JPH09153985A - スキャナシステム - Google Patents

スキャナシステム

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Publication number
JPH09153985A
JPH09153985A JP7312625A JP31262595A JPH09153985A JP H09153985 A JPH09153985 A JP H09153985A JP 7312625 A JP7312625 A JP 7312625A JP 31262595 A JP31262595 A JP 31262595A JP H09153985 A JPH09153985 A JP H09153985A
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JP
Japan
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image
display
scanner
trimming
film
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Pending
Application number
JP7312625A
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English (en)
Inventor
Kazuya Tsukamoto
和哉 塚本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の画面表示可能なサムネイル表示が可能
で且つ、トリミング用画面を高速に提供できるスキャナ
システムを実現する。 【解決手段】 PC側制御(S300)では、サムネイル表示依
頼で(S301)サムネイル表示コマンドをスキャナに送り(S
302)、制御コマンドをスキャナに転送後(S303)終了す
る。サムネイルウインドウ表示処理(S306)でスキャナか
らフィルムに関する情報( 全駒数) を受けると、全駒数
分のサムネイル表示領域を確保し(S307)選択画面ウイン
ドウ表示処理(S308)して、トリミング処理が完了後(S30
9)、本スキャン処理(S311)にて、位置,CCD有効領域, 副
走査方向のモータ取込み単位量, 座標等を算出し、指定
駒NO. とをスキャナに該コマンドと共に転送する事でサ
ムネイル表示やトリミング用画素表示よりも高精細な本
スキャン画像を完成する。本スキャン画像情報はファイ
リング(S313)され、キャンセル指示で本スキャンウィン
ドウを消去する(S315)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリミング範囲を
指定できその指定したトリミング範囲を従って画像取込
みを行うフィルムスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この分野の装置として、自動的にフ
ィルムを順次、1枚ずつ照明部へ送り込む自動コマ送り
機能を有するフィルムスキャナが広く知られている。自
動コマ送り装置の実例としては例えば、特開平5−14
5838号公報に開示のカートリッジに収納されたフィ
ルムとか、スライドマウントに保持された透過原稿であ
るフィルム等を収納するトレイを有し、そのトレイ下部
に設けられた照明部と、照明部に送り込まれたフィルム
画像の読取りを行うCCDラインセンサ等を備えた読取
り部から構成されて、トレイに設けられた複数の収納部
に1枚ずつ収納されたフィルムを自動コマ送り機能によ
り自動的に順次1枚ずつ照明部へ送り連続的にその画像
読出しを行う、いわゆる「サムネイル表示」機能を有す
る装置がある。
【0003】しかし、上記のようなサムネイル表示され
た多数のコマから所望のトリミング指定画面を選択して
トリミング範囲を指定しようとすると、この例のサムネ
イル表示画面では画像が小さすぎて正確なトリミングの
指定が行えない。また、正確なトリミング指定可能な大
きさのサムネイル表示をしようとすると、表示可能なコ
マを含む画面数が限定されてしまい、サムネイルとして
の使い勝手が悪いものになってしまう。
【0004】そこで、トリミング要求検出手段を有し、
トリミング要求が検知された場合に焦点調節を行い、再
度画面の取込みを行って正確な大きさのトリミング指定
可能なトリミング用画面を再表示する手法のスキャナが
特開平6−261188号公報に開示されている。
【0005】しかしながら上記の手法では、トリミング
指定に応答してトリミング指示画面を再度スキャンし直
さねばならず、次のトリミング指示までの待ち時間がか
かりすぎて、利用者にとっては使い勝手が非常に悪いも
のであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の不具合
に鑑みて成されたものであり、多数の画面表示可能なサ
ムネイル表示が可能で且つ、トリミング用画面を高速に
利用者に提供することの可能なスキャナシステムを提供
することを主な目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段、および作用】本発明はこ
のような課題を解決し目的を達成するために、次のよう
な手段を講じている。 [1] 原稿画像を撮像する画像入力手段と、前記画像
入力手段により取り込まれた画像データを間引いて複数
の画像を表示する第1の画像表示を行い、表示された複
数の前記画像から所望の画像を選択し、選択された当該
画像を、前記画像データに基づいて表示する第2の画像
表示を行う画像表示手段と、を具備することを特徴とす
るスキャナシステムを提供する。
【0008】[2] 原稿画像を撮像する画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像データを
間引いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、
表示された複数の前記画像から所望の画像を選択し、選
択された当該画像を、前記画像データに基づいて表示す
る第2の画像表示を行なう画像表示手段と、前記第2の
