JP2001153993A - 使用済燃料格納器用バスケット - Google Patents
使用済燃料格納器用バスケットInfo
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- JP2001153993A JP2001153993A JP33354299A JP33354299A JP2001153993A JP 2001153993 A JP2001153993 A JP 2001153993A JP 33354299 A JP33354299 A JP 33354299A JP 33354299 A JP33354299 A JP 33354299A JP 2001153993 A JP2001153993 A JP 2001153993A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用済みの放射性燃料を格納するキャスク内
などに設けられるバスケットに対し、中性子吸収材を取
付ける際の手間を大幅に省く。 【解決手段】 外枠４内に角筒集合体５が設けられ、角
筒集合体５は、複数本の角筒材６がそれぞれの面同士を
合わせた状態で集められて構成され、各角筒材６内に、
使用済燃料を収納可能な収納室２が形成され、互いに隣
接する角筒材６の外面間および互いに隣接する角筒材６
の外面と外枠４の内面との間にそれぞれ十字型スペーサ
１５とＴ型スペーサ１６とＬ型スペーサ１７とが設けら
れ、上記各スペーサ１５，１６，１７によって形成され
た空隙１４に中性子吸収材２２が挿入されている。
などに設けられるバスケットに対し、中性子吸収材を取
付ける際の手間を大幅に省く。 【解決手段】 外枠４内に角筒集合体５が設けられ、角
筒集合体５は、複数本の角筒材６がそれぞれの面同士を
合わせた状態で集められて構成され、各角筒材６内に、
使用済燃料を収納可能な収納室２が形成され、互いに隣
接する角筒材６の外面間および互いに隣接する角筒材６
の外面と外枠４の内面との間にそれぞれ十字型スペーサ
１５とＴ型スペーサ１６とＬ型スペーサ１７とが設けら
れ、上記各スペーサ１５，１６，１７によって形成され
た空隙１４に中性子吸収材２２が挿入されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの放射性
燃料を格納したり輸送するキャスク内や放射性燃料を保
管するラック内等に配置される使用済燃料格納器用バス
ケットに関する。
燃料を格納したり輸送するキャスク内や放射性燃料を保
管するラック内等に配置される使用済燃料格納器用バス
ケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の使用済燃料格納器用バス
ケットとしては、例えば特開平９−１５９７９６号公報
に示されるように、円筒状に形成されたサポート部材内
に角筒集合体が設けられ、この角筒集合体は、複数本の
角筒材がそれぞれの面を合わせて積層配置されて構成さ
れている。各角筒材内には、使用済燃料を収納する収納
室が形成されている。
ケットとしては、例えば特開平９−１５９７９６号公報
に示されるように、円筒状に形成されたサポート部材内
に角筒集合体が設けられ、この角筒集合体は、複数本の
角筒材がそれぞれの面を合わせて積層配置されて構成さ
れている。各角筒材内には、使用済燃料を収納する収納
室が形成されている。
【０００３】図１１に示すように、互いに隣接する角筒
材６１間には、中性子を吸収するための仕切板６２が複
数挿入されている。図１２，図１３に示すように、上記
仕切板６２は、保持窓６３が貫設された枠状の支持板６
４と、上記保持窓６３内に嵌合された中性子吸収板６５
（中性子吸収材）とで構成されている。上記中性子吸収
板６５は複数のスポット溶接Ｓによって支持板６４に溶
接され固定されている。また、図１１に示すように、支
持板６４の端縁部と角筒材６１のコーナー部６６の外面
とは溶接Ｗによって固着されている。
材６１間には、中性子を吸収するための仕切板６２が複
数挿入されている。図１２，図１３に示すように、上記
仕切板６２は、保持窓６３が貫設された枠状の支持板６
４と、上記保持窓６３内に嵌合された中性子吸収板６５
（中性子吸収材）とで構成されている。上記中性子吸収
板６５は複数のスポット溶接Ｓによって支持板６４に溶
接され固定されている。また、図１１に示すように、支
持板６４の端縁部と角筒材６１のコーナー部６６の外面
とは溶接Ｗによって固着されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、中性子吸収板６５を複数のスポット溶接Ｓ
によって支持板６４に溶接固定するため、中性子吸収板
６５の取付けに手間がかかるといった問題がある。ま
た、図１４に示すように、角筒材６１のコーナー部６６
は円弧状に丸くなっているため、コーナー部６６の表面
と支持板６４の端縁部との間に傾斜した隙間６７が形成
され、この隙間６７を溶接Ｗの開先として利用してい
る。しかしながら、上記隙間６７に溶接Ｗが溶け込ん
で、溶接溶け込み量が必要以上に多くなり、溶接歪みが
発生して支持板６４の変形が大きくなってしまうといっ
た問題もある。
来形式では、中性子吸収板６５を複数のスポット溶接Ｓ
によって支持板６４に溶接固定するため、中性子吸収板
