JPH09157115A - 抗ダニ剤 - Google Patents
抗ダニ剤Info
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- JPH09157115A JPH09157115A JP7346871A JP34687195A JPH09157115A JP H09157115 A JPH09157115 A JP H09157115A JP 7346871 A JP7346871 A JP 7346871A JP 34687195 A JP34687195 A JP 34687195A JP H09157115 A JPH09157115 A JP H09157115A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い抗ダニ作用を有し、人体への毒性が低
く、かつ匂いの点からも屋内での使用に適した抗ダニ剤
を得る。 【解決手段】 抗ダニ剤に、抗ダニ成分としてベンジル
イソチオシアネートを含有させる。抗ダニ剤にはベンジ
ルイソチオシアネートの刺激臭緩和成分として、(A)
セスキテルペン化合物、(B)セスキテルペン化合物を
含有する天然精油、(C)脂環式化合物又は(D)芳香
族系化合物に属する少なくとも1種の香料を含有させる
ことが好ましい。
く、かつ匂いの点からも屋内での使用に適した抗ダニ剤
を得る。 【解決手段】 抗ダニ剤に、抗ダニ成分としてベンジル
イソチオシアネートを含有させる。抗ダニ剤にはベンジ
ルイソチオシアネートの刺激臭緩和成分として、(A)
セスキテルペン化合物、(B)セスキテルペン化合物を
含有する天然精油、(C)脂環式化合物又は(D)芳香
族系化合物に属する少なくとも1種の香料を含有させる
ことが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗ダニ剤に関す
る。さらに詳しくは、残留性が低く、屋内での使用に適
した抗ダニ剤に関する。
る。さらに詳しくは、残留性が低く、屋内での使用に適
した抗ダニ剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、屋内塵性ダニ(コナダニ、チリダ
ニ類等)は、気管支喘息やアトピー性皮膚炎のアレルゲ
ンになっていると言われており、これらのダニの駆除が
深刻な課題となっている。
ニ類等)は、気管支喘息やアトピー性皮膚炎のアレルゲ
ンになっていると言われており、これらのダニの駆除が
深刻な課題となっている。
【0003】従来より、ダニに対する殺ダニ及び繁殖抑
制剤としては、一般に殺虫剤として使用されている有機
リン系、カルバメート系又はピレスロイド系の化合物が
使用されている。また、ニトロフェニルイソチオシアネ
ート等の置換フェニルイソチオシアネート化合物を抗ダ
ニ剤に使用することも提案されている(特公昭48−4
523号公報)。このような抗ダニ剤を屋内で使用する
方法としては、これらを畳みやじゅうたんの表面又は内
部に散布することがなされている。
制剤としては、一般に殺虫剤として使用されている有機
リン系、カルバメート系又はピレスロイド系の化合物が
使用されている。また、ニトロフェニルイソチオシアネ
ート等の置換フェニルイソチオシアネート化合物を抗ダ
ニ剤に使用することも提案されている(特公昭48−4
523号公報)。このような抗ダニ剤を屋内で使用する
方法としては、これらを畳みやじゅうたんの表面又は内
部に散布することがなされている。
【0004】また、屋内用抗ダニ剤として、ヒノキ科植
物の精油成分を使用したもの(特開平4−13607号
公報)やスギ等の精油成分を使用したもの(特開平6−
239714号公報)が提案されている。
物の精油成分を使用したもの(特開平4−13607号
公報)やスギ等の精油成分を使用したもの(特開平6−
239714号公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用されている抗ダニ剤のうち、有機リン系、カルバメー
ト系化合物は、人体への毒性が高く、屋内等の密閉され
た空間での使用には適さない。
用されている抗ダニ剤のうち、有機リン系、カルバメー
ト系化合物は、人体への毒性が高く、屋内等の密閉され
た空間での使用には適さない。
【0006】ピレスロイド系化合物は、有機リン系ある
いはカルバメート系化合物に比べると低毒性であるが、
屋内塵性ダニ、特にチリダニ類、に対しての効果が充分
でない。
いはカルバメート系化合物に比べると低毒性であるが、
屋内塵性ダニ、特にチリダニ類、に対しての効果が充分
でない。
【0007】また、ニトロフェニルイソチオシアネート
等の置換フェニルイソチオシアネート化合物(特公昭4
8−4523号公報)は揮発性が低いことから、この化
合物を屋内で使用した場合に、不用に長期にわたって屋
内に残留し、人体への安全性上好ましくない。
等の置換フェニルイソチオシアネート化合物(特公昭4
8−4523号公報)は揮発性が低いことから、この化
合物を屋内で使用した場合に、不用に長期にわたって屋
内に残留し、人体への安全性上好ましくない。
【0008】一方、天然の精油成分を使用したものは、
人体への毒性の低さや易揮発性の点からは好ましいと考
えられるが、一般に殺ダニ効果が温和なため、充分な殺
ダニ効果を得るためには多量に使用しなくてはならな
い。また、天然の精油成分は、一般に特有の刺激臭を有
するので、多量に使用した場合に臭いの点から実用的に
不適当なものとならざるを得ない等の問題がある。
人体への毒性の低さや易揮発性の点からは好ましいと考
