JPH09158569A - 電子通貨システムにおける電子金庫 - Google Patents

電子通貨システムにおける電子金庫

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JPH09158569A
JPH09158569A JP32062995A JP32062995A JPH09158569A JP H09158569 A JPH09158569 A JP H09158569A JP 32062995 A JP32062995 A JP 32062995A JP 32062995 A JP32062995 A JP 32062995A JP H09158569 A JPH09158569 A JP H09158569A
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JP
Japan
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electronic
card
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electronic currency
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Application number
JP32062995A
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English (en)
Inventor
Masayuki Oki
雅之 大木
Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Jun Furuya
純 古谷
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Hisaki Kitagawa
央樹 北川
Takao Osawa
隆男 大沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Priority to EP96119364A priority patent/EP0778550B1/en
Priority to DE69631868T priority patent/DE69631868T2/de
Priority to US08/759,806 priority patent/US6042002A/en
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用勝手、保守性に優れた信頼性の高い電子
通貨システムにおける電子金庫。 【解決手段】 本体部150の前後に前面扉151、後
面扉152が設けられ、前面扉151には、扉ロック鍵
153、金庫全体の動作状態、特に、その金庫に障害等
が発生し、保守を要することを示すための表示器154
が設けられる。後面扉152には、図示していない本体
内部に設けられる多数のICカードリーダ/ライタに対
する電源線、電子マネーに関する情報の伝送を行う通信
回線が接続されている。前面扉151は、ヒンジ15
1’により開くことが可能であり、本体部150には、
多数のICカードリーダ/ライタが格納され、本体部1
50の前面には、それらのICカードリーダ/ライタに
対するICカード10のカード挿入口155が、上下2
段に配列されて設けられており、個々に対応させてIC
カード動作表示器155’が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子通貨システム
における電子金庫に係り、特に、電子通貨を収納したI
Cカードを多数格納して、金庫の外部のICカードとの
間で通貨の出し入れを行う電子通貨システムにおける電
子金庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子通貨を収納したICカード相
互間の通信により、電子通貨のやりとりを行う電子通貨
システムが提案されている。このシステムに使用するI
Cカードは、その内部に通信機能を有するマイクロプロ
セッサと、処理プログラム及び電子通貨の残額を格納す
るEEPROM等によるメモリとを備えて構成される。
そして、ICカードは、銀行、商店、個人の住宅等に備
えられる端末を通信回線を介して任意に接続可能に構成
される電子通貨システムを介して、また、専用の端末を
使用することにより、他のICカードとの間で、電子通
貨の出し入れが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述で提案されている
電子通貨システムは、未だ、システムを構成する各機器
