JP2005079907A - 電話システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線子機が誤載置されている親機の動作を当該無線子機で継続させる場合でも、呼制御に矛盾を生じることなく動作切替制御を実現できるようにする。
【解決手段】発信動作状態、着信動作状態、または回線捕捉状態のいずれかの動作状態にある親機30Bからこの親機とは異なる無線電話機20Aの無線子機40Aが取り上げられた場合、当該無線子機40Aと対をなす親機30Aについてその動作状態に基づき親機30Bの動作状態への移行可否を移行判定手段15Cで判断し、移行可と判断された場合は、主装置10の呼制御手段15Aで、親機30Bでの動作状態を解除するとともに、無線子機40Aと対をなす親機30Aを動作状態へ移行させ、親機30Aで当該動作を継続させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話システムに関し、特に電話回線に接続された主装置と、この主装置に接続された複数の内線電話機とを備え、内線電話機として親機と無線子機とからなる無線電話機を用いる電話システムに関するものである。
電話回線に接続された主装置と、この主装置に接続された複数の内線電話機とからなる電話システムでは、内線電話機として無線電話機が用いられる場合がある。
この無線電話機は、対をなす親機と無線子機とから構成されており、そのうち親機が主装置に接続され、無線子機が無線回線を介して親機に接続される。この種の無線電話機は、一般的な内線電話機と比較してハンドセットを電話機本体に接続するカールコードがないことから、カールコードレスタイプのコードレス電話機と呼ばれている。通常、同一無線電話機として対をなす親機および無線子機は、予め設定された同一の識別情報すなわちシステムIDを用いて無線通信を行うことにより、他の無線電話機の親機や無線子機との混信を回避する構成となっている。
このような無線電話機を内線電話機として接続する電話システムでは、一般的な内線電話機と同様に、親機からハンドセットすなわち無線子機を取り上げた場合、その取り上げを契機として動作状態を制御する機能が提案されている。
例えば、無線子機が載置された状態で親機から相手先ダイヤル番号を入力した後に、無線子機を取り上げた場合、その取り上げを契機として外線を捕捉し、予め親機で入力された相手先ダイヤル番号を用いて外線発信を行う機能、すなわちプリセットダイヤル機能がある(例えば、特許文献1など参照)。
このほか、一般的な機能としては、親機のハンズフリー機能やスピーカ受話機能などのオンフック通話機能を用いて回線捕捉している場合に、無線子機の取り上げを契機としてこれら機能を解除して無線子機での通話に切り替える通話自動切替機能、無線子機が載置された状態で着信があった場合に、無線子機の取り上げを契機としてその着信に応答して無線子機で通話を開始する着信自動応答機能、さらには親機から無線子機を取り上げた場合、その取り上げを契機として回線を捕捉する回線自動捕捉機能などもある。
このような従来の電話システムでは、各無線電話機の無線子機を自由に持ち運びできることから、他の無線電話機に属する親機に誤載置される場合もあり、誤載置が生じた場合、親機と無線子機とがそれぞれ異なる無線電話機に属していることから、主装置によるこれら親機および無線子機に対する制御が連携せず、利用者が混乱する場合がある。
例えば、プリセットダイヤル機能では、親機で相手先ダイヤル番号を入力した後に、誤載置されている無線子機を取り上げた場合、前述と同様にその無線子機と対をなす親機でその無線子機の取り上げを契機として外線捕捉が行われる。
この際、正常載置の場合と同様に、回線自動捕捉機能により無線子機の取り上げに応じて外線を捕捉したにもかかわらずダイヤル発信せず、利用者が混乱することになる。
このような混乱を回避するため、取り上げた無線子機と対をなす親機の動作状態を誤載置されていた親機の動作状態へ移行させ、その動作状態を取り上げた無線子機の親機へ切り替えて継続させる方法が考えられる。これにより、取り上げた無線子機で当該動作が継続され、利用者の混乱を回避できる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平6−315045号公報
しかしながら、従来の電話システムで前述のような動作切替制御を行った場合、切替先親機の動作状態によっては呼制御に矛盾が生じるという問題点がある。
例えば親機からプリセットダイヤル機能で外線発信した後、その親機に誤載置されている他の無線電話機の無線子機を取り上げた際、その切替先となる無線子機の親機がオンフック通話機能で外線通話しているケースもある。このようなケースで単に動作切替制御を行った場合には、切替先親機において外線通話しているにもかかわらずプリセットダイヤル発信処理が行われることになり、切替先親機に対する呼制御に矛盾が生じる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、無線子機が誤載置されている親機の動作を当該無線子機の親機へ切り替えて継続させる場合でも、呼制御に矛盾を生じることなく動作切替制御を実現できる電話システムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、電話回線に接続された主装置と、この主装置に接続された複数の内線電話機とを備え、主装置に接続される親機と無線回線を介して親機に接続される無線子機の対からなり無線子機の載置場所が親機に設けられている無線電話機を、内線電話機として用いる電話システムにおいて、主装置に、親機の動作状態に基づき当該親機について所定動作状態への移行可否を判定する移行判定手段と、親機のうち少なくとも発信動作状態、着信動作状態、または回線捕捉状態のいずれかの動作状態にある第1の親機からこの第1の親機とは異なる無線電話機の無線子機が取り上げられた場合、当該無線子機と対をなす第2の親機について動作状態への移行可否を移行判定手段で判定し、移行可と判定された場合は、第1の親機での動作状態を解除するとともに、第2の親機を動作状態へ移行させる呼制御手段とを設けたものである。
