JPH09159224A - ヒートポンプの支持装置 - Google Patents

ヒートポンプの支持装置

Info

Publication number
JPH09159224A
JPH09159224A JP31842195A JP31842195A JPH09159224A JP H09159224 A JPH09159224 A JP H09159224A JP 31842195 A JP31842195 A JP 31842195A JP 31842195 A JP31842195 A JP 31842195A JP H09159224 A JPH09159224 A JP H09159224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outdoor unit
vibration
refrigerant
heat pump
bottom member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31842195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Kazuta
久 数田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP31842195A priority Critical patent/JPH09159224A/ja
Publication of JPH09159224A publication Critical patent/JPH09159224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】重量増加を軽減し、かつ低コストで、配置スペ
ースの確保が容易であり、室外機と基礎面との間の間隔
を短縮することができ、さらに振動による室外機と室内
機を結ぶ冷媒配管の振動による変形、疲労を軽減する簡
単な防振構造で、かつ確実に支持可能である。 【解決手段】室外機1に駆動手段及び圧縮機22を設
け、駆動手段により圧縮機22を駆動して冷媒を配管内
に循環させるようにしたヒートポンプの室外機1を支持
するヒートポンプの支持装置40であって、室外機1の
底部材3に室外機1の内側への凹部501を設け、この
凹部501に吸振体43の端部を収容している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンやモー
タ等の駆動手段により圧縮機を駆動して冷媒を配管内に
循環させるヒートポンプの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室外機に設けたエンジンによ
って圧縮機を駆動し、これによって冷媒を配管内に循環
させ、冷暖房や空調を行なわせるようにしたヒートポン
プが実用化されている。このようなエンジン駆動式ヒー
トポンプでは、エンジンの回転に伴う振動やこの振動に
ともなう騒音の発生が問題になることがある。また、モ
ータによって圧縮機を駆動するヒートポンプでも、例え
ばレシプロ式の圧縮機の場合には、圧縮機の振動や騒音
の発生が問題になることがある。特に、室外機を設ける
スペースの関係上、建築物の屋上に室外機を設けた場合
には、振動が建築物に伝達されたり、室内で騒音が響い
たりすることがある。
【0003】このため、室外防振機能を有する防振装置
である防振架台に載せた状態で、屋上に設置することが
行なわれる。この防振架台は、屋上床面に接する下側支
持部材と室外機が載せられる上側支持部材と、下側支持
部材及び上側支持部材との間に配設されるバネ、油圧式
ダンパーあるいは防振ゴム等の弾性或いは粘弾性を有す
る吸振体とを備えている、また、風や地震といった外力
による室外機の倒壊を防止するために、上側支持部材が
一定の振幅以上縦方向に揺動したなら、上側支持部材に
当接する耐震ストッパを下側支持部材に固定したり、室
外機が一定の振幅以上横方向に揺動したなら、室外機の
側部に当接する耐震ストッパを下側支持部材に固定した
りしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吸振体が支持
する重量は室外機と上側支持部材との両方の重量とな
り、上側支持部材のある分、重量増加或いは製造コスト
が余計にかかる問題がある。
【0005】また、防振架台を室外機の下部に挿入する
分、基礎面から室外機の上端までの高さが大きくなり、
大きな設置スペースを必要とする課題がある。
【0006】同様に、防振架台から室外機の重心までの
高さも高くなり、室外機の横振動に対して大きな振幅を
発生しやすくなり、室外機と室内機を結ぶ冷媒配管の振
動による疲労破損が発生しやすくなる問題もある。
【0007】この発明は、前記の事情に鑑みてなされた
ものであり、重量増加を軽減し、かつ低コストで、配置
スペースの確保が容易であり、室外機と基礎面との間の
間隔を短縮することができ、さらに振動による室外機と
室内機を結ぶ冷媒配管の振動による変形、疲労を軽減す
る簡単な防振構造で、かつ確実に支持可能なヒートポン
プの支持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題が解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するため、請求項1記載の発明は、室外機に
駆動手段及び圧縮機を設け、前記駆動手段により前記圧
縮機を駆動して冷媒を配管内に循環させるようにしたヒ
ートポンプの室外機を支持するヒートポンプの支持装置
であって、前記室外機の底部材に室外機の内側への凹部