６５の取付けに手間がかかるといった問題がある。ま
た、図１４に示すように、角筒材６１のコーナー部６６
は円弧状に丸くなっているため、コーナー部６６の表面
と支持板６４の端縁部との間に傾斜した隙間６７が形成
され、この隙間６７を溶接Ｗの開先として利用してい
る。しかしながら、上記隙間６７に溶接Ｗが溶け込ん
で、溶接溶け込み量が必要以上に多くなり、溶接歪みが
発生して支持板６４の変形が大きくなってしまうといっ
た問題もある。
【０００５】本発明は、中性子吸収材を取付ける際の手
間を大幅に省くことができ、スペーサを角筒材に溶接し
た際のスペーサの変形を低減し得る使用済燃料格納器用
バスケットを提供することを目的とする。
間を大幅に省くことができ、スペーサを角筒材に溶接し
た際のスペーサの変形を低減し得る使用済燃料格納器用
バスケットを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本第１発明における使用済燃料格納器用バスケット
は、使用済燃料格納器内に配置されて内部に使用済燃料
を収納する複数の収納室が形成された使用済燃料格納器
用バスケットであって、外枠内に角筒集合体が設けら
れ、上記角筒集合体は、複数本の角筒材がそれぞれの面
同士を合わせた状態で集められて構成され、上記各角筒
材内に、使用済燃料を収納可能な収納室が形成され、互
いに隣接する角筒材の外面間および互いに隣接する角筒
材の外面と外枠の内面との間にそれぞれ所定間隔の空隙
を形成するスペーサが複数設けられ、上記スペーサによ
って形成された空隙に中性子吸収材が挿入されているも
のである。
に、本第１発明における使用済燃料格納器用バスケット
は、使用済燃料格納器内に配置されて内部に使用済燃料
を収納する複数の収納室が形成された使用済燃料格納器
用バスケットであって、外枠内に角筒集合体が設けら
れ、上記角筒集合体は、複数本の角筒材がそれぞれの面
同士を合わせた状態で集められて構成され、上記各角筒
材内に、使用済燃料を収納可能な収納室が形成され、互
いに隣接する角筒材の外面間および互いに隣接する角筒
材の外面と外枠の内面との間にそれぞれ所定間隔の空隙
を形成するスペーサが複数設けられ、上記スペーサによ
って形成された空隙に中性子吸収材が挿入されているも
のである。
【０００７】これによると、互いに隣接する角筒材の外
面間および互いに隣接する角筒材の外面と外枠の内面と
の間にそれぞれスペーサを挟み込むことによって、所定
間隔の空隙が形成され、この空隙に中性子吸収材を挿入
することにより、中性子吸収材を取り付けることができ
る。したがって、従来のような多数のスポット溶接が不
要となり、中性子吸収材の取付けの手間を大幅に省くこ
とができる。
面間および互いに隣接する角筒材の外面と外枠の内面と
の間にそれぞれスペーサを挟み込むことによって、所定
間隔の空隙が形成され、この空隙に中性子吸収材を挿入
することにより、中性子吸収材を取り付けることができ
る。したがって、従来のような多数のスポット溶接が不
要となり、中性子吸収材の取付けの手間を大幅に省くこ
とができる。
【０００８】また、本第２発明における使用済燃料格納
器用バスケットは、中性子吸収材の厚みはスペーサの厚
みよりも薄く形成されているものである。これによる
と、角筒材によって生じる外圧はスペーサで受けられ、
中性子吸収材は上記外圧を受けないため、上記外圧によ
る中性子吸収材の変形を防止することができる。
器用バスケットは、中性子吸収材の厚みはスペーサの厚
みよりも薄く形成されているものである。これによる
と、角筒材によって生じる外圧はスペーサで受けられ、
中性子吸収材は上記外圧を受けないため、上記外圧によ
る中性子吸収材の変形を防止することができる。
【０００９】また、本第３発明における使用済燃料格納
器用バスケットは、互いに隣り合う４本の角筒材のコー
ナー部同士が対向する箇所に、十字型スペーサが挿入さ
れ、上記十字型スペーサは、対向する角筒材の外面間に
挟まれる４つの短片を有しており、互いに隣り合う一対
の角筒材と外枠の内面とが対向する箇所に、Ｔ型スペー
サが挿入され、上記Ｔ型スペーサは、一対の角筒材の外
面間に挟まれる第１の短片と、一方の角筒材の外面と外
枠の内面との間に挟まれる第２の短片と、他方の角筒材
の外面と外枠の内面との間に挟まれる第３の短片とを有
しており、互いに隣り合う角筒材のコーナー部と外枠の
内面のコーナー部とが対向する箇所に、Ｌ型スペーサが
挿入され、上記Ｌ型スペーサは、角筒材の一側外面と外
枠の内面との間に挟まれる第１の短片と、角筒材の他側
外面と外枠の内面との間に挟まれる第２の短片とを有し
ているものである。
器用バスケットは、互いに隣り合う４本の角筒材のコー
ナー部同士が対向する箇所に、十字型スペーサが挿入さ
れ、上記十字型スペーサは、対向する角筒材の外面間に
挟まれる４つの短片を有しており、互いに隣り合う一対
の角筒材と外枠の内面とが対向する箇所に、Ｔ型スペー
サが挿入され、上記Ｔ型スペーサは、一対の角筒材の外
面間に挟まれる第１の短片と、一方の角筒材の外面と外
枠の内面との間に挟まれる第２の短片と、他方の角筒材
の外面と外枠の内面との間に挟まれる第３の短片とを有
しており、互いに隣り合う角筒材のコーナー部と外枠の
内面のコーナー部とが対向する箇所に、Ｌ型スペーサが
挿入され、上記Ｌ型スペーサは、角筒材の一側外面と外
