JPH09154170A - 無線通信装置及びシステム - Google Patents

無線通信装置及びシステム

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JPH09154170A
JPH09154170A JP8057553A JP5755396A JPH09154170A JP H09154170 A JPH09154170 A JP H09154170A JP 8057553 A JP8057553 A JP 8057553A JP 5755396 A JP5755396 A JP 5755396A JP H09154170 A JPH09154170 A JP H09154170A
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JP
Japan
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wireless
incoming call
wireless communication
communication
communication device
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JP8057553A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamura
太史 八村
Hiroyuki Tanitsu
尋之 谷津
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信装置の操作性を良くする。 【解決手段】 無線通信装置に対する着信が検出される
と無線制御装置は前の通信で確立された無線リンクを使
用して次なる通信を行う。また、ここで言う前の通信と
は、すでに終了した音声やデータの通信である場合や、
無線通信装置が複数ある際には着信を無線通信装置に通
知したときに確立された無線リンクでの制御情報の通信
等である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置と無
線により接続する無線制御装置及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線制御装置(親機)と、この無
線制御装置と無線で接続される無線通信装置(子機)と
から成る無線通信システムが知られている。
【0003】この様な無線通信システムでは、子機側か
ら発信要求、あるいは、子機への着信があると、親機と
子機間の通信に用いる通信チャネルを親機が捜索、決定
し、制御チャネルを用いて子機へ通知し、子機が通知さ
れた通信チャネルへ移行することにより無線リンクを確
立していた。
【0004】また、通信終了後は、無線リンクを切断す
るための制御を所定時間行なった後に無線リンクを切断
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では通信終了後に、子機に対して着信が検出される
と、たとえ無線リンク切断のための制御中で無線リンク
が切断されていなくとも、一度、無線リンクを切断し、
新たに制御チャネルを一時占有し、空き通信チャネルを
捜索・決定する等して無線リンクを確立し、通信を開始
するという手順を踏む為に時間がかかり、その上再度無
線リンクが確立できない場合には着信に対する通信がで
きない事も起こりうるという欠点があった。
【0006】また、複数の子機が存在する場合には、通
信回線からの着信時に全ての子機に着信音を鳴動させる
ために、全ての子機に対して無線リンクを確立し、発呼
者からの切断による着信放棄、または、子機が着信応答
すると、応答した子機以外の子機の無線リンクを切断し
ていた。
【0007】従って、発呼側が目的としない相手が、着
信の応答をしたとき転送を行う必要があり、転送を行う
と転送先の子機は再び無線リンクを確立しなければなら
ず、無線リンクが確立するまでの間通信相手を待たすこ
とになるという問題があった。
【0008】特に複数の通信回線(外線)を収容し内線
数も多い通信装置や構内交換機等の場合には、他の外線
からの着信時や、他の内線通信装置での発信時等におい
て無線リンクの確立手順を実行している間、他の通信装
置での無線リンク確立手順が待たされることもあり、転
送先の通信装置が応答するまで、または他の通信装置で
保留応答するまでに数秒間以上かかることもあり、操作
性が悪いという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信終了後に
無線通信端末へ着信があった場合に、再度無線リンクを
確立する手間を省き、確立されている無線リンクをその
まま用いることで無線リンク確立の為に制御チャネルを
一定時間占有することなく、迅速に通信を開始すること
を目的とする。
【0010】また、本発明は、通信終了後に無線リンク
を切断するために必要な時間よりも長い間無線リンクを
保持することを目的とする。また、本発明は、実使用上
保留転送操作の一番頻度の高い場合が想定される、公衆
回線からの着信応答後に、発信者が通信目的とする相手
と着信応答者とが異なる場合に、他の通信端末への転送
または他の通信端末での保留応答する際の操作性を向上
した無線通信システムを提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、通信終了後の無線リンク
を切断するまでの時間を調整できるようにすることを目
的とする。
【0012】また、本発明は、複数の無線通信端末に公
衆回線からの着信応答後に、他の通信端末への転送また
は、他の通信端末での保留応答を迅速に行うために、着
信応答した通信端末以外の通信端末の無線リンクを切断
するまでの時間を調整できるようにすることを目的とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、図面を参照して本発明の第
1の実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態による無
線電話システムのブロック図である。
【0015】本システムは、無線子機としてのコードレ
ス子機(以下、子機という)1と無線親機の機能と電話
回線制御の機能を兼ね備えたボタン電話主装置(以下、
主装置という)2とから構成される。
【0016】子機1は、通話終了処理部111および着
信処理部112、通話処理部113等を格納した演算処
理用のメモリ110と、この子機の制御を司る演算制御
部120と、この子機と主装置との無線接続や解放等を
司る無線部130と、外線着信の局線ランプ点滅等を行
うランプ表示部140と、外線着信の電話番号表示等を
行うLCD表示部150と、送話や受話を行う送受話部
160を有する。
【0017】また、主装置2は、着信送信処理部211
及び通話終了処理部212、通話処理部213等を格納
したメモリ210と、この主装置の制御を司る演算制御
部220と、この主装置と子機との無線接続や解放等を
司る無線部230と、公衆回線等の局線の管理や制御を
行う通信回線制御部240と、タイマ250を有する。
【0018】上記タイマは、演算制御部220内でプロ
グラム処理を行い実現しても良い。
【0019】図2は、本実施の形態の無線電話システム
の一動作例を示すシーケンスチャートである。
【0020】図3は、本実施の形態の主装置2の動作を
示すフローチャート図である。
【0021】図3において、演算制御部220がメモリ
210内の通話処理部213を起動して通話処理を行っ
ている際(301)、通話中に子機1aへの着信が検出
されず、(302)、子機1aからのオンフック通知を
無線部230を介して受信(303)すると、演算制御
部220はメモリ210内の通話終了処理部212を起
動し(304)し、無線リンクを確立したまま子機を待
機させるための待機状態移行要求を演算制御部220の
指示の元、無線部230を介して子機1aへ送信(30
5)する。この時、主装置2は子機1aに対する着信の
有無を判定(306)し、着信が無い場合には、演算制
御部220の指示により所定時間後に無線リンクを切断
するための無線リンク切断タイマを起動(307)させ
る。当該タイマがタイムアウトになる前(308)に子
機1aに対する着信が有る(309)と、演算制御部2
20は、無線リンク切断タイマ250をリセットし、メ
モリ210内の着信送信処理部211を起動し、子機1
aに着信があることを通知するるために、外線着信要求
を無線部230を介して先の通話により確立されていた
無線リンクを用いて子機1aへ送信(310)する。そ
の後、子機1aからオフフックの通知を先の通話で使用
していた無線リンクで受ける(311)と、演算制御部
220はメモリ210内の通話処理部を起動させて、無
線部230を介して先の通話により確立されていた無線
リンクを用いて子機1aとの通話処理(312)を行
う。
【0022】306で子機1aからの通話終了の通知が
なされた時に子機1aへの着信が検出されると演算制御
部220はメモリ210内の着信送信処理部211を起
動し、無線部230を介して先の通話により確立されて
