JPH08159887A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH08159887A
JPH08159887A JP29733894A JP29733894A JPH08159887A JP H08159887 A JPH08159887 A JP H08159887A JP 29733894 A JP29733894 A JP 29733894A JP 29733894 A JP29733894 A JP 29733894A JP H08159887 A JPH08159887 A JP H08159887A
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JP
Japan
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magnet
torque
torque sensor
steering
shafts
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Application number
JP29733894A
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English (en)
Inventor
Mikiya Shinohara
原 幹 弥 篠
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロプロセッサー等による複雑な演算処
理に頼ることなしに、トルク検出特性が所望の補助操舵
力特性と類似の曲率変化を有するトルクセンサを提供す
る。 【構成】 トーションバーを介して相対的に回転変位可
能に連結された2つの軸の一方の軸に取り付けられた磁
石と、他方の軸に取り付けられた2本の平行な素子エレ
メント11a,11bおよび前記磁石から発生して2本
の素子エレメントを通過する磁束の変化により2本の素
子エレメントに生じる電気抵抗の変化を差動電圧として
出力する磁気抵抗素子6とから基本的に構成されるとと
もに、素子エレメントピッチPが、それぞれの素子エレ
メント11a,11bについて存在する、素子エレメン
トを通過する磁束の方向が素子エレメントに対してほぼ
平行となる2箇所の磁石5の位置の間隔の0.6倍から
1.0倍までの範囲にある構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の電動パワース
テアリング装置等に適用されるトルクセンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の操舵輪を操作する力を補助する
パワーステアリング装置として、電動式の装置が開発さ
れている。これは、運転者の操舵トルクを検出し、その
検出トルクに応じて操舵機構に設けた電動機が操舵補助
力を発生する装置であって、油圧式の場合のように、油
圧ポンプ駆動のためにエンジン出力を消費しないという
特徴がある。
【0003】この操舵トルク検出手段としては、信頼性
やコストの点から非接触でかつ構成の簡素な手段が望ま
しく、そのような操舵トルク検出手段として、例えば、
特開昭61−235270号公報等に開示されており、
その原理的な構成は図12の(a)〜図12の(c)に
示す様になっている。
【0004】図12の(a)において、図示しない操舵
輪を取付けている操舵側軸101と、同じく図示しない
操舵機構が取付けられている操舵機構側軸102とが、
トーションバー103を介して、同軸的にかつ相対的に
回転変位可能に連結されており、これらの軸は図示して
いない他の部品に固定された筒状のケース104によっ
て回転自在に支持されている。
【0005】操舵機構側軸102の軸端部の外周には、
磁石105が固定されているとともに、操舵側軸101
の軸端部の外周には磁石105が発生する磁束を検出す
るホール素子106が固定されている。なお、このとき
の磁石105とホール素子106との位置関係は、図1
2の(b)または(c)に示すような組み合わせとなっ
ている。
【0006】さらに、操舵側軸101のケース104内
の外周には、スリップリング107が取り付けられてい
るとともに、これに対応する位置のケース104の内周
にはブラシ108が取付けられており、ホール素子10
6からの検出信号は、スリップリング107およびブラ
