JPH09154034A - テレビジョン受像機 - Google Patents
テレビジョン受像機Info
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- JPH09154034A JPH09154034A JP7347291A JP34729195A JPH09154034A JP H09154034 A JPH09154034 A JP H09154034A JP 7347291 A JP7347291 A JP 7347291A JP 34729195 A JP34729195 A JP 34729195A JP H09154034 A JPH09154034 A JP H09154034A
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- video signal
- auxiliary coil
- circuit
- scanning line
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/27—Circuits special to multi-standard receivers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/445—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for displaying additional information
- H04N5/45—Picture in picture, e.g. displaying simultaneously another television channel in a region of the screen
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/641—Multi-purpose receivers, e.g. for auxiliary information
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1の入力映像信号よりも水平走査周波数が
約2倍の第2の入力映像信号と、倍速変換された第1の
入力映像信号とを合成表示する際に、それぞれの映像信
号の表示位置で好適な走査の行えるテレビジョン受像機
を提供する。 【解決手段】 倍速変換されたNTSC映像信号を表示
画面の左半分に、VGA信号を右半分に合成表示する場
合を考える。信号合成回路20から出力されるエリア信
号Yは、VGA信号の表示画面上の表示位置を示す信号
である。このエリア信号Yと補助コイル駆動用基本パル
スX1とを合成することにより、2m本目の走査線の表
示画面右半分に相当する部分で、補助コイルを駆動させ
ないような補助コイル駆動用パルスX2を駆動信号制御
回路22で得る。これにより、表示画面の左半分と右半
分とのそれぞれの部分で好適な画面表示が行える。
約2倍の第2の入力映像信号と、倍速変換された第1の
入力映像信号とを合成表示する際に、それぞれの映像信
号の表示位置で好適な走査の行えるテレビジョン受像機
を提供する。 【解決手段】 倍速変換されたNTSC映像信号を表示
画面の左半分に、VGA信号を右半分に合成表示する場
合を考える。信号合成回路20から出力されるエリア信
号Yは、VGA信号の表示画面上の表示位置を示す信号
である。このエリア信号Yと補助コイル駆動用基本パル
スX1とを合成することにより、2m本目の走査線の表
示画面右半分に相当する部分で、補助コイルを駆動させ
ないような補助コイル駆動用パルスX2を駆動信号制御
回路22で得る。これにより、表示画面の左半分と右半
分とのそれぞれの部分で好適な画面表示が行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入来する第1の入
力映像信号の走査線数を2倍に増加させ(水平走査周波
数を2倍とし)、表示画面上で同一走査線上を同一内容
の映像信号で2度ずつ走査させて画像を表示できるテレ
ビジョン受像機(TV受像機)に関する。そして、この
発明は特に、第1の入力映像信号よりも水平走査周波数
が約2倍の第2の入力映像信号と、倍速変換された第1
の入力映像信号とを1つの表示画面上で表示位置を分け
て表示(合成画面表示)する際に、それぞれの映像信号
に好適な走査の行えるテレビジョン受像機を提供するこ
とを目的としている。
力映像信号の走査線数を2倍に増加させ(水平走査周波
数を2倍とし)、表示画面上で同一走査線上を同一内容
の映像信号で2度ずつ走査させて画像を表示できるテレ
ビジョン受像機(TV受像機)に関する。そして、この
発明は特に、第1の入力映像信号よりも水平走査周波数
が約2倍の第2の入力映像信号と、倍速変換された第1
の入力映像信号とを1つの表示画面上で表示位置を分け
て表示(合成画面表示)する際に、それぞれの映像信号
に好適な走査の行えるテレビジョン受像機を提供するこ
とを目的としている。
【0002】
【従来の技術】現在の標準テレビジョン方式、例えばN
TSC方式では、走査線数525本の飛び越し走査、毎
秒画像数30枚と決められている。このため、画面サイ
ズが大型化した場合には、再生画像の走査線間隔が広く
なり、走査線が目立つようになる。この主観上での解像
度の低下という問題を改善するために、水平走査周波数
を高くし、走査線数を多くして表示する方法(いわゆる
走査線変換)が提案されている。例えば、インターレー
ス方式のNTSC信号を、水平走査周波数を2倍として
ノンインターレース方式の映像信号に変換することが提
案されている。この変換は、ラインメモリを使用して順
次書き込んだ各ラインの信号をその2倍の速度で読み出
すことで実現できる。(1ライン分の同一内容の映像信
号が2回ずつ連続した形態の映像信号に変換され、水平
走査周波数が2倍に変換される。ここでは、この変換を
倍速変換と呼ぶ。)
TSC方式では、走査線数525本の飛び越し走査、毎
秒画像数30枚と決められている。このため、画面サイ
ズが大型化した場合には、再生画像の走査線間隔が広く
なり、走査線が目立つようになる。この主観上での解像
度の低下という問題を改善するために、水平走査周波数
を高くし、走査線数を多くして表示する方法(いわゆる
走査線変換)が提案されている。例えば、インターレー
ス方式のNTSC信号を、水平走査周波数を2倍として
ノンインターレース方式の映像信号に変換することが提
案されている。この変換は、ラインメモリを使用して順
次書き込んだ各ラインの信号をその2倍の速度で読み出
すことで実現できる。(1ライン分の同一内容の映像信