えられるが、一般に殺ダニ効果が温和なため、充分な殺
ダニ効果を得るためには多量に使用しなくてはならな
い。また、天然の精油成分は、一般に特有の刺激臭を有
するので、多量に使用した場合に臭いの点から実用的に
不適当なものとならざるを得ない等の問題がある。
【0009】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、少量の使用でも充分な抗ダ
ニ作用を得られ、人体への毒性が低く、かつ匂いの点か
らも屋内での使用に適した抗ダニ剤を得ることを目的と
する。
決しようとするものであり、少量の使用でも充分な抗ダ
ニ作用を得られ、人体への毒性が低く、かつ匂いの点か
らも屋内での使用に適した抗ダニ剤を得ることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ベンジルイソチオシアネートを含有する
ことを特徴とする抗ダニ剤を提供する。
め、本発明は、ベンジルイソチオシアネートを含有する
ことを特徴とする抗ダニ剤を提供する。
【0011】特に、ベンジルイソチオシアネートの他
に、刺激臭緩和成分として、以下の香料(A)〜(D) (A)セスキテルペン化合物 (B)セスキテルペン化合物を含有する天然精油 (C)脂環式化合物 (D)芳香族系化合物 から選ばれた少なくとも1種を含有する抗ダニ剤を提供
する。
に、刺激臭緩和成分として、以下の香料(A)〜(D) (A)セスキテルペン化合物 (B)セスキテルペン化合物を含有する天然精油 (C)脂環式化合物 (D)芳香族系化合物 から選ばれた少なくとも1種を含有する抗ダニ剤を提供
する。
【0012】本発明が抗ダニ成分として含有するベンジ
ルイソチオシアネートは、高い抗ダニ作用を有し、かつ
人体への毒性が低い。また、ベンジルイソチオシアネー
トは揮発性が大きいので、これを畳みやじゅうたんに散
布した場合に、散布したベンジルイソチオシアネートが
不用に残留することがない。したがって、本発明の抗ダ
ニ剤は、室内での使用に適したものとなる。
ルイソチオシアネートは、高い抗ダニ作用を有し、かつ
人体への毒性が低い。また、ベンジルイソチオシアネー
トは揮発性が大きいので、これを畳みやじゅうたんに散
布した場合に、散布したベンジルイソチオシアネートが
不用に残留することがない。したがって、本発明の抗ダ
ニ剤は、室内での使用に適したものとなる。
【0013】また、ベンジルイソチオシアネートはワサ
ビ様刺激臭を有するが、本発明の抗ダニ剤において、刺
激臭緩和成分として特定の香料を含有するものは、この
特定香料が、畳み等の室内建具や木製家具等とマッチし
た香気を、少なくともベンジルイソチオシアネートの残
留期間中は持続的に発する。したがって、刺激臭緩和成
分として特定の香料を含有する本発明の抗ダニ剤は、匂
いの点からも屋内用抗ダニ剤として特に優れたものとな
る。
ビ様刺激臭を有するが、本発明の抗ダニ剤において、刺
激臭緩和成分として特定の香料を含有するものは、この
特定香料が、畳み等の室内建具や木製家具等とマッチし
た香気を、少なくともベンジルイソチオシアネートの残
留期間中は持続的に発する。したがって、刺激臭緩和成
分として特定の香料を含有する本発明の抗ダニ剤は、匂
いの点からも屋内用抗ダニ剤として特に優れたものとな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明が抗ダニ成分として含有するベンジ
ルイソチオシアネートは、次の化学式で表される。
ルイソチオシアネートは、次の化学式で表される。
【0016】
【化1】C6H5−CH2−NCS このベンジルイソチオシアネートは、優れた抗ダニ作用
を有する。また、ベンジルイソチオシアネートは、沸点
241〜243℃(760mmHg)であり、ニトロフ
ェニルイソチオシアネート等の置換フェニルイソチオシ
アネートに比して揮発性が高い。そのため、この化合物
を屋内に散布した場合に、抗ダニ効果を達成した後、そ
のまま屋内に不用に残留することがない。したがって、
本発明の抗ダニ剤は、抗ダニ作用及び人体への安全性の
点から、屋内用抗ダニ剤として優れたものとなる。
を有する。また、ベンジルイソチオシアネートは、沸点
241〜243℃(760mmHg)であり、ニトロフ
ェニルイソチオシアネート等の置換フェニルイソチオシ
アネートに比して揮発性が高い。そのため、この化合物
を屋内に散布した場合に、抗ダニ効果を達成した後、そ
のまま屋内に不用に残留することがない。したがって、
本発明の抗ダニ剤は、抗ダニ作用及び人体への安全性の
点から、屋内用抗ダニ剤として優れたものとなる。
【0017】抗ダニ剤中のベンジルイソチオシアネート
の濃度は、当該抗ダニ剤に付与する剤型等に応じて異な
るが、例えば、噴霧用油剤とする場合0.01〜10重
量%とすることができる。
の濃度は、当該抗ダニ剤に付与する剤型等に応じて異な
るが、例えば、噴霧用油剤とする場合0.01〜10重
量%とすることができる。
【0018】また、ベンジルイソチオシアネートは、ワ
サビ様刺激臭を有する。そこで、本発明の抗ダニ剤とし
ては、抗ダニ剤の使用者の嗜好に適合させるなどの必要
に応じて、この刺激臭を緩和することのできる香料を含
有したものが好ましい。この場合、香料としては、本発
明の抗ダニ剤を屋内用としてより好適なものとする点か
ら、ベンジルイソチオシアネートのワサビ様刺激臭をマ
スキングできると共に、畳み等の室内建具や木製家具等
とマッチした香気を発するものが好ましく、またそのよ
うな香気が、少なくともベンジルイソチオシアネートの
