JPH0932487A - セグメント - Google Patents
セグメントInfo
- Publication number
- JPH0932487A JPH0932487A JP7181763A JP18176395A JPH0932487A JP H0932487 A JPH0932487 A JP H0932487A JP 7181763 A JP7181763 A JP 7181763A JP 18176395 A JP18176395 A JP 18176395A JP H0932487 A JPH0932487 A JP H0932487A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- segment
- connecting plate
- fitting groove
- pin
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セグメント同士の接合作業を簡略化し、工期
の短縮を図る。 【解決手段】 両端部に孔部3を有する連結板4を設け
た雄型セグメント1の連結板4を、両端部に連結板4が
嵌合される嵌合溝5が形成された雌型セグメント2の嵌
合溝5へ嵌合させて、雌型セグメント2に内面側から形
成された挿入穴6と連結板4の孔部3とを連通させる。
内面側から挿入穴6へ、先端方向へ向かって窄められた
クサビ型のピン7を挿入する。
の短縮を図る。 【解決手段】 両端部に孔部3を有する連結板4を設け
た雄型セグメント1の連結板4を、両端部に連結板4が
嵌合される嵌合溝5が形成された雌型セグメント2の嵌
合溝5へ嵌合させて、雌型セグメント2に内面側から形
成された挿入穴6と連結板4の孔部3とを連通させる。
内面側から挿入穴6へ、先端方向へ向かって窄められた
クサビ型のピン7を挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相互に複数連結
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントに関するものである。
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルを構築する方向としては、掘削
穴の内面側にセグメント(主にコンクリート製あるいは
スチール製)を組み立てて筒状壁体を構築する、いわゆ
るシールド工法が一般的である。このシールド工法に用
いられるセグメントとしては平面視長方形状で円弧版状
のものが主流であり、これらセグメント同士をボルトに
よって接合していた。このボルトでセグメント同士を接
合する構造としては、セグメントの接合面の近傍に、セ
グメントの接合面同士を当接させた際に、互いに連通す
る孔部を有する継手を埋め込んでおき、これら継手の孔
部同士が連通するように、セグメントの接合面を当接さ
せた状態にて、孔部へボルトを挿通させ、このボルトへ
ナットを締結させて接合させる構造が一般的である。ま
た、相互のセグメントにナット部材であるインサート金
具を埋め込んでおき、隣接するセグメントに貫通させた
ボルトを締結させて互いに接合させる構造もある。
穴の内面側にセグメント(主にコンクリート製あるいは
スチール製)を組み立てて筒状壁体を構築する、いわゆ
るシールド工法が一般的である。このシールド工法に用
いられるセグメントとしては平面視長方形状で円弧版状
のものが主流であり、これらセグメント同士をボルトに
よって接合していた。このボルトでセグメント同士を接
合する構造としては、セグメントの接合面の近傍に、セ
グメントの接合面同士を当接させた際に、互いに連通す
る孔部を有する継手を埋め込んでおき、これら継手の孔
部同士が連通するように、セグメントの接合面を当接さ
せた状態にて、孔部へボルトを挿通させ、このボルトへ
ナットを締結させて接合させる構造が一般的である。ま
た、相互のセグメントにナット部材であるインサート金
具を埋め込んでおき、隣接するセグメントに貫通させた
ボルトを締結させて互いに接合させる構造もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では、構築現場にて継手の接合面に形成された孔部へ
ボルトを挿通させ、このボルトへナットを締結させた
り、相互のセグメントに埋め込んだインサート金具へボ
ルトを締結させるという極めて煩雑な作業を要するため
組み立て時間の短縮には限界があり、また、ロボットに
よる自動組み付けへの適応が困難であった。さらには、
二次覆工を省略する場合にもボルト・ナットを設置する
ためにセグメントに形成したボルトボックスの閉塞作業
を行なわなければならず、施工の高速化、省力化を目指
す上で新たな継手構造の開発が急務となっているのが現