この際、移行判定手段で、親機が使用状態にある場合には移行不可と判定するようにしてもよい。
また呼制御手段で、無線子機での所定操作に応じて、第1の親機での動作状態を解除するとともに、第2の親機を動作状態へ強制的に移行させるようにしてもよい。
本発明は、主装置に、親機の動作状態に基づき当該親機について所定動作状態への移行可否を判定する移行判定手段を設け、主装置の呼制御手段で、少なくとも発信動作状態、着信動作状態、または回線捕捉状態のいずれかの動作状態にある第1の親機からこの第1の親機とは異なる無線電話機の無線子機が取り上げられた場合、当該無線子機と対をなす第2の親機について当該動作状態への移行可否を移行判定手段で判定し、移行可と判定された場合は、第1の親機での動作状態を解除するとともに、第2の親機を動作状態へ移行させるようにしたので、無線子機が誤載置されている親機の動作を当該無線子機の親機へ切り替えて継続させる場合でも、呼制御に矛盾を生じることなく動作切替制御を実現できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システムは、網からの1つ以上の電話回線11に接続された主装置10と、この主装置10に内線収容された複数の無線電話機20A,20B〜20Nとから構成されており、主装置10で、電話回線11と無線電話機20A,20B〜20Nのいずれかの間における、例えば音声通話やデータ通信などの呼を交換接続する。
無線電話機20Aは、主装置10と内線伝送路17を介して接続された親機30Aと、この親機30Aと無線回線を介して接続されるハンドセット型の無線子機40Aとの対から構成されている。この親機30Aには、無線子機40Aを載置して充電などを行う充電台すなわち載置場所が設けられており、通常、未使用時には親機の載置場所に無線子機が載置される。
無線電話機20Aでは、予め設定された当該無線電話機20Aに固有のシステムIDを用いて親機30Aと無線子機40Aとの間で無線通信が行われる。また、無線電話機20B〜20Nの構成は、無線電話機20Aと同様であり、それぞれ親機30B〜30Nと無線子機40B〜40Nとの対から構成されている。
主装置10には、電話回線11を終端制御する外線インターフェース部(以下、外線I/F部という)12、有線の内線伝送路17を介して無線電話機20A〜20Nとデータ伝送を行う内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)13、これら外線I/F部12と内線I/F部13との間を交換接続するスイッチ14、主装置10の各部を制御して電話回線11と各無線電話機20A〜20Nの呼制御を行う制御部15、および制御部15での制御に必要な情報、例えば各無線電話機20Aの動作状態や機能設定を管理するための呼制御情報16A、さらには無線子機の載置状態を管理する載置管理情報16Bなどの情報や、制御部15で用いるプログラムを記憶する記憶部16が設けられている。
制御部15は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部16のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとが協働して各種機能手段を実現し、各種呼制御のほか当該電話システムの各種管理処理を行う。
制御部15には、機能手段として呼制御手段15A、誤載置判定手段15B、および移行判定手段15Cが設けられている。呼制御手段15Aは、記憶部16の呼制御情報16Aおよび載置管理情報16Bに基づき各無線電話機20A〜20Nの発信動作、着信動作、および通話に関する制御を行う。誤載置判定手段15Bは、各親機および無線子機からの通知に基づき、その通知元となる親機および無線子機の載置関係を判定し、載置管理情報16Bを更新する。移行判定手段15Cは、記憶部16の呼制御情報16Aから得られる親機の動作状態に基づき当該親機について所定動作状態への移行可否を判定する。
図2に親機30(30A,30B〜30N)の構成例を示す。親機30には、内線インターフェース部(以下、内線I/F部という)31、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)32、音声処理部33、表示部34、キー入力部35、記憶部36、給電部37、載置検出部38、および親機制御部39が設けられている。
内線I/F部31は、内線伝送路17を介して主装置10とデータ伝送を行う回路部である。無線I/F部32は、無線回線を介して無線子機40(40A,40B〜40N)とデータ通信を行う回路部である。音声処理部33は、親機30で無線子機すなわちハンドセットを用いずに通話を行うためのハンズフリー機能およびスピーカ受話機能や各種報知音の生成機能を有する回路部である。
表示部34は、データ伝送で主装置10から受け取った指示に基づきLEDやLCDを制御して各種表示を行う回路部である。キー入力部35は、利用者によるキー操作を検出する回路部である。記憶部36は、親機制御部39での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶するメモリである。給電部37は、充電端子37Aを介して電気的に接続された無線子機40の電池を充電するための電力を供給する回路部である。載置検出部38は当該親機30に対する無線子機40の載置有無を検出する回路部である。
親機制御部39は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部36のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとが協働して親機30の各部を制御する機能部である。
図3に無線子機40の構成例を示す。無線子機40には、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)41、音声処理部42、電池43、充電部44、状態検出部45、記憶部46、表示部47、キー入力部48、および無線子機制御部49が設けられている。
