JPH09158685A - セグメント - Google Patents
セグメントInfo
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- JPH09158685A JPH09158685A JP7320800A JP32080095A JPH09158685A JP H09158685 A JPH09158685 A JP H09158685A JP 7320800 A JP7320800 A JP 7320800A JP 32080095 A JP32080095 A JP 32080095A JP H09158685 A JPH09158685 A JP H09158685A
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- Japan
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- segment
- joint
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- female
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セグメント同士の接合作業の簡略化を図り、
自動組立に対応させる。 【解決手段】 平面視台形状の雄型セグメント1及び雌
型セグメント2を周方向へ接合させて筒状壁体を構成す
るリングを構築する。雄型セグメント1の接合面1a
に、継手本体7に断面楕円形状の突起部8が形成された
雄型継手金具5を取り付ける。雌型セグメント2の接合
面2aに、継手本体13に雄型継手金具5の突起部8が
嵌合可能な断面楕円形状の嵌合孔部14が形成された雌
型継手金具11を取り付ける。雄型継手金具5の突起部
8を雌型継手金具11の嵌合孔部14へ嵌合させること
により、雄型セグメント1と雌型セグメント2とを周方
向へ接合させる。
自動組立に対応させる。 【解決手段】 平面視台形状の雄型セグメント1及び雌
型セグメント2を周方向へ接合させて筒状壁体を構成す
るリングを構築する。雄型セグメント1の接合面1a
に、継手本体7に断面楕円形状の突起部8が形成された
雄型継手金具5を取り付ける。雌型セグメント2の接合
面2aに、継手本体13に雄型継手金具5の突起部8が
嵌合可能な断面楕円形状の嵌合孔部14が形成された雌
型継手金具11を取り付ける。雄型継手金具5の突起部
8を雌型継手金具11の嵌合孔部14へ嵌合させること
により、雄型セグメント1と雌型セグメント2とを周方
向へ接合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相互に複数連結
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントに関するものである。
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルを構築する方法としては、掘削
穴の内面側にセグメント(主にコンクリート製あるいは
スチール製)を組み立てて筒状壁体を構築する、いわゆ
るシールド工法が一般的である。このシールド工法に用
いられるセグメントとしては平面視長方形状で円弧版状
のものが主流であり、これらセグメント同士をボルトに
よって接合していた。このボルトでセグメント同士を接
合する構造としては、セグメントの接合面の近傍に、セ
グメントの接合面同士を当接させた際に、互いに連通す
る孔部を有する継手を埋め込んでおき、これら継手の孔
部同士が連通するように、セグメントの接合面を当接さ
せた状態にて、孔部へボルトを挿通させ、このボルトへ
ナットを締結させて接合させる構造が一般的である。ま
た、相互のセグメントにナット部材であるインサート金
具を埋め込んでおき、隣接するセグメントに貫通させた
ボルトを締結させて互いに接合させる構造もある。
穴の内面側にセグメント(主にコンクリート製あるいは
スチール製)を組み立てて筒状壁体を構築する、いわゆ
るシールド工法が一般的である。このシールド工法に用
いられるセグメントとしては平面視長方形状で円弧版状
のものが主流であり、これらセグメント同士をボルトに
よって接合していた。このボルトでセグメント同士を接
合する構造としては、セグメントの接合面の近傍に、セ
グメントの接合面同士を当接させた際に、互いに連通す
る孔部を有する継手を埋め込んでおき、これら継手の孔
部同士が連通するように、セグメントの接合面を当接さ
せた状態にて、孔部へボルトを挿通させ、このボルトへ
ナットを締結させて接合させる構造が一般的である。ま
た、相互のセグメントにナット部材であるインサート金
具を埋め込んでおき、隣接するセグメントに貫通させた
ボルトを締結させて互いに接合させる構造もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では、構築現場にて継手の接合面に形成された孔部へ