が何のような機能、形態を備えるべきかが定められてお
らず、開発途上にあるものである。
【0004】本発明の目的は、前述した電子通貨システ
ムにおいて、不特定多数のユーザ利用する銀行、大型の
商店等に備えて好適な電子金庫を提供することにある。
すなわち、本発明の目的は、不特定多数のユーザが所持
するICカードとの間で電子通貨の決済を行う複数のI
Cカードを効率よく格納し、各ICカードの抜き差しの
容易性、電源、回路基板等の部品の保守性を考慮した内
部構造を有する電子通貨システムにおける電子金庫を提
供することにある。
【0005】また、本発明の目的は、格納されているI
Cカードの寿命を知らせることを可能にすると共に、格
納されているICカードの寿命を平均化させることので
きる電子通貨システムにおける電子金庫を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、電子通貨を収納したICカードを多数格納して、金
庫の外部のICカードとの間で電子通貨の出し入れを行
う電子通貨システムにおける電子金庫において、少なく
とも、本体部と、前面扉とを有し、本体部内部に、制御
回路、電源、及び、多数のICカードリーダ/ライタを
収納し、前記本体部の前面に、前記ICカードリーダ/
ライタの挿入口を配列することにより達成される。
【0007】また、前記目的は、前記した本体部内部に
収納される制御回路、電源、及び、多数のICカードリ
ーダ/ライタを含む内部装置を、引き出し機構により前
面側に引き出し可能に構成することにより、また、本体
部から引き出し可能に構成した引き出し部の両側面また
は上面に前記ICカードリーダ/ライタの挿入口を配列
することにより達成される。
【0008】さらに、前記目的は、前記多数のICカー
ドのぞれぞれに対するアクセス回数をカウントし、予め
定められている回数に達したとき、あるいは、前記回数
に近づいたとき、その旨を表示する表示部を備えること
により、また、このような表示を含む多数のICカード
のそれぞれの動作状態を表示する集中表示部を、前面扉
の前面、または、前記本体部の前面に備え、本体部の前
面に前記集中表示部を設ける場合、前面扉の対応する位
置を透明窓とすることにより達成される。
【0009】また、前記目的は、本体内部に設けられる
制御回路が、多数のICカードのぞれぞれに対するアク
セス回数が平均化するように、ICカードに対するアク
セスを制御することにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子通貨シス
テムにおける電子金庫の実施形態を図面により詳細に説
明する。
【0011】図1は本発明による電子金庫が適用される
電子通貨システムの構成を示すブロック図であり、ま
ず、図1を参照して、電子通貨システムの構成を説明す
る。図1において、1は銀行営業店システム、2は流通
システム、3はエンドユーザシステム、4は自動販売機
システム、5は銀行計算機センタ、6は電子通貨発行組
織、7は公衆通信網、10はICカード、11は外付け
ICカードリーダ/ライタ、12は窓口端末、13は内
部通信回線、14は現金自動預入支払機、15は電子金
庫、16は電子通貨トランザクション制御端末、17は
リレーコンピュータ、21は電子通貨用POS端末、2
2はPOS端末、23はストアコントローラー、24は
センタ装置、25は情報制御システム、26はワークス
テーション、31は電子財布、32はパソコン、33は
PCカード型カードリーダ/ライタ、34はICカード
電話機、41は内蔵型ICカードリーダ/ライタ、42
は自動販売機、51は勘定系システムホスト、52は外
接系システム、53は外接系制御端末である。
【0012】図1に示す電子通貨システムは、公衆通信
網7に、銀行営業店システム1、百貨店、スーパーマー
ケット等の大型商店に設けられる流通システム2、エン
ドユーザシステム3としてのパソコン32、ICカード
電話機34が接続されて構成され、また、通信網7に接
続されないシステムとして自動販売機システム4等を備
えて構成されている。図示例では、代表的なシステムが
それぞれ1システムずつ示されているが、多数のシステ
ムが公衆通信網7に接続されて構成することができる。
また、銀行営業店システムは、専用回線等により銀行計
算機センタ5に接続され、銀行計算機センタ5には、電
子通貨発行組織6が接続されている。
【0013】ICカード10は、その内部に通信機能を
有するマイクロプロセッサと、処理プログラム及び電子
通貨の残額を格納するEEPROM等によるメモリとを
備えて構成され、エンドユーザである個人が所持すると
共に、電子通貨システムに参加する銀行、商店、自動販