状であった。
造では、構築現場にて継手の接合面に形成された孔部へ
ボルトを挿通させ、このボルトへナットを締結させた
り、相互のセグメントに埋め込んだインサート金具へボ
ルトを締結させるという極めて煩雑な作業を要するため
組み立て時間の短縮には限界があり、また、ロボットに
よる自動組み付けへの適応が困難であった。さらには、
二次覆工を省略する場合にもボルト・ナットを設置する
ためにセグメントに形成したボルトボックスの閉塞作業
を行なわなければならず、施工の高速化、省力化を目指
す上で新たな継手構造の開発が急務となっているのが現
状であった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、極めて容易にかつ確実に相互に接合させることが
可能なセグメントを提供することを目的としている。
ので、極めて容易にかつ確実に相互に接合させることが
可能なセグメントを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のセグメントは、互いの接合面同士を
合わせた状態で接合されて、トンネル壁体を構成するセ
グメントであって、互いに接合される接合面の一方に、
孔部が形成された連結板が設けられ、他方に、前記連結
板が嵌合される嵌合溝が形成されてなり、該嵌合溝が形
成されたセグメントには、内面側が開口し、前記嵌合溝
と交差する挿入穴が形成され、該挿入穴には、前記嵌合
溝へ前記連結板を嵌合させて前記孔部を連通させた状態
にて、ピンが差し込まれてなり、互いに周方向へ接合さ
れる接合面は、掘削穴の軸方向に対して傾斜されてなる
ことを特徴としている。これにより、連結板を嵌合溝へ
嵌合させた状態にて、内面側から挿入穴へピンを挿通さ
せると、ピンが連結板の孔部へ差し込まれてセグメント
同士が接合される。また、連結板の嵌合が容易で組み立
て作業性が大幅に向上し、かつ内面側から挿入穴へピン
を挿通させると、掘削穴に対して傾斜された接合面が互
いに引き寄せられて良好な密着状態が確保される。
に、請求項1記載のセグメントは、互いの接合面同士を
合わせた状態で接合されて、トンネル壁体を構成するセ
グメントであって、互いに接合される接合面の一方に、
孔部が形成された連結板が設けられ、他方に、前記連結
板が嵌合される嵌合溝が形成されてなり、該嵌合溝が形
成されたセグメントには、内面側が開口し、前記嵌合溝
と交差する挿入穴が形成され、該挿入穴には、前記嵌合
溝へ前記連結板を嵌合させて前記孔部を連通させた状態
にて、ピンが差し込まれてなり、互いに周方向へ接合さ
れる接合面は、掘削穴の軸方向に対して傾斜されてなる
ことを特徴としている。これにより、連結板を嵌合溝へ
嵌合させた状態にて、内面側から挿入穴へピンを挿通さ
せると、ピンが連結板の孔部へ差し込まれてセグメント
同士が接合される。また、連結板の嵌合が容易で組み立
て作業性が大幅に向上し、かつ内面側から挿入穴へピン
を挿通させると、掘削穴に対して傾斜された接合面が互
いに引き寄せられて良好な密着状態が確保される。
【0006】請求項2記載のセグメントは、請求項1記
載のセグメントにおいて、前記ピンが、先端方向へ向か
って次第に窄められたクサビ形状に形成されてなること
を特徴としている。これにより、連結板を嵌合溝へ嵌合
させた状態にて、内面側から挿入穴へピンを挿通させる
と、先端部方向へ向かって次第に窄められたピンによっ
て連結板が引き寄せられ、強固な接合が行なわれる。
載のセグメントにおいて、前記ピンが、先端方向へ向か
って次第に窄められたクサビ形状に形成されてなること
を特徴としている。これにより、連結板を嵌合溝へ嵌合
させた状態にて、内面側から挿入穴へピンを挿通させる
と、先端部方向へ向かって次第に窄められたピンによっ
て連結板が引き寄せられ、強固な接合が行なわれる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセグメントの実施
の形態を図によって説明する。図1に示すものは、雄型
セグメント1であり、図2に示すものは、雌型セグメン
ト2である。これら雄型セグメント1及び雌型セグメン
ト2は、それぞれ平面視台形状に形成されたコンクリー
ト製の円弧版からなるもので、雄型セグメント1には、
周方向への接合面1aに、孔部3が形成された連結板4
が突出されている。また、雌型セグメント2には、周方
向への接合面2aに前記連結板4が嵌合可能な嵌合溝5
が形成されている。また、雌型セグメント2には、嵌合
溝5と直交する挿入穴6が内面側から形成されており、
雄型セグメント1の連結板4を嵌合溝5へ嵌合させた際
に、この連結板4の孔部3と、雌型セグメント2の挿入
穴6とが連通するようになっている。
の形態を図によって説明する。図1に示すものは、雄型