画像表示に対してトリミング範囲を設定するトリミング
設定手段と、を具備し、前記画像入力手段は、前記トリ
ミング指定手段により設定された所望画像のトリミング
範囲を、前記画像データよりも高い解像度で再度撮像す
ることを特徴とするスキャナシステムを提供する。
【0009】[3] 前記画像入力手段を有するスキャ
ナと、前記スキャナと別個に設けられ前記画像表示手段
または前記トリミング設定手段を有する情報処理装置
と、から構成されることを特徴とする[1]または
[2]の何れかの項に記載のスキャナシステムを提供す
る。
【0010】つまり、本発明に係わるフィルムスキャナ
は、一連のフィルムコマを第1の解像度で1駒( コマ)
ずつ入力する入力手段と、上記の画像1連のデータを記
憶する記憶手段と、第1の解像度よりも低い第2の解像
度でサムネイル表示するサムネイル表示手段と、サムネ
イル表示画面からトリミング指示画面を選択する選択手
段とをそれぞれ有して、上記の選択手段に応答して上記
の第2の解像度よりも高い解像度のトリミング指定用画
面を上記の記憶手段から生成し表示するように構成され
ている。
【0011】(作用)以上のような手段を講じた結果、
可能なだけの多数の駒( コマ) のサムネイル表示を可能
とし、サムネイル表示機能を向上させ、且つ、トリミン
グエリア指定操作のためのトリミング画面を高速に表示
可能とし、トリミングエリア指定操作の操作性を向上さ
せることができる。
【0012】そして、例えば画像表示手段またはトリミ
ング設定手段をパーソナルコンピュータ等の情報処理手
段に設けると、スキャナ本体を小型、軽量化できると共
に、画像補正等の処理を情報処理手段においてソフトウ
エアにより容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1および図2には、本発明の実施
形態に係わるフィルムスキャナの構成が例示されてい
る。図1はフィルムスキャナの構造を平面図で示し、図
2にはその主要部の構造が側面図で示されている。
【0014】図1が示すようにこのフィルムスキャナに
は、フィルムFなどの原稿を照明するための照明手段を
有している。詳しくは、照明手段としてはLED、蛍光
灯1(例えば、熱陰極管または冷陰極管)等が考えられ
るが、本実施形態では、蛍光灯1およびその反射傘2と
拡散板3によりフィルムFの全面を一様に照明してい
る。
【0015】上記の蛍光灯1は照明駆動手段4としての
インバータ回路によって100kHz程度のインバータ駆
動が行われ、後述するCCD7の積分時間よりも十分に
速い周期で照明駆動されている。
【0016】ステッピングモータ駆動手段5はフィルム
Fのような原稿を副走査するための駆動回路であり、こ
こではステッピングモータ6によりCCD7を水平方向
に駆動する。この水平駆動による1走査によって1枚の
画像電気出力が得られる。
【0017】また、このCCD7はキャリッジ8に固着
されており、キャリッジ8は送りネジ9に螺合して成
り、送りネジはギア10,11によりステッピングモー
タ6に連結されている。
【0018】この様な構成により、ステッピングモータ
6の回転量に応じた副走査が行われる。上記のキャリッ
ジ8の移動量およびその位置は、スタートPI( フォト
インタラプタ) 12およびエンドPI15の出力信号に
同期してステッピングモータ6の駆動パルス量を数える
ことによって求められる。
【0019】レンズ28および後述するカートリッジフ
ォルダ16に対する相対位置は、不図示のEEPROM
に書き込まれた所定の調整値と上記の駆動パルス量に基
づいて演算することができる。
【0020】上記のPI12,15は、キャリッジ8の
両端部に突設されている遮光部材13,14によって遮
光状態にあるか又は非遮光状態にあるか否かを検出する
ことが可能であり、PI12,15が遮光状態になった
その時点で、ステッピングモータ6のその方向の駆動
(即ち、PIが遮光状態に成る方向)は禁止されるよう
構成されている。
【0021】スキャンの対象となるフィルムFはカート
リッジフォルダ16内に収納されており、フィルム駆動
用モータ17によりスプール18に巻き取られるフィル
ム巻上げが行われる。この動作によりこのスキャナで取
り込みたい所望のコマを設定することができる。
【0022】フィルム駆動用モータ17はフィルム駆動
手段19により適宜に制御され、フィルムの巻上げや、
巻戻し等が所定のタイミングで行われる。ここで、フィ
ルムFの駆動量は不図示のフィルムパーフォ検出用PR
ならびにフィルム従動PIからの細かなパルス出力によ
り検出され、これらセンサの出力信号に基づいて適正な
フィルム駆動制御が行われる。
【0023】図2には、前述のフィルムスキャナを90
度異なる側面方向から見た構造を表している。この図2
によれば、図1のカートリッジフォルダ16が送りネジ
27に螺合しており、送りネジはギア22,21により
ステッピングモータ20に連結されていることがわか
る。この機構により、フィルム画面を副走査方向に垂直
な方向に移動することができる。
【0024】垂直方向の移動量およびその位置は、スタ
ートPI23およびエンドPI26の出力信号に同期し
て、ステッピングモータ20の駆動パルス量を計数する
ことによって求められる。レンズ28ならびに照明光学
系に対する相対位置は、不図示のEEPROMに書き込
まれた調整値と上記の駆動パルス量に基づいて演算する
ことができる。
【0025】上記のPI23,26はカートリッジフォ
ルダ16に突設された遮光部材24,25により遮光状
態にあるか又は非遮光状態にあるか否かを検出すること
が可能であり、上記のPIが、遮光状態になったその時
点で、ステッピングモータ20のその方向の駆動(即
ち、PIが遮光状態になる方向)は禁止されるよう構成
されている。
【0026】上記の様な構成による「副走査方向駆動」
とカートリッジフォルダ16による「垂直方向駆動」と
のコンビネーションにより、本実施形態のスキャナは、
必要なトリミング画面領域を光学的ズーム動作により拡
大し、CCD7の主走査領域を有効活用しながら、解像
度をあまり落とすことなく取り込むことが可能となる。
レンズ28はズーム光学系とピント光学系とから成り、
