JPH0915683A - ファインダ装置 - Google Patents

ファインダ装置

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JPH0915683A
JPH0915683A JP7167403A JP16740395A JPH0915683A JP H0915683 A JPH0915683 A JP H0915683A JP 7167403 A JP7167403 A JP 7167403A JP 16740395 A JP16740395 A JP 16740395A JP H0915683 A JPH0915683 A JP H0915683A
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diopter
light
finder
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optical system
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JP7167403A
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Takahiro Doi
高広 土井
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

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  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の眼の屈折力を検出する際に、簡単に
カメラ等に組込み可能で、視度を簡単にしかも最適調整
できるファインダ装置を提供すること。 【解決手段】 撮影者が被写体1を観察するファインダ
光学系を有すファインダ装置であって、当該撮影者の視
度を被写体像を結像する1次結像面に光学的に合わせる
視度調節レンズ手段6と、視度調節用の視標表示を行う
表示手段5と、ファインダ光路を通過する光量を調整す
る光量調整手段4と、前記の各手段の各々を所定のプロ
グラムに基づいて制御する制御手段9とを備え、撮影者
によって選択的に手動または自動で視度調節を行え、自
動調節の場合は、制御手段9の制御により、ファインダ
光路を遮光して光量を制限して暗い状態で視度検出を行
い、眼底反射光の検出精度を上げ撮影者固有の視度に合
致する最適な視度補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラやビデオカ
メラ等の自動視度調節ファインダとして用いられ、個人
の視度のバラツキを自動的に検出し補正できるファイン
ダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学装置のファインダの適正な視度状態
をその装置を使う撮影者自身が手動によって変更できる
装置は既に在る。しかし、その操作上において取り扱い
難く、煩わしさを感じることが多かった。
【0003】そこで、特開昭63−206731号公報
に開示されているように、視度を自動的に検出して、そ
の値に応じて撮影者の視度を自動補正する技術もあっ
た。詳しくは、ファインダ光学系にレンズを含むファイ
ンダ装置において、眼の眼屈折力に関する値を検出し、
この値に応じて視度を自動補正する手法である。しかし
この技術は、被写体が明るいと撮影者の瞳孔が縮み、眼
屈折力の検出が困難になるという問題点があった。
【0004】また、特開平3−222934号公報に
は、眼科機器としての眼屈折力の計測時に視力測定用の
指標を見せる手法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個人ご
とに異なる視度を自動的に検出し自動補正する従来技術
(例えば、特開昭63−206731号公報)におい
て、眼の屈折力を検出する方法が、撮影者の瞳孔を分割
して行う「瞳分割方法」の場合には、被写体像が明るい
と撮影者の瞳孔が縮むので、瞳の奥の眼底からの反射
光、即ち「眼底反射光」が減少して検出が難しくなる。
特に、瞳内の複数箇所を検出点とする方式では検出が更
に困難を極める。
【0006】また、瞳孔を分割して検出を行わない場合
でも、被写体像が明るいと撮影者の瞳孔が縮むので眼底
反射光が減少するので検出時のS/N比が悪化する。
【0007】本発明は、上述の問題を鑑みて成されたも
のであり、その本発明の目的とする所は、撮影者の眼の
屈折力を検出する際に瞳孔を拡げるようにすることで眼
底反射光の検出精度を上げること、簡単にカメラ等の携
帯機器にも組み込めることおよび、撮影者の視度を簡単
にしかも最適に調整できるようなファインダ装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のファインダ装置では次のような手段を講
じている。
【0009】1. ファインダ光学系を利用して観察者
の眼に投光を行い、当該投光の反射光から視度を補正す
るための視度情報を検出するファインダ装置において、
当該投光の反射光から適切な視度情報を検出するため
に、前記ファインダ光学系の外部から前記ファインダ光
学系を通じて当該観察者の眼に入射する光量を調節する
光量調整手段と、前記視度情報を検出する場合、前記光
量調節手段を適宜に制御する制御手段とを備えるファイ
ンダ装置を実施する。
【0010】2. ファインダ光学系を利用して視度を
補正するための視度情報を検出し、当該視度情報に基づ
いて視度を調節するファインダ装置において、前記ファ
インダ光学系に設けられ、少なくとも視度情報を検出す