残留期間中は持続するものが好ましい。このような香料
としては、(A)セスキテルペン化合物、(B)セスキ
テルペン化合物を含有する天然精油、(C)脂環式化合
物又は(D)芳香族系化合物を使用することができる。
サビ様刺激臭を有する。そこで、本発明の抗ダニ剤とし
ては、抗ダニ剤の使用者の嗜好に適合させるなどの必要
に応じて、この刺激臭を緩和することのできる香料を含
有したものが好ましい。この場合、香料としては、本発
明の抗ダニ剤を屋内用としてより好適なものとする点か
ら、ベンジルイソチオシアネートのワサビ様刺激臭をマ
スキングできると共に、畳み等の室内建具や木製家具等
とマッチした香気を発するものが好ましく、またそのよ
うな香気が、少なくともベンジルイソチオシアネートの
残留期間中は持続するものが好ましい。このような香料
としては、(A)セスキテルペン化合物、(B)セスキ
テルペン化合物を含有する天然精油、(C)脂環式化合
物又は(D)芳香族系化合物を使用することができる。
【0019】このうち、(A)セスキテルペン化合物の
具体例としては、例えば、セドレン(CEDREN
E)、セドロール(CEDROL)、ツヨプセン(TH
UJOPSENE)、セドリルアセテート(CEDRY
L ACETATE)、セドリルフォルメート(CED
RYL FORMATE)、セドリルメチルエーテル
(CEDRYL METHYL ETHER)、アセチ
ルセドレン(ACETHYLCEDRENE)、β−カ
リオフィレン(β−CARYOPHYLLENE)、
α,β−サンタロール(α,β−SANTALOL)、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シク
ロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(S
ANDAL MYSORE CORE,花王(株)
製))、ベチベロール(VETIVEROL)、又はベ
チベリルアセテート(VETIVERYLACETAT
E)、パチョリアルコール(PATCHOURI AL
CHOL)等をあげることができる。これらセスキテル
ペン化合物は、スギあるいはビャクダンといったウッデ
ィー調香気又は草様香気を有するので、抗ダニ剤に、畳
み等の室内建具や木製家具等とマッチした芳香を付与す
ることが可能となる。
具体例としては、例えば、セドレン(CEDREN
E)、セドロール(CEDROL)、ツヨプセン(TH
UJOPSENE)、セドリルアセテート(CEDRY
L ACETATE)、セドリルフォルメート(CED
RYL FORMATE)、セドリルメチルエーテル
(CEDRYL METHYL ETHER)、アセチ
ルセドレン(ACETHYLCEDRENE)、β−カ
リオフィレン(β−CARYOPHYLLENE)、
α,β−サンタロール(α,β−SANTALOL)、
2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シク
ロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール(S
ANDAL MYSORE CORE,花王(株)
製))、ベチベロール(VETIVEROL)、又はベ
チベリルアセテート(VETIVERYLACETAT
E)、パチョリアルコール(PATCHOURI AL
CHOL)等をあげることができる。これらセスキテル
ペン化合物は、スギあるいはビャクダンといったウッデ
ィー調香気又は草様香気を有するので、抗ダニ剤に、畳
み等の室内建具や木製家具等とマッチした芳香を付与す
ることが可能となる。
【0020】また、(B)セスキテルペン化合物を含有
する天然精油としては、例えば、セダーウッドオイル、
セダーリーフオイル、ヒノキオイル、ヒバオイル、コパ
イババルサムオイル、サンダルウッドオイル、ベチバー
オイル又はパチョリオイルをあげることができる。
する天然精油としては、例えば、セダーウッドオイル、
セダーリーフオイル、ヒノキオイル、ヒバオイル、コパ
イババルサムオイル、サンダルウッドオイル、ベチバー
オイル又はパチョリオイルをあげることができる。
【0021】(C)脂環式化合物としては、例えば、穏
やかなフローラル系香気を有する4−(4−ヒドロキシ
−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カ
ルボキシアルデヒド(LYRAL,IFF社製)や、ウ
ッディー調香気を有するiso−ボロニルシクロヘキサ
ノール、iso−カンフィルシクロヘキサノール及びi
so−フェンシルシクロヘキサノールの混合物(SAN
DEOL,曽田香料(株)製)をあげることができる。
これらフローラル系香気あるいはウッディー調香気を有
する脂環式化合物は、抗ダニ剤に、畳み等の室内建具や
木製家具等とマッチした芳香を付与することが可能とな
る。
やかなフローラル系香気を有する4−(4−ヒドロキシ
−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カ
ルボキシアルデヒド(LYRAL,IFF社製)や、ウ
ッディー調香気を有するiso−ボロニルシクロヘキサ
ノール、iso−カンフィルシクロヘキサノール及びi
so−フェンシルシクロヘキサノールの混合物(SAN
DEOL,曽田香料(株)製)をあげることができる。
これらフローラル系香気あるいはウッディー調香気を有
する脂環式化合物は、抗ダニ剤に、畳み等の室内建具や
木製家具等とマッチした芳香を付与することが可能とな
る。
【0022】(D)芳香族系化合物としては、次のよう