売機等により所持される。
【0014】銀行営業店システム1は、公知のように、
窓口端末12、現金自動預入支払機14が内部通信回線
13を介して接続され、さらに、リレーコンピュータ1
7を介して銀行計算機センタに接続されて構成されてい
るが、電子通貨決済のために、窓口端末12にICカー
ドリーダ/ライタ11が設けられ、現金自動預入支払機
14には、ICカードリーダ/ライタが内蔵され、ま
た、電子通貨トランザクション制御端末16を介して本
発明による電子金庫15が接続されて構成される。
【0015】銀行計算機センタ5は、勘定系システムホ
スト51と、外接系システム52とにより構成され、外
接系システム52は、外接系制御端末53、リレーコン
ピュータ、17本発明による電子金庫15が備えられて
構成されている。
【0016】流通システム2は、通常、POS端末が、
内部通信回線13、ストアコントローラー23を介して
センタ装置24に接続されて構成されるが、電子通貨決
済のために、通常のPOS端末22には外付けのICカ
ードリーダ/ライタ11が設けられ、あるいは、電子通
貨用POS端末21を使用して構成される。また、セン
タ装置24は、情報制御システム25、ワークステーシ
ョン26、本発明による電子金庫を備えて構成される。
【0017】エンドユーザシステム3は、主に個人ユー
ザシステムであり、簡単にはICカード内の電子通貨の
残高を表示することのできる電子財布31だけでよい。
この電子財布31には、電卓等の機能を加えることも可
能である。また、パソコン32は、個人が所有するもの
に、電子通貨決済のために、PCカード型カードリーダ
/ライタ33を設けて、公衆通信網7と接続可能に構成
される。また、通常の電話機に電子通貨を収納するIC
カード10に対する処理機能を備えたICカード電話機
34を使用することもできる。
【0018】前述のエンドユーザーシステム3における
パソコン32、ICカード電話装置34は、その内部に
2枚のICカードに対する2組のカードリーダ/ライタ
を設けることにより、2枚のICカード相互間で電子通
貨のやり取りを行うことができる。これにより、例え
ば、ご主人のICカード内の電子通貨を、奥様のICカ
ードに移す等の、通常の現金を取り扱う場合と同様な処
理を行わせることができる。
【0019】自動販売機システム4は、内蔵型のICカ
ードリーダ/ライタ41が設けられた自動販売機42に
より構成される。
【0020】次に、前述したように構成される本発明が
適用される電子通貨システムの利用方法を説明する。
【0021】システムに参加する銀行、商店、自動販売
機、個人等には、電子通貨発行組織6からICカード1
0が配布され、また、銀行は、通常に流通している現金
と交換に電子通貨を受け取り、外接系システム52内に
設けられる本発明による電子金庫15内に格納する。こ
の電子金庫15は、後述するように、その内部に多数の
ICカード10を格納しており、各カード10には、電
子通貨発行組織から受け取った電子通貨が分配されて収
納される。外接系システム52における電子金庫15内
のICカードに収納される電子通貨は、各銀行営業店に
設置されている銀行営業店システム1における電子金庫
15内のICカード10に分配される。
【0022】電子通貨システムに参加するエンドユーザ
ーとしての個人は、配布されたICカード10を所持
し、銀行営業店システム1の窓口端末12、現金自動預
入支払機14により、銀行に持つ自己の口座の預金を電
子通貨に交換して引き下して、自己のICカード10内
に収納する。また、所有するPCカード型リーダ/ライ
タ33を有するパソコン32、または、ICカード電話
機34を、公衆通信網7を介して銀行営業店システム1
に接続して、前述の場合と同様に、銀行に持つ自己の口
座の預金を電子通貨に交換して引き出し、自己のICカ
ード10内に収納することができる。
【0023】前述の電子通貨の引き出しの際、個人の所
持するICカードは、自カード内に有する通信機能によ
り、窓口端末12、現金自動預入支払機14、パソコン
32、または、ICカード電話機34のリーダ/ライタ
を介して、銀行営業店システム1内の電子金庫15内の
ICカードと接続される。そして、電子通貨トランザク
ション制御端末16の制御の下に、銀行営業店システム
1内の電子金庫15内のICカード10に収納されてい
る電子通貨が、個人の所持するICカード10内に収納
される。このとき、銀行営業店システム1内の電子金庫
15内のICカード10に収納されている電子通貨の残
高は、個人の所持するICカード10内に収納した分だ
け減額される。また、個人の口座からの預金の引き下し
は、従来から行われていたと同様に行われる。
【0024】前述では、個人が所持するICカードに、
