JPH09156400A - インストルメントパネル - Google Patents
インストルメントパネルInfo
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- JPH09156400A JPH09156400A JP7317891A JP31789195A JPH09156400A JP H09156400 A JPH09156400 A JP H09156400A JP 7317891 A JP7317891 A JP 7317891A JP 31789195 A JP31789195 A JP 31789195A JP H09156400 A JPH09156400 A JP H09156400A
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- Japan
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- instrument panel
- air bag
- cover portion
- airbag cover
- airbag
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Links
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トップマウントタイプであっても、エアバッ
グカバー部の上面に物体を載置できないインストルメン
トパネルを提供すること。 【解決手段】 インストルメントパネル10は、折り畳
まれたエアバッグ1を覆うエアバッグカバー部17を上
部に配置させてなるトップマウントタイプである。エア
バッグカバー部17とその周縁部位13とは、エアバッ
グカバー部17やその周縁部位13との上面に物体を載
置不能に、上面を上方へ膨らませて構成されている。
グカバー部の上面に物体を載置できないインストルメン
トパネルを提供すること。 【解決手段】 インストルメントパネル10は、折り畳
まれたエアバッグ1を覆うエアバッグカバー部17を上
部に配置させてなるトップマウントタイプである。エア
バッグカバー部17とその周縁部位13とは、エアバッ
グカバー部17やその周縁部位13との上面に物体を載
置不能に、上面を上方へ膨らませて構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネルに関し、特に、折り畳まれたエアバッグを
覆うエアバッグカバー部を上部に配置させてなるトップ
マウントタイプのインストルメントパネルに関する。
メントパネルに関し、特に、折り畳まれたエアバッグを
覆うエアバッグカバー部を上部に配置させてなるトップ
マウントタイプのインストルメントパネルに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグカバー部を
トップマウントタイプとしたインストルメントパネル
(以下、インパネと略す)では、折り畳まれたエアバッ
グを突出させる方向を斜め上方とするように、エアバッ
グカバー部をインパネの上部に配置させていた。なお、
このエアバッグカバー部は、インパネと一体成形されて
いる構造のものもあれば、インパネ本体に後から組み付
けるような、インパネ本体と別体の構造のものがある。
トップマウントタイプとしたインストルメントパネル
(以下、インパネと略す)では、折り畳まれたエアバッ
グを突出させる方向を斜め上方とするように、エアバッ
グカバー部をインパネの上部に配置させていた。なお、
このエアバッグカバー部は、インパネと一体成形されて
いる構造のものもあれば、インパネ本体に後から組み付
けるような、インパネ本体と別体の構造のものがある。
【0003】しかし、従来のトップマウントタイプのイ
ンパネでは、エアバッグカバー部が略水平方向の平面状
に形成されていたことから、エアバッグカバー部の上面
に缶ジュース・放香剤等の物体を載置することができ
た。
ンパネでは、エアバッグカバー部が略水平方向の平面状
に形成されていたことから、エアバッグカバー部の上面
に缶ジュース・放香剤等の物体を載置することができ
た。
【0004】そのため、エアバッグカバー部の上面に物
体を載置した状態で、エアバッグカバー部が開く場合も
考えられ、好ましくない。
体を載置した状態で、エアバッグカバー部が開く場合も
考えられ、好ましくない。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、トップマウントタイプであっても、エアバッグカバ
ー部の上面に物体を載置できないインパネを提供するこ
とを目的とする。
り、トップマウントタイプであっても、エアバッグカバ
ー部の上面に物体を載置できないインパネを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインパネ
は、折り畳まれたエアバッグを覆うエアバッグカバー部
を上部に配置させてなるトップマウントタイプのインパ
ネであって、前記エアバッグカバー部と前記エアバッグ
カバー部周縁との上面に物体を載置不能に、前記エアバ
ッグカバー部と前記エアバッグカバー部周縁とが、上面
を上方へ膨らませて構成されていることを特徴とする。
は、折り畳まれたエアバッグを覆うエアバッグカバー部
を上部に配置させてなるトップマウントタイプのインパ
ネであって、前記エアバッグカバー部と前記エアバッグ
カバー部周縁との上面に物体を載置不能に、前記エアバ
ッグカバー部と前記エアバッグカバー部周縁とが、上面
を上方へ膨らませて構成されていることを特徴とする。
【0007】インパネの上方へ膨らんだ頂部は、膨らみ
の起点からの突出量を20mm以上として、曲率半径を2
00mm以下とすることが望ましい。
の起点からの突出量を20mm以上として、曲率半径を2
00mm以下とすることが望ましい。
【0008】
【発明の効果】本発明に係るインパネは、エアバッグカ
バー部やその周縁部位の上面に物体を載置不能に、エア
バッグカバー部とその周縁部位との上面を上方へ膨らま
せて構成されていることから、エアバッグカバー部やそ
の周縁部位の上面に物体を載置できず、エアバッグカバ
ー部やその周縁部位の上面に物体を載置した状態でエア
バッグを突出させることが無い。
バー部やその周縁部位の上面に物体を載置不能に、エア
バッグカバー部とその周縁部位との上面を上方へ膨らま
せて構成されていることから、エアバッグカバー部やそ
の周縁部位の上面に物体を載置できず、エアバッグカバ
ー部やその周縁部位の上面に物体を載置した状態でエア
バッグを突出させることが無い。
【0009】そして、インパネの上方へ突出した頂部と
して、膨らみの起点からの突出量を20mm以上として、
曲率半径を200mm以下とすれば、缶ジュース等の物体
を載せることができず、意匠性も良好となる。
して、膨らみの起点からの突出量を20mm以上として、
曲率半径を200mm以下とすれば、缶ジュース等の物体
を載せることができず、意匠性も良好となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0011】図1・2に示す実施形態のインパネ10
は、本体11と、エアバッグカバー部17と、を備えて
構成されるとともに、材質としては、形状保持性を有し
た基材18と、基材18の表面側に溶着される装飾シー
ト19と、から構成されている。なお、本体11は、イ
ンパネ10において、エアバッグカバー部17以外の部
位を指す。
は、本体11と、エアバッグカバー部17と、を備えて
構成されるとともに、材質としては、形状保持性を有し
た基材18と、基材18の表面側に溶着される装飾シー
ト19と、から構成されている。なお、本体11は、イ
ンパネ10において、エアバッグカバー部17以外の部
位を指す。
【0012】基材18は、オレフィン系熱可塑性エラス
トマーやスチレン系熱可塑性エラストマーから形成さ
れ、装飾シート19は、スキン層20、発泡層21、及
び、バリア層22の三層構造として構成されている。ス
キン層20は、軟質塩化ビニル、オレフィン系・スチレ
ン系熱可塑性エラストマー等から形成され、発泡層21
は、発泡ポリプロピレン等から形成され、バリア層22
は、基材18と相溶性を有したオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーやスチレン系熱可塑性エラストマーから形成
されている。
トマーやスチレン系熱可塑性エラストマーから形成さ
れ、装飾シート19は、スキン層20、発泡層21、及
び、バリア層22の三層構造として構成されている。ス
キン層20は、軟質塩化ビニル、オレフィン系・スチレ
ン系熱可塑性エラストマー等から形成され、発泡層21
は、発泡ポリプロピレン等から形成され、バリア層22
は、基材18と相溶性を有したオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーやスチレン系熱可塑性エラストマーから形成
されている。
【0013】なお、装飾シート19のスキン層20は、
インパネ10の触感と外観とを良好にするために配設さ
れ、発泡層21は、インパネ10の触感を良好にするた
めに配設され、バリア層22は、スキン層20と発泡層
21とが基材18の成形時の熱によって損傷しないよう
に配設され、さらに、装飾シート19は、予め、一体物
として準備されている。
インパネ10の触感と外観とを良好にするために配設さ
れ、発泡層21は、インパネ10の触感を良好にするた
めに配設され、バリア層22は、スキン層20と発泡層
21とが基材18の成形時の熱によって損傷しないよう
に配設され、さらに、装飾シート19は、予め、一体物
として準備されている。
【0014】そして、インパネ10は、装飾シート19
を真空成形してインパネ10の表面形状に賦形させた