いた無線リンクを用いて外線着信要求を子機1aへ送信
(310)する。その後、子機1aからのオフフックの
通知を受ける(311)と演算制御部220はメモリ内
の通話処理部213を起動させて、子機1aとの通話処
理(312)を行う。
【0023】また、308で無線リンク切断タイマのタ
イムアウトが演算制御部220で検知されると、無線リ
ンクを切断するために、無線リンク切断要求を無線部2
30を介して子機1aに送信(313)し、子機1aか
らの無線リンク切断の確認を無線部230を介して受信
(314)すると無線リンクを切断(315)する。
【0024】また、302で通話中に着信が検出される
(キャッチホンサービスなど)と、演算制御部220は
子機1aに着信があることを通知するために外線着信要
求を無線部230を介して子機1aに送信(316)す
る。その後、子機1aからのオフフック通知を受ける
(317)と、演算制御部220は公衆回線を介して交
換機へオフフック通知を送信(318)する。交換機は
通話を保留状態にし、着信に対する通話信号を送信して
くるので、演算制御部220は、確立されている無線リ
ンクをそのまま用いて子機1aとの通話処理(319)
を行い、再びオンフック通知を受ける(320)と交換
機に対しオンフック通信を送信(321)し、保留状態
であった通話を再び開始する。
【0025】図4は、本実施の形態の子機1aの動作を
示すフローチャート図である。
【0026】図4において、演算制御部120がメモリ
110内の通話処理部113を起動して、送受話部16
0と無線部130を用いて通話処理(401)を行う。
そして、送受信部160の受話器をオンフック(40
2)すると、演算制御部120が無線部130を介して
オンフック通知を主装置2へ送信(403)する。キャ
ッチホンサービスを受けている場合は、確立中の無線リ
ンクを使用して着信に対する通話処理を続ける(40
4)が、キャッチホンサービスを受けていない場合は、
主装置2から待機状態移行要求を無線部130を介して
受信(405)した子機1aの演算制御部120は、メ
モリ110内の通話終了処理部111を起動(406)
し、待機状態表示をLCD表示部150に表示(40
7)し、演算制御部120を待機状態に移行させる。
【0027】この時、先の通話に使用していた無線リン
クは、主装置2から無線リンク切断要求が制御チャネル
で受信されるまで、確立されたままである。
【0028】その後、主装置2から外線着信通知を無線
部130を介して受信(408)すると、演算制御部1
20は、メモリ110内の着信処理部111を起動(4
08)し、LCD表示部150及びランプ表示部140
に外線着信である事の表示を行う(410)。
【0029】このLCD表示部150及びランプ表示部
140の表示を見て、操作者がオフフック(411)を
行うと、演算制御部120は、オフフック通知を先の通
話に使用していた無線リンクを用いて主装置2へ送信
(412)して、メモリ110内の通話処理部113を
起動させて、該外線に対する通話処理(413)を行
う。
【0030】408で主装置2から外線着信通知が受信
されず、無線リンク切断要求が無線部130を介して受
信(414)されると、演算制御部120は無線部13
0を介して、無線リンク切断の確認信号を主装置2へ送
信(415)し無線リンクを切断(416)する。
【0031】(第2の実施の形態)図5は、本発明の第
2の実施の形態に無線システムによるブロック図であ
る。
【0032】図5は、主装置2に無線親機としてのコー
ドレス親機(以下、親機という)3が有線回線により接
続され、親機3内に、主装置2と子機1間での無線通信
を転送する転送部310を設けた構成に変更した以外
は、上記第1の実施の形態(図1)と共通であるので説
明は省略する。
【0033】図6は、本実施の形態における無線電話シ
ステムの動作例を示すシーケンスチャート図である。
【0034】親機3は、転送部310で主装置2と子機
1との無線通信を中継し、転送を行い、主装置2と子機
1a〜子機1Nの動作は第1の実施の形態と同様なので
動作説明は省略する。
【0035】また、図5の様な構成にすることにより、
主装置2と親機3間の機紐を延長すれば、より広範囲に
子機1の設置が可能になるという効果が得られる。
【0036】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3の実施の形態を示すブロック図である。
【0037】図示のように、本実施の形態においては、
主装置2に有していた無線部がなくなり、親機3が着信
送信処理部311等を格納したメモリ310と、この親
機3の制御を司る演算制御部320と、この親機3と子
機1間の無線接続および解放等を行う無線部300と、
タイマ340を有するものであり、その他は上記第2の
実施の形態(図5)と共通である。
【0038】この第3の実施の形態は、無線リンク接続
に関する処理部を親機3の内部に置いて処理する様にし
たものである。
【0039】図8は、本発明の第3の実施の形態の無線
システムの動作例を示すシーケンスチャート図である。
【0040】図9は、本実施の形態の通信制御装置2の
動作例を示すフローチャート図である。
【0041】図9において、子機1との通話処理(90
1)を行っている際に、子機1aへの着信が検出(90
2)されず、子機1aからのオンフック通知を親機3経
由で受信(903)すると、演算制御部220は、メモ
リ210内の通話終了処理部212を起動(904)
し、待機状態移行要求を親機3へ送信(905)する。
【0042】その後、子機1aに対する着信が有る(9
06)と演算制御部220は、メモリ210内の着信送
信処理部211を起動し、外線着信要求を親機3へ送信
(907)する。その後、子機1aからのオフフック通
知が親機3を介して受信(908)されると、演算制御
部220はメモリ210内の通話処理部213を起動さ
せて子機1aとの通話処理(909)を行う。
【0043】また、902で通話処理中に子機1aへの
着信が検出されると、演算制御部220は親機3へ外線
着信要求を送信(910)する。そして、親機3から子
機1aからのオンフック通知が送信されてくる(91
1)と、演算制御部は公衆回線を介して交換機へオンフ
ック通知を送信(912)し、着信に対する通話処理
(913)を行う。
【0044】再びオンフック通知が受信(914)され
ると交換機へオンフック通知を送信(915)して、子
機1aの通話処理を行う。
【0045】図10は、本実施の形態の親機3の動作例
を示すフローチャート図である。
【0046】図10において、演算制御部320の指示
の元、無線部330で子機1aと通信制御装置2との通
信処理の中継としての処理(1001)を行っている際
に、外線着信要求が通信制御装置から送られなく(10
02)、子機1aからのオンフック通知を無線部330
を介して受信(1003)すると、オンフック通知を通
信制御装置2へ転送(1004)する。その後、通信制
御装置2から待機状態移行要求を受信(1005)する
と、演算制御部320は無線リンク切断タイマ340を
起動(1006)させ、待機状態移行要求を無線部33
0を介して子機1aに送信(1007)する。無線リン
ク切断タイマ340がタイムアウトになる前(100
8)に、通信制御装置2から外線着信要求を受信(10
09)すると、演算制御部320はメモリ310内の着
信送信処理部311を起動(1010)し、先の通話で
使用されていた無線リンクを用いて子機1aへ外線着信
要求を送信(1011)する。
【0047】その後、子機1aからのオフフック通知を
無線部330を介して受信(1012)すると、演算制
御部320はオフフック通知を通信制御装置2へ転送
(1013)して、子機1aと通信制御装置2との中継
としての処理(1010)を行う。
【0048】無線リンク切断タイマが外線着信要求が受
信される前にタイムアウト(1008)になると、演算
制御部320は無線リンク切断要求を無線部330を介
して先の通話で使用されていた無線リンクで子機1aに
送信(1014)する。その後、子機1aから無線リン
ク切断の確認を無線部330を介して先の通話で使用さ
れていた無線リンクで受信(1015)すると、演算制
御部320は無線リンクを切断(1016)する。
【0049】また、1002で中継処理中に外線着信要
求が通信制御装置から送られてくる(1002)と、外
線着信要求を子機1aへ送信(1017)し、子機1a
からのオンフック通知を受ける(1018)と、通信制
御装置へオンフック通知を送信(1019)する。オン
フック通知の転送が終了すると通信装置と子機1aとの
通信の中継処理(1020)と確立されている無線リン
クを用いて行う。
【0050】その後、子機1aからのオンフック通知を
受ける(1021)と通信制御装置へオンフック通知を
送信(1022)し、再び中継処理を行う。
【0051】子機1aでの動作は上記第1の実施の形態
と同様なので説明は省略する。
【0052】本実施の形態を実施することにより、無線
リンクに関する処理をほとんど親機3の内部にて処理す