な穏やかなグリーン系香気を有するものと、穏やかなフ
ローラル系香気を有するものをあげることができる。
な穏やかなグリーン系香気を有するものと、穏やかなフ
ローラル系香気を有するものをあげることができる。
【0023】穏やかなグリーン系香気を有するものとし
ては、例えば、フェニルアセトアルデヒドグリセリルア
セタール、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒド
ロシンナミックアルデヒド(HELIONAL,IFF
社製)、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロ
シンナミックアルデヒドのシッフ塩基、2−メチル−3
−(p−メトキシフェニル)プロパナール(CANTH
OXAL,IFF社製)等をあげることができる。
ては、例えば、フェニルアセトアルデヒドグリセリルア
セタール、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒド
ロシンナミックアルデヒド(HELIONAL,IFF
社製)、α−メチル−3,4−メチレンジオキシヒドロ
シンナミックアルデヒドのシッフ塩基、2−メチル−3
−(p−メトキシフェニル)プロパナール(CANTH
OXAL,IFF社製)等をあげることができる。
【0024】穏やかなフローラル系香気を有するものと
しては、例えば、エチルシンナメート、メチルシンナメ
ート、シンナミルアセテート、シンナミックアルコー
ル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシン
ナミックアルデヒド等のシンナメート類をあげることが
できる。また、エチルオイゲノール、メチルオイゲノー
ル、p−t−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックア
ルデヒド(LILIAL,ジボダンルール社製)、ci
s−3−ヘキセニルサリチレート、β−ナフトールエチ
ルエーテル(NEROLIN BROMELIA,H&
R社製)、β−ナフトールメチルエーテル(YARA
YARA,IFF社製)等の化合物をあげることができ
る。
しては、例えば、エチルシンナメート、メチルシンナメ
ート、シンナミルアセテート、シンナミックアルコー
ル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミルシン
ナミックアルデヒド等のシンナメート類をあげることが
できる。また、エチルオイゲノール、メチルオイゲノー
ル、p−t−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックア
ルデヒド(LILIAL,ジボダンルール社製)、ci
s−3−ヘキセニルサリチレート、β−ナフトールエチ
ルエーテル(NEROLIN BROMELIA,H&
R社製)、β−ナフトールメチルエーテル(YARA
YARA,IFF社製)等の化合物をあげることができ
る。
【0025】本発明の抗ダニ剤において、これらの香料
は1種又は複数種を組み合わせて使用することができ
る。また抗ダニ剤における香料の割合は、当該香料の種
類にもよるが、通常、ベンジルイソチオシアネート1重
量部に対して1〜10000重量部とすることが好まし
い。
は1種又は複数種を組み合わせて使用することができ
る。また抗ダニ剤における香料の割合は、当該香料の種
類にもよるが、通常、ベンジルイソチオシアネート1重
量部に対して1〜10000重量部とすることが好まし
い。
【0026】本発明の抗ダニ剤は、必要に応じて他の殺
虫剤成分や殺菌剤成分を含有することができる。また、
乳化剤、分散剤、展着剤、安定剤、噴射剤、揮散調整剤
等の添加剤を含有することができる。
虫剤成分や殺菌剤成分を含有することができる。また、
乳化剤、分散剤、展着剤、安定剤、噴射剤、揮散調整剤
等の添加剤を含有することができる。
【0027】本発明の抗ダニ剤の剤型に特に制限はな
い。例えば、油剤、乳剤、水和剤、噴霧剤、エアゾール
剤、粉剤、燻蒸剤、蒸散剤等とすることができる。ま
た、樹脂、繊維製品、紙、素焼き物等に含浸させること
もできる。
い。例えば、油剤、乳剤、水和剤、噴霧剤、エアゾール
剤、粉剤、燻蒸剤、蒸散剤等とすることができる。ま
た、樹脂、繊維製品、紙、素焼き物等に含浸させること
もできる。
【0028】また、本発明の抗ダニ剤を所望の剤型に成
形するにあたり、種々の液体又は固体の担体を使用する
ことができる。ここで、液体担体としては、水、アルコ
ール類(メタノール、エタノール、イソプロパノール
等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン等)、エーテル類(テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメチルエーテル等)、脂肪族炭化水素類
(ヘキサン、ケロシン、ノルマルパラフィン、ソルベン
トナフサ等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン等)、エステル類(酢酸エチル、酢
酸ブチル等)などをあげることができる。また、固体担
体としては、無機粉末(ケイ酸、カオリン、ベントナイ
ト、ケイソウ土、タルク、クレー等)、有機粉末(大豆
粉、小麦粉、デンプン等)、包接化合物(サイクロデキ
ストリン、マイクロカプセル等)、含浸用固体(ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、エチレン−ポリ
