JPH09153143A - 画像貼り込み方法 - Google Patents

画像貼り込み方法

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JPH09153143A
JPH09153143A JP7313850A JP31385095A JPH09153143A JP H09153143 A JPH09153143 A JP H09153143A JP 7313850 A JP7313850 A JP 7313850A JP 31385095 A JP31385095 A JP 31385095A JP H09153143 A JPH09153143 A JP H09153143A
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JP
Japan
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pasting
center
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JP7313850A
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Inventor
Shingo Oya
真吾 大矢
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像をページ内の枠に貼り込んだとき、修正
に必要な労力が大きい。 【解決手段】 枠4の中心を貼り込み基準位置とする。
一方、画像6の中心を画像基準位置PGc とする。貼り
込み基準位置および画像基準位置が一致するように初期
貼り込みを行う。画像6を拡大縮小回転などする場合
も、前記画像基準位置を中心に行う。画像6の中心が常
に枠4の中心にくるため、自然な処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はページ内に配置さ
れた枠に対して所望の画像を貼り込む方法に関する。こ
の発明はDTP、集版システムなどページレイアウトを
行うシステムに用いることができる。
【0002】
【従来の技術】DTPシステムによって画像を含む文章
を編集する場合、まず各ページに複数の枠を設け、この
枠の中に画像を貼り込んでいく方法がよく用いられる。
図1は従来のDTPシステムによって画像の貼り込みを
行う様子を示す図である。同図に示すとおり、まずペー
ジ2の中に3つの枠4を設ける。ここで仮に、3つの枠
4のうち上の枠に注目するとすれば、枠の左上点P0
この枠の貼り込み基準位置とされる。「貼り込み基準位
置」とは、後にこの枠に画像が貼り込まれる際、その基
準となる位置をいう。つづいて所望の画像6がこの枠4
に対して貼り込まれる。画像6は、例えばイメージスキ
ャナから読み込まれたり、画像データベースから読み込
まれることにより、得られる。
【0003】一方、画像6の左上点P1 はこの画像の画
像基準位置である。「画像基準位置」とは、画像6を枠
4に貼り込む際の画像側の基準位置であり、実際にはこ
れが前述した貼り込み基準位置と一致するように貼り込
みが行われる。
【0004】枠4の位置や貼り込まれた画像6の位置を
表すときには、ページ2の内部に設けられた座標系、す
なわちページ内座標系(X,Y)を使用する。同図で
は、画像6とその画像6が貼り込まれるべき枠4の大き
さが同一であるものとして描かれているが、両者の形状
や大きさは一般には一致しない。従って、編集のある段
階において、画像6(または枠4)の大きさ、または形
状などについて修正をする必要がある。
【0005】図2は枠4とその中に貼り込まれた画像6
の関係を示す図である。同図(a)には、枠4に対して
画像6が相当小さい場合が描かれている。画像6は前述
の点P0 と点P1 が一致するように配置されるため、同
図(a)においては左上に偏って配置されている。同図
(b)及び(c)は、同図(a)に示す画像6を拡大し
た様子を示す図である。同図(b)は拡大率が小さすぎ
る場合、同図(c)は逆に大きすぎる場合を示してい
る。いずれの場合も、拡大は点P0 を中心に行われるた
め、拡大率が適切にならない限り、画像6の中心は枠4
の左上または右下に偏ることになる。
【0006】一方、同図(d)には、枠4に貼り込まれ
た画像6を一定角度回転させた様子が示されている。図
1に示すような貼り込みの場合、こうした回転処理は不
必要であるが、仮に枠4と画像6が傾いている場合、図
2(d)に示すような回転処理が必要となる。この場合
の回転の中心も前述の点P0 となる。この結果明らかな
ように、画像6の中心部分は枠4から外に外れていくこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来一般的
なDTPシステムでは、画像を貼り込む際の基準位置お
よび画像を変換する際の基準位置がともに枠4の左上点
であった。この背景には、従来手作業で行われていた編
集作業をそのままソフトウエア化したという沿革的事情