る為、通信制御部2は、無線リンクの状態を考慮せずに
コマンドを送信でき、有線電話機の処理と区別なく同じ
プログラムを用意すればよく無線電話であるということ
を意識しないで通信制御部2のプログラムが作成可能で
あるという本実施例特有の効果がある。
【0053】尚、上記第1、第2、第3の実施の形態で
は、外線着信について説明を行なったが、内線通話が可
能なシステムであれば、内線の着信時にも同様な動作を
行うことで、同様な効果を得ることができる。
【0054】また、図1、図5及び図7において、無線
の制御方式は、システムID方式であっても良いし、個
別ID方式であっても良い。また、実施の形態1・2・
3において、通話を外線通話として説明しているが、内
線通話やドアホン通話、構内放送などの各種通話であっ
ても良い。
【0055】また、上記第1、第2、第3の実施の形態
では、無線による通話について説明を行なったが、本発
明は、データ通信等を無線で行う無線通信システムでも
同様な効果を得ることができる。
【0056】また、上記第1、第2、第3の実施の形態
のタイマ250、340を、外部からの操作により時間
設定できるようにすれば、使用用途に応じたシステムを
提供することができる。
【0057】以上説明した様に、本実施の形態によれ
ば、無線通信装置が通信中、もしくは、通信終了後から
所定時間内にその無線通信装置に着信がある場合に、そ
の通信により確立されている無線リンクを切断せずに、
そのまま利用することにより、次の通信のために新たに
無線リンクを確立する手間や時間をかけずに円滑に着信
の通知や通話を行うことができる。
【0058】(第4の実施の形態)図11は本発明の第
4の実施の形態におけるコードレスボタン電話装置の構
成を示すブロック図である。
【0059】このボタン電話装置の主装置1102は、
音声通話等を交換する交換部1103と、公衆電話回線
網(PSTN)1101を収容し、電話回線からの着信
検出や電話回線にダイヤルを送出したりする外線制御部
1104aおよび1104bと、内線専用コードレス電
話機1110aおよび1110bを制御するための内線
無線制御部1105aおよび1105bと、電話回線に
送出するDTMF信号や保留音やその他各種の音を発生
するための音源1106と、このコードレスボタン電話
装置の種々の制御を行う主制御部1107と、本実施の
形態で使用するタイマーや主装置102全体を制御する
制御プログラムなどを格納するROM1108と、種々
のデータを格納するためのRAM1109を有する。
【0060】また、1110aおよび1110bは、主
装置1102と制御チャネルにより確立される無線リン
クによって接続される内線専用コードレス電話機であ
る。
【0061】図12は内線専用コードレス電話機111
0a、1110bの内部構成を示すブロック図である。
【0062】図12において、内線専用コードレス電話
機1110は、電波を送受信するためのアンテナ120
2と、主装置との電波の送受信を行ったり、主装置と無
線リンクが確立されているかを検出する無線制御部12
03と、主装置と送受話器との間で音声を中継したり、
主装置と制御データを送受信するための音声処理部12
04と、この移動機の種々の制御を行う主制御部120
5と、制御プログラムなどを格納したROM1206
と、種々のデータを格納するRAM1207と、受話器
1208と、送話機1209と、外線ボタンやダイヤル
ボタンや保留ボタン等を含む操作部1210と液晶表示
器やLED(Light Emitting Diod
e)から構成される表示部1211と着信音などを送出
するスピーカ1212から構成されている。
【0063】以上の構成において、内線専用コードレス
電話機1110aが公衆電話回線1101に発信するた
めにオフフックすると、内線専用コードレス電話機11
10aと内線無線制御部1105aとの間で無線リンク
の確立手順が実行され、無線リンク確立後に内線専用コ
ードレス電話機1110aから内線無線制御部1105
aにオフフック情報が送信される。
【0064】内線専用コードレス電話機1110aから
のオフフック情報を受信した内線無線制御部1105a
は、受信したオフフック情報を主制御部1107に通知
する。
【0065】内線無線制御部1105aから内線専用コ
ードレス電話機1110aからのオフフック情報を受信
した主制御部1107は、外線制御部1104aに電話
回線を捕捉させる。
【0066】以後、内線専用コードレス電話機1110
aでダイヤルボタンが押下されると確立された無線リン
クにて内線無線制御部1105aに送出され、内線無線
制御部1105aから主制御部1107に通知され、主
制御部1107は外線制御部1104aから電話回線に
ダイヤルを送出させる。
【0067】図示しない通話相手の加入者番号を全てダ
イヤルし、相手に着信し、相手が応答すると、相手と公
衆電話回線網1101を介し、主装置1102内の外線
制御部1104a、交換部1103、内線無線制御部1
105aを介して内線専用コードレス電話機1110a
とが通話可能となる。
【0068】一方、電話回線から着信があると、外線制
御部1104bが着信を検出し、着信情報を主制御部1
107に通知する。
【0069】着信情報を通知された主制御部1107
は、内線無線制御部1105aおよび1105bと内線
専用コードレス電話機1110aおよび1110bとの
間で着信音を鳴動させるために無線リンクを確立させ
る。
【0070】内線無線制御部1105aおよび1105
bは、それぞれ内線専用コードレス電話機1110aお
よび1110bとの間で無線リンクの確立手順を実行
し、確立手順が完了すると確立完了情報を主制御部11
07に通知する。
【0071】確立完了情報を受信した主制御部1107
は、内線無線制御部1105aおよび1105bに、内
線専用コードレス電話機1110aおよび1110bに
対して着信情報を送出させる。
【0072】更に主制御部1107は、音源回路110
6から着信音を交換部1103、内線無線制御部110
5aおよび1105bを介し、内線専用コードレス電話
機1110aおよび1110bに送信され、内線専用コ
ードレス電話機1110aおよび1110bのスピーカ
1212より着信音が鳴動する。
【0073】内線専用コードレス電話機1110bで着
信に応答するためにオフフックされると、発信時同様に
オフフック情報が送信され、内線無線制御部1105b
から主制御部1107に通知され、主制御部1107が
外線制御部1104bに電話回線を捕捉させ、着信に応
答、発信時同様に図示しない発信者と通話することがで
きる。
【0074】次に、図13に示すフローチャートに沿っ
て、無線リンク確立時の主装置1102の状態を記憶す
る動作について説明する。
【0075】内線無線制御部1105aと内線専用コー
ドレス電話機1110aとの間の無線リンクが確立され
ていない状態において、主制御部1107は内線無線制
御部1105aから内線専用コードレス電話機1110
aからのオフフック情報の通知を待ち(S1301)、
通知されなければ外線制御部1104aから電話回線か
らの着信情報の通知を待ち(S1302)、通知されな
ければS1301に戻る。
【0076】S1301で内線専用コードレス電話機1
110aからのオフフック情報が通知されれば、無線リ
ンク確立時の状態としてオフフック接続であることをR
AM1109内に記憶し(S1306)、発信状態に遷
移する(S1307)。
【0077】S1302で外線着信情報を通知されれ
ば、無線リンク確立時の状態として着信接続であること
をRAM1109内に記憶し(S1303)、内線無線
制御部1105aに無線リンク確立手順を実行させ(S
1304)、無線リンク確立完了待ちに遷移する(S1
305)。
【0078】このようにして、主装置1102は内線専
用コードレス電話機との無線リンク確立時の状態をRA
M1109に記憶しておく。
【0079】次に、図14に示すフローチャートに沿っ
て、無線リンク切断時の主装置1102の動作について
説明する。
【0080】内線無線制御部1105aと内線専用コー
ドレス電話機1110aとが無線リンクしているとき
に、主制御部1107は、内線専用コードレス電話機1
110aのフック状態を監視し(S1401)、オフフ
ック状態であればS1401に戻り、オンフック状態で
あれば外線着信状態を監視し(S1402)、着信中が
継続されていればS1401に戻り、着信がなければ切
断タイマを調べる(S1403)。タイマが停止中であ
ればRAM1109内に記憶している無線リンク確立時
の状態を調べ(S1404)、オフフック接続、即ちオ
ンフックによる切断であれば切断タイマT1(例えば5
秒)をスタート(S1405)する。また、着信接続で
あれば着信が停止した条件を調べ(S1406)、発呼
者側からの途中放棄であればS1405に遷移し切断タ
イマT1をスタートしS1401に戻る。
【0081】S1406で発呼者側からの途中放棄でな
く、内線専用コードレス電話機1110bでの着信応答
であれば、切断タイマ1より長い時間に設定してある切
断タイマT2(例えば20秒)をスタートし(S140
7)、S1401に戻る。
