JP3473185B2 - エアバッグ装置用内装部材 - Google Patents

エアバッグ装置用内装部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車内の前部に
配置されるインストルメントパネル、車内側のドアトリ
ム、シートバック等の自動車の内装部材に関し、特に、
その一部に、エアバッグ装置の折り畳まれたエアバッグ
を覆い、エアバッグの膨張時に開く扉部を配置させてい
るエアバッグ装置用内装部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内装部材では、特開平5
−162603号公報に記載されているインストルメン
トパネル(以下、インパネと略す)が知られており、そ
の構成は、インパネ本体と、折り畳まれたエアバッグを
覆う位置に配置される扉部と、扉部の周囲に配置されて
エアバッグの膨張時に破断する破断予定部と、破断予定
部の破断時に扉部とインパネ本体とを連結して扉部の回
転中心部位となるヒンジ部と、を備えて構成され、イン
パネ本体・扉部・破断予定部・及びヒンジ部がフィラー
入りのポリプロピレン等の同一の材質から形成されてい
た。
【0003】このようなインパネでは、インパネ本体と
しては、耐候性・耐熱性・剛性(形状保持性)・耐衝撃
性を確保する必要がある。
【0004】一方、エアバッグの膨張時に破断する破断
予定部としては、破片を生じさせない破断し易さが必要
となり、扉部とインパネ本体とを連結するヒンジ部とし
ては、展開性(扉部の開き易さ)等の性質が必要とな
る。
【0005】しかし、剛性と、上記破断し易さや展開性
とは、相反する性質となるため、両者の性質を満足する
材質の選定が、副資材やそれらの混合料等の設定も含め
て、難しかった。
【0006】また、扉部を保持するヒンジ部、あるい
は、扉部を開かせるための扉部の周囲に配置される破断
予定部、の肉厚の管理も厳格なものが要求されることと
なっていた。
【0007】そのため、これらの作業の困難性を低減す
るために、剛性を確保し易い合成樹脂材料を選定し、ヒ
ンジ部の展開性を確保するために、ヒンジ部を薄肉にす
るとともにアラミド繊維等からなる強靭で可撓性を有し
たネット等の補強材を配設させて、解決することとなっ
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような補
強材を利用する場合には、インパネを成形する際、作業
者が手作業でいちいち可撓性を有した補強材を成形型の
所定位置にセットする必要が生じ、インパネ等の内装部
材の製造に手間がかかることとなっていた。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、内装部材に必要な剛性とエアバッグの膨張時の扉部
の開き易さとを確保して、容易に製造することができる
エアバッグ装置用内装部材を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置用内装部材は、本体と、該本体に周囲を囲まれて、
エアバッグ装置の折り畳まれたエアバッグを覆う蓋部
と、を備えて構成され、前記蓋部が、折り畳まれた前記
エアバッグを覆う扉部と、該扉部の周囲の裏面側を凹ま
せて前記エアバッグの膨張時に分離する破断予定部と、
該破断予定部の破断時に前記扉部の回転中心部位となる
ヒンジ部と、を備えて構成されているエアバッグ装置用
内装部材であって、前記本体が、硬質合成樹脂から形成
されるとともに、前記蓋部の表面側を覆う薄肉の被覆部
と、一般部と、から構成され、前記蓋部が、前記本体の
硬質合成樹脂と相溶性を有する熱可塑性エラストマーか
ら形成されていることを特徴とする。
【0011】前記蓋部の裏面側の外周縁は、前記エアバ
ッグ装置と連結されるブラケットを突設させても良い。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係る内装部材では、内装
部材が、本体と、本体に周囲を囲まれて、エアバッグ装
置の折り畳まれたエアバッグを覆う蓋部と、を備えて構