を設け、この凹部に吸振体の端部を収容したことを特徴
としている。このように、室外機の底部材を複数の吸振
体で支持することで、建築物の防振したい振動数に応じ
て吸振体を交換する等、設置状況に応じた適当な吸振体
を室外機と基礎面との間に配設することができる。ま
た、凹部に吸振体の端部を設けることで、吸振体を室外
機の内側に位置させる分、吸振体の配置スペースの確保
が容易である。また、室外機と基礎面との間の間隔を短
縮することができ、その分室外機の設置高さを抑えるこ
とが可能になり、室外機の重心も低くなり、室外機の横
振動に対しての振幅発生を軽減し、室外機と室内機を結
ぶ冷媒配管の振動による変形、疲労を軽減する簡単な防
振構造で、かつ確実に支持することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記底部材に、少
なくとも2つの凹部を結ぶ部分に、桁部材を設けたこと
を特徴としている。このように、底部材の凹部を結ぶ部
分が桁部材により補強され、室外機の振動により静的な
反力以上の大きな反力が各吸振体から底部材に作用する
が、桁部材により分散され、しかも桁部材により反力を
受けることで底部材が変形したり疲労により破損するこ
とを軽減することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、前記底部材の凹部
に、複数の吸振体を収容し、この凹部内に桁部材を設け
たことを特徴としている。このように、底部材の凹部に
複数の吸振体を容易に配置することができ、しかも底部
材の凹部が桁部材により補強され、室外機の振動により
静的な反力以上の大きな反力が各吸振体から底部材に作
用するが、桁部材により分散され、しかも桁部材により
反力を受けることで底部材が変形したり疲労により破損
することを軽減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明のヒートポンプの
支持装置の実施例を、図面を参照して説明する。まず、
第1実施例のヒートポンプの支持装置を、図1乃至図9
に基づいて説明する。図1はヒートポンプの室外機を示
す背面図、図2はヒートポンプの室外機を示す側面図、
図3はヒートポンプの室外機を示す断面図、図4はヒー
トポンプの冷媒循環系統を示す図、図5はヒートポンプ
における冷媒の熱交換サイクルを示す図、図6はヒート
ポンプの室外機の一部を破断して示す背面図、図7は室
外機の底部の一部の断面図、図8は図1のVIII-VIII線
に沿うヒートポンプの支持装置を示す断面図、図9はヒ
ートポンプの支持装置を示す断面図である。
【0012】まず、ヒートポンプの構成について説明す
る。図1乃至図3に示すように、ヒートポンプの室外機
1のケーシング2は、底部材3の4隅に支柱4を立設
し、これらの支柱4を図示しない梁で連結し、支柱4で
囲まれた両側面を側板5で覆い、前後面の上側を金網2
3で覆い、前後面の下側を図2に示す前面板100、後
面板101で覆い、天井面を天板6で覆った構造であ
る。ケーシング2の内部は中央仕切板7で上下に仕切ら
れ、その上側が熱交換室8とされている。中央仕切板7
の下側は、図3の室外機下部に示すように中板9でほぼ
前後に仕切られ、その左側手前が機関室10、後ろ側か
ら右側にかけて逆L字状の部屋が配管室11とされてい
る。機関室10の内部にはエンジン12が配置されてい
る。
【0013】エンジン12は、水冷式ガス燃料エンジン
であり、図1に示すように、シリンダヘッド部12aと
シリンダ本体12bとを備えている。エンジン12の吸
気口には、ガスミキサ13が配設されている。ガスミキ
サ13には、図示しないガス供給源からガスが供給され
るようになっていると共に、管路14、エアクリーナ1
5及び吸気管16を介して外部から空気が取り入れられ
る。
【0014】シリンダ本体12bの側面に設けられ、排
気ガスを導き冷却水熱交換させるための排ガス熱交換器
17の排気口17aには、管18、排気サイレンサ1
9、排気管20が接続されており、これらを通じて排ガ
スが外部に排出されるようになっている。エンジン12
には、配管室11内にある潤滑油タンク21から潤滑油
が供給されるようになっている。また、エンジン12
は、図2に示すラジエータ102とエンジン12との間
を循環する冷却水によって冷却されるようになされてい
る。なお、この冷却水が減少した時には、その分の冷却
水が配管室11内にある冷却水タンク36から補充され
るようになっている。エンジン12の出力軸(図示せ
ず)は、クラッチ(図示せず)によって圧縮機22が接
続されており、この圧縮機22で冷媒を配管内に循環さ
せるようになっている。
【0015】一方、熱交換室8内には、室外熱交換機2
3とラジエータ102が配置されている。なお、熱交換
室8の上部前後面は、図1に示すように金網24で覆わ
れている。
【0016】さらに、このヒートポンプには、図4に示
すように、圧縮機22(22A,22B)を含んで閉ル
ープを構成する冷媒回路25と、水ポンプ26を含んで
閉ループを構成する冷却水回路27とが設けられてい
る。なお、図中、冷媒回路25につけた矢印は、四方弁
35を暖房位置に設定した暖房運転時の冷媒の流れを示
している。
【0017】冷媒回路25は、圧縮機22によってフロ
ン等の冷媒を循環させる回路であって、これは、圧縮機
22A,22Bの各吐出側からオイルセパレータ28に
至る冷媒ライン25aと、オイルセパレータ28から四
方弁35に至る冷媒ライン25bと、四方弁35から3
台の室内熱交換器29に至る冷媒ライン25cと、室内
熱交換器29からアキュムレータ31内を通過して3台
の室外熱交換器23に至る冷媒ライン25dと、室外熱