無線I/F部41は、無線回線を介して親機30とデータ通信を行う回路部である。音声処理部42は、スピーカやマイク(図示せず)を用いた音声通話機能や各種報知音の生成機能を有する回路部である。電池43は無線子機40の各部で用いる動作電源を蓄電する回路部である。充電部44は、充電端子44Aを介して親機30から供給された電力を電池43へ充電する回路部である。状態検出部45は、当該無線子機40のオンフック/オフフックの状態すなわち載置状態を検出する回路部である。
記憶部46は、無線子機制御部49での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶するメモリである。表示部47は、データ通信で親機30から受け取った指示に基づきLEDやLCDを制御して各種表示を行う回路部である。キー入力部48は、利用者によるキー操作を検出する回路部である。
無線子機制御部49は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部46のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとが協働して無線子機40の各部を制御する機能部である。
状態検出部45については、公知技術として、親機30に対する無線子機40の載置により機械的に動作する例えばフックスイッチ、あるいは電気的に動作するフォトインタラプタなど、一般的なスイッチで実現される例もあり、載置検出部38でも同様のスイッチを用いてもよい。
また、状態検出部45として、親機30と無線子機40との間で充電動作に用いる充電端子37Aと充電端子44Aとの電気的接続を検出する例もあり、載置検出部38でも同様に電気的接続を検出するようにしてもよい。
この場合、充電端子37Aと充電端子44Aとの電気的接続により変化する電気量、例えば電流値や電圧値を、給電部37や充電部44から取り込み、その変化に応じて、親機30に対する無線子機40の載置有無を検出してもよい。
なお、無線子機40の電池43が満充電状態となった場合、親機30から無線子機40に対する充電電力はゼロとなる。したがって、例えば充電端子37Aと充電端子44Aの間に常時所定値以上の電流を流しておく、あるいは所定の電位を印加しておくことにより、満充電状態であっても充電端子37Aと充電端子44Aとの電気的接続の有無を検出してもよい。
図4は、載置管理情報16Bの説明図であり、図4(a)は、載置管理情報の構成例であり、図4(b)は無線子機の誤載置例である。
親機30の載置検出部38で検出された載置状態の変化を示す検出情報は、データ伝送により主装置10の制御部15へ通知される。また、無線子機40の状態検出部45で検出された載置状態の変化を示す検出情報は、無線通信により親機30の親機制御部39へ通知され、上記と同様にして主装置10の制御部15へ通知される。
主装置10の制御部15では、誤載置判定手段15Bにおいて、親機30および無線子機40から通知された検出情報の受信タイミングの時間差が所定の許容時間差内かどうかの判定と、これら検出情報の通知元となる親機30および無線子機40の組み合わせにより、当該無線子機40がどの親機30に載置されているかを判断し、その対応関係を載置管理情報16Bで管理する。
この際、これら親機30および無線子機40が、異なる無線電話機20を構成するものであっても、それぞれの検出情報がこれら親機30および無線子機40に共通する同一の操作や制御動作を示す場合、ほぼ同時に受信されることになる。したがって、これら検出情報の受信タイミングを比較することにより、親機30および無線子機40の載置関係を判定できる。
なお、親機30や無線子機40では、共通の操作や制御動作を検出しても、その検出情報が主装置10で確認されるまでに、ある程度処理遅れを生じる。例えば、親機30から主装置10へのデータ伝送に有線の内線伝送路17が利用される場合、そのデータ伝送に要する処理遅れはほとんどない。
これに対して、無線子機40から親機30を介した主装置10へのデータ伝送については、無線子機40と親機30との間に無線回線が介在するため、その無線プロトコルに起因する処理遅れがある程度生じるとともに、親機30における検出情報の転送処理にもある程度処理遅れが生じる。したがって、受信タイミングの判断には所定の許容時間差を設ければよい。またこの許容時間差は、判定の感度として当該電話システムごとに設定すればよい。
また、検出情報の通知元を判断するため、その情報に通知元を示す識別情報を格納しておいてもよい。また、各無線電話機20が、内線伝送路17を介して主装置10の内線I/F部13と1対1に接続されていることを利用して、検出情報を受信した内線I/F部13のポート位置に基づき、その検出情報がどの無線電話機20からのものか判断してもよい。
各親機30および無線子機40には、予め個別の識別情報が付与されており、図4(a)の例では、各無線子機識別情報ごとに親機識別情報が対応付けて管理されている。
例えば、図4(b)のように、無線子機40Aが元の親機30Aとは異なる親機30B上に誤載置されている場合、図4(a)の載置管理情報16Bでは、無線子機40Aに対応する親機識別情報として「30B」が登録される。また、この例では無線子機40Bがいずれの親機30にも載置されていない放置状態にあることから、無線子機40Bに対応する親機識別情報として「放置」が登録される。
次に、図5を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図5は本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
本実施の形態では、無線子機が誤載置されている親機でのプリセット操作により選択された相手先へ、その無線子機の取り上げに応じて発信するプリセットダイヤル機能について説明する。以下では、親機30Aと対となって無線電話機20Aを構成する無線子機40Aが、他の無線電話機20Bの親機30Bに誤載置されているものとする。