ビニルアルコール共重合体等の樹脂、紙類、不織布、繊
維、素焼き)などをあげることができる。
形するにあたり、種々の液体又は固体の担体を使用する
ことができる。ここで、液体担体としては、水、アルコ
ール類(メタノール、エタノール、イソプロパノール
等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン等)、エーテル類(テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメチルエーテル等)、脂肪族炭化水素類
(ヘキサン、ケロシン、ノルマルパラフィン、ソルベン
トナフサ等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン等)、エステル類(酢酸エチル、酢
酸ブチル等)などをあげることができる。また、固体担
体としては、無機粉末(ケイ酸、カオリン、ベントナイ
ト、ケイソウ土、タルク、クレー等)、有機粉末(大豆
粉、小麦粉、デンプン等)、包接化合物(サイクロデキ
ストリン、マイクロカプセル等)、含浸用固体(ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、エチレン−ポリ
ビニルアルコール共重合体等の樹脂、紙類、不織布、繊
維、素焼き)などをあげることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0030】実施例1、比較例1,2 ベンジルイソチオシアネートと、次の処方の調合香料X
(森林浴調)を重量比率で1:19で混合することによ
り実施例1の抗ダニ剤を得た。また、ベンジルイソチオ
シアネートのみのものを比較例1の抗ダニ剤とし、ベン
ジルイソチオシアネートを含有しない調合香料Xのみを
比較例2の抗ダニ剤とした。
(森林浴調)を重量比率で1:19で混合することによ
り実施例1の抗ダニ剤を得た。また、ベンジルイソチオ
シアネートのみのものを比較例1の抗ダニ剤とし、ベン
ジルイソチオシアネートを含有しない調合香料Xのみを
比較例2の抗ダニ剤とした。
【0031】[調合香料Xの処方] セドレン(CEDRENE) 40重量部 セダーウッドオイル(CEDARWOOD OIL) 10重量部 ベチベロール(VETIVEROL) 5重量部 カリオフィレン(CARYOPHYLLENE) 5重量部 ヒノキオイル(HINOKI OIL) 35重量部
【0032】得られた実施例1及び比較例1,2の抗ダ
ニ剤のダニ増殖抑制効果を、次のような培地混入法で評
価した。即ち、密閉した5リットルの容器に培地(実施例
1,比較例2:抗ダニ剤250mg/培地50g、比較
例1:抗ダニ剤12.5mg/培地50g)とダニ(約
2万匹/培地50g)を入れ、温度22〜25℃、湿度
75〜85%RHで4週間おき、生息しているダニをカ
ウントし、以下の式にしたがって増殖抑制率(%)を求
めた。この結果(2回の平均値)を表1に示す。
ニ剤のダニ増殖抑制効果を、次のような培地混入法で評
価した。即ち、密閉した5リットルの容器に培地(実施例
1,比較例2:抗ダニ剤250mg/培地50g、比較
例1:抗ダニ剤12.5mg/培地50g)とダニ(約
2万匹/培地50g)を入れ、温度22〜25℃、湿度
75〜85%RHで4週間おき、生息しているダニをカ
ウントし、以下の式にしたがって増殖抑制率(%)を求
めた。この結果(2回の平均値)を表1に示す。
【0033】
【数1】増殖抑制率(%)=(1−T/C)×100 (T:処理区の生ダニ数、 C:対照区の生ダニ数)
【0034】また、実施例1及び比較例1、2の抗ダニ
剤の臭いを評価するために、フローリング用木版(15
cm×15cm)に、実施例1及び比較例1,2の各抗
ダニ剤をアトマイザーで噴霧(噴霧量:約0.2g)
し、室温で3日間放置した後臭いを嗅ぎ、刺激臭が感じ
られない場合を○、刺激臭が感じられる場合を×と評価
した。この結果も表1に示す。
剤の臭いを評価するために、フローリング用木版(15
cm×15cm)に、実施例1及び比較例1,2の各抗
ダニ剤をアトマイザーで噴霧(噴霧量:約0.2g)
し、室温で3日間放置した後臭いを嗅ぎ、刺激臭が感じ
られない場合を○、刺激臭が感じられる場合を×と評価
した。この結果も表1に示す。
【0035】
【表1】 抗ダニ剤の配合 増殖抑制率(%) 刺激臭 実施例1 ヘ゛ンシ゛ルイソチオシアネート /調合香料X 97.2 ○ 比較例1 ヘ゛ンシ゛ルイソチオシアネート 97.9 × 比較例2 調合香料X 7.4 ○
【0036】表1の結果から、実施例1の抗ダニ剤は、
香料を含有しない比較例1と同等の抗ダニ作用を有し、
かつ噴霧後、室温で3日経過すると、ベンジルイソチオ
シアネートを含有しない比較例2と同様に刺激臭が感じ
られなくなることがわかる。
香料を含有しない比較例1と同等の抗ダニ作用を有し、
かつ噴霧後、室温で3日経過すると、ベンジルイソチオ
シアネートを含有しない比較例2と同様に刺激臭が感じ
られなくなることがわかる。
【0037】実施例2 次の処方で、噴霧用油剤として抗ダニ剤を調製した。 ベンジルイソチオシアネート 1重量部 エタノール 99重量部
【0038】実施例3 次の処方を缶に充填し、抗ダニ剤のエアゾール剤を得
た。 実施例2の噴霧用油剤 100重量部 液化石油ガス 50重量部 ジメチルエーテル 50重量部
た。 実施例2の噴霧用油剤 100重量部 液化石油ガス 50重量部 ジメチルエーテル 50重量部