交換器23から四方弁35に至る冷媒ライン25eと、
四方弁35からアキュムレータ31に至る冷媒ライン2
5fと、アキュムレータ31からサブアキュムレータ3
1aに至る冷媒ライン25gと、サブアキュムレータ3
1aから圧縮機22A,22Bの各吸入側に至る冷媒ラ
イン25iとを備えている。
【0018】なお、オイルセパレータ28からは、オイ
ル戻りライン32とバイパスライン25jが導かれ、オ
イル戻りライン32は冷媒ライン25gに接続され、バ
イパスライン25jは冷媒ライン25fに接続され、こ
のバイパスライン25jにはバイパス弁33aが接続さ
れている。また、アキュムレータ31、サブアキュムレ
ータ31aには、これらに貯留される液相の冷媒の液面
を検出する液面センサ34a,34bがそれぞれ設けら
れている。アキュムレータ31の底部は、主にオイル戻
り用のバイパスライン25kによって冷媒ライン25g
に接続され、バイパスライン25kにはバイパス弁33
bが設けられている。
【0019】冷媒回路25の冷媒ライン25bには、冷
媒の高圧側圧力を検知する高圧側圧力センサ37aが設
けられ、冷媒ライン25iには冷媒の低圧側圧力を検知
する低圧側圧力センサ37bが設けられている。また、
室内熱交換器29の近傍には室内温度センサ37cが設
けられ、室外熱交換器23の近傍には室外温度センサ3
7dが設けられている。そして、高圧側圧力センサ37
a、低圧側圧力センサ37b、室内温度センサ37c及
び室外温度センサ37dは、図示しない制御装置に接続
されている。また、この制御装置には、冷媒ライン25
aに設けられた冷媒循環センサ37e、図示しないメイ
ンスイッチ及び室内希望温度設定スイッチが接続されて
いる。
【0020】一方、冷却水回路27は、エンジン12を
冷却する冷却水を水ポンプ26によって循環させる回路
であって、これは、水ポンプ26の吐出側から排ガス熱
交換器17を通ってエンジン12の冷却水口(冷却水ジ
ャケット12aの入口)に至る冷却水ライン27aと、
エンジン12の冷却水出口(冷却水ジャケット12aの
出口)から導かれて感温切替弁38aに至る冷却水ライ
ン27bと、感温切替弁38aからリニア三方弁38b
に至る冷却水ライン27cと、リニア三方弁38bから
導かれてアキュムレータ31内を通って水ポンプ26の
吸入側に接続される冷却水ライン27dと、感温切替弁
38a及びリニア三方弁38bからそれぞれ導かれて冷
却水ライン27dに接続される冷却水ライン27e,2
7fを備えている。なお、冷却水ライン27fには、ラ
ジエータ39が設けられている。
【0021】エンジン12が駆動されると、図示しない
電磁クラッチを介して圧縮機22A,22Bが回転駆動
される。すると、図5ので示される状態(圧力P1
エンタルピi1)の気相の冷媒が、冷媒ライン25iか
ら圧縮機22A,22Bに吸引されて圧縮され、図5の
で示される状態(圧力P2、エンタルピi2)の高温高
圧冷媒となる。なお、この時の圧縮機22A,22Bの
所要動力(圧縮熱量)ALは、(i2−i1)で表され
る。また、圧縮機22A,22Bに吸引される気相の冷
媒の圧力P1は低圧側圧力センサ37bによって検出さ
れて制御装置に入力される。
【0022】高温高圧の気相冷媒は、冷媒ライン25a
を通ってオイルセパレータ28に導かれ、オイルセパレ
ータ28によってオイル分を除去される。そしてオイル
分が除去された気相冷媒は冷媒ライン25bを通って四
方弁35に至る。なお、オイルセパレータ28において
冷媒から分離されたオイルは、オイル戻りライン32を
通って冷媒ライン25gに戻される。また、冷媒ライン
25bを流れる高温高圧の冷媒の圧力P2(圧力損失を
無視する)は、高圧側圧力センサ37aによって検出さ
れて制御装置に入力される。
【0023】ところで、暖房運転時においては、四方弁
35のポート35aとポート35cとが連通され、ポー
ト35bとポート35dとが連通されている。これによ
り、高温高圧の気相冷媒が、四方弁35を通って冷媒ラ
イン25c側に流れ、凝縮器として機能する室内熱交換
器29に導かれる。そして、室内熱交換器29に導かれ
た高温高圧の気相冷媒は、室内の空気に凝縮熱Q2を放
出して液化し、図5に示すの状態(圧力P2、エンタ
ルピi3)の液相冷媒となり、この時の放熱量Q 2(i2
−i1)によって、室内の暖房が行なわれる。
【0024】次に、室内熱交換器29において液化した
高圧の液相冷媒は、膨張弁30によって減圧されて図5
においてで示す状態(圧力P1、エンタルピi3となっ
て、その一部が気化し、冷媒ライン25dをアキュムレ
ータ31に向って流れる。
【0025】一方、水ポンプ26の駆動によって、冷却
水回路27内を循環される冷却水は、水ポンプ26から
吐出されて冷却水ライン27aを流れ、その途中で、排
ガス熱交換器17においてエンジン12から排気管20
に排出される排気ガスの熱を回収して加熱された後、エ
ンジン12の冷却水ジャケット12aを通って、このエ
ンジン12を冷却する。そして、排ガス熱交換器17、
エンジン12により加熱された冷却水は、冷却水ライン
27bを流れて感温切替弁38aに至る。
【0026】エンジン12の始動後は、冷却水温は低
く、感温切替弁38aは冷却水を冷却水ライン27eに
流す一方、冷却水ライン27cへの流れを止める(流量
1=0)。エンジン12が定常運転状態となると、排
ガス熱交換器17及びエンジン12との熱交換量が増大
し、冷却水温が上昇し、感温切替弁38aは冷却水ライ
ン27eへの流れを止める(流量I2=0)一方、冷却
水ライン27cに冷却水を流す。リニア三方弁38bは
制御装置により、流量I1の冷却水を分配して、冷却水