がある。このことに起因して、前述の編集において以下
のような課題が発生している。
【0008】[1]貼り込み後の修正が煩雑である 図2に示すとおり、貼り込み後に枠4と画像6の位置関
係を修正しようとする場合、修正に必要な工数が大きく
なる。例えば貼り込み後、画像6の縦横を異なる比率で
拡大し、さらにこれをある角度だけ回転させるような場
合、これらの変換のための最適なパラメータ値を決定す
ることは非常に難しい。これは左上点を基準とする設定
が人間の感覚に適合しないためである。
【0009】こうした問題があるため、従来貼り込み後
の修正は余り行われず、あらかじめ画像6の大きさや形
状を十分調節したうえで貼り込みが行われる場合が多か
った。その一方で実際には、現実に文書などの中に配置
された状態で画像データの内容を調節したいとする要望
は多い。従来のDTPシステムではこの要望に十分に答
えることができない。
【0010】[2]画像配置の許容度が小さい 上記課題[1]は枠4に対して画像6がちょうど収まる
ように貼り込む必要性から発生した。ここではその条件
が緩和される場合を考える。すなわちいま、「枠4に対
して画像6が多少小さくてもよい」という条件が与えら
れたものとする。この場合、例えば図2(b)に示すと
おり、枠4に対して画像6がいくぶん小さい状態で編集
を打ち切ることも可能である。しかしこのとき、画像6
の大きさよりも、その位置が問題となる。すなわち、枠
4に対して画像6が左上に偏っているため、この状態で
印刷すると非常に不自然な印象を与える。画像6は小さ
くてもよいが、それでも枠4の中心付近に配置されるべ
きである。
【0011】一方、緩和条件として「枠4よりも画像6
が大きくてもよい」が与えられた場合を考える。このと
き、例えば図2(c)に示すような状態で編集を打ち切
ることも可能であるが、仮に、枠4よりはみ出す画像6
の部分をカットして印刷するとすれば、やはり不自然な
画像となる。画像の大きさは問わないにしても、画像6
の山の頂上部分が枠4の中心付近に配置されることが望
ましいのである。
【0012】これらの問題があるため、たとえ緩和条件
が与えられても、現実には、枠4に対して画像6の中心
が枠4の中心付近に貼り込まれるように修正しなければ
ならない。
【0013】従って本発明の目的は、画像の中心を基準
位置として画像を貼り込む方法を提供することにある。
画像の中心を基準として画像の貼り込みを行い、かつそ
の点を中心として画像の変換を行うため、人間の感覚に
適合した、より自然な作業を行うことができる。さらに
このとき、枠の中心に画像の中心がくるため、上記課題
[2]をも解決する。この背景には、一般に画像の中心
部分はその重要性が高く、その部分を枠の中心部分に配
置すべきである、という経験則がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はページ内に配置
された枠に対して所望の画像を貼り込む方法であって、
枠の中心を基準として定まる貼り込み基準位置をその枠
について決定する工程と、画像の中心を基準として定ま
る画像基準位置をその画像について決定する工程と、前
記貼り込み基準位置および前記画像基準位置が一致する
ように、該枠に対して該画像の初期貼り込みを行う工程
とを含む。
【0015】ここで「画像」とは、枠に貼り込むべきデ
ータの総称であり、データの形態は問わない。従ってラ
スタデータやベクトルデータの他に、テキストデータな
どを含んでもよい。「貼り込み基準位置」とは、枠の側
に定められる位置であって、画像を貼り込む際の基準と
なる位置をいう。一方、「画像基準位置」とは、画像の
側に定められる位置であって、画像を枠に貼り込む際の
基準となる位置をいう。
【0016】また本発明では、前記初期貼り込みの後、
前記画像基準位置を変換中心として該画像に対する初期
の変換処理を行うこととしてもよい。ここで「変換」と
は、平行移動、拡大縮小、回転などを指し、より一般的
には例えばアフィン変換をいう。「変換中心」とは、変
換の際の不動点である。
【0017】本発明では、前記貼り込み基準位置をその
枠の外接矩形の中心とし、前記画像基準位置を該画像の
外接矩形の中心として決めてもよい。「外接矩形の中
心」とは、外接矩形の対角線の交点(すなわち重心)を
いう。
【0018】さらに本発明では、前記画像基準位置を決
定するとき、画像を構成する画像データのヘッダ情報か
らこれを決定してもよい。ここで画像データがラスタデ
ータの場合、前記ヘッダ情報の例として、画像の解像度
および構成画素数をあげることができる。また画像デー
タがベクトルデータの場合は、ヘッダ情報として画像が
占める領域のXY座標の最大値および最小値をあげるこ
とができる。
【0019】本発明では、前記貼り込み基準位置をペー
ジ内座標系で記述する一方、前記画像基準位置を画像座
標系で記述してもよい。「ページ内座標系」とは、ペー
ジに対して固定的に設けられる座標系であり、例えばペ
ージの左下点を原点とし、ページの縦横をそれぞれXY
軸にとる座標系をいう。一方、「画像座標系」とは、画