【0082】また、S1403で切断タイマが既にスタ
ートしていれば、タイマをカウントし(S1408)、
タイマが満了しなければS1401に戻り、満了すれば
タイマを停止し無線リンクの切断手順を開始し(S14
09)、無線リンク切断完了待ちに遷移する(S141
0)。
【0083】尚、S1408では単にタイマをカウント
するとしたが、切断タイマT1、またはT2をスタート
する際に、タイマ値をセットし時間をカウントダウンし
ていけば、スタートしたタイマがT1であるかT2であ
るかにかかわらずに処理することが可能である。
【0084】以上のようにして、着信応答操作を検出し
たときに、着信途中放棄、またはオンフック時よりも長
い所定時間後に内線専用コードレス電話機との無線リン
クを切断するようにする。
【0085】次に、図15に示すシーケンスチャートに
沿って、外線着信に応答し通話中の外線を保留するまで
の動作について説明する。
【0086】公衆電話回線から着信があると、主制御部
1107から内線無線制御部1105a、1105bに
対して無線リンク確立要求情報(1501、1502)
を送信する。
【0087】無線リンク確立要求情報(1501、15
02)を受信した内線無線制御部1105aは、制御チ
ャネルで無線リンク確立信号(1503)を内線専用コ
ードレス電話機1110aに送信する。
【0088】この時、以後内線無線制御部1105aと
内線専用コードレス電話機1110aとの間で使用する
通話チャネルを、無線リンク確立信号(1503)にて
通知するとともに、電波の受信部を通話チャネルに切替
えることによって無線リンクが確立される。
【0089】一方、内線無線制御部1105bは、制御
チャネルが既に使用されているので、制御チャネルの空
きを待つことになる。
【0090】無線リンク確立信号(1503)を受信し
た内線専用コードレス電話機1110aは、指定された
通話チャネルで無線リンク確立通知信号(1504)を
送信する。
【0091】無線リンク確立通知信号(1504)を受
信した内線無線制御部1105aは無線リンク確立応答
信号(1505)を内線専用コードレス電話機1110
aに送信するとともに、主制御部1107に無線リンク
確立確認情報(1506)を送信することで無線リンク
が確立できたことを通知する。
【0092】ここで、内線無線制御部1105bは制御
チャネルの空きを検出し、制御チャネルで無線リンク確
立要求信号(1507)を内線専用コードレス電話機1
110bに送信し、以後使用する通話チャネルを通知
し、電波の受信部を通話チャネルに切替えることによっ
て無線リンクを確立する。
【0093】内線無線制御部1105aから無線リンク
確立確認情報(1506)を受信した主制御部は、内線
無線制御部1105aに外線着信情報(1508)を送
信し、これを受信した内線無線制御部1105aは内線
専用コードレス電話機1110aに、外線鳴動音および
外線LED情報を含む外線着信信号(1509)を送信
する。
【0094】外線着信信号(1509)を受信した内線
専用コードレス電話機1110aは、外線着信信号(1
509)で指定された鳴動音で外線着信音を鳴動させ、
外線LEDを指定されたパターンで点灯させる。
【0095】一方、内線無線制御部1105b、および
内線専用コードレス電話機1110bは、無線リンク確
立要求信号(1507)の送受信の後は、同様にして
(1510〜1513)、内線専用コードレス電話機1
110bにて外線着信音を鳴動させると共に、外線LE
Dを点灯させる。
【0096】その後、この外線着信に応答するために内
線専用コードレス電話機1110aがオフフックされる
と、内線専用コードレス電話機1110aはオフフック
信号(1514)を内線無線制御部1105aに送信
し、内線無線制御部1105aは主制御部1107にオ
フフック情報(1515)を送信する。
【0097】オフフック情報(1515)を受信した主
制御部1107は外線制御部1104に着信中の外線を
捕捉させ、交換部1103を接続し、内線専用コードレ
ス電話機1110aで外線通話が可能となる。
【0098】一方、内線専用コードレス電話機1110
bに対しては、外線着信が応答されたため、外線着信音
を停止するとともに新たな外線LED情報を通知する必
要があるので、内線無線制御部1105bに外線着信放
棄情報(1516)を送信し、無線リンクを切断するま
でのタイマT2をスタートする。
【0099】外線着信放棄情報(1516)を受信した
内線無線制御部1105bは内線専用コードレス電話機
1110bに外線着信放棄信号(1517)を送信し、
外線着信放棄信号(1517)を受信した内線専用コー
ドレス電話機1110bは、外線着信音を停止するとと
もに外線着信放棄信号(1517)で指定されたパター
ンで外線LEDを点灯させる。
【0100】その後、タイマT2がタイムアウトする
と、主制御部1107は無線リンクを切断するために、
内線無線制御部1105bに無線リンク切断要求情報
(1518)を送信し、これを受信した内線無線制御部
1105bは内線専用コードレス電話機1110bに切
断要求信号(1519)を送信する。
【0101】内線専用コードレス電話機1110bでの
切断要求信号(1519)の受信完了を確認した内線無
線制御部1105b、および内線専用コードレス電話機
1110bはそれぞれ電波の送信を停止し、無線リンク
を切断する。
【0102】外線通話中に、通話中の呼を転送または一
時的に保留するために内線専用電話機1110aにて保
留操作が行われると、内線専用コードレス電話機111
0aから内線無線制御部1105aに保留信号が送信さ
れ、これを受信した内線無線制御部1105aは主制御
部1107に保留情報を送信する。
【0103】保留情報を受信した主制御部1107は、
外線に保留音を送出し、内線無線制御部1105a、1
105bに外線保留情報(1522、1523)を送信
する。
【0104】主制御部1107から外線保留情報(15
22)を受信した内線無線制御部1105aは、内線専
用コードレス電話機1110aに外線保留信号(152
4)を、無線リンクが確立されているので通話チャネル
で送信する。
【0105】一方、外線保留情報(1523)を受信し
た内線無線制御部1105bは、内線専用コードレス電
話機1110bとの間の無線リンクが確立されていない
ので、制御チャネルで外線保留信号(1525)を内線
専用コードレス電話機110bに送信する。
【0106】外線保留信号(1524、1525)を受
信した内線専用コードレス電話機1110a、および1
110bは、それぞれ外線保留信号(1524、152
5)で指定されたパターンで外線LEDを点灯させる。
【0107】また、図15での保留は内線無線制御部1
105bと内線専用コードレス電話機1110bの無線
リンクが切断された後に行われたが、切断前に保留が行
われる場合には内線専用コードレス電話機1110bへ
の外線保留信号(1525)は通話チャネルで行われる
ことになる。
【0108】以上のようにして、外線着信に応答し通話
中の呼を保留することが出来る。
【0109】次に、内線専用コードレス電話機1110
aの外線が保留されている時の内線専用コードレス電話
機1110bの外線ボタン押下時の動作を示す図16の
シーケンスチャートと、タイマT2がカウント中で無線
リンクが確立されたままの状態で、内線専用コードレス
電話機1110bで保留中の外線に応答する際の動作を
示す図17のシーケンスチャートと、これらの動作を示
す図18のフローチャートを用いて説明する。
【0110】保留中の外線に応答するために内線専用コ
ードレス電話機1110bの外線ボタンが押下されると
(S1801)、内線専用コードレス電話機1110b
は無線リンクの確立状態を無線制御部1203で調べる
(S1802)。無線リンクが切断されていると、無線
リンクを確立するために無線リンク確立要求信号(16
01)を制御チャネルで内線無線制御部1105bに送
信する(S1803)。
【0111】無線リンク確立要求信号(1601)を受
信した内線無線制御部1105bは、内線専用コードレ
ス電話機1110bに制御チャネルで確立要求信号(1
602)を送信し、使用する通話チャネルを指定すると
ともに、内線専用コードレス電話機1110bからの電
波の受信部を通話チャネルに切替えることによって無線
リンクを確立する。
【0112】確立要求信号(1602)を受信した内線
専用コードレス電話機1110bは(S1804)、指
定された通話チャネルで無線リンク確立通知信号(16
03)を送信し(S1805)、これを受信した内線無
線制御部1105bは通話チャネルで無線リンク確立応
答信号(1604)を内線専用コードレス電話機111
0bに送信するとともに、主制御部1107に無線リン
ク確立通知情報(1605)を送信する。
【0113】内線無線制御部1105bからの無線リン
ク確立応答信号(1604)を受信する(S1806)
ことで無線リンクが確立できたことを確認した内線専用
コードレス電話機1110bは、外線ボタン信号(16
06)を内線無線制御部1105bに送信し(S180
7)、これを受信した内線無線制御部1105bは外線