シ108を介して、ケース104外側に取付けられた回
路109で増幅され、操舵補助力を発生する電動機の制
御回路に送られる。
【0007】このような構成のトルクセンサにおいて
は、操舵側軸101よりトルクが印加されてトーション
バー103が捩れると、磁石105とホ−ル素子106
の位置が相対的に変位して、ホール素子106を通過す
る磁石104からの磁束の磁束密度が変化し、この印加
トルクの変化(捩じれ角の変化)に対応した磁束密度の
変化がホール素子106により検出されて、トルク検出
信号が出力される。なお、磁石105とホール素子10
6との位置関係が図12の(b)および(c)に示す場
合の印加トルクに対するトルク検出特性は、図13に示
すようになっている。
【0008】そして、このトルク検出信号が電動機の制
御回路にて処理され、この処理情報に基づいて運転者の
操舵力に応じた操舵補助力が電動機により発生される。
【0009】ところで、通常、パワーステアリング装置
においては、例えば、直進走行時の修正操舵等において
運転者がハンドルに加える操舵力が小さいときは、操舵
補助力を抑制することにより、ハンドル操作感に安定感
を持たせ、逆に大きな操舵力を必要とする停車時の据え
切りや低速走行における操舵操作時等においては、大き
な操舵補助力を発生させることにより、軽い操作感を持
たせる必要がある。そのため、運転者の操舵トルクに対
する操舵補助力特性は、図14に示すように、零トルク
付近では抑制され、操舵トルクが正または負の方向に増
加すると急激に立ち上がり、運転者が大きな操舵力でハ
ンドルを操作する必要のない特性とすることが望まし
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示したような構成の従来の電動パワーステアリング装
置用トルクセンサにおいては、トーションバー103の
捩れにより、磁石105がホール素子106に対して図
12の(b)ないし(c)に示す矢印X1 およびX2 の
方向に変位する構成となっているため、入力トルクに対
するトルク検出特性は、図13に示したように、図中
(b´)のごとく入力トルクに直線的に比例して曲率変
化をもたないか、または、(b”)のごとく零トルク付
近では出力変化が大きく入力トルクの正または負の方向
の増加にともないトルク検出特性曲線の傾きが飽和する
特性となる(図12の(b)の構成の場合)か、あるい
は、図中(c)のように入力トルクの印加方向によって
非対称な特性となり(図12の(c)の構成の場合)、
図14に示したような、両方向のトルク入力に対して、
零トルク付近で曲率変化を有する特性曲線が得られな
い。
【0011】したがって、図12に示したような従来の
トルクセンサを用いて図14に示したような望ましい操
舵補助力特性を実現するためには、マイクロプロセッサ
ー等による演算処理が必要となり、そのため制御回路が
複雑で高価なものとなる問題があり、この問題を解決す
ることが課題であった。
【0012】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題に鑑み
てなされたものであり、マイクロプロセッサー等による
複雑な演算処理に頼ることなしに、トルク検出特性自体
が電動パワーステアリング装置における所望の補助操舵
力特性を発生するのに好適である、すなわち、トルク検
出特性が補助操舵力特性と類似の曲率変化を有するトル
クセンサを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトルクセン
サは、請求項1として、トーションバーを介して同軸的
に連結され、かつ回転トルクが加わった際にトーション
バーの捩じれにより相対的に回転変位可能な2つの軸に
おける前記回転トルクを検出するトルクセンサにおい
て、前記2つの軸のうち一方の軸の軸端に取り付けられ
た磁石と、他方の軸の軸端で且つ前記磁石に対向する位
置に取り付けられた導電体からなる2つの平行な素子エ
レメントおよび前記磁石から発生して2つの素子エレメ
ントを通過する磁束の変化により2つの素子エレメント
に生じる電気抵抗の変化を差動電圧として出力する回路
を備えた磁気抵抗素子とから基本的に構成されるととも
に、素子エレメント間のピッチが、それぞれの素子エレ
メントについて存在し且つ素子エレメントを通過する磁
束の方向が素子エレメントに対しほぼ平行となって素子
エレメントの電気抵抗が最大となる2箇所の磁石位置の