後、基材18の成形型に、賦形された装飾シート19を
セットし、射出成形により基材18を成形して、製造さ
れている。
を真空成形してインパネ10の表面形状に賦形させた
後、基材18の成形型に、賦形された装飾シート19を
セットし、射出成形により基材18を成形して、製造さ
れている。
【0015】エアバッグカバー部17は、折り畳まれた
エアバッグ1の上方を覆う位置に配置される略長方形板
状としており、その周囲には、上方から見てコ字形状と
なる破断し易い破断予定部15が形成されている。
エアバッグ1の上方を覆う位置に配置される略長方形板
状としており、その周囲には、上方から見てコ字形状と
なる破断し易い破断予定部15が形成されている。
【0016】破断予定部15は、エアバッグ1の膨張時
に破断して、エアバッグカバー部17を開かせるように
形成されている。ちなみに、エアバッグカバー部17が
開く際のヒンジ部16は、「コ」字形の破断予定部15
の両端相互を直線的に結ぶ部位となる。
に破断して、エアバッグカバー部17を開かせるように
形成されている。ちなみに、エアバッグカバー部17が
開く際のヒンジ部16は、「コ」字形の破断予定部15
の両端相互を直線的に結ぶ部位となる。
【0017】なお、破断予定部15は、実施形態の場
合、装飾シート19と基材18とを共に薄肉にして形成
されている。そして、装飾シート19側では、装飾シー
ト19を真空成形する際、破断予定部15の部位の装飾
シート19を薄肉にするように薄く伸ばす。そして、基
材18側では、基材18の成形時に、破断予定部15の
部位の基材18を薄肉にするように型面で成形して、破
断予定部15を形成することとなる。ちなみに、バリア
層22が破断予定部15の部位で破断し難い場合には、
装飾シート19の賦形後に切除したり、基材18の成形
後に、基材18ごとバリア層22を切除して、破断予定
部15が破断し易いようにしても良い。
合、装飾シート19と基材18とを共に薄肉にして形成
されている。そして、装飾シート19側では、装飾シー
ト19を真空成形する際、破断予定部15の部位の装飾
シート19を薄肉にするように薄く伸ばす。そして、基
材18側では、基材18の成形時に、破断予定部15の
部位の基材18を薄肉にするように型面で成形して、破
断予定部15を形成することとなる。ちなみに、バリア
層22が破断予定部15の部位で破断し難い場合には、
装飾シート19の賦形後に切除したり、基材18の成形
後に、基材18ごとバリア層22を切除して、破断予定
部15が破断し易いようにしても良い。
【0018】さらに、エアバッグカバー部17の周縁の
下面側には、エアバッグ1を保持するケース4側に延び
る四角筒形状の取付壁部14が形成されている。取付壁
部14の所定位置には、ケース4と連結させるための取
付孔14aが形成されている。各取付孔14aは、基材
18を成形した後、穴明け加工により形成する。
下面側には、エアバッグ1を保持するケース4側に延び
る四角筒形状の取付壁部14が形成されている。取付壁
部14の所定位置には、ケース4と連結させるための取
付孔14aが形成されている。各取付孔14aは、基材
18を成形した後、穴明け加工により形成する。
【0019】なお、ケース4は、エアバッグ1を保持す
るとともに、エアバッグ1に膨張用のガスを供給するイ
ンフレーター2と、インフレーター2からのガスを拡散
させるガス流通孔3aを有したディフューザー3と、を
保持している。ディフューザー3は、ケース4を挿通す
る所定数のボルト3bを備え、各ボルト3bは、エアバ
ッグ1等を保持したケース4が車両に固定されるよう
に、車両のフレームから延びるブラケット6にナット5
止めされることとなる。さらに、ケース4は、インナー
パネル4aとアウターパネル4bとの間に、取付壁部1
4を挿入させ、アウターパネル4bに形成された爪4c
を各取付孔14aの周縁に係止させて、エアバッグカバ
ー部17を、折り畳まれたエアバッグ1の上方に適確に
配置させる役目を果すこととなる。
るとともに、エアバッグ1に膨張用のガスを供給するイ
ンフレーター2と、インフレーター2からのガスを拡散
させるガス流通孔3aを有したディフューザー3と、を
保持している。ディフューザー3は、ケース4を挿通す
る所定数のボルト3bを備え、各ボルト3bは、エアバ
ッグ1等を保持したケース4が車両に固定されるよう
に、車両のフレームから延びるブラケット6にナット5
止めされることとなる。さらに、ケース4は、インナー
パネル4aとアウターパネル4bとの間に、取付壁部1
4を挿入させ、アウターパネル4bに形成された爪4c
を各取付孔14aの周縁に係止させて、エアバッグカバ
ー部17を、折り畳まれたエアバッグ1の上方に適確に
配置させる役目を果すこととなる。
【0020】また、インパネ10の本体11の所定位置
には、インパネ10を車両の所定位置に固定するため
の、図示しないブラケットが配設され、インパネ10が
それらのブラケットで車両に固定された後、エアバッグ
