JPH09156266A - Icカードとその製造法 - Google Patents
Icカードとその製造法Info
- Publication number
- JPH09156266A JPH09156266A JP7313817A JP31381795A JPH09156266A JP H09156266 A JPH09156266 A JP H09156266A JP 7313817 A JP7313817 A JP 7313817A JP 31381795 A JP31381795 A JP 31381795A JP H09156266 A JPH09156266 A JP H09156266A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- thickness
- adhesive sheet
- layer
- substrate
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/28—Applying non-metallic protective coatings
- H05K3/281—Applying non-metallic protective coatings by means of a preformed insulating foil
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/22—Secondary treatment of printed circuits
- H05K3/28—Applying non-metallic protective coatings
- H05K3/284—Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components
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Abstract
(57)【要約】
【課題】経済的に優れたICカードとその製造法を提供
すること。 【解決手段】複数の部品を実装したICカード基板に、
最も高い部品以上の厚みとなるように、少なくとも1層
以上貼り合して作製した接着剤シート積層体が挿入さ
れ、この上下面に複数層フィルムが貼付されたこと。
すること。 【解決手段】複数の部品を実装したICカード基板に、
最も高い部品以上の厚みとなるように、少なくとも1層
以上貼り合して作製した接着剤シート積層体が挿入さ
れ、この上下面に複数層フィルムが貼付されたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップを実装
し、カード状に成形されるICカードとその製造法に関
するものである。
し、カード状に成形されるICカードとその製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在広く用いられているキャッシュカー
ド、クレジットカード等は、プラスチックカードに磁気
ストライプを塗布し、これに記録された情報を読み取り
できるようにしたものである。このような磁気記録方式
のものでは、第三者によって情報が解読され易い、記録
可能な情報量が少ないといった欠点がある。そこで近年
メモリ、CPU等の機能を有するICをカード状基体に
実装した、いわゆるICカードが開発され、既に実用段
階に達しつつある。
ド、クレジットカード等は、プラスチックカードに磁気
ストライプを塗布し、これに記録された情報を読み取り
できるようにしたものである。このような磁気記録方式
のものでは、第三者によって情報が解読され易い、記録
可能な情報量が少ないといった欠点がある。そこで近年
メモリ、CPU等の機能を有するICをカード状基体に
実装した、いわゆるICカードが開発され、既に実用段
階に達しつつある。
【0003】このようなICカードの製造方法として、
従来、プリント板の上にICチップを搭載・実装し、注
型樹脂にはめ込んでカード状に成形するという方法が一
般にとられている。その後、カード表面に文字、記号、
絵柄等が印刷される。そのため、カード表面形状は印刷
性に大きく影響し、平滑にすることが必要である。
従来、プリント板の上にICチップを搭載・実装し、注
型樹脂にはめ込んでカード状に成形するという方法が一
般にとられている。その後、カード表面に文字、記号、
絵柄等が印刷される。そのため、カード表面形状は印刷
性に大きく影響し、平滑にすることが必要である。
【0004】例えば、導電性材料により回路を形成した
プラスチックフィルム上に部品を実装し、部品部を開口
した接着剤付プラスチックフィルムであるスペーサ層に
より、凹凸を低減することが、特開平7−21785号
公報、特開平7−123574号公報、あるいは特開平
7−21791号公報に開示されている。
プラスチックフィルム上に部品を実装し、部品部を開口
した接着剤付プラスチックフィルムであるスペーサ層に
より、凹凸を低減することが、特開平7−21785号
公報、特開平7−123574号公報、あるいは特開平
7−21791号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術に示した何れも、部品の凹凸をスペーサ層により吸
収しており、良好な平滑性が得られる反面、以下のよう
な課題がある。 (1)部品形状にスペーサ層を穴あけする必要があり、
工数が多い。 (2)部品を実装したICカード基板とスペーサ層とを
接着する時、部品とスペーサ層の穴との位置合わせが非
常に難しく作業性が低い。 (3)ICカード基板とスペーサ層との接着後、部品と
穴との間に隙間が生じ、気泡が残存し易く長期の接着信
頼性が低い。
技術に示した何れも、部品の凹凸をスペーサ層により吸
収しており、良好な平滑性が得られる反面、以下のよう
な課題がある。 (1)部品形状にスペーサ層を穴あけする必要があり、
工数が多い。 (2)部品を実装したICカード基板とスペーサ層とを
