JPH0915499A - ズームレンズ - Google Patents
ズームレンズInfo
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- JPH0915499A JPH0915499A JP7163671A JP16367195A JPH0915499A JP H0915499 A JPH0915499 A JP H0915499A JP 7163671 A JP7163671 A JP 7163671A JP 16367195 A JP16367195 A JP 16367195A JP H0915499 A JPH0915499 A JP H0915499A
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Abstract
変化を図りつつ、レンズ鏡筒の簡素化及び近距離物体に
対して良好な光学性能で焦点合せを実行すること。 【構成】 物体側より順に負、正、FNO絞り、正、負の
第1〜第4群で構成されるズームレンズで、広角端より
望遠端へのズーミングに際し、第1群と第2群の空気間
隔が増大し、第2群と第3群の空気間隔が増大し、第3
群と第4群の空気間隔が減少する様に各群を移動させる
と共に、前記FNO絞りと3群の空気間隔は広角端より望
遠端の方が大きくなる様に移動させ、前記第3群を物体
側へ繰り出す事によって無限遠物体から近距離物体への
フォーカシングを行う事。
Description
ラ、ビデオカメラ等に好適な小型の高変倍で広画角のズ
ームレンズに関し、特に撮影画角の高画角化を図ると共
にレンズ全長(第1レンズ面から像面までの距離)の短
縮化を図った携帯性に優れた撮影用のズームレンズに関
するものである。
メラ等においては、カメラの小型化に伴いレンズ全長の
短い小型のズームレンズが要求されている。
動用の電気回路などの周辺技術の発達などにより、増々
カメラの小型化が進んでおり、それに備わる撮影レンズ
も高変倍でかつコンパクトなズームレンズが要求されて
いる。
しては正、負の屈折力の2つのレンズ群より成る所謂2
群ズームレンズが主流であった。この2群ズームレンズ
はレンズ構成及び変倍時の移動機構が簡易なため、カメ
ラの小型化及び比較的低コストである等の利点がある。
みで行わなくてはならないため、その変倍比は1.6〜
2倍程度であり、無理に変倍比を拡大することはレンズ
系の大型化を招くと同時に、高い光学性能を保つことが
困難になってくる。
の屈折力の2つのレンズ群に分離し、全体として正、
正、負の屈折力の3群構成として高変倍比を狙った3群
ズームレンズが、例えば特開平3−282409号公
報、特開平4−37810号公報、特開平4−7651
1号公報等で提案されている。
画角35°以上の広画角なズームレンズ系を達成しよう
とすると変倍時の入射瞳位置の変化が大きくなる。この
ため、高変倍化を図る際は変倍による収差変動を抑える
ことが大変困難になってくる。
角を38°程度、変倍比を3.5倍程度とし、広画角化
及び高変倍化を図ったズームレンズが、例えば特開平2
−72316号公報、特開平3−249614号公報で
提案されている。
前玉径及びレンズ全長が共に大型であり、コンパクトカ
メラの撮影レンズとしては必ずしも十分でない。
適用する際は、広画端時にレンズ鏡筒がファインダーの
撮影視野を遮ってしまうという問題点がある。又この結
果、ファインダー配置やカメラの形態の制限を与えてし
まうという問題点も生じてくる。
ズの従来例として、米国特許明細書第4787718
号、同第4756609号、同第5111338号、同
第5270865号、同第5274504号、特開平4
−15610号、特開平4−237009号があり、こ
れらはいずれも広角端から望遠端へのズーミングで、第
1、第2レンズ群間隔が減少する様に移動する。
号は2倍程度の変倍比であり、また米国特許明細書第4
756609号、同第5270865号、同第5274
504号、特開平4−15610号公報記載のレンズ系
では3倍程度で且つ広角化が不充分であった。
平4−237009号公報では広角化、高変倍比は達成
されているが、レンズ枚数が極めて多く、且つ前玉径が
実用に適さないほど大きくなっている。
おいて各レンズ群の屈折力を強めれば所定の変倍比を得
る為の各レンズ群の移動量が少なくなり、レンズ全長の
短縮化を図りつつ高変倍化が可能となる。しかしながら
単に各レンズ群の屈折力を強めると変倍に伴う収差変動
が大きくなり、特に高変倍化及び広画角化を図る際には
全変倍範囲にわたり良好なる光学性能を得るのが難しく
なってくるという問題点がある。
画角を拡大すると共に変倍比を高め、更に全系の小型化
並びにレンズ鏡筒の簡素化を図ることを課題としてい
る。因みに後述する数値実施例では撮影画角が73.5