その個人の銀行口座の預金を引き降ろして収納するとし
て説明したが、現金を銀行の窓口または、電子通貨発行
組織の窓口に持っていき、そこでICカードに収納して
もらうこともできる。
【0025】また、ICカード内の電子通貨は、前述と
は逆に、窓口端末12、現金自動預入支払機14、パソ
コン32を介して、銀行営業店システム1内の電子金庫
15内のICカード内に返却し、同時に自己の口座に預
入することができる。
【0026】前述のようにして、電子通貨を自己のIC
カード10内に収納したユーザは、各種商店等におい
て、そのICカードを現金と同様に使用して商品の買物
を行い、また、各種のサービスを受けることが可能であ
る。
【0027】いま、電子通貨を自己のICカード10内
に収納したユーザが、商店で買物を行い、支払のためP
OS端末のカウンタに買い上げた商品を持ち込んだもの
とする。扱い者は、通常の取引の場合と同様に、バーコ
ード等を読み込ませることにより、商品の売値をPOS
端末21または22から入力し、その合計を演算させて
顧客に請求する。
【0028】顧客が現金の代りに電子通貨が収納された
ICカードにより支払いを行う場合、顧客は、そのIC
カードを、電子通貨用POS端末12のカード挿入孔、
または、通常のPOS端末22に接続されたICカード
リーダ/ライタ11に挿入する。これにより、顧客のI
Cカードとその商店のセンタ装置24に設置されている
電子金庫15内のICカードの1枚とが、内部通信回線
13、ワークステーション26とを介して接続され、顧
客のICカード内の電子通貨がセンタ装置24に設置さ
れている電子金庫15内のICカードの1枚に移され、
POS端末からレシートが出力されて、買物による支払
の処理が終了する。この場合、顧客のICカード内の電
子通貨は、買物に使用された分だけ減額され、商店のI
Cカードの電子通貨に加算される。
【0029】前述では、多数のPOS端末と、センタ装
置24に多数のICカードを格納した電子金庫を備える
流通システムにおいて、商品の取引代金を支払うものと
して説明を行ったが、個人商店等で、1台の入金機のみ
を備えるようなシステムの場合、入金機に顧客のICカ
ードのためのICカードリーダ/ライタを設け、また、
入金機の内部に、その商店が所持するICカードを持た
せることにより、この商店が所持するICカードと、I
Cカードリーダ/ライタを介して接続される顧客のIC
カードとの間で、電子通貨による支払を行うことができ
る。そして、商店が所持するICカード内の電子通貨
は、前述したように、銀行の口座に入金することがで
き、あるいは、銀行の窓口で現金化することもできる。
【0030】さらに、前述したPOS端末を有する流通
システムにおいて、システムの構築方法として、各PO
S端末にICカードを持たせ、顧客のICカードとの間
の金銭授受を、一旦、このPOS端末内のICカードと
顧客のICカードとの間で行い、必要に応じて、POS
端末からセンタ装置24の電子金庫15内のICカード
に移すようにすることができる。
【0031】また、自動販売機42等が電子通貨システ
ムに参加する場合、自動販売機42に内蔵型のICカー
ドリーダ/ライタ41を設けると共に、自動販売機自身
にICカードを備え、顧客がICカードリーダ/ライタ
41に挿入したICカードとの間で金銭の授受を行うよ
うにすればよい。
【0032】次に、前述のように使用される電子通貨シ
ステムに使用される本発明の電子金庫の実施形態を図面
により説明する。
【0033】図2は本発明の第1の実施形態による電子
金庫の外観を示す斜視図、図3は図2に示す電子金庫の
扉を開いた状態を示す図である。図2、図3において、
150は本体部、151は前面扉、151’はヒンジ、
152は後面扉、153は扉ロック鍵、154、15
4’は動作表示器、155はICカードリーダ/ライタ
のICカード挿入口、155’はICカード動作表示器
であり、他の符号は図1の場合と同一である。
【0034】本発明の第1の実施形態による電子金庫1
5は、図2にその外観を示すように、本体部150の前
後に前面扉151、後面扉152が設けられて構成され
る。前面扉151には、必要に応じて安全確保のために
扉ロック鍵153が設けられ、また、金庫全体の動作状
態、特に、その金庫に障害等が発生し、保守を要するこ
とを示すための表示器154が設けられる。この表示器
154は、例えば、LED等により構成され、電子金庫
15が正常に動作しているときに青を、保守を要する状
態のときに赤を発光表示させるように構成するとよい。
【0035】また、後面扉152には、図示していない
が、本体内部に設けられる多数のICカードリーダ/ラ
イタに対する電源線が接続されると共に、多数のICカ