号が2回ずつ連続した形態の映像信号に変換され、水平
走査周波数が2倍に変換される。ここでは、この変換を
倍速変換と呼ぶ。)
【0003】上記の水平走査周波数が2倍に変換された
信号(倍速変換された信号)を、NTSC方式の約2倍
の水平走査周波数で動作するTV受像機で再生した場合
には、同一内容の映像信号による電子ビームの走査線が
2本続けて形成されることになる。よって、垂直方向の
解像度が低下し画質が劣化することがある。そこで、こ
の解像度低下の問題を解決するために、垂直偏向装置に
切換手段を設け、電子ビームの走査間隔を切り換え、電
子ビームが同一走査線上を同一内容の映像信号で2度ず
つ走査するようにしたものが提案されている。特開昭5
7−65066号では水平周期の信号をコンバージェン
ス信号に重畳して、コンバージェンスコイルを駆動する
ことにより、走査線間隔の切り換えを実現している。ま
た、特公平6−14689号の中には、偏向コイルとは
別に設けた補助コイルを、水平周期の信号により駆動す
ることにより、走査線間隔の切り換えを行うことが示さ
れている。
信号(倍速変換された信号)を、NTSC方式の約2倍
の水平走査周波数で動作するTV受像機で再生した場合
には、同一内容の映像信号による電子ビームの走査線が
2本続けて形成されることになる。よって、垂直方向の
解像度が低下し画質が劣化することがある。そこで、こ
の解像度低下の問題を解決するために、垂直偏向装置に
切換手段を設け、電子ビームの走査間隔を切り換え、電
子ビームが同一走査線上を同一内容の映像信号で2度ず
つ走査するようにしたものが提案されている。特開昭5
7−65066号では水平周期の信号をコンバージェン
ス信号に重畳して、コンバージェンスコイルを駆動する
ことにより、走査線間隔の切り換えを実現している。ま
た、特公平6−14689号の中には、偏向コイルとは
別に設けた補助コイルを、水平周期の信号により駆動す
ることにより、走査線間隔の切り換えを行うことが示さ
れている。
【0004】ここで、特開昭57−65066号で提案
されたテレビジョン受像機について説明する。図5はそ
のブロック構成図である。入力端子1に供給されたビデ
オ信号(NTSC信号)は復調回路2を通り、信号変換
回路3により2倍の水平走査周波数の信号に変換され、
増幅回路4を介してCRT(図示せず)に供給される。
信号変換回路3は、例えば、復調された信号の一水平周
期の信号を記憶するメモリを有し、記憶した信号を記憶
時の2倍の速度で、2回繰り返して読み出すことによ
り、2倍の水平走査周波数の信号(倍速変換された信
号)を得るものである。
されたテレビジョン受像機について説明する。図5はそ
のブロック構成図である。入力端子1に供給されたビデ
オ信号(NTSC信号)は復調回路2を通り、信号変換
回路3により2倍の水平走査周波数の信号に変換され、
増幅回路4を介してCRT(図示せず)に供給される。
信号変換回路3は、例えば、復調された信号の一水平周
期の信号を記憶するメモリを有し、記憶した信号を記憶
時の2倍の速度で、2回繰り返して読み出すことによ
り、2倍の水平走査周波数の信号(倍速変換された信
号)を得るものである。
【0005】復調回路2で得られる同期信号は、同期分
離回路5によって、水平、垂直同期信号に分離される。
垂直同期信号は垂直偏向回路6に供給されて偏向ヨーク
を駆動する。水平同期信号はてい倍回路7により2倍の
周波数の水平同期信号に変換されて水平偏向回路8に供
給され、偏向ヨークを駆動する。また、水平同期信号は
信号発生回路9に供給され、信号発生回路9は、その水
平同期信号からデューティサイクル50%のパルスを生
成する。
離回路5によって、水平、垂直同期信号に分離される。
垂直同期信号は垂直偏向回路6に供給されて偏向ヨーク
を駆動する。水平同期信号はてい倍回路7により2倍の
周波数の水平同期信号に変換されて水平偏向回路8に供
給され、偏向ヨークを駆動する。また、水平同期信号は
信号発生回路9に供給され、信号発生回路9は、その水
平同期信号からデューティサイクル50%のパルスを生
成する。
【0006】図6(a)が入力ビデオ信号の水平同期信
号、同図(b)がてい倍回路7により得られた周波数2
倍の水平同期信号、同図(c)が信号発生回路9で得ら
れたデューティサイクル50%のパルスである。
号、同図(b)がてい倍回路7により得られた周波数2
倍の水平同期信号、同図(c)が信号発生回路9で得ら
れたデューティサイクル50%のパルスである。
【0007】図5にもどって、信号発生回路9で得られ
たパルス電圧は、振幅調整回路10により振幅調整され
た後、重畳回路12によって、コンバージェンス信号発
生回路から供給されるコンバージェンス信号に重畳され
る。パルス電圧が重畳されたコンバージェンス信号は、
増幅回路13を介してコンバージェンスコイル(図示せ
ず)を駆動し、走査線間隔を調整する。
たパルス電圧は、振幅調整回路10により振幅調整され
た後、重畳回路12によって、コンバージェンス信号発
生回路から供給されるコンバージェンス信号に重畳され
る。パルス電圧が重畳されたコンバージェンス信号は、
増幅回路13を介してコンバージェンスコイル(図示せ
ず)を駆動し、走査線間隔を調整する。
【0008】走査線間隔の調整について、図7も交えて
説明する。図7(a)は図5に示す信号発生回路9及び
振幅調整回路10がない場合の、走査線の配列の様子を
示す図であり、同図(b),(c)は、図5に示す回路
による走査線の配列の様子を示す図である。図中に記し
た数字は走査線の番号を示しており、偶数フィールドと
奇数フィールドとの走査線はそれぞれ実線と破線とで示
してある。但し、同図(a)では、偶数フィールドと奇
数フィールドとの走査線の位置が同一の位置で重なるの
で、実線で代表して示してある。
説明する。図7(a)は図5に示す信号発生回路9及び
振幅調整回路10がない場合の、走査線の配列の様子を
示す図であり、同図(b),(c)は、図5に示す回路
による走査線の配列の様子を示す図である。図中に記し
た数字は走査線の番号を示しており、偶数フィールドと
奇数フィールドとの走査線はそれぞれ実線と破線とで示
してある。但し、同図(a)では、偶数フィールドと奇
数フィールドとの走査線の位置が同一の位置で重なるの
で、実線で代表して示してある。
【0009】図5に示す信号発生回路9及び振幅調整回
路10がない場合の走査線配列は、走査線数が偶数(1
050本)であるため、図7(a)に示すように、偶数
フィールドと奇数フィールドとの走査線は重なり、飛び
越し走査も、原信号の再現も実現できない。図7(b)
は、信号発生回路9及び振幅調整回路10を設けた場合
の走査線配列であり、2m番目(mは自然数)の走査線
