JPH09159403A - ステアリング回転角度検出装置 - Google Patents

ステアリング回転角度検出装置

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Publication number
JPH09159403A
JPH09159403A JP31637495A JP31637495A JPH09159403A JP H09159403 A JPH09159403 A JP H09159403A JP 31637495 A JP31637495 A JP 31637495A JP 31637495 A JP31637495 A JP 31637495A JP H09159403 A JPH09159403 A JP H09159403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering wheel
rotation angle
rotational angle
iron piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31637495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Namatame
英幸 生田目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP31637495A priority Critical patent/JPH09159403A/ja
Publication of JPH09159403A publication Critical patent/JPH09159403A/ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車等に使用されるステアリングにおいて、
ハンドルの回転角度を環境温度に影響されることなく精
度良く検出することができるステアリング回転角度検出
装置を提供する。 【解決手段】ハンドルを軸支するステアリングコラム1
2に移動鉄片36を取り付け、ハンドルの直進状態時に
おいてこの移動鉄片36に対向する位置にE型の差動ト
ランス(検出部28)を設置する。ハンドルが操作され
てステアリングコラム12が回転すると、移動鉄片36
が回転移動し、検出部28の差動接続された2次コイル
32B、32Cの端子A、B間から出力される差分電圧
の振幅値はステアリングコラム12の回転角度に比例し
て値となる。これにより、この検出した差分電圧の振幅
値からハンドルの回転角度を検出することができる。ま
た、このように構成されたステアリング回転角度検出装
置は温度特性が良く、環境温度に依存しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステアリング回転角
度検出装置に係り、特にハンドルの回転操作に連動して
回転するステアリング部材の回転角度を検出するステア
リング回転角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等のステアリングに動力装
置が取り付けれているパワーステアリングが知られてい
る。このパワーステアリングは手の力によってハンドル
を切ると、動力装置が働いて、軽い力でステアリング系
が働く。一般的には、油圧装置によって、手によるハン
ドルの動きを補助するようになっている。
【0003】ところで、パワーステアリングにはハンド
ルの回転に対して遊びが設けられている。例えば、直進
状態からのハンドルの回転角度を検出して、この回転角
度がある設定角度に満たないときは、パワーステアリン
グの動力装置が働かないようになっている。そして従来
は、このハンドルの回転角度を検出するために磁気抵抗
素子が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気抵
抗素子は温度特性が悪く、およそ−60°Cから80°
Cの温度範囲までしか保証されていない。このため、温
度が高温又は低温のところでは、ハンドルの回転角度を
正確に検出することができず、環境温度にハンドルの遊
びが影響されてしまうという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、自動車等に使用されるステアリングにおいて、
ハンドルの回転角度を環境温度に影響されることなく精
度良く検出することができるステアリング回転角度検出
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、一次コイルから移動鉄片を介して一対の2次
コイルに磁束を発生させ、前記移動鉄片の変位量を前記
一対の2次コイルに誘起される起電力に基づいて検出す
る差動トランスを使用し、自動車等の舵取りを行うハン
ドルの回転操作に連動して回転するステアリング部材の
回転角度を検出するステアリング回転角度検出装置であ
って、前記移動鉄片を前記ハンドルの回転操作に連動し
て回転する前記ステアリング部材に固着し、前記差動ト
ランスの前記一対の2次コイルに誘起される起電力に基
づいて前記ステアリング部材の回転角度を検出すること
を特徴としている。
【0007】本発明によれば、ハンドルの回転操作に連
動して回転するステアリング部材に差動トランスの移動
鉄片を固着し、差動トランスの一対の2次コイルに誘起
される起電力を検出し、この検出した起電力に基づいて
前記ステアリング部材の回転角度を検出する。これによ
り環境温度に影響されることなくハンドルの回転角度を
精度良く検出することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るステアリング回転角度検出装置の好ましい実施の形態
について詳説する。図1は、本発明に係るステアリング
回転角度検出装置が適用される自動車等のステアリング
機構の実施の形態を示した構成図である。
【0009】同図に示すように、ハンドル10を回転さ
せると、これに連動してステアリングコラム12が回転
する。このステアリングコラム12の回転角度はステア
リング機構14に機械的に伝達されるとともにステアリ
ング回転角度検出装置16からの信号によって伝達さ
れ、ステアリング機構14はこの回転角度に応じて、ス
テアリングコラム12から機械的に伝達された回転力及
びパワーステアリングによる油圧力によりタイヤ18、
18の向きを変える。
【0010】ところで、ステアリングには直進状態から
ある所定の回転角度分まで遊びが設けられている。即
ち、上記ステアリング機構14はステアリング回転角度
検出装置16からステアリングコラム12の回転角度を
検出し、ハンドル10が直進状態から例えば±3度を越
えない回転角度ではタイヤ18、18の向きが変わらな
いように、パワーステアリングの動作を停止させる。
【0011】次に、上記ステアリング回転角度検出装置
16の構成について詳説する。まず、ステアリング回転
角度検出装置16の原理を説明する。原理的には図2
(A)に示す差動トランスを使用する。同図の差動トラ
ンスは、図中上下方向に可動の鉄片36と、鉄片36の
移動量を検出する検出部28とから構成される。図2
(A)に示すように検出部28は一体形成されたE型の
鉄心30の三本の突出した鉄心30A、30B、30C
にそれぞれコイル32A、32B、32Cが巻かれ、中