ライン27dに流量I3供給し、冷却水ライン27fに
流量I4供給する。
【0027】アキュムレータ31においては、冷却水ラ
イン27dを流れる冷却水によって、冷媒ライン25d
を流れる冷媒とアキュムレータ31に貯留される液相冷
媒が加熱され、エンジン12の排熱(排ガスによって与
えられる熱と冷却によってエンジン12から奪われる熱
の合計)が冷媒に与えられる。例えば、室外温度が低い
ほど、室外熱交換器23での吸熱量が減少するので、流
量I4を増加(流量I3減少)し、冷媒への排熱を増加
し、必要な熱量Q1を確保する。
【0028】冷媒ライン25dを流れる冷媒は、アキュ
ムレータ31において液相状態で冷却された後、蒸発器
として機能する室外熱交換器23に至り、外気温度が所
定値以上である時には、室外熱交換器23のファン23
aが駆動され、室外熱交換器23において冷媒が外気か
ら熱を奪って蒸発する。そして、冷媒は、室外熱交換器
23から冷媒ライン25e、四方弁35を通って、冷媒
ライン25fに流れ、アキュムレータ31内に導入され
る。
【0029】アキュムレータ31においては、気相の冷
媒と、液相の冷媒とが分離され、液相の冷媒には、冷却
水ライン27dを流れる冷却水によってエンジン12の
発熱の一部が与えられ、この熱によって液相の媒体の一
部が蒸発して気化する。アキュムレータ31内の気相冷
媒は、冷媒ライン25gを通って、サブアキュムレータ
31aに送られ、さらに冷媒ライン25iを通って圧縮
機22A,22Bに吸引される。圧縮機22A,22B
に吸引される気相冷媒の状態は、図5に示すの状態
(圧力P1、エンタルピi1)に復帰しており、この気相
冷媒は圧縮機22A,22Bにとって再度圧縮され前述
と同様の作用を繰り返す。
【0030】従って、膨張弁30によって減圧されて冷
媒が圧縮機22A,22Bに吸引されるまでの間、冷媒
にはアキュムレータ31においてエンジン12のガス熱
が与えられると共に、室外熱交換器23に置いて外気か
ら熱が与えられて、結局、冷媒は、熱量Q1(=i1−i
3)を受けとって蒸発し、さらに加熱される。
【0031】冷房運転時においては、四方弁35のポー
ト35aとポート35bとが連通され、ポート35cと
ポート35dとが連通される。この場合には、室外熱交
換器23が凝縮器、室内熱交換器29が蒸発器として機
能する。
【0032】さらに、室外機1の後側には、図6及び図
7に示すように、後面板101に対面して電送ボックス
150及び端子室151が設けられている。電送ボック
ス150の表面にはブレーカ950、電源線端子台95
1及び通信線端子台952が設けられ、電源線端子台9
51には電源コード953が接続されている。
【0033】端子室151の内部には冷媒管路25c,
25dの各カプラ25co,25do及び外部燃料管路
123の継手123aが取り付けられ、燃料管路122
には2個の電磁弁122c、ゼロガバナ(減圧弁)12
2bが設けられて、燃料管路122は中板9を貫通して
機関室10に入り不図示のガスミキサに設けられる不図
示の流量制御弁に継げられる。
【0034】このように、室外機1内を、エンジン12
を収容する機関室10、室外熱交換器23、ラジエータ
39を収容する熱交換器室8、冷媒回路の内特にアキュ
ムレータ31を収容する配管室11に区画し、配管室1
1内あるいはその近傍外部に(すなわち、各継手を床と
地面の間の位置まで下げてもよい)室外機1との冷媒の
出入端部Aと、エンジンの燃料ガス取入端部Bを配置す
るとともに、燃料ガス取入端部Bから、機関室10と配
管室11を区画する区画壁を貫通して機関室10内のエ
ンジン12への燃料管路122を配置しており、室外機
1から外部に配管される冷媒管路と燃料管路を同じ箇所
から取り出すことで配管の取り回しを単純化し、配管に
必要なスペースのコンパクト化を果たすことができる。
【0035】なお、ゼロガバナ122b内には不図示の
減圧用ダイヤフラムが内蔵され、ダイヤフラムの一方の
大気圧室に大気を導く大気圧導入管698が同じく端子
室151を通過するように配置される。端子室151の
上方は配管室11方向に、下方は地面方向にそれぞれ開
放され、各配管及び電源コードの室内ユニット内外連絡
通路となっている。また、端子室151は換気用空気の
導入路となっている。
【0036】また、電源コード953も、冷媒の出入端
部A及び燃料ガス取入端部B傍配置部近傍を通るように
配置している。
【0037】以上がこの発明の運用される一例であるヒ
ートポンプの構成及び機能の説明である。なお、冷媒ラ
イン25c、25dのそれぞれ途中に設けられたカプラ
25co,25doを境として、図4の左方及び上方に
示す機器、冷媒ライン、冷却水ライン等は、全て室外機
1の中に収容されている。室内熱交換器29及び膨張弁
30よりなる室内気103は、建築物内に配置される一
方、室外機1は下記するように、支持装置の上に載置さ
れ可動支持される、よって、冷媒ライン25c,25d
の燃料のそれぞれ少なくとも一部が可撓性を有する管に
より形成される。
【0038】次に、ヒートポンプの支持装置について説
明する。ヒートポンプの室外機1は、支持装置40によ
って支持されている。図9に示すように、支持装置40
は、室外機1の底部に配置される底部材3と、室外機1
が設置される基礎面41に固定される基台42と、基台
42上に着脱可能に固定された複数の吸振体43とを有
している。
【0039】複数の吸振体43は、図8に示すように室
外機1の底部材3の両側に3個ずつ配置されている。底
部材3は、それぞれの吸振体43の支持部を結ぶ部分5
00の断面をコの字状断面のビート状に形成され、ビー