ードリーダ/ライタと他のICカードリーダ/ライタと
の間で授受される電子マネーに関する情報の伝送を行う
通信回線が接続されている。そして、この後面扉152
を開くことにより、内部機器の保守点検が可能とされて
いる。また、接続される通信回線は、電子金庫15内に
収納される全ICカードリーダ/ライタとの間で授受す
る信号を多重化した信号の伝送を行うことが可能なもの
であり、電子金庫15の内部には、信号多重化のための
回路が組み込まれている。
【0036】前面扉151は、ヒンジ151’により開
くことが可能であり、この状態を示す第3図において、
本体部150には、多数のICカードリーダ/ライタが
格納され、本体部150の前面には、それらのICカー
ドリーダ/ライタに対するICカード10のカード挿入
口155が、上下2段に配列されて設けられており、個
々に対応させてICカード動作表示器155’が設けら
れている。この表示器155’は、各ICカードリーダ
/ライタの動作状態を、正常、異常を示すように前述し
た表示器154の場合と同様に表示するようにしてもよ
く、また、寿命が近づいた、寿命がきた、あるいは、障
害となった等を、LEDの表示色を変えて表示するよう
にしてもよい。
【0037】また、表示器154’は、前面扉151に
設けられる表示器154と全く同一の機能を持つ表示器
である。従って、この表示器154’に対応する位置の
前面扉151の部分を透明窓とすれば、前面扉151に
設けた表示器154を設ける必要はない。
【0038】図4は本発明の第2の実施形態による電子
金庫の外観を示す斜視図であり、図4において、156
は集中表示部、157は透明窓であり、他の符号は図
2、図3の場合と同一である。
【0039】図4に示す本発明第2の実施形態は、上下
2段のICカード挿入口155の中間部に、液晶表示装
置等による集中表示部156を設けて構成したものであ
る。この集中表示部156は、各ICカードの挿入口1
56に挿入されているICカードの動作状態の表示、そ
のICカードの寿命が近づいていることを示す表示、I
Cカード内の電子通貨の量がメモリ容量に近づいている
表示、ICカードの障害を知らせる表示等を行うことが
でき、また、スイッチ等で切り換えることにより、IC
カード内のメモリに対するアクセス回数を表示させるよ
うにすることもできる。そして、この集中表示部156
は、前面扉151の対向する位置に透明窓157を設け
ることにより、前面扉151が閉じられている場合に
も、外部から見ることができる。
【0040】前述で、ICカードの寿命、アクセス回数
の表示を行うと説明したが、このように、ICカードの
寿命、アクセス回数を監視するのは、ICカードに内蔵
されるメモリ素子の性質上、ICカードに寿命があるか
らである。すなわち、ICカード10は、電子通貨の残
高をその内部のメモリに記憶しておく必要があるが、カ
ードとして持ち運ぶ必要があり、また、電池等を使用す
る場合、電池の保守、交換を行わなければならず実用的
でないため、電池等の電源が不要で記憶を保持すること
ができるメモリを使用して構成されている。このような
メモリとして、一般的には、EEPROMが使用される
が、このEEPROMは、一定数以上のアクセスが行わ
れた場合に、その記憶保持動作が不安定になり、場合に
よっては、使用不能となる。
【0041】このため、本発明の実施形態では、セット
されているICカードに対するアクセス回数をICカー
ド毎にカウントし、その回数が一定数、例えば、3万回
に達したときをそのICの寿命として、その回数に達す
ると、あるいは、少し前の状態で、ICカードの寿命を
知らせる表示を行うと共に、警報を発するようにしてい
る。また、電子金庫内15内に格納されるICカード
は、銀行営業店システム1、流通システム2の中で使用
されるような場合、不特定多数の他のICカードと接続
されて使用されることになるため、電子金庫内15内に
格納される複数のICカードが不均一に使用されると、
ICカード毎に交換時期が異なることになり、保守作業
を増加させることになる。このため、本発明の実施形態
による電子金庫は、その内部に、外部からのアクセスに
対して、格納している各ICカードを平均して使用する
ようにするための制御回路を備えている。
【0042】図5は本発明の第3の実施形態による電子
金庫の構成を示す図であり、158は引き出し機構、1
59はICカードリーダ/ライタ、15Aは制御回路、
15Bは電源である。
【0043】図5に示す本発明の第3の実施形態は、本
体内部装置を引き出し可能に構成したものである。すな
わち、前述までに説明した本発明の第1、第2の実施形
態の電子金庫15は、本体部150内に、ICカードリ
