請求項２】前記角筒材を中性子を吸収可能なボロン添
加金属材により形成したことを特徴とする請求項１記載
の使用済燃料容器用バスケット。 - 【請求項３】前記角筒材をアルミニウム合金で形成する
とともに、角筒材間に中性子を吸収可能な中性子吸収材
を配置したことを特徴とする請求項１記載の使用済燃料
容器用バスケット。 - 【請求項４】中性子吸収材は、支持板に複数の保持窓を
貫設し、これら保持窓内に、支持板より薄肉で中性子を
吸収可能なボロン添加アルミニウム合金材製の吸収板を
嵌合したことを特徴とする請求項３記載の使用済燃料容
器用バスケット。 - 【請求項５】使用済燃料容器内に配置されて内部に使用
済燃料を収納する複数の格納室が形成された使用済燃料
容器用バスケットを製造するに際し、 内部に使用済燃料を挿入可能な格納室が形成される角筒
材を複数本それぞれの面を合わせて角筒集合体を形成
し、これら角筒集合体の外周部に、周方向に複数に分割
されたサポート部材を連結することにより角筒集合体の
角筒材を固定し、前記サポート部材の上面に角筒材にそ
れぞれ連通する挿入口が形成された上板を取り付けると
ともに、外殻部材の下面に底板を取り付けることを特徴
とする使用済燃料容器用バスケットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7316178A JPH09159796A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 使用済燃料容器用バスケットおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7316178A JPH09159796A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 使用済燃料容器用バスケットおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09159796A true JPH09159796A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18074171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7316178A Pending JPH09159796A (ja) | 1995-12-05 | 1995-12-05 | 使用済燃料容器用バスケットおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09159796A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001018823A1 (fr) * | 1999-09-02 | 2001-03-15 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Château de transport |
| EP1235231A1 (en) * | 2001-02-26 | 2002-08-28 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Storage cask for nuclear fuel assemblies |
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