枠の内面との間に挟まれる第１の短片と、角筒材の他側
外面と外枠の内面との間に挟まれる第２の短片とを有し
ているものである。
【００１０】これによると、互いに隣接する角筒材の外
面間および互いに隣接する角筒材の外面と外枠の内面と
の間にそれぞれ、各種スペーサの短片の厚さに相当する
空隙が形成される。上記空隙に中性子吸収材を挿入する
ことにより、中性子吸収材を容易に取り付けることがで
きる。また、本第４発明における使用済燃料格納器用バ
スケットは、Ｔ型スペーサの第２の短片の先端と第３の
短片の先端とに開先が形成され、上記第２の短片が一方
の角筒材の外面平坦部に溶接され、上記第３の短片が他
方の角筒材の外面平坦部に溶接され、Ｌ型スペーサの第
１の短片の先端と第２の短片の先端とに開先が形成さ
れ、上記第１の短片が角筒材の一側外面の平坦部に溶接
され、上記第２の短片が角筒材の他側外面の平坦部に溶
接されているものである。
面間および互いに隣接する角筒材の外面と外枠の内面と
の間にそれぞれ、各種スペーサの短片の厚さに相当する
空隙が形成される。上記空隙に中性子吸収材を挿入する
ことにより、中性子吸収材を容易に取り付けることがで
きる。また、本第４発明における使用済燃料格納器用バ
スケットは、Ｔ型スペーサの第２の短片の先端と第３の
短片の先端とに開先が形成され、上記第２の短片が一方
の角筒材の外面平坦部に溶接され、上記第３の短片が他
方の角筒材の外面平坦部に溶接され、Ｌ型スペーサの第
１の短片の先端と第２の短片の先端とに開先が形成さ
れ、上記第１の短片が角筒材の一側外面の平坦部に溶接
され、上記第２の短片が角筒材の他側外面の平坦部に溶
接されているものである。
【００１１】これによると、Ｔ型スペーサにおいては、
第２の短片の先端と第３の短片の先端とにそれぞれ小型
の開先を形成することによって、第２および第３の各短
片の先端と角筒材の外面平坦部とが溶接される。同様
に、Ｌ型スペーサにおいては、第１の短片の先端と第２
の短片の先端とにそれぞれ小型の開先を形成することに
よって、第１および第２の各短片の先端と角筒材の外面
平坦部とが溶接される。したがって、従来のように角筒
材の円弧状のコーナー部と支持板との隙間を開先として
利用することはないため、加工する開先の大きさに応じ
て溶接の溶け込み量が調節される。これにより、溶接の
溶け込み量が必要以上に多くなることを防止でき、溶接
歪みの発生を低減することができる。
第２の短片の先端と第３の短片の先端とにそれぞれ小型
の開先を形成することによって、第２および第３の各短
片の先端と角筒材の外面平坦部とが溶接される。同様
に、Ｌ型スペーサにおいては、第１の短片の先端と第２
の短片の先端とにそれぞれ小型の開先を形成することに
よって、第１および第２の各短片の先端と角筒材の外面
平坦部とが溶接される。したがって、従来のように角筒
材の円弧状のコーナー部と支持板との隙間を開先として
利用することはないため、加工する開先の大きさに応じ
て溶接の溶け込み量が調節される。これにより、溶接の
溶け込み量が必要以上に多くなることを防止でき、溶接
歪みの発生を低減することができる。
【００１２】また、本第５発明における使用済燃料格納
器用バスケットは、十字型スペーサとＴ型スペーサとＬ
型スペーサとはそれぞれ押出し成形品であるものであ
る。これによると、特に、開先を形成する場合、スペー
サの押出し成形加工時に、開先も同時に形成されるた
め、開先加工の手間を省くことができる。
器用バスケットは、十字型スペーサとＴ型スペーサとＬ
型スペーサとはそれぞれ押出し成形品であるものであ
る。これによると、特に、開先を形成する場合、スペー
サの押出し成形加工時に、開先も同時に形成されるた
め、開先加工の手間を省くことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
〜図９に基づいて説明する。図８に示すように、原子力
発電所等で使用された使用済燃料を格納して搬送するキ
ャスク１（使用済燃料格納器の一例）の内部には、使用
済燃料を収納する複数の収納室２が形成されたバスケッ
ト３が設けられている。このバスケット３は、図７に示
すように、円筒状の外枠４と、この外枠４内に挿入され
た角筒集合体５とで構成されている。
〜図９に基づいて説明する。図８に示すように、原子力
発電所等で使用された使用済燃料を格納して搬送するキ
ャスク１（使用済燃料格納器の一例）の内部には、使用
済燃料を収納する複数の収納室２が形成されたバスケッ
ト３が設けられている。このバスケット３は、図７に示
すように、円筒状の外枠４と、この外枠４内に挿入され
た角筒集合体５とで構成されている。
【００１４】上記角筒集合体５は、複数本の四角形の角
筒材６がそれぞれの外面同士を合わせた状態で集められ
て構成されている。尚、上記収納室２は各角筒材６の内
部に形成されている。また、図２に示すように、角筒材
６のコーナー部７の外面は円弧状に丸く形成されてい
る。また、図８に示すように、各角筒材６は両端を上下
に向けて縦に配置されている。上記角筒集合体５の下面
には、各収納室２に連通する複数の水抜き穴８が形成さ
れた底板９が接合されている。さらに、上記角筒集合体
５の上面には、各収納室２に対応して使用済燃料を挿入
可能な複数の挿入口１０が形成された上板１１が接合さ
れている。
