JPH09159385A - 冷却ジャケット及びその製造方法 - Google Patents

冷却ジャケット及びその製造方法

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JPH09159385A
JPH09159385A JP31892595A JP31892595A JPH09159385A JP H09159385 A JPH09159385 A JP H09159385A JP 31892595 A JP31892595 A JP 31892595A JP 31892595 A JP31892595 A JP 31892595A JP H09159385 A JPH09159385 A JP H09159385A
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JP
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block
blocks
cooling jacket
hole
metal material
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JP31892595A
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Shiro Matsumoto
史朗 松本
Hiroshi Ikami
浩 井神
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Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体通路のベースに対する熱接触面積が大き
く、熱交換効率が優れている冷却ジャケットを提供する
こと。 【解決手段】 ベース1と媒体通路4とからなり、ベー
ス1は、冷媒ブロック11とベースブロック12とが、
任意の数だけ交互に並設され、隣接するブロック11,
12が、両ブロック11,12間の隙間に充填されたは
んだ5により接合されて、構成されており、媒体通路4
は、冷媒ブロック11の貫通孔111とU字管41とか
らなり、全ての冷媒ブロック11の貫通孔111が、ベ
ースブロック12を介して隣接する冷媒ブロック11の
貫通孔111がU字管41により連結されることによ
り、連通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流通する液体を媒
体として熱交換を行なう冷却ジャケットに関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来一般の冷却ジャケット
は、断面図である図17に示すように、アルミニウムか
らなるベース1の表面に、蛇行した銅管2が、機械かし
め、ろう付け、又ははんだ付けにより接合されて構成さ
れている。
【0003】しかしながら、上記構成の冷却ジャケット
では、銅管2のベース1に対する、冶金的結合がないた
め又は熱接触面積が銅管2の表面積の略半分でしかない
ため、熱交換効率が低いという問題があった。
【0004】本発明は、熱交換効率が優れている冷却ジ
ャケットを提供すること、及びそのような冷却ジャケッ
トを簡単に得ることができる製造方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の冷却ジャケットは、ベースと媒体通
路とからなる冷却ジャケットにおいて、ベースは、第1
金属材料からなり貫通孔が形成されている第1ブロック
と第2金属材料からなる第2ブロックとが、任意の数だ
け交互に並設され、隣接するブロックが、両ブロック間
の隙間に充填されたはんだにより接合されて、構成され
ており、媒体通路は、第1ブロックの貫通孔とU字管と
からなり、全ての第1ブロックの貫通孔が、第2ブロッ
クを介して隣接する第1ブロックの貫通孔がU字管によ
り連結されることにより、連通されていることを特徴と
している。
【0006】請求項2記載の冷却ジャケットの製造方法
は、第1金属材料からなり貫通孔が形成されている第1
ブロック及び第2金属材料からなる第2ブロックからな
るベースと、第1ブロックの貫通孔及びU字管からなる