ボルトを挿通させ、このボルトへナットを締結させた
り、相互のセグメントに埋め込んだインサート金具へボ
ルトを締結させるという極めて煩雑な作業を要するため
組み立て時間の短縮には限界があり、また、ロボットに
よる自動組み付けへの適応が困難であった。さらには、
二次覆工を省略する場合にもボルト・ナットを設置する
ためにセグメントに形成したボルトボックスの閉塞作業
を行なわなければならず、施工の高速化、省力化を目指
す上で新たな継手構造の開発が急務となっているのが現
状であった。
造では、構築現場にて継手の接合面に形成された孔部へ
ボルトを挿通させ、このボルトへナットを締結させた
り、相互のセグメントに埋め込んだインサート金具へボ
ルトを締結させるという極めて煩雑な作業を要するため
組み立て時間の短縮には限界があり、また、ロボットに
よる自動組み付けへの適応が困難であった。さらには、
二次覆工を省略する場合にもボルト・ナットを設置する
ためにセグメントに形成したボルトボックスの閉塞作業
を行なわなければならず、施工の高速化、省力化を目指
す上で新たな継手構造の開発が急務となっているのが現
状であった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易にかつ確実に相互に接合させることが
可能なセグメントを提供することを目的としている。
ので、極めて容易にかつ確実に相互に接合させることが
可能なセグメントを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のセグメントは、互いの接合面同士を
あわせた状態で接合されて、トンネル壁体を構成するセ
グメントであって、前記接合面には、この接合面に対し
て傾斜されて突出された断面楕円形状の突起部を有する
雄型継手金具が設けられ、この雄型継手金具が設けられ
た接合面に接合される他の接合面には、この接合面に対
して傾斜されて形成された断面楕円形状の嵌合孔部を有
する雌型継手金具が設けられてなり、前記雄型継手金具
の突起部を、前記雌型継手金具の嵌合孔部へ嵌合させる
ことにより、互いに接合されることを特徴としている。
に、請求項1記載のセグメントは、互いの接合面同士を
あわせた状態で接合されて、トンネル壁体を構成するセ
グメントであって、前記接合面には、この接合面に対し
て傾斜されて突出された断面楕円形状の突起部を有する
雄型継手金具が設けられ、この雄型継手金具が設けられ
た接合面に接合される他の接合面には、この接合面に対
して傾斜されて形成された断面楕円形状の嵌合孔部を有
する雌型継手金具が設けられてなり、前記雄型継手金具
の突起部を、前記雌型継手金具の嵌合孔部へ嵌合させる
ことにより、互いに接合されることを特徴としている。
【0006】請求項2記載のセグメントは、請求項1記
載のセグメントにおいて、前記突起部及び前記嵌合孔部
が、それぞれ嵌合方向へ向かって次第に窄められたテー
パ状に形成されていることを特徴としている。請求項3
記載のセグメントは、請求項1または請求項2記載のセ
グメントにおいて、周方向へのそれぞれの接合面が互い
に反する方向へ傾斜された平面視台形状に形成されてい
ることを特徴としている。
載のセグメントにおいて、前記突起部及び前記嵌合孔部
が、それぞれ嵌合方向へ向かって次第に窄められたテー
パ状に形成されていることを特徴としている。請求項3
記載のセグメントは、請求項1または請求項2記載のセ
グメントにおいて、周方向へのそれぞれの接合面が互い
に反する方向へ傾斜された平面視台形状に形成されてい
ることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセグメントの実施
の形態を図によって説明する。図1及び図2において、
符号1は、雄型セグメントであり、符号2は、雌型セグ
メントである。これら雄型セグメント1及び雌型セグメ
ント2は、それぞれ平面視台形状に形成されており、周
方向への接合面1a、2aが、それぞれ掘削孔の軸方向
に対して傾斜された円弧版からなるもので、それぞれ周
方向へ接合させることにより、筒状壁体を構成するリン
グが構築されるようになっている。
の形態を図によって説明する。図1及び図2において、
符号1は、雄型セグメントであり、符号2は、雌型セグ
メントである。これら雄型セグメント1及び雌型セグメ
ント2は、それぞれ平面視台形状に形成されており、周
方向への接合面1a、2aが、それぞれ掘削孔の軸方向
に対して傾斜された円弧版からなるもので、それぞれ周
方向へ接合させることにより、筒状壁体を構成するリン
グが構築されるようになっている。
【0008】雄型セグメント1には、図3に示すよう
に、周方向への接合面1aに、幅方向へ間隔をあけて一
対の雄型継手金具5が設けられている。これら雄型継手
金具5は、図4に示すように、アンカー6によってセグ
メントに固定された継手本体7と、この継手本体7に設
けられた突起部8とから構成されたものである。この雄