セグメント1であり、図2に示すものは、雌型セグメン
ト2である。これら雄型セグメント1及び雌型セグメン
ト2は、それぞれ平面視台形状に形成されたコンクリー
ト製の円弧版からなるもので、雄型セグメント1には、
周方向への接合面1aに、孔部3が形成された連結板4
が突出されている。また、雌型セグメント2には、周方
向への接合面2aに前記連結板4が嵌合可能な嵌合溝5
が形成されている。また、雌型セグメント2には、嵌合
溝5と直交する挿入穴6が内面側から形成されており、
雄型セグメント1の連結板4を嵌合溝5へ嵌合させた際
に、この連結板4の孔部3と、雌型セグメント2の挿入
穴6とが連通するようになっている。
【0008】そして、このように、孔部3と挿入穴6と
が連通した状態にて、図3及び図4に示すように、内面
側からピン7を挿通させることにより、このピン7によ
って連結板4が嵌合溝5へ嵌合した状態に固定され、雄
型セグメント1と雌型セグメント2とが周方向へ連結さ
れるようになっている。ここで、雌型セグメント2に形
成された挿入穴6及びピン11は、それぞれ先端方向へ
向かって次第に窄まったテーパ形状に形成されおり、し
たがって、このピン11を挿通させることにより、連結
板4が嵌合溝5へ引き込まれて雄型セグメント1の接合
面1aと雌型セグメント2の接合面2aとが確実に密着
した状態に接合されるようになっている。
が連通した状態にて、図3及び図4に示すように、内面
側からピン7を挿通させることにより、このピン7によ
って連結板4が嵌合溝5へ嵌合した状態に固定され、雄
型セグメント1と雌型セグメント2とが周方向へ連結さ
れるようになっている。ここで、雌型セグメント2に形
成された挿入穴6及びピン11は、それぞれ先端方向へ
向かって次第に窄まったテーパ形状に形成されおり、し
たがって、このピン11を挿通させることにより、連結
板4が嵌合溝5へ引き込まれて雄型セグメント1の接合
面1aと雌型セグメント2の接合面2aとが確実に密着
した状態に接合されるようになっている。
【0009】また、これら雄型セグメント1及び雌型セ
グメント2の軸方向への接合端面には、一方側に、複数
の連結板11が設けられ、他方側に、前記連結板11が
嵌合可能な嵌合溝12が形成されている。そして、この
場合も、前述したように、連結板11に孔部13が形成
されているとともに、雄型セグメント1及び雌型セグメ
ント2の内面側から嵌合溝12と直交する方向へ挿入穴
14が形成されており、前述したように、連結板11を
嵌合溝12へ嵌合させた状態にて、先端方向へ向かって
次第に窄められたクサビ形状のピン7を挿入穴14へ挿
通させることにより、それぞれの雄型セグメント1及び
雌型セグメント2が軸方向へ強固に接合されるようにな
っている。
グメント2の軸方向への接合端面には、一方側に、複数
の連結板11が設けられ、他方側に、前記連結板11が
嵌合可能な嵌合溝12が形成されている。そして、この
場合も、前述したように、連結板11に孔部13が形成
されているとともに、雄型セグメント1及び雌型セグメ
ント2の内面側から嵌合溝12と直交する方向へ挿入穴
14が形成されており、前述したように、連結板11を
嵌合溝12へ嵌合させた状態にて、先端方向へ向かって
次第に窄められたクサビ形状のピン7を挿入穴14へ挿
通させることにより、それぞれの雄型セグメント1及び
雌型セグメント2が軸方向へ強固に接合されるようにな
っている。
【0010】そして、上記の雄型セグメント1および雌
型セグメント2を用いて筒状壁体を構成するリングを構
築する際に、周方向への分割数が偶数の場合は、図5に
示すように、それぞれ平面視台形状の雄型セグメント1
及び雌型セグメント2を交互に接合させる。また、周方
向への分割数が奇数の場合は、図6に示すように、一端
側に雄型セグメント1に設けられた連結板4を有し、他
端側に雌型セグメント2に設けられた嵌合溝5を有する
平面視平行四辺形型の連結セグメント21を用いて接合
させる。
型セグメント2を用いて筒状壁体を構成するリングを構
築する際に、周方向への分割数が偶数の場合は、図5に
示すように、それぞれ平面視台形状の雄型セグメント1
及び雌型セグメント2を交互に接合させる。また、周方
向への分割数が奇数の場合は、図6に示すように、一端
側に雄型セグメント1に設けられた連結板4を有し、他
端側に雌型セグメント2に設けられた嵌合溝5を有する
平面視平行四辺形型の連結セグメント21を用いて接合
させる。
【0011】このように、上記構成のセグメント1、
2、21によれば、連結板4及び連結板11を、嵌合溝
5及び嵌合溝12へ嵌合させた状態にて、内面側から挿
入穴6、14へピン7を差し込むだけで、極めて容易に
セグメント1、2、21同士を接合させることができ
る。即ち、従来のボルト、ナットによる締結構造、ある