ボタン押下情報(1607)を主制御部1107に送信
する。
【0114】外線ボタン押下情報(1607)を受信し
た主制御部1107は、交換部1103を切替え、保留
中の外線の通話路を内線無線制御部1105aから内線
無線制御部1105bに接続し、内線専用コードレス電
話機1110bでの外線通話が可能となる(S180
8)。
【0115】また、S1802で無線リンクが確立され
ていると判断すると、無線リンクは確立されているの
で、内線無線制御部1105bに外線ボタン押下信号
(1701)を送信する(S1807)。
【0116】外線ボタン押下信号(1701)を受信し
た内線無線制御部1105bは、外線ボタン押下情報
(1702)を主制御部1107に送信し、これを受信
した主制御部1107は、交換部1103を切替え、保
留中の外線の通話路を内線無線制御部1105bに接続
し、内線専用コードレス電話機1110bでの外線通話
が可能となる(S1808)。
【0117】即ち、電話回線からの着信応答後に他の電
話機への転送または他の電話機での保留応答する際に、
無線リンクが確立されたままとなっていれば、図18で
説明したS1803〜S1806の信号の送受信、ま
た、図16の1601〜1604の信号の送受信および
1605の情報の送受信が省略可能となり、外線に保留
応答し通話可能となるまでの時間を短縮することができ
る。
【0118】即ち、図14で説明した様に主装置が着信
応答操作を検出した際には、応答操作を行った内線専用
コードレス電話機以外の内線専用コードレス電話機と主
装置との無線リンクを切断するまでの時間をオンフック
や発呼側の途中放棄による無線リンク切断の時間よりも
長くすることにより、上述した様に外線保留応答する際
の時間を短縮することができる。
【0119】(第5の実施の形態)以下、第5の実施の
形態についての説明を行う。
【0120】第4の実施の形態では無線リンクのオフフ
ック接続時、発呼側による発呼途中放棄と、着信応答操
作時で分けて応答した内線専用コードレス電話機以外の
無線リンクの切断タイマの設定値を変えるようにした
が、本実施の形態では、内線専用コードレス電話機が着
信応答操作を行ったときには、応答した内線専用コード
レス電話機以外との無線リンクも切断しないようにす
る。
【0121】以下に、図19に示すフローチャートに沿
って、主装置1102が内線専用コードレス電話機11
10aの着信応答操作を検出したときに電話回線を捕捉
中は応答した内線専用コードレス電話機以外のコードレ
ス電話機1110bとの無線リンクを切断しない動作に
ついて説明する。
【0122】尚、図19において、S1901〜S19
03は図14のS1401〜S1403と同じであり、
S1908、S1909は同様にS1408、S140
9と同じであることから説明は省略する。
【0123】S1903で切断タイマの動作状態を調べ
タイマが停止中であれば、他の内線専用コードレス電話
機1110bにより着信応答された外線が通話を継続し
ているかを監視し(S1904)、通話が継続していれ
ば、RAM1109内に記憶している無線リンク確立時
の状態を調べ(S1905)、オフフック接続、即ちオ
ンフックによる切断であれば切断タイマ(例えば5秒)
をスタート(S1906)し、着信接続であれば着信が
停止した条件を調べ(S1907)、発呼者側からの途
中放棄であればS1906に遷移し切断タイマをスター
トしS1901へ戻る。
【0124】また、S1907で途中放棄でなく、他の
内線専用コードレス電話機1110bでの着信応答であ
れば、タイマをスタートさせずにS1901に戻る。
【0125】S1904で着信応答された外線が切断さ
れていれば、無線リンクの切断手順を開始し(S190
9)、無線リンク切断完了待ちに遷移する(S191
0)。
【0126】以上のようにすることにより、主装置11
02が着信応答操作を検出したときには、着信応答され
た電話回線が捕捉中は全ての内線専用コードレス電話機
との無線リンクを切断せず、着信応答された電話回線が
切断解放されたときに、全ての内線専用コードレス電話
機との無線リンクを切断することが可能となる。
【0127】(第6の実施の形態)図20に第6の実施
の形態におけるシステムの構成図を示す。
【0128】図20は、符号1105c、1111が図
11に加えられたものである。図11と同じ符号のもの
は図11と同様なので説明は省略する。
【0129】図20において、1111は無線ファクシ
ミリ装置であり、PSTN1101を介したファクシミ
リ通信を行い、1105cは無線ファクシミリ装置11
11を制御するための内線無線制御部である。また、R
AM1109は内線無線制御部毎に接続する内線装置の
種類(電話、ファクシミリ等)を記憶しておく。
【0130】本実施の形態では、図20に示すようにシ
ステム内にファクシミリ装置などの無線データ通信装置
が収容されている場合には、内線専用コードレス電話機
1110a、1110bから転送を行う確率が小さいの
で、ファクシミリ装置1111の無線リンクは、第4、
第5の実施の形態のオフフック接続や発呼側の途中放棄
と同様な切断を行うものとする。
【0131】図21に本実施の形態の主装置の動作を示
すフローチャートを示す。
【0132】以下図21を用いて説明を行う。
【0133】内線無線制御部1105と内線専用コード
レス電話機1110および無線ファクシミリ装置111
1が無線リンク確立中に主制御部1107は内線専用コ
ードレス電話機1110a、1110b無線ファクシミ
リ装置1111のフック状態を監視する(S210
1)。このとき内線専用コードレス電話機1110a、
1110b、無線ファクシミリ装置1111のいずれか
のフック状態がオフフック状態であればS2101へ戻
り、オンフック状態であると外線着信状態を監視する
(S2102)。このとき着信中が継続されていればS
2101へ戻り、着信がなければ切断タイマを調べる
(S2103)。タイマが停止中であればRAM110
9内に記憶している無線リンク確立時の状態を調べ(S
2104)、オフフック接続であれば切断タイマT1を
スタート(S2105)する。また着信接続であれば着
信が停止した条件を調べる(S2106)。
【0134】着信が停止した条件が発呼者側からの途中
放棄であればS2105へ進み切断タイマT1をスター
トしてS2101に戻る。
【0135】S2106で発呼者側からの途中放棄でな
ければ、S2107で着信応答を行ったのが、内線専用
コードレス電話機か、無線ファクシミリ装置かの判断を
行い、無線ファクシミリ装置1111が着信応答を行っ
たのであれば、他の無線端末(内線専用コードレス電話
機1110a、1110b)の無線リンク切断のため
に、タイマT1をスタートする。
【0136】また、S2107で内線専用コードレス電
話機が着信応答したのであればS2108へ進む。
【0137】S2108で切断する無線リンクが内線専
用コードレス電話機とのものか、無線ファクシミリ装置
とのものか判断を行い、無線ファクシミリ装置であれば
S2105へ進み、内線専用コードレス電話機であれば
S2109でタイマT1より長い時間が設定されている
切断タイマT2をスタートさせる。
【0138】また、S2103で切断タイマが既にスタ
ートしていれば、タイマをカウント(S2110)し、
タイマが満了しなければS2101へ戻り、満了すれば
タイマを停止して無線リンクの切断処理を開始(S21
11)して、無線リンク切断完了待ちになる(S211
2)。
【0139】以上の様に、システム内に種々の機能を持
つ装置が収容されている場合には、その装置の通信機能
によって無線リンク切断までの時間を変えることができ
る。
【0140】(第7の実施の形態)第4〜第6の実施の
形態では切断タイマT2の設定時間は切断タイマT1よ
り長い時間であり、固定的な時間であったが、本実施の
形態では切断タイマT2の設定時間を操作者がシステム
を使用する用途に応じて変えることができる様にする。
【0141】図22に第7の実施の形態の主装置110
2の構成図を示す。
【0142】図22において、1112は操作部であり
図23に示す様なスイッチが設けてあり、切断タイマT
2の設定時間を任意に変更することが可能である。他の
符号は図20と同様なので説明は省略する。
【0143】図23において、2301は操作部であ
る。2302は切断タイマT2の設定時間が表示してあ
り、2303の可動スイッチをスライドさせることによ
り切断タイマT2の時間を容易に設定することができ
る。
【0144】また、この様な操作部を第1〜第3の実施
の形態の装置に設けることでタイマ250、340の設
定値を変えることもできる。
【0145】尚、上記第1〜第7の実施の形態におい
て、無線リンクとしては小電力方式の電波による例を上
げたが、微弱電波方式やその他の電波による無線通信
や、電波以外の赤外線等の光による無線通信や、それら
以外の方式でも、内線に複数のコードレス電話機を収容
する各種の無線電話システムにおいても本発明は、同様
に実施できることは明らかであり、無線リンクの種類に
ついては何等限定されるものではない。