るための表示を行う情報表示手段と、前記情報表示手段
の表示を注視して、視度情報を検出する場合に、前記フ
ァインダ光学系から観察者の眼に入射する光量を、当該
情報表示が見えやすいように調節するファインダ内に設
けられた光量調整手段とを備えるファインダ装置を実施
する。
【0011】3. ファインダ光学系を利用して視度情
報を検出し、当該視度情報に基づいて視度を調整するフ
ァインダ装置において、前記ファインダ光学系に設けら
れ、少なくとも前記視度情報を検出するための所定の視
標表示を行う情報表示手段と、前記ファインダ光学系の
外部から前記ファインダ光学系を通じて当該観察者の眼
に入射する光量が所定量よりも多い場合に、当該光量を
低下させる光量調整手段と、前記視度情報を検出する場
合、前記ファインダ光学系内の光量を所定光量にしてか
ら視度情報検出表示を行うか、または、前記視度情報検
出表示を行ってから当該光量を所定光量に制御する制御
手段とを備えるファインダ装置を実施する。
【0012】つまり、撮影者の固有の視度の検出時にお
いて、その撮影者がファインダから観測する被写体像の
明るさを、眼底反射光を検出するために最適な暗さにこ
のファインダ光学系内での光量を減ずるような遮光制御
の基で視度検出を行う。具体的には、ファインダ光路系
を例えば、液晶や絞りによってこのファインダ装置の外
部からの光がすべて眼に入射しないように遮光する。ま
た、この状態で撮影者が注視しやすい視度検出用の指標
表示をファインダ内の所定位置に表示する。
【0013】(作用)その結果、上述のそれぞれの構成
に対応して次のような作用を奏する。
【0014】ファインダ光学系を利用して観察者の眼に
投光を行い、視度を補正するための視度情報を検出する
ファインダ装置において、 1. 光量調整手段は、眼底反射光から視度情報を検出
する場合に、制御手段が行う制御に従いファインダ光学
系を介して眼に入射してくる光量のうちの一部または全
部を遮光することでファインダを適宜な暗さに調整す
る。
【0015】2. 表示手段が、視度情報を検出するた
めの注視しやすい視標表示を行うと、視度情報を検出す
る場合に、この視標表示が観察者にとってより注視しや
すく、且つ検出しやすい状態になるように、ファインダ
光学系から眼に入射する光量をこのファインダ内に設け
られた光量調整手段が適当な暗さに調整する。
【0016】3. ファインダ光路が暗くなるに対応し
て撮影者の眼の瞳孔が拡大され、視度検出が容易で正確
になる。
【0017】つまり、ファインダ光路内が暗くなり、そ
の中に注視しやすい視標が表示されるので、撮影者の視
線が固定され眼の瞳孔が広がった状態が維持されるの
で、見やすい視度調節用の表示のもとで視度の検出とそ
れに基づく視度合わせが容易に正確に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】眼底反射光に基づいて視度を正確
に検出するためには、瞳孔が広い状態で検出できる眼底
光の光量をできるだけ多く受光できるようにすることが
考えられる。
【0019】そこで本発明では、光に対する目の反応と
して暗い物のを観察する時ほどその目の瞳孔が広く拡張
することを利用し、この瞳孔が広がった状態を維持しな
がらその奥からの眼底反射光をより多く広い範囲で受光
するファインダ装置の機構を、次から述べる複数の実施
例として例示するものである。本発明に関わる視度調整
のための基本的な「手動調整」機構を第1実施例、「自
動調整」機構を第2実施例として示し、一眼レフカメラ
に適用した例を続く第3実施例として示している。
【0020】(第1実施例)本実施例は、被写体をファ
インダを通して観察するとき、観察者が「手動」によっ
て視度調節する機能を有するファインダ装置に関するも
のである。その例として、図1には、本発明の第1実施
例のファインダ装置の概念的な構成を機能ブロック図で
示している。
【0021】図示のように、本実施例のファインダ装置
は、撮影者の目2が被写体1である樹木を一方向から覗
くことのできるファインダ光学系3を有している。
【0022】このファインダ光学系3は、被写体1の像
を取り込むためのレンズ系を含む光量調整手段4と、一
次結像面を端面に有する表示手段5と、観察者の固有の
視度に合致するように少なくとも1つのレンズ6aを含
み光軸方向の前後に移動可能にする視度調節レンズ駆動
系6bを備えて適切な視度調節を行う視度調節レンズ系
6とから構成されている。
【0023】さらにこのファインダ光学系3には、次の
機能をもつ構成要素が電気的に接続されている。すなわ
ち、前述の視度調節レンズ系6のレンズ6aを矢印方向
に移動させる視度調節レンズ駆動系6bには、観察者自
身が視度の調節を手動操作で行うための手動操作手段7
が接続されている。
【0024】前述の光量調整手段4と表示手段5は、制
御手段9に接続され、メモリ( ROM) に所定の動作を
規定したプログラム(後述)を有するCPUから主に構
成されたこの制御手段9によって適宜に制御されてい
る。
【0025】また、後述する入力SW部8の各モードS
Wのそれぞれは、観察者の手動操作によって入力(ON
/OFF)されて前述の制御手段9に伝えられる。
【0026】その他にも、図示しないものとして、被写
体1の明るさを測定するためのセンサや、このファイン
ダ光学系3の表示手段5として図示の1次結像面上に所
定の視標となる表示を行う表示素子や、ファインダの視
度状態を変更するためのファインダ視度光学系を含んで
いる。
【0027】前述の入力SW部8を構成するモードSW
が観察者により「手動( M: マニュアル) 」としてON
されると、「手動による視度調節」のためのシーケンス
(後述)が起動されると共に、手動( マニュアル) モー