無線子機40Aが親機30Bへ誤載置されている状態で、相手先ダイヤル番号の入力や、リダイヤル選択あるいは電話帳での相手先選択などのプリセット操作が親機30Bで行われた場合、親機30Bの親機制御部39は、このプリセット操作をキー入力部35を介して検出し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ100)。主装置10の呼制御手段15Aでは、内線I/F部13を介してこのプリセット操作を受信し、親機30Bがプリセット発信動作状態にあるおよびその相手先ダイヤル番号を記憶部16の呼制御情報16Aで管理する。
その後、無線子機40Aが親機30Bから取り上げられた場合、親機30Bの充電端子37Aと無線子機40Aの充電端子44Aとの電気的接続が切断され、充電動作が停止する(ステップ101)。
親機30Bの親機制御部39は、載置されていた任意の無線子機40(40A)に対する充電動作の停止に基づき、載置検出部38で無線子機40の取り上げを検出する(ステップ102)。
そして、親機制御部39は、載置検出部38で検出した無線子機40の取り上げすなわち子機オフフックを、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ103)。
一方、無線子機40Aの無線子機制御部49は、任意の親機30(30B)の充電動作の停止に基づき状態検出部45で任意の親機30からの取り上げを検出する(ステップ104)。
そして、無線子機制御部49は、状態検出部45で検出した任意の親機30からの取り上げすなわち子機オフフックを無線I/F部41から無線回線を介して親機30Aへ送信する(ステップ105)。
親機30Aの親機制御部39は、無線I/F部32を介して子機オフフックを受信し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ106)。
主装置10の呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介してこれら子機オフフックを受信し、記憶部16の載置管理情報16Bを参照して、親機30Bおよび無線子機40Aの載置関係を確認する(ステップ110)。ここで、これらが誤載置関係にあることが確認された場合は(ステップ110:YES)、記憶部16の呼制御情報16Aを参照して親機30Bの動作状態を確認し、親機30Bでのプリセットダイヤル動作に関する呼制御の切り替えが必要と判断して、その取り上げられた無線子機40Aと対をなす親機30Aを当該呼制御の切替先と判定する(ステップ111)。
そして、移行判定手段15Cで、記憶部16の呼制御情報16Aを確認し(ステップ112)、親機30Aについて、親機30Bの動作状態ここではプリセットダイヤル動作状態への移行可否を判定する(ステップ113)。
この際、例えば親機30Aが使用されておらずアイドル状態(待ち受け状態)にあり、移行判定手段15Cで移行可能と判定された場合(ステップ113:YES)、呼制御手段15Aは、外線I/F部12を制御して電話回線11から空き外線を捕捉し、親機30Bからのプリセット操作で指定された相手先へ発信処理を行うとともに(ステップ114)、内線I/F部13を介して親機30Bへプリセットダイヤル動作状態の解除を指示する(ステップ115)。親機30Bの親機制御部39は、内線I/F部31を介してプリセットダイヤル動作状態の解除指示を受信し、音声処理部33および表示部34を制御してプリセットダイヤル動作状態を解除する。
次に、呼制御手段15Aは、スイッチ14を制御してプリセットダイヤル動作に用いた外線と親機30Aの通話パスとを接続するとともに、内線I/F部13を介して親機30Aへ無線子機40Aを用いた通話状態への移行を指示する(ステップ116)。
これにより、親機30Bでプリセットダイヤル動作で発信に用いた外線が、親機30Aを経由して無線子機40Aへ切替接続されることになり、プリセット操作で選択した相手先への呼び出しさらには通話が無線子機40Aで開始される(ステップ117)。
一方、ステップ113において、親機30Aが外線通話などの使用状態にあり、移行不可と判定された場合(ステップ113:NO)、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Aへ子機でのビジー表示を指示する(ステップ120)。
また、呼制御手段15Aは、親機30Bについて、無線子機40Aのオフフックを無効とし、オンフック状態でのプリセットダイヤル動作を継続させる。
親機30Aの親機制御部39は、内線伝送路17を介して内線I/F部31で子機ビジー表示を受信し、無線I/F部32を介して子機ビジー表示を無線子機40Aへ送信する(ステップ121)。
無線子機40Aの無線子機制御部49は、無線回線を介して無線I/F部41で子機ジー表示を受信し、音声処理部42や表示部47を制御して、ビジー状態(通話不可状態)を可聴/可視表示することにより、動作継続が不可能であることを利用者へ報知する(ステップ122)。
このように、発信動作中、着信動作中または回線捕捉中の親機30Bからこの親機30Bと異なる無線電話機20Aの無線子機40Aが取り上げられた場合、主装置10の移行判定手段15Cで、無線子機40Aの親機30Aについて、親機30Aの動作状態に基づき親機30Bの動作状態への移行可否を判定し、移行可能と判定された場合にのみ、呼制御手段15Aで、親機30Bでの動作を解除するとともに、親機30Aで当該動作を継続させるようにしたので、親機30Bから正規の無線子機40Bを取り上げた場合と同様の動作を無線子機40Aで実現でき、また無線子機と対をなす親機の動作状態に応じて、呼制御に矛盾を生じることなく動作切替制御を行うことができる。
したがって、例えば親機30Bのプリセットダイヤル動作に続く通話動作が、親機30Bに誤載置されていた無線子機40Aの親機30Aで継続されるため、プリセットダイヤル動作において正規の無線子機40Bを親機30Bから取り上げた場合と同様に、その無線子機40Aで親機30Bのプリセットダイヤル動作により発信した相手先と通話することができ、利用者の混乱を回避できる。
また、例えば親機30Aがオンフック通話機能により外線通話中の場合は、移行判定手段15Cで、親機30Aでのプリセットダイヤル動作状態への移行が不可能と判断されて、親機30Aへの動作切り替えが行われなくなり、呼制御に矛盾を生じることもない。