【0146】また、図11に示すコードレスボタン電話
装置の構成例はあくまでも一例を示したものであり、こ
れ以外の構成となっていてもかなわないということは言
うまでもなく、ボタン電話装置に限らず、構内交換機や
事務所コードレス電話システム等においても同様に本発
明の実施が可能なことは明らかである。
【0147】また収容する外線の種類については、一般
公衆回線に限らず、構内交換機(PBX)の内線や、I
SDNに代表されるようなディジタル回線や、専用線や
私設網の回線であってもかまわず、その種類は何等限定
されるものではない。
【0148】また収容する内線端末の種類については、
複数の専用コードレス電話機を収容していれば、それ以
外に従来からある主装置と有線にて接続される専用電話
機や、一般加入電話機(SLT)やファクシミリやその
他の電話端末を収容していてもかまわない。
【0149】内線無線制御部については主装置内に収容
するものとしたが、主装置と有線回線にて接続され、主
装置外部にあってもかまわない。
【0150】また、上記実施の形態ではタイマを主制御
部内で制御するソフトウェアとして説明を行ったが、ハ
ードウェアでタイマを構成しても良い。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施の形
態によれば、実使用上保留転送操作の一番頻度の高い場
合が想定される、電話回線からの着信応答後に、発信者
が目的とする通話相手と、着信応答者とが異なる場合等
を想定し、着信応答後の無線リンクを切断するまでの時
間を長くすることで、他の電話機への転送または他の電
話機での保留応答する際に操作性を向上することがで
き、発信者を待たす時間を短縮できる効果がある。
【0152】また、システム内にファクシミリ装置など
の音声データ以外のデータを通信する種々の装置が含ま
れている場合には、その装置の機能に応じて無線回線の
切断を行うことができる。
【0153】また、無線リンク切断までの時間を設定す
るスイッチを設けることにより、操作者の用途や使用条
件に応じた時間を設定することができる。よって、本発
明によれば、種々の機能を有する装置を収容する無線通
信システムで、各装置の無線リンクを切断するまでの時
間をその装置の機能やそのシステムの使用状態に応じて
変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の無線電話システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】第1実施例の無線電話システムの動作例を示す
シーケンスチャート図である。
【図3】第1実施例の主装置の動作例を示すフローチャ
ート図である。
【図4】第1実施例の子機の動作例を示すフローチャー
ト図である。
【図5】第2実施例の無線電話システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図6】第2実施例の無線電話システムの動作例を示す
シーケンスチャート図である。
【図7】第3実施例の無線電話システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図8】第3実施例の無線電話システムの動作例を示す
シーケンスチャート図である。
【図9】第3実施例の通信制御装置の動作例を示すフロ
ーチャート図である。
【図10】第3実施例の親機の動作例を示すフローチャ
ート図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示すコードレス
ボタン電話装置システムのブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す内線専用コ
ードレス電話機の構成を示すブロック図である。
【図13】第4の実施の形態における、無線回線接続時
の状態を主装置が記憶する動作を示すフローチャートで
ある、。
【図14】第4の実施の形態における、無線回線切断時
の動作を示するフローチャートである。
【図15】第4の実施の形態における、外線着信に応答
し保留するまでの動作を示すシーケンスチャートであ
る。
【図16】第4の実施の形態における、無線回線が切断
されている状態から保留応答する際の動作を示すフロー
チャートである。
【図17】第4の実施の形態における、無線回線が接続
されている状態から保留応答する際の動作を示すフロー
チャートである。
【図18】第4の実施の形態における、保留転送操作時
の内線専用コードレス電話機の動作を示すフローチャー
トである。
【図19】第5の実施の形態における、着信応答操作を
検出したときに電話回線を捕捉中はコードレス電話機と
の無線回線を切断しない動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】第6の実施の形態のシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図21】第6の実施の形態の主装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】第7の実施の形態の主装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図23】第7の実施の形態の操作部の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 子機 2 主装置 110、120 メモリ 111、212 通話終了処理部 112 着信処理部 113、213 通話処理部 120、220 演算制御部 130、230 無線部 140 ランプ表示部 150 LCD表示部 160 送受話部 211 着信送信処理部 240 通信回線制御部 250 タイマ

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの無線通信装置と、前記
    無線通信装置と無線によってリンクする無線制御装置を
    有する無線通信システムにおいて、 前記無線制御装置と、前記無線通信装置間で無線でリン
    クを行う無線リンク確立手段と、 前記無線通信装置への着信を検出する着信検出手段と、 前記無線通信装置の通信の終了を検出する通信終了検出
    手段と、 前記通信終了検出手段による通信終了の検出に応じて、
    前記無線リンク確立手段により確立された無線リンクを
    切断するのに必要な時間よりも長い間無線リンクを保持
    する保持手段と、 前記着信検出手段により着信が検出されると前記保持手
    段により保持された無線リンクを使用して通信を行う通
    信手段を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記保持手段により保持された無線リンクは、前記通信
    終了検出手段により通信の終了が検出されると所定時間
    後に切断することを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記通信手段は、前記通信終了検出手段による通信終了
    の検出と、前記着信検出手段による着信の検出が同一無
    線通信装置で行なわれると通信を行うことを特徴とする
    無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記無線制御装置は、前記無線通信装置の着信に対する
    応答を検出する応答検出手段を有し、 前記応答検出手段により応答が検出されると前記通信終
    了検出手段は応答した無線通信装置以外の無線通信装置
    の制御情報の通信終了を検出し、 前記保持手段は前記応答した無線通信装置以外の無線通
    信装置の無線リンクを保持することを特徴とする無線通
    信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記無線制御装置は、音声の通信を行う無線通信装置と
    データの通信を行う無線通信装置の識別を行う識別手段
    を有し、 前記保持手段は前記識別手段の識別に応じて前記無線リ
    ンクを保持することを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記保持手段は、前記通信終了検出手段により制御情報
    の通信終了が検出されると所定時間後に無線リンクを切
    断することを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記保持手段は応答した無線通信装置の通信が終了する
    まで無線リンクを保持することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記保持手段は、無線リンクを保持する時間を任意に設
    定できることを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの無線通信装置と無線に
    よってリンクする無線制御装置において、 前記無線通信装置と無線でリンクを行う無線リンク確立
    手段と、 前記無線通信装置への着信を検出する着信検出手段と、 前記無線通信装置の通信の終了を検出する通信終了検出