ト状形状の凹部501の底側が上に位置し、開口側が下
に位置している。吸振体43の支持部を結ぶ部分500
は、図8に示すように、両側に配置された3個の吸振体
43を結ぶ部分500aと、3個の吸振体43の両側の
吸振体43を交差するように結ぶ部分500bを有して
おり、これにより底部材3が吸振体43の支持部を結ぶ
部分500のリブ作用により補強されている。
【0040】底部材3の吸振体43の支持部を結ぶ部分
500は、例えば絞り等によって断面をコの字状断面の
ビート状形状の凹部501に形成され、この凹部501
を室外機1の内側に位置させている。この底部材3の凹
部501に吸振体43の端部を設け、凹部501に吸振
体43の端部を収容した構造で、室外機1のケーシング
2全体が、支持装置40に支持されている。底部材3の
コの字状断面凹部501の形状を利用することで、室外
機1の内側に吸振体43の支持部が凹部501に収容さ
れて位置しているため、吸振体43の配置スペースの確
保が容易で、室外機1と基礎面41との間の間隔D1を
短縮することができ、その分室外機1の設置高さを抑え
ることが可能になる。
【0041】なお、ここで基礎面41は建築物の屋上の
コンクリート製の床面である。この基礎コンクリート3
3に埋め込まれた植込みボルト301に、基台42の取
付孔42aを挿通させて載置し、ワッシャ302を介し
てナット303で締付固定し、床面に基台42が取り付
けられる。基台42の取付孔42aは、植込みボルト3
01との位置ずれを調整するために大きく形成されてい
る。
【0042】各吸振体43は、図9に示すように、下か
ら順に下側フランジ43e、下側筒部43d、バネ43
f、上側筒部43c及び上側フランジ43bからなって
いる。下側フランジ43eと下側筒部43dは、溶接4
02により一体化され、下側フランジ43eの両側は、
ボルト304によって基台42に締付固定されている。
吸振体43の下端部は、ボルト304によって基台42
に着脱可能になっている。上側筒部43cと上側フラン
ジ43bも同様に溶接403により一体化され、上側フ
ランジ43bの両側は、ボルト305によって底部材3
のボス部502に締付固定されている。吸振体43の上
端部は、ボルト305によって底部材3に着脱可能にな
っている。
【0043】また、下側フランジ43eのボルト304
による取付位置と、上側フランジ43bのボルト305
による取付位置は、平面から視て十字に交差する線上の
位置であり、下側筒部43d及び上側筒部43cを確実
に支持し、かつ円滑に上側筒部43cが下側筒部43d
に対して上下動に摺動することができるようになってい
る。
【0044】下側筒部43dは上側が開放された有底円
筒状であり、上側筒部43cは下側が開放された有底円
筒状であり、この両者の間に弾粘性体としてのバネ43
fが挿入されている。下側筒部43dの上に、上側筒部
43cが囲むように被せられている。下側筒部43dと
上側筒部43cの内部には、弾性体、粘性体、粘弾性
体、或いはこれらの組み合わせが挿入され、この実施例
では、弾粘性体としてバネ43fを使用しているが、こ
れに限定されない。
【0045】このようにして、室外機1の荷重は、底部
材3を通じて、吸振体43によって支持されるようにな
っている。エンジン12を稼働することによって生じる
振動は、上側筒部43c及び下側筒部43dに接触する
バネ43fによって減衰される。これによって基礎面4
1が防振され、下側筒部43d及び上側筒部43cは、
バネ43fの振動の際のガイドとなる。
【0046】吸振体43の下側筒部43dの外周面に
は、垂直方向の変位を計測する目盛り43aが刻設され
ている。この目盛り43aにより上側筒部43cの高
さ、すなわち吸振体43が支持している室外機1の高さ
が分かるようになっている。
【0047】このように、室外機1の底部材3を複数の
吸振体43で支持することで、建築物の防振したい振動
数に応じて吸振体43を交換する等、設置状況に応じた
適当な吸振体43を室外機1と基礎面41との間に配設
することができる。また、底部材3の凹部501に吸振
体43の端部を設けることで、吸振体43を室外機1の
内側に位置させる分、吸振体43の配置スペースの確保
が容易である。また、室外機1と基礎面41との間の間
隔D1を短縮することができ、その分室外機1の設置高
さを抑えることが可能になり、室外機1の重心も低くな
り、室外機1の横振動に対しての振幅発生を軽減し、室
外機1と室内機を結ぶ冷媒配管の振動による変形、疲労
を軽減する簡単な防振構造で、かつ確実に支持すること
ができる。
【0048】また、底部材3の吸振体43の支持部を結
ぶ部分500の断面をコの字状断面凹部501に形成す
ることで、室外機1の振動により静的な反力以上の大き
な反力が各吸振体43から底部材3に作用するが、吸振
体43の支持部を結ぶ部分500の強度が向上してお
り、反力を受けることで底部材3が変形したり疲労によ
り破損することを軽減し、吸振体43を含んで下方の部
材の重量増加を軽減し、かつ低コストである。
【0049】なお、底部材3の凹部501の上側にエン
ジン12を支持するマウント1000を載置すると、エ
ンジン12の上下動による荷重が、剛性強度のある凹部
501を介して吸振体43に伝えられ、底部材3の凹部
501以外の部分が疲労破損するようなことがなくな
る。さらに凹部501とマウント1000の間に別部材
を介在させた場合も同様である。
【0050】次に、第2実施例のヒートポンプの支持装
置を、図10に基づいて説明する。図10はヒートポン
プの支持装置の断面図である。第2実施例のヒートポン
プの支持装置40は、第1実施例の基台42を用いない