なお、本実施の形態では、主装置10に収容されている電話回線11を用いて網側へ発信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、主装置10の内線I/F部13に接続されている他の無線電話機20へ内線発信する場合にも適用できる。
また、各実施の形態において、発信動作中とは、回線捕捉や相手先選択操作などの発信準備動作が開始されてから、実際にダイヤル送出した後、相手先が応答するまでの一連の動作のうちのいずれかの状態にあることを指し、着信動作中とは、着信を検出してから、その着信に応じた呼び出しを開始し、これに応答して通話を開始するまでの一連の動作のうちのいずれかの状態にあることを指す。また、回線捕捉中とは、通話中だけでなく外線または内線を捕捉している状態すべてを含む。
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図6は本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
前述した第1の実施の形態では、切替先の親機30Aについて動作移行不可と判定された場合は、無線子機40Aで子機ビジー表示を行うことにより動作継続が不可能であることを利用者に報知する場合を例として説明した。本実施の形態では、動作移行不可と判定された場合でも、利用者からの操作に応じて、切替先の親機30Aへ強制的に切り替えを行う場合について説明する。
前述した図5のステップ113において、移行判定手段15Cにより親機30Aについて、親機30Bの動作状態すなわちプリセットダイヤル動作状態への移行が不可能と判定された場合(ステップ113:NO)、主装置10の呼制御手段15Aは、親機30Bの動作状態をそのまま保持した状態で、内線I/F部13を介して親機30Bへ動作継続が不可能である旨の警告表示を指示する(ステップ200)。親機30Bの親機制御部39は、内線I/F部31を介して警告表示を受信し、音声処理部33や表示部34を制御して警告表示を可聴/可視表示する(ステップ201)。
また、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Aへ動作継続が不可能である旨の子機警告表示を指示する(ステップ202)。親機30Aの親機制御部39は、内線I/F部31を介して子機警告表示を受信し、無線I/F部32を介して無線子機40Aへ子機警告表示を送信する(ステップ203)。無線子機40Aの無線子機制御部49は、無線I/F部41を介して子機警告表示を受信し、音声処理部42や表示部47を制御して警告表示を可聴/可視表示する(ステップ204)。
これにより利用者は、親機30Bや無線子機40Aでの警告表示に応じて、動作切り替えが不可能であると認識し、動作切り替えが必要な場合は、キー入力部48で所定の強制切替操作を行う(ステップ210)。
無線子機40Aの無線子機制御部49は、キー入力部48で検出された強制切替操作に応じて、無線I/F部41を介して親機30Aへ強制切替要求を送信する(ステップ211)。親機30Aの親機制御部39は、無線I/F部32を介して強制切替要求を受信し、内線I/F部31を介して主装置10へ強制切替要求を送信する(ステップ212)。
主装置10の呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して無線子機40Aからの強制切替要求を受信し、前述した警告表示の指示と同様にして、親機30Bに対して警告表示停止を指示するとともに、親機30Aに対して子機警告表示停止を指示し、親機30Bおよび無線子機40Aでの警告表示を停止させる(ステップ213〜217)。
そして、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して切替先となる親機30Aへ動作状態の解除、例えば外線通話の解除を指示するとともに(ステップ220)、前述した図5のステップ114〜117と同様にして、親機30Bの動作状態すなわちプリセットダイヤル動作状態へ親機30Aの動作状態を移行させる(ステップ221〜224)。
このように、切替先親機30Aについて動作移行不可と判定された場合は、無線子機40Aからの強制切替操作に応じて、親機30Aの動作状態を親機30Bの動作状態へ強制的に移行させるようにしたので、例えば緊急連絡が必要な場合など、利用者の意図に応じた柔軟な呼制御を実現できる。
なお、本実施の形態では、利用者の強制切替操作に応じて動作の継続を強制的に行う場合について説明したが、予め設定した優先順位に基づき強制切り替えの要否を判断してもよい。例えば、主装置10の記憶部16に、動作移行制御における各無線電話機の優先順位として切替優先情報を予め設定しておき、図5のステップ113において、移行判定手段15Cで動作移行不可と判定された場合は(ステップ113)、上記切替優先情報に基づき切替元となる親機30Bと切替先親機30Aの優先順位を比較し、切替先親機30Aのほうが優先順が高い場合は、図6のステップ220へ移行して強制切り替えを実行し、切替先親機30Aのほうが優先順が低い場合は、図5のステップ120または図6のステップ200へ移行するようにしてもよい。これにより、切替先親機30Aの優先順位が高い場合は、利用者の操作を必要とすることなく親機30Aで自動的に動作状態の切り替えが行われ無線子機40Aで動作が継続される。
次に、図7を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図7は本発明の第3の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
前述した第1の実施の形態では、無線子機が誤載置されている親機でプリセットダイヤル機能が用いられた場合を例として説明したが、本実施の形態では、誤載置されている無線子機の取り上げを契機として親機でのオンフック通話状態を解除して無線子機での通話に切り替える通話自動切替機能について説明する。以下では、親機30Aと対となって無線電話機20Aを構成する無線子機40Aが、他の無線電話機20Bの親機30Bに誤載置されているものとする。