成され、本体が、硬質合成樹脂製として、蓋部が、本体
の硬質合成樹脂と相溶性を有する熱可塑性エラストマー
から形成されている。
【0013】すなわち、内装部材本体が、硬質合成樹脂
製であるため、その一般部が剛性を確保し易く、また、
蓋部の表面側を被覆する硬質合成樹脂製の被覆部が、薄
肉であり、撓み易く、かつ、蓋部が、熱可塑性エラスト
マー製であるため、本体より弾力性を有し、ヒンジ部の
展開性を確保し易い。そして、蓋部の破断予定部は、蓋
部の裏面側を凹ませて形成しているため、支障無く分離
させることができる。さらに、本体の被覆部も、薄肉で
あるため、破断予定部とともに容易に分離する。
【0014】そしてまた、内装部材の製造時には、本体
を成形した後に蓋部を成形する2色成形で済み、従来の
可撓性を有した補強材を所定位置にセットして製造する
方法に比べ、本体が剛性を有していることから、蓋部の
成形時に所定位置に配置させる作業を手作業で行なわな
くとも、自動化し易く、容易に製造することが可能とな
る。
【0015】したがって、本発明に係るエアバッグ装置
用内装部材では、内装部材に必要な剛性とエアバッグの
膨張時の扉部の開き易さとを確保して、容易に製造する
ことができる。
【0016】また、蓋部の表面側には、本体の一般部か
ら延びる被覆部が配設されることから、内装部材の表面
側の外観を統一でき、統一的な意匠性を確保することが
できる。
【0017】さらに、蓋部の裏面側の外周縁に、エアバ
ッグ装置と連結されるブラケットを突設させておき、そ
のブラケットをエアバッグ装置と連結させれば、扉部と
エアバッグ装置との位置決めが容易に行なえることとな
り、エアバッグの膨張時に、適確に扉部を開かせること
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0019】第1実施例の内装部材は、図1〜3に示す
ように、インパネ10であり、本体11と、本体11に
周囲を囲まれて、エアバッグ装置1の折り畳まれたエア
バッグ2を覆う蓋部12と、を備えて構成されている。
【0020】エアバッグ装置1について説明すると、エ
アバッグ装置1は、折り畳まれて収納される袋状のエア
バッグ2と、エアバッグ2に膨張用のガスを供給するシ
リンダタイプのインフレーター3と、インフレーター3
からのガスを拡散させてエアバッグ2内に流入させる筒
状のディフューザー4と、エアバッグ2・インフレータ
ー3・ディフューザー4の周囲を覆う箱形状のケース5
と、を備えて構成されている。
【0021】なお、4aは、インフレーター3からのガ
スをエアバッグ2内へ拡散させて流入させるガス流通孔
であり、4bは、ディフューザー4から複数突設される
ボルトであり、これらのボルト4bは、ナット6止めす
ることにより、ケース5、エアバッグ2、ディフューザ
ー4を一体化するとともに、車両のフレームから突設さ
れるブラケット7にエアバッグ装置1を取付固定するも
のである。
【0022】また、ケース5は、側壁部位が、インナー
パネル5aとアウターパネル5bとの二重構造として構
成され、アウターパネル5bには、切り起こされてイン
ナーパネル5a側に延びる所定数の爪5cが形成されて
いる。これらの爪5cは、後述するブラケット16を係
止するものである。
【0023】蓋部12には、折り畳まれたエアバッグ2
を覆う2つの扉部13と、各扉部13の周囲の裏面側を
凹ませてエアバッグ2の膨張時に破断する薄肉の破断予
定部14と、破断予定部14の破断時に各扉部13の回
転中心部位となるヒンジ部15と、を備えて構成されて
いる。
【0024】破断予定部14は、実施例の場合、上方か
ら見て、H字形に形成され、「H」の字の上下端の間の
部位に、ヒンジ部15が配設される構成としている。な
お、破断予定部14を形成する凹部14aは、連続的に
形成しても断続的に形成しても良い。また、破断予定部
14は、上方から見て「U」字形状に形成し、1つの扉
部を開かせるように構成しても良い。
【0025】さらに、実施例のインパネ10には、蓋部
12の裏面側の外周縁に、四角筒形状に延びるブラケッ