型継手金具5の突起部8は、断面楕円形状に形成されて
おり、先端部へ向かって窄められたテーパ状に形成され
ている。また、雌型セグメント2には、図5に示すよう
に、周方向への接合面2aに雌型継手金具11が設けら
れている。この雌型継手金具11は、図6に示すよう
に、アンカー12によってセグメントに固定された継手
本体13と、この継手本体13に形成された嵌合孔部1
4とから構成されたもので、この嵌合孔部14に前記雄
型継手金具5の突起部8が嵌合されるようになってい
る。なお、これら雄型セグメント1及び雌型セグメント
2は、表裏に金属板等からなるスキンプレート3を有す
るもので、これらスキンプレート3同士の間がコンクリ
ートCとされた高強度な合成セグメントとされている。
また、図1において、符号9、10は、それぞれセグメ
ント同士の軸方向への接合を行う継手であり、図3及び
図5において、符号15は、周方向及び軸方向への接合
面同士をシールするシール材である。そして、上記雄型
セグメント1の雄型継手金具5に形成された突起部8
を、雌型セグメント2の雌型継手金具11の嵌合孔部1
4へ挿入させながら、雄型セグメント1と雌型セグメン
ト2とを軸方向へスライドさせることにより、雄型継手
金具5の突起部8が雌型継手金具11の嵌合孔部14へ
嵌合され、図7に示すように、雄型セグメント1と雌型
セグメント2とが互いに接合面1a、2aを当接させた
状態に接合される。
に、周方向への接合面1aに、幅方向へ間隔をあけて一
対の雄型継手金具5が設けられている。これら雄型継手
金具5は、図4に示すように、アンカー6によってセグ
メントに固定された継手本体7と、この継手本体7に設
けられた突起部8とから構成されたものである。この雄
型継手金具5の突起部8は、断面楕円形状に形成されて
おり、先端部へ向かって窄められたテーパ状に形成され
ている。また、雌型セグメント2には、図5に示すよう
に、周方向への接合面2aに雌型継手金具11が設けら
れている。この雌型継手金具11は、図6に示すよう
に、アンカー12によってセグメントに固定された継手
本体13と、この継手本体13に形成された嵌合孔部1
4とから構成されたもので、この嵌合孔部14に前記雄
型継手金具5の突起部8が嵌合されるようになってい
る。なお、これら雄型セグメント1及び雌型セグメント
2は、表裏に金属板等からなるスキンプレート3を有す
るもので、これらスキンプレート3同士の間がコンクリ
ートCとされた高強度な合成セグメントとされている。
また、図1において、符号9、10は、それぞれセグメ
ント同士の軸方向への接合を行う継手であり、図3及び
図5において、符号15は、周方向及び軸方向への接合
面同士をシールするシール材である。そして、上記雄型
セグメント1の雄型継手金具5に形成された突起部8
を、雌型セグメント2の雌型継手金具11の嵌合孔部1
4へ挿入させながら、雄型セグメント1と雌型セグメン
ト2とを軸方向へスライドさせることにより、雄型継手
金具5の突起部8が雌型継手金具11の嵌合孔部14へ
嵌合され、図7に示すように、雄型セグメント1と雌型
セグメント2とが互いに接合面1a、2aを当接させた
状態に接合される。
【0009】このように、上記構成のセグメントによれ
ば、雄型セグメント1の雄型継手金具5の突起部8を雌
型セグメント2の雌型継手金具11の嵌合孔部14へ嵌
合させるだけで、極めて容易に、これら雄型継手金具5
と雌型継手金具11とを係合させて、その係合力によっ
て雄型セグメント1と雌型セグメント2とを周方向へ連
結させてリングを構築することができる。即ち、従来の
ボルト・ナットによる締結構造あるいはインサート金具
へボルトを締結させる締結構造と比較して、セグメント
同士の接合作業にかかる労力を大幅に低減させることが
できるとともにロボットによる自動組立の容易化を図る
ことができ、さらには、ボルトボックス等がないので、
ボルトボックスの閉塞作業を省略することができる。ま
た、互いに嵌合する雄型継手金具5の突起部8及び雌型
継手金具11の嵌合孔部14がそれぞれ断面楕円形に形
成され、雄型継手金具5の突起部8と雌型継手金具11
の嵌合孔部14との接触面積が大きくされているので、
接合後に、セグメント同士にねじれの力が作用したとし
ても、例えば断面円形あるいは断面矩形状等の場合と比
較して、大きな接触面にて受け止めて分散させることが
でき、確実な接合状態を維持させることができる。
ば、雄型セグメント1の雄型継手金具5の突起部8を雌
型セグメント2の雌型継手金具11の嵌合孔部14へ嵌
合させるだけで、極めて容易に、これら雄型継手金具5
と雌型継手金具11とを係合させて、その係合力によっ
て雄型セグメント1と雌型セグメント2とを周方向へ連
結させてリングを構築することができる。即ち、従来の
ボルト・ナットによる締結構造あるいはインサート金具
へボルトを締結させる締結構造と比較して、セグメント
同士の接合作業にかかる労力を大幅に低減させることが