媒体通路とで構成された冷却ジャケットを製造する方法
であって、第2ブロックが挿入されるだけの間隔を置い
て任意の数だけ第1ブロックを並設し、全ての第1ブロ
ックの貫通孔が連通するように、隣接する第1ブロック
の貫通孔をU字管の端部を嵌入させて連結し、貫通孔内
壁とU字管の端部との隙間に超音波浸漬法によりはんだ
を侵入させて貫通孔とU字管とを接合し、全ての第1ブ
ロックの相互間に第2ブロックを挿入し、第1ブロック
と第2ブロックとの間の隙間に超音波浸漬法によりはん
だを侵入させて両ブロックを接合することを特徴として
いる。
【0007】請求項3記載の冷却ジャケットの製造方法
は、請求項2記載の構成において、第2金属材料がアル
ミニウム部材であり、第1金属材料がアルミニウム部材
又は銅であり、U字管がアルミニウム部材及び銅以外の
金属材料からなっており、第1ブロックの貫通孔をU字
管で連結し貫通孔とU字管とを接合する際において、予
めU字管の端部表面に、銅、アルミニウム、亜鉛、鉛、
ケイ素、カドミウム、スズ、及びこれらの1種以上を主
成分とする合金、の内から任意に選択した金属からなる
めっきを施しておき、その後に、貫通孔にU字管の端部
を嵌入させて超音波浸漬法を行なうものである。
【0008】請求項4記載の冷却ジャケットの製造方法
は、請求項2記載の構成において、第2金属材料がアル
ミニウム部材であり、第1金属材料及びU字管の構成材
料がアルミニウム部材及び銅以外の金属材料であり、第
1ブロックの貫通孔をU字管で連結し貫通孔とU字管と
を接合する際において、予め貫通孔の端部内壁とU字管
の端部表面とにそれぞれ、銅、アルミニウム、亜鉛、
鉛、ケイ素、カドミウム、スズ、及びこれらの1種以上
を主成分とする合金、の内から任意に選択した金属から
なるめっきを施しておき、その後に、貫通孔にU字管の
端部を嵌入させて超音波浸漬法を行ない、第1ブロック
と第2ブロックとを接合する際において、予め第1ブロ
ックの接合部分の表面に、銅、アルミニウム、亜鉛、
鉛、ケイ素、カドミウム、スズ、及びこれらの1種以上
を主成分とする合金、の内から任意に選択した金属から
なるめっきを施しておき、その後に、両ブロックに対し
て超音波浸漬法を行なうものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の冷却
ジャケットを示す斜視図、図2は図1のII矢視図であ
る。この冷却ジャケットは、ベース1と媒体通路4とか
らなっており、媒体通路4の大部分をベース1に内蔵し
た構成を有している。
【0010】ベース1は、貫通孔111を有する冷媒ブ
ロック(第1ブロック)11とベースブロック(第2ブ
ロック)12とが任意の数だけ交互に並設され、隣接す
るブロック11,12がその間の隙間に充填されたアル
ミニウム部材用はんだ5により接合されて、構成されて
いる。アルミニウム部材とは、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金を示している。ここでは、冷媒ブロック11
を4個、ベースブロック12を5個用いている。媒体通
路4は、冷媒ブロック11の貫通孔111を全ての貫通
孔111が連通するようにU字管41により連結して構
成されている。
【0011】冷媒ブロック11は、図3に示すように、
第1金属材料からなる直方体であり、一隅にリブ112
を有している。貫通孔111は冷媒ブロック11の長手
方向に延びて形成されている。第1金属材料は、媒体の
種類又は使用環境に応じて選択されるものであり、ここ
では、チタンを用いているが、ステンレス等を用いても
よい。チタン、ステンレス等は、アルミニウム部材用は
んだが直接には付着しないものである。
【0012】ベースブロック12は、図4に示すよう
に、第2金属材料からなる直方体であり、一隅にリブ1
22を有している。第2金属材料は、軽量で熱伝導率の
良いものが好ましく用いられ、ここでは、アルミニウム
部材を用いている。
【0013】U字管41は、後述するように、その端部
が貫通孔111に内嵌され、端部と貫通孔111の内壁
との間の隙間にはんだが充填されて、貫通孔111に接
合されている。ここでは、U字管41として、冷媒ブロ