筒材６がそれぞれの外面同士を合わせた状態で集められ
て構成されている。尚、上記収納室２は各角筒材６の内
部に形成されている。また、図２に示すように、角筒材
６のコーナー部７の外面は円弧状に丸く形成されてい
る。また、図８に示すように、各角筒材６は両端を上下
に向けて縦に配置されている。上記角筒集合体５の下面
には、各収納室２に連通する複数の水抜き穴８が形成さ
れた底板９が接合されている。さらに、上記角筒集合体
５の上面には、各収納室２に対応して使用済燃料を挿入
可能な複数の挿入口１０が形成された上板１１が接合さ
れている。
【００１５】図１〜図５に示すように、互いに隣接する
角筒材６の外面間および互いに隣接する角筒材６の外面
と外枠４の内面との間にはそれぞれ、所定間隔の空隙１
４を形成する複数の各種スペーサ１５，１６，１７が挿
入されている。このうち、十字型スペーサ１５は、互い
に隣り合う４本の角筒材６のコーナー部７同士が対向す
る箇所Ａに設けられている。すなわち、上記十字型スペ
ーサ１５は、第１〜第４の短片１５ａ〜１５ｄを有し
て、断面十字型に形成されている。そして、上記第１〜
第４の短片１５ａ〜１５ｄがそれぞれ対向する角筒材６
の外面間に挟まれている。
角筒材６の外面間および互いに隣接する角筒材６の外面
と外枠４の内面との間にはそれぞれ、所定間隔の空隙１
４を形成する複数の各種スペーサ１５，１６，１７が挿
入されている。このうち、十字型スペーサ１５は、互い
に隣り合う４本の角筒材６のコーナー部７同士が対向す
る箇所Ａに設けられている。すなわち、上記十字型スペ
ーサ１５は、第１〜第４の短片１５ａ〜１５ｄを有し
て、断面十字型に形成されている。そして、上記第１〜
第４の短片１５ａ〜１５ｄがそれぞれ対向する角筒材６
の外面間に挟まれている。
【００１６】尚、同様に、上記十字型スペーサ１５は、
互いに隣り合う３本の角筒材６のコーナー部７と外枠４
の内面とが対向する箇所Ｂにも設けられている。また、
Ｔ型スペーサ１６は、互いに隣り合う一対の角筒材６と
外枠４の内面とが対向する箇所Ｃに設けられている。す
なわち、上記Ｔ型スペーサ１６は、第１〜第３の短片１
６ａ〜１６ｃを有して、断面Ｔ型に形成されている。そ
して、上記第１の短片１６ａが一対の角筒材６の外面間
に挟まれ、上記第２の短片１６ｂが一方の角筒材６の外
面と外枠４の内面との間に挟まれ、上記第３の短片１６
ｃが他方の角筒材６の外面と外枠４の内面との間に挟ま
れている。
互いに隣り合う３本の角筒材６のコーナー部７と外枠４
の内面とが対向する箇所Ｂにも設けられている。また、
Ｔ型スペーサ１６は、互いに隣り合う一対の角筒材６と
外枠４の内面とが対向する箇所Ｃに設けられている。す
なわち、上記Ｔ型スペーサ１６は、第１〜第３の短片１
６ａ〜１６ｃを有して、断面Ｔ型に形成されている。そ
して、上記第１の短片１６ａが一対の角筒材６の外面間
に挟まれ、上記第２の短片１６ｂが一方の角筒材６の外
面と外枠４の内面との間に挟まれ、上記第３の短片１６
ｃが他方の角筒材６の外面と外枠４の内面との間に挟ま
れている。
【００１７】図２，図６に示すように、上記Ｔ型スペー
サ１６の第２および第３の短片１６ｂ，１６ｃの先端に
はそれぞれ開先１９が形成されており、第２の短片１６
ｂの先端が一方の角筒材６の外面平坦部に溶接され、第
３の短片１６ｃの先端が他方の角筒材６の外面平坦部に
溶接されている。さらに、Ｌ型スペーサ１７は、互いに
隣り合う角筒材６のコーナー部７と外枠４の内面のコー
ナー部１８とが対向する箇所Ｄに設けられている。すな
わち、上記Ｌ型スペーサ１７は、第１および第２の短片
１７ａ，１７ｂとを有して、断面Ｌ型に形成されてい
る。そして、上記第１の短片１７ａが角筒材６の一側外
面と外枠４の内面との間に挟まれ、上記第２の短片１７
ｂが角筒材６の一側外面に直交する他側外面と外枠４の
内面との間に挟まれている。
サ１６の第２および第３の短片１６ｂ，１６ｃの先端に
はそれぞれ開先１９が形成されており、第２の短片１６
ｂの先端が一方の角筒材６の外面平坦部に溶接され、第
３の短片１６ｃの先端が他方の角筒材６の外面平坦部に
溶接されている。さらに、Ｌ型スペーサ１７は、互いに
隣り合う角筒材６のコーナー部７と外枠４の内面のコー
ナー部１８とが対向する箇所Ｄに設けられている。すな
わち、上記Ｌ型スペーサ１７は、第１および第２の短片
１７ａ，１７ｂとを有して、断面Ｌ型に形成されてい
る。そして、上記第１の短片１７ａが角筒材６の一側外
面と外枠４の内面との間に挟まれ、上記第２の短片１７
ｂが角筒材６の一側外面に直交する他側外面と外枠４の
内面との間に挟まれている。
【００１８】図２，図６に示すように、上記Ｌ型スペー
サ１７の第１および第２の短片１７ａ，１７ｂの先端に
はそれぞれ開先２０が形成されており、第１の短片１７
ａの先端が角筒材６の一側外面の平坦部に溶接され、第
２の短片１７ｂの先端が角筒材６の他側外面の平坦部に
溶接されている。尚、上記各種スペーサ１５，１６，１
７はそれぞれ、アルミニウム合金製の押出し成形品であ
る。
サ１７の第１および第２の短片１７ａ，１７ｂの先端に
はそれぞれ開先２０が形成されており、第１の短片１７
ａの先端が角筒材６の一側外面の平坦部に溶接され、第
２の短片１７ｂの先端が角筒材６の他側外面の平坦部に
溶接されている。尚、上記各種スペーサ１５，１６，１