間隔の0.6倍から1.0倍までの範囲にある構成のも
のとし、請求項2として、1個の磁石が一方の軸の軸端
に取り付けられていて、その磁極が素子エレメントに対
し垂直方向に向いている構成のものとし、請求項3とし
て、互いに磁極の向きが相反する2個の磁石が平行に一
方の軸の軸端に取り付けられていて、それらの磁極が素
子エレメントに対向している構成のものとし、請求項4
として、トーションバーを介して同軸的に連結される2
つの軸は、電動パワーステアリング装置の操舵側軸と操
舵機構側軸である構成のものとしており、上記の構成を
課題を解決するための手段としている。
【0014】
【発明の作用】本発明の請求項1に係るトルクセンサで
は、磁石から発生している磁束の分布を、磁気抵抗素子
を用いて検出する際に得られる磁気検出特性を利用し
て、2つの素子エレメントの磁気検出出力を差動で取り
出すことにより、トーションバーに加わる回転トルクが
検出されるとともに、2つの素子エレメントのピッチ
を、それぞれの素子エレメントについて存在する、素子
エレメントを通過する磁束の方向が素子エレメントに対
してほぼ平行となって素子エレメントの電気抵抗が最大
となる2箇所の磁石位置の間隔の0.6倍から1.0倍
までの範囲とすることにより、操舵補助力特性と類似の
曲率変化を有する望ましいトルク検出特性となり、マイ
クロプロセッサー等による複雑な演算処理に頼ることな
く、簡素で低廉な電動パワーステアリング装置が実現さ
れることとなる。
【0015】本発明の請求項2に係るトルクセンサで
は、一方の軸の軸端に取り付けられる磁石が1つで、請
求項1に記載のトルクセンサと同様の作用が奏せられ、
トルクセンサ自体がより簡素なものとなる。
【0016】本発明の請求項3に係るトルクセンサで
は、上記の構成とすることにより、一方の軸の軸端に取
り付けられた2つの平行に並んだ磁石の間隔を適切に変
更すれば、磁石の形状を変えずに操舵補助力特性と類似
の曲率変化を有する望ましいトルク検出特性が得られる
ため、多種にわたる既存の油圧パワーステアリング装置
のトーションバーをそのまま利用して、電動パワーステ
アリング装置用のトルクセンサが構成されることとな
る。
【0017】本発明の請求項4に係るトルクセンサで
は、上記の構成とすることにより、直進走行時の修正操
舵等において運転者がハンドルに加える操舵力が小さい
ときは、ハンドル操作感に安定感があり、逆に大きな操
舵力を必要とする停車時の据え切りや低速走行における
操舵操作時等においては、軽い操作感を有する電動パワ
ーステアリング装置となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明に係るトルクセンサの一実
施例を示す構成図であって、図示しない操舵輪を取付け
ている操舵側軸1と、同じく図示しない操舵機構が取付
けられている操舵機構側軸2とが、トーションバー3を
介して同軸的にかつ相対的に回転変位可能に連結されて
おり、これらの軸は図示していない他の部品に固定され
た筒状のケース4によって回転自在に支持されている。
【0020】操舵機構側軸2の端部の外周には、磁石5
が固定されており、また、操舵側軸1の端部の外周で且
つ磁石5に対向する位置には、磁石5が発生する磁束を
検出する磁気抵抗素子6が固定されている。
【0021】また、操舵側軸1にはスリップリング7
が、ケース4にはブラシ8が取付けられ、磁気抵抗素子
6からの検出信号は、スリップリング7およびブラシ8
を介して、ケース4の外側に取付けられた回路9で増幅
され、補助操舵力を発生する電動機の制御回路に送られ
る。
【0022】図2は、図1における磁気抵抗素子6の一
例を示す構成図であって、図2において、ガラス、S
i、セラミックス等の基板10上には、Ni−Co合金
の強磁性体金属からなる抵抗膜のパターン11が形成さ
れており、パターン11は、素子エレメント11aおよ
び11b、並びに端子Q,U,Rの各部から構成され、
それぞれの素子エレメント11a,11bの電流方向の
長さLは、通常、電流に垂直方向の幅Wの10倍以上に
設定する必要があり、実質的な比L/Wを大きくするた
め、図2のように数回折り返した構成を採用することも
ある。
【0023】図3の(a)は、図1において示した磁石
5および磁気抵抗素子6を矢印Aの方向から見た場合の
詳細図であって、磁石5は、NS磁極方向がトーション