ック11と同じ金属を用いている。
【0014】次に、上記構成の冷却ジャケットの製造方
法を説明する。まず、冷媒ブロック11に対してめっき
処理を施し、図5に示すように銅めっき層8を形成す
る。銅めっき層8は、ベースブロック12との間で隙間
10a(図11)を構成する部分の表面に形成する。こ
のめっき処理は、通常の方法、即ち脱脂、水洗、電解、
水洗、乾燥という工程を経て行なう。その際の電解条件
は表1に示す通りである。
【0015】
【表1】
【0016】一方、冷媒ブロック11及びU字管41に
対しても、同様にめっき処理を施し、図6に示すように
銅めっき層8を形成する。銅めっき層8は、貫通孔11
1の端部の大径口部111aの内壁とU字管41の端部
411表面とに形成する。
【0017】次に、図7に示すように、まず、ベースブ
ロック12が挿入されるだけの間隔Dを置いて4個の冷
媒ブロック11を並設し、次に、全ての冷媒ブロック1
1の貫通孔111が連通するように、隣接する冷媒ブロ
ック11の貫通孔111をU字管41で連結する。
【0018】ここで、U字管41の貫通孔111への接
合は、図8に示すように行なう。即ち、U字管41の端
部411を貫通孔111の端部の大径口部111aに内
嵌させ、この嵌合部13をそのままの状態でアルミニウ
ム部材用の溶融はんだ5中に浸漬し、嵌合部13又は浴
6に超音波振動を加える。超音波振動を加えることによ
り、キャビテーションが生じる。この際、次のような反
応が生じると考えられる。即ち、銅めっき層8とはんだ
5との界面においては、金属間化合物及び酸化物からな
る層が形成される。この層は超音波振動に伴なうキャビ
テーションによって剥離していき、その際に、この層中
の銅が、貫通孔111の大径口部111a内壁及びU字
管41の端部411表面の酸化物から酸素を奪いなが
ら、はんだ5中に拡散していく。これにより、両表面は
活性化され、はんだ5のぬれが生じ、両表面には、図9
に示すように、はんだ5の成分と、冷媒ブロック11及
びU字管41の成分であるチタンとからなる化合物層9
が形成されるとともに、その化合物層9を介してはんだ
5が強固に付着することとなる。従って、はんだ5が端
部411と大径口部111aの内壁との間の隙間112
に矢印のように侵入していき、はんだ5は隙間112に
密に充填される。なお、この場合、図7中の貫通孔11
1の端部111bはジョイント等で塞いでおく。そし
て、冷媒ブロック11及びU字管41を溶融はんだ5か
ら引上げ、冷媒ブロック11及びU字管41の表面に付
着しているはんだ5を、エアーブローで吹飛ばしたり嵌
合部13に外力を加えないようにしながら拭き取ったり
するとともに、嵌合部13を冷却させる。こうして、U
字管41と貫通孔111とが接合される。
【0019】そして、両ブロック11,12を接合して
ベース1を作製することによって冷却ジャケットを得
る。これは、以下のように行なう。即ち、まず、全ての
冷媒ブロック11の相互間にベースブロック12を挿入
するとともに、端に位置する冷媒ブロック11の外側に
もベースブロック12を配置して、図10に示すような
組立体10を構成する。組立体10において、各ブロッ
ク11,12のリブ112,122は、図11に示すよ
うに、全て一方向に向き且つ隣りのブロック11,12
の側面に当接しており、隣接するブロック11,12の
間には隙間10aができている。
【0020】次に、図12に示すように、組立体10を
そのままの状態で溶融はんだ5中に隙間10aが浸るま
で浸漬し、組立体10又は浴6に超音波振動を加える。
超音波振動を加えることにより、キャビテーションが生
じる。この際、次のような反応が生じると考えられる。
即ち、銅めっき層8とはんだ5との界面においては、金
属間化合物及び酸化物からなる層が形成される。この層
は超音波振動に伴なうキャビテーションによって剥離し
ていき、その際に、この層中の銅が、冷媒ブロック11
表面の酸化物から酸素を奪いながら、はんだ5中に拡散
していく。これにより、両表面は活性化され、はんだ5
のぬれが生じ、両表面には、図13に示すように、はん
だ5の成分と、冷媒ブロック11の成分であるチタンと
からなる化合物層9が形成されるとともに、その化合物
層9を介してはんだ5が強固に付着することとなる。従