    手段と、 前記通信終了検出手段による通信終了の検出に応じて、
    前記無線リンク確立手段により確立された無線リンクを
    切断するのに必要な時間よりも長い間無線リンクを保持
    する保持手段と、 前記着信検出手段により着信が検出されると前記保持手
    段により保持された無線リンクを使用して通信を行う通
    信手段を有することを特徴とする無線制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記保持手段により保持された無線リンクは、前記通信
    終了検出手段により通信の終了が検出されると所定時間
    後に切断することを特徴とする無線制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記通信手段は、前記通信終了検出手段による通信終了
    の検出と、前記着信検出手段による着信の検出が同一無
    線通信装置で行なわれると通信を行うことを特徴とする
    無線制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、 前記無線制御装置は、前記無線通信装置の着信に対する
    応答を検出する応答検出手段を有し、 前記応答検出手段により応答が検出されると前記通信終
    了検出手段は応答した無線通信装置以外の無線通信装置
    の制御情報の通信終了を検出し、 前記保持手段は前記応答した無線通信装置以外の無線通
    信装置の無線リンクを保持することを特徴とする無線制
    御装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記無線制御装置は、音声の通信を行う無線通信装置と
    データの通信を行う無線通信装置の識別する識別手段を
    有し、 前記保持手段は前記識別手段の識別に応じて前記無線リ
    ンクを保持することを特徴とする無線制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項12において、 前記保持手段は、前記通信終了検出手段により制御情報
    の通信終了が検出されると所定時間後に無線リンクを切
    断することを特徴とする無線制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項12において、 前記保持手段は応答した無線通信装置の通信が終了する
    まで無線リンクを保持することを特徴とする無線制御装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項9において、 前記保持手段は無線リンクを保持する時間を任意に設定
    できることを特徴とする無線制御装置。
  17. 【請求項17】 無線通信装置と、前記無線通信装置と
    無線によりリンクする無線制御装置を有する無線通信シ
    ステムにおいて、 前記無線制御装置と前記無線通信装置の間で無線でリン
    クを確立する無線リンク確立手段と、 前記無線リンク確立手段により無線リンクが確立してい
    る際に、前記無線通信装置への着信を検出する着信検出
    手段と、 前記無線通信装置の通信の終了を判別する通信終了判別
    手段と、 前記着信検出手段による着信の検出と、前記通信終了判
    別手段による通信終了の判別がなされると前記無線リン
    クを用いて前記着信に対する通信を開始する様に制御を
    行う制御手段を有することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記無線リンク確立手段は、前記通信終了判別手段が、
    通信の終了を判別すると所定時間後に無線リンクを切断
    することを特徴とする無線通信システム。
  19. 【請求項19】 無線通信装置と無線によりリンクする
    無線制御装置において、 前記無線通信装置と無線でリンクを確立する無線リンク
    確立手段と、 前記無線リンク確立手段により無線リンクが確立してい
    る際に、前記無線通信装置への着信を検出する着信検出
    手段と、 前記無線通信装置の通信の終了を判別する通信終了判別
    手段と、 前記着信検出手段による着信の検出と、前記通信終了判
    別手段による通信終了の判別がなされると、前記無線リ
    ンクを用いて前記着信に対する通信を開始する様に制御
    する制御手段を有することを特徴とする無線制御装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記無線リンク確立手段は、前記通信終了判別手段が通
    信の終了を判別すると所定時間後に無線リンクを切断す
    ることを特徴とする無線制御装置。
  21. 【請求項21】 複数の無線通信装置と、前記無線通信
    装置と無線によりリンクする無線制御装置を有する無線
    通信システムにおいて、 確立している無線リンクの中から切断すべき無線リンク
    の選択を行う選択手段と、 前記選択手段の選択に応じて無線リンクの切断の指示を
    行う指示手段と、 通信の種類を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別に応じて、前記指示手段の指示から
    無線リンク切断までの時間を設定する設定手段を有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  22. 【請求項22】 請求項21において、 前記判別手段は前記無線通信装置への着信に対する応答
    か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置から
    の発信かを判別し、 前記設定手段は前記判別手段による判別が着信の放棄、
    あるいは前記無線通信装置からの発信と判別されると第
    1の時間を設定し、着信に対する応答と判別されると第
    2の時間に設定することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  23. 【請求項23】 請求項22において、 前記設定手段が設定する前記第1の時間は前記第2の時
    間より短いことを特徴とする無線通信システム。
  24. 【請求項24】 請求項21において、 前記判別手段は、前記無線通信装置の着信に対する応答
    か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置から
    の発信かを判別し、 前記設定手段は、前記判別手段による判別が着信の放棄
    あるいは、前記無線通信装置からの発信と判別されると
    時間の設定を行い、着信に対する応答と判別されると時
    間の設定を行なわないことを特徴とする無線通信システ
    ム。
  25. 【請求項25】 請求項21において、 前記設定手段による時間の設定は任意に行うことができ
    ることを特徴とする無線通信システム。
  26. 【請求項26】 複数の無線通信装置と無線によりリン
    クする無線制御装置において、 確立された無線リンクの中から切断すべき無線リンクの
    選択を行う選択手段と、 前記選択手段の選択に応じて無線リンクの切断の指示を
    行う指示手段と、 通信の種類を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別に応じて、前記指示手段の指示から
    無線リンク切断までの時間を設定する設定手段を有する
    ことを特徴とする無線制御装置。
  27. 【請求項27】 請求項26において、 前記判別手段は、前記無線通信装置の着信に対する応答
    か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置から
    の発信かを判別し、 前記設定手段は前記判別手段による判別が着信の放棄、
    あるいは前記無線通信装置からの発信と判別されると第
    1の時間を設定し、着信に対する応答と判別されると第
    2の時間に設定することを特徴とする無線制御装置。
  28. 【請求項28】 請求項26において、 前記判別手段は、前記無線通信装置への着信に対する応
    答か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置か
    らの発信かを判別し、 前記設定手段は、前記判別手段による判別が着信の放棄
    あるいは、前記無線通信装置からの発信と判別されると
    時間の設定を行い、着信に対する応答と判別されると時
    間の設定を行なわないことを特徴とする無線制御装置。
  29. 【請求項29】 少なくとも1つの無線通信装置と、前
    記無線通信装置と無線によってリンクする無線制御装置
    を有する無線通信システムの制御方法において、 前記無線制御装置と前記無線通信装置の間で無線リンク
    を確立する無線リンク確立工程と、 前記無線通信装置の通信の終了を検出する通信終了検出