このピント光学系レンズがピント調整手段に基づくモー
タによりピント調整され、ズーム光学系がズーム駆動手
段29に基づくズームモータ30によりズーム調整され
ると、フィルム画面の所望のコマの所望する範囲が光学
的にピントの合うようにズーミング撮像が行われ、CC
D7に投影されることにより光電変換された後、A/D
変換手段39を経由することでディジタル信号として制
御手段に送られる。
【0027】なお、このズーム駆動はズーム駆動手段2
9によってズームモータ30を駆動することにより行わ
れが、その際に設定されるズーム駆動量はズームモータ
30に連動したPIギア31の回転とその回転により、
遮光板35がPIを遮光・非遮光する際のパルス出力に
よって与えられる。
【0028】また、ズーム動作の程度を示すズーム値
は、スタートPI33およびエンドPI34の出力信号
に同期したPI32のパルス量によって求められる。そ
して当該ズーム値は、不図示のEEPROMに書き込ま
れた調整値と上記の駆動パルス量に基づいて演算するこ
とができる。
【0029】上記のズーム値および、カートリッジフォ
ルダ16の設定値、副走査駆動量、有効画面データ領域
を表す主走査取込みピクセルおよび副走査取込み範囲に
ついては、スキャナ本体の外部に接続されたパーソナル
コンピュータ(PC)36のコントロール画面の設定に
より利用者による設定値を通信手段37を介して制御手
段38が認識し、この制御手段38が受け取った通信デ
ータに基づいてスキャナの制御を行う。
【0030】上記の制御手段38は、A/D変換手段3
9を介して得られたデジタル画像データを通信手段37
を経由して情報処理装置としてのPC36へ転送する。
なお、本実施形態におけるこの制御手段38にRISC
マイコンが採用されている。
【0031】ここで上記したRISC(Reduced Instru
ction Set Computer)の主な性能としては、発振周波数
のクロックで1命令を実行できる。一方、従来のCPU
はCISC(Complexed Instruction Set Computer)と
呼ばれ、速くても1命令実行のために4クロックを要す
る。
【0032】その結果、従来のCISC型の制御手段で
は、これらCCD7の駆動制御信号やアンプやクランプ
回路およびA/D変換器から成るインターフェース回路
を制御する制御信号等の高速で複雑な制御信号を制御手
段(CPU)のポートを利用して入出力することができ
なかった。それに加えて、モータドライブ制御、CCD
制御等の複数種の高速な制御信号の出力処理、データの
入力処理、更には入力データの演算処理をマルチタスク
で行うことは困難である。
【0033】よって、CCD7やインターフェースIC
やモータドライバを制御するために、専用の制御ICを
設け、このICを介してCPUが上記の制御を行うよう
に構成するのが一般的であり、このため、実装するIC
の数とその専有面積が大きくなり、スキャナのコンパク
ト化と低コスト化を妨げる要因となっていた。
【0034】そこで本実施形態では、上記の問題点を改
善するためにも、制御手段38にRISC型マイコンを
採用し、そのマイコンの入出力ポートに上記の制御信号
を直接割り付けて、上記のような外部回路を不要とした
構成をしている。その結果、スキャナ装置を構成する部
品点数が大幅に削減し、各部品による実装専有面積を下
げ、よってスキャナ装置のコンパクト化および低コスト
を実現するものである。
【0035】また上記の目的から本実施形態のRISC
マイコンは、システム装置を構成する各構成要素との間
で取り交わされる各制御信号をソフト的に生成するよう
に構成するようにしている。すなわち、不図示のステッ
ピングモータ制御信号や、読出し転送パルス( ΦRO
G) ,シフトクロック( ΦCLK) ,リセットパルス(
ΦRS) 等のCCD制御信号や、STOP,LOAD,
UP/DOWN,CKによるCCD出力を増幅するアン
プのゲインを設定する制御信号や、CMPによるCCD
出力リセット直後の出力レベルをクランプするための制
御信号や、S/Hによる上記の出力レベルをサンプルホ
ールドするための制御信号や、BCMPによるCCD出
力の黒レベルをクランプするための制御信号や、AD変
換タイミング制御信号や、PCとのデータ通信制御、等
々の互いに同時多発的に発生する各制御信号をソフト的
に生成するように構成している。
【0036】次に、図3〜図6および、図7〜図9を参
照しながら本発明のスキャナシステムの動作について説
明する。図3〜図6には、フィルムスキャナの動作を説
明するためのフローチャートが例示されている。図7〜
図9には、表示装置の表示画面の動作が説明されてい
る。以下、先に用いた図3,図4に基づき、動作につい
て詳しく説明する。
【0037】まず図3のフローチャートは、スキャナ側
の動作を表し、パワーONした場合に起動するメインの
処理ルーチンである。スキャナに電源投入(パワーO
N)されると(S100)、フィルム端部がフィルムカ
ートリッジから出ているか否かのチェック(これを「ベ
ロ出しチェック」と呼ぶ)が行われ(S101)、フィ
ルムがフィルムカートリッジから出ている場合は、いっ
たんリワインド処理が行われ、フィルムをフィルムカー
トリッジに収納する(S102)。一方、出てない場合
はフィルムカートリッジが入っていないと判断してステ
ップS103へ移行する。
【0038】次に、フィルムカートリッジがカートリッ
ジフォルダに挿填されると、不図示のカートリッジの有
無の検出SWがONされ、これを制御手段が検知する。
一方、フィルムカートリッジが検知できない場合は待機
する(S103)。
【0039】フィルムカートリッジが検知できた場合は
続くステップS104に移行する。なお、フィルムがフ
ィルムカートリッジから出ているか否かの判断は、図1
で不図示のEEPROMに記憶された現状フィルム駒数
から判断する。
【0040】スキャナ側がPC側と接続されているか否
か判断し、接続されていれば続くステップS105へ移
行し、接続されていなければ前記のステップS104に
戻りPCと接続されるまで待機する(S104)。
【0041】スキャナ側はPC側と通信を行い、PCの
スキャナコントロール設定の自動サムネイル表示処理が