って、はんだ5が隙間10aに矢印のように侵入してい
き、はんだ5は隙間10aに密に充填される。なお、こ
の場合、図10中の貫通孔111の端部111bはジョ
イント等で塞いでおく。そして、組立体10を溶融はん
だ5から引上げ、両ブロック11,12及びU字管41
の表面に付着しているはんだ5を、エアーブローで吹飛
ばしたり両ブロック11,12間に外力を加えないよう
にしながら拭き取ったりするとともに、隙間10aを冷
却させる。こうして、組立体10における隣接するブロ
ック11,12同士が接合され、図1に示す冷却ジャケ
ットが得られる。
【0021】上記構成の冷却ジャケットでは、媒体通路
4が貫通孔111とU字管41とで構成されているの
で、媒体通路4は貫通孔111の部分にて冷媒ブロック
11に内蔵されていることとなる。このため、媒体通路
4の冷媒ブロック11に対する熱接触面積は貫通孔11
1の内面積の全てとなる。従って、従来に比して、熱交
換効率は非常に高くなる。
【0022】また、媒体の種類や使用環境に応じてチタ
ンのような高価な材料を冷媒ブロック11に用いながら
も、アルミニウムのような安価で熱伝導率の良い材料か
らなるベースブロック12を用いているので、全体とし
てのコストは低くなり、しかも、熱放散面積は十分に確
保される。
【0023】冷媒ブロック11とベースブロック12が
任意の数だけ並設して接合されているので、冷却ジャケ
ットは任意の大きさに設定される。
【0024】冷媒ブロック11とベースブロック12
は、隙間10aに充填されたはんだ5により接合されて
いるので、両ブロック11,12の材料が異なっている
にも拘らず、残留熱応力が緩和される。従って、冷却ジ
ャケットの耐熱冷サイクル強度は向上する。
【0025】また、上記製造方法は、図7に示すように
組立てた後、図8に示すように超音波浸漬法によりはん
だ付けを行ない、図10に示すように組立てた後、図1
2に示すように超音波浸漬法によりはんだ付けを行なう
だけであるので、簡単且つ確実である。
【0026】なお、上記製造方法では、銅めっき層8を
形成しているが、それに限るものではなく、銅、アルミ
ニウム、亜鉛、鉛、ケイ素、カドミウム、スズ、及びこ
れらの1種以上を主成分とする合金、の内から任意に選
択した金属からなるめっき層を形成してもよい。
【0027】また、上記実施形態では、冷媒ブロック1
1と同じ金属からなるU字管41を用いているが、U字
管41としては、冷媒ブロック11の金属材料とは異な
り且つアルミニウム部材及び銅以外の、金属材料からな
るものを用いてもよい。なお、その場合の製造方法は、
上記実施形態と同じである。
【0028】また、上記実施形態では、第1金属材料か
らなる冷媒ブロック11を用いているが、第2金属材料
からなる冷媒ブロック11を用いるとともに、アルミニ
ウム部材及び銅以外の金属材料からなるU字管41を用
いてもよい。但し、その場合の製造方法は、上記実施形
態の製造方法において冷媒ブロック11への銅めっき層
8の形成が省略されたものとなる。
【0029】図14は本発明の別の実施形態の冷却ジャ
ケットの断面部分図、図15は図14の冷却ジャケット
に用いられている冷媒ブロック11の斜視図である。こ
の冷媒ブロック11は、リブ112の代わりに、複数個
(ここでは3個)の突部113を一側面に備えており、
突部113を隣りに配置されるベースブロック12の側
面に当接させることにより、ベースブロック12との間
に隙間10aを形成している。ベースブロック12も同
様に突部123を備えており、同様に冷媒ブロック11
との間に隙間10aを形成している。
【0030】なお、はんだを充填させる隙間を形成する
手段としては、リブ112,122や突部113,12
3に限らず、隙間を形成できるものであればよく、例え
ばスペーサーを用いる手段等がある。
【0031】図16は本発明の更に別の実施形態の冷却
ジャケットの斜視図である。この冷却ジャケットは、ア
ルミニウム部材からなる冷媒ブロック11のみで構成さ
れている。なお、U字管41は例えば銅でできている。
媒体の種類や使用環境に応じてアルミニウム部材のよう
な安価な材料を冷媒ブロック11に用いることができる