バー3の軸方向に対して垂直になるとともに、トーショ
ンバー3がNS磁極間の中央に位置するように、操舵機
構側軸2の軸端部の外周に固定されている。
【0024】また、磁気抵抗素子6は、素子エレメント
11aおよび11bのL´の方向が、磁石5の端面Eに
対して垂直となるとともに、トルクが印加されない状態
で、磁気抵抗素子6の素子エレメント11a,11b間
の中心線が磁石のNS磁極間の中心線に一致するように
操舵側軸1の軸端部の外周に固定されている。
【0025】素子エレメントの長さLは、0.1〜10
mmの長さを採用できるが、本実施例では、1.5mm
とし、磁石5の端面Eから素子エレメント中心Cまでの
距離(ギャップ)Gを約2.7mmとした。
【0026】また、図3の(a)の矢印Fの方向から見
た図である図3の(b)に示すように、トーションバー
3から磁石5の幅Wmの中央までの距離D1は、トーシ
ョンバー3を内蔵でき、トルクセンサを保護するケース
4が大きくなり過ぎないよう、20〜40mmとするこ
とが望ましく、本実施例では32mmとした。
【0027】また、磁気抵抗素子6の素子エレメント1
1a,11bとトーションバー3との間の距離は、磁気
検出感度の点から、D1と同じ32mmとした。
【0028】磁石5の長さLmは、電動パワーステアリ
ング装置用のトルクセンサとして使用することを考える
と、1〜2kgf・mのトルクが印加されたときに、磁
石のNまたはS極が、零トルク時のNS磁極間の中央位
置まで変位する長さであることが望ましく、トーション
バー3の剛性率の点から、2〜15mm程度が適する
が、本実施例においては4mmとした。
【0029】また、磁石5の材料は、磁気抵抗素子6の
素子エレメント11a,11bに、200エルステッド
以上の磁界を印加できることが望ましく、フェライト磁
石でも希土類磁石でも可能であるが、温度安定性の点か
らSm−Co系磁石を使用した。
【0030】さらに、図4は、磁気抵抗素子6の配線を
示す回路図であって、端子Q、U間に定電圧Vccを印
加し、素子エレメント11a,11b間の端子Rの電位
変動をセンサ出力として、回路処理している。
【0031】次に、図1に示す構成のトルクセンサの動
作について説明する。
【0032】図1の構成のトルクセンサにおいて、操舵
側軸1よりトルクが印加されると、トーションバー3が
捩れ、磁石5は磁気抵抗素子6に対して、図3に示すX
方向へ相対的に変位し、磁石5より素子エレメント11
a,11bに印加される磁界の方向が変化し、素子エレ
メント11a,11bの電気抵抗が変化する。
【0033】このとき、素子エレメント11aと11b
は、ある程度の距離(図2に示す素子エレメントピッチ
P)を隔てて配置されているため、個々の素子エレメン
ト11a,11bに印加される磁界の方向に差が生じ、
これが素子エレメント11a,11bどうしの電気抵抗
の差となって端子Rの電位が変化することによりトルク
を検出できる。
【0034】電位の変化としてトルクを検出した際、望
ましいトルク検出特性が以下に説明する原理により得ら
れる。
【0035】一般に、Fe、Ni、Coを含む強磁性体
金属は、異方性磁気抵抗効果を示し、電流の流れる方向
と平行に磁界が印加されたとき(すなわち、磁化方向が
電流と平行なとき)、電気抵抗が最大となり、電流の流
れる方向と垂直となる方向に磁界が印加されたとき(す
なわち磁化方向が電流と垂直であるとき)電気抵抗は最
小になる。
【0036】したがって、図3の構成において、それぞ
れの素子エレメント11a、11bの電気抵抗が最小と
なるのは、磁石5のNS磁極間の中央位置が、それぞれ
の素子エレメント11a、11bの正面に来たときであ
り、例えば、磁石5のNS磁極間の中央位置が素子エレ
メント11aの正面に位置するときの磁石5より発生す
る磁束は、図5の(a)に示すように、素子エレメント
11aを電流方向に垂直に横切り、素子エレメント11
aの電気抵抗は最小となる。
【0037】また、図5の(b)に示す状態では、磁石
5より発生した磁束が素子エレメント11aの電流方向
にほぼ平行となり、素子エレメント11aの電気抵抗が
最大となる。
【0038】それゆえ、零トルク時の磁石5のNS磁極
間の中央位置を原点とし、磁石5の磁気抵抗素子6に対
する変位xを横軸に取り、それぞれの素子エレメント1
1a,11bの電気抵抗を縦軸にとると図6に示すよう
な特性となる。
【0039】この特性図において、それぞれの素子エレ