できるとともにロボットによる自動組立の容易化を図る
ことができ、さらには、ボルトボックス等がないので、
ボルトボックスの閉塞作業を省略することができる。ま
た、互いに嵌合する雄型継手金具5の突起部8及び雌型
継手金具11の嵌合孔部14がそれぞれ断面楕円形に形
成され、雄型継手金具5の突起部8と雌型継手金具11
の嵌合孔部14との接触面積が大きくされているので、
接合後に、セグメント同士にねじれの力が作用したとし
ても、例えば断面円形あるいは断面矩形状等の場合と比
較して、大きな接触面にて受け止めて分散させることが
でき、確実な接合状態を維持させることができる。
【0010】また、雄型継手金具5の突起部8及び雌型
継手金具11の嵌合孔部14は、互いの嵌合方向へ向か
って次第に窄められたテーパ形状とされているので、嵌
合孔部14へ突起部8を嵌合させることにより、これら
嵌合孔部14と突起部8とによって、雄型セグメント1
と雌型セグメント2とが正確に位置決めされるとともに
互いの接合面1a、2a同士が引き寄せられて、確実な
接合状態を確保することができる。さらに、それぞれの
接合面1a、2aが互いに反する方向へ傾斜された平面
視台形状に形成されているので、セグメントの方向性を
なくすことができ、これにより、セグメントの共通化を
図ることができる。なお、これら雄型セグメント1及び
雌型セグメント2を用いて筒状壁体を構成するリングを
構築する際に、周方向への分割数が偶数の場合は、それ
ぞれ平面視台形状の雄型セグメント1及び雌型セグメン
ト2を交互に接合させる。また、周方向への分割数が奇
数の場合は、一端側に雄型セグメント1に設けられた雄
型継手金具5を有し、他端側に雌型セグメント2に設け
られた雌型継手金具11を有する平行四辺形のセグメン
トを用いて接合させる。
継手金具11の嵌合孔部14は、互いの嵌合方向へ向か
って次第に窄められたテーパ形状とされているので、嵌
合孔部14へ突起部8を嵌合させることにより、これら
嵌合孔部14と突起部8とによって、雄型セグメント1
と雌型セグメント2とが正確に位置決めされるとともに
互いの接合面1a、2a同士が引き寄せられて、確実な
接合状態を確保することができる。さらに、それぞれの
接合面1a、2aが互いに反する方向へ傾斜された平面
視台形状に形成されているので、セグメントの方向性を
なくすことができ、これにより、セグメントの共通化を
図ることができる。なお、これら雄型セグメント1及び
雌型セグメント2を用いて筒状壁体を構成するリングを
構築する際に、周方向への分割数が偶数の場合は、それ
ぞれ平面視台形状の雄型セグメント1及び雌型セグメン
ト2を交互に接合させる。また、周方向への分割数が奇
数の場合は、一端側に雄型セグメント1に設けられた雄
型継手金具5を有し、他端側に雌型セグメント2に設け
られた雌型継手金具11を有する平行四辺形のセグメン
トを用いて接合させる。
【0011】また、図8及び図9に示すものは、雄型継
手金具5及び雌型継手金具11のそれぞれの継手本体
7、13に、セグメントの厚さ方向へ突起部8及び嵌合
孔部14をそれぞれ複数設けて、接合強度をさらに向上
させたものである。また、雄型継手金具5は、加工性を
考慮して図10に示すように、その継手本体7を円形と
しても良い。なお、上記の例では、表裏に金属板等から
なるスキンプレート3を設けたセグメントについて説明
したが、セグメントの構造としては、コンクリート製あ
るいはスチール製のいずれでも良い。
手金具5及び雌型継手金具11のそれぞれの継手本体
7、13に、セグメントの厚さ方向へ突起部8及び嵌合
孔部14をそれぞれ複数設けて、接合強度をさらに向上
させたものである。また、雄型継手金具5は、加工性を
考慮して図10に示すように、その継手本体7を円形と
しても良い。なお、上記の例では、表裏に金属板等から
なるスキンプレート3を設けたセグメントについて説明
したが、セグメントの構造としては、コンクリート製あ
るいはスチール製のいずれでも良い。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のセグメ
ントによれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載のセグメントによれば、雄型継手金具の突起部を
雌型継手金具の嵌合孔部へ嵌合させるだけで、極めて容
易に、これら雄型継手金具と雌型継手金具とを係合させ
て、その係合力によってセグメント同士を周方向へ連結
させてリングを構築することができる。即ち、従来のボ
ルト・ナットによる締結構造あるいはインサート金具へ
ボルトを締結させる締結構造と比較して、セグメント同
士の接合作業にかかる労力を大幅に低減させることがで
きるとともにロボットによる自動組立の容易化を図るこ
とができ、さらには、ボルトボックス等がないので、ボ
ルトボックスの閉塞作業を省略することができる。ま
た、互いに嵌合する雄型継手金具の突起部及び雌型継手
金具の嵌合孔部がそれぞれ断面楕円形状に形成されて、