ドであることを知らせる所定の表示がファインダ内の所
定位置に行うと、装置に付随した手動操作手段7による
操作が許される。それ以後は、観察者はファインダ内を
視ながらの所定の視度調節手順に従った操作によって、
このファインダ装置を自分の視度に合わせて任意に選択
設定することができる。
【0028】図2のフローチャートでは、「手動によ
る」視度処理手順に関するシーケンスを示している。
【0029】撮影者が手動によって行う視度調節(S1
00)が起動されると、次のような一連のステップが実
行される。
【0030】まず、「手動視度調整」処理のためのメカ
的、電気的に初期化が行なわれる(S101)。
【0031】次に、ファインダ内を所定の方法により適
切な光量の制御を行う(S102)。詳しくは、図1の
光量調整手段4が例えば、光路の横断面を遮光すること
によりファインダ内からの光量が減少して暗く見える。
【0032】その後、このファインダ内に(観察者が注
視するための)観察者が注視しやすい所定の視標表示を
点灯( ON) する(S103)。
【0033】次からは、この指標に注視した状態で、撮
影者は自分の視度に合うようにそのファインダ装置を手
動操作手段7を使って視度の「手動調整操作」する(S
104)。そして、この手動による調整が完了したら、
撮影者はその完了を知らせるためのSW(例えば、視度
調節完了SW)を押下することになっている。
【0034】この視度調節完了を告げるSWがONされ
たか否かを判定するステップ(S105)においてON
されてなければ、所定の時間の経過をチェックしまだな
らばステップS104に戻って繰り返す(S106)。
一方、所定の時間の経過(タイムUP)後は次のステッ
プS107に進み、視標表示を消灯( OFF) する。
【0035】また、光量調整手段4が行っている光路の
遮光を解除してファインダ内を元の明るさに戻す(S1
08)。
【0036】そして以上の一連のステップを終了する
(S109)。
【0037】(作用効果1)以上、本第1実施例として
説明したように、ファインダ内を暗くし、視標表示をO
Nすることにより観察者が容易に視度調節することので
きるファインダ装置を提供できる。
【0038】(変形実施例1)本実施例における光量調
整手段としては、液晶等により電気的に遮光する手法の
ほかにも、物理的に光路を遮光するために、光路中に反
射ミラーが在ればそのミラーをあげた状態、即ち「ミラ
ーup」したり、所定の他の遮光部材によって同様な遮
光を行ってもよい。
【0039】(第2実施例)本実施例は、被写体をファ
インダ光学系を通して観察するとき、観察者の目の特徴
としての視度に対して、「自動調節」によって視度調節
する機能を有する装置について以下に説明する。
【0040】図3に、本発明の第2実施例の概念的な構
成を機能ブロック図で示す。図示のように、本実施例の
ファインダ装置は、観察者の目2が被写体1の例えば樹
木を一方から覗くことのできるファインダ光学系3を有
している。
【0041】このファインダ光学系3は、調光できるレ
ンズ等を含む光量調整手段4と、一次結像面をその端面
に有する表示手段5と、観察者の固有の視度に合致する
ように少なくとも1つのレンズを含み光軸方向の前後に
移動可能に配して適切な視度調節を行う視度調節レンズ
系6aと、レンズを矢印方向に移動させるための視度調
節レンズ駆動系6bとから構成されている。
【0042】このファインダ光学系3に接続してその外
部には、さらに次の機能をもつ構成要素が接続されてい
る。すなわち、自動的に視度の特徴を検出しその検出値
に基づき当該レンズを移動させるためその検出データを
制御手段9に供給する自動検出手段10が接続されてい
る。つまり制御手段9は、この自動検出手段10からの
検出データを所定の基準(詳細後述)に基づいて分析
し、適宜な駆動信号を視度調節レンズ駆動系6bに供給
する。制御手段9は所定の動作を規定したプログラムシ
ーケンス(後述参照)を、例えばROM中に有するCP
Uから構成されていてもよい。
【0043】また、前述の光量調整手段4、表示手段5
および、後述する入力SW部8のそれぞれは、当該プロ
グラムにより制御されている。
【0044】その他にも、図示しないものとして、被写
体の明るさを測定するためのセンサや、ファインダ視度
光学系駆動部とを有している。
【0045】また、入力SW部8を構成する自動視度調
節モードSWがONされると、「自動的な」視度調節の
ためのシーケンス(後述)が起動される。
【0046】ここで、前説の図3の自動検出手段10
は、投光系と受光系を使って眼底の反射光を検出し、そ
の出力の「傾き」から視度を求めるもので、特開平2−
264625号公報という公知のものがある。
【0047】次に図4に、本発明の第2実施例における
「自動視度調節」のためのシーケンスをフローチャート
で示す。
【0048】視度調節モードSWである入力SW部8が
押されると、ファインダ装置が「自動」によって行う視
度調節(S200)動作が起動され、まず、所定の自動
視度調節のための電気的、機械的な初期化が行われる
(S201)。
【0049】続いて、ファインダ内を所定の方法により
適切な光量になるように遮光制御を行う(S202)。
詳しくは、図3の光量調整手段4が光路の横断面を遮光
することによりファインダ内を暗くする。
【0050】その後、このファインダ内に観察者が注視
しやすい所定の視標表示を点灯( ON) する(S20
3)。
【0051】次からは、この指標に注視した状態で、視
度調節実行SWである入力SW部8がONされたか否か
が判断され(S204)、そのSW部8がONされてな
ければ所定時間が経過したかがステップS205でチェ
ックされ、所定時間が経過(タイムUP)していなけれ