度程度、変倍比が3.5倍程度のズームレンズを実現し
ている。又、近接物体に対しても良好な焦点調節可能で
小型なズームレンズの提供を課題としている。
がらコンパクトで、更に近接物体に対して良好な光学性
能で焦点合せを行うことに対しては、本発明のズームレ
ンズは、物体側より順に負の屈折力の第1群、正の屈折
力の第2群、FNO絞り、正の屈折力の第3群、負の屈折
力の第4群の4つのレンズ群を有し、各群の空気間隔を
変化させる事によって変倍を行うズームレンズであっ
て、広角端より望遠端へのズーミングに際し、第1群と
第2群の空気間隔が増大し、第2群と第3群の空気間隔
が増大し、第3群と第4群の空気間隔が減少する様に各
群を移動させると共に、前記FNO絞りと3群の空気間隔
は広角端より望遠端の方が大きくなる様に移動させ、前
記第3群を物体側へ繰り出す事によって無限遠物体から
近距離物体へのフォーカシングを行う事を特徴としてい
る。
のズームレンズは、物体側より順に負の屈折力の第1
群、正の屈折力の第2群、FNO絞り、正の屈折力の第3
群、負の屈折力の第4群の4つのレンズ群を有し、各群
の空気間隔を変化させる事によって変倍を行うズームレ
ンズにおいて、広角端より望遠端へのズーミングに際
し、第1群と第2群の空気間隔が増大し、第2群と第3
群の空気間隔が増大し、第3群と第4群の空気間隔が減
少する様に各群を移動させると共に、前記FNO絞りと第
4群は前記ズーミング中一体で物体側へ移動する事を特
徴としている。更なる特徴は、以下の説明から明らかと
なるであろう。
レンズ断面図を各々示す。I,II,III,IVは、
物体側から位置する負屈折力の第1群、正屈折力の第2
群、正屈折力の第3群、負屈折力の第4群である。SP
はFNO絞り(Fナンバーを決定する絞り)、IMは像面
を示す。そして、広角側から望遠端へのズーミングを第
1群と第2群の空気間隔を増大、第2群と第3群との空
気間隔を増大、第3群と第4群との空気間隔を減少させ
て行っている。又、FNO絞りと第4群はズーミング中一
体で物体側へ移動させている。レンズ断面において、
(A),(B),(C)は各々広角端、中間、望遠端の
それを示す。
動させて望遠側へのズーミングを行う一方、FNO絞りと
第3群との間隔を増大するようにしている。
うインナーフォーカス方式を採用し、レンズ系全体の小
型化を可能としている。
群と一体的に移動させて行っているが、こうした構成を
採用して組み立て時にこの部分をユニット化するように
している。そして鏡筒構造の簡略化と組み立て時の作業
性を高めることに成功している。
化並びに良好な光学性能を維持させるためには下記の条
件のうち少なくとも1つを満足させることが望ましい。
率、 β4t;望遠端における無限遠物体に対する第4群の倍率
である。
の空気間隔、 dst;望遠端における無限遠物体に対する絞りと第3群
の空気間隔である。
する。
化を規定するもので、上限値を越えると全長が長くなる
とともに周辺光量を確保するために1群の径が大きくな
り好ましくない。逆に下限値を越えると全長短縮には有
利となるが、変倍分担を比較的大きく担う第4群で発生
する収差変動を1群で補正することが困難となる傾向と
なり好ましくない。
する条件で、上限値を越えて第4群の変倍分担が大きく
なり過ぎるとズーミングの際に発生する諸収差を補正す
ることが困難となる。逆に下限値を越えると高い変倍比
を得ることが困難となるが他の群に変倍比を与えようと
するとレンズ系全体が大型化する傾向となる。
を行わせながらズームレンズの小型化を図るための条件
である。
としているが、この時無限遠物体から至近物体に対して
物体側へ移動する。こうしたインナーフォーカス方式は
広角側に比べて望遠側の方がその繰り出し量が大きいと
いう特性を持っている。そしてこの条件式を満足させる
ことで本実施例では、望遠側でその移動範囲を確保する
ようにしている。又広角側では絞りが第3群に近づき、
絞りが全系の中心近くに配置されるようになりレンズ系
の小型化を図れるようにしている。
の通りに設定するとよい。
おいて、1群の両凸レンズ、物体側に凹面を向けた負レ
ンズの2枚で構成し色収差並びに球面収差の発生を抑え
ている。2群を物体側に凸面を向けた正メニスカスレン
ズで、第3群を物体距離変動による収差変動を抑制する
よう物体側より順に、物体側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズ、両凸レンズ、像面側に凸面を向けた正レンズ
の3枚で構成している。第4群は物体側に強い凹面で周
辺にいくに従って負の屈折力が弱くなる形状の非球面を
有する負レンズとすることで、軸外の収差を良好に補正
している。特に第4群を1枚だけで構成し小型化を図っ
ている。尚、数値実施例3の第4群は球面レンズに樹脂
層を塗布し硬化させた非球面層を有するレンズである。