場合には、図16に示すように、冷媒ブロック11を大
型化して、冷媒ブロック11のみで冷却ジャケットを構
成してもよい。なお、この構成の冷却ジャケットを製造
するにおいては、冷媒ブロック11の側面、貫通孔11
1の大径口部111a内壁、及びU字管41の端部41
1表面への銅めっき層8の形成は不要である。アルミニ
ウム部材及び銅には、アルミニウム部材用はんだが直接
に付着するからである。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の冷却ジャケットによれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)媒体通路4の殆んどが冷媒ブロック11に内蔵さ
れているので、媒体通路4の冷媒ブロック11に対する
熱接触面積が図17の従来例に比して格段に大きい。従
って、従来に比して、熱交換効率を非常に高くできる。
【0033】(2)冷媒ブロック11に高価な材料を用
いても、ベースブロック12に安価な材料を用い得るの
で、熱放散面積を十分に確保できるとともに、全体とし
てのコストを低減できる。
【0034】(3)冷媒ブロック11とベースブロック
12を任意の数だけ並設して接合できるので、冷却ジャ
ケットを任意の大きさに設定できる。
【0035】(4)冷媒ブロック11とベースブロック
12をはんだ5により接合しているので、両ブロック1
1,12の材料が異なっているにも拘らず、残留熱応力
を緩和でき、従って、冷却ジャケットの耐熱冷サイクル
強度を向上できる。
【0036】請求項2記載の冷却ジャケットの製造方法
によれば、組立て作業が簡単であり、接合作業も超音波
浸漬法によるはんだ付けであるので簡単且つ確実であ
る。従って、冷却ジャケットを簡単且つ確実に得ること
ができる。
【0037】請求項3記載の冷却ジャケットの製造方法
によれば、冷媒ブロック11及びベースブロック12が
アルミニウム部材又は銅からなり、U字管41がアルミ
ニウム部材及び銅以外の金属材料、例えばチタン、ステ
ンレス等からなっていても、超音波浸漬法によるはんだ
付けによって冷却ジャケットを簡単且つ確実に得ること
ができる。
【0038】請求項4記載の冷却ジャケットの製造方法
によれば、ベースブロック12がアルミニウム部材から
なり、冷媒ブロック11及びU字管41がアルミニウム
部材及び銅以外の金属材料、例えばチタン、ステンレス
等からなっていても、超音波浸漬法によるはんだ付けに
よって冷却ジャケットを簡単且つ確実に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の冷却ジャケットを示す
斜視図である。
【図2】 図1のII矢視図である。
【図3】 冷媒ブロックの斜視図である。
【図4】 ベースブロックの斜視図である。
【図5】 図1の冷却ジャケットの一製造工程であっ
て、めっき処理された冷媒ブロックを示す断面図であ
る。
【図6】 図1の冷却ジャケットの一製造工程であっ
て、めっき処理された貫通孔及びU字管の一部を示す断
面図である。
【図7】 図1の冷却ジャケットの一製造工程であっ
て、冷媒ブロックをU字管で連結した状態を示す斜視図
である。
【図8】 図7に続く一製造工程であって、超音波浸漬
法によるはんだ付けの工程を示す断面図である。
【図9】 図8の拡大部分図である。
【図10】 図8に続く一製造工程を示す斜視図であ
る。
【図11】 図10の拡大部分図である。
【図12】 図10に続く一製造工程であって、超音波
浸漬法によるはんだ付けの工程を示す断面図である。
【図13】 図12の拡大部分図である。
【図14】 本発明の別の実施形態の冷却ジャケットを
示す断面部分図である。
【図15】 図14の冷却ジャケットに用いられる冷媒
ブロックを示す斜視図である。
【図16】 本発明の更に別の実施形態の冷却ジャケッ
トを示す斜視図である。
【図17】 従来一般の冷却ジャケットの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース 11 冷媒ブロック(第1ブロック) 111 貫通孔 12 ベースブロック(第2ブロック) 41 U字管 5 はんだ 411 (U字管の)端部 10a (両ブロック間の)隙間 112 (U字管の端部と貫通孔との間の)隙間 8 銅めっき層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと媒体通路とからなる冷却ジャケ