ーダ/ライタ、制御回路、電源等を収納しているとして
いるが、本発明の第3の実施形態は、図5に示すよう
に、内部に収納されるICカードリーダ/ライタ15
9、制御回路15A、電源15Bを、引き出し機構15
8を設けて、本体部150から前面方向に引き出すこと
ができるように構成したものである。このようにするこ
とにより、電子金庫15の後側に保守用のスペースを用
意することなく、電子金庫15の前面側から内部装置の
保守点検を行うことができる。
【0044】図6は本発明の第4の実施形態による電子
金庫の構成を示す斜視図であり、図の符号は図2〜図5
の場合と同一である。
【0045】図6に示す本発明の第4の実施形態は、前
述した本発明の第1〜第3の実施形態が、ICカードを
本体部150の前面から挿入していたのに対して、本体
内部装置を引き出して、その左右の側面からICカード
を挿入するように、2段のカード挿入口156を設けた
ものである。この実施形態では、前面扉151をヒンジ
151’により開くのではなく、引き出しの前面扉とし
て構成している。また、この例の場合、集中表示部15
6を引き出された本体装置の上面に設けることができ
る。
【0046】前述した本発明の第4の実施形態によって
も、第1の実施形態の場合と同様な効果を得ることがで
き、同様な使い勝手により使用することができる。
【0047】図7は本発明の第5の実施形態による電子
金庫の構成を示す斜視図であり、図の符号は図2〜図5
の場合と同一である。
【0048】図7に示す本発明の第5の実施形態は、前
述した本発明の第1〜第3の実施形態が、ICカードを
本体部150の前面から挿入していたのに対して、本体
内部装置を引き出して、その上面からICカードを挿入
するように、3列のカード挿入口156を設けたもので
ある。この実施形態では、前面扉151をヒンジ15
1’により開くのではなく、引き出しの前面扉として構
成している。
【0049】図8は本発明の第5の実施形態による電子
金庫の構成を示す斜視図である。図8において、15C
は集中表示器であり他の符号は図2〜図5の場合と同一
である。
【0050】図8に示す本発明の第5の実施形態による
電子金庫は、前面扉151に液晶等を使用した集中表示
器を設けたものであり、前述で説明した第2実施形態以
外の各実施形態と組み合わせて使用することができ、電
子金庫の外部から、動作状態を容易に確認することがで
きる。
【0051】図9は本発明の各実施形態による電子金庫
を複数台組み合わせて使用する場合の使用例を示す図で
ある。
【0052】前述したように構成される本発明の各実施
形態による電子金庫15は、図9に示すように、上下に
積み重ねて使用することが可能である。図5に示す例で
は、2台の電子金庫15を上下に重ねているが、さらに
多数を積み重ねて使用することもでき、また、左右方向
に並べて使用することもできる。
【0053】この場合、電子金庫に、その電子金庫が積
み重ねられ、あるいは、横に並べて使用される場合に、
自動的に相互を接続するする機構をそなえると共に、内
部に接続のためのインタフェースとを備えるようにする
と、より使い勝手のよいものとすることができる。
【0054】この場合、個々の金庫に、エラーの発生を
表示する表示器を設けておくことができ、これにより、
多数の金庫のどれがエラーを発生したかを、外部から即
座に知ることができ、迅速な保守を行うことが可能とな
る。
【0055】また、前述した実施形態では、電子金庫を
必要とするシステムに、1個または1組の電子金庫を設
けるとしているが、本発明は、マスター金庫とスレーブ
金庫と(それぞれ1個または1組)を設け、マスター金
庫が信号の多重伝送を制御するようにして、金庫を二重
化することができる。また、金庫相互の接続を光ファイ
バーを介して、あるいは、光信号により接続するように
することができる。
【0056】これにより、電子通貨というエラーが生じ
ることを極力避けなければならない本発明の金庫が適用
されるシステムの信頼性の向上を図ることができる。
【0057】なお、光ファイバによる信号の伝送は、金
庫間だけでなく、システムの信頼性の向上のために、シ
ステムないのどこに使用してもよい。
【0058】さらに、前述した本発明の各実施形態によ
る電子金庫15は、その前面扉151が手前側に湾曲し
て形成され、また、上下方向の中心部が内側に凹んだ形
状に形成されている。これにより、多数の電子金庫を積
み重ね、左右方向に並べた場合に、前面扉151全体に
より形成される面を、視覚的、デザイン的に優れたもの
とすることができる。
【0059】前述した本発明の各実施形態によれば、不
特定多数のユーザが所持するICカードとの間で電子通
貨の決済を行う複数のICカードを効率よく格納し、各