いはインサート金具へボルトを締結させる締結構造と比
較して、その接合作業にかかる労力を大幅に低減させる
ことができるとともにロボットによる自動組み立ての容
易化を図ることができ、さらには、ボルトボックス等が
ないので、ボルトボックスの閉塞作業を省略することが
できる。また、ピン7が、先端方向へ向かって次第に窄
められたクサビ型に形成されているので、接合時に連結
板4及び連結板11を大きな力にて引き寄せて、それぞ
れのセグメント1、2、21同士を極めて強固に接合す
ることができる。
2、21によれば、連結板4及び連結板11を、嵌合溝
5及び嵌合溝12へ嵌合させた状態にて、内面側から挿
入穴6、14へピン7を差し込むだけで、極めて容易に
セグメント1、2、21同士を接合させることができ
る。即ち、従来のボルト、ナットによる締結構造、ある
いはインサート金具へボルトを締結させる締結構造と比
較して、その接合作業にかかる労力を大幅に低減させる
ことができるとともにロボットによる自動組み立ての容
易化を図ることができ、さらには、ボルトボックス等が
ないので、ボルトボックスの閉塞作業を省略することが
できる。また、ピン7が、先端方向へ向かって次第に窄
められたクサビ型に形成されているので、接合時に連結
板4及び連結板11を大きな力にて引き寄せて、それぞ
れのセグメント1、2、21同士を極めて強固に接合す
ることができる。
【0012】なお、連結板4及び嵌合溝5の形状として
は、上記のものに限定されることはない。ここで、他の
形状の連結板4及び嵌合溝5の例を説明する。図7に示
すものは、連結板4及び嵌合溝5の形状を三角形状にし
たものであり、図8に示すものは、三角形状に形成した
連結板4及び嵌合溝5を複数設けたものであり、さら
に、図9に示すものは、一側部側に連結板4及び嵌合溝
5を設けたものである。また、図10及び図11に示す
ものは、三角形状の連結板4及び嵌合溝5を3つずつ設
け、これら連結板4及び嵌合溝5を、厚さ方向にずらし
て設けたものである。
は、上記のものに限定されることはない。ここで、他の
形状の連結板4及び嵌合溝5の例を説明する。図7に示
すものは、連結板4及び嵌合溝5の形状を三角形状にし
たものであり、図8に示すものは、三角形状に形成した
連結板4及び嵌合溝5を複数設けたものであり、さら
に、図9に示すものは、一側部側に連結板4及び嵌合溝
5を設けたものである。また、図10及び図11に示す
ものは、三角形状の連結板4及び嵌合溝5を3つずつ設
け、これら連結板4及び嵌合溝5を、厚さ方向にずらし
て設けたものである。
【0013】また、ピン7が挿通される挿入穴6、14
の補強構造としては、図12及び図13に示すように、
挿入穴6、14の周囲に補強筋21を配設したり、図1
4及び図15に示すように、鋼管22を埋め込む構造が
ある。また、上記実施の形態では、コンクリート製のセ
グメントについて説明したが、図16に示すようなスチ
ールとコンクリートとから構成された合成セグメントに
も適応することができるのは勿論である。なお、この場
合、ピン7を挿入する挿入穴6、14の位置にて表裏の
スキンプレート23に鋼管22を溶接し、さらにこの鋼
管22の周囲に補強筋21を配設している。
の補強構造としては、図12及び図13に示すように、
挿入穴6、14の周囲に補強筋21を配設したり、図1
4及び図15に示すように、鋼管22を埋め込む構造が
ある。また、上記実施の形態では、コンクリート製のセ
グメントについて説明したが、図16に示すようなスチ
ールとコンクリートとから構成された合成セグメントに
も適応することができるのは勿論である。なお、この場
合、ピン7を挿入する挿入穴6、14の位置にて表裏の
スキンプレート23に鋼管22を溶接し、さらにこの鋼
管22の周囲に補強筋21を配設している。
【0014】また、図17の(a)、(b)、(c)に
示すように、ピン7の周面に、周方向へ沿って複数の突
条24を形成したり、ピン7に接着材25を塗布した
り、あるいはピン7にOリング26を取り付けておき、
ピン7の挿入時における確実な取り付け状態を確保する
ようにしても良い。
示すように、ピン7の周面に、周方向へ沿って複数の突
条24を形成したり、ピン7に接着材25を塗布した
り、あるいはピン7にOリング26を取り付けておき、
ピン7の挿入時における確実な取り付け状態を確保する
ようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のセグメ
ントによれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載のセグメントによれば、連結板を嵌合溝へ嵌合さ
せた状態にて、内面側から挿入穴へピンを差し込むだけ
で、極めて容易にセグメント同士を接合させることがで