ばステップ204に戻る。
【0052】ステップS204の判断において入力SW
部8がONされている場合は、ファインダ装置の自動検
出手段10によって視度に関しての視度情報を自動的に
検出する(S206)。
【0053】そして、この自動による視度検出が完了し
た後、直ちにその検出結果に基づき自動的に視度補正処
理が行われる(S207)。
【0054】ただし、ステップS205において、所定
の時間の経過後はステップS208に進んで、視標表示
を消灯( OFF) する。
【0055】続いて、光量調整手段4が行っている光路
の遮光を解除してファインダ内を元の明るさに戻す(S
209)。
【0056】ステップS207後、ステップS208,
S209に移行し、一連のステップを終了する(S21
0)。
【0057】視標表示を見つめた状態で行われる本発明
の視度検出において、ビデオカメラのファインダでは、
視野は図5の( a) から( b) の状態に切り換えが行わ
れる。
【0058】また、ファインダ光路中を制御する動作と
しては、例えば、明るい被写体を観察していた撮影シー
ンから、ファインダ光学系内のミラーup動作等によっ
て「完全遮光」し暗くすることで、被写体の明るさから
の悪影響を除去すると共に、ファインダの視野の中心近
傍に注視しやすい図5( b) に示すような円形の「視
標」をわずかに明るく出力表示する。その結果、視線は
この指標を見つめる故に固定され、かつ周囲の暗さが眼
の瞳孔を広げさせて投光による眼底反射光を十分に広い
範囲で確保できる。
【0059】上述のミラー同様に、絞り手段による「絞
り込み」動作、または、電気的に透過光量を制御できる
液晶スクリーンをON状態(例えば、液晶による遮光状
態)にすることにより、被写体からの光量を低減させ、
結果的にファインダ内を所望の暗さにしてもよい。
【0060】(作用効果2)以上、本実施例で説明した
ように、眼底反射光を用いて、視度を自動検出し、さら
にその検出結果を用いて、当該撮影者が有する固有の視
度に合致するようにファインダ光学系を自動調整制御を
行い、見えやすく使いやすいファインダ装置を実現する
ことができる。
【0061】(第3実施例)次の実施例としては、本発
明のファインダ装置を光学機器としてのカメラに適用し
た例であり、その中でも特に、カメラの一眼レフカメラ
での方式における説明を行う。
【0062】「視度自動検出」は特定のボタン( SW)
の押下によって撮影者が指示し、視度検出処理を行う場
合には、例えばカメラを構成する絞り,液晶膜,ミラー
等のいづれかによって、予めファインダを暗くした状態
にした後、ファインダ内に所定の視標表示を行ってから
行なう。ただし、この遮光は必ずしも完全遮光でなくて
もよい。
【0063】特に本実施例では、非透過性または半透過
性の遮光部材等よる遮光機能を利用してファインダ内を
暗くし、撮影者の目の瞳孔を拡大させようとする機構を
基本とするものである。
【0064】また、ラインセンサと異なる位置からの投
光を組み合わせることで眼底光だけを検出する方式を用
いている。
【0065】そこで図6に、本発明の第1、第2実施例
の要旨を特に「一眼レフカメラ」に適用した例としての
第3実施例の構成が概念的に図示している。
【0066】本発明に関わるこの種のカメラは次の各機
能部位から構成されている。すなわち、プリスム101
と、一次結像位置の付近に配置された液晶スクリーン1
05と、視標パターンを含む表示素子102と、ファイ
ンダ視度光学系103と、赤外ミラー104とにより構
成されているファインダ光学系と、絞り109を有する
撮影レンズ108と、フィルム(不図示)と、前述のフ
ァインダ光学系に光束を切り換えるミラー106と、ミ
ラー駆動用のモータ107と、ファインダ視度光学系駆
動用モータ110と、視度光学系121と、視度検出用
の赤外投光用の複数のLED(即ち、LED0( 122
- 0) ,LED1(122- 1) ,:LED0は検出セ
ンサに眼底光ありの位置に、LED1は検出センサに眼
底光なしの位置に配置されている。)と、そして、赤外
ハーフミラー123と、遮光用のマスク124と、ライ
ンセンサ125とから構成されている視度検出部分、お
よび、これらの各部を統括的に制御するCPU111
と、このCPUに直結する各種のSW群126によって
構成されている。
【0067】上記の構成において、視度自動検出時にお
いては遮光するために例えばミラー106をupするこ
とで被写体からの光束を遮断した後、表示素子102に
て視度検出用の表示を行う。その状態で2つのLED
0,LED1を交互に投光しラインセンサ125により
検出する。そして、CPU111ではこの検出された信
号により眼底光部分を角膜反射光位置と瞳孔の大きさと
を求め、視度に関する情報を検出するための所定の制約
を検出用の画像に課して、視度に関する情報を抽出す
る。そしてし、視度モータ110を介してF視度光学系
11- bを視度補正のために適切な位置に駆動制御す
る。
【0068】ここで、眼底光抽出のための方法を示すた
め、図6中の点光源LED0またはLED1による投光
下における撮影者の眼の状態と、その眼の位置によって
変化する眼底からの光量に対応する検出信号を光量分布
グラフで示すと仮定する。
【0069】被写体が人や動物の場合にフラッシュ撮影
すると、「赤目」と呼ばれる赤色光が発生する。それと
同様に、この点光源LED0の投光下においても、眼底
光は「赤目」の原因の光として反射される。
【0070】この眼底反射光の強さを光量分布グラフで
表すと、上述のような「赤目」発生時においても、眼の
瞳孔の角膜反射光位置で最大のピーク値を示し、その周
囲からの眼底反射光の光量も比較的大きな光量を示す。
【0071】反射され検出された光量を基にした検出方