７はそれぞれ、アルミニウム合金製の押出し成形品であ
る。
【００１９】図２に示すように、上記各種スペーサ１
５，１６，１７によって形成された空隙１４には、中性
子を吸収する中性子吸収材２２が挿入されている。これ
ら中性子吸収材２２はボロンを添加したアルミニウム合
金製の四角平板状の部材であり、上記中性子吸収材２２
の厚みＴ1は上記各種スペーサ１５，１６，１７の厚み
Ｔ2よりも薄く（Ｔ1＜Ｔ2）形成されている。
５，１６，１７によって形成された空隙１４には、中性
子を吸収する中性子吸収材２２が挿入されている。これ
ら中性子吸収材２２はボロンを添加したアルミニウム合
金製の四角平板状の部材であり、上記中性子吸収材２２
の厚みＴ1は上記各種スペーサ１５，１６，１７の厚み
Ｔ2よりも薄く（Ｔ1＜Ｔ2）形成されている。
【００２０】図７に示すように、上記外枠４は、アルミ
ニウム合金製であり、周方向で円弧状に分割された複数
（図７では計８個）の分割枠体４ａ，４ｂによって構成
されている。互いに隣接する一方の分割枠体４ａと他方
の分割枠体４ｂとは複数の固定ピン２３によって連結固
定されている。上記のような構成のバスケット３は次の
ようにして組立てられる。
ニウム合金製であり、周方向で円弧状に分割された複数
（図７では計８個）の分割枠体４ａ，４ｂによって構成
されている。互いに隣接する一方の分割枠体４ａと他方
の分割枠体４ｂとは複数の固定ピン２３によって連結固
定されている。上記のような構成のバスケット３は次の
ようにして組立てられる。
【００２１】先ず、図９に示すように、複数本の角筒材
６を配置した状態で、最も外端に位置した各角筒材６の
上下両端部内にそれぞれ固定フレーム３１を挿入する。
これら各固定フレーム３１には、前後方向Ｘへ伸縮自在
な第１のジャッキ３２と、左右方向Ｙへ伸縮自在な第２
のジャッキ３３とが取付けられている。そして、各角筒
材６間に十字型スペーサ１５とＴ型スペーサ１６の第１
の短片１６ａとを挿入する。
６を配置した状態で、最も外端に位置した各角筒材６の
上下両端部内にそれぞれ固定フレーム３１を挿入する。
これら各固定フレーム３１には、前後方向Ｘへ伸縮自在
な第１のジャッキ３２と、左右方向Ｙへ伸縮自在な第２
のジャッキ３３とが取付けられている。そして、各角筒
材６間に十字型スペーサ１５とＴ型スペーサ１６の第１
の短片１６ａとを挿入する。
【００２２】そして、第１のジャッキ３２を伸長させて
各角筒材６を前後方向Ｘにおいて所定の力で締付けると
ともに、第２のジャッキ３３を伸長させて各角筒材６を
左右方向Ｙにおいて所定の力で締付けることによって、
前後左右四方から角筒材６を拘束する。これにより、各
角筒材６間に所定間隔の空隙１４が形成される。この状
態で、各開先１９を利用して、図２に示すように、Ｔ型
スペーサ１６の第２の短片１６ｂの上下両端を一方の角
筒材６に点溶接Ｗするとともに、第３の短片１６ｃの上
下両端を他方の角筒材６に点溶接Ｗする。さらに、各開
先２０を利用して、Ｌ型スペーサ１７の第１の短片１７
ａの上下両端を角筒材６の一側外面に点溶接Ｗするとと
もに、第２の短片１７ｂの上下両端を角筒材６の他側外
面に点溶接Ｗする。これにより、角筒集合体５が形成さ
れる。
各角筒材６を前後方向Ｘにおいて所定の力で締付けると
ともに、第２のジャッキ３３を伸長させて各角筒材６を
左右方向Ｙにおいて所定の力で締付けることによって、
前後左右四方から角筒材６を拘束する。これにより、各
角筒材６間に所定間隔の空隙１４が形成される。この状
態で、各開先１９を利用して、図２に示すように、Ｔ型
スペーサ１６の第２の短片１６ｂの上下両端を一方の角
筒材６に点溶接Ｗするとともに、第３の短片１６ｃの上
下両端を他方の角筒材６に点溶接Ｗする。さらに、各開
先２０を利用して、Ｌ型スペーサ１７の第１の短片１７
ａの上下両端を角筒材６の一側外面に点溶接Ｗするとと
もに、第２の短片１７ｂの上下両端を角筒材６の他側外
面に点溶接Ｗする。これにより、角筒集合体５が形成さ
れる。
【００２３】上記のようにして各ジョッキ３２，３３で
拘束された角筒集合体５の外面間寸法に応じて、図７に
示すように、各分割枠体４ａ，４ｂの内面を機械加工
し、その後、各分割枠体４ａ，４ｂを上記角筒集合体５
の外側に配置し、これら分割枠体４ａ，４ｂを特別な締
付け用治具（図示せず）で締付けた後、各分割枠体４
ａ，４ｂにピン孔をあけて、固定ピン２３を打ち込む。
これにより、外枠４が形成される。その後、上記締付け
用治具を取外すとともに、第１および第２のジャッキ３
２，３３を短縮させて、これらジャッキ３２，３３と共
に各固定フレーム３１を角筒材６の上下両端部内から外
部へ脱抜する。その後、上記各種スペーサ１５，１６，
１７によって形成された空隙１４内にそれぞれ、中性子
吸収材２２を角筒集合体５の上方または下方から挿入
し、底板９と上板１１とを取り付ける。これにより、バ
スケット３が組立てられる。
拘束された角筒集合体５の外面間寸法に応じて、図７に
示すように、各分割枠体４ａ，４ｂの内面を機械加工
し、その後、各分割枠体４ａ，４ｂを上記角筒集合体５
の外側に配置し、これら分割枠体４ａ，４ｂを特別な締
付け用治具（図示せず）で締付けた後、各分割枠体４
ａ，４ｂにピン孔をあけて、固定ピン２３を打ち込む。
これにより、外枠４が形成される。その後、上記締付け
用治具を取外すとともに、第１および第２のジャッキ３