ト16が突設され、ブラケット16には、エアバッグ装
置1のケース5におけるアウターパネル5bの爪5cを
挿入係止させる取付孔16aが形成されている。
【0026】そして、インパネ本体11は、フィラー入
りのポリプロピレン(PPF)から形成されるととも
に、蓋部12の表面側を覆う薄肉の被覆部11bと、一
般部11aと、から構成されている。
【0027】また、蓋部12は、PPFと相溶性のある
オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)から形成
されている。なお、この蓋部12は、PPFと相溶性の
あるスチレン系熱可塑性エラストマー(SBC)から形
成しても良い。SBCとしては、スチレン・エチレン・
ブチレン・ブロックコポリマー(SEBS)、スチレン
・イソプレン・ブロックコポリマー(SIS)、スチレ
ン・ブタジエン・ブロックコポリマー(SBS)、スチ
レン・エチレン・プロピレ・ブロックコポリマー(SE
PS)がある。
【0028】インパネ本体11としての機械的性質とし
ては、一般部11aの剛性を確保するため、曲げ弾性率
を2000MPa 以上とするものを使用する。
【0029】そして、一般部11aの平均肉厚は、剛性
を確保するために、3.5mm以上とし、被覆部11bの
肉厚は、展開性を確保するために、0.1〜0.3mm
(実施例では0.2mm)としている。0.1mm未満で
は、蓋部12の表面側の全面を奇麗に被覆し難く、0.
3mmを超えては、展開性を阻害するからである。
【0030】また、蓋部12の機械的性質としては、破
断予定部14として、破片を生じさせない破断し易さが
必要となり、ヒンジ部15として、展開性(扉部の開き
易さ)が必要となるため、引張破断応力を50〜100
Kgf/cm2 の範囲のものを使用する。
【0031】そして、蓋部12の扉部13やヒンジ部1
5の厚さは、3.0mm以上(実施例では3.5mm)とし
ている。3.0mm未満では、インパネ10の一部として
の剛性が不足する不都合が生ずるからである。
【0032】第1実施例のインパネ10の製造について
述べると、成形には、図4に示すような、本体11と蓋
部12とを成形可能な2段スライドコア仕様の射出成形
型18を使用する。この成形型18は、割型18a・1
8bとを備えるとともに、割型18bには、蓋部12を
成形可能な四角筒形状のスライドコア18cと四角柱形
状のスライドコア18dとが配設されている。
【0033】そして、まず、成形型18を型締めして、
本体11を成形する(図4の上段参照)。この時、割型
18b内に配置されたスライドコア18c・18dと割
型18aの型面との間には、被覆部11bを成形可能な
間隙を設けておく。
【0034】インパネ本体11を成形したならば、スラ
イドコア18cを大きく戻すように下げるとともに、ス
ライド18dを少し下げて、蓋部12(この成形時に
は、破断予定部14の凹部14aや取付孔16aは形成
されていない)を射出成形により形成する(図4の下段
参照)。
【0035】そして、蓋部12が固化すれば、型開きさ
せて離型させ、破断予定部14の凹部14aと取付孔1
6aとを超音波ウエルダ等で形成すれば、インパネ10
を製造することができる。なお、破断予定部14の凹部
14aを設ける際、エアバッグ2の膨張時に、応力集中
が生じて、破断予定部14とともに被覆部11bが破断
し易いように、連続的若しくは断続的に、被覆部11b
の裏面側に凹部を設けても良い。
【0036】このように製造したインパネ10は、車両
に装着した後、エアバッグ装置1と連結させる際には、
各ボルト4bを利用して一体化したエアバッグ装置1の
ケース5におけるインナーパネル5aとアウターパネル
5bとの間にブラケット16を挿入して、各爪5cを取
付孔16aに挿入係止させ、インパネ10とエアバッグ
装置1とを連結させるとともに、ブラケット7を各ボル
ト4bにナット6止めし、ブラケット7の他端を図示し
ないフレームに固定させれば、インパネ10と連結させ
てエアバッグ装置1を車両に装着することができる。な
お、インパネ10には、車両に装着する際、所定の計器