    工程と、 前記通信終了検出工程による通信の終了の検出に応じて
    前記無線リンク確立工程で確立した無線リンクを切断す
    るのに必要な時間よりも長い間無線リンクを保持する保
    持工程と、 前記無線通信装置への着信を検出する着信検出工程と、 前記着信検出工程で着信を検出すると前記保持工程で保
    持した無線リンクを使用して通信を行う通信工程を有す
    ることを特徴とする制御方法。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記通信工程は、前記通信終了検出工程での通信終了の
    検出と、前記着信検出工程での着信の検出が同一無線通
    信装置で行なわれると通信を行うことを特徴とする制御
    方法。
  31. 【請求項31】 請求項29において、 前記制御方法は、前記無線通信装置の着信に対する応答
    を検出する応答検出工程も有し、 前記応答検出工程で応答が検出されると前記通信終了検
    出工程では、応答した無線通信装置以外の無線通信装置
    の制御情報の通信終了を検出し、 前記保持工程では応答した無線通信装置以外の無線通信
    装置の無線リンクを保持することを特徴とする制御方
    法。
  32. 【請求項32】 少なくとも1つの無線通信装置と無線
    によってリンクする無線制御装置の制御方法において、 前記無線通信装置を無線によってリンクする無線リンク
    確立工程と、 前記無線通信装置の通信の終了を検出する通信終了検出
    工程と、 前記通信終了検出工程による通信の終了の検出に応じて
    前記無線リンク確立工程で確立した無線リンクを切断す
    るのに必要な時間よりも長い間無線リンクを保持する保
    持工程と、 前記無線通信装置への着信を検出する着信検出工程と、 前記着信検出工程で着信を検出すると前記保持工程で保
    持した無線リンクを使用して通信を行う通信工程を有す
    ることを特徴とする制御方法。
  33. 【請求項33】 請求項32において、 前記通信工程は、前記通信終了検出工程での通信終了の
    検出と、前記着信検出工程での着信の検出が同一無線通
    信装置で行なわれると通信を行うことを特徴とする制御
    方法。
  34. 【請求項34】 請求項32において、 前記制御方法は、前記無線通信装置の着信に対する応答
    を検出する応答検出工程も有し、 前記応答検出工程で応答が検出されると前記通信終了検
    出工程では応答した無線通信装置以外の無線通信装置の
    制御情報の通信終了を検出し、 前記保持工程では応答した無線通信装置以外の無線通信
    装置の無線リンクを保持することを特徴とする制御方
    法。
  35. 【請求項35】 無線通信装置と、前記無線通信装置を
    無線によりリンクする無線制御装置を有する無線通信シ
    ステムの制御方法において、 前記無線制御装置と前記無線通信装置の間で無線でリン
    クを確立する無線リンク確立工程と、 前記無線リンク確立工程で無線リンクが確立している際
    に、前記無線通信装置への着信を検出する着信検出工程
    と、 前記無線通信装置の通信の終了を判別する通信終了判別
    工程と、 前記着信検出工程で着信の検出と、前記通信終了判別工
    程で通信終了の判別がなされると、前記無線リンクを用
    いて前記着信に対する通信を開始する様に制御する制御
    工程を有することを特徴とする制御方法。
  36. 【請求項36】 請求項35において、 前記無線リンク確立工程で確立した無線リンクは、前記
    通信終了判別工程で通信の終了を判別した所定時間後に
    無線リンクを切断することを特徴とする制御方法。
  37. 【請求項37】 無線通信装置と無線によりリンクする
    無線制御装置の制御方法において、 前記無線通信装置と無線でリンクを確立する無線リンク
    確立工程と、 前記無線リンク確立工程で無線リンクが確立している際
    に、前記無線通信装置への着信を検出する着信検出工程
    と、 前記無線通信装置の通信の終了を判別する通信終了判別
    工程と、 前記着信検出工程での着信の検出と、前記通信終了判別
    工程での通信終了の判別がなされると、前記無線リンク
    を用いて前記着信に対する通信を開始する様に制御する
    制御工程を有することを特徴とする制御方法。
  38. 【請求項38】 請求項37において、 前記無線リンク確立工程で確立した無線リンクは、前記
    通信終了判別工程で通信の終了を判別した所定時間後に
    無線リンクを切断することを特徴とする制御方法。
  39. 【請求項39】 複数の無線通信装置と、前記無線通信
    装置と無線によりリンクする無線制御装置を有する無線
    通信システムの制御方法において、 通信の種類を判別する判別工程と、 前記判別工程の判別に応じて、確立している無線リンク
    を切断するまでの時間を設定する設定工程と、 確立している無線リンクの中から切断する無線リンクを
    選択する選択工程と、 前記選択工程で選択した無線リンクの切断指示を行う指
    示工程を有することを特徴とする制御方法。
  40. 【請求項40】 請求項39において、 前記判別工程は、前記無線通信装置への着信に対する応
    答か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置か
    らの発信かを判別し、 前記設定工程は、前記判別工程で着信の放棄、あるい
    は、前記無線通信装置からの発信であると判別すると第
    1の時間を設定し、着信に対する応答であると判別する
    と第1の時間より長い第2の時間を設定することを特徴
    とする制御方法。
  41. 【請求項41】 請求項39において、 前記判別工程は、前記無線通信装置への着信に対する応
    答か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置か
    らの発信かを判別し、 前記設定工程は、前記判別工程で着信の放棄、あるい
    は、前記無線通信装置からの発信であると判別すると時
    間の設定を行い、着信に対する応答であると判別すると
    時間の設定を行なわないことを特徴とする制御方法。
  42. 【請求項42】 複数の無線通信装置と無線によりリン
    クする無線制御装置の制御方法において、 通信の種類を判別する判別工程と、 前記判別工程の判別に応じて、確立している無線リンク
    を切断するまでの時間を設定する設定工程と、 確立している無線リンクの中から切断する無線リンクを
    選択する選択工程と、前記選択工程で選択した無線リン
    クの切断指示を行う指示工程を有することを特徴とする
    制御方法。
  43. 【請求項43】 請求項42において、 前記判別工程は、前記無線通信装置への着信に対する応
    答か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置か
    らの発信かを判別し、 前記設定工程は、前記判別工程で着信の放棄、あるい
    は、前記無線通信装置からの発信であると判別すると第
    1の時間を設定し、着信に対する応答であると判別する
    と第1の時間より長い第2の時間を設定することを特徴
    とする制御方法。
  44. 【請求項44】 請求項42において、 前記判別工程は、前記無線通信装置への着信に対する応
    答か、発呼側からの着信の放棄か、前記無線通信装置か
    らの発信かを判別し、 前記設定工程は、前記判別工程で着信の放棄、あるい
    は、前記無線通信装置からの発信であると判別すると時
    間の設定を行い、着信に対する応答であると判別すると
    時間の設定を行なわないことを特徴とする制御方法。
JP8057553A 1995-03-31 1996-03-14 無線通信装置及びシステム Withdrawn JPH09154170A (ja)

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JP7-252844 1995-09-29
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JP7-75777 1995-09-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016046762A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 電子機器及び通信接続の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016046762A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 電子機器及び通信接続の制御方法

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