きる。即ち、従来ボルト、ナットによる締結構造、ある
いはインサート金具へボルトを締結させる締結構造と比
較して、その接合作業にかかる労力を大幅に低減させる
ことができるとともにロボットによる自動組み立ての容
易化を図ることができ、さらには、ボルトボックス等が
ないので、ボルトボックスの閉塞作業を省略することが
できる。また、連結板の嵌合が容易で組み立て作業性が
大幅に向上し、かつ連結板を嵌合溝へ嵌合させた状態に
て、内面側から挿入穴へピンを挿通させことにより、掘
削穴に対して傾斜された接合面が互いに引き寄せられて
良好な密着状態が得られ、確実な接合状態を維持するこ
とができる。
ントによれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載のセグメントによれば、連結板を嵌合溝へ嵌合さ
せた状態にて、内面側から挿入穴へピンを差し込むだけ
で、極めて容易にセグメント同士を接合させることがで
きる。即ち、従来ボルト、ナットによる締結構造、ある
いはインサート金具へボルトを締結させる締結構造と比
較して、その接合作業にかかる労力を大幅に低減させる
ことができるとともにロボットによる自動組み立ての容
易化を図ることができ、さらには、ボルトボックス等が
ないので、ボルトボックスの閉塞作業を省略することが
できる。また、連結板の嵌合が容易で組み立て作業性が
大幅に向上し、かつ連結板を嵌合溝へ嵌合させた状態に
て、内面側から挿入穴へピンを挿通させことにより、掘
削穴に対して傾斜された接合面が互いに引き寄せられて
良好な密着状態が得られ、確実な接合状態を維持するこ
とができる。
【0016】請求項2記載のセグメントによれば、ピン
が、先端方向へ向かって次第に窄められたクサビ型に形
成されているので、接合時に連結板を大きな力にて引き
寄せてそれぞれのセグメント同士を極めて強固に接合す
ることができる。
が、先端方向へ向かって次第に窄められたクサビ型に形
成されているので、接合時に連結板を大きな力にて引き
寄せてそれぞれのセグメント同士を極めて強固に接合す
ることができる。
【図1】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する雄型セグメントの斜視図である。
造を説明する雄型セグメントの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態のセグメントの構成及び構
造を説明する雌型セグメントの斜視図である。
造を説明する雌型セグメントの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態のセグメントの接合構造を
説明するセグメント同士の接合箇所の断面図である。
説明するセグメント同士の接合箇所の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態のセグメントの接合構造を
説明するセグメント同士の接合箇所の断面図である。
説明するセグメント同士の接合箇所の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態のセグメントの周方向への
分割の仕方を説明するセグメントの概略平面図である。
分割の仕方を説明するセグメントの概略平面図である。
【図6】本発明の実施の形態のセグメントの周方向への
分割の仕方を説明するセグメントの概略平面図である。
分割の仕方を説明するセグメントの概略平面図である。
【図7】本発明の実施の形態のセグメントの他の接合構
造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
【図8】本発明の実施の形態のセグメントの他の接合構
造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
【図9】本発明の実施の形態のセグメントの他の接合構
造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
【図10】本発明の実施の形態のセグメントの他の接合
構造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
構造を説明するセグメントの接合箇所の平面図である。
【図11】本発明の実施の形態のセグメントの他の接合
構造を説明するセグメントの接合箇所の側面図である。
構造を説明するセグメントの接合箇所の側面図である。
【図12】本発明の実施の形態のセグメントの挿入穴の
補強構造を説明する挿入穴部分の断面図である。
補強構造を説明する挿入穴部分の断面図である。
【図13】本発明の実施の形態のセグメントの挿入穴の
補強構造を説明する挿入穴部分の平断面図である。