許可されているか否かを判断し(S105)、許可され
ていれば続くステップS106に移行し、後述の「サム
ネイル表示処理」をCALLして遂行する(S106)。一
方、許可されていなければ続くステップS107へ移行
する。
【0042】スキャナ側はPC側からのコマンドが入力
されたか否か検出し(S107)、コマンドが入力され
た場合は、そのコマンドに対応する「コマンド処理」を
実行する(S108)。一方、コマンド入力の無い場合
は、入力待ち状態で待機する。
【0043】図4のフローチャートには、上述のスキャ
ナ側のサブルーチンとしての「サムネイル表示処理」の
動作手順が示されている。図3のS106においてサム
ネイル表示処理ルーチンがコールされると、ここに入り
(S200)、スキャナはまず、フィルムカートリッジ
情報を検出する(S201)。詳しくは、不図示のフィ
ルムの引き出し部分の透明磁気記録層に分かれているフ
ィルム全駒数とフィルムカートリッジシリアルナンバー
を不図示の磁気情報検出回路にて検出する。この検出
は、フィルムのオートロードに同期して行われる。
【0044】なお、フィルムの各駒の情報は、各駒送り
ごとに同様に検出され、フィルムの画像情報と共にPC
に伝達される。具体的には、フィルムの各駒のアスペク
ト情報(例えば、パノラマ、ハイビジョン、ノーマル
等)や、撮影年月日、等のフィルム各駒に関する情報が
ある。
【0045】サムネイル表示用画面取込みに際しては、
所定の各取込みパラメータをプリセットする(S20
2)。具体的には、ズーム値を「ワイド」側に設定し、
カートリッジフォルダを駆動し、照明・撮影光学系の光
軸にフィルム画面の中心が重なるように適宜調整する。
【0046】さらに、副走査方向と主走査方向のA/D
変換データ取込み位置と、CCDの取込み画素設定と、
ステッピングモータの取込み単位ステップを決定する。
なおこの例では、320×240の画像取込みに対応し
たパラメータが決定される。
【0047】次に1駒送りを行う(S203)。サムネ
イルスキャン処理を行う。詳しくは、ステッピングンモ
ータを所定ステップずつ駆動しながら、1ライン分のC
CD出力を取り込み(S204) 、取り込まれたライン
画像データは所定の通信手段により、順次PC側へ伝達
される。
【0048】ここで最終駒か否かを判定し(S20
5)、もし当該駒が最終駒であれば、本処理ルーチンを
終了する(S206)。一方、当該駒が最終駒でなけれ
ば、前記ステップS203へ移行し、引き続き同様な一
連の処理を繰り返す。
【0049】以下にはPC側の動作について図5および
図6のフローチャートに基づいて説明する。図5のフロ
ーチャートはPC側の動作を表すルーチンである。厳密
には、PCはWindow機能を有する所定のOS上で
動作するいわゆる「イベントドリブン」なプログラムで
あり、必ずしもこの例示のようなフローチャートになっ
ているのではないが、便宜上、本フローチャートに基づ
いて説明する。
【0050】PC側にスキャナコントロールプログラム
がロードされ、当該メインルーチンが起動される(S3
00)。スキャナからのサムネイル表示問合せがあるか
否かを判断し(S301)、問合せがある場合は、スキ
ャナコントロール設定に登録されているサムネイル表示
許可・不許可を示すサムネイルコマンドをスキャナ側に
送出する(S302)。一方、問合せが無ければステッ
プS303に移行する。
【0051】PC側のモニタ画面に表示された不図示の
スキャナコントロールパネルのユーザ操作に従って、対
応するコマンドをPCからスキャナに転送する(S30
3)。
【0052】不図示のスキャナコントロールパネル中の
終了ボタンが押されたか否かを判定し(S304)、押
されたならば本処理を終了する(S305)。「サムネ
イルウインドウ表示処理」としては、スキャナからフィ
ルムカートリッジ情報(例えば、カートリッジ・シリア
ルナンバーおよび、フィルム全駒数)を受け取る(S3
06)。
【0053】PC側は上記のフィルム全駒数から、駒数
に合わせたサムネイル表示処理のために必要最小限のメ
モリ空間を確保する(S307)。具体的に例えば、(
80×60) /駒 × (フィルム全駒数) のサムネイル
表示用メモリ空間と、( 320×240) /駒 × (フ
ィルム全駒数) のトリミング画面表示用のメモリ空間に
対応するサイズを確保する。特に後者は非常に大きなメ
モリを要するので、RAM上ではなく、ハードディスク
(HD)等の比較的高速アクセス可能な外部記憶装置に
1駒づつカートリッジ・シリアルナンバーと駒数から生
成したファイルネームを含めてファイリングする。
【0054】なお、このファイリング処理に求められる
高速性から、メモリ空間に余裕があれば望ましくはRA
MのほうがHDよりも良い。また、何れの記憶媒体を選
択するにしても、それはPC側の環境設定によって処理
効率が良好になるように行われる。
【0055】続いて、ウインドウ画面について図7〜図
9に基づいて説明する。また、更にサムネイル表示用ウ
ィンドウの大きさを、図7(a)、図7(b)に示され
るように、上記のフィルム全駒数に基づいて決定する。
【0056】図7(a)は、15駒撮りのフィルムカー
トリッジの場合のサムネイル表示用ウィンドウであり、
図7(b)は、25駒撮りのフィルムカートリッジの場
合のサムネイル表示用ウィンドウである。
【0057】このように表示用ウィンドウの大きさを駒
数によって変更することによって、限られたモニタ画面
上での操作性を損なわないよう配慮されている。また、
サムネイル表示の終了を画面をサムネイル表示用ウィン
ドウの「埋まり具合」により予測可能であって、待ち時
間に起因する「いらいら」の少ないサムネイル表示を行
うことができる。
【0058】上記のメモリを確保した後、PCはスキャ
ナから各駒ごとの駒情報(例えば、アスペクト情報、年
月日等の日付け情報)と、320×240画像データを
入手し、PC上で図7(a)のようなサムネイル画面を
生成しつつ、各駒の画像ファイルを生成する。
【0059】駒情報ならびに日付け情報およびアスペク
ト情報は各サムネイル表示駒画像の上部に表示される。
ここで、特に、アスペクトに関しては、直観的に解るよ
う、表示駒のアスペクト比を変えてある。