    ットにおいて、 ベースは、第1金属材料からなり貫通孔が形成されてい
    る第1ブロックと第2金属材料からなる第2ブロックと
    が、任意の数だけ交互に並設され、隣接するブロック
    が、両ブロック間の隙間に充填されたはんだにより接合
    されて、構成されており、 媒体通路は、第1ブロックの貫通孔とU字管とからな
    り、全ての第1ブロックの貫通孔が、第2ブロックを介
    して隣接する第1ブロックの貫通孔がU字管により連結
    されることにより、連通されていることを特徴とする冷
    却ジャケット。
  2. 【請求項2】 第1金属材料からなり貫通孔が形成され
    ている第1ブロック及び第2金属材料からなる第2ブロ
    ックからなるベースと、第1ブロックの貫通孔及びU字
    管からなる媒体通路とで構成された冷却ジャケットを製
    造する方法であって、 第2ブロックが挿入されるだけの間隔を置いて任意の数
    だけ第1ブロックを並設し、全ての第1ブロックの貫通
    孔が連通するように、隣接する第1ブロックの貫通孔を
    U字管の端部を嵌入させて連結し、貫通孔内壁とU字管
    の端部との隙間に超音波浸漬法によりはんだを侵入させ
    て貫通孔とU字管とを接合し、 全ての第1ブロックの相互間に第2ブロックを挿入し、
    第1ブロックと第2ブロックとの間の隙間に超音波浸漬
    法によりはんだを侵入させて両ブロックを接合すること
    を特徴とする冷却ジャケットの製造方法。
  3. 【請求項3】 第2金属材料がアルミニウム部材であ
    り、第1金属材料がアルミニウム部材又は銅であり、U
    字管がアルミニウム部材及び銅以外の金属材料からなっ
    ており、 第1ブロックの貫通孔をU字管で連結し貫通孔とU字管
    とを接合する際において、予めU字管の端部表面に、
    銅、アルミニウム、亜鉛、鉛、ケイ素、カドミウム、ス
    ズ、及びこれらの1種以上を主成分とする合金、の内か
    ら任意に選択した金属からなるめっきを施しておき、そ
    の後に、貫通孔にU字管の端部を嵌入させて超音波浸漬
    法を行なう請求項2記載の冷却ジャケットの製造方法。
  4. 【請求項4】 第2金属材料がアルミニウム部材であ
    り、第1金属材料及びU字管の構成材料がアルミニウム
    部材及び銅以外の金属材料であり、 第1ブロックの貫通孔をU字管で連結し貫通孔とU字管
    とを接合する際において、予め貫通孔の端部内壁とU字
    管の端部表面とにそれぞれ、銅、アルミニウム、亜鉛、
    鉛、ケイ素、カドミウム、スズ、及びこれらの1種以上
    を主成分とする合金、の内から任意に選択した金属から
    なるめっきを施しておき、その後に、貫通孔にU字管の
    端部を嵌入させて超音波浸漬法を行ない、 第1ブロックと第2ブロックとを接合する際において、
    予め第1ブロックの接合部分の表面に、銅、アルミニウ
    ム、亜鉛、鉛、ケイ素、カドミウム、スズ、及びこれら
    の1種以上を主成分とする合金、の内から任意に選択し
    た金属からなるめっきを施しておき、その後に、両ブロ
    ックに対して超音波浸漬法を行なう請求項2記載の冷却
    ジャケットの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351488A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Kyasutemu:Kk 熱交換体と熱交換器と熱交換ユニット、及び熱交換システム
JP2010261682A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Kokuyo Aluminum Industrial Corp 熱交換器

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