法としては、前述の角膜反射光位置を中心にして、所定
の範囲( 幅) に対応する光量のみを切り出す。つまり、
角膜反射位置を境にしてその前後の幅の光量を検出対象
データとして検出して視度の特徴の判別とその程度の分
析に採用する。
【0072】同様に、LED1の投光下において、「赤
目」の発生しない状態でも、この眼底反射光の強さを表
す光量分布グラフが示すように、このような「赤目」が
発生しない場合においては、眼の瞳孔の角膜反射光位置
でわずかなピーク値を示すが、その周囲からの眼底反射
光の光量は極めて少ない。
【0073】この場合でも、反射されて検出された光量
を基にした検出方法としては、前述の角膜反射光位置を
中心にして、所定の範囲( 幅) に対応する光量のみを切
り出す方法がとられる。
【0074】次に「赤目」の範囲におけるグラフで示さ
れた光量を、所定の「重み付け」を施し「差分をとる手
法」が考えられる。詳しくは、角膜反射光位置を基準に
して所定の幅の範囲で、光量Aと光量Bを適宜に設定す
る。
【0075】なお、この検出範囲幅の値は眼底光の量に
よって変化させてもよい。
【0076】次に図7に、このファインダを備える撮影
機器であるカメラを例とする動作シーケンスをフローチ
ャートで示し、図6とを併せて参照しながら各ステップ
について説明する。
【0077】所定の電源スイッチ等のON操作により、
次のような一連のカメラシーケンスが開始される(S
1)。
【0078】まずカメラの動作制御のため次なる初期化
が行われる。すなわち、タイマーをリセットしスタート
させ、視度に関する情報( 例えば、デフォルト値または
前回使用時の情報) diを一時メモリdに代入して設定
する。つまり、このdiは通常、前回にこのカメラを使
用した個人の視度に関する保持されていた情報に基づい
て、ファインダ装置のF( ファインダ) 視度光学系(不
図示)を前回に設定された位置情報を保持するdに設定
する。また、ファインダAF(Auto Focus)光学系を所定
位置に設定および、視度調節モードをデフォルト値とし
て" A"(自動視度調節モード) に設定する(S2)。
【0079】上述の初期設定は、このカメラが自動で視
度の調整を行うことを前提として設定されるが、撮影者
が「手動:マニュアル" M" 」で視度調節したい場合に
は、撮影者が指示を入力するための入力SW部8に備え
られたオート視度SWのOFFによって、視度モードを
「手動視度調節」に変更してもよい。
【0080】次に、視度モードの変更の有無を判定を行
う(S3)。
【0081】このステップS3において、オート視度S
Wの押下により視度調節モードがデフォルトである自動
( オート) から手動( マニュアル) に変更(即ち、オー
ト解除)された場合には、次の一連のステップを実行す
る。
【0082】まず、手動視度調節のためのサブルーチン
として「手動視度調節」(前述)をCallして一連の手動
による調整操作を撮影者が行う手動操作手段7の操作に
基づいて行う(S100)。(前述)。
【0083】この「手動」による視度調節が完了すれ
ば、再びタイマーtをリセットして再スタートさせる
(S22)。
【0084】そして、視度モードをデフォルトである
“A(:自動視度調節) モード”に再設定し直した後、ス
テップS3へ戻る(S23)。
【0085】一方、このステップS3において、オート
視度SWのOFF操作も無く、現在の視度モードがデフ
ォルトとしての“A( 自動視度調節) モード”のままの
場合には、次なる「自動視度調節」のための一連のステ
ップを実行する。すなわち、一応、オート視度SWの状
態の確認判定を行う(S4)。
【0086】オート視度SWが押下( ON) の状態の場
合には、本ファインダ装置が自動的に行う所定の自動視
度調節のためのサブルーチンとして「自動視度調節」
(前述)をCallして、一連のシーケンスに従った自動調
整が行われる(S200)。
【0087】この「自動」による視度調節が完了する
と、再びオート視度SWがOFFに切り替わったか否か
の判定を行う(S32)。ここでオート視度SWがON
のままのであれば再びステップS32へ戻り同様な判定
のループを繰り返し、このオート視度SWがOFF(オ
ート解除)されるまで一定時間( T1)待つ。
【0088】オート視度SWがOFFされるかT1 を経
過すると、タイマーtをリセットして再スタートして再
びステップS3へ戻る(S33)。
【0089】なお、前述のステップS4において、オー
ト視度SWがOFFの状態では、カメラシーケンスにお
けるいわゆる「1st R( レリーズ) 」の判定を行う
(S5)。ここで、1stレリーズOFF( N) の場合
は、タイマーtの経過時間の判定を行う(S12)。タ
イマーtが所定時間( T0)にまだ達してない場合は、ス
テップS3へ戻る。一方、タイマーtが所定時間T0 に
達している場合には、ステップS10へ分岐して本カメ
ラシーケンスを終了する。
【0090】また、前述のステップS5で1stレリーズ
ON( Y) の場合には、AFとAE( 自動露出) 処理を
行う(S6)。
【0091】次に、再度の1stレリーズの判定(S7)
と、「2ndR( レリーズ) 」の判定を行う(S8)。
【0092】1stレリーズONで、しかも2ndレリーズ
OFFの場合は、ステップS7へ戻ってふたたび1stレ
リーズの判定を繰り返す。
【0093】また、1stレリーズOFFの場合には、S
10へ分岐して本カメラシーケンスを終了する。
【0094】一方、1stレリーズONで、しかも2ndレ
リーズONの場合は、撮影者の操作に従った一般的な撮
影シーケンス(S9)が行われた後、フィルムまたはテ
ープの巻き上げ(S10)を行い、本シーケンスを終了