で、吸振体43の下側筒部43dに固定した下側フラン
ジ43eを直接基礎面41上に載置して固定している。
基礎コンクリート33に埋め込まれた植込みボルト31
0に、下側フランジ43eの取付孔43e1を挿通させ
て載置し、ワッシャ311を介してナット312で締付
固定し、床面に直接下側フランジ43eが取り付けられ
る。このように、吸振体43の下側筒部43dに固定し
た下側フランジ43eを直接基礎面41上に載置して固
定することで、室外機1と基礎面41との間の間隔D2
をさらに短縮することができ、その分室外機1の設置高
さを抑えることが可能になる。
【0051】次に、第3実施例のヒートポンプの支持装
置を、図11に基づいて説明する。図11はヒートポン
プの支持装置の断面図である。第3実施例のヒートポン
プの支持装置40は、各吸振体43が、下側フランジ4
3g、下側バネガイド部43h、バネ43i、上側バネ
ガイド部43j及び上側フランジ43kからなってい
る。下側フランジ43g及び上側フランジ43kは共通
のものが用いられ、また下側バネガイド部43h及び上
側バネガイド部43jも共通のものが用いられ、部材の
共通化を図り、低コストになっている。下側フランジ4
3gと下側バネガイド部43hは、溶接400により一
体化されている。下側フランジ43gの両側は、基礎コ
ンクリート33に埋め込まれた植込みボルト320に、
下側フランジ43gの取付孔43g1を挿通させて載置
し、ワッシャ321を介してナット322で締付固定
し、床面に直接下側フランジ43gが取り付けられる。
【0052】上側フランジ43kと上側バネガイド部4
3jは、溶接401により一体化されている。上側フラ
ンジ43kの両側は、ボルト330によって底部材3の
凹部501のボス部502に締付固定されている。吸振
体43の上端部は、ボルト330によって底部材3の凹
部501に着脱可能になっている。下側バネガイド部4
3hと上側バネガイド部43jとの間に、バネ43iが
設けられ、室外機1の荷重は、底部材3を通じて、吸振
体43によって支持されるようになっており、吸振体4
3の高さを低く抑えることができ、その分室外機1と基
礎面41との間の間隔D3をさらに短縮することができ
る。エンジン12を稼働することによって生じる振動
は、下側バネガイド部43hと上側バネガイド部43j
とに接するバネ43iによって減衰される。これによっ
て基礎面41が防振され、下側バネガイド部43h及び
上側バネガイド部43jは、バネ43iの振動の際のガ
イドとなる。
【0053】次に、第4実施例のヒートポンプの支持装
置を、図12及び図13に基づいて説明する。図12は
室外機の底部材の底面図、図13は図12のXIII-XIII
線に沿う断面図である。第4実施例のヒートポンプの支
持装置40は、図12に示すように室外機1の底部材3
の両側に3個ずつコの字状断面の凹部501が配置さ
れ、このそれぞれの凹部501は連結しないで独立に形
成されている。底部材3のそれぞれの凹部501は、室
外機1の内側に位置し、凹部501に吸振体43の端部
を設け、凹部501に吸振体43の端部を収容した構造
で、室外機1のケーシング2全体が、支持装置40に支
持されている。
【0054】次に、第5実施例のヒートポンプの支持装
置を、図14乃至図16に基づいて説明する。図14は
室外機の底部材の底面図、図15は図14のXV-XV線に
沿う断面図、図16は図14のXVI-XVI線に沿う断面図
である。第5実施例のヒートポンプの支持装置40は、
室外機1の底部材3の両側に3個ずつコの字状断面の凹
部501が配置されている。
【0055】底部材3には、両側の3つの凹部501を
結ぶ部分510に、それぞれ桁部材3bが設けられ、こ
の両桁部材3bは、その両端部で連結部材800により
連結されている。桁部材3bは、コの字状断面の凹部3
b1に形成され、凹部3b1には底部材3の凹部501
に対向した位置に開口3b2が形成されている。桁部材
3bは、その開口3b2を、底部材3の凹部501に位
置決めし、両側部3b3を溶接410により底部材3に
固定されている。
【0056】このように、底部材3の凹部501を結ぶ
部分510が桁部材3bにより補強され、室外機1の振
動により静的な反力以上の大きな反力が各吸振体43か
ら底部材3に作用するが、桁部材3により分散され、し
かも桁部材3により反力を受けることで底部材3が変形
したり疲労により破損することを軽減することができ
る。
【0057】次に、第6実施例のヒートポンプの支持装
置を、図17及び図18に基づいて説明する。図17は
室外機の底部材の底面図、図18は図17のXVIII-XVII
I線に沿う断面図である。第6実施例のヒートポンプの
支持装置40は、図8と同様に複数の吸振体43を有
し、室外機1の底部材3の両側に3個ずつ配置されてい
る。底部材3は、両側に配置された3個の吸振体43を
結ぶ部分500aと、3個の吸振体43の両側の吸振体
43を交差するように結ぶ部分500bを有しており、
この3個の吸振体43を結ぶ部分500aの凹部501
内に桁部材3bが設けられている。
【0058】桁部材3bは、コの字状断面の凹部3b1
に形成され、凹部3b1には底部材3の凹部501に対
向した位置に開口3b2が形成されている。桁部材3b
は、その開口3b2を、底部材3の凹部501に位置決
めし、両側部3b3を凹部501内に嵌合し、その先端
部を溶接411により底部材3の凹部501に固定さ
れ、両側部3b3の曲部の外側が溶接412により底部
材3の凹部501の開口に固定されている。
【0059】各吸振体43は、図11と同様に、下側フ
ランジ43g、下側バネガイド部43h、バネ43i、