【0060】できるならば、大きさそのものを実際のプ
リント画面と同じ比率にするのが良いが、表示画面の制
約上、横方向の長さを同じにして、トリミングウィンド
ウ内の横方向に同数の駒画面が並ぶように配慮されてい
る。
【0061】まお、大きさに関しては、制約の許す限り
下式のような大小関係になるように画面表示することが
望ましい。パノラマ > ハイビジョン > ノーマル
上記のサムネイル画面は逐次表示され、図7(a)のよ
うにサムネイル表示用ウィンドウの中に表示される。こ
こで、スキャナからは1ラインずつ画像データが送られ
て来るので、サムネイル表示画面もまた、1ラインずつ
駒画面が表れるようにしている。すなわち、図8(a)
〜(d)には、サムネイルウインドウの逐次表示される
画面の例が示されている。図8(a)が示すように7駒
目が1ラインずつ表示され、図8(b),(c),
(d)の順に段階的に表示されていく様子がわかる。
【0062】この様に表示されることにより画面は常に
変化して、利用者の注目を喚起することにより、サムネ
イル表示中の待ち時間による利用者のいらいらが緩和さ
れ、機能的に操作性の良好なサムネイル表示画面を提供
することができる。なお、スキャナからの画像データの
送出が1ライン毎以外にも、上記の目的に合致するなら
ば、数ライン毎であっても良い。
【0063】続いて、上記のサムネイル画面の何れかト
リミングしたい所望の画面をマウスでいわゆる「ダブル
クリック」操作すると、後述するステップS308にて
320×240 のトリミング用画面がトリミング画
面表示用メモリから取り出され表示される。そしてダブ
ルクリックが行われるまで待機する。
【0064】図9(a),(b)には、PC側が表示す
るウィンドウの表示例が示されており、図9(a)に
は、前説の図7(a)の9駒目をダブルクリックするこ
とで表示されるトリミングウィンドウの実施形態の例が
示されている。図9(b)には本スキャンウィンドウが
示されている。
【0065】上記のトリミング・ウィンドウ内に点線で
示されるトリミングエリアをそのハンドルをマウスでい
わゆる「ドラッグ」操作することによって変更し、「選
択画面ウインドウ表示処理」を実行する(S308)。
【0066】「トリミング処理」が完了しトリミングエ
リアが決まったならば、トリミング・ウィンドウのタイ
トルバーに在る終了ボタンを「クリック」操作する(S
309)。終了ボタンが押されたか否かを検出し(S3
10)、ここでこの終了ボタンがクリックされると本処
理を終了する(S316)。一方、クリックされなけれ
ばステップS307に戻る。
【0067】次にPC側は「本スキャン処理」を実行し
(S311)、指定されたトリミングエリアに対応した
大きさの本スキャン用ウィンドウを開き、さらに、トリ
ミングエリアと不図示の取込み解像度設定値から求めら
れる取込みの為のズーム値とカートリッジフォルダの主
走査方向の駆動目標位置と、CCDの有効エリアと、副
走査方向のステッピングモータの取込み単位ステップ量
と、有効エリア座標とを、演算し、それと指定駒ナンバ
ーとをスキャナ側に本スキャンコマンドと共に転送す
る。
【0068】ここでズーム値は、取込みマージンを考慮
して、CCDの物理的有効エリア内に対象とするトリミ
ングエリアが余裕を有して入るように僅かにワイドぎみ
のズーム値に設定される。
【0069】スキャナ側はこの値を受け取ると、後述す
る図6が示すサブルーチンとしての「本スキャン処理」
を行い、画像データをPC側に1ラインずつ転送してく
る。PC側は、この画像データを上述した図9(b)の
本スキャン用ウィンドウに1ラインずつ表示する。この
ように表示することにより、本スキャン実行中の待ち時
間が実質的に短縮されるので、いらいらが緩和される。
よって、機能的に操作性の良好な本スキャンを行えるス
キャナシステムを提供することができる。
【0070】なお本例では、転送単位を1ライン毎とし
たが、数ライン毎でも良い。以上までの動作手順によっ
て、サムネイル表示またはトリミング用画素表示よりも
解像度の高い高精細な本スキャン画像を完成させること
ができた。
【0071】続いて、本スキャン処理がOKであること
を示すボタンが押されたか否かを検出し(S312)、
押されたならば当該本スキャン画像データを内部メモリ
か外部ファイルに格納する「ファイリング処理」を行う
(S313)。一方、ボタンが押されなければ、次のス
テップS314に移行する。
【0072】ここでキャンセルボタンが押されたか否か
を検出し(S314)、もし押されたなら本スキャンウ
ィンドウを消去し(S315)、ステップS307に戻
って同様に一連の処理ステップを繰り返す。一方、キャ
ンセルボタンが押されなければ、ステップS312に戻
って本スキャン処理のOKを待ちファイリング処理を繰
り返す。
【0073】ここで図6のフローチャートに、PC側か
らの本スキャンコマンドを受け取ったスキャナの「本ス
キャン処理」サブルーチンに関する動作を表している。
スキャナ側において当サブルーチンがCALLされると(S
400)、まずサムネイル表示ウィンドウでダブルクリ
ックされた駒までフィルム給送する(S401)。
【0074】PC側からの転送データに基づき「ズーミ
ング」と「フォーカシング」を行う(S402)。カー
トリッジフォルダ駆動モータを起動させ、トリミングエ
リアの上下の中心が光軸上に乗るようにカートリッジフ
ォルダを上下方向に駆動する(S403)。
【0075】PC側からの有効エリアパラメータを基に
して画像の読出しを行い、PC側にその画像データを転
送する(S404)。そして、CALLしたメインルーチン
にリターンする(S405)。
【0076】以上に例示したように、PC側とスキャナ
側との処理の分担と、それに伴う実データおよび制御デ
ータの交信により、本発明のスキャナシステムが有効に
機能する。
【0077】(その他の変形例)なお、本発明に係わる
実施形態では、スキャンする対象としての原稿をフィル
ムとし、特にカートリッジフィルムを使用した例を挙げ
たが、本実施形態に限定されるものではなく、スキャナ
本体はスライドフィルム用のスライドマウント・オート
エクスチェンジャ等にも同様に転用可能である。そのほ