まず、無線子機40Aが誤載置されている親機30Bで、ハンズフリー機能やスピーカ受話機能などを用いて、無線子機40Aを用いない外線オンフック通話が行われているものとする(ステップ130)。このとき主装置10では、親機30Bがオンフック通話状態にあることを記憶部16の呼制御情報16Aで管理している。
この動作状態において、無線子機40Aが親機30Bから取り上げられた場合(ステップ131)、親機30Bの親機制御部39は、載置されていた任意の無線子機40(40A)に対する充電動作の停止に基づき、載置検出部38で無線子機40の取り上げを検出する(ステップ132)。そして、親機制御部39は、載置検出部38で検出した無線子機40の取り上げすなわち子機オフフックを、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ133)。
一方、無線子機40Aの無線子機制御部49は、任意の親機30(30B)の充電動作の停止をオフフックとして状態検出部45で検出する(ステップ134)。
そして、無線子機制御部49は、状態検出部45で検出した任意の親機30からの取り上げすなわち子機オフフックを、無線I/F部41から無線回線を介して親機30Aへ送信する(ステップ135)。
親機30Aの親機制御部39は、無線I/F部32を介して子機オフフックを受信し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ136)。
主装置10の呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介してこれら子機オフフックを受信し、記憶部16の載置管理情報16Bを参照して、親機30Bおよび無線子機40Aの載置関係を確認する(ステップ140)。ここで、これらが誤載置関係にあることが確認された場合は(ステップ140:YES)、記憶部16の呼制御情報16Aを参照して親機30Bの動作状態を確認し、親機30Bでの外線通話動作に関する呼制御の切り替えが必要と判断して、その取り上げられた無線子機40Aと対をなす親機30Aを当該呼制御の切替先と判定する(ステップ141)。
そして、移行判定手段15Cで、記憶部16の呼制御情報16Aを確認し(ステップ142)、親機30Aについて、親機30Bの動作状態ここでは外線通話動作状態への移行可否を判定する(ステップ143)。
この際、移行判定手段15Cで移行可能と判定された場合(ステップ143:YES)、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Bへオンフック通話の解除を指示する(ステップ144)。
そして、内線I/F部13を介して親機30Bへ通話パスの開放を指示するとともに(ステップ145)、内線I/F部13を介して親機30Aへ通話状態への移行を指示し(ステップ146)、スイッチ14を制御して、親機30Bがオンフック通話に用いていた外線を親機30Bの通話パスから親機30Aの通話パスへ切り替える(ステップ147)。
これにより、親機30Bでオンフック通話していた外線が、親機30Aを経由して無線子機40Aへ接続されることになり、その相手先との通話が無線子機40Aで再開継続される(ステップ148)。
一方、ステップ142において、移行不可と判定された場合(ステップ143:NO)、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Aへ子機でのビジー表示を指示する(ステップ150)。
また、呼制御手段15Aは、親機30Bについて、無線子機40Aのオフフックを無効とし、オンフック状態での通話動作を継続させる。
親機30Aの親機制御部39は、内線伝送路17を介して内線I/F部31で子機ビジー表示を受信し、無線I/F部32を介して子機ビジー表示を無線子機40Aへ送信する(ステップ151)。
無線子機40Aの無線子機制御部49は、無線回線を介して無線I/F部41で子機ジー表示を受信し、音声処理部42や表示部47を制御して、ビジー状態(通話不可状態)を可聴/可視表示することにより、動作継続が不可能であることを利用者へ報知する(ステップ152)。
このように、親機30Bでの通話自動切替動作についても、親機30Bに誤載置されていた無線子機40Aの親機30Aで継続されるため、通話自動切替動作において正規の無線子機40Bを親機30Bから取り上げた場合と同様に、その無線子機40Aで親機30Bのオンフック通話の相手先と通話することができる。
また、例えば親機30Aがオンフック通話機能により外線通話中の場合など親機30Aが使用中の場合は、移行判定手段15Cで、親機30Aでのプリセットダイヤル動作状態への移行が不可能と判断されて、親機30Aへの動作切り替えが行われなくなり、呼制御に矛盾を生じることもない。
また、本実施の形態では、主装置10に収容されている電話回線11を用いて外線通話している場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、主装置10の内線I/F部13に接続されている他の無線電話機20と内線通話している場合にも適用できる。
なお、本実施の形態では、親機30Bでオンフック通話が行われている場合を例として説明したが、相手先と接続されていない外線を捕捉している状態、例えば外線を捕捉しただけの状態、捕捉した外線にダイヤル信号を送出中の状態、相手先呼出中の状態などの状態でも、前述と同様に通話切替を行うこともできる。したがって、本実施の形態については、オンフック回線捕捉状態、すなわちオンフック状態で外線または内線を捕捉している状態であれば、いずれの状態であっても適用できる。
次に、図8を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図8は本発明の第4の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