上側バネガイド部43j及び上側フランジ43kからな
り、桁部材3bの開口3b2を貫通して配置され、凹部
51に収容されている。下側フランジ43gは基台42
の凹部42aに載置され、下側フランジ43gの両側
は、基台42にボルト810により締付固定されてい
る。基台42は、基礎コンクリート33に埋め込まれた
植込みボルト820に挿通させて載置され、ワッシャ8
21を介してナット822で締付固定し、床面に基台4
2が取り付けられる。
【0060】上側フランジ43kの両側は、ボルト83
0によって底部材3の凹部501のボス部502に締付
固定されている。下側バネガイド部43hと上側バネガ
イド部43jとの間に、バネ43iが設けられ、室外機
1の荷重は、底部材3を通じて、吸振体43によって支
持されるようになっており、吸振体43の高さを低く抑
えることができ、その分室外機1と基礎面41との間の
間隔D4を短縮することができる。エンジン12を稼働
することによって生じる振動は、下側バネガイド部43
hと上側バネガイド部43jとに接するバネ43iによ
って減衰される。これによって基礎面41が防振され、
下側バネガイド部43h及び上側バネガイド部43j
は、バネ43iの振動の際のガイドとなる。
【0061】このように、底部材3の凹部501は、に
複数の吸振体43を容易に配置することができ、しかも
底部材3の凹部501が桁部材3bにより補強され、室
外機1の振動により静的な反力以上の大きな反力が各吸
振体43から底部材3に作用するが、桁部材3bにより
分散され、しかも桁部材3bにより反力を受けることで
底部材3が変形したり疲労により破損することを軽減す
ることができる。
【0062】なお、図12及び図13に記載の実施例に
おける底部材3の凹部501を、図19に示すように、
底板3cの開口3c1に沿った内周を持つ円筒部材3e
を溶接413により底板3cに固着し、円筒部材3eの
上端を閉じるプレート3fを溶接414により円筒部材
3eに固着して形成しても良い。
【0063】また、ヒートポンプの支持装置には、図2
0に示すようなストッパ機構が備えられている。図1及
び図2に示すように、基礎コンクリート33に埋め込ま
れた植込みボルト360に、底部材3に円筒状の絞り部
3xを挿通し、植込みボルト360にナット361,3
62に螺着されている。底部材3に円筒状の絞り部3x
と、ナット361との間には、隙間D6が設けられ、絞
り部3xは、通常の振動、例えばエンジン12による振
動によって接触することはない。しかし、弱震以上の震
度の地震や強風によって、室外機1が大きく揺れ動いた
時には、絞り部3xがナット361に当接し、底部材3
がそれ以上の振幅で揺れ動くことが防止される。これに
よって、室外機1の倒壊が防止されるほか、図6及び図
7に示す室外機1と図示しない室内機との間の管路25
c、25d、123に耐用以上の力が加わるのが防止さ
れる。
【0064】さらに、前記実施例では、エンジン12を
設けたヒートポンプの室外機1におけるエンジン12に
起因する振動を防止することを目的としているが、この
発明はこれに限られない。例えばエンジンの代わりにモ
ータのような低振動の駆動手段を使用するヒートポンプ
であっても、レシプロ式の圧縮機を使用するものでは、
大きな振動が生じうる。したがって、圧縮機の作動に起
因する振動を防止する為に、この実施例を応用すること
も可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、 請求項1記載の
発明は、室外機の底部材を複数の吸振体で支持すること
で、建築物の防振したい振動数に応じて吸振体を交換す
る等、設置状況に応じた適当な吸振体を室外機と基礎面
との間に配設することができる。また、凹部に吸振体の
端部を設けることで、吸振体を室外機の内側に位置させ
る分、吸振体の配置スペースの確保が容易である。ま
た、室外機と基礎面との間の間隔を短縮することがで
き、その分室外機の設置高さを抑えることが可能にな
り、室外機の重心も低くなり、室外機の横振動に対して
の振幅発生を軽減し、室外機と室内機を結ぶ冷媒配管の
振動による変形、疲労を軽減する簡単な防振構造で、か
つ確実に支持することができる。
【0066】請求項2記載の発明は、底部材の凹部を結
ぶ部分が桁部材により補強され、室外機の振動により静
的な反力以上の大きな反力が各吸振体から底部材に作用
するが、桁部材により分散され、しかも桁部材により反
力を受けることで底部材が変形したり疲労により破損す
ることを軽減することができる。
【0067】請求項3記載の発明は、底部材の凹部に複
数の吸振体を容易に配置することができ、しかも底部材
の凹部が桁部材により補強され、室外機の振動により静
的な反力以上の大きな反力が各吸振体から底部材に作用
するが、桁部材により分散され、しかも桁部材により反
力を受けることで底部材が変形したり疲労により破損す
ることを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートポンプの室外機を示す背面図である。
【図2】ヒートポンプの室外機を示す側面図である。
【図3】ヒートポンプの室外機を示す断面図である。
【図4】ヒートポンプの冷媒循環系統を示す図である。
【図5】ヒートポンプにおける冷媒の熱交換サイクルを
示す図である。
【図6】ヒートポンプの室外機の一部を破断して示す背
面図である。
【図7】室外機の底部の一部の断面図である。
【図8】図1のVIII-VIII線に沿うヒートポンプの支持
装置を示す断面図である。
【図9】ヒートポンプの支持装置を示す断面図である。
【図10】第2実施例のヒートポンプの支持装置の断面