メント11a,11bの電気抵抗が最小を示すときの磁
石5の位置の間隔Pabは、動作原理上素子エレメント
ピッチPと一致する。
【0040】また、それぞれの素子エレメント11a,
11bについて、その電気抵抗が最大値をとる磁石5の
位置は2ケ所存在するが(N極およびS極が各素子エレ
メントに近づいたとき)、その間隔P2は磁石5の磁界
分布により決まるため、磁石5の形状やギャップGに依
存する。図3に示す構成を採用する場合には、間隔P2
は磁石の長さLmに対して1〜2倍の範囲にあった。
【0041】ここで、上記のような磁石5の変位に対す
る電気抵抗変化を示す素子エレメント11a,11b
を、図4に示すように接続して端子Q,U間に定電圧V
ccを印加すると、出力端子Rの電位は、印加トルクに
対し素子エレメントピッチPと電気抵抗が最大値をとる
磁石位置の間隔P2との関係の違いによって、図7の
(a),(b)および(c)に示すように変化する。
【0042】出力端子Rの電位は、素子エレメントピッ
チPに依存し、素子エレメントピッチPが図6の間隔P
2より著しく広いと、図7の(a)のように零トルク付
近で極大点や極小点が生じ、センサ特性として望ましく
ない。
【0043】これに対して、素子エレメントピッチPが
図6の間隔P2に対して、やや狭いときに、図7の
(b)に示すような特性が得られ、零トルク付近では特
性曲線の傾きが小さく、印加トルクが増加して磁石5の
変位が大きくなると、傾きが大きくなり、変位と出力電
位の関係が1対1であるセンサとして使用できる領域Δ
Tも広く、電動パワーステアリング用トルクセンサとし
て好ましい特性となる。
【0044】また、素子エレメントピッチPが図6の間
隔P2より著しく狭いと、図7の(c)のようになり、
原点付近で特性曲線の傾きが小さくなる領域が得られ
ず、センサとして使用できる領域も狭い。
【0045】本実施例では、長さLmが4mmの磁石5
を使用し、ギャップGを2.7mmとして、素子エレメ
ントピッチPを0.2〜10mmの範囲で数種類を検討
したところ、3.6〜6mmの素子エレメントピッチP
を使用した場合に、図7の(b)に示す望ましい特性を
得た(同図は素子エレメントピッチP=5mm時の測定
結果)。
【0046】また、本実施例において、個々の素子エレ
メント11a,11bの電気抵抗の変化に関する図6の
間隔P2は6mmであり、望ましい特性が得られる素子
エレメントピッチPは、間隔P2、すなわち磁石より発
生する磁束の方向が該素子エレメントに平行になる2箇
所の位置の間隔の0.6倍から1.0倍までの範囲にあ
ることが必要であった。
【0047】このような望ましい特性を有する構成を採
用することにより、トルクセンサの出力をリニアアンプ
等の簡素な回路構成で、増幅処理するだけで、電動パワ
ーステアリング装置の制御回路用信号として使用するこ
とができ、マイクロプロッセサー等による複雑な信号処
理回路を省略できるのである。
【0048】また、本発明のトルクセンサにおいては、
原点付近で特性曲線の傾きが小さくなる領域の幅は、素
子エレメントピッチPを間隔P2に近い広さにしたり、
ギャップGを大きくしたりすることにより、広げること
も可能である。
【0049】次に、図8は、本発明に係るトルクセンサ
の他の実施例を示す構成図であって、図1の操舵機構側
軸2の端部の外周に取り付けられた磁石5にかえて、2
個の磁石とヨークより基本的に構成される磁界発生器2
1が取り付けられたものである。
【0050】また、図9の(a)は、図8に示した磁界
発生器21および磁気抵抗素子6を図8の矢印Aの方向
より見た詳細図であって、図9の(a)において、磁界
発生器21は、非磁性の支持部材22と、支持部材22
に固定されたヨーク23と、支持部材22にNS磁極が
互いに逆になるように平行に固定された2個の同一形状
の磁石24aおよび24bとにより構成されており、磁
石24a,24bの磁極面E2が磁気抵抗素子6に対向
し、かつ、磁石24a,24b間の中央線(以後、磁界
発生器21の中央線と記す。)がトーションバー3の中
央に位置するように固定されている。
【0051】また、磁気抵抗素子6は、素子エレメント
11aおよび11bのL´方向が磁界発生器21の磁極
面E2に対して垂直になるとともに、トルクが印加され
ていない状態で磁界発生器21の中央線が磁気抵抗素子
6の素子エレメント11a,11b間の中央に位置する
ように固定されている。