かにも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実
施が可能である。
【0078】以上、本発明についての実施形態に基づい
て説明したが、本明細書中には以下の発明が含まれてい
る。 [1] 原稿画像を撮像する画像入力手段と、前記画像
入力手段により取り込まれた画像データを間引いて複数
の画像を表示する第1の画像表示を行い、表示された複
数の前記画像から所望の画像を選択し、選択された当該
画像を、前記画像データに基づいて表示する第2の画像
表示を行う画像表示手段と、を具備することを特徴とす
るスキャナシステム。
【0079】効果[1]: 第1の画像表示の動作によ
りトリミング指示に最低必要な解像度で画像データを取
込みデータを間引いてサムネイル表示することで、一画
面中に多くの駒のサムネイル画面表示が可能となると共
に、その表示中から1画面を選択した場合に直ちにトリ
ミング用の画面を得ることができる。
【0080】[2] 原稿画像を撮像する画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像データを
間引いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、
表示された複数の前記画像から所望の画像を選択し、選
択された当該画像を、前記画像データに基づいて表示す
る第2の画像表示を行なう画像表示手段と、前記第2の
画像表示に対してトリミング範囲を設定するトリミング
設定手段と、を具備し、前記画像入力手段は、前記トリ
ミング指定手段により設定された所望画像のトリミング
範囲を、前記画像データよりも高い解像度で再度撮像す
ることを特徴とするスキャナシステム。
【0081】効果[2]: 第1の画像表示の動作によ
りトリミング指示に最低必要な解像度で画像データを取
込みデータを間引いてサムネイル表示することで、一画
面中にに多くの駒のサムネイル画面表示が可能となると
共に、その表示中から1画面を選択した場合に直ちにト
リミング用の画面を得ることができ、更に、そのトリミ
ング範囲指示に基づく本スキャンによりズームされた所
望の部分画像が高精細に提供される。
【0082】[3] 前記画像入力手段を有するスキャ
ナと、前記スキャナと別個に設けられ前記画像表示手段
または前記トリミング設定手段を有する情報処理装置
と、から構成されることを特徴とする[1]または
[2]の何れかの項に記載のスキャナシステム。
【0083】効果[3]: 画像表示手段またはトリミ
ング設定手段をパーソナルコンピュータ等の情報処理手
段に設けることにより、スキャナ本体を小型、軽量化で
きると共に、画像補正等の処理を情報処理手段にて容易
に行うことが可能となる。
【0084】(1) 原稿画像を撮像する画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像データを
間引いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、
表示された複数の画像から所望の画像を選択し、選択さ
れた当該画像を前記画像データに基づいて表示する第2
の画像表示を行う画像表示手段と、を具備することを特
徴とするスキャナシステム。
【0085】(2) 原稿画像を撮像する画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像データを
間引いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、
表示された複数の画像から所望の画像を選択し、選択さ
れた当該画像を前記画像データに基づいて表示する第2
の画像表示手段と、前記第2の画像表示に対してトリミ
ング範囲を設定するトリミング設定手段と、を具備する
ことを特徴とするスキャナシステム。
【0086】(3) 原稿画像を撮像する画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像データを
間引いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、
表示された複数の画像から所望の画像を選択し、選択さ
れた当該画像を前記画像データに基づいて表示する第2
の画像表示を行う画像表示手段と、前記第2の画像表示
に対してトリミング範囲を設定するトリミング設定手段
と、を具備し、前記画像入力手段は、前記トリミング指
定手段により設定された所望画像のトリミング範囲を、
前記画像データよりも高い解像度で再度撮像することを
特徴とするスキャナシステム。
【0087】(4) 原稿画像を撮像する画像入力手段
と、前記画像入力手段により取り込まれた画像データを
間引いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、
表示された複数の画像から所望の画像を選択し、選択さ
れた当該画像を、前記画像データに基づいて表示する第
2の画像表示手段と、前記第2の画像表示に対してトリ
ミング範囲を設定するトリミング設定手段と、前記トリ
ミング設定手段の設定により画像取り込みパラメータを
変更する画像取り込みパラメータ変更手段と、を具備す
ることを特徴とするスキャナシステム。
【0088】(5) 前記画像取り込みパラメータは、
焦点距離、ズーム値、副走査方向に画像取り込み領域、
副走査方向に垂直方向の画像取り込み範囲、画像入力手
段に対する原稿画像の位置のうち1つ以上であることを
特徴とする(4)に記載のスキャナシステム。
【0089】(6) 前記第1の画像表示は、サムネイ
ル表示であることを特徴とする(1)〜(4)に記載の
スキャナシステム。 (7) 前記第2の画像表示は、前記第1の画像表示よ
りも高い解像度で表示することを特徴とする(1)〜
(4)に記載のスキャナシステム。
【0090】(8) 前記第1の画像表示は、前記画像
入力手段から出力される画像データを順次表示すること
を特徴とする(1)〜(4)に記載のスキャナシステ
ム。 (9) フィルム画像を撮像する画像入力手段と、前記
画像入力手段により入力した画像データを表示する画像
表示手段とを有するスキャナシステムにおいて、所定の
解像度にて画像を入力する第1の入力モードと、前記第