1等を保持したケース4が、取付壁部14と接続させつ
つ、ボルト3bにより車両に固定されることとなる。
には、インパネ10を車両の所定位置に固定するため
の、図示しないブラケットが配設され、インパネ10が
それらのブラケットで車両に固定された後、エアバッグ
1等を保持したケース4が、取付壁部14と接続させつ
つ、ボルト3bにより車両に固定されることとなる。
【0021】そして、実施形態のインパネ10は、車両
の前後方向に沿って、エアバッグカバー部17の中央付
近を頂部23として、エアバッグカバー部17と、本体
11におけるエアバッグカバー部17の周縁部位13
と、の上面が上方へ膨らんで構成されている。実施形態
の場合、頂部23は、上方へ膨らみ始めた起点P(イン
パネ本体11における周縁部位13と一般部12との境
界地点)からの突出量hを30mmとし、また、上面側の
曲率半径rを100mmとしている。
の前後方向に沿って、エアバッグカバー部17の中央付
近を頂部23として、エアバッグカバー部17と、本体
11におけるエアバッグカバー部17の周縁部位13
と、の上面が上方へ膨らんで構成されている。実施形態
の場合、頂部23は、上方へ膨らみ始めた起点P(イン
パネ本体11における周縁部位13と一般部12との境
界地点)からの突出量hを30mmとし、また、上面側の
曲率半径rを100mmとしている。
【0022】このような実施形態のインパネ10では、
車両に装着した後、インフレーター2からガスが吐出さ
れれば、エアバッグ1が膨張することから、エアバッグ
1によって、エアバッグカバー部17が、破断予定部1
5を破断させて、ヒンジ部16を回転中心として開き、
その開いた開口から、エアバッグ1を突出させることと
なる。
車両に装着した後、インフレーター2からガスが吐出さ
れれば、エアバッグ1が膨張することから、エアバッグ
1によって、エアバッグカバー部17が、破断予定部1
5を破断させて、ヒンジ部16を回転中心として開き、
その開いた開口から、エアバッグ1を突出させることと
なる。
【0023】そして、実施形態のインパネ10では、エ
アバッグカバー部17が開いていない状態では、エアバ
ッグカバー部17とその周縁部位13との上面を上方へ
膨らませて構成されていることから、エアバッグカバー
部17やその周縁部位13の上面に缶ジュース等の物体
を載置できず、仮に、置いたとしても、エアバッグカバ
ー部17から離れたインパネ本体11の一般部12まで
ずり落ち、エアバッグカバー部17やその周縁部位13
の上面に物体を載置した状態でエアバッグ1を突出させ
ることが無い。
アバッグカバー部17が開いていない状態では、エアバ
ッグカバー部17とその周縁部位13との上面を上方へ
膨らませて構成されていることから、エアバッグカバー
部17やその周縁部位13の上面に缶ジュース等の物体
を載置できず、仮に、置いたとしても、エアバッグカバ
ー部17から離れたインパネ本体11の一般部12まで
ずり落ち、エアバッグカバー部17やその周縁部位13
の上面に物体を載置した状態でエアバッグ1を突出させ
ることが無い。
【0024】そして、インパネ10の上方へ突出した頂
部23を、膨らみの起点Pからの突出量hを30mmとし
て、曲率半径rを100mmとしているため、エアバッグ
カバー部17やその周縁部位13とインパネ本体11の
一般部12との高低差や曲面形状により、インパネ10
の意匠性が良好となる。
部23を、膨らみの起点Pからの突出量hを30mmとし
て、曲率半径rを100mmとしているため、エアバッグ
カバー部17やその周縁部位13とインパネ本体11の
一般部12との高低差や曲面形状により、インパネ10
の意匠性が良好となる。
【0025】なお、頂部23における膨らみの起点Pか
らの突出量hは、20〜50mmとすることが望ましい。
20mm未満では、缶ジュース等の物体を載置可能となっ
て好ましくなく、50mmを超えては、意匠性が低下して
好ましくないからである。
らの突出量hは、20〜50mmとすることが望ましい。
20mm未満では、缶ジュース等の物体を載置可能となっ
て好ましくなく、50mmを超えては、意匠性が低下して
好ましくないからである。
【0026】また、頂部23の曲率半径rは、70〜2
00mmとすることが望ましい。70mm未満では、頂部2
3が角張るようになって、意匠性が低下し、200mmを
超えては、缶ジュース等の物体を載置可能となって、好
ましくないからである。
00mmとすることが望ましい。70mm未満では、頂部2
3が角張るようになって、意匠性が低下し、200mmを
超えては、缶ジュース等の物体を載置可能となって、好
ましくないからである。
【0027】さらに、実施形態のインパネ10では、エ
アバッグカバー部17の周縁部位13の幅寸法(エアバ
ッグカバー部17と膨らみの起点Pとの間の寸法)W
は、破断予定部15をまたいで缶ジュース等の物体を載