【0052】本実施例では、磁気抵抗素子6の素子エレ
メント長さLを1.5mm、磁界発生器21から素子エ
レメント中心Cまでの距離(ギャップ)Gを約2.7m
mとした。
【0053】また、トーションバー3から磁石24a、
24bの幅Wm2の中央までの距離D2(図9の
(b))は32mm、磁気抵抗素子6の素子エレメント
11a,11bとトーションバー3との間の距離も32
mmとした。
【0054】磁石24a、24bの材料は、Sm−Co
系磁石を使用し、幅WaおよびWbを2mm、両者の間
隔を1mmとした。
【0055】磁気抵抗素子6には、図1における実施例
と同じく、図4に示すように、端子Q,U間に一定電圧
Vccを印加し、素子エレメント11a,11b間の端
子Rの電位変動をセンサ出力として、回路処理した。
【0056】本実施例のトルクセンサも、図1における
実施例と同様の動作をする。すなわち、図9の構成のト
ルクセンサにおいて、操舵側軸1よりトルクが印加され
ると、トーションバー3が捩じれ、磁界発生器21は磁
気抵抗素子6に対して、図9の矢印Xの方向へ変位し、
磁界発生器21より素子エレメント11a,11bに印
加される磁界の方向が変化し、素子エレメント11a,
11bの電気抵抗が変化する。
【0057】本実施例の構成において、磁気抵抗素子6
のそれぞれの素子エレメント11a、11bの電気抵抗
が最小となるのは、磁界発生器21の中央線が、それぞ
れの素子エレメント11a、11bの正面に来たときで
あり、例えば、磁界発生器21の中央線が素子エレメン
ト11aの正面に位置したときの磁界発生器21の磁石
24aより発生する磁束は、図10の(a)に示すよう
に、素子エレメント11aを電流方向に垂直に横切り、
その結果、素子エレメント11aの電気抵抗は最小とな
る。
【0058】また、図10の(b)に示す状態では、磁
石24aより発生した磁束が素子エレメント11aの電
流方向にほぼ平行となり、素子エレメント11aの電気
抵抗が最大となる。
【0059】したがって本実施例においても、磁石発生
器21の変位に対するそれぞれの素子エレメント11
a,11bの電気抵抗の変化は、図6に示したと同様に
なり、それぞれの素子エレメント11a,11bの電気
抵抗が最小となる時の磁界発生器21の位置の間隔Pa
bは、図1における実施例と同様に素子エレメントピッ
チPと一致する。
【0060】また、本実施例においては、2個の磁石2
4a,24bをその磁極が磁気抵抗素子6に対向するよ
うに配置した構成となっているため、個々の素子エレメ
ント11a,11bの電気抵抗が最大となる磁界発生器
21の位置は、磁石24a,24bのN磁極あるいはS
磁極の中心位置が素子エレメント11a,11bの正面
に来る位置であり、図6における間隔P2は、磁石24
a、24bの磁極中心の間隔W2(図9)に一致する。
【0061】このような磁界発生器21の変位に対する
電気抵抗変化を示す素子エレメント11a,11bを、
図4に示すように接続し、端子Q,U間に定電圧Vccを
印加すると、出力端子Rの電位は、印加トルクに対し、
図1における実施例と同様に、磁気抵抗素子6の素子エ
レメントピッチPに依存したトルク検出特性を示した。
【0062】すなわち、素子エレメントピッチPが間隔
P2、つまり磁石24a,24bの磁極中心の間隔W2
に対してやや狭いときには図11に示すような特性とな
って、零トルク付近では特性曲線の傾きが小さく、印加
トルクが増加して磁石(磁界発生器21)の変位が大き
くなるとともに傾きが大きくなるという、電動パワース
テアリング用トルクセンサとして好ましい特性を得た。
【0063】また、素子エレメントピッチPが磁石24
a、24bの磁極中心の間隔W2より著しく広いと、図
7の(a)に示したと同様に、零トルク付近で極大点や
極小点が生じるためセンサ特性として望ましくない。
【0064】これに対して、素子エレメントピッチPが
磁石24a、24bの磁極中心の間隔W2より著しく狭
いと、図7の(c)に示したと同様の結果となり、原点
付近で特性曲線の傾きが小さくなる領域が得られず、セ
ンサとして使用できる領域も狭くなった。
【0065】本実施例では、具体的には、幅Waおよび
Wbが2mmの磁石24a,24bを磁極中心間隔W2
が3mmになるように配置し、磁石24a,24bとギ
ャップGを2.7mmとして、素子エレメントピッチP
を0.2〜10mmの範囲で数種類検討した結果、1.