接着する時、部品とスペーサ層の穴との位置合わせが非
常に難しく作業性が低い。 (3)ICカード基板とスペーサ層との接着後、部品と
穴との間に隙間が生じ、気泡が残存し易く長期の接着信
頼性が低い。
【0006】本発明は、精度と経済性に優れたICカー
ドとその製造法を提供することを目的とする。
ドとその製造法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードは、
複数の部品を実装したICカード基板に、最も高い部品
以上の厚みとなるように、少なくとも1層以上貼り合し
て作製した接着剤シート積層体が挿入され、この上下面
に複数層フィルムが貼付されたことを特徴とする。
複数の部品を実装したICカード基板に、最も高い部品
以上の厚みとなるように、少なくとも1層以上貼り合し
て作製した接着剤シート積層体が挿入され、この上下面
に複数層フィルムが貼付されたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる接着剤シート
の厚みは、3〜50μmの範囲であることが好ましい。
この範囲より薄いものは製造することが困難であり、こ
の範囲より厚いものは、複数枚重ねて用いるには厚すぎ
ることに加え、高さの調整がとびとびになって、製造効
率を低下させる。
の厚みは、3〜50μmの範囲であることが好ましい。
この範囲より薄いものは製造することが困難であり、こ
の範囲より厚いものは、複数枚重ねて用いるには厚すぎ
ることに加え、高さの調整がとびとびになって、製造効
率を低下させる。
【0009】接着剤シート厚みと最も高い部品の高さと
の関係は、接着剤シート厚み/最も高い部品の高さ=
1.1から1.8の範囲であることが好ましい。この範
囲未満であると平滑性が顕著に低下し、超えると接着剤
厚が厚くなり接着時に接着剤のしみだしが発生し、外観
不良となる。
の関係は、接着剤シート厚み/最も高い部品の高さ=
1.1から1.8の範囲であることが好ましい。この範
囲未満であると平滑性が顕著に低下し、超えると接着剤
厚が厚くなり接着時に接着剤のしみだしが発生し、外観
不良となる。
【0010】接着剤シートとしては、飽和ポリエステル
系、クロロプレンゴム系、NBR系、SBR系、ブチラ
ール系、酢酸ビニル系、EVA系、ブチルゴム系、ニト
リル系等の熱可塑系接着剤あるいはエポキシ系、アクリ
ル系等の熱硬化系接着剤が使用でき、加熱により部品の
凹凸に追従し易い熱可塑系接着剤が好適である。
系、クロロプレンゴム系、NBR系、SBR系、ブチラ
ール系、酢酸ビニル系、EVA系、ブチルゴム系、ニト
リル系等の熱可塑系接着剤あるいはエポキシ系、アクリ
ル系等の熱硬化系接着剤が使用でき、加熱により部品の
凹凸に追従し易い熱可塑系接着剤が好適である。
【0011】本発明のICカードの製造法は、従来のス
ペーサ層の代わりに、接着剤シートを複数使用すること
により、部品群の異なる高さを吸収することを容易にし
た。また、均一な高さの薄型部品を使用すれば、1層の
みの接着剤シートとなり、ICカードの製造を更に簡略
化することができる。
ペーサ層の代わりに、接着剤シートを複数使用すること
により、部品群の異なる高さを吸収することを容易にし
た。また、均一な高さの薄型部品を使用すれば、1層の
みの接着剤シートとなり、ICカードの製造を更に簡略
化することができる。
【0012】
【実施例】 実施例1 図1に、カード基板上に実装される部品群の高さが異な
る場合のICカードの断面構成を示す。 ・125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム
に銅箔を貼り合わせた基材の、不要な銅箔をエッチング
除去し、カード基板1とし、その上にICチップ2(2
20μm厚、4×4mmサイズ)、アンテナ3(300
μm厚さ、直径10mm)及びペーパー電池4(100
μm厚、15×10mmサイズ)を搭載した。 ・1層の厚みが50μmの接着剤シートを7枚貼付し、
総厚350μmの接着剤シート積層体5を作製し、部品
上に挿入した。 ・接着剤シート積層体上面に125μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に感熱性接着剤を10μ
m塗布したものと、更にカード基板1の下面に125μ
m厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に感
熱性接着剤を10μm塗布したものを、カバーフィルム
7として貼付し、総厚735μmのICカードを得た。
る場合のICカードの断面構成を示す。 ・125μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム
に銅箔を貼り合わせた基材の、不要な銅箔をエッチング
除去し、カード基板1とし、その上にICチップ2(2
20μm厚、4×4mmサイズ)、アンテナ3(300
μm厚さ、直径10mm)及びペーパー電池4(100
μm厚、15×10mmサイズ)を搭載した。 ・1層の厚みが50μmの接着剤シートを7枚貼付し、
総厚350μmの接着剤シート積層体5を作製し、部品
上に挿入した。 ・接着剤シート積層体上面に125μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に感熱性接着剤を10μ
m塗布したものと、更にカード基板1の下面に125μ
m厚のポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に感
熱性接着剤を10μm塗布したものを、カバーフィルム
7として貼付し、総厚735μmのICカードを得た。
【0013】実施例2 図2に、カード基板上に実装される部品群の高さが、同
じ場合のICカードの断面構成を示す。 ・188μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム
をカード基板10とし、その上にICチップ11(28
0μm厚、5×5mmサイズ)、アンテナ12(270
μm厚さ、直径15mm)及びペーパー電池13(26
0μm厚、15×10mmサイズ)を搭載した。 ・1層の厚みが50μmの接着剤シートを7枚貼付し、
総厚350μmの接着剤シート積層体14を作製し、部
品上に挿入した。 ・接着剤シート積層体上面に100μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に感熱性接着剤を10μ
m塗布したカバーフィルム15と、更にカード基板10
の下面に100μm厚のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に感熱性接着剤を10μm塗布したカバー
フォイルム16を貼付し、総厚748μmのICカード
を得た。
じ場合のICカードの断面構成を示す。 ・188μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム
をカード基板10とし、その上にICチップ11(28
0μm厚、5×5mmサイズ)、アンテナ12(270
μm厚さ、直径15mm)及びペーパー電池13(26
0μm厚、15×10mmサイズ)を搭載した。 ・1層の厚みが50μmの接着剤シートを7枚貼付し、
総厚350μmの接着剤シート積層体14を作製し、部
品上に挿入した。 ・接着剤シート積層体上面に100μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に感熱性接着剤を10μ
m塗布したカバーフィルム15と、更にカード基板10
の下面に100μm厚のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に感熱性接着剤を10μm塗布したカバー
フォイルム16を貼付し、総厚748μmのICカード
を得た。
【0014】
【発明の効果】本発明のICカードは、少なくとも1層
以上の接着剤シートを設けているため、ICカードの基
板上に実装した部品群の異なる高さを、接着剤で容易に
カバーすることができる。その結果、完成されたICカ
ード表面を平滑にし、優れた外観性、印刷性を得ること
ができる。更に、スペーサ層を使用していないため、I
Cカードの製造工程を簡略化できる。
以上の接着剤シートを設けているため、ICカードの基
板上に実装した部品群の異なる高さを、接着剤で容易に
カバーすることができる。その結果、完成されたICカ
ード表面を平滑にし、優れた外観性、印刷性を得ること
ができる。更に、スペーサ層を使用していないため、I
Cカードの製造工程を簡略化できる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
1,10.カード基板 2,11.I
Cチップ 3,12.アンテナ 4,13.ペ
ーパー電池 5,14.接着シート積層体 7,15,1
6.カバーフィルム
Cチップ 3,12.アンテナ 4,13.ペ
ーパー電池 5,14.接着シート積層体 7,15,1
6.カバーフィルム
Claims (5)
- 【請求項1】複数の部品を実装したICカード基板に、
そのICカード基板に実装された最も高い部品以上の厚
みとなるように、少なくとも1層以上貼り合わせて作製
した接着剤シート積層体が挿入され、この上下面に複数
層フィルムが貼付されていることを特徴とするICカー
ド。 - 【請求項2】1層の接着剤シートの厚みが3〜50μm
までのいずれかの厚みを有し、それを複数貼り合わせて
多層化することにより、異なる高さの部品面が平滑にさ
れていることを特徴とする請求項1に記載のICカー
ド。 - 【請求項3】接着剤シート厚みと最も高い部品の高さと
の関係が、接着剤シート/最も高い部品の厚さ=1.1
から1.8の範囲であることを特徴とする請求項1また
は2に記載のICカード。 - 【請求項4】ICカード基板に実装する部品の高さに同
じものを用いたことを特徴とする請求項1に記載のIC
カード。 - 【請求項5】ICカード基板に複数の部品を実装し、そ
のICカード基板に、実装された最も高い部品以上の厚
みとなるように、少なくとも1層以上貼り合わせて作製
した接着剤シート積層体を挿入し、この上下面に複数層
フィルムを貼付することを特徴とするICカードの製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313817A JPH09156266A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | Icカードとその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7313817A JPH09156266A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | Icカードとその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09156266A true JPH09156266A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18045875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7313817A Pending JPH09156266A (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | Icカードとその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09156266A (ja) |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7313817A patent/JPH09156266A/ja active Pending
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