２，３３を短縮させて、これらジャッキ３２，３３と共
に各固定フレーム３１を角筒材６の上下両端部内から外
部へ脱抜する。その後、上記各種スペーサ１５，１６，
１７によって形成された空隙１４内にそれぞれ、中性子
吸収材２２を角筒集合体５の上方または下方から挿入
し、底板９と上板１１とを取り付ける。これにより、バ
スケット３が組立てられる。
【００２４】上記のように、外枠４を各分割枠体４ａ，
４ｂに８分割（図７の仮想線参照）しているため、各分
割枠体４ａ，４ｂの外表面を個々に機械加工することに
より、外枠４の内周面の機械加工を容易にし得る。ま
た、各分割枠体４ａ，４ｂを角筒集合体５の外側から取
り付けて外枠４を組付けることにより、角筒集合体５を
外枠４内に挿入する面倒な手間が省け、バスケット３の
組立が容易に行なえる。
４ｂに８分割（図７の仮想線参照）しているため、各分
割枠体４ａ，４ｂの外表面を個々に機械加工することに
より、外枠４の内周面の機械加工を容易にし得る。ま
た、各分割枠体４ａ，４ｂを角筒集合体５の外側から取
り付けて外枠４を組付けることにより、角筒集合体５を
外枠４内に挿入する面倒な手間が省け、バスケット３の
組立が容易に行なえる。
【００２５】また、図２，図６に示すように、上記のよ
うにして組立てられたバスケット３のＴ型スペーサ１６
においては、第２の短片１６ｂの先端と第３の短片１６
ｃの先端とにそれぞれ小型の開先１９を形成することに
よって、第２および第３の各短片１６ｂ，１６ｃの先端
と角筒材６の外面平坦部とが溶接Ｗされる。同様に、Ｌ
型スペーサ１７においては、第１の短片１７ａの先端と
第２の短片１７ｂの先端とにそれぞれ小型の開先２０を
形成することによって、第１および第２の各短片１７
ａ，１７ｂの先端と角筒材６の外面の平坦部とが溶接Ｗ
される。したがって、従来（図１４参照）のように角筒
材６１の円弧状のコーナー部６６と支持板６４との隙間
６７を開先として利用することはないため、加工する各
開先１９，２０の大きさに応じて溶接Ｗの溶け込み量が
調節される。これにより、溶接Ｗの溶け込み量が必要以
上に多くなることを防止でき、溶接歪みの発生を低減す
ることができる。
うにして組立てられたバスケット３のＴ型スペーサ１６
においては、第２の短片１６ｂの先端と第３の短片１６
ｃの先端とにそれぞれ小型の開先１９を形成することに
よって、第２および第３の各短片１６ｂ，１６ｃの先端
と角筒材６の外面平坦部とが溶接Ｗされる。同様に、Ｌ
型スペーサ１７においては、第１の短片１７ａの先端と
第２の短片１７ｂの先端とにそれぞれ小型の開先２０を
形成することによって、第１および第２の各短片１７
ａ，１７ｂの先端と角筒材６の外面の平坦部とが溶接Ｗ
される。したがって、従来（図１４参照）のように角筒
材６１の円弧状のコーナー部６６と支持板６４との隙間
６７を開先として利用することはないため、加工する各
開先１９，２０の大きさに応じて溶接Ｗの溶け込み量が
調節される。これにより、溶接Ｗの溶け込み量が必要以
上に多くなることを防止でき、溶接歪みの発生を低減す
ることができる。
【００２６】尚、上記のような開先１９，２０は、Ｔ型
およびＬ型スペーサ１６，１７を押出し成形加工する際
に同時に形成されるため、開先加工の手間を省くことが
できる。また、互いに隣接する角筒材６の外面間および
互いに隣接する角筒材６の外面と外枠４の内面との間に
それぞれ各種スペーサ１５，１６，１７を挟み込むこと
によって、所定間隔の空隙１４が形成され、これら空隙
１４に中性子吸収材２２を挿入することにより、中性子
吸収材２２を取り付けることができる。したがって、従
来（図１２，図１３参照）のような多数のスポット溶接
Ｓが不要となり、中性子吸収材２２の取付けの手間を大
幅に省くことができる。
およびＬ型スペーサ１６，１７を押出し成形加工する際
に同時に形成されるため、開先加工の手間を省くことが
できる。また、互いに隣接する角筒材６の外面間および
互いに隣接する角筒材６の外面と外枠４の内面との間に
それぞれ各種スペーサ１５，１６，１７を挟み込むこと
によって、所定間隔の空隙１４が形成され、これら空隙
１４に中性子吸収材２２を挿入することにより、中性子
吸収材２２を取り付けることができる。したがって、従
来（図１２，図１３参照）のような多数のスポット溶接
Ｓが不要となり、中性子吸収材２２の取付けの手間を大
幅に省くことができる。
【００２７】さらに、図２に示すように、上記中性子吸
収材２２の厚みＴ1は上記各種スペーサ１５，１６，１
７の厚みＴ2よりも薄く形成されているため、角筒材６
によって生じる外圧は各種スペーサ１５，１６，１７で
受けられ、中性子吸収材２２は上記外圧を受けない。こ
のため、上記外圧による中性子吸収材２２の変形を防止
することができる。
収材２２の厚みＴ1は上記各種スペーサ１５，１６，１
７の厚みＴ2よりも薄く形成されているため、角筒材６
によって生じる外圧は各種スペーサ１５，１６，１７で
受けられ、中性子吸収材２２は上記外圧を受けない。こ
のため、上記外圧による中性子吸収材２２の変形を防止
することができる。
【００２８】上記実施の形態では、図７に示すように、
外枠４を各分割枠体４ａ，４ｂに８分割しているが、８
分割に限ったものではなく、８分割以外の複数に分割し
てもよい。上記実施の形態では、バスケット３をキャス