8〜3mmの素子エレメントピッチPを使用した場合
に、図11に示すような望ましい特性を得た。
【0066】本実施例においても、望ましいトルク検出
特性が得られるのは、磁気抵抗素子6の素子エレメント
ピッチPが、磁石24a,24bの磁極中心間隔W2、
すなわち、磁石24aまたは24bより発生する磁束の
方向が素子エレメント11aまたは11bに平行になる
2ケ所の位置の間隔P2の0.6倍から1.0倍までの
範囲にあることが必要であった。
【0067】また、本実施例においては、2個の磁石2
4a,24bを一定の間隔を置いて配置した構成を採用
したため、その間隔を変更するだけで、磁石の形状を変
えずに、多種にわたる既存の油圧パワーステアリング装
置のトーションバーをそのまま利用して、電動パワース
テアリング装置用のトルクセンサを構成できるという利
点を有している。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係るトルクセンサによれば、トーションバーを介
して同軸的に連結され、かつ回転トルクが加わった際に
トーションバーの捩じれにより相対的に回転変位可能な
2つの軸のうち一方の軸の軸端に取り付けられた磁石
と、他方の軸の軸端の前記磁石に対向する位置に取り付
けられた導電体からなる2つの平行な素子エレメントお
よび前記磁石から発生して2つの素子エレメントを通過
する磁束の変化により2つの素子エレメントに生じる電
気抵抗の変化を差動電圧として出力する回路を備えた磁
気抵抗素子とから基本的に構成されるとともに、素子エ
レメント間のピッチが、それぞれの素子エレメントにつ
いて存在し且つ素子エレメントを通過する磁束の方向が
素子エレメントに対しほぼ平行となって素子エレメント
の電気抵抗が最大となる2箇所の磁石位置の間隔の0.
6倍から1.0倍までの範囲にある構成としたことによ
り、マイクロプロセッサー等による複雑な演算処理に頼
ることなく、トルク検出特性が望ましい操舵補助力特性
と類似の曲率変化を有するトルクセンサとすることがで
き、簡素で低廉な電動パワーステアリング装置を実現で
きるというすぐれた効果がもたらされる。
【0069】本発明の請求項2に記載の構成とすれば、
一方の軸の軸端に取り付けられる磁石が1個で請求項1
に記載のトルクセンサと同様の効果を奏するトルクセン
サが得られ、トルクセンサ自体をより簡素なものとする
ことができるという効果がもたらされる。
【0070】本発明の請求項3に記載の構成とすれば、
一方の軸の軸端に取り付けられた2個の平行に並んだ磁
石の間隔を適切に変更すれば、磁石の形状を変えずに操
舵補助力特性と類似の曲率変化を有する望ましいトルク
検出特性を得ることができ、、多種にわたる既存の油圧
パワーステアリング装置のトーションバーをそのまま利
用して、電動パワーステアリング装置用のトルクセンサ
を構成できるという優れた効果がもたらされる。
【0071】本発明の請求項4に記載の構成とすれば、
直進走行時の修正操舵等において運転者がハンドルに加
える操舵力が小さいときは、ハンドル操作感に安定感が
あり、逆に大きな操舵力を必要とする停車時の据え切り
や低速走行における操舵操作時等においては、軽い操作
感を有する電動パワーステアリング装置が得られるとい
う効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクセンサの一実施例を示す半
裁断面説明図である。
【図2】図1のトルクセンサに使用される磁気抵抗素子
の素子エレメントの構成図である。
【図3】図1のA方向から見たトルクが印加されていな
い時の磁石と磁気抵抗素子との位置関係を示す説明図
(図3の(a))、および図3の(a)の矢印Fの方向
から見た磁石および磁気抵抗素子のトーションバーの軸
中心との距離を示す説明図(図3の(b))である。
【図4】図1のトルクセンサに使用される磁気抵抗素子
内の電気回路図である。
【図5】磁束が素子エレメントを垂直方向に横切る場合
の磁束分布と素子エレメントとの位置関係を示す説明図
(図5の(a))、および磁束が素子エレメントにほぼ
平行になる場合の磁束分布と素子エレメントとの位置関
係を示す説明図(図5の(b))である。