前述した第1の実施の形態では、無線子機が誤載置されている親機でプリセットダイヤル機能が用いられた場合を例として説明し、第3の実施の形態では、無線子機が誤載置されている親機で通話自動切替機能が用いられた場合について説明した。本実施の形態では、誤載置されている無線子機の取り上げを契機として親機への着信に無線子機で応答する自動着信応答機能について説明する。以下では、親機30Aと対となって無線電話機20Aを構成する無線子機40Aが、他の無線電話機20Bの親機30Bに誤載置されているものとする。
無線子機40Aが親機30Bへ誤載置されている状態で、電話回線11から親機30B(無線電話機20B)に対する着信が到来した場合、主装置10の呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Bへ着信を通知する(ステップ160)。このとき主装置10では、親機30Bが着信状態にあることを記憶部16の呼制御情報16Aで管理している。
親機30Bの親機制御部39は、内線I/F部31を介して主装置10からの着信通知を受信し、音声処理部33および表示部34を制御して着信表示を行う(ステップ161)。
この着信表示に応じて、誤載置されている無線子機40Aが親機30Bから取り上げられた場合(ステップ162)、親機30Bの親機制御部39は、載置されていた任意の無線子機40(40A)に対する充電動作の停止に基づき、載置検出部38で無線子機40の取り上げを検出する(ステップ163)。そして、親機制御部39は、載置検出部38で検出した無線子機40の取り上げすなわち子機オフフックを、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ164)。
一方、無線子機40Aの無線子機制御部49は、任意の親機30(30B)の充電動作の停止をオフフックとして状態検出部45で検出する(ステップ165)。
そして、無線子機制御部49は、状態検出部45で検出した任意の親機30からの取り上げすなわち子機オフフックを、無線I/F部41から無線回線を介して親機30Aへ送信する(ステップ166)。
親機30Aの親機制御部39は、無線I/F部32を介して子機オフフックを受信し、内線I/F部31から内線伝送路17を介して主装置10へ送信する(ステップ167)。
主装置10の呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介してこれら子機オフフックを受信し、記憶部16の載置管理情報16Bを参照して、親機30Bおよび無線子機40Aの載置関係を確認する(ステップ170)。ここで、これらが誤載置関係にあることが確認された場合は(ステップ170:YES)、記憶部16の呼制御情報16Aを参照して親機30Bの動作状態を確認し、親機30Bでの着信応答動作に関する呼制御の切り替えが必要と判断して、その取り上げられた無線子機40Aと対をなす親機30Aを当該呼制御の切替先と判定する(ステップ171)。
そして、移行判定手段15Cで、記憶部16の呼制御情報16Aを確認し(ステップ172)、親機30Aについて、親機30Bの動作状態ここでは着信動作状態への移行可否を判定する(ステップ173)。
この際、移行判定手段15Cで移行可能と判定された場合(ステップ173:YES)、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Bへ着信表示の停止を指示する(ステップ174)。
そして、内線I/F部13を介して親機30Aへ通話状態への移行を指示し(ステップ175)、外線I/F部12を制御して着信が検出された電話回線11へ応答するとともに、スイッチ14を制御してその電話回線11を親機30Aの通話パスへ接続する(ステップ176)。
これにより、親機30B(無線電話機20B)への着信のための呼制御が、親機30Aを経由して無線子機40Aへ切り替えられることになり、その相手先との通話が無線子機40Aで開始される(ステップ177)。
一方、ステップ173において、移行不可と判定された場合(ステップ173:NO)、呼制御手段15Aは、内線I/F部13を介して親機30Aへ子機でのビジー表示を指示する(ステップ180)。
また、呼制御手段15Aは、親機30Bについて、無線子機40Aのオフフックを無効とし、オンフック状態での着信動作を継続させる。
親機30Aの親機制御部39は、内線伝送路17を介して内線I/F部31で子機ビジー表示を受信し、無線I/F部32を介して子機ビジー表示を無線子機40Aへ送信する(ステップ181)。
無線子機40Aの無線子機制御部49は、無線回線を介して無線I/F部41で子機ジー表示を受信し、音声処理部42や表示部47を制御して、ビジー状態(通話不可状態)を可聴/可視表示することにより、動作継続が不可能であることを利用者へ報知する(ステップ182)。
このように、親機30Bでの着信自動応答動作についても、親機30Bに誤載置されていた無線子機40Aの親機30Aで継続されるため、着信自動応答動作において正規の無線子機40Bを親機30Bから取り上げた場合と同様に、その無線子機40Aで親機30Bへの着信の相手先と通話することができ、利用者の混乱を回避できる。
また、例えば親機30Aがオンフック通話機能により外線通話中の場合など親機30Aが使用中の場合は、移行判定手段15Cで、親機30Aでの着信動作状態への移行が不可能と判断されて、親機30Aへの動作切り替えが行われなくなり、呼制御に矛盾を生じることもない。
なお、本実施の形態では、主装置10に収容されている電話回線11からの外線着信を例として説明したが、これに限定されるものではなく、主装置10の内線I/F部13に接続されている他の無線電話機20からの内線着信にも適用できる。
また、前述した第3および第4の実施の形態に対して、前述した第2の実施の形態(図6参照)を適用し、利用者からの強制切替操作に応じて、親機30Aの動作状態を親機30Bの動作状態へ強制的に移行させるようにしてもよく、前述と同様の作用効果が得られる。また、前述と同様に、予め各無線電話機に設定した優先順位に基づき強制切り替えの要否を判断してもよく、前述と同様の作用効果が得られる。
次に、図9を参照して、誤載置判定の具体例について説明する。図9は誤載置判定の具体例を示す説明図である。ここでは、無線子機40Aが親機30Bに誤載置されている場合を例として説明する。