等を配設させることとなる。
【0037】そして、所定時、インフレーター3からガ
スが吐出されれば、そのガスがディフューザー4のガス
流通孔4aを経てエアバッグ2内に流入され、エアバッ
グ2は、破断予定部14とその位置の被覆部11bとを
破断させて、ヒンジ部15を回転中心として扉部13を
開かせ、大きく膨張することとなる。
【0038】以上のように、この第1実施例のインパネ
10では、インパネ本体11が、硬質合成樹脂製である
ため、その一般部11aが剛性を確保し易く、また、蓋
部12の表面側を被覆する硬質合成樹脂製の被覆部11
bが、薄肉であり、撓み易く、かつ、蓋部12が、熱可
塑性エラストマー製であるため、本体11の一般部11
aより弾力性を有し、ヒンジ部15の展開性を確保し易
い。そして、蓋部12の破断予定部14は、蓋部12の
裏面側を凹ませて薄肉として形成しているため、支障無
く破断させることができる。また、本体11の被覆部1
1bも、薄肉であるため、破断予定部14とともに破断
し易い。さらに、本体11と蓋部12とは、蓋部12が
本体11と相溶性を有した材質から形成されているた
め、接合力が高く、剥れ等は生じない。
【0039】そしてまた、インパネ10の製造時には、
本体11を成形した後に蓋部12を成形する2色成形で
済み、従来の可撓性を有した補強材を所定位置にセット
して製造する方法に比べ、本体11が剛性を有している
ことから、蓋部12の成形時に所定位置に配置させる作
業を手作業で行なわなくとも、2段スライドコア仕様の
成形型18を使用して、自動化して成形できることか
ら、容易に製造することが可能となる。
【0040】なお、実施例の成形型18を使用すること
なく、本体11を成形した後、蓋部12を成形する成形
型に本体11をセットしてインサート成形してインパネ
10を製造しても良く、その場合でも、本体11が剛性
を有しているため、容易にロボット等で本体11を把持
して移送できるため、容易に製造できる効果を得ること
ができる。
【0041】したがって、第1実施例のインパネ10で
は、インパネ本体11に必要な剛性とエアバッグ2の膨
張時の扉部13の開き易さとを確保して、容易に製造す
ることができる。
【0042】さらに、第1実施例のインパネ10では、
蓋部12の表面側に、本体11の一般部11aから延び
る被覆部11bが配設されていることから、インパネ1
0の表面側の外観を統一でき、統一的な意匠性を確保す
ることができる。
【0043】さらにまた、第1実施例のインパネ10で
は、蓋部12の裏面側の外周縁に、エアバッグ装置1と
連結されるブラケット16が突設されているため、ブラ
ケット16を利用して、インパネ10とエアバッグ装置
1と連結させれば、扉部13とエアバッグ装置1との位
置決めが容易に行なえることとなり、エアバッグ2の膨
張時に、適確に扉部13を開かせることとができる。
【0044】なお、第1実施例のインパネ10では、エ
アバッグ装置1のケース5とブラケット16とを連結さ
せる構造として、取付孔16aにケース5の爪5cを挿
入係止させるものを示したが、図5に示す第2実施例の
インパネ20のように、ケース5に設けた取付孔5dと
ブラケット16の取付孔16aとを挿通するリベット2
1を利用して、両者を連結しても良く、さらに、ボルト
・ナットを利用するようにしても良い。
【0045】また、第1・2実施例のインパネ10・2
0では、エアバッグ装置1と連結させるために、四角筒
形状のブラケット16を設けたもの示したが、これらの
ブラケット16は、エアバッグ装置1のエアバッグ2の
周囲を囲むケース5に連結されれば、筒形状に形成する
必要はなく、単に、板状のブラケットとして、ケース5
に連結させても良い。
【0046】そして、エアバッグ装置1を蓋部12の裏
面側に精度良く配置できれば、ブラケット16は不要と
なり、図6に示す第3実施例のインパネ30のように構
成しても良い。
【0047】図6に示す第3実施例のインパネ30は、
本体11がPPFから形成され、2つの扉部13・上方
から見て「H」字形状に配設される破断予定部14・ヒ