置できないように、少なくとも20mm以上を確保するこ
とが望ましい。ちなみに、この幅寸法Wの上限は、イン
パネ10から突出するエアバッグ1に対応したエアバッ
グカバー部17の大きさを、インパネ10に確保できれ
ば、限定されるものでは無い。
アバッグカバー部17の周縁部位13の幅寸法(エアバ
ッグカバー部17と膨らみの起点Pとの間の寸法)W
は、破断予定部15をまたいで缶ジュース等の物体を載
置できないように、少なくとも20mm以上を確保するこ
とが望ましい。ちなみに、この幅寸法Wの上限は、イン
パネ10から突出するエアバッグ1に対応したエアバッ
グカバー部17の大きさを、インパネ10に確保できれ
ば、限定されるものでは無い。
【0028】さらにまた、実施形態のインパネ10で
は、上方へ膨らむ頂部23を、エアバッグカバー部17
の中央付近に配置させた場合を示したが、エアバッグカ
バー部17とその周縁部位13の上面に物体を載置でき
なければ、インパネ本体11の部位に頂部23を配置さ
せても良い。そして、その場合には、エアバッグカバー
部17やその周縁部位13を、実施形態のような曲面状
で無くとも、傾斜した平面状としても良い。
は、上方へ膨らむ頂部23を、エアバッグカバー部17
の中央付近に配置させた場合を示したが、エアバッグカ
バー部17とその周縁部位13の上面に物体を載置でき
なければ、インパネ本体11の部位に頂部23を配置さ
せても良い。そして、その場合には、エアバッグカバー
部17やその周縁部位13を、実施形態のような曲面状
で無くとも、傾斜した平面状としても良い。
【0029】さらにまた、実施形態のインパネ10で
は、エアバッグカバー部17やその周縁部位13との上
方へ膨らませる形状を、車両の前後方向で膨らませ、車
両の左右方向においては、エアバッグカバー部17とエ
アバッグカバー部17の近傍の周縁部位13a(図2参
照)とが略水平方向となるように形成したが、エアバッ
グカバー部17とその周縁部位13との上方へ膨らませ
る形状は、物体を載置できなければ良いことから、車両
の前後方向で膨らませるばかりで無く、車両の左右方向
等で膨らませても良く、さらに、複数方向で、上方へ膨
らむようにしても良い。さらに、その上方へ膨らませる
形状は、曲面状でなくとも、山形状であっても、請求項
1の作用・効果を得ることができる。
は、エアバッグカバー部17やその周縁部位13との上
方へ膨らませる形状を、車両の前後方向で膨らませ、車
両の左右方向においては、エアバッグカバー部17とエ
アバッグカバー部17の近傍の周縁部位13a(図2参
照)とが略水平方向となるように形成したが、エアバッ
グカバー部17とその周縁部位13との上方へ膨らませ
る形状は、物体を載置できなければ良いことから、車両
の前後方向で膨らませるばかりで無く、車両の左右方向
等で膨らませても良く、さらに、複数方向で、上方へ膨
らむようにしても良い。さらに、その上方へ膨らませる
形状は、曲面状でなくとも、山形状であっても、請求項
1の作用・効果を得ることができる。
【0030】さらにまた、実施形態のインパネ10は、
エアバッグカバー部17を、インパネ本体11と一体的
に形成されたものを例示したが、エアバッグカバー部1
7(若しくはその周縁部位13も含めて)を、インパネ
本体11に組み付けるようなインパネ10として構成し
ても良い。ちなみに、図3に示すインパネ10は、エア
バッグカバー部17と周縁部位13とが、エアバッグ
1、インフレーター2、ディフューザー3、及び、ケー
ス4とからなるエアバッグモジュールMの部品として構
成され、予め、エアバッグモジュールMとして組み立て
られるものであり、エアバッグモジュールMを車両に装
着する際、エアバッグカバー部17と周縁部位13とが
インパネ本体11の開口11aに嵌め込まれて、インパ
ネ10を形成することとなる。さらに、図3に示すイン
パネ10では、破断予定部15が上方から見てH字形状
に配設され、破断予定部15の破断で開くエアバッグカ
バー部17が2つ配設されて構成されており、このよう
に、インパネ10にエアバッグカバー部17を複数配設
させても良い。
エアバッグカバー部17を、インパネ本体11と一体的
に形成されたものを例示したが、エアバッグカバー部1
7(若しくはその周縁部位13も含めて)を、インパネ
本体11に組み付けるようなインパネ10として構成し
ても良い。ちなみに、図3に示すインパネ10は、エア
バッグカバー部17と周縁部位13とが、エアバッグ
1、インフレーター2、ディフューザー3、及び、ケー
ス4とからなるエアバッグモジュールMの部品として構
成され、予め、エアバッグモジュールMとして組み立て
られるものであり、エアバッグモジュールMを車両に装
着する際、エアバッグカバー部17と周縁部位13とが
インパネ本体11の開口11aに嵌め込まれて、インパ
ネ10を形成することとなる。さらに、図3に示すイン
パネ10では、破断予定部15が上方から見てH字形状