する(S11)。
【0095】次の図8は、自動視度調節のための他の例
として、サブルーチン「視度オート設定」のシーケンス
をフローチャートで示している。
【0096】自動視度調節も被写体像の影響が少なくな
るようにミラー106をupさせ、スクリーン上に表示
を出した状態にして行う。
【0097】まず当サブルーチンがCallされると、視度
オート設定を開始する(S401)。
【0098】イニシャライズとして次の初期設定が行わ
れる。すなわち、ミラーupを行い被写体像を消去す
る。検出積分時間が異常,検出画像の異常かの判定を行
うフラグNFを0に設定する(S402)。
【0099】ファインダ中央部分に表示素子( 102)
からの視標パターンを投光する(表示状態は図5( b)
参照)(S403)。
【0100】赤外LED0の投光/受光に基づき「眼底
光あり」の目の映像を検出する(データDa( i) ,モ
ニタ積分を行い積分時間が所定時間より短い場合はフラ
グNFを1に設定する)(S404)。
【0101】異常判定のフラグNFの判定を行う(S4
05)。
【0102】ここで、NF=1の場合は、ステップS4
21へ分岐する。
【0103】一方、NF=1でない場合は、赤外LED
1の投光/受光に基づき「眼底光なし」の目の映像を検
出する(データDb( i) ,ステップS403と同じ積
分時間を設定して積分処理を行う,「モニタ積分」によ
って積分が終了した場合に積分時間がステップS403
より短い場合には、フラグNFを1に設定する)(S4
06)。
【0104】次に、異常判定のフラグNFの判定を行う
(S407)。
【0105】ここで、NF=1の場合は、ステップS4
21へ分岐する。
【0106】一方、NF=1でない場合は、投光なしで
の受光に基づいて「定常光」による目の映像を検出する
(詳しくは、データDc( i) ,ステップS403と同
じ積分時間を設定して積分を行う)(S408)。
【0107】このように算出された値に基づいて、前述
同様の視度処理をおこない(S409)、それに続い
て、異常判定のフラグNFの判定を再び行う(S41
0)。ここで、NF=1の場合は、以前から設定されて
いる視度情報SPに対応するF視度光学系( 103) の
位置を駆動信号dに代入する(S421)。
【0108】F視度光学系を設定位置dになるように駆
動する(S411)。
【0109】そして、本シーケンスを終了してCallした
ステップの次にReturnする(S412)。
【0110】(作用効果3)以上、本第3実施例として
説明したように、この一眼レフカメラでは、ファインダ
内を暗くすることによる瞳孔の拡張を図り、視度情報を
確実に抽出でき、その検出された目の情報に基づいて、
携帯して手軽に撮影するような目の位置の固定が困難な
カメラでも、正確な視度検出と視度補正を顔面の固定な
どせずに自動的または手動に簡単な操作で行える一眼レ
フカメラを提供できる。
【0111】(変形実施例3)また、図9(a)〜
(c)に示した例のように、ファインダ内に表示される
視度処理のための視標表示としては、(a)のようにス
ーパーインポーズによる表示の状態でもよいし、(b)
のようなファインダの周辺部(上下位置)に表示を点灯
した状態であってもよい。また、(c)のように既存の
表示を視度処理のための表示として兼用してもよい。
【0112】なお、光路に制限を与えファインダ視野内
を暗くする遮光用部材には液晶と同等の遮光機能を備え
た部材であればよく、また、図9(a)に示すy軸(フ
ァインダの縦方向)またはx軸のいずれの方向に、例え
ば光路横断面の明るい部分を中心に覆って遮光し、その
結果として光量を低減させることでファインダ内のこれ
らの表示を注視する撮影者の眼の瞳孔の径をより大きく
する作用を利用してもよい。
【0113】さらに、外部の設定(例えば,ROMの変
更,外部SW,通信による,ICカード等)によって初
期設定値は適宜に変更してもよい。
【0114】また、視度検出するセンサはラインセンサ
以外のエリアセンサまたはPSDやフォトダイオード等
を用いてもよい。
【0115】また、第3実施例では一眼レフカメラのS
LRを例にして説明を行ったが、いわゆる「素通し」の
コンパクトカメラのファインダに本発明の手法を適用い
てもよい。
【0116】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
その他にも本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形
実施も可能である。
【0117】以上は、本発明の実施例に基づいて説明し
たが、本明細書中には以下の発明が含まれている。
【0118】1. ファインダ光学系を利用して観察者
の眼に投光を行い、当該投光の反射光から視度を補正す
るための視度情報を検出するファインダ装置において、
当該投光の反射光から適切な視度情報を検出するため
に、前記ファインダ光学系の外部から前記ファインダ光
学系を通じて当該観察者の眼に入射する光量を調節する
光量調整手段と、前記視度情報を検出する場合、前記光
量調節手段を適宜に制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とするファインダ装置。
【0119】作用効果1: 光量調整手段はファインダ
光学系を通る光量を測定に適する暗さに調節する。その
結果、撮影者の瞳孔が拡大して正しく視度を検出ししや
すくなる。
【0120】2. ファインダ光学系を利用して視度を
補正するための視度情報を検出し、当該視度情報に基づ
いて視度を調節するファインダ装置において、前記ファ
インダ光学系に設けられ、少なくとも視度情報を検出す
るための表示を行う情報表示手段と、前記情報表示手段