の位置が、2m−1番目の走査線と2m番目の走査線の
元の位置との中間地点にくるように調整されている。こ
れは、図6(a)に示す水平同期信号から、信号発生回
路9で作られる図6(c)に示すパルス電圧を、コンバ
ージェンス信号に重畳することによって実現している。
即ち、パルス電圧の極性を垂直走査信号に対して逆向き
の偏向方向を与える極性に選び、また、パルス電圧の大
きさを、振幅調整回路10によって走査線間隔の1/2
だけ走査線を移動するだけの振幅に調整している。これ
によって、飛び越し走査(インターレース)を保ったま
ま走査線数を2倍に変換することができる。
路10がない場合の走査線配列は、走査線数が偶数(1
050本)であるため、図7(a)に示すように、偶数
フィールドと奇数フィールドとの走査線は重なり、飛び
越し走査も、原信号の再現も実現できない。図7(b)
は、信号発生回路9及び振幅調整回路10を設けた場合
の走査線配列であり、2m番目(mは自然数)の走査線
の位置が、2m−1番目の走査線と2m番目の走査線の
元の位置との中間地点にくるように調整されている。こ
れは、図6(a)に示す水平同期信号から、信号発生回
路9で作られる図6(c)に示すパルス電圧を、コンバ
ージェンス信号に重畳することによって実現している。
即ち、パルス電圧の極性を垂直走査信号に対して逆向き
の偏向方向を与える極性に選び、また、パルス電圧の大
きさを、振幅調整回路10によって走査線間隔の1/2
だけ走査線を移動するだけの振幅に調整している。これ
によって、飛び越し走査(インターレース)を保ったま
ま走査線数を2倍に変換することができる。
【0010】図7(c)も走査線間隔を調整した場合の
走査線配列であり、2m番目の走査線の位置が、2m−
1番目の走査線上にくるように調整されており、実際に
見える走査線数が等価的に元のビデオ信号(NTSC信
号)の走査線数と同じになっている。これは、図7
(b)の場合と同様に、信号発生回路9及び振幅調整回
路10によって、パルス電圧(図6(c)に図示)の振
幅を一走査線間隔分だけ走査線を移動する値に調整する
ことによって実現している。これによって、原信号の走
査線数と信号配列とを同じにしたまま、水平走査周波数
を2倍にすることができる。(この場合、結果的に倍速
変換前のNTSC信号の飛び越し走査画面と同じ表示画
面となる。)
走査線配列であり、2m番目の走査線の位置が、2m−
1番目の走査線上にくるように調整されており、実際に
見える走査線数が等価的に元のビデオ信号(NTSC信
号)の走査線数と同じになっている。これは、図7
(b)の場合と同様に、信号発生回路9及び振幅調整回
路10によって、パルス電圧(図6(c)に図示)の振
幅を一走査線間隔分だけ走査線を移動する値に調整する
ことによって実現している。これによって、原信号の走
査線数と信号配列とを同じにしたまま、水平走査周波数
を2倍にすることができる。(この場合、結果的に倍速
変換前のNTSC信号の飛び越し走査画面と同じ表示画
面となる。)
【0011】このように、特開昭57−65066号で
提案されたテレビジョン受像機は、振幅調整回路10に
よって信号発生回路9で作られるパルス電圧の振幅を調
整することにより、走査線間隔を任意に調整できる。
提案されたテレビジョン受像機は、振幅調整回路10に
よって信号発生回路9で作られるパルス電圧の振幅を調
整することにより、走査線間隔を任意に調整できる。
【0012】次に、特公平6−14689号に記載され
ている、補助コイルにより走査線間隔を調整する映像表
示装置について図8と共に簡単に説明する。なお、図5
と同一部分には同一の符号を付しその部分の説明は省略
する。図8に示す映像表示装置は、動き検出回路14、
制御回路15により入力信号が静止画であるか否かを検
出し、静止画である場合に接続スイッチ16をオンさ
せ、補助コイル18を駆動させることにより、2本の走
査線を1本に重ねて表示させる。
ている、補助コイルにより走査線間隔を調整する映像表
示装置について図8と共に簡単に説明する。なお、図5
と同一部分には同一の符号を付しその部分の説明は省略
する。図8に示す映像表示装置は、動き検出回路14、
制御回路15により入力信号が静止画であるか否かを検
出し、静止画である場合に接続スイッチ16をオンさ
せ、補助コイル18を駆動させることにより、2本の走
査線を1本に重ねて表示させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路構
成では、NTSC信号を水平走査周波数が2倍の信号に
変換して(1ライン分の同一内容の映像信号が2回ずつ
連続した形態の映像信号に変換して)表示する場合に、
2本の走査線を1本に重ねて表示(図7(c)参照)さ
せることで、垂直方向の解像度の改善が図れ好適な画面
表示が行えた。また、パソコン用の映像信号(VGA
(video graphics array)信号等)、OSD(on scree
n display )信号等の、水平走査周波数がNTSC信号
の2倍の映像信号の入来時には、走査線1本1本を重ね
ずに表示(図7(a)参照)するようにして、好適な表
示画面を得ていた。
成では、NTSC信号を水平走査周波数が2倍の信号に
変換して(1ライン分の同一内容の映像信号が2回ずつ
連続した形態の映像信号に変換して)表示する場合に、
2本の走査線を1本に重ねて表示(図7(c)参照)さ
せることで、垂直方向の解像度の改善が図れ好適な画面
表示が行えた。また、パソコン用の映像信号(VGA
(video graphics array)信号等)、OSD(on scree
n display )信号等の、水平走査周波数がNTSC信号
の2倍の映像信号の入来時には、走査線1本1本を重ね
ずに表示(図7(a)参照)するようにして、好適な表
示画面を得ていた。
【0014】しかし、VGA信号、OSD信号等の、水
平走査周波数がNTSC信号の2倍の映像信号と、前記
水平走査周波数を2倍に変換したNTSC信号とを表示
画面上に合成して表示する場合(例えば、PIP表示、
左右分割2画面表示等)には、次のような不具合があっ
た。
平走査周波数がNTSC信号の2倍の映像信号と、前記
水平走査周波数を2倍に変換したNTSC信号とを表示
画面上に合成して表示する場合(例えば、PIP表示、
左右分割2画面表示等)には、次のような不具合があっ
た。
【0015】2本の走査線を1本に重ねて((2m−
1)本目の走査線に2m本目の走査線を重ねて)合成表
示した場合には、もともと水平走査周波数がNTSC信
号の2倍である映像信号を表示する部分では、2m本目
の走査線の位置が本来の位置からずれると共に、(2m