1の入力モードにおける解像度よりも高い解像度にて画
像を入力する第2の入力モードを有する画像入力手段
と、前記第1の入力モードにて入力された画像データを
間引いて複数画像を表示する第1の表示モードと、前記
第1の入力モードにて入力された画像表示する第2の表
示モードと、前記第2の入力モードにて入力された画像
を表示する第3の表示モードを有する画像表示手段と、
を具備することを特徴とするスキャナシステム。
【0091】(10) フィルム画像を撮像する画像入
力手段と、前記画像入力手段により入力した画像データ
を表示する画像表示手段とを有し、ズームまたはトリミ
ング処理可能なスキャナシステムにおいて、所定の解像
度にて画像を入力する第1の入力モードと、前記第1の
入力モードにおける解像度よりも高い解像度にて画像を
入力する第2の入力モードを有する画像入力手段と、前
記第1の入力モードにて入力された画像データを間引い
て複数画像を表示する第1の表示モードと、前記第1の
入力モードにて入力された画像を表示し、表示された当
該画像に対してズームまたはトリミング指示する第2の
表示モードと、前記第2の入力モードにて入力された画
像を表示する第3の表示モードを有する画像表示手段
と、を具備することを特徴とするスキャナシステム。
【0092】(11) フィルム画像を撮像する画像入
力手段と、前記画像入力手段により入力した画像データ
を表示する画像表示手段とを有し、ズームまたはトリミ
ング処理可能なスキャナシステムにおいて、所定の解像
度にて画像を入力する第1の入力モードと、前記第1の
入力モードにおける解像度よりも高い解像度にて画像を
入力する第2の入力モードを有する画像入力手段と、前
記第1の入力モードにて入力された画像データを間引い
て複数画像を表示する第1の表示モードと、前記第1の
入力モードにて入力された画像を表示し、表示された当
該画像に対してズームまたはトリミング領域の設定を許
可する第2の表示モードと、前記第2の表示モードにて
設定されたズームまたはトリミング領域について前記第
2の入力モードにて入力された画像を表示する第3の表
示モードを有する画像表示手段と、を具備することを特
徴とするスキャナシステム。
【0093】(12) 前記第1の表示モードに対応し
た画像データと、前記第2の表示モードに対応した画像
データを別々の記憶手段に記憶したことを特徴とする
(9)〜(11)に記載のスキャナシステム。
【0094】(13) 前記第1の表示モードは、サム
ネイル表示であることを特徴とする(9)〜(11)に
記載のスキャナシステム。 (14) 前記第2の表示モードは、前記第1の入力モ
ードで入力された画像データを「間引かずに」表示する
ことを特徴とする(9)〜(11)に記載のスキャナシ
ステム。
【0095】(15) 前記第1の表示モードは、前記
第1の入力モードからの出力を順次表示することを特徴
とすることを特徴とする(9)〜(11)に記載のスキ
ャナシステム。
【0096】(16) 前記画像入力手段を有するスキ
ャナと、このスキャナとは別に設け、前記画像表示手段
または前記トリミング設定手段を有する情報処理装置
と、から成ることを特徴とする(1)〜(15)に記載
のスキャナシステム。
【0097】(17) 前記画像入力手段を有するスキ
ャナと、前記画像表示手段または前記トリミング設定手
段を有する情報処理装置とを一体的に構成したことを特
徴とする(1)〜(15)に記載のスキャナシステム。
【0098】(18) 対象画像を入力する画像入力手
段と、取り込まれた画像を表示する表示手段を有するス
キャナシステムにおいて、第1の解像度にて画像を入力
する第1の画像入力ステップと、前記第1の解像度より
も低い第2の解像度にて複数の画像を表示する第1の画
像表示ステップと、前記複数の画像から所望の画像を選
択する画像選択ステップと、前記画像選択ステップに応
答して、第3の解像度にて選択された当該画像を表示す
る第2の画像表示ステップと、を有することを特徴とす
るスキャナシステム。
【0099】(19) 前記第3の解像度は、前記第1
の解像度に等しいことを特徴とする(18)に記載のス
キャナシステム。 (20) 前記第3の解像度は、前記第1の解像度以下
でかつ前記第2解像度以上であることを特徴とする(1
8)に記載のスキャナシステム。
【0100】(21) 所定の第1の解像度にて画像を
入力する第1の画像入力ステップと、前記第1の解像度
よりも低い第2の解像度にて複数の画像を表示する第1
の画像表示ステップと、前記複数の画像から所望の画像
を選択する画像選択ステップと、前記画像選択ステップ
に応答して、第3の解像度にて選択された画像を表示す
る第2の画像表示ステップと、トリミング領域設定ステ
ップと、を有することを特徴とするスキャナシステムで
あって、前記トリミング範囲指定を第2表示画面にて行
うことを特徴とするスキャナシステム。
【0101】(22) 前記第3の解像度は、前記第1
の解像度に等しいことを特徴とする(21)に記載のス
キャナシステム。 (23) 前記第3の解像度は、前記第1の解像度以下
でかつ第2解像度以上であることを特徴とする(21)
に記載のスキャナシステム。
【0102】(24) 所定の焦点距離にて第1の解像
度にて画像を入力する第1の画像入力ステップと、前記
焦点距離を変化させる焦点距離可変ステップと、前記第
1の解像度よりも低い第2の解像度にて複数の画像を表
示する第1の画像表示ステップと、前記複数の画像から
所望の画像を選択する画像選択ステップと、前記画像選
択ステップに応答して、第3の解像度にて選択された当
該画像を表示出力する第2の画像表示ステップと、所望
のトリミング範囲指定を第2表示画面にて行うトリミン
グ指定ステップと、前記トリミング指定の値に基づいて
所定の画像取込みパラメータを変更する画像取込みパラ
メータ変更ステップと、を有するスキャナシステム。
【0103】(25) 前記画像取込みパラメータは、
少なくとも焦点距離、副走査方向の画像取込み領域また
は、副走査方向に垂直方向の画像取り込み範囲のうち少
なくとも1つであることを特徴とする(24)に記載の
スキャナシステム。
【0104】
【発明の効果】このように本発明のスキャナシステムは