ICカードの抜き差し、電源、回路基板等の部品の保守
が容易な内部構造を有する電子通貨システムにおける電
子金庫を提供することができ、また、格納されているI
Cカードの寿命を知らせることを可能にすると共に、格
納されているICカードの寿命を平均化させることので
きる電子通貨システムにおける電子金庫を提供すること
ができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用勝手、保守性に優れた信頼性の高い電子通貨システム
における電子金庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子金庫が適用される電子通貨シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による電子金庫の外観
を示す斜視図である。
【図3】図2に示す電子金庫の扉を開いた状態を示す図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態による電子金庫の構成
を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による電子金庫の構成
を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態による電子金庫の構成
を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施形態による電子金庫の構成
を示す斜視図である。
【図8】本発明の第6の実施形態による電子金庫の構成
を示す斜視図である。
【図9】本発明の各実施形態による電子金庫を2段重ね
た状態を示す図である。
【符号の説明】
1 銀行営業店システム 2 流通システム 3 エンドユーザシステム 4 自動販売機システム 5 銀行計算機センタ 6 電子通貨発行組織 7 公衆通信網 10 ICカード 11 外付けICカードリーダ/ライタ 12 窓口端末 13 内部通信回線 14 現金自動預入支払機 15 電子金庫 16 電子通貨トランザクション制御端末 17 リレーコンピュータ 21 電子通貨用POS端末 22 POS端末 23 ストアコントローラー 24 センタ装置 25 情報制御システム 26 ワークステーション 31 電子財布 32 パソコン 33 PCカード型カードリーダ/ライタ 41 内蔵型ICカードリーダ/ライタ 42 自動販売機 51 勘定系システムホスト 52 外接系システム 53 外接系制御端末 150 本体部 151 前面扉 152 後面扉 153 扉ロック鍵 154 動作表示器 155 ICカードリーダ/ライタのICカード挿入口 156 集中表示部 157 透明窓 158 引き出し機構 159 ICカードリーダ/ライタ 15A 制御回路 15B 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 滋行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 北川 央樹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 大沢 隆男 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子通貨を収納した記録手段を多数格納
    して、金庫の外部の記録手段との間で電子通貨の出し入
    れを行う電子通貨システムにおける電子金庫において、
    その本体部内部に、制御回路、電源、及び、前記記録手
    段に対するカードリーダ/ライタを収納したことを特徴
    とする電子通貨システムにおける電子金庫。
  2. 【請求項2】 前記記録手段がICカードであることを
    特徴とする請求項1記載の電子通貨システムにおける電
    子金庫。
  3. 【請求項3】 前記本体部内部に収納される制御回路、
    電源、及び、多数のカードリーダ/ライタを含む内部装
    置が引き出し機構により前面側に引き出し可能であるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電子通貨システ
    ムにおける電子金庫。
  4. 【請求項4】 電子通貨を収納したICカードを多数格
    納して、金庫の外部のICカードとの間で電子通貨の出
    し入れを行う電子通貨システムにおける電子金庫におい
    て、少なくとも、本体部と、前面扉とを有し、本体部内
    部に、制御回路、電源、及び、多数のICカードリーダ
    /ライタを収納し、前記本体部内部に収納される制御回
    路、電源、及び、多数のICカードリーダ/ライタを含