央のコイル32Aに交流電源34が接続される。即ち、
コイル32Aは一次(励磁)コイルとして作用する。そ
して、両端の一対のコイル32B、32Cは2次コイル
として作用し、これらの2次コイル32B、32Cは差
動的に接続され2次コイル32B、32Cで誘起される
起電力の差分(差分電圧)が端子A、B間から検出され
る。
【0012】検出部28に対向する鉄片36が上記コイ
ル32A、32B、32Cの軸方向に対して垂直な方向
(図中上下方向)に変位すると2次コイルの端子A、B
間から検出される差分電圧(交流電圧)の振幅が変化す
る。この様子を図2(B)に示す。同図に示すように鉄
片36の変位量に対して2次コイル32B、32Cの端
子A、B間から検出される差分電圧の振幅値は直線的に
変化する。この結果から、2次コイルの端子A、B間か
ら検出される差分電圧によって鉄片36の変位量を検出
することができる。
【0013】図3(A)は本発明に係るステアリング回
転角度検出装置16を示す構成図である。尚、ステアリ
ング回転角度検出装置16は上記図2(A)の差動トラ
ンスを原理を応用したもので、上記図2(A)の差動ト
ランスに対応する部材には同符号を記す。同図に示すよ
うにステアリングコラム12(図1参照)に図2(A)
の鉄片36に相当する鉄片36を固着する。そして、ハ
ンドル10の直進状態時において上記鉄片36に対向し
た位置に図2(A)の検出部28に相当する検出部28
を空隙をもって設置する(検出部28はステアリングコ
ラム12の周囲を覆っているカバーに固定する)。
【0014】上記検出部28及び鉄片36の互いに対向
する面30D、30E、30F、36Aは、ステアリン
グコラム12の回転軸12Aと同軸の円柱面状に成形さ
れる。即ち、ステアリングコラム12の回転に伴って鉄
片36が回転した場合に、検出部28と鉄片36の互い
に対向する面の間隔が常に等間隔となるように形成され
る。
【0015】このように形成された検出部28の2次コ
イル32B、32Cの端子A、B間から検出される差分
電圧の振幅値は図3(B)に示すようにステアリングコ
ラム12の回転角度に対して直線的に変化する。これに
より、2次コイルの端子A、B間から検出される差分電
圧の振幅値に基づいてステアリングコラム12(即ち、
ハンドル)の回転角度を検出することができる。
【0016】尚、上記実施の形態では鉄片36をステア
リングコラム12に設置し、検出部28をステアリング
コラム12の周囲を覆っているカバーに設置するように
していたが、鉄片36と検出部28の設置位置を逆にし
てもよい。また、上記実施の形態において鉄片36及び
検出部28を設置した位置と反対側(回転軸12Aに対
して対称の位置)に同様の鉄片36及び検出部28を設
置し、これら2つの検出部28の端子A、B間から検出
される差分電圧を加算することにより、ステアリングコ
ラム12の軸振れ誤差をとり除くことができる。
【0017】
【発明の効果】以上発明したように本発明によれば、差
動トランスを用いてハンドルの回転操作に連動して回転
するステアリング部材の回転角度を検出するようにした
ため、環境温度に影響されることなく、精度良くステア
リング部材の回転角度、即ち、ハンドルの回転角度を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るステアリング回転角度検
出装置が適用されるステアリング機構の実施の形態を示
した構成図である。
【図2】図2は、差動トランスの原理を示した構成図及
びその応答特性を示した図である。
【図3】図3は、本発明に係る回転角度検出装置を示し
た構成図及びその応答特性を示した図である。
【符号の説明】
10…ハンドル 12…ステアリングコラム 14…ステリング機構 16…ステアリング回転角度検出装置 18…タイヤ 28…検出部 30…鉄心 32A…一次コイル 32B、32C…2次コイル 34…交流電源 36…鉄片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コイルから移動鉄片を介して一対の
    2次コイルに磁束を発生させ、前記移動鉄片の変位量を
    前記一対の2次コイルに誘起される起電力に基づいて検
    出する差動トランスを使用し、自動車等の舵取りを行う
    ハンドルの回転操作に連動して回転するステアリング部
    材の回転角度を検出するステアリング回転角度検出装置
    であって、 前記移動鉄片を前記ハンドルの回転操作に連動して回転
    する前記ステアリング部材に固着し、前記差動トランス
    の前記一対の2次コイルに誘起される起電力に基づいて
    前記ステアリング部材の回転角度を検出することを特徴
    とするステアリング回転角度検出装置。
JP31637495A 1995-12-05 1995-12-05 ステアリング回転角度検出装置 Pending JPH09159403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31637495A JPH09159403A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 ステアリング回転角度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31637495A JPH09159403A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 ステアリング回転角度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09159403A true JPH09159403A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18076388

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31637495A Pending JPH09159403A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 ステアリング回転角度検出装置

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JP (1) JPH09159403A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015125038A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アズビル株式会社 回転角度検出器およびアクチュエータ
JP2015125039A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アズビル株式会社 回転角度検出器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015125038A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アズビル株式会社 回転角度検出器およびアクチュエータ
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