iは屈折率、νiはアッベ数。非球面は、
を、e−iは×10-iを示すものとする。
実施例1から3に対応する。(A)は広角端、(B)は
中間画角、(C)は望遠端である。
に示しておく。
角端より望遠端へのズーミングに際し、第1群と第2群
の空気間隔が増大し、第2群と第3群の空気間隔が増大
し、第3群と第4群の空気間隔が減少する様に各群を移
動させると共に、FNO絞りと3群の空気間隔は広角端よ
り望遠端の方が大きくなる様に移動させ、前記第3群を
物体側へ繰り出す事によって無限遠物体から近距離物体
へのフォーカシングを行う事で近距離物体に対して良好
な光学性能が得られるとともに、ズームレンズの小型化
することが可能となる。
ング移動させることでレンズ鏡筒の簡素化を図ることが
可能となる。
差並びに、レンズ系の小型化を図ることが可能となる。
Claims (5)
- 【請求項1】 物体側より順に負の屈折力の第1群、正
の屈折力の第2群、FNO絞り、正の屈折力の第3群、負
の屈折力の第4群の4つのレンズ群を有し、各群の空気
間隔を変化させる事によって変倍を行うズームレンズで
あって、広角端より望遠端へのズーミングに際し、第1
群と第2群の空気間隔が増大し、第2群と第3群の空気
間隔が増大し、第3群と第4群の空気間隔が減少する様
に各群を移動させると共に、前記FNO絞りと3群の空気
間隔は広角端より望遠端の方が大きくなる様に移動さ
せ、前記第3群を物体側へ繰り出す事によって無限遠物
体から近距離物体へのフォーカシングを行う事を特徴と
するズームレンズ。 - 【請求項2】 物体側より順に負の屈折力の第1群、正
の屈折力の第2群、FNO絞り、正の屈折力の第3群、負
の屈折力の第4群の4つのレンズ群を有し、各群の空気
間隔を変化させる事によって変倍を行うズームレンズに
おいて、広角端より望遠端へのズーミングに際し、第1
群と第2群の空気間隔が増大し、第2群と第3群の空気
間隔が増大し、第3群と第4群の空気間隔が減少する様
に各群を移動させると共に、前記FNO絞りと第4群は前
記ズーミング中一体で物体側へ移動する事を特徴とする
ズームレンズ。 - 【請求項3】 以下の条件式を満足する事を特徴とする
請求項1乃至2記載のズームレンズ。 0.1<(d1t−d1w)/fw <0.9 但し、 d1w;広角端における第1群と第2群の空気間隔、 d1t;望遠端における第1群と第2群の空気間隔、 fw ;広角端における全系の焦点距離である。 - 【請求項4】 以下の条件式を満足する事を特徴とする
請求項1乃至2記載のズームレンズ。 2.0<β4t/β4w<5.0 但し、 β4w;広角端における無限遠物体に対する第4群の倍
率、 β4t;望遠端における無限遠物体に対する第4群の倍率
である。 - 【請求項5】 以下の条件式を満足する事を特徴とする
請求項1乃至2記載のズームレンズ。 dst>1.2*dsw 但し、 dsw;広角端における無限遠物体に対する絞りと第3群
の空気間隔、 dst;望遠端における無限遠物体に対する絞りと第3群
の空気間隔である。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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TW084107418A TW319831B (ja) | 1994-07-29 | 1995-07-18 | |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-06-29 JP JP16367195A patent/JP3445025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10197773B2 (en) | 2012-07-06 | 2019-02-05 | Largan Precision Co., Ltd. | Optical image capturing system |
US10527824B2 (en) | 2012-07-06 | 2020-01-07 | Largan Precision Co., Ltd. | Optical image capturing system |
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US11789242B2 (en) | 2012-07-06 | 2023-10-17 | Largan Precision Co., Ltd. | Optical image capturing system |
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---|---|
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