補強構造を説明する挿入穴部分の平断面図である。
【図14】本発明の実施の形態のセグメントの挿入穴の
補強構造を説明する挿入穴部分の断面図である。
補強構造を説明する挿入穴部分の断面図である。
【図15】本発明の実施の形態のセグメントの挿入穴の
補強構造を説明する挿入穴部分の平断面図である。
補強構造を説明する挿入穴部分の平断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態のセグメントの構成
及び構造を説明するセグメントの断面図である。
及び構造を説明するセグメントの断面図である。
【図17】本発明の実施の形態のセグメント同士を接合
する際に用いられるピンの側面図である。
する際に用いられるピンの側面図である。
1 雄型セグメント(セグメント) 1a、2a 接合面 2 雌型セグメント(セグメント) 3、13 孔部 4、11 連結板 5、12 嵌合溝 6、14 挿入穴 7 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 彰 東京都千代田区三崎町二丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 互いの接合面同士を合わせた状態で接合
されて、トンネル壁体を構成するセグメントであって、 互いに接合される接合面の一方に、孔部が形成された連
結板が設けられ、他方に、前記連結板が嵌合される嵌合
溝が形成されてなり、該嵌合溝が形成されたセグメント
には、内面側が開口し、前記嵌合溝と交差する挿入穴が
形成され、該挿入穴には、前記嵌合溝へ前記連結板を嵌
合させて前記孔部を連通させた状態にて、ピンが差し込
まれてなり、 互いに周方向へ接合される接合面は、掘削穴の軸方向に
対して傾斜されてなることを特徴とするセグメント。 - 【請求項2】 前記ピンは、先端方向へ向かって次第に
窄められたクサビ形状に形成されてなることを特徴とす
る請求項1記載のセグメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7181763A JPH0932487A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | セグメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7181763A JPH0932487A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | セグメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932487A true JPH0932487A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16106466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7181763A Pending JPH0932487A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | セグメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932487A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017089179A (ja) * | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 鹿島建設株式会社 | 連結具、及び、セグメントの連結方法 |
JP2017122325A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 株式会社安藤・間 | 鋼殻セグメントの継手構造 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP7181763A patent/JPH0932487A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017089179A (ja) * | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 鹿島建設株式会社 | 連結具、及び、セグメントの連結方法 |
JP2017122325A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-07-13 | 株式会社安藤・間 | 鋼殻セグメントの継手構造 |
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