無線子機40Aが親機30Bから取り上げられた場合、前述したように、親機30Bの載置検出部38で無線子機40(40A)の取り上げが検出され、親機制御部39から主装置10へ子機オフフックが通知される。
主装置10の制御部15は、上記オフフック通知を時刻T1に受信し、その受信タイミング(確認タイミング)で所定の許容時間差長tmを計時する監視タイマをスタートし、当該オフフック通知に対応する無線子機からのオフフック通知の受信タイミングまでの時間差を判定する。
一方、無線子機40Aの状態検出部45でも、親機30(30B)からの取り上げが検出され、無線子機40Aの無線子機制御部49から親機30Aを介して主装置10へ子機オフフックが通知される。
主装置10の制御部15は、無線子機40Aからのオンフック通知を時刻T2に受信する。この際、親機30Bからのオフフック通知に応じてスタートさせた監視タイマが動作中であり、その後、この監視タイマが時刻T3に動作を終了した場合、誤載置判定手段15Bは、親機30Bからのオフフック通知に応じてスタートさせた監視タイマの動作中に受信した任意の無線子機からのオフフック通知に基づき載置関係を判定する。
図9の場合は、監視タイマの動作中に無線子機40Aからオフフック通知を受信したことから、親機30Bと無線子機40Aから受信したオフフック通知の受信タイミングの時間差が許容時間差内であり共通(同一)の操作または制御動作を示す検出情報であると判断し、これらオフフック通知の送信元すなわち親機30Bに無線子機40Aが載置されていると判定される。そして、この載置関係を記憶部16の載置管理情報16Bへ格納する。
なお、監視タイマがタイムアップした後に無線子機40Aからのオフフック通知を受信した場合は、親機30Bと無線子機40Aから受信したオフフック通知の受信タイミングの時間差が許容時間差外であり同一の操作または制御動作を示すオフフック通知ではないと判断され、これらオフフック通知の送信元すなわち親機30Bと無線子機40Aとは、互いに載置関係にないと判断される。
なお、図9では、オフフック通知の受信タイミングに基づき誤載置を判定する場合を例として説明したが、オフフック通知に代えて無線子機が親機に載置された場合に通知されるオンフック通知の受信タイミングに基づき誤載置を判定してもよく、このほか親機と無線子機に共通(同一)の操作または制御動作を示す通知であれば、同様にして誤載置を判定できる。
また、誤載置判定手段15Bでの誤載置判定については、これら通知の受信タイミングに基づき判定する方法に限定されるものではなく、例えば親機と無線子機に共通(同一)の操作または制御動作が行われたタイミングを示す時間情報を、それぞれ親機および無線子機で検出して主装置へ通知し、これら時間情報が示すタイミングの時間差と許容時間差とを比較して判定するなど、他の判定方法を適用してもよい。
本発明の一実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 親機の構成を示すブロック図である。 無線子機の構成を示すブロック図である。 載置管理情報の構成例および誤載置例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 本実施の第3の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 本実施の第4の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 誤載置判定の具体例を示すシーケンス図である。
符号の説明
10…主装置、11…電話回線、12…外線I/F部、13…内線I/F部、14…スイッチ、15…制御部、15A…呼制御手段、15B…誤載置判定手段、15C…移行判定手段、16…記憶部、16A…呼制御情報、16B…載置管理情報、17…内線伝送路、20,20A,20B,〜,20N…無線電話機、30,30A,30B,〜,30N…親機、31…内線I/F部、32…無線I/F部、33…音声処理部、34…表示部、35…キー入力部、36…記憶部、37…給電部、37A…充電端子、38…載置検出部、39…親機制御部、40,40A,40B,〜,40N…無線子機、41…無線I/F部、42…音声処理部、43…電池、44…充電部、44A…充電端子、45…状態検出部、46…記憶部、47…表示部、48…キー入力部、49…無線子機制御部。

Claims (3)

  1. 電話回線に接続された主装置と、この主装置に接続された複数の内線電話機とを備え、前記主装置に接続される親機と無線回線を介して前記親機に接続される無線子機の対からなり前記無線子機の載置場所が前記親機に設けられている無線電話機を、前記内線電話機として用いる電話システムにおいて、
    前記主装置は、
    前記親機の動作状態に基づき当該親機について所定動作状態への移行可否を判定する移行判定手段と、
    前記親機のうち少なくとも発信動作状態、着信動作状態、または回線捕捉状態のいずれかの動作状態にある第1の親機からこの第1の親機とは異なる無線電話機の無線子機が取り上げられた場合、当該無線子機と対をなす第2の親機について前記動作状態への移行可否を前記移行判定手段で判定し、移行可と判定された場合は、前記第1の親機での前記動作状態を解除するとともに、前記第2の親機を前記動作状態へ移行させる呼制御手段とを備えることを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記移行判定手段は、前記親機が使用状態にある場合には移行不可と判定することを特徴とする電話システム。
  3. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記呼制御手段は、前記無線子機での所定操作に応じて、前記第1の親機での前記動作状態を解除するとともに、前記第2の親機を前記動作状態へ強制的に移行させることを特徴とする電話システム。
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