ク１（使用済燃料格納器の一例）の内部に設けたが、他
の実施の形態として、図１０に示すように、使用済燃料
を保管するラック４１（使用済燃料格納器の他の例）内
にバスケット４２を設けてもよい。この場合、バスケッ
ト４２は、内側に補強用フレーム４４を有する外枠４３
と、この外枠４３内に挿入された角筒集合体５とで構成
されている。尚、上記角筒集合体５は、前後で開口する
複数の角筒材６を上下左右に配置した構成である。
外枠４を各分割枠体４ａ，４ｂに８分割しているが、８
分割に限ったものではなく、８分割以外の複数に分割し
てもよい。上記実施の形態では、バスケット３をキャス
ク１（使用済燃料格納器の一例）の内部に設けたが、他
の実施の形態として、図１０に示すように、使用済燃料
を保管するラック４１（使用済燃料格納器の他の例）内
にバスケット４２を設けてもよい。この場合、バスケッ
ト４２は、内側に補強用フレーム４４を有する外枠４３
と、この外枠４３内に挿入された角筒集合体５とで構成
されている。尚、上記角筒集合体５は、前後で開口する
複数の角筒材６を上下左右に配置した構成である。
【００２９】
【発明の効果】以上のように本発明によると、互いに隣
接する角筒材の外面間および互いに隣接する角筒材の外
面と外枠の内面との間にそれぞれスペーサを挟み込むこ
とによって、所定間隔の空隙が形成され、この空隙に中
性子吸収材を挿入することにより、中性子吸収材を取り
付けることができる。したがって、従来のような多数の
スポット溶接が不要となり、中性子吸収材の取付けの手
間を大幅に省くことができる。
接する角筒材の外面間および互いに隣接する角筒材の外
面と外枠の内面との間にそれぞれスペーサを挟み込むこ
とによって、所定間隔の空隙が形成され、この空隙に中
性子吸収材を挿入することにより、中性子吸収材を取り
付けることができる。したがって、従来のような多数の
スポット溶接が不要となり、中性子吸収材の取付けの手
間を大幅に省くことができる。
【図1】本発明の実施の形態におけるバスケットの横断
面の一部拡大図である。
面の一部拡大図である。
【図2】同、バスケットに設けられた各種スペーサと中
性子吸収材との横断面図である。
性子吸収材との横断面図である。
【図3】同、バスケットに設けられた十字型スペーサの
斜視図である。
斜視図である。
【図4】同、バスケットに設けられたＴ型スペーサの斜
視図である。
視図である。
【図5】同、バスケットに設けられたＬ型スペーサの斜
視図である。
視図である。
【図6】同、バスケットに設けられた各種スペーサの横
断面図であり、Ｔ型スペーサとＬ型スペーサとを角筒材
に溶接する前の状態を示す。
断面図であり、Ｔ型スペーサとＬ型スペーサとを角筒材
に溶接する前の状態を示す。
【図7】同、バスケットの横断面である。
【図8】同、キャスク内に設けられたバスケットの側面
半断面図である。
半断面図である。
【図9】同、バスケットを組立てる際の手順を説明する
ための角筒集合体の横断面図である。
ための角筒集合体の横断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態におけるバスケットの
縦断面の一部拡大図である。
縦断面の一部拡大図である。
【図11】従来のバスケットの角筒集合体の横断面の一部
拡大図である。
拡大図である。
【図12】従来のバスケットに設けられた仕切板の正面図
である。
である。
【図13】従来のバスケットに設けられた仕切板の横断面
であり、図１２におけるＺ−Ｚ矢視図である。
であり、図１２におけるＺ−Ｚ矢視図である。
【図14】従来のバスケットに設けられた仕切板と角筒材
との溶接部の拡大図である。
との溶接部の拡大図である。
１ キャスク（使用済燃料格納器） ２ 収納室 ３ バスケット ４ 外枠 ５ 角筒集合体 ６ 角筒材 ７ コーナー部 １４ 空隙 １５ 十字型スペーサ １５ａ〜１５ｄ 第１〜第４の短片 １６ Ｔ型スペーサ １６ａ〜１６ｃ 第１〜第３の短片 １７ Ｌ型スペーサ １７ａ，１７ｂ 第１，第２の短片 １８ コーナー部 １９，２０ 開先 ２２ 中性子吸収材 ４１ ラック（使用済燃料格納器） ４２ バスケット Ｔ1 中性子吸収材の厚み Ｔ2 スペーサの厚み
Claims (5)
- 【請求項1】 使用済燃料格納器内に配置されて内部に
使用済燃料を収納する複数の収納室が形成された使用済
燃料格納器用バスケットであって、外枠内に角筒集合体
が設けられ、上記角筒集合体は、複数本の角筒材がそれ
ぞれの面同士を合わせた状態で集められて構成され、上
記各角筒材内に、使用済燃料を収納可能な収納室が形成
され、互いに隣接する角筒材の外面間および互いに隣接
する角筒材の外面と外枠の内面との間にそれぞれ所定間
隔の空隙を形成するスペーサが複数設けられ、上記スペ
ーサによって形成された空隙に中性子吸収材が挿入され
ていることを特徴とする使用済燃料格納器用バスケッ
ト。 - 【請求項2】 中性子吸収材の厚みはスペーサの厚みよ
りも薄く形成されていることを特徴とする請求項１記載
の使用済燃料格納器用バスケット。 - 【請求項3】 互いに隣り合う４本の角筒材のコーナー
部同士が対向する箇所に、十字型スペーサが挿入され、
上記十字型スペーサは、対向する角筒材の外面間に挟ま
れる４つの短片を有しており、互いに隣り合う一対の角