【0039】実施例4 次の処方で、粉剤として抗ダニ剤を調製した。 ベンジルイソチオシアネート 1重量部 タルク 54重量部 クレー 44.5重量部 シリコン 0.3重量部 ポリエチレンアルキルエーテル 0.2重量部
【0040】実施例5 次の処方で、粉剤として抗ダニ剤を調製した。 ベンジルイソチオシアネート 1重量部 硫酸ナトリウム 70重量部 クエン酸ナトリウム 20重量部 デキストリン 5重量部
【0041】実施例6 次の処方で、乳剤原液を調製し、これを水道水で100
倍に希釈して噴霧用乳剤として抗ダニ剤を調製した。 [乳剤原液] ベンジルイソチオシアネート 10重量部 ジメチルホルムアミド 50重量部 キシレン 40重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量部
倍に希釈して噴霧用乳剤として抗ダニ剤を調製した。 [乳剤原液] ベンジルイソチオシアネート 10重量部 ジメチルホルムアミド 50重量部 キシレン 40重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量部
【0042】実施例7 次の処方で、含浸用原液を調製し、この原液100重量
部を素焼き板1000重量部に含浸させ、素焼き板担持
タイプの抗ダニ剤を得た。 [含浸用原液] ベンジルイソチオシアネート 1重量部 アセトン 99重量部
部を素焼き板1000重量部に含浸させ、素焼き板担持
タイプの抗ダニ剤を得た。 [含浸用原液] ベンジルイソチオシアネート 1重量部 アセトン 99重量部
【0043】実施例8 次の処方で、煉込み用原液を調製し、この原液1重量部
をポリプロピレン樹脂100重量部に煉込み、樹脂煉込
みタイプの抗ダニ剤を得た。 [煉込み用原液] ベンジルイソチオシアネート 0.1重量部 ジエチルフタレート 0.9重量部
をポリプロピレン樹脂100重量部に煉込み、樹脂煉込
みタイプの抗ダニ剤を得た。 [煉込み用原液] ベンジルイソチオシアネート 0.1重量部 ジエチルフタレート 0.9重量部
【0044】実施例9 次の処方で、紙含浸用原液を調製し、この原液100重
量部を吸収紙500重量部に含浸させ、紙含浸タイプの
抗ダニ剤を得た。 [紙含浸用原液] ベンジルイソチオシアネート 1重量部 エタノール 38重量部 水 60重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 1重量部
量部を吸収紙500重量部に含浸させ、紙含浸タイプの
抗ダニ剤を得た。 [紙含浸用原液] ベンジルイソチオシアネート 1重量部 エタノール 38重量部 水 60重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 1重量部
【0045】実施例10 次の処方で、噴霧用油剤として抗ダニ剤を調製した。 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 エタノール 95重量部
【0046】実施例11 次の処方を缶に充填し、抗ダニ剤のエアゾール剤を得
た。 実施例10の噴霧用油剤 100重量部 液化石油ガス 50重量部 ジメチルエーテル 50重量部
た。 実施例10の噴霧用油剤 100重量部 液化石油ガス 50重量部 ジメチルエーテル 50重量部
【0047】実施例12 次の処方で、粉剤として抗ダニ剤を調製した。 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 タルク 50重量部 クレー 44.5重量部 シリコン 0.3重量部 ポリエチレンアルキルエーテル 0.2重量部
【0048】実施例13 次の処方で、粉剤として抗ダニ剤を調製した。 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 硫酸ナトリウム 70重量部 クエン酸ナトリウム 20重量部 デキストリン 5重量部
【0049】実施例14 次の処方で、乳剤原液を調製し、これを水道水で100
倍に希釈して噴霧用乳剤として抗ダニ剤を調製した。 [乳剤原液] 実施例1の抗ダニ剤 20重量部 ジメチルホルムアミド 40重量部 キシレン 35重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量部
倍に希釈して噴霧用乳剤として抗ダニ剤を調製した。 [乳剤原液] 実施例1の抗ダニ剤 20重量部 ジメチルホルムアミド 40重量部 キシレン 35重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量部
【0050】実施例15 次の処方で、含浸用原液を調製し、この原液100重量
部を素焼き板1000重量部に含浸させ、素焼き板担持
タイプの抗ダニ剤を得た。 [含浸用原液] 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 アセトン 95重量部
部を素焼き板1000重量部に含浸させ、素焼き板担持
タイプの抗ダニ剤を得た。 [含浸用原液] 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 アセトン 95重量部
【0051】実施例16 次の処方で、煉込み用原液を調製し、この原液1重量部
をポリプロピレン樹脂100重量部に煉込み、樹脂煉込
みタイプの抗ダニ剤を得た。 [煉込み用原液] 実施例1の抗ダニ剤 0.5重量部 ジエチルフタレート 9.5重量部
をポリプロピレン樹脂100重量部に煉込み、樹脂煉込
みタイプの抗ダニ剤を得た。 [煉込み用原液] 実施例1の抗ダニ剤 0.5重量部 ジエチルフタレート 9.5重量部