【図6】磁石の変位による個々の素子エレメントの電気
抵抗変化を示す特性図である。
【図7】素子エレメントピッチPが図6の間隔P2に対
して著しく広い(1.0倍を超える)場合(図7の
(a))、素子エレメントピッチPが図6の間隔P2の
0.6倍から1.0倍の範囲にある(5mm)場合(図
7の(b))、および素子エレメントピッチPが図6の
間隔P2に対して著しく狭い(0.6倍未満)場合にお
けるトルク検出特性図である。
【図8】本発明に係るトルクセンサの他の実施例を示す
半裁断面説明図である。
【図9】図8の矢印Aの方向から見たトルクが印加され
ていない時の磁石と磁気抵抗素子との位置関係を示す説
明図(図9の(a))、ならびに図9の(a)の矢印F
の方向から見た磁石および磁気抵抗素子とトーションバ
ーの軸中心との距離を示す説明図(図9の(b))であ
る。
【図10】磁束が素子エレメントを垂直方向に横切る場
合の磁束分布と素子エレメントとの位置関係を示す説明
図(図10の(a))、および磁束が素子エレメントに
ほぼ平行になる場合の磁束分布と素子エレメントとの位
置関係を示す説明図(図10の(b))である。
【図11】図8に示すトルクセンサの素子エレメントピ
ッチPが図10の間隔W2の0.6倍から1.0倍の範
囲にある場合(2.5mm)におけるトルク検出特性を
示す特性図である。
【図12】従来のトルクセンサの一構成例を示す説明図
であって、トルクセンサ全体の構成を示す半裁断面図
(図12の(a))、図12の(a)におけるトルクセ
ンサに組み込まれる磁石およびホール素子の構成例を示
す説明図(図12の(b)および図12の(c))であ
る。
【図13】従来のトルクセンサにおけるトルク検出特性
例を示す特性図である。
【図14】パワーステアリング装置における、操舵トル
クに対する所望の操舵補助力の出力特性図である。
【符号の説明】
1 操舵側軸 2 操舵機構側軸 3 トーションバー 4 ケース 5 磁石 6 磁気抵抗素子 7 スリップリング 8 ブラシ 9 回路 10 基板 11 パターン 11a,11b 素子エレメント 21 磁界発生器 22 支持部材 23 コア 24a,24b 磁石 Q,U,R 端子 β 磁束線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーションバーを介して同軸的に連結さ
    れ、且つ回転トルクが加わった際にトーションバーの捩
    じれにより相対的に回転変位可能な2つの軸における前
    記回転トルクを検出するトルクセンサにおいて、前記2
    つの軸のうち一方の軸の軸端に取り付けられた磁石と、
    他方の軸の軸端で且つ前記磁石に対向する位置に取り付
    けられた導電体からなる2つの平行な素子エレメントお
    よび前記磁石から発生して2つの素子エレメントを通過
    する磁束の変化により2つの素子エレメントに生じる電
    気抵抗の変化を差動電圧として出力する回路を備えた磁
    気抵抗素子とから基本的に構成されるとともに、素子エ
    レメント間のピッチが、それぞれの素子エレメントにつ
    いて存在し且つ素子エレメントを通過する磁束の方向が
    素子エレメントに対しほぼ平行となって素子エレメント
    の電気抵抗が最大となる2箇所の磁石位置の間隔の0.
    6倍から1.0倍までの範囲にあることを特徴とするト
    ルクセンサ。
  2. 【請求項2】 1個の磁石が一方の軸の軸端に取り付け
    られていて、その磁極が素子エレメントに対し垂直方向
    に向いていることを特徴とする請求項1に記載のトルク
    センサ。
  3. 【請求項3】 互いに磁極の向きが相反する2個の磁石
    が平行に一方の軸の軸端に取り付けられていて、それら
    の磁極が素子エレメントに対向していることを特徴とす
    る請求項1に記載のトルクセンサ。
  4. 【請求項4】 トーションバーを介して同軸的に連結さ
    れる2つの軸は、電動パワーステアリング装置の操舵側
    軸と操舵機構側軸である請求項1に記載のトルクセン
    サ。
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