ンジ部15を備えた蓋部12が、SEBSから形成され
て構成されており、ブラケット16の無い点を除いて、
第1実施例のインパネ10と同様な効果を奏する。
【0048】さらに、第1〜3実施例では、蓋部12の
破断予定部14として、凹部14aを設けて薄肉とした
ものを示したが、凹部14aをさらに被覆部11bまで
深く設けて、熱可塑性エラストマー材を存在させないよ
うにして、破断予定部14としても良い。
【0049】また、本体11の被覆部11bには、破断
予定部14に対応させて、表面側に凹部を設けたり、あ
るいは、上述のように、凹部14aを深くして、裏面側
に凹部を設けても良い。
【0050】さらにまた、第1〜3実施例では、インパ
ネ10・20・30について説明したが、勿論、本発明
は、インパネ以外のエアバッグ装置のエアバッグを覆う
ように配設されるドアトリム・シートバック等の自動車
内装部材に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の使用態様を示す断面図で
ある。
【図2】同実施例の斜視図である。
【図3】同実施例とエアバッグ装置との連結構造を示す
斜視図である。
【図4】同実施例の成形工程を示す断面図である。
【図5】第2実施例の使用態様を示す断面図である。
【図6】第3実施例の使用態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1…エアバッグ装置、 2…エアバッグ、 10・20・30…(内装部材)インパネ、 11…本体、 11a…一般部、 11b…被覆部、 12…蓋部、 13…扉部、 14…破断予定部、 15…ヒンジ部、 16…ブラケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−52566(JP,A) 特開 平5−162603(JP,A) 特開 平6−156175(JP,A) 特開 平8−48201(JP,A) 特開 平5−193434(JP,A) 特開 平5−69451(JP,A) 特開 平3−90330(JP,A) 特開 平1−195036(JP,A) 特公 平6−20768(JP,B2) 米国特許5458361(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32 B60K 37/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、該本体に周囲を囲まれて、エア
    バッグ装置の折り畳まれたエアバッグを覆う蓋部と、を
    備えて構成され、 前記蓋部が、折り畳まれた前記エアバッグを覆う扉部
    と、該扉部の周囲の裏面側を凹ませて前記エアバッグの
    膨張時に分離する破断予定部と、該破断予定部の破断時
    に前記扉部の回転中心部位となるヒンジ部と、を備えて
    構成されているエアバッグ装置用内装部材であって、 前記本体が、硬質合成樹脂から形成されるとともに、前
    記蓋部の表面側を覆う薄肉の被覆部と、一般部と、から
    構成され、 前記蓋部が、前記本体の硬質合成樹脂と相溶性を有する
    熱可塑性エラストマーから形成されていることを特徴と
    するエアバッグ装置用内装部材。
  2. 【請求項2】 前記本体の硬質合成樹脂が、フィラー入
    りのポリプロピレンから形成され、 前記蓋部の熱可塑性エラストマーが、オレフィン系熱可
    塑性エラストマー若しくはスチレン系熱可塑性エラスト
    マーから形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のエアバッグ装置用内装部材。
  3. 【請求項3】 前記蓋部の裏面側の外周縁から、前記エ
    アバッグ装置と連結されるブラケットが突設されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のエアバッグ装
    置用内装部材。
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