【0052】実施例17 次の処方で、紙含浸用原液を調製し、この原液100重
量部を吸収紙500重量部に含浸させ、紙含浸タイプの
抗ダニ剤を得た。 [紙含浸用原液] 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 エタノール 30重量部 水 60重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量部
量部を吸収紙500重量部に含浸させ、紙含浸タイプの
抗ダニ剤を得た。 [紙含浸用原液] 実施例1の抗ダニ剤 5重量部 エタノール 30重量部 水 60重量部 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 5重量部
【0053】参考例 種々の香料について、ベンジルイソチオシアネートの刺
激臭のマスキング性を評価するために、表2〜表4に示
すように、ベンジルイソチオシアネートと前述の香料
(A)〜(D)の群に属する香料又はその他の香料とを
重量比1:19で混合し、それをフローリング用木版
(15cm×15cm)にアトマイザーで噴霧(噴霧
量:約0.2g)し、室温で3日間放置した。その後、
臭いを嗅ぎ、刺激臭が感じられない場合を○、刺激臭が
感じられる場合を×と評価した。この結果を表2〜表4
に示す。
激臭のマスキング性を評価するために、表2〜表4に示
すように、ベンジルイソチオシアネートと前述の香料
(A)〜(D)の群に属する香料又はその他の香料とを
重量比1:19で混合し、それをフローリング用木版
(15cm×15cm)にアトマイザーで噴霧(噴霧
量:約0.2g)し、室温で3日間放置した。その後、
臭いを嗅ぎ、刺激臭が感じられない場合を○、刺激臭が
感じられる場合を×と評価した。この結果を表2〜表4
に示す。
【0054】
【表2】 No. 香料 マスキング性評価 1 (A)セト゛レン(CEDRENE) ○ 2 (A)セト゛ロール(CEDROL) ○ 3 (A)ツヨフ゜セン(THUJOPSENE) ○ 4 (A)セト゛リルアセテート(CEDRYL ACETATE) ○ 5 (A)セト゛リルフォルメート (CEDRYL FORMATE) ○ 6 (A)セト゛リルメチルエーテル(CEDRYL METHYL ETHER) ○ 7 (A)アセチルセト゛レン(ACETHYL CEDRENE) ○ 8 (A)β-カリオフィレン (β-CARYOPHYLLENE) ○ 9 (A)α,β-サンタロール(α,β-SANTALOL) ○ 10 (A)2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロヘ゜ンテン-1-イル)-2-フ゛テン-1-オール (SANDAL MYSORE CORE,花王(株)製) ○ 11 (A)ヘ゛チヘ゛ロール(VETIVEROL) ○ 12 (A)ヘ゛チヘ゛リルアセテート(VETIVERYL ACETATE) ○ 13 (A)ハ゜チョリアルコール(PATCHOURI ALCHOL) ○ 14 (B)セタ゛ーウット゛オイル(CEDAR WOOD OIL) ○ 15 (B)セタ゛ーリーフオイル(CEDAR LEAF OIL) ○ 16 (B)ヒノキオイル(HINOKI OIL) ○ 17 (B)コハ゜イハ゛ハ゛ルサムオイル(COPAIBA BALSAM OIL) ○ 18 (B)サンタ゛ルウット゛オイル(SANDAL WOOD OIL) ○ 19 (B)ハ゜チョリオイル(PACHOURI OIL) ○
【0055】
【表3】 No. 香料 マスキング性評価 20 (C)4-(4-ヒト゛ロキシ-4-メチルヘ゜ンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルホ゛キシアルテ゛ヒト゛ (LYRAL,IFF社製) ○ 21 (C)iso-ホ゛ロニル,iso-カンフィル及びiso-フェンシルシクロヘキサノールの混合物 (SANDEOL ,曽田香料(株)製) ○ 22 (D)エチルシンナメート ○ 23 (D)メチルシンナメート ○ 24 (D)シンナミルアセテート ○ 25 (D)シンナミックアルコール ○ 26 (D)ヘキシルシンナミックアルテ゛ヒト゛ ○ 27 (D)α-アミルシンナミックアルテ゛ヒト゛ ○ 28 (D)エチルオイケ゛ノール ○ 29 (D)メチルオイケ゛ノール ○ 30 (D)フェニルアセトアルテ゛ヒト゛ク゛リセリルアセタール ○ 31 (D)α-メチル-3,4-メチレンシ゛オキシヒト゛ロシンナミックアルテ゛ヒト゛ (HELIONAL,IFF社製) ○ 32 (D)α-メチル-3,4-メチレンシ゛オキシヒト゛ロシンナミックアルテ゛ヒト゛ のシッフ塩基 ○ 33 (D)p-t-フ゛チル-α-メチルヒト゛ロシンナミックアルテ゛ヒト゛ (LILIAL,ジボダンルール社製) ○ 34 (D)cis-3-ヘキセニルサリチレート ○ 35 (D)2-メチル-3-(p-メトキシフェニル)フ゜ロハ゜ナール (CANTHOXAL,IFF社製) ○ 36 (D)β-ナフトールエチルエーテル (NEROLIN BROMELIA,H&R社製) ○ 37 (D)β-ナフトールメチルエーテル (YARA YARA,IFF社製) ○
【0056】
【表4】 No. 香料 マスキング性評価 38 (他)リモネン(LIMONENE) × 39 (他)iso-アミルアセテート × 40 (他)シ゛エチルフタレート × 41 なし ×
【0057】なお、香料としてリモネン(LIMONENE)(No.