図である。
【図11】第3実施例のヒートポンプの支持装置の断面
図である。
【図12】第4実施例のヒートポンプの支持装置を示す
室外機の底部材の底面図である。
【図13】図12のXIII-XIII線に沿う断面図である。
【図14】第5実施例のヒートポンプの支持装置を示す
室外機の底部材の底面図である。
【図15】図14のXV-XV線に沿う断面図である。
【図16】図14のXVI-XVI線に沿う断面図である。
【図17】第6実施例のヒートポンプの支持装置を示す
室外機の底部材の底面図である。
【図18】図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図であ
る。
【図19】第7実施例のヒートポンプの支持装置を示す
室外機の底部材の要部断面図である。
【図20】ストッパ機構を示す図である。
【符号の説明】
1 室外機 2 ケーシング 3 底部材 3b 桁部材 12 エンジン(駆動手段) 22 圧縮機 40 支持装置 41 基礎面 43 吸振体 500 吸振体の支持部を結ぶ部分 501 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外機に駆動手段及び圧縮機を設け、前記
    駆動手段により前記圧縮機を駆動して冷媒を配管内に循
    環させるようにしたヒートポンプの室外機を支持するヒ
    ートポンプの支持装置であって、前記室外機の底部材に
    室外機の内側への凹部を設け、この凹部に吸振体の端部
    を収容したことを特徴とするヒートポンプの支持装置。
  2. 【請求項2】前記底部材に、少なくとも2つの凹部を結
    ぶ部分に、桁部材を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のヒートポンプの支持装置。
  3. 【請求項3】前記底部材の凹部に、複数の吸振体を収容
    し、この凹部内に桁部材を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のヒートポンプの支持装置。
JP31842195A 1995-12-06 1995-12-06 ヒートポンプの支持装置 Pending JPH09159224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31842195A JPH09159224A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 ヒートポンプの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31842195A JPH09159224A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 ヒートポンプの支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09159224A true JPH09159224A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18098970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31842195A Pending JPH09159224A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 ヒートポンプの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09159224A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3512730B2 (ja) 回転圧縮機組立体
CN103380331B (zh) 磁性衰减器
JPH09166338A (ja) ヒートポンプ装置
JPH09159225A (ja) ヒートポンプの支持装置
JPH09159224A (ja) ヒートポンプの支持装置
JPH09170788A (ja) ヒートポンプ装置
JP2010243033A (ja) ヒートポンプ室外機
EP3715734A1 (en) Outdoor unit of gas heat pump system
US20230020042A1 (en) Refrigeration cycle apparatus
JPH0933070A (ja) ヒートポンプの室外ユニット
JPH09159223A (ja) ヒートポンプの支持装置
JPH071105B2 (ja) 空気調和機の防振装置
CN213020070U (zh) 一种第三代核电站柴油机厂房直膨式空调机组
KR20190086750A (ko) 히트 펌프
JPH09159304A (ja) ヒートポンプ装置
JPH11193943A (ja) 空調機室外機の防振架台
JP2003232543A (ja) ガスヒートポンプ式空気調和機の防振構造
JPH08334246A (ja) ヒートポンプの支持装置
JP2804418B2 (ja) エンジン駆動式熱ポンプ装置
JP5167090B2 (ja) 制振装置、および、空気調和装置
JPH08334245A (ja) ヒートポンプの室外ユニット
CN214664854U (zh) 一种空调室外机
CN214664853U (zh) 空调室外机及其应用的管组总成
JP3348990B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置
JP2004163072A (ja) 空気調和装置の熱源ユニット