−1)本目の映像信号と異なる内容の2m本目の映像信
号が重なって表示され、画質の劣化を招く。逆に、走査
線を重ねずに1本1本独立して合成表示させた場合に
は、水平走査周波数を2倍に変換したNTSC信号の表
示部分において、前述したような画質の劣化が起こる。
1)本目の走査線に2m本目の走査線を重ねて)合成表
示した場合には、もともと水平走査周波数がNTSC信
号の2倍である映像信号を表示する部分では、2m本目
の走査線の位置が本来の位置からずれると共に、(2m
−1)本目の映像信号と異なる内容の2m本目の映像信
号が重なって表示され、画質の劣化を招く。逆に、走査
線を重ねずに1本1本独立して合成表示させた場合に
は、水平走査周波数を2倍に変換したNTSC信号の表
示部分において、前述したような画質の劣化が起こる。
【0016】本発明は、第1の入力映像信号よりも水平
走査周波数が約2倍の第2の入力映像信号と、倍速変換
された第1の入力映像信号とを表示画面上で合成表示す
る際に、それぞれの映像信号に好適な走査の行えるテレ
ビジョン受像機を提供することを目的としている。
走査周波数が約2倍の第2の入力映像信号と、倍速変換
された第1の入力映像信号とを表示画面上で合成表示す
る際に、それぞれの映像信号に好適な走査の行えるテレ
ビジョン受像機を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決するために、第1の水平走査周波数を有する第
1の入力映像信号の水平走査周波数を2倍に変換し、前
記第1の入力映像信号を、1ライン分の同一内容の映像
信号が2回ずつ連続する第3の映像信号とする信号変換
回路(3)と、電子ビームが同一走査線上を前記同一内
容の映像信号で2度ずつ走査するような補助コイル駆動
用信号を出力する補助コイル駆動回路(9,10,1
3)と、前記補助コイル駆動用信号が供給され、電子ビ
ームが同一走査線上を前記同一内容の映像信号で2度ず
つ走査するよう、走査線間隔を制御する補助コイル(1
8)とを有するテレビジョン受像機において、前記第1
の水平走査周波数の約2倍の第2の水平走査周波数を有
する第2の入力映像信号と、前記信号変換回路の出力映
像信号である第3の映像信号とを合成し、表示画面上に
2つの映像信号を合成表示させるための信号合成回路
(21)と、前記合成表示される2つの映像信号のうち
の少なくとも一方の映像信号の前記表示画面上の表示位
置を示すエリア信号が、前記信号合成回路から供給さ
れ、そのエリア信号に応じて、前記第3の映像信号を、
電子ビームが同一走査線上を前記同一内容の映像信号で
2度ずつ走査して表示させるように、前記補助コイルの
駆動を切り換える切換手段(22)とを設けたことを特
徴とするテレビジョン受像機を提供するものである。
題を解決するために、第1の水平走査周波数を有する第
1の入力映像信号の水平走査周波数を2倍に変換し、前
記第1の入力映像信号を、1ライン分の同一内容の映像
信号が2回ずつ連続する第3の映像信号とする信号変換
回路(3)と、電子ビームが同一走査線上を前記同一内
容の映像信号で2度ずつ走査するような補助コイル駆動
用信号を出力する補助コイル駆動回路(9,10,1
3)と、前記補助コイル駆動用信号が供給され、電子ビ
ームが同一走査線上を前記同一内容の映像信号で2度ず
つ走査するよう、走査線間隔を制御する補助コイル(1
8)とを有するテレビジョン受像機において、前記第1
の水平走査周波数の約2倍の第2の水平走査周波数を有
する第2の入力映像信号と、前記信号変換回路の出力映
像信号である第3の映像信号とを合成し、表示画面上に
2つの映像信号を合成表示させるための信号合成回路
(21)と、前記合成表示される2つの映像信号のうち
の少なくとも一方の映像信号の前記表示画面上の表示位
置を示すエリア信号が、前記信号合成回路から供給さ
れ、そのエリア信号に応じて、前記第3の映像信号を、
電子ビームが同一走査線上を前記同一内容の映像信号で
2度ずつ走査して表示させるように、前記補助コイルの
駆動を切り換える切換手段(22)とを設けたことを特
徴とするテレビジョン受像機を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例のブロック構成
を図1に示す。なお、従来例と同一の部分には同一の符
号を付す。この実施例は、補助コイル駆動用基本パルス
(走査線間隔調整信号)X1とエリア信号Y(合成表示
時の表示位置を示す信号)とを合成して、新たな補助コ
イル駆動用信号X2を生成する駆動信号制御回路22
(補助コイルの駆動を切り換える切換手段)を設けた点
が従来例と大きく異なる。(なお、本実施例は走査線間
隔調整用の補助コイル18を設けた実施例であるので、
コンバージェンス信号発生回路及びコンバージェンスコ
イルの図示は省略した。)以下に、駆動信号制御回路2
2を中心にして実施例の動作を説明する。
を図1に示す。なお、従来例と同一の部分には同一の符
号を付す。この実施例は、補助コイル駆動用基本パルス
(走査線間隔調整信号)X1とエリア信号Y(合成表示
時の表示位置を示す信号)とを合成して、新たな補助コ
イル駆動用信号X2を生成する駆動信号制御回路22
(補助コイルの駆動を切り換える切換手段)を設けた点
が従来例と大きく異なる。(なお、本実施例は走査線間
隔調整用の補助コイル18を設けた実施例であるので、
コンバージェンス信号発生回路及びコンバージェンスコ
イルの図示は省略した。)以下に、駆動信号制御回路2
2を中心にして実施例の動作を説明する。
【0019】同期分離回路5によって分離された水平同
期信号(図6(a)参照)は信号発生回路9に供給さ
れ、信号発生回路9は、その水平同期信号からデューテ
ィサイクル50%のパルス(図6(c)参照)を生成す
る。信号発生回路9で生成されるパルスが補助コイル駆
動用基本パルスX1であり(図4(a)参照、これは図
6(c)に示すパルスと同一のものである。)、このパ
ルス電圧は、振幅調整回路10により振幅調整された
後、増幅回路13を介して補助コイル18を駆動し、走
査線間隔を調整する。
期信号(図6(a)参照)は信号発生回路9に供給さ
れ、信号発生回路9は、その水平同期信号からデューテ
ィサイクル50%のパルス(図6(c)参照)を生成す
る。信号発生回路9で生成されるパルスが補助コイル駆
動用基本パルスX1であり(図4(a)参照、これは図
6(c)に示すパルスと同一のものである。)、このパ
ルス電圧は、振幅調整回路10により振幅調整された
後、増幅回路13を介して補助コイル18を駆動し、走
査線間隔を調整する。
【0020】信号変換回路3の後段に設けた信号合成回
路21は、入力端子20に入来する水平走査周波数がN
TSC信号の約2倍の映像信号(第2形態の映像信号:
ここでは一例としてVGA信号とする)と、信号変換回
路3により倍速変換されたNTSC映像信号(第1形態
の映像信号)とを、表示画面上に合成表示させるための
処理を行う回路である。信号合成回路21は、2つの映
像信号を合成表示させるための従来からよく知られた回
路と同様の回路構成である。(なお、ここでの合成表示
とは、前述したように、2つの映像信号をそれぞれの信
号ごとに表示位置を分けて同一表示画面上に表示するこ
と(例えば、PIP表示、POP表示、2画面表示等)
や、一つの映像信号の表示位置上に他の映像信号を重ね
て表示する(例えば、下側の表示画面が薄く透けて見え
るように上に他の画面を重ねて表示する)ことなどであ
る。)
路21は、入力端子20に入来する水平走査周波数がN
TSC信号の約2倍の映像信号(第2形態の映像信号:
ここでは一例としてVGA信号とする)と、信号変換回
路3により倍速変換されたNTSC映像信号(第1形態
の映像信号)とを、表示画面上に合成表示させるための
処理を行う回路である。信号合成回路21は、2つの映
像信号を合成表示させるための従来からよく知られた回
路と同様の回路構成である。(なお、ここでの合成表示
とは、前述したように、2つの映像信号をそれぞれの信
号ごとに表示位置を分けて同一表示画面上に表示するこ
と(例えば、PIP表示、POP表示、2画面表示等)
や、一つの映像信号の表示位置上に他の映像信号を重ね
て表示する(例えば、下側の表示画面が薄く透けて見え
るように上に他の画面を重ねて表示する)ことなどであ
る。)
【0021】補助コイル駆動用基本パルスX1(図4
(a)参照、)がそのまま振幅調整回路10に供給され
た場合には、表示画面の全表示部分において、図7
(c)に示すような、(2m−1)本目の走査線位置に
2m本目の走査線が重ねて走査される。(基本パルスX
1のHighの部分により、補助コイル18が駆動さ
れ、基本パルスX1のHighの区間、補助コイル18
は(2m−1)本目の走査線位置に2m本目の走査線を
重ねて走査させる。) なお、信号発生回路9、振幅調整回路10、増幅回路1
3が補助コイル駆動回路を構成している。
(a)参照、)がそのまま振幅調整回路10に供給され
た場合には、表示画面の全表示部分において、図7
(c)に示すような、(2m−1)本目の走査線位置に
2m本目の走査線が重ねて走査される。(基本パルスX
1のHighの部分により、補助コイル18が駆動さ
れ、基本パルスX1のHighの区間、補助コイル18
は(2m−1)本目の走査線位置に2m本目の走査線を
重ねて走査させる。) なお、信号発生回路9、振幅調整回路10、増幅回路1
3が補助コイル駆動回路を構成している。
【0022】ここで、図2に示すように、倍速変換され
たNTSC映像信号を表示画面の左半分に、VGA信号
を右半分に合成表示する(いわゆる2画面表示する)場
合を考える。表示画面の左半分と右半分とのそれぞれの
部分で好適な画面表示を行うためには、図3に示すよう
に、左半分においては、(2m−1)本目の走査線位置
に2m本目の走査線が重ねて走査されるようにしなけれ
ばならない。一方、右半分においては、走査線を重ねる
必要はなく、1本1本独立して走査させなければならな
い。(なお、図3において、実線の走査線は奇数フィー
ルドの走査線、破線の走査線は偶数フィールドの走査線
を表している。右半分の部分で実線の走査線と破線の走
査線とを便宜上多少ずらして示してあるが、実線の走査
線と破線の走査線との位置は実際は一致している。)
たNTSC映像信号を表示画面の左半分に、VGA信号
を右半分に合成表示する(いわゆる2画面表示する)場
合を考える。表示画面の左半分と右半分とのそれぞれの
部分で好適な画面表示を行うためには、図3に示すよう
に、左半分においては、(2m−1)本目の走査線位置
に2m本目の走査線が重ねて走査されるようにしなけれ
ばならない。一方、右半分においては、走査線を重ねる
必要はなく、1本1本独立して走査させなければならな
い。(なお、図3において、実線の走査線は奇数フィー
ルドの走査線、破線の走査線は偶数フィールドの走査線
を表している。右半分の部分で実線の走査線と破線の走
査線とを便宜上多少ずらして示してあるが、実線の走査
線と破線の走査線との位置は実際は一致している。)
【0023】前述したように、補助コイル駆動用基本パ
ルスX1のHighの部分により、(2m−1)本目の
走査線位置に2m本目の走査線が重ねて走査される。従
って、2m本目の走査線の表示画面右半分に相当する部
分で、補助コイル駆動用基本パルスX1のHighの部
分をLowに切り換えれば、図3に示す走査が行える。
ルスX1のHighの部分により、(2m−1)本目の
走査線位置に2m本目の走査線が重ねて走査される。従
って、2m本目の走査線の表示画面右半分に相当する部
分で、補助コイル駆動用基本パルスX1のHighの部
分をLowに切り換えれば、図3に示す走査が行える。
【0024】図4(b)に示すエリア信号Yは、信号合
成回路20から出力される信号であり、VGA信号の表
示画面上の表示位置を示す信号である。エリア信号Yの
水平周期のHighの部分がVGA信号の表示位置、即
ち表示画面の右半分部分を示している。よって、このエ
リア信号Yと補助コイル駆動用基本パルスX1とを論理
合成することにより、2m本目の走査線の表示画面右半
分に相当する部分で、補助コイル駆動用基本パルスX1
のHighの部分をLowに切り換えた新たな補助コイ
ル駆動用パルスX2(図4(c)参照)が得られる。こ
の補助コイル駆動用パルスX2を生成する回路が、信号
発生回路9と振幅調整回路10との間に設けた駆動信号
制御回路22である。
成回路20から出力される信号であり、VGA信号の表
示画面上の表示位置を示す信号である。エリア信号Yの
水平周期のHighの部分がVGA信号の表示位置、即
ち表示画面の右半分部分を示している。よって、このエ
リア信号Yと補助コイル駆動用基本パルスX1とを論理
合成することにより、2m本目の走査線の表示画面右半
分に相当する部分で、補助コイル駆動用基本パルスX1
のHighの部分をLowに切り換えた新たな補助コイ
ル駆動用パルスX2(図4(c)参照)が得られる。こ
の補助コイル駆動用パルスX2を生成する回路が、信号
発生回路9と振幅調整回路10との間に設けた駆動信号
制御回路22である。
【0025】駆動信号制御回路22で生成された補助コ
イル駆動用パルスX2に基づいて補助コイル18を駆動
すれば、図3に示す走査が行え、表示画面の左半分と右
半分とのそれぞれの部分で好適な画面表示が行える。な
お、上記実施例では駆動信号制御回路22を信号発生回
路9と振幅調整回路10との間に設けたが、振幅調整回
路10よりも後段に設けてもよい。
イル駆動用パルスX2に基づいて補助コイル18を駆動
すれば、図3に示す走査が行え、表示画面の左半分と右
半分とのそれぞれの部分で好適な画面表示が行える。な
お、上記実施例では駆動信号制御回路22を信号発生回
路9と振幅調整回路10との間に設けたが、振幅調整回
路10よりも後段に設けてもよい。
【0026】また、上記の例では左右2分割の合成表示
であるので、エリア信号として水平方向のエリア信号Y
を用いたが、上下2つに分けて合成表示する場合には、
信号合成回路21から出力される垂直方向のエリア信号
を用いればよい。さらに、水平方向のエリア信号Yと垂
直方向のエリア信号との両方を用いて補助コイル駆動用
基本パルスを加工すれば、1画面を4分割した合成表示
等の様々な合成表示に対応できる。さらにまた、倍速変
換されたNTSC信号の表示位置の一部に、OSD信号
を重ねて表示する合成表示の場合(例えば、倍速変換さ
れたNTSC信号にOSD信号を加算し、下側にNTS
C表示画面が薄く透けて見えるようにOSD信号画面を
上に重ねて表示するハーフトーン表示の場合)には、O
SD信号画面の表示位置を示すエリア信号により、OS
D信号画面内では走査線を1本1本独立して表示し、O
SD信号画面外では走査線を2本ずつ重ねて表示するよ
うにすればよい。(上記ハーフトーン表示の場合には、
OSD信号画面内のNTSC信号は、OSD信号と同
様、走査線が1本1本独立して表示される。) 逆に、OSD信号の表示位置の一部に、倍速変換された
NTSC信号を重ねて表示する合成表示の場合には、N
TSC信号画面の表示位置を示すエリア信号により、N
TSC信号画面内のみ走査線を2本ずつ重ねて表示する
ようにする。
であるので、エリア信号として水平方向のエリア信号Y
を用いたが、上下2つに分けて合成表示する場合には、
信号合成回路21から出力される垂直方向のエリア信号
を用いればよい。さらに、水平方向のエリア信号Yと垂
直方向のエリア信号との両方を用いて補助コイル駆動用
基本パルスを加工すれば、1画面を4分割した合成表示
等の様々な合成表示に対応できる。さらにまた、倍速変
換されたNTSC信号の表示位置の一部に、OSD信号
を重ねて表示する合成表示の場合(例えば、倍速変換さ
れたNTSC信号にOSD信号を加算し、下側にNTS
C表示画面が薄く透けて見えるようにOSD信号画面を
上に重ねて表示するハーフトーン表示の場合)には、O
SD信号画面の表示位置を示すエリア信号により、OS
D信号画面内では走査線を1本1本独立して表示し、O
SD信号画面外では走査線を2本ずつ重ねて表示するよ
うにすればよい。(上記ハーフトーン表示の場合には、
OSD信号画面内のNTSC信号は、OSD信号と同
様、走査線が1本1本独立して表示される。) 逆に、OSD信号の表示位置の一部に、倍速変換された
NTSC信号を重ねて表示する合成表示の場合には、N
TSC信号画面の表示位置を示すエリア信号により、N
TSC信号画面内のみ走査線を2本ずつ重ねて表示する
ようにする。
【0027】即ち、合成表示される2つの映像信号のう
ちの少なくとも一方の映像信号の表示画面上の表示位置
を示すエリア信号に応じて、倍速変換された映像信号の
みが、電子ビームが同一走査線上を前記同一内容の映像
信号で2度ずつ走査されて表示されるように、補助コイ
ルの駆動を切り換える切換手段を設ければよい。
ちの少なくとも一方の映像信号の表示画面上の表示位置
を示すエリア信号に応じて、倍速変換された映像信号の
みが、電子ビームが同一走査線上を前記同一内容の映像
信号で2度ずつ走査されて表示されるように、補助コイ
ルの駆動を切り換える切換手段を設ければよい。
【0028】また、補助コイル18としてコンバージェ
ンスコイルを用いる場合には、振幅調整回路10の出力
である補助コイル駆動用信号(走査線間隔調整信号)
を、従来例と同様に、コンバージェンス信号に重畳して
コンバージェンスコイルに供給すればよい。なお、第1
の入力映像信号と第2の入力映像信号との水平走査周波
数の関係が約2倍との点であるが、この約2倍の範囲
は、テレビジョン受像機の動作許容範囲内との意味であ
る。上述の説明では2画面表示の例を示したが、もちろ
んさらに数の多い多画面表示に応用してもよい。例えば
6画面表示とし、第1、第3、第5画面に倍速変換され
たNTSC信号を表示し、第2、第4、第6画面にVG
A信号を表示する場合には、第1、第3、第5画面の表
示位置を示すエリア信号に応じて、倍速変換されたNT
SC信号のみが走査線を2本ずつ重ねて表示されるよう
にする。
ンスコイルを用いる場合には、振幅調整回路10の出力
である補助コイル駆動用信号(走査線間隔調整信号)
を、従来例と同様に、コンバージェンス信号に重畳して
コンバージェンスコイルに供給すればよい。なお、第1
の入力映像信号と第2の入力映像信号との水平走査周波
数の関係が約2倍との点であるが、この約2倍の範囲
は、テレビジョン受像機の動作許容範囲内との意味であ
る。上述の説明では2画面表示の例を示したが、もちろ
んさらに数の多い多画面表示に応用してもよい。例えば
6画面表示とし、第1、第3、第5画面に倍速変換され
たNTSC信号を表示し、第2、第4、第6画面にVG
A信号を表示する場合には、第1、第3、第5画面の表
示位置を示すエリア信号に応じて、倍速変換されたNT
SC信号のみが走査線を2本ずつ重ねて表示されるよう
にする。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明のテレビジョン受像
機は、第1の入力映像信号よりも水平走査周波数が約2
倍の第2の入力映像信号(第2形態の映像信号)と、倍
速変換された第1の入力映像信号(第1形態の映像信
号)とを一つの表示画面上に合成表示する際に、それぞ
れの映像信号の表示位置で好適な走査が行え、それぞれ
の映像信号に対して良好な再生画像が得られる。
機は、第1の入力映像信号よりも水平走査周波数が約2
倍の第2の入力映像信号(第2形態の映像信号)と、倍
速変換された第1の入力映像信号(第1形態の映像信
号)とを一つの表示画面上に合成表示する際に、それぞ
れの映像信号の表示位置で好適な走査が行え、それぞれ
の映像信号に対して良好な再生画像が得られる。
【図1】一実施例のブロック構成を示す図である。
【図2】合成表示の一例を示す図である。
【図3】合成表示の際の走査の様子を示す図である。
【図4】実施例の動作説明図である。
【図5】従来例のブロック構成を示す図である。
【図6】従来例の動作説明図である。
【図7】走査線の配列の様子を示す図である。
【図8】他の従来例のブロック構成を示す図である。
3 信号変換回路 9 信号発生回路 10 振幅調整回路 13 増幅回路 18 補助コイル 21 信号合成回路 22 駆動信号制御回路(切換手段)
Claims (2)
- 【請求項1】第1の水平走査周波数を有する第1の入力
映像信号の水平走査周波数を2倍に変換し、前記第1の
入力映像信号を、1ライン分の同一内容の映像信号が2
回ずつ連続する第3の映像信号とする信号変換回路と、 電子ビームが同一走査線上を前記同一内容の映像信号で
2度ずつ走査するような補助コイル駆動用信号を出力す
る補助コイル駆動回路と、 前記補助コイル駆動用信号が供給され、電子ビームが同
一走査線上を前記同一内容の映像信号で2度ずつ走査す
るよう、走査線間隔を制御する補助コイルとを有するテ
レビジョン受像機において、 前記第1の水平走査周波数の約2倍の第2の水平走査周
波数を有する第2の入力映像信号と、前記信号変換回路
の出力映像信号である第3の映像信号とを合成し、表示
画面上に2つの映像信号を合成表示させるための信号合
成回路と、 前記合成表示される2つの映像信号のうちの少なくとも
一方の映像信号の前記表示画面上の表示位置を示すエリ
ア信号が、前記信号合成回路から供給され、そのエリア
信号に応じて、前記第3の映像信号を、電子ビームが同
一走査線上を前記同一内容の映像信号で2度ずつ走査し
て表示させるように、前記補助コイルの駆動を切り換え
る切換手段とを設けたことを特徴とするテレビジョン受
像機。 - 【請求項2】第1の水平走査周波数を有する映像信号の
水平走査周波数を2倍に変換して得られた、1ライン分
の同一内容の映像信号が2回ずつ連続する信号である第
1形態の映像信号と、 前記第1の水平走査周波数の約2倍の第2の水平走査周
波数を有する映像信号である第2形態の映像信号とを表
示画面上に複数画面表示するテレビジョン受像機であっ
て、 電子ビームが同一走査線上を同一内容の映像信号で2度
ずつ走査するような補助コイル駆動用信号を出力する補
助コイル駆動回路と、 前記補助コイル駆動用信号が供給され、電子ビームが同
一走査線上を同一内容の映像信号で2度ずつ走査するよ
う、走査線間隔を制御する補助コイルと、 前記第1形態の映像信号と前記第2形態の映像信号とを
合成し、前記表示画面上に2形態の映像信号を複数画面
にて合成表示させるための信号合成回路と、 前記合成表示される2形態の映像信号のうちの少なくと
も一方の形態の映像信号の前記表示画面上の表示位置を
示すエリア信号が、前記信号合成回路から供給され、そ
のエリア信号に応じて、前記補助コイルの駆動を切り換
える切換手段とを設け、 前記切換手段は、前記エリア信号に応じて、電子ビーム
が同一走査線上を同一内容の映像信号で2度ずつ走査し
て前記第1形態の映像信号を表示させるように、前記補
助コイルの駆動を切り換えることを特徴とするテレビジ
ョン受像機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34729195A JP3166594B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-12-14 | テレビジョン受像機 |
EP96306557A EP0766457B1 (en) | 1995-09-28 | 1996-09-10 | Improved scanning circuit structure of a television receiver |
TW085111018A TW366651B (en) | 1995-09-28 | 1996-09-10 | Improved scanning circuit structure of a television receiver |
DE69627089T DE69627089D1 (de) | 1995-09-28 | 1996-09-10 | Verbesserte Abtastungsschaltungsanordnung für einen Fernsehempfänger |
US08/722,889 US5894332A (en) | 1995-09-28 | 1996-09-23 | Scanning circuit structure of a television receiver |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27469495 | 1995-09-28 | ||
JP7-274694 | 1995-09-28 | ||
JP34729195A JP3166594B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-12-14 | テレビジョン受像機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09154034A true JPH09154034A (ja) | 1997-06-10 |
JP3166594B2 JP3166594B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=26551145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34729195A Expired - Fee Related JP3166594B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-12-14 | テレビジョン受像機 |
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---|---|
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EP (1) | EP0766457B1 (ja) |
JP (1) | JP3166594B2 (ja) |
DE (1) | DE69627089D1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR100186409B1 (ko) * | 1996-04-23 | 1999-05-01 | 구자홍 | 피씨와 티브이 적응형 피아이피 영상신호 처리회로 |
JPH10191191A (ja) * | 1996-12-26 | 1998-07-21 | Hitachi Ltd | 映像表示装置 |
TWI292893B (en) * | 2005-10-05 | 2008-01-21 | Myson Century Inc | Method for prevention of distorted sub-picture display on flat panel display |
US9190012B2 (en) * | 2009-12-23 | 2015-11-17 | Ati Technologies Ulc | Method and system for improving display underflow using variable HBLANK |
CN103462695B (zh) * | 2013-09-11 | 2015-11-18 | 深圳市科曼医疗设备有限公司 | 监护仪及其屏幕的布局方法与系统 |
KR101828004B1 (ko) * | 2014-10-28 | 2018-02-12 | 주식회사 수생 | 상수도용 또는 유체 이송용 이형관 연결구조 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8002410A (nl) * | 1979-10-15 | 1981-04-21 | Philips Nv | Beeldweergeefinrichting ingericht voor het als een geinterlinieerd televisie-beeld weergeven van een gemengd beeldsignaal. |
ZA806148B (en) * | 1979-10-15 | 1982-05-26 | Philips Nv | Picture display device arranged for displaying a mixed picture signal as an interlaced television picture |
US4414571A (en) * | 1980-10-09 | 1983-11-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Television receiver |
JPS6119284A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-28 | Mitsubishi Electric Corp | 垂直偏向回路 |
JPS6157750A (ja) * | 1984-08-30 | 1986-03-24 | 三晃金属工業株式会社 | 横葺屋根における登り水切修構造 |
JPS61225978A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-07 | Pioneer Electronic Corp | テレビジヨン走査方式 |
JPS62142476A (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジョン受像機 |
US4724487A (en) * | 1987-02-17 | 1988-02-09 | Rca Corporation | Interlace inversion detector for a picture-in-picture video signal generator |
JPH0614689B2 (ja) * | 1990-04-28 | 1994-02-23 | ソニー株式会社 | 映像表示装置 |
DE4201335A1 (de) * | 1992-01-20 | 1993-07-22 | Philips Patentverwaltung | Verfahren und anordnung zum mischen eines zwischenzeilen-videosignals mit einem progressiv-videosignal |
ES2082530T3 (es) * | 1992-03-13 | 1996-03-16 | Nestle Sa | Produccion de hojas de pasta. |
JP2914140B2 (ja) * | 1993-12-22 | 1999-06-28 | 日本電気株式会社 | テレビジョン受像装置 |
JP2836034B2 (ja) * | 1994-11-22 | 1998-12-14 | 日本ビクター株式会社 | 高品位テレビジョン受像機 |
JPH08256297A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Toshiba Corp | 2画面テレビ受像機 |
US5729300A (en) * | 1995-06-07 | 1998-03-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Double-screen simultaneous viewing circuit of a wide-television |
US5715013A (en) * | 1996-02-09 | 1998-02-03 | Lg Electronics Inc. | Double picture producing apparatus for wide screen television |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP34729195A patent/JP3166594B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-09-10 DE DE69627089T patent/DE69627089D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-09-10 TW TW085111018A patent/TW366651B/zh active
- 1996-09-10 EP EP96306557A patent/EP0766457B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-09-23 US US08/722,889 patent/US5894332A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3166594B2 (ja) | 2001-05-14 |
TW366651B (en) | 1999-08-11 |
US5894332A (en) | 1999-04-13 |
DE69627089D1 (de) | 2003-05-08 |
EP0766457A3 (en) | 1999-03-17 |
EP0766457A2 (en) | 1997-04-02 |
EP0766457B1 (en) | 2003-04-02 |
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