に配設され、破断予定部15の破断で開くエアバッグカ
バー部17が2つ配設されて構成されており、このよう
に、インパネ10にエアバッグカバー部17を複数配設
させても良い。
【図1】本発明の一実施形態のインパネの使用態様を示
す断面図であり、図2のI−I部位に対応する。
す断面図であり、図2のI−I部位に対応する。
【図2】同実施形態の要部を示す斜視図である。
【図3】同実施形態の変形例を示す断面図である。
1…エアバッグ、 10…(インストルメントパネル)インパネ、 13…周縁部位、 17…エアバッグカバー部、 23…頂部、 h…突出量、 r…曲率半径、 P…膨らみの起点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 哲也 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 古田 剣一 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 折り畳まれたエアバッグを覆うエアバッ
グカバー部を上部に配置させてなるトップマウントタイ
プのインストルメントパネルであって、 前記エアバッグカバー部と前記エアバッグカバー部周縁
との上面に物体を載置不能に、前記エアバッグカバー部
と前記エアバッグカバー部周縁とが、上面を上方へ膨ら
ませて構成されていることを特徴とするインストルメン
トパネル。 - 【請求項2】 上方へ膨らんだ頂部が、膨らみの起点か
らの突出量を20mm以上として、曲率半径を200mm以
下としていることを特徴とする請求項1記載のインスト
ルメントパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317891A JPH09156400A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | インストルメントパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317891A JPH09156400A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | インストルメントパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09156400A true JPH09156400A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18093213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7317891A Withdrawn JPH09156400A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | インストルメントパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09156400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0947396A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-06 | Ecia - Equipements Et Composants Pour L'industrie Automobile | Pièce d'équipement de véhicule automobile équipée d'un module à sac gonflable |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7317891A patent/JPH09156400A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0947396A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-06 | Ecia - Equipements Et Composants Pour L'industrie Automobile | Pièce d'équipement de véhicule automobile équipée d'un module à sac gonflable |
FR2776974A1 (fr) * | 1998-04-03 | 1999-10-08 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Piece d'equipement de vehicule automobile equipee d'un module a sac gonflable |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |