JPH09155040A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH09155040A
JPH09155040A JP34547495A JP34547495A JPH09155040A JP H09155040 A JPH09155040 A JP H09155040A JP 34547495 A JP34547495 A JP 34547495A JP 34547495 A JP34547495 A JP 34547495A JP H09155040 A JPH09155040 A JP H09155040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ球が満杯になっても、これを一括し
て抜き落とす下皿を備えたパチンコ機を提供する。 【解決手段】 賞としてパチンコ球を排出可する球排出
口19を前面に有し、該球排出口から排出されたパチン
コ球を受け入れて貯留可能な下皿10を備えたパチンコ
機1において、下皿は、パチンコ球を貯留する皿本体2
3の左右に設けた支持軸により回動可能に取り付け、球
排出口から排出されるパチンコ球を受け入れる第1状態
と、回動して内部のパチンコ球を流下する第2状態とに
変換可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球や遊技コイ
ンなどの遊技価値媒体を賞として排出する遊技機に関
し、特に、賞として排出された遊技価値媒体を貯留する
下皿を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】遊技価値媒体としてパチンコ球を使用す
る従来のパチンコ機の下皿は、球排出口の前方に固定し
た状態で取り付けられており、底部に球抜き孔を開設
し、この球抜き孔には、遊技者が操作するシャッタを設
けてある。そして、「大当り」が発生して次々と賞球が
排出されるなどして上皿が満杯になると、上皿からオー
バーフローした球が下皿に排出される。また、遊技が終
了するなどして上皿の球抜き操作部を操作すると、上皿
内の球が流下して下皿に排出される。
【0003】下皿内の球を球箱に抜き出す際には、下皿
の球抜き操作部を操作することによりシャッタを移動し
て球抜き孔を開放し、この球抜き孔から下方の球箱内に
流下させたり、或は下皿内の球を手で掴んだり掻き出し
たりして球箱内に移している。
【0004】また、遊技価値媒体としてのコインを使用
して遊技を行い、賞態様が形成されると、賞としてコイ
ンが排出されるパチスロ遊技機などの遊技機において
も、コイン排出口の前方に下皿を固定した状態で取り付
け、下皿内に貯留されているコインを取り出すには、一
般的には手で掴んでコイン箱に移している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】「大当り」が発生する
と短時間内に多数の賞球や賞コインが排出されるが、大
当りの遊技中にパチンコ球やコインが下皿に貯留し始め
ると、下皿に満杯にならないように少しずつでも箱に取
り出さなければならない。これは、下皿が満杯になる
と、上皿からオーバーフローした球を下皿に流下させる
オーバーフロー流路の途中に球満杯検出機構が設けてあ
り、この球満杯検出機構が球満杯状態、即ち、下皿内に
球が充満するとともにオーバーフロー流路内にも球が滞
留し始める状態を検知すると、球満杯検出機構からの信
号に基づいて遊技球の発射が強制的に停止されてしまう
ためである。したがって、遊技者は、下皿が満杯になら
ないように常に注意しながら遊技を行う必要がある。
【0006】しかしながら、遊技の初心者などの遊技に
不慣れな者にとっては、大当りなどの際に、興奮した
り、或は遊技に熱中するあまり、下皿に貯まった遊技球
やコインを取り出すことを忘れてしまうことがある。ま
た、遊技に不慣れな者の中には、取り出さなければなら
ないことを知らない者も少なくない。
【0007】また、遊技に慣れている者であっても、遊
技中、特に大当りの遊技中に下皿内の貯留量を常に気に
掛けていたのでは遊技に集中することが困難である。こ
のため、要領の良い遊技者は、下皿内に溜った大量の球
を何度も手で球箱に取り出す手間を省いたり、球抜き孔
から時間を掛けて流下させる面倒を省くために、大当り
の遊技中は下皿のシャッタを開放したまま、即ち球抜き
操作部を手で開放位置に押えながら遊技を行ったり、或
は球抜き操作部の隙間に物を差し込んで固定した状態で
遊技を行っている。しかしながら、球抜き操作部を手で
押えていなければならないということは、それ自体が煩
わしく、遊技の興趣を損ないかねないし、球抜き操作部
の隙間に物を差し込むまれると故障の原因になる。
【0008】また、従来の下皿の球抜き孔は孔径が小さ
いので、満杯の球をここから抜き落とすには時間が掛か
ってしまい、遊技者にイライラ感を与えてしまう。
【0009】そこで、本発明は、上記不都合を解消する
ために、遊技価値媒体が満杯になっても、これを一括し
て即座に抜き落とすことができる下皿を備えた遊技機を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、賞として遊技価値媒体を排出可能な遊技価値媒体排
出口を遊技機前面に有し、該遊技価値媒体排出口から排
出された遊技価値媒体を受け入れて貯留可能な下皿を備
えた遊技機において、下皿は、遊技価値媒体を貯留する
皿本体が、遊技価値媒体排出口から排出される遊技価値
媒体を受け入れる第1状態と、回動して内部の遊技価値
媒体を流下する第2状態とに変換可能に支持されている
ことを特徴とする遊技機である。
【0011】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、皿本体が、左右の回動中心を中心にして前後
方向に回動可能に支持されていることを特徴とする遊技
機である。
【0012】請求項3に記載のものは、請求項1または
2の構成に加えて、回動中心から遊技価値媒体排出口寄
りの皿本体の一側を下降する方向に皿本体が回動するよ
うにしたことを特徴とする遊技機である。
【0013】請求項4に記載のものは、請求項1から3
のいずれかの構成に加えて、皿本体を第1状態または第
2状態でロックするロック機構を備えたことを特徴とす
る遊技機である。
【0014】請求項5に記載のものは、請求項1から4
の何れかの構成に加えて、皿本体が第2状態のときに遊
技価値媒体排出口の前方下方に臨んで、遊技価値媒体排
出口から排出される遊技価値媒体が当接可能とし、当接
した遊技価値媒体を下方に落下せしめる排出勢緩和部を
下皿本体に設けたことを特徴とする遊技機である。
【0015】請求項6に記載のものは、請求項1から5
のいずれかの構成に加えて、皿本体が第2状態に変換し
て内部の遊技価値媒体を落下させる際に、落下する遊技
価値媒体の落下方向を案内する案内部材を備えたことを
特徴とする遊技機である。
【0016】請求項7に記載のものは、請求項1から6
のいずれかの構成に加えて、皿本体に、第1状態である
か又は第2状態であるかを可視表示する状態識別表示部
を設けたことを特徴とする遊技機である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は代表的な遊技機であるパチ
ンコ機1の正面図、図2はパチンコ機1の斜視図であ
る。このパチンコ機1は、外枠(機枠)2の前面に、大
きな開口部を有する額縁状の前面枠(内枠)3を前面部
材として蝶番4,4により開閉可能に軸着し、該前面枠
3の開口部にガラス枠5と開閉パネル6をそれぞれ開閉
可能に軸着し、前面枠3の背面側に設けた遊技盤収納枠
内に遊技盤7を装着すると、遊技盤7の表面に形成した
遊技部8がガラス枠5のガラスを通して遊技者側から見
えるように配置されている。そして、開閉パネル6の表
面には、遊技価値媒体としてのパチンコ球を投入する上
皿9を設け、前面枠3の下部の中央に下皿10を、該下
皿10の右側に打球発射ハンドル11を取り付け、下皿
10の左側の前面部分をオプションパーツ止着領域とし
て設定し、このオプションパーツ止着領域に灰皿やカー
ド収納ボックスや飲物容器置場などのオプションパーツ
を取り付けられるように構成してある。なお、前面部材
である前面枠3は、木製であっても、或はプラスチック
製でもよい。
【0018】図1に示すパチンコ機1はカード式パチン
コ機であり、一側(図1中左側)にカードリーダライタ
12を設置し、該カードリーダライタ12とパチンコ機
1の球排出装置(図示せず)とを電気的に接続してあ
る。
【0019】したがって、予め購入したプリペイドカー
ドをカード挿入口13に挿入すると、該プリペイドカー
ドに記憶されている金額(或は金額に対応する球数)が
上皿9の表示器14に表示され、上皿9に設けられてい
る球貸し操作ボタン15を希望する金額(球数)に応じ
て操作すると、パチンコ機1の球排出装置が作動して、
希望した金額に対応する数量のパチンコ球が上皿9に排
出される。そして、打球発射ハンドル11を操作する
と、打球発射装置が作動して、上皿9から導入したパチ
ンコ球を1個ずつ遊技部8内に弾発し、遊技部8内を流
下する打球が入賞口16…に入賞(賞態様を形成)する
と、該入賞価値に応じた数量のパチンコ球が賞特典(賞
球)として、開閉パネル6に開口している球排出口17
から上皿9に排出され、いずれの入賞口にも入賞しなか
った打球は、遊技部8の最下部に開設されたアウト口1
8から回収される。
【0020】上皿9内にパチンコ球が充満すると、球排
出装置から延設された球排出路(図示せず)の途中(開
閉パネル6に開口した球排出口17の少し上流側の部
分)に開口したオーバーフロー口からオーバーフロー流
路内を流下し、前面枠3の下部中央に開口した遊技価値
媒体排出口としての球排出口19から下皿10に排出さ
れる。また、上記オーバーフロー流路の途中には、上皿
9内の球を下皿10に抜き落とす上皿球抜き流路(図示
せず)が合流している。したがって、上皿9に設けた球
抜き操作部を操作すると、上皿9内のパチンコ球が上皿
球抜き流路からオーバーフロー流路を流下し、球排出口
19から排出されて第1状態の下皿10内に収納され
る。
【0021】次に、下皿10について説明する。図面に
示す下皿10の実施形態は、前面枠3の下部表面に取り
付ける取付ベース部材21と、該取付ベース部材21の
左右から前方に突設された皿支持部材22と、両皿支持
部材22,22の間に回動可能に取り付けられた皿本体
23などから構成されており、皿本体23は、ほぼ水平
に停止して球排出口19から排出されたパチンコ球を受
け入れて貯留する第1状態と、回動(傾動)して内部の
パチンコ球を下方に流下する第2状態とに変換できるよ
うに支持されている。
【0022】取付ベース部材21は、装飾部材としても
機能するので、本実施形態では、右側の装飾部材24の
形状および左側の装飾部材(オプションパーツの取付ベ
ース)25の形状にデザイン上からも合わせた形状、即
ち、下半を欠截した略半円形に成形したプラスチック製
の部材であり、中央下部に球排出開口部26を開設し、
該球排出開口部26の下縁及びその左右に傾斜面(パチ
ンコ機1側から遊技者側に下り傾斜した面)を有する庇
状の案内部材27を突設し、案内部材27の左右に、前
後方向に長尺な腕状の皿支持部材22の基端をボルト2
9等の固定手段により固定し、背面には前面枠3への固
定手段として後方に突出するボルト30の基端を取り付
けてある。なお、案内部材27は、取付ベース部材21
と別体成型して後から取り付けてもよいが、取付ベース
部材21と一体成型することが望ましい。
【0023】また、上記皿支持部材22は、取付ベース
部材21を始めとする周囲の部品の形状とデザイン的に
融合する形状とするために、外側の面を略円弧曲面に成
形し、内側の面を垂直な平面に成形し、先端を丸く成形
してある。なお、左右の皿支持部材22の内側の面に
は、皿本体23を回動可能に支持するための軸孔31を
開設し、一方(図面では右側)の皿支持部材22の内側
の面には、後述するロック機構の一部を構成するロック
凹部32a,32bを形成してある。また、皿支持部材
22の基端を取り付ける場合、取付ベース部材21の前
面に凹部33を形成し、該凹部33内に皿支持部材22
の基端を嵌合してボルト止めすると、皿本体23及びパ
チンコ球の重量をボルト29のみならず凹部33によっ
ても受けることができるので、支持強度を高めることが
できる。なお、皿支持部材22は、取付ベース部材21
と一体成型してもよい。
【0024】皿本体23は、水平状態における上面及び
一側面(球排出口19側)が開放した皿状の部材であ
り、略半円形の底面部34と、この底面部34の円弧状
側縁並びに前縁から起立した側壁部35と、底面部34
の弦状側縁(球排出口19側の側縁)から一段下がった
状態で底面部34とほぼ平行に突設した板状の排出勢緩
和部36と、側壁部35の左右に突設した支持軸37
と、ロック機構40などからなる。なお、側壁部35
は、左右のパチンコ機側が底面部34のパチンコ機側先
端縁よりも突出しており、この突出した部分に支持軸3
7を設けてある。そして、支持軸37は、水平状態にお
ける皿本体23の前後寸法の半分(中央)よりもパチン
コ機1側(球排出口19側)に寄せて配置し、この支持
軸37よりの上方の起立高さ(特に、支持軸37から側
壁部35上端までの寸法)は、支持軸37が嵌合する軸
孔31からパチンコ機1前面(本実施形態では取付ベー
ス部材21の前面)までの長さよりも小さく設定する。
また、排出勢緩和部36は、側壁部35の左右の突出部
分よりも更に突出する長さに設定するとともに、球排出
口19の全幅よりも左右に大きく余裕のある幅に設定
し、尚且つ水平状態における前後長さは、皿本体23が
第2状態に変換した状態で球排出口19の前方で球排出
口19よりも下方に立ちはだかって球排出口19から勢
い良く前方に流出する球が確実に当る長さに設定する。
【0025】ロック機構40は、皿本体23がほぼ水平
方向に位置して球排出口19から排出されるパチンコ球
を受け入れる第1状態で皿本体23をロックしたり、皿
本体23が起立して内部のパチンコ球を流下する第2状
態で皿本体23をロックしたりするものである。図6
は、皿本体23の側壁部35及び底面を一体成形した上
半パーツを取り外して、下半パーツに設けたロック機構
40の主要部を示す平面図である。ロック機構40は、
図6に示すように、底面部34の内部に、案内部材とし
てのスライドガイド杆41に案内されて左右方向に移動
可能にスライダ42を設け、該スライダ42から操作部
材43を前方に突出するとともに先端の操作部44を貫
通長孔45から外部に臨ませ、スライダ42から突出す
るロックピン46の先端を側面の貫通穴47から外部に
突出させ、該ロックピン46の先端が突出する方向に付
勢する付勢部材としてコイルスプリング48を上記スラ
イドガイド杆41に巻装し、スライダ42のケース49
をボス50にネジで止着してなる。なお、ロックピン4
6が突出する位置は、本実施形態では支持軸37よりも
遊技者側に設定してある。
【0026】したがって、上記した構成からなるロック
機構40においては、手で操作部44を操作すると、ス
ライダ42をコイルスプリング48の付勢に抗して図中
左側に移動してロックピン46の突出長さを減少させる
ことができ、操作部44から手を離すと、コイルスプリ
ング48の付勢によりスライダ42が戻り図中右側に戻
り移動してロックピン46の突出長さを戻すことができ
る。なお、スライダ42、操作部44の途中、ロックピ
ン46の途中のいずれかがケース49の長孔51の端部
あるいはケース49自体に当接することにより、ロック