雄型継手金具の突起部と雌型継手金具の嵌合孔部との接
触面積が大きくされているので、接合後にセグメント同
士にねじれの力が作用したとしても、例えば断面円形あ
るいは断面矩形状等の場合と比較して、大きな接触面に
て受け止めて分散させることができ、確実な接合状態を
維持させることができる。
ントによれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載のセグメントによれば、雄型継手金具の突起部を
雌型継手金具の嵌合孔部へ嵌合させるだけで、極めて容
易に、これら雄型継手金具と雌型継手金具とを係合させ
て、その係合力によってセグメント同士を周方向へ連結
させてリングを構築することができる。即ち、従来のボ
ルト・ナットによる締結構造あるいはインサート金具へ
ボルトを締結させる締結構造と比較して、セグメント同
士の接合作業にかかる労力を大幅に低減させることがで
きるとともにロボットによる自動組立の容易化を図るこ
とができ、さらには、ボルトボックス等がないので、ボ
ルトボックスの閉塞作業を省略することができる。ま
た、互いに嵌合する雄型継手金具の突起部及び雌型継手
金具の嵌合孔部がそれぞれ断面楕円形状に形成されて、
雄型継手金具の突起部と雌型継手金具の嵌合孔部との接
触面積が大きくされているので、接合後にセグメント同
士にねじれの力が作用したとしても、例えば断面円形あ
るいは断面矩形状等の場合と比較して、大きな接触面に
て受け止めて分散させることができ、確実な接合状態を
維持させることができる。
【0013】請求項2記載のセグメントによれば、雄型
継手金具の突起部及び雌型継手金具の嵌合孔部が、それ
ぞれ嵌合方向へ向かって次第に窄められたテーパ形状と
されているので、嵌合孔部へ突起部を嵌合させることに
より、これら嵌合孔部と突起部とによって、セグメント
同士が正確に位置決めされるとともに互いの接合面同士
が引き寄せられて、確実な接合状態を確保することがで
きる。請求項3記載のセグメントによれば、それぞれの
接合面が互いに反する方向へ傾斜された平面視台形状に
形成されているので、セグメントの方向性をなくすこと
ができ、これにより、セグメントの共通化を図ることが
できる。
継手金具の突起部及び雌型継手金具の嵌合孔部が、それ
ぞれ嵌合方向へ向かって次第に窄められたテーパ形状と
されているので、嵌合孔部へ突起部を嵌合させることに
より、これら嵌合孔部と突起部とによって、セグメント
同士が正確に位置決めされるとともに互いの接合面同士
が引き寄せられて、確実な接合状態を確保することがで
きる。請求項3記載のセグメントによれば、それぞれの
接合面が互いに反する方向へ傾斜された平面視台形状に
形成されているので、セグメントの方向性をなくすこと
ができ、これにより、セグメントの共通化を図ることが
できる。
【図1】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明するセグメントの平面図である。
造を説明するセグメントの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明するセグメントの平断面図である。
造を説明するセグメントの平断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する雄型セグメントの斜視図である。
造を説明する雄型セグメントの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する雄型継手金具の正面図及び側面図である。
造を説明する雄型継手金具の正面図及び側面図である。
【図5】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する雌型セグメントの斜視図である。
造を説明する雌型セグメントの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する雌型継手金具の正面図及び側断面図であ
る。
造を説明する雌型継手金具の正面図及び側断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する接合されたセグメントの平断面図である。
造を説明する接合されたセグメントの平断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態のセグメントの構成及
び構造を説明する雄型継手金具の正面図及び側面図であ
る。
び構造を説明する雄型継手金具の正面図及び側面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態のセグメントの構成及
び構造を説明する雌型継手金具の正面図及び側断面図で
ある。
び構造を説明する雌型継手金具の正面図及び側断面図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態のセグメントに用いられ