筒材と外枠の内面とが対向する箇所に、Ｔ型スペーサが
挿入され、上記Ｔ型スペーサは、一対の角筒材の外面間
に挟まれる第１の短片と、一方の角筒材の外面と外枠の
内面との間に挟まれる第２の短片と、他方の角筒材の外
面と外枠の内面との間に挟まれる第３の短片とを有して
おり、互いに隣り合う角筒材のコーナー部と外枠の内面
のコーナー部とが対向する箇所に、Ｌ型スペーサが挿入
され、上記Ｌ型スペーサは、角筒材の一側外面と外枠の
内面との間に挟まれる第１の短片と、角筒材の他側外面
と外枠の内面との間に挟まれる第２の短片とを有してい
ることを特徴とする請求項１または請求項２記載の使用
済燃料格納器用バスケット。 - 【請求項4】 Ｔ型スペーサの第２の短片の先端と第３
の短片の先端とに開先が形成され、上記第２の短片が一
方の角筒材の外面平坦部に溶接され、上記第３の短片が
他方の角筒材の外面平坦部に溶接され、Ｌ型スペーサの
第１の短片の先端と第２の短片の先端とに開先が形成さ
れ、上記第１の短片が角筒材の一側外面の平坦部に溶接
され、上記第２の短片が角筒材の他側外面の平坦部に溶
接されていることを特徴とする請求項３記載の使用済燃
料格納器用バスケット。 - 【請求項5】 十字型スペーサとＴ型スペーサとＬ型ス
ペーサとはそれぞれ押出し成形品であることを特徴とす
る請求項３または請求項４記載の使用済燃料格納器用バ
スケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33354299A JP2001153993A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 使用済燃料格納器用バスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33354299A JP2001153993A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 使用済燃料格納器用バスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001153993A true JP2001153993A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18267218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33354299A Pending JP2001153993A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 使用済燃料格納器用バスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001153993A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004508543A (ja) * | 2000-09-01 | 2004-03-18 | ソシエテ プール レ トランスポール ドゥ ランデュストリ ニュクレエール−トランスニュクレエール | 放射性物質貯蔵用ケージ |
| JP2011526685A (ja) * | 2008-07-04 | 2011-10-13 | テーエヌ・アンテルナシオナル | 未使用または使用済み核燃料アセンブリ用の貯蔵ラック |
| JP2013205391A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 放射性物質格納容器 |
| CZ306177B6 (cs) * | 2013-11-06 | 2016-09-07 | Ĺ KODA JS a.s. | Vnitřní vestavba kontejneru obalového souboru |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33354299A patent/JP2001153993A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004508543A (ja) * | 2000-09-01 | 2004-03-18 | ソシエテ プール レ トランスポール ドゥ ランデュストリ ニュクレエール−トランスニュクレエール | 放射性物質貯蔵用ケージ |
| JP2011526685A (ja) * | 2008-07-04 | 2011-10-13 | テーエヌ・アンテルナシオナル | 未使用または使用済み核燃料アセンブリ用の貯蔵ラック |
| JP2013205391A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 放射性物質格納容器 |
| CZ306177B6 (cs) * | 2013-11-06 | 2016-09-07 | Ĺ KODA JS a.s. | Vnitřní vestavba kontejneru obalového souboru |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060206 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |