JPH09155654A - ダイキャスト製部材の接合方法および接合物 - Google Patents

ダイキャスト製部材の接合方法および接合物

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JPH09155654A
JPH09155654A JP34629995A JP34629995A JPH09155654A JP H09155654 A JPH09155654 A JP H09155654A JP 34629995 A JP34629995 A JP 34629995A JP 34629995 A JP34629995 A JP 34629995A JP H09155654 A JPH09155654 A JP H09155654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比して格段に優れた接合力を有するダ
イキャスト製部材の接合方法の提供を課題とする。 【解決手段】 ダイキャスト製の第1の部材に穴2を設
け、この穴2の径より若干大きい径を有する凸状部4を
ダイキャスト製の第2の部材に設け、穴2の径と略等し
い径を有する鋼球10を穴2に入れた状態で凸状部4を
穴2に圧力を加えて挿入する。凸状部4の先端部は鋼球
10に圧接して変形しその直径が広がって、穴2の側壁
を形成する第1の部材にくい込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイキャスト製部
材の接合方法および接合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2つのダイキャスト製部材を接合
する場合には、一方の部材に横断面が円の穴を設けてお
き、他方の部材に横断面が円でその円の直径が穴の直径
よりも若干大きい凸状部を設けておいて、この凸状部を
圧力をかけて穴に挿入することによって2つの部材を接
合していた。
【0003】ここで、本体がダイキャスト製である南京
錠を例にとって図を用いてより詳しく説明する。
【0004】図5は従来の南京錠の構成を示す縦断面図
であり、図6はその分解斜視図である。図5および図6
において、1はダイキャスト製の本体、5はつる、6は
板バネ、7,8は錠機構を構成する板バネ6の係止部
材、9はコイルバネ、12はダイキャスト製の底蓋部1
3に設けられた穴、14は本体に設けられた凸状部であ
る。
【0005】ここで本体1と底蓋部13との接合前の状
態においては、凸状部14の横断面の円の直径は、穴1
2の横断面の円の直径よりも若干大きい直径となるよう
穴12および凸状部14は形成されている。
【0006】図6に示すように、従来は、本体1の上部
に設けられている貫通孔につる5を通し、板バネ6と係
止部材7,8とコイルバネ9とを本体1内に組み込んで
錠機構を構成した後、本体1の凸状部14を圧力をかけ
て底蓋部13の穴に挿入してそれぞれがダイキャスト製
である本体1と底蓋13とを接合することによって南京
錠を組み立てていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5および図6で示し
た従来の構造の南京錠においては、本体1内の狭い空間
内において板バネ6等による錠機構を組み立てなければ
ならず、このことが作業効率の向上を阻んでいた。
【0008】ここで、本体1と底蓋部13とを一体の部
材とし、つる5の貫通孔を有する本体1の上蓋部を本体
とは別体の部材とし、この2つの部材を接合するという
構成にすれば、上蓋部の貫通孔につる5を挿入し、板バ
ネ6等により錠機構を組み立てた後、その錠機構を本体
内に収納して上蓋部と本体とを接合すればよく、南京錠
の組立ての作業効率、殊に錠機構の組立ての作業効率を
格段に向上させることができる。
【0009】しかしながら、先に説明したダイキャスト
製部材の従来の接合方法では、その接合力が弱く、例え
ば南京錠の上蓋部と本体とを別体の部材とした場合に
は、つる5と本体にある程度以上の引っ張り力が生じた
ときに、上蓋部が本体から外れて南京錠が分解してしま
うという虞があった。
【0010】すなわち、従来のダイキャスト製部材の接
合方法では、接合力が弱いため、あまり力が加わらない
部分でしか、2つのダイキャスト製部材を接合させるこ
とができなかった。このために、先に述べた南京錠の構
成のように、ダイキャスト製の物品の構成の設計に対し
てその自由度を狭めていた。
【0011】本発明の目的は、従来の接合力に比して格
段に強い接合力を有するダイキャスト製部材の接合方法
および接合物を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダイキャス
ト製部材の接合方法は、2つのダイキャスト製部材のう
ち、第1の部材に横断面が円となる穴を設け、第2の部
材に前記穴の深さから前記円の直径を引いた凸状部挿入
長よりも長く且つ横断面が円でその直径が前記第1の部
材の穴の横断面の円の直径よりも若干大きい凸状部を設
け、前記第1の部材の穴に当該穴の横断面の円の直径と
略等しい直径を有する鋼球を挿入した後、前記第2の部
材の凸状部を前記第1の部材の穴に圧力をかけて前記凸
状部挿入長以上挿入し、当該第1および第2の部材を接
合することを特徴とする。
【0013】殊に本発明に係るダイキャスト製部材の接
合方法を用いる南京錠においては、前記2つダイキャス
ト製部材のうち、一方の部材は南京錠の本体であり、他
方の部材は前記南京錠のつるが貫通する前記南京錠の上
蓋部であることを特徴とする。
【0014】本発明に係るダイキャスト製部材の接合物
は、2つのダイキャスト製部材の接合物において、第1
の部材に形成された横断面が円の穴に、第2の部材に形
成された横断面が円の凸状部が嵌合しており、且つ、前
記横断面の円の直径と略等しい直径を有する鋼球が、前
記穴の底面と前記凸状部の先端部との間にそれぞれに当
接した状態で介在しており、前記凸状部の先端部の直径
が他の部分の横断面の円の直径よりも大きくなっている
ことを特徴とする。
【0015】殊に本発明に係るダイキャスト製部材の接
合物を有する南京錠においては、前記2つのダイキャス
ト製部材のうち、一方の部材は南京錠の本体であり、他
方の部材は前記南京錠のつるが貫通する前記の南京錠の
上蓋部であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明に係るダイキャスト製部材
の接合方法によって接合された接合部を有する南京錠の
構成を示す縦断面図であり、図2はこの南京錠の分解斜
視図である。
【0018】図1および図2において、1はダイキャス
ト製の本体、2は本体1に設けられた横断面が円である
凸状部、5はつる、6は板バネ、7,8は板バネ6の係
止部材、9はコイルバネ、10は鋼球である。
【0019】ここで本体1と上蓋部3との接合前の状態
においては、凸状部4の横断面の円の直径は、穴2の横
断面の円の直径よりも若干大きい直径となるよう穴2お
よび凸状部4は形成されている。また鋼球10は、ボー
ルベアリング等に用いられている鋼球であり、その直径
は穴2の横断面の円の直径と略等しくなるように選ばれ
ている。さらに凸状部4の長さは、穴2の深さから穴2
の横断面の円の直径を引いた凸状部挿入長よりも長くな
るように選ばれている。
【0020】以上のように構成された南京錠において
は、図2に示すように、上蓋部3に設けられている貫通
孔につる5を挿入し、板バネ6と係止部材7,8とコイ
ルバネ9とによって錠機構を組立てた後、穴2に鋼球1
0を入れ、図3に示すように錠機構を本体1内に収納し
て、圧力を加えて凸状部4を穴2に挿入する。
【0021】図4(a),(b)は、穴2と凸状部4と
鋼球10とを拡大して示した拡大図である。図4(a)
に示したように、穴2への挿入前においては、凸状部4
の断面の円直径はどの部分でも等しいが、圧力を加えて
凸状部4を穴に挿入すると、図4(b)に示したように
凸状部4の先端部が鋼球10に圧接されて変形し、先端
部の直径が他の部分の断面の円直径よりも大きくなる。
すなわち、凸状部4の先端部の直径が大きくなって、穴
2の側壁を形成する本体1にくい込むことになる。この
ようにして、従来の接合方法に比して格段に優れた接合
力を得ることができる。このため、通常の使用に際して
本体1とつる5との間に生じる引っ張り力程度の力で
は、上蓋部3は本体1から外れない。
【0022】以上、南京錠を例にとって本発明の実施の
形態を説明したが、本発明はどのようなダイキャスト製
品についても適用可能であることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るダイ
キャスト製部材の接合方法によれば、接合部分の接合力
を従来に比して格段に強くすることができる。
【0024】殊に、本発明に係るダイキャスト製部材の
接合方法を用いて南京錠を製作する場合には、つるが貫
通する上蓋部と本体とを別の部材にすることができるた
めに、従来に比して錠機構の組立を容易に行うことがで
き、組立作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る接合方法によって製作された南
京錠の構成を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示した南京錠の分解斜視図である。
【図3】 図1に示した南京錠の製作過程を説明するた
めの説明図である。
【図4】 図1に示した南京錠の製作過程を説明するた
めの説明図である。
【図5】 従来の南京錠の構成を示す縦断面図である。
【図6】 従来の南京錠の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ダイキャスト製の本体 2,12 穴 3 ダイキャスト製の上蓋部 4,14 凸状部 5 つる 6 板バネ 7,8 係止部材 9 コイルバネ 10 鋼球 13 底蓋部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのダイキャスト製部材のうち、第1の
    部材に横断面が円となる穴を設け、第2の部材に前記穴
    の深さから前記円の直径を引いた凸状部挿入長よりも長
    く且つ横断面が円でその直径が前記第1の部材の穴の横
    断面の円の直径よりも若干大きい凸状部を設け、前記第
    1の部材の穴に当該穴の横断面の円の直径と略等しい直
    径を有する鋼球を挿入した後、前記第2の部材の凸状部
    を前記第1の部材の穴に圧力をかけて前記凸状部挿入長
    以上挿入し、当該第1および第2の部材を接合すること
    を特徴とするダイキャスト製部材の接合方法。
  2. 【請求項2】前記2つのダイキャスト製部材のうち、一
    方の部材は南京錠の本体であり、他方の部材は前記南京
    錠のつるが貫通する前記南京錠の上蓋部であることを特
    徴とするダイキャスト製部材の接合方法。
  3. 【請求項3】2つのダイキャスト製部材の接合物におい
    て、第1の部材に形成された横断面が円の穴に、第2の
    部材に形成された横断面が円の凸状部が嵌合しており、
    且つ、前記横断面の円の直径と略等しい直径を有する鋼
    球が、前記穴の底面と前記凸状部の先端部との間にそれ
    ぞれに当接した状態で介在しており、前記凸状部の先端
    部の直径が他の部分の横断面の円の直径よりも大きくな
    っていることを特徴とするダイキャスト製部材の接合
    物。
  4. 【請求項4】前記2つのダイキャスト製部材のうち、一
    方の部材は南京錠の本体であり、他方の部材は前記南京
    錠のつるが貫通する前記の南京錠の上蓋部であることを
    特徴とするダイキャスト製部材の接合物。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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