    む内部装置が引き出し機構により前面側に引き出し可能
    であり、引き出し部の両側面または上面に前記ICカー
    ドリーダ/ライタの挿入口を配列したことを特徴とする
    電子通貨システムにおける電子金庫。
  5. 【請求項5】 前記多数のICカードのぞれぞれに対す
    るアクセス回数をカウントし、予め定められている回数
    に達したとき、あるいは、前記回数に近づいたとき、そ
    の旨を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項
    1ないし4のうちいずれか1記載の電子通貨システムに
    おける電子金庫。
  6. 【請求項6】 前記電子金庫の一面に、前記多数のIC
    カードの動作状態を表示する集中表示部を備たことを特
    徴とする請求項2ないし6のうちいずれか1記載の電子
    通貨システムにおける電子金庫。
  7. 【請求項7】 前記電子金庫に、本体ケース、本体収納
    部、扉を設け、前記多数のICカードの動作状態を表示
    する集中表示部を、前記本体収納部に設けたことを特徴
    とする請求項6記載の電子通貨システムにおける電子金
    庫。
  8. 【請求項8】 前記制御回路は、前記多数のICカード
    のぞれぞれに対するアクセス回数が平均化するように、
    ICカードに対するアクセスを制御することを特徴とす
    る請求項1ないし7のうち1記載の電子通貨システムに
    おける電子金庫。
  9. 【請求項9】 前記電子金庫に、その電子金庫に対する
    保守、点検を促す表示を行う表示器を備えることを特徴
    とする請求項1ないし8のうち1記載の電子通貨システ
    ムにおける電子金庫。
  10. 【請求項10】 前記電子金庫に、その電子金庫が積み
    重ねられ、あるいは、横に並べて使用される場合に、自
    動的に相互を接続するする機構をそなえると共に、内部
    に接続のためのインタフェースとを備えることを特徴と
    する請求項1ないし9のうち1記載の電子通貨システム
    における電子金庫。
JP32062995A 1995-12-08 1995-12-08 電子通貨システムにおける電子金庫 Pending JPH09158569A (ja)

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TW084113648A TW494364B (en) 1995-12-08 1995-12-20 Electronic money safekeeping device
CA002191502A CA2191502C (en) 1995-12-08 1996-11-28 Holding apparatus of electronic money
EP96119364A EP0778550B1 (en) 1995-12-08 1996-12-03 Holding apparatus of electronic money
DE69631868T DE69631868T2 (de) 1995-12-08 1996-12-03 Vorrichtung zum Bereithalten von elektronischem Geld
US08/759,806 US6042002A (en) 1995-12-08 1996-12-03 Holding apparatus for a plurality of IC cards facilitating transactions of electronic money among the IC cards
CN96117280A CN1157966A (zh) 1995-12-08 1996-12-06 电子货币的保持装置
KR1019960062223A KR100209857B1 (ko) 1995-12-08 1996-12-06 전자화폐의 유지장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009008105A1 (ja) * 2007-07-11 2009-01-15 Taiji Inui 中央銀行ないしは同等の機能を有する機関が法定通貨として発行することを目的とした電子マネーおよび電子マネーシステム。
WO2011013324A1 (ja) * 2009-07-29 2011-02-03 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 物品搬送システム,検体処理システム

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