る雄型継手金具の他の形状を説明する雄型継手金具の正
面図である。
る雄型継手金具の他の形状を説明する雄型継手金具の正
面図である。
1 雄型セグメント(セグメント) 1a、2a 接合面 2 雌型セグメント(セグメント) 5 雄型継手金具 8 突起部 11 雌型継手金具 14 嵌合孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 健太 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 武田 厚 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内
Claims (3)
- 【請求項1】 互いの接合面同士をあわせた状態で接合
されて、トンネル壁体を構成するセグメントであって、 前記接合面には、この接合面に対して傾斜されて突出さ
れた断面楕円形状の突起部を有する雄型継手金具が設け
られ、 この雄型継手金具が設けられた接合面に接合される他の
接合面には、この接合面に対して傾斜されて形成された
断面楕円形状の嵌合孔部を有する雌型継手金具が設けら
れてなり、 前記雄型継手金具の突起部を、前記雌型継手金具の嵌合
孔部へ嵌合させることにより、互いに接合されることを
特徴とするセグメント。 - 【請求項2】 前記突起部及び前記嵌合孔部は、それぞ
れ嵌合方向へ向かって次第に窄められたテーパ状に形成
されていることを特徴とする請求項1記載のセグメン
ト。 - 【請求項3】 周方向へのそれぞれの接合面が互いに反
する方向へ傾斜された平面視台形状に形成されているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載のセグメン
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320800A JPH09158685A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | セグメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320800A JPH09158685A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | セグメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09158685A true JPH09158685A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18125389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7320800A Pending JPH09158685A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | セグメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09158685A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019460A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kubota Corp | トンネルセグメント連結構造 |
JP2015140540A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 日本ヒューム株式会社 | セグメントの継手部構造 |
JP2017122324A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 日本ヒューム株式会社 | セグメントの継手構造 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320800A patent/JPH09158685A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009019460A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kubota Corp | トンネルセグメント連結構造 |
JP2015140540A (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-03 | 日本ヒューム株式会社 | セグメントの継手部構造 |
JP2017122324A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 日本ヒューム株式会社 | セグメントの継手構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031104 |