の表示を注視して、視度情報を検出する場合に、前記フ
ァインダ光学系から観察者の眼に入射する光量を、当該
情報表示が見えやすいように調節するファインダ内に設
けられた光量調整手段と、を具備することを特徴とする
ファインダ装置。
【0121】作用効果2: 情報表示手段は、撮影者が
注視しやすい指標を表示してその視点を固定化するの
で、この視線が固定し正しい検出結果が得られる。
【0122】3. ファインダ光学系を利用して視度情
報を検出し、当該視度情報に基づいて視度を調整するフ
ァインダ装置において、前記ファインダ光学系に設けら
れ、少なくとも前記視度情報を検出するための所定の視
標表示を行う情報表示手段と、前記ファインダ光学系の
外部から前記ファインダ光学系を通じて当該観察者の眼
に入射する光量が所定量よりも多い場合に、当該光量を
低下させる光量調整手段と、前記視度情報を検出する場
合、前記ファインダ光学系内の光量を所定光量にしてか
ら視度情報検出表示を行うか、または、前記視度情報検
出表示を行ってから当該光量を所定光量に制御する制御
手段と、を具備することを特徴とするファインダ装置。
【0123】作用効果3: 視度情報検出表示を行う前
または後にファインダ光路が所定の暗さになるに対応
し、撮影者の眼の瞳孔が広がるので、視度の検出が容易
となる。
【0124】4. 前記情報表示手段は、撮影に関する
情報も表示可能であることを特徴とする2に記載のファ
インダ装置。
【0125】作用効果4: この情報表示手段は、視度
合わせのため注視する表示だけてなく、一般の撮影に関
する情報も表示できるので、表示される情報の種類が豊
富となり操作に便利となる。
【0126】5. 前記の視度情報を検出するための表
示は、前記ファインダの画面の略中央に設けられている
ことを特徴とする3に記載のファインダ装置。
【0127】6. 前記光量調節手段は、前記ファイン
ダ光学系に設けられた絞り手段、または、観察者の眼に
入射する光量を遮光する遮光手段であることを特徴とす
る3に記載のファインダ装置。
【0128】7. ファインダ光学系を利用して視度補
正するための視度情報を検出し、この視度情報に基づい
て視度を調整するファインダ装置において、前記ファイ
ンダ光学系に設けられ、少なくとも視度情報を検出する
ための表示を行うと共に、前記ファインダ光学系から観
察者の眼に入射する光量が所定量よりも多い場合に、フ
ァインダ内の光量を低減させる液晶表示手段と、前記視
度情報を検出する場合に、ファインダ内の光量を所定の
光量に調整してから、視度情報表示を行うか、または、
視度情報検出表示を行ってからファインダ内の光量を所
定量に調整する液晶表示手段と、を具備することを特徴
とするファインダ装置。
【0129】作用効果7: (作用効果3と同様) 8. ファインダ光学系を利用して視度を補正するため
の視度情報を検出する視度情報検出手段を有する一眼レ
フカメラにおいて、前記ファインダ光学系に設けられ、
少なくとも視度情報を検出するための表示を行う視度情
報表示手段と、前記視度情報を検出する場合に、前記フ
ァインダ光学系から観察者の眼に入射する光を遮光する
遮光手段と、ファインダ内の光量を遮光してから視度情
報検出表示を行うか、または、視度情報検出表示を行っ
てからファインダ内の光量を遮光する制御手段と、を具
備することを特徴とするファインダ装置。
【0130】作用効果8: (作用効果3と同様) 9. 前記遮光手段は、撮影レンズからの光を前記ファ
インダ光学系へ反射させる第1の位置とフィルムを露光
させる第2の位置とに移動可能なミラーであることを特
徴とする9に記載のファインダ装置。
【0131】10. 視度を補正するファインダ光学系
を利用して観察者の眼に投光を行い、当該光の反射光か
ら視度情報を検出するファインダ装置において、視度を
検出する視度検出シーケンスに移行するか否かを選択す
る選択手段と、当該反射光から適切な視度情報を検出す
るために、前記ファインダ光学系から観察者の眼に入射
する光量を調節する光量調節手段と、検出された視度に
基づいて、前記ファインダ光学系を観察者の眼に合うよ
うに補正する補正手段と、を具備することを特徴とする
ファインダ装置。
【0132】作用効果10: 選択手段により視度検出
処理を行うか否かを選択的に選べる。
【0133】11. 視度を補正する光学系を有するフ
ァインダ部と、被写体の明るさを測定する測光部と、前
記測光部の測定値と所定の明るさに関するしきい値とを
比較して、所定の明るさ以下になるように光量を調節す
る光量調節部と、前記ファインダ部を介し眼の視度に関
する視度情報を検出する視度検出部と、前記視度検出部
からの視度情報に基づき当該視度に合致するように補正
する視度補正部と、を具備するファインダ装置。
【0134】作用効果11: 測光部は撮影者が見てい
る被写体の明るさを測定し、明るすぎる場合は光量調節
部が所定の方法で光路の中の遮光を行う。視度検出部は
ファインダ部を介して眼の視度情報を視度値として検出
する。視度補正部はその視度値に基づき当該撮影者が正
しく見えるように装置の視度補正を行う。したがって、
瞳孔が大きくなるので、視度情報をより正確に簡単操作
で検出でき補正することが可能となる。
【0135】12. 前記ファインダ部内の所定の位置
に表示を行う表示部をさらに具備することを特徴とする
11に記載のファインダ装置。
【0136】作用効果12: 表示部はファインダ部内
の所定位置に所定の表示を行い、目情報検出部は表示部
がその表示を行ってからファインダ部を介して目の情報
を検出する。したがって、表示部が注視用の指標表示を
行った後、目情報検出部にて検出された目の情報を目の
位置を固定する手段も無く正確に検出できる。