38) 及びiso-アミルアセテート(No.39)を使用した場
合、噴霧直後のマスキング性は良好であったが、噴霧3
日後には、表4に示したように、マスキング性はみられ
なかった。また、ジエチルフタレート(No.40) は、無臭
の香料希釈溶剤である。
38) 及びiso-アミルアセテート(No.39)を使用した場
合、噴霧直後のマスキング性は良好であったが、噴霧3
日後には、表4に示したように、マスキング性はみられ
なかった。また、ジエチルフタレート(No.40) は、無臭
の香料希釈溶剤である。
【0058】表2〜表4の結果から、(A)セスキテル
ペン化合物、(B)セスキテルペン化合物を含有する天
然精油、(C)脂環式化合物又は(D)芳香族系化合物
が、ベンジルイソチオシアネートのマスキング香料とし
て優れていることがわかる。
ペン化合物、(B)セスキテルペン化合物を含有する天
然精油、(C)脂環式化合物又は(D)芳香族系化合物
が、ベンジルイソチオシアネートのマスキング香料とし
て優れていることがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、高い抗ダニ作用を有
し、人体への毒性が低く、かつ匂いの点からも屋内での
使用に適した抗ダニ剤を得ることが可能となる。
し、人体への毒性が低く、かつ匂いの点からも屋内での
使用に適した抗ダニ剤を得ることが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 25/12 A01N 25/12 25/14 25/14 25/18 103 25/18 103C 25/32 25/32 C11B 9/00 C11B 9/00 Z
Claims (7)
- 【請求項1】 ベンジルイソチオシアネートを含有する
ことを特徴とする抗ダニ剤。 - 【請求項2】 刺激臭緩和成分として、以下の香料
(A)〜(D) (A)セスキテルペン化合物 (B)セスキテルペン化合物を含有する天然精油 (C)脂環式化合物 (D)芳香族系化合物 から選ばれた少なくとも1種を含有する請求項1記載の
抗ダニ剤。 - 【請求項3】 香料(A)が、セドレン、セドロール、
ツヨプセン、セドリルアセテート、セドリルフォルメー
ト、セドリルメチルエーテル、アセチルセドレン、β−
カリオフィレン、α,β−サンタロール、2−メチル−
4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−
1−イル)−2−ブテン−1−オール、ベチベロール、
ベチベリルアセテート及びパチョリアルコールから選ば
れる請求項2記載の抗ダニ剤。 - 【請求項4】 香料(B)が、セダーウッドオイル、セ
ダーリーフオイル、ヒノキオイル、ヒバオイル、コパイ
ババルサムオイル、サンダルウッドオイル、ベチバーオ
イル 及び パチョリオイル から選ばれる請求項2記
載の抗ダニ剤。 - 【請求項5】 香料(C)が、4−(4−ヒドロキシ−
4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カル
ボキシアルデヒド、iso−ボロニルシクロヘキサノー
ル、iso−カンフィルシクロヘキサノール及びiso
−フェンシルシクロヘキサノールから選ばれる請求項2
記載の抗ダニ剤。 - 【請求項6】 香料(D)が、フェニルアセトアルデヒ
ドグリセリルアセタール、α−メチル−3,4−メチレ
ンジオキシヒドロシンナミックアルデヒド、α−メチル
−3,4−メチレンジオキシヒドロシンナミックアルデ
ヒドのシッフ塩基、2−メチル−3−(p−メトキシフ
ェニル)プロパナール、エチルシンナメート、メチルシ
ンナメート、シンナミルアセテート、シンナミックアル
コール、ヘキシルシンナミックアルデヒド、α−アミル
シンナミックアルデヒド、エチルオイゲノール、メチル
オイゲノール、p−t−ブチル−α−メチルヒドロシン
ナミックアルデヒド、cis−3−ヘキセニルサリチレ
ート、β−ナフトールエチルエーテル及びβ−ナフトー
ルメチルエーテルから選ばれる請求項2記載の抗ダニ
剤。 - 【請求項7】 刺激臭緩和成分として香料を、ベンジル
イソチオシアネート1重量部に対して1〜10000重
量部含有する請求項2記載の抗ダニ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7346871A JPH09157115A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 抗ダニ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7346871A JPH09157115A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 抗ダニ剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157115A true JPH09157115A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18386384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7346871A Pending JPH09157115A (ja) | 1995-12-12 | 1995-12-12 | 抗ダニ剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220075053A (ko) * | 2020-11-27 | 2022-06-07 | 전북대학교산학협력단 | 식물 정유 및 이의 관련 화합물을 포함하는 작은소피참진드기 방제용 기피활성 조성물 |
Citations (12)
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JPH01500749A (ja) * | 1986-02-05 | 1989-03-16 | ファ−モン・ケミカルズ・インコ−ポレ−テッド | ダニ駆除剤の組成及びハダニ個体数の抑制方法 |
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-
1995
- 1995-12-12 JP JP7346871A patent/JPH09157115A/ja active Pending
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