ピン46の自然状態(コイルスプリング48の付勢によ
り一端(図6中右端)に位置している状態)における突
出長さが最大寸法に規制される。
【0027】上記した構成からなる皿本体23を左右の
皿支持部材22,22の間に取り付けるには、左右に突
出している支持軸37を皿支持部材22の内側の面に形
成してある前記軸孔31内にそれぞれ嵌合する。この様
にして皿本体23を取り付けると、皿本体23は、支持
軸37を中心にして前後方向に回動(傾動)することが
できる。そして、一方(本実施形態では右側)の皿支持
部材22の内側の面に形成したロック凹部32a,32
bは、ロックピン46の先端が描く軌跡に合わせて第1
凹部32aと第2凹部32bを上下に配置してあり、第
1凹部32aは、皿本体23がほぼ水平に位置した状態
におけるロックピン46の先端に合わせ、第2凹部32
bは、皿本体23がほぼ垂直に起立した状態におけるロ
ックピン46の先端に合わせて配置してある。
【0028】皿本体23をほぼ水平な第1状態にする
と、ロックピン46の先端が皿支持部材22の第1凹部
32a内に嵌合し、このロックピン46の嵌合により第
1状態でロックすることができる。また、この第1状態
では、図7(A)に示すように、皿本体23側の排出勢
緩和部36が取付ベース部材21側の案内部材27の下
に位置し、また、案内部材27の傾斜面の下端が皿本体
23の底面と同じ高さ或は少し上に位置し、皿本体23
の底面と球排出口19との間にパチンコ球が落下し得る
隙間は生じない。
【0029】したがって、球排出口19(球排出開口部
26)からパチンコ球が排出されると、このパチンコ球
は案内部材27上を通過して皿本体23内に流出し、こ
の皿本体23の内部で貯留される。そして、球排出口1
9からパチンコ球が次々と排出されると、皿本体23内
のパチンコ球が次第に増加することは従来の下皿と同様
である。皿本体23の内部に、ある程度の量のパチンコ
球が貯留されると、支持軸37が皿本体23の前後寸法
の中央ではなく球排出口19側に寄せて配設してあるの
で、これらパチンコ球の重みで皿本体23が手前側(球
排出口19とは反対の遊技者側)を下降する方向に回動
しようとするが、ロックピン46が第1凹部32a内に
嵌合して皿本体23をロックしているので、皿本体23
が不用意に回動することを確実に防止することができ
る。また、本実施形態では、皿本体23側の排出勢緩和
部36が球排出口19側の案内部材27に下方から当接
するので、案内部材27もストッパとして機能している
ので、上記した不用意な回動を有効に阻止することがで
きる。
【0030】皿本体23内に貯留したパチンコ球を、下
皿10の下方の棚上に置いた球箱55に抜き落とす場合
には、操作部44を手で操作してロックピン46の先端
を第1凹部32aから引き抜いて皿本体23を回動自由
な状態にする。そして、皿本体23の手前側(遊技者
側)を持ち上げて球排出口19側の底面部34端縁が下
降する方向に皿本体23を回動して状態を変換する。な
お、本実施形態では、支持軸37が回動中心となって皿
本体23が回動する。
【0031】この様にして皿本体23を回動すると、皿
本体23の底面部34の先端縁が案内部材27並びに球
排出口19から次第に離隔するので、皿本体23の底部
の先端縁と案内部材27の先端との間に隙間が生じ、こ
の隙間が皿本体23の回動に応じて次第に拡大する。そ
して、図7(B)に示すように、皿本体23がほぼ垂直
に起立するまで十分に回動すると、ロックピン46の先
端が第2凹部32b内に嵌合するので、皿本体23が第
2状態でロックされるとともに、この頃には皿本体23
の先端縁と案内部材27との間にパチンコ球の直径より
も遥かに広い隙間が生じる。したがって、図10に示す
ように、皿本体23内に貯留されていたパチンコ球は、
上記隙間から一括して流下し、球箱55内に収容され
る。この様にして、皿本体23自体を転倒するように回
動して内部のパチンコ球を流下させると、底部に開設し
た球抜き孔から流下する従来の下皿に比較して、内部の
パチンコ球をまとめて落下させることができるので、同
じ球数であれば従来よりも遥かに短時間内に球箱55内
に移すことができる。
【0032】本実施形態では、球排出口19(球排出開
口部26)の下開口縁に案内部材27を皿本体23の側
面開口部の全幅に亘って突設してあるので、皿本体23
内のパチンコ球が流下する際に、この案内部材27によ
って流下方向が案内される。したがって、球箱55のパ
チンコ機1側の端にパチンコ球が偏ることを防止して、
球箱55の中央近傍にパチンコ球を流下させることがで
きる。このため、球箱55の容量通りのパチンコ球をこ
ぼすことなく収納することができる。
【0033】皿本体23内のパチンコ球を球箱55内に
抜き落とした後に、手で皿本体23を戻り回動させる
と、第2凹部32bが、図9(B)に示すように、緩や
かな傾斜面で囲まれた凹部なので、皿本体23の手前を
押し下げる力を受けると、ロックピン46の先端が上記
傾斜面に押圧されて突出長さを減少し、これによりロッ
クピン46が第2凹部32bから外れてロックが解除さ
れる。したがって、操作部44を手で操作しなくても、
直接皿本体23を回動するだけで第2状態のロックを解
除して皿本体23を更に水平方向に向けて回動すること
ができる。そして、皿本体23をほぼ水平になるまで十
分に回動すると、ロックピン46がコイルスプリング4
8に付勢されて先端が皿支持部材22の内側の面を皿本
体23の回動に応じて摺動して第1凹部32aに到達す
るので、ロックピン46の先端が第1凹部32aに一致
した時点でロックピン46が第1凹部32aに嵌合し、
これにより第1状態でロックされる。なお、操作部44
を操作することによりロックピン46を第2凹部32b
から抜いてロックを解除してから皿本体23を戻し回動
してもよい。
【0034】「大当り」の遊技などにおいては、打球が
次々と入賞するので、賞球も次々と排出され、このた
め、「大当り」の遊技が開始されると上皿9はすぐに満
杯になってしまい、賞球はオーバーフローして下皿10
に次々と排出され、この下皿10もほどなく満杯にな
る。したがって、この様な場合には、下皿10の球排出
口19から排出されたパチンコ球は、下皿10に貯留さ
れることなく球箱55に流下することが望ましい。
【0035】この様に下皿10の球排出口19から次々
とパチンコ球が排出される事態になった場合には、皿本
体23を第2状態に変換し、この第2状態を保持したま
ま「大当り」の遊技を行う。
【0036】皿本体23を第2状態に変換すると、前記
したように、皿本体23の底部の先端縁と案内部材27
との間にパチンコ球の直径よりも遥かに広い隙間が生じ
るので、図10に示すように、球排出口19から排出さ
れたパチンコ球は、上記隙間から落下して球箱55内に
流下し、下皿10内に貯留されることなく直接球箱55
内に収納される。したがって、球排出口19から次々と
パチンコ球が排出しても、下皿10が満杯になることが
ないし、オーバーフロー流路内の球満杯検出機構からの
信号に基づいて遊技球の発射が強制的に停止されてしま
うこともない。このため、遊技者は発射の強制的停止に
気を使うことなく、また、球抜き操作部44を手で押え
ることもなく、安心して遊技に集中することができる。
【0037】球排出口19から排出されるパチンコ球の
流下方向は、球排出口19が前方に向いて開口している
ので、排出直後は前方に向かって流出する。このため、
球排出口19から勢い良く排出されたパチンコ球は、前
方に何もない場合には球箱55を飛び越して球箱55の
外部にこぼれてしまう虞れがあるが、本実施形態におい
ては、皿本体23に排出勢緩和部36を設け、皿本体2
3が起立した第2状態では排出勢緩和部36が球排出口
19の前方下方に間隔を空けて臨んでいる。なお、排出
勢緩和部36は、球排出口19の前方下方に起立して球
排出口19から排出されたパチンコ球が当接する部分で
あり、皿本体23の底面部から突設した部分に限定した
部分ではなく、パチンコ球が当接する皿本体23の底面
部の一部を含む。
【0038】したがって、球排出口19から勢い良く排
出されたパチンコ球は、皿本体23の底面部を含む排出
勢緩和部36に当接して排出勢が緩和され、自重により
排出勢緩和部36の起立面に沿って自然落下する。排出
勢緩和部36の下方には球箱55が置かれているので、
排出勢緩和部36に当ったパチンコ球は球箱55内に確
実に流下する。なお、球当接部或はこぼれ防止部として
機能する排出勢緩和部36の球当接面にゴム等の緩衝材
を添設すると、球当接時の衝撃を和らげることができる
ばかりでなく、衝撃音の減少を図ることができるので、
騒音の低減にも寄与する。
【0039】この様に、皿本体23を第2状態に保持し
たままで遊技を行うと、下皿10の球排出口19から排
出されたパチンコ球を下皿10に貯留することなくその
まま流下させるので、「大当り」の遊技を行う場合など
には便利であるが、第2状態であることを忘れ、尚且つ
球箱55を置くことを忘れると、球排出口19から排出
されたパチンコ球が島設備の棚や床面に散乱してしま
う。このため、皿本体23に、第1状態であるか又は第
2状態であるかを可視表示する状態識別表示部57を設
け、遊技者や店員が皿本体23の状態を視覚を通して識
別し易くしておくことが望ましい。
【0040】本実施形態では、図5に示すように、下皿
10の第2状態における下面に大きな矢印57′を記
し、皿本体23が第1状態のときには遊技者側から矢印
57′が見えないようにして、皿本体23が起立した第
2状態に変換すると皿本体23の下面が遊技者側に向い
て下方を指した矢印57′が直接認識できるように構成
してある。したがって、当該パチンコ機1を選んで遊技
を行おうとしている遊技者は、下皿10に視線を向ける
だけで状態を極めて容易に把握することができ、第2状
態になっている場合には手で引き倒して水平な第1状態
に戻すことができる。また、店員は、遊技者のいないパ
チンコ機1の下皿10を監視し、第2状態のまま放置さ
れている場合には第1状態に戻しておき、下皿10の球
排出口19から排出されたパチンコ球が散乱することを
未然に防止しておくことが望ましい。遊技者が、必ずし
も球箱55を下皿10の下に配置してから遊技を開始す
るとは限らないからである。
【0041】なお、状態識別表示部57は、第1状態で
あるか又は第2状態であるかを可視表示するものであれ
ばよく、下面に記した矢印57′に限定されるものでは
ない。例えば、第1状態では見えるが第2状態では見え
なくなる部位、例えば皿本体23の上面や底面部34
に、第1状態であることを示す「貯留」等の文字を記し
たり、緑色の着色部を設けてもよい。また、第1状態で
あることを示す状態識別表示部57を設けるとともに、
第2状態であることを示す状態識別表示部57を別途設
けてもよい。
【0042】また、遊技を終了してパチンコ球を景品と
交換したり、或は他のパチンコ機1に移動して遊技を継
続する場合には、当該パチンコ機1の上皿9及び下皿1
0内のパチンコ球をすべて球箱55内に収納しなければ
ならい。この場合、前記と同様に、皿本体23を第2状
態にしておけば、上皿9内のパチンコ球を一旦下皿10
に流下してから球箱55に移し換えることなく、球排出
口19から排出されたパチンコ球を直接球箱55内に流
下させることができ、合理的である。
【0043】図11から図14に示す第2の実施形態
は、皿本体23を前後動可能に構成したものであり、皿
支持部材22の内側の面に形成する軸孔31′を前後方
向に長尺な長孔としてある。また、皿支持部材22の内
面に形成するガイド溝61は、軸孔31′の遊技者側端
部を中心とした円弧状に形成し、下端部分は、第1状態
から軸孔31′の長さに応じて前後動できるように前後
方向にほぼ直線に形成する。そして、皿本体23の側面
には、ガイド溝61内に遊嵌するガイド突起62をロッ
クピン46の下方に突設する。
【0044】皿本体23は、ほぼ水平な第1状態で、図
12に示すように、球排出口19側に近付いて球排出口
19の開口下縁と底面部34との間に球径以上の隙間が
生じない位置で、ロックピン46の先端を第1凹部32
a内に嵌合してロックすることができる。この第1状態
では、球排出口19から排出されるパチンコ球を皿本体
23の内部に貯留することができる。
【0045】そして、皿本体23の内部に貯留したパチ
ンコ球を下方の球箱55に落下する場合には、ロックピ
ン46を第1凹部32aから外すと、軸孔31′が長孔
なので、ガイド溝61とガイド突起62に案内されなが
ら皿本体23をほぼ水平な姿勢のままで手前(パチンコ
機1側から遠のいて遊技者側に近付く方向)に引くこと
ができる。この様にして、皿本体23を手前に引くと、
図13に示すように、皿本体23と球排出口19の開口
下縁との間に、パチンコ球が通過し得る隙間が生じる。
したがって、この隙間からパチンコ球が落下して下方の
球箱55内に流下し始める。そして、皿本体23の手前
部分を上昇させる方向に回動すると、ガイド突起62が
ガイド溝61内を円弧状に移動して皿本体23が起立す
るので、第1実施形態と同様に、皿本体23の内部のパ
チンコ球が一斉に落下し、球箱55内に流下する。
【0046】この様に、皿本体23を前後動可能に構成
すると、皿本体23を手前に引くだけで内部のパチンコ
球を落下し始めることができるので、満杯までには余裕
のある程の量であれば、皿本体23を転倒させるまでし
なくても手前に引いて即座に落下させることができる。
そして、満杯或は満杯に近い大量のときには、図14に
示すように、皿本体23を転倒させることによりまとめ
て落下させることができる。したがって、貯留量に応じ
て、最も簡単な操作で極く短時間内にパチンコ球を球箱
55内に移し換えることができ、しかも、第2状態に変
換すれば、前記第1実施形態と同様に、「大当り」の遊
技を行うときには球排出口19から排出されたパチンコ
球を貯留することなく落下させて、直接球箱55内に収
納することができる。
【0047】なお、前記実施形態においては、皿本体2
3を前後方向に回動するように構成したが、横方向に回
動するように構成してもよい。また、皿本体23を支え
て回動する際の回動中心となる部材は、支持軸37に限
定されるものではなく、例えば皿支持部材22側に軸
と、皿本体23側に軸孔31を設けてもよいし、軸では
なくて凹部と凸部とで回動可能に支持してもよい。
【0048】また、本発明は、パチンコ機1に限定され
るものでなく、賞として遊技価値媒体を排出可能な遊技
価値媒体排出口を遊技機前面に有し、該遊技価値媒体排
出口から排出された遊技価値媒体を受け入れて貯留可能
な下皿10を備えた遊技機であれば、どのような構成、
遊技内容の遊技機でも良い。
【0049】例えば、図15に示す遊技機は、島設備に
複数並べて設置するパチスロ遊技機70であり、前面部
材71の上半に、遊技部として形成した3つの窓部72
…内にそれぞれ数字や絵柄等を可変表示する可変表示装
置73を設け、窓部72の下方の段部の右側に、遊技価
値媒体としての遊技コインを投入するコイン投入口74
を、左側にクレジットボタン75を配設し、段部の下方
の前面の中央に可変表示を停止させる3つのストップボ
タン76…を、その右側にクレジット払出しボタン77
を、左側にゲームスタートレバー78をそれぞれ配設
し、前面部材71の下部には、コイン排出口79に臨ま
せて下皿80をほぼ中央に配設してある。そして、コイ
ン投入口74に遊技コインを投入して遊技を行い、賞態
様が形成されると、コイン排出口79から賞態様の価値
に応じた数量の遊技コインが賞として排出され下皿80
の内部に貯留される。
【0050】このパチスロ遊技機70に、前記した第
1,第2実施形態の下皿10と同様の構成を備えた下皿
80を設けると、下皿80内に貯留した遊技コインを、
皿本体を水平な第1状態から起立した第2状態に変換す
ることにより、極く短時間内に、下に置いたコイン箱
(図示せず)内に移し換えることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、遊
技価値媒体を貯留する皿本体が遊技価値媒体排出口から
排出される遊技価値媒体を受け入れる第1状態と、回動
して内部の遊技価値媒体を流下する第2状態とに変換す
ることができるので、皿本体の内部に貯留していた遊技
価値媒体をまとめて流下させることができる。したがっ
て、底部に開設した球抜き孔から流下させる従来の下皿
に比較して、遊技価値媒体の抜き出しを迅速に行うこと
ができ、遊技価値媒体をすべて流下し終るまでの待ち時
間が殆どない。このため、満杯になった遊技価値媒体を
下方に置いた箱等に移し換える際にも、遊技者にイライ
ラ感を与えることがない。
【0052】また、皿本体を第2状態に変換すると、遊
技価値媒体排出口から排出される遊技価値媒体が皿本体
内に貯留されることなくそのまま流下させることができ
る。したがって、「大当り」の遊技などで遊技媒体排出
口から次々と遊技価値媒体が排出しても、下皿が満杯に
なることがなく、例えばオーバーフロー流路内の球満杯
検出機構からの信号に基づいて遊技が強制的に中止され
てしまうこともない。このため、遊技者は、初心者であ
っても、遊技の強制的停止或は中止に気を使うことな
く、また、球抜き操作部を手で押えることもなく、安心
して遊技に集中することができる。そして、球抜き操作
部の隙間に物を差し込まれることもなくなるので、これ
に起因する故障もなくなる。
【0053】請求項2の発明では、皿本体が左右の回動
中心を中心にして前後方向に回動するので、皿本体を回
動して遊技価値媒体を流下させる際に、遊技価値媒体が
散乱し難くなり、下方に置いた箱等の内部に容易に収納
することができる。
【0054】請求項3の発明では、遊技価値媒体排出口
寄りの皿本体の一側を下降する方向に皿本体が回動する
ようにしたので、遊技価値媒体排出口の内部まで遊技価
値媒体が溢れた状態になってから皿本体を回動して遊技
価値媒体を流下させる場合にも、遊技価値媒体排出口か
ら直接流下する遊技価値媒体と皿本体内の遊技価値媒体
とが殆ど同じ位置にまとまって流下する。したがって、
遊技価値媒体の散乱を一層確実に防止することができ
る。
【0055】請求項4の発明では、皿本体を第1状態ま
たは第2状態でロックするロック機構を備えたので、不
用意に皿本体に力を加えてしまった場合や貯留した遊技
価値媒体の自重などによって皿本体が回動することを防
止することができる。したがって、第1状態で遊技を楽
しんでいる時に、皿本体内の遊技価値媒体を不用意に散
乱させてしまう不都合を解消することができる。また、
皿本体を第2状態にしたまま遊技を行う場合に、ロック
機構により皿本体を第2状態に保持することができるの
で、皿本体の不用意な回動に気を使うことなく安心して
遊技を楽しむことができる。
【0056】請求項5の発明では、皿本体が第2状態の
ときに遊技価値媒体排出口の前方下方に臨んで、遊技価
値媒体排出口から排出される遊技価値媒体が当接して下
方に落下せしめる排出勢緩和部を下皿本体に設けたの
で、遊技価値媒体排出口から勢い良く排出した遊技価値
媒体を排出勢緩和部の下方に確実に落下させることがで
きる。したがって、下方に置いた箱等に確実に収納する
ことができ、箱等の周りや床面に遊技価値媒体が散乱す
ることを防止することができる。また、皿本体に排出勢
緩和部を設けると、第2状態における皿本体の底面部の
位置が必ずしも遊技媒体排出口の前方に位置する必要が
なくなるので、皿本体の回動中心の位置を任意に設定す
ることができ、設計の自由度が広がる。
【0057】請求項6の発明では、皿本体が第2状態に
変換して内部の遊技価値媒体を落下させる際に、落下す
る遊技価値媒体の落下方向を案内する案内部材を備えた
ので、下方に置いた箱等のほぼ中央に遊技価値媒体を流
下させることができ、箱等の内部に偏って収納されるこ
とを防止することができる。したがって、箱等の内部に
流下した遊技価値媒体を手で均す手間を減少させること
ができるし、箱等の最大容量近くまで遊技価値媒体を収
納することができる。
【0058】請求項7の発明では、皿本体に、第1状態
であるか又は第2状態であるかを可視表示する状態識別
表示部を設けたので、遊技者や店員が皿本体の状態を簡
単に把握することができる。したがって、これから遊技
機を選んで遊技を行おうとしている遊技者は、下皿に視
線を向けるだけで状態を極めて容易に把握することがで
き、第2状態になっている場合には手で引き倒して水平
な第1状態に戻すことができるし、箱等の置き忘れを少
なくすることにも寄与する。また、店員は、遊技者のい
ない遊技機の下皿を監視し、第2状態のまま放置されて
いる場合には第1状態に戻しておき、下皿の遊技価値媒
体排出口から排出された遊技価値媒体が散乱することを
未然に防止しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の斜視図である。
【図3】下皿の分解斜視図である。
【図4】下皿の取付状態を示す斜視図である。
【図5】皿本体を第2状態に変換した下皿の斜視図であ
る。
【図6】皿本体の上半パーツを外して下半パーツ内に設
けたロック機構が見える状態にした平面図である。
【図7】(A)は第1状態における下皿の側面図、
(B)は第2状態における下皿の側面図である。
【図8】(A)は第1状態における下皿の断面図、
(B)は第2状態における下皿の断面図である。
【図9】(A)は第1状態における下皿の側面図、
(B)は第2状態における下皿の側面図である。
【図10】皿本体を第2状態に変換してパチンコ球を球
箱内に流下している状態の斜視図である。
【図11】皿本体を前後動可能に構成した下皿の第2実
施形態の組み付け前の状態を示す側面図である。
【図12】皿本体をパチンコ機側に移動させてパチンコ
球を貯留する第1状態にした下皿の第2実施形態の側面
図である。
【図13】皿本体を遊技者側に移動させてパチンコ球を
流下できる状態にした下皿の第2実施形態の側面図であ
る。
【図14】皿本体を起立した第2状態に変換した下皿の
第2実施形態の側面図である。
【図15】パチスロ遊技機の正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 外枠 3 前面枠 4 蝶番 5 ガラス枠 6 開閉パネル 7 遊技盤 8 遊技部 9 上皿 10 下皿 11 打球発射ハンドル 12 カードリーダライタ 13 カード挿入口 14 表示器 15 球貸し操作ボタン 16 入賞口 17 上皿の球排出口 18 アウト口 19 下皿の球排出口 21 取付ベース部材 22 皿支持部材 23 皿本体 24 ,25 装飾部材 26 球排出開口部 27 案内部材 29 ボルト 30 ボルト 31 軸孔 32 ロック凹部 33 凹部 34 底面部 35 側壁部 36 排出勢緩和部 37 支持軸 40 ロック機構 41 スライドガイド杆 42 スライダ 43 操作部材 44 操作部 45 貫通長孔 46 ロックピン 47 貫通穴 48 コイルスプリング 49 ケース 50 ボス 51 長孔 55 球箱 57 状態識別表示部 61 ガイド溝 62 ガイド突起 70 パチスロ遊技機 71 前面部材 72 窓部 73 可変表示装置 74 コイン投入口 75 クレジットボタン 76 ストップボタン 77 クレジット払出しボタン 78 スタートレバー 79 コイン排出口 80 下皿

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 賞として遊技価値媒体を排出可能な遊技
    価値媒体排出口を遊技機前面に有し、該遊技価値媒体排
    出口から排出された遊技価値媒体を受け入れて貯留可能
    な下皿を備えた遊技機において、 下皿は、遊技価値媒体を貯留する皿本体が、遊技価値媒
    体排出口から排出される遊技価値媒体を受け入れる第1
    状態と、回動して内部の遊技価値媒体を流下する第2状
    態とに変換可能に支持されていることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 皿本体が、左右の回動中心を中心にして
    前後方向に回動可能に支持されていることを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 回動中心から遊技価値媒体排出口寄りの
    皿本体の一側を下降する方向に皿本体が回動するように
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 皿本体を第1状態または第2状態でロッ
    クするロック機構を備えたことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 皿本体が第2状態のときに遊技価値媒体
    排出口の前方下方に臨んで、遊技価値媒体排出口から排
    出される遊技価値媒体が当接可能とし、当接した遊技価
    値媒体を下方に落下せしめる排出勢緩和部を下皿本体に
    設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の遊技機。
  6. 【請求項6】 皿本体が第2状態に変換して内部の遊技
    価値媒体を落下させる際に、落下する遊技価値媒体の落
    下方向を案内する案内部材を備えたことを特徴とする請
    求項1から5に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 皿本体に、第1状態であるか又は第2状
    態であるかを可視表示する状態識別表示部を設けたこと
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の遊技
    機。
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JP2013128600A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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