【0137】13. 前記視度検出部は、前記ファイン
ダ部を介して投光する光源を有することを特徴とする1
1に記載のファインダ装置。
【0138】
【発明の効果】以上、複数の実施例で説明したように、
本発明によれば、光学装置の観察者または撮影者の眼の
視度に関する検出を行う際に、光学装置のファインダ部
内を暗くすることによる眼の瞳孔の拡大を図ることによ
って、視度検出がしやすい状態に維持して視度検出を行
い、ファインダをのぞくだけで自動的に正確な視度補正
ができるようなファインダ装置を提供することができ
る。
【0139】また、手動調節時にはファインダ部内を暗
くする事により、表示手段による表示が見やすいので、
視度補正が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概念的な構成を示す機能
ブロック図。
【図2】第1実施例の「手動視度調節」に関する手順を
示すフローチャート。
【図3】本発明の第2実施例の概念的な構成の機能ブロ
ック図。
【図4】第2実施例の「自動視度調節」に関する手順を
示すフローチャート。
【図5】ビデオカメラのファインダから見える例を示
し、(a)は、撮影シーンとしての風景の実例、(b)
は、視度調節用のファインダ内の表示の例を示す図。
【図6】本発明の第3実施例としての一眼レフカメラを
概念的に示す構成図。
【図7】第3実施例の動作に関わるカメラシーケンスを
表すフローチャート。
【図8】サブルーチン「視度オート設定」の手順を示す
フローチャート。
【図9】ファインダ内に表示の視度処理のための表示の
一例を示す説明図であり、(a)は、スーパーインポー
ズによる表示の状態を示す図、(b)は、ファインダの
周辺部に表示点灯した状態を示す図、(c)は、既存の
表示を視度処理のための表示として兼用した例を示す
図。
【符号の説明】
1…被写体像,2…撮影者の眼,3…ファインダ光学
系,4…光量調整手段,5…表示手段,6…視度調節手
段,6a…視度調節レンズ系,6b…視度調節レンズ駆
動系,7…手動操作手段,8…入力SW部,9…制御手
段,10…自動検出手段,100…一眼レフカメラ,1
01…プリズム,102…表示素子,103…視度光学
系,104…赤外ミラー,105…液晶スクリーン,1
06…ミラー,107…ミラーモータ,108…撮影レ
ンズ,109…絞り,110…視度モータ,111…C
PU,121…視度光学系,122- 0…LED0,1
22- 1…LED1,123…赤外ハーフミラー,12
4…マスク,125…ラインセンサ,126…SW群,
S1…カメラシーケンス,S100…手動視度調節シー
ケンス,S200…自動視度調節シーケンス,S401
…視度オート設定ルーチン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダ光学系を利用して観察者の眼
    に投光を行い、当該投光の反射光から視度を補正するた
    めの視度情報を検出するファインダ装置において、 当該投光の反射光から適切な視度情報を検出するため
    に、前記ファインダ光学系の外部から前記ファインダ光
    学系を通じて当該観察者の眼に入射する光量を調節する
    光量調整手段と、 前記視度情報を検出する場合、前記光量調節手段を適宜
    に制御する制御手段と、を具備することを特徴とするフ
    ァインダ装置。
  2. 【請求項2】 ファインダ光学系を利用して視度を補正
    するための視度情報を検出し、当該視度情報に基づいて
    視度を調節するファインダ装置において、 前記ファインダ光学系に設けられ、少なくとも視度情報
    を検出するための表示を行う情報表示手段と、 前記情報表示手段の表示を注視して、視度情報を検出す
    る場合に、前記ファインダ光学系から観察者の眼に入射
    する光量を、当該情報表示が見えやすいように調節する
    ファインダ内に設けられた光量調整手段と、を具備する
    ことを特徴とするファインダ装置。
  3. 【請求項3】 ファインダ光学系を利用して視度情報を
    検出し、当該視度情報に基づいて視度を調整するファイ
    ンダ装置において、 前記ファインダ光学系に設けられ、少なくとも前記視度
    情報を検出するための所定の視標表示を行う情報表示手
    段と、 前記ファインダ光学系の外部から前記ファインダ光学系
    を通じて当該観察者の眼に入射する光量が所定量よりも
    多い場合に、当該光量を低下させる光量調整手段と、 前記視度情報を検出する場合、前記ファインダ光学系内
    の光量を所定光量にしてから視度情報検出表示を行う
    か、または、前記視度情報検出表示を行ってから当該光
    量を所定光量に制御する制御手段と、を具備することを
    特徴とするファインダ装置。
JP7167403A 1995-07-03 1995-07-03 ファインダ装置 Withdrawn JPH0915683A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018251A (ja) * 1999-10-21 2008-01-31 Technolas Gmbh Ophthalmologische System 光処置のための虹彩の認識とトラッキング

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018251A (ja) * 1999-10-21 2008-01-31 Technolas Gmbh Ophthalmologische System 光処置のための虹彩の認識とトラッキング

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