次のような効果を奏する。 (効果1) サムネイル表示用スキャンでトリミング指
示に必要最小な解像力で画像データを取り込み記憶し、
データを間引いてサムネイル表示することで、多くの駒
のサムネイル画面表示が可能であり、且つ、その中から
1画面を選択した場合に、直ちにトリミング用の画面を
得ることが可能である。
【0105】(効果2) サムネイル表示用の取込み画
面の大きさトリミング指示に必要最小なサイズに設定さ
れるので、高速にサムネイル表示することが可能であ
る。 (効果3) サムネイル表示用ウィンドウの大きさはカ
ートリッジフィルムのフィルム全駒数により可変である
ので、サムネイル表示用画面取込み状況の進行具合を直
観的に認識することが可能であることで、利用者にとっ
ていらいらの少ないサムネイル表示が行われる。
【0106】(効果4) サムネイル表示用画面は画面
取込みに合わせて表示されるので、サムネイル表示用画
面取込み状況の進行具合を直観的に認識することがで
き、利用者にとっていらいらの少ないサムネイル表示が
可能である。
【0107】(効果5) フィルムに記憶された磁気情
報によりそのコマのアスペクトを示すサムネイル表示用
画面が表示されるので、このコマのアスペクトを直観的
に認識可能なサムネイル表示が可能である。また、トリ
ミング画面はそのアスペクトに関わらず、自動的に当該
コマのフル画面表示として出力するために、利用者の手
をわずらわせることなく、従来より柔軟なトリミングエ
リア指定が可能である。なお、上記した各効果は、変形
例のスライドマウント・オートエクスチェンジャ等に転
用した場合にも同様に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わるスキャナシステムの構
成を表す平面図。
【図2】図2は、本発明に係わるスキャナシステムの主
要部の構成を表す側面図。
【図3】図3は、パワーONした場合に起動するスキャ
ナ側動作のメインルーチンを表すフローチャート。
【図4】図4は、スキャナ側の「サムネイル表示処理」
の動作手順を表すサブルーチンとしてのフローチャー
ト。
【図5】図5は、PC側の動作手順を表すメインルーチ
ンのフローチャート。
【図6】図6は、PC側からの本スキャンコマンドを受
け取ったスキャナ側の「本スキャンコマンド処理」の動
作手順を表すサブルーチンとしてのフローチャート。
【図7】図7(a), (b)は、フィルム全駒数に基づ
いて決定するサムネイル表示用ウィンドウの大きさを比
較して示し、(a)は、15駒撮りフィルムカートリッ
ジの際のサムネイル表示用ウィンドウ、(b)は、25
駒撮りフィルムカートリッジの際のサムネイル表示用ウ
ィンドウ。
【図8】図8(a)〜(d)は、サムネイルウインドウ
の逐次表示される例を示し、(a)は、1ラインずつの
駒表示の第1段階を表す図、(b)は、同じく表示の第
2段階を表す図、(c)は、同じく表示の第3段階を表
す図、(d)は、同じく表示の第4段階を表す図。
【図9】図9(a), (b)は、PC側が表示するウィ
ンドウの表示例を示し、(a)は、トリミングウインド
ウ、(b)は、本スキャンウィンドウ。
【符号の説明】
1…蛍光灯, 2…反射傘,3…拡散
板, 4…照明駆動手段,5…ステッピ
ングモータ駆動手段,6…ステッピングモータ, 7
…CCD,8…キャリッジ, 9…送りネ
ジ,10,11…ギア, 12…スタートP
I,13,14…遮光部材, 15…エンドPI,
16…カートリッジフォルダ,17…フィルム駆動用モ
ータ,18…スプール, 19…フィルム駆
動手段,20…ステッピングモータ, 21,22…送
りネジ,23…スタートPI, 24,25…遮
光部材,26…エンドPI, 28…レンズ,
29…ズーム駆動手段, 30…モータ,31…P
Iギア, 32…PI,33…スタートP
I, 34…エンドPI,35…遮光板,36…
パーソナルコンピュータ( PC) ,37…通信手段,
38…制御手段,39…A/D変換手段。S
100〜S108…スキャナ側のメインルーチンの動作
ステップ,S200〜S206…スキャナ側の「サムネ
イル表示処理」の動作ステップ,S300〜S316…
PC側のメインルーチンの動作ステップ,S400〜S
405…PC側の「本スキャン処理」の動作ステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/64 340A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を撮像する画像入力手段と、 前記画像入力手段により取り込まれた画像データを間引
    いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、表示
    された複数の前記画像から所望の画像を選択し、選択さ
    れた当該画像を、前記画像データに基づいて表示する第
    2の画像表示を行う画像表示手段と、を具備することを
    特徴とするスキャナシステム。
  2. 【請求項2】 原稿画像を撮像する画像入力手段と、 前記画像入力手段により取り込まれた画像データを間引
    いて複数の画像を表示する第1の画像表示を行い、表示
    された複数の前記画像から所望の画像を選択し、選択さ
    れた当該画像を、前記画像データに基づいて表示する第
    2の画像表示を行なう画像表示手段と、 前記第2の画像表示に対してトリミング範囲を設定する
    トリミング設定手段と、を具備し、 前記画像入力手段は、前記トリミング指定手段により設
    定された所望画像のトリミング範囲を、前記画像データ
    よりも高い解像度で再度撮像することを特徴とするスキ
    ャナシステム。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段を有するスキャナと、
    前記スキャナと別個に設けられ前記画像表示手段または
    前記トリミング設定手段を有する情報処理装置と、から
    構成されることを特徴とする、請求項1または請求項2
    の何れかの項に記載のスキャナシステム。
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