像に対して固定的に設けられる座標系をいう。本発明の
この態様では、画像に対する変換処理は画像座標系内で
行う。このとき、ページ内における位置を気にすること
なく、画像基準位置と座標の関係を直接把握することが
でき、より自然な変換処理を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】ここで本発明の好適な実施形態を
図面を適宜参照しながら説明する。ここでは本発明の画
像貼り込み方法を用いるDTPシステムを説明する。
【0021】図3は本システムによって処理がなされた
枠4と画像6の関係を示す図である。同図(a)〜
(d)はそれぞれ図2の(a)〜(d)に対応する。図
3の内容については後述するが、いずれにしても画像及
び枠の中心を基準として画像の貼り込みと変換処理が行
われている点に特徴がある。
【0022】図4〜6は本システムで使用する座標を定
義するための図である。まず図4は、ページ2内におけ
る枠4の位置(「ページ内位置」という)を定義するた
めの図である。同図に示すとおり、枠4の左下点をペー
ジ内位置の基準点とし、この点を(Fox ,Foy )と表示
する。これはページ内座標系によって記述される。ここ
ではページ2の左下点を原点とし、ページ2の横方向を
X軸、縦方向をY軸としている。
【0023】図5は枠4とその外接矩形10の関係を示
す図である。ここでは枠4が六角形であり、その第1頂
点の座標が(Fp1 x ,Fp1 y )であり、以下第n頂点の
座標が(Fpn x ,Fpn y )であるとする。これら頂点の
座標は前記(Fox ,Foy )を原点とするオフセット値
(ずれ)で記述されるものとする。
【0024】外接矩形10の縦横は、それぞれページ内
座標のY軸、X軸に平行である。外接矩形10の左下点
の座標は(Fll x ,Fll y )であり、一方、右上点の座
標は(Fur x ,Fur y )である。Fll x などは以下の式
によって求められる。
【0025】 Fll x =min(Fp1 x ,Fp2 x ,…)+Fox Fll y =min(Fp1 y ,Fp2 y ,…)+Foy Fur x =max(Fp1 x ,Fp1 x ,…)+Fox Fur y =max(Fp1 y ,Fp2 y ,…)+Foy 同図に示す点PFc は、外接矩形10の重心であり、こ
れが貼り込み基準位置となる。点PFc を座標表現すれ
ば以下のようになる。
【0026】 ((Fll x +Fur x )/2,(Fll y +Fur y )/2) 一方、図6は、画像6とその外接矩形12の関係を示す
図である。ここでは画像6が六角形であるとし、画像座
標系(x,y)を同図のように直交座標系としてとる。
外接矩形12の左上点(Gll x ,Gll y ) および右上点
(Gur x ,Gury )は、図5の場合と同様に計算するこ
とができる。同図に示す点PGc は外接矩形12の重心
であり、これを「画像中心位置」と名付ける。通常はこ
の画像中心位置がそのまま画像基準位置となる。ただし
ここでは、システムのオプション機能としてオフセット
値(Gox ,Goy )を導入している。このオフセットは画
像基準位置PGACを画像中心位置からずらすために利用
されるものであり、ここでは画像基準位置から画像中心
位置へ向かうベクトルが(Gox ,Goy ) であるとする。
Gox およびGoy のシステム側のデフォルト値はともに0
である。
【0027】以上が座標に関する定義である。本システ
ムは変換処理のために、さらに次の数値の定義を行う。
【0028】[1]倍率(Gsx ,Gsy ) 画像の拡大縮小率を縦横それぞれについて指定する数値
である。拡大縮小の際の不動点も画像基準位置である。
システム側の初期値はGsx 、Gsy ともに100%(原寸
維持)である。
【0029】[2]画像角度(Ga) 画像の回転角度を示す。半時計回りを正とする。回転の
中心はやはり画像基準位置であり、その初期値は0度で
ある。
【0030】以上が本システムで使用する各パラメータ
である。なお、図6の外接矩形12の左下点および右上
点の座標については、画像データのヘッダ部分の情報か
ら容易に求められる場合がある。
【0031】図7は画像データのフォーマット例を示す
図である。同図(a)はTIFFを代表とするイメージ
(ラスタ)データのフォーマット例を示す。このヘッダ
部分には、解像度Rx ,Ry およびそれぞれX方向、Y
方向の画素数である Nx 、Nyが含まれている。ここでGl
l x およびGll y を0とおけば、 Gur x =Nx/Rx ,Gur y =Ny/Ry として算出することができる。
【0032】一方、同図(b)はEPSを代表とするベ
クトルデータのフォーマット例である。EPSの場合、
ヘッダ部分には「バウンディングボックス」と呼ばれる
データ領域がある。バウンディングボックスには、画像
が占める領域のXおよびY座標の最大値および最小値が
格納されているため、これらをGll x などにそのまま使
用することができる。
【0033】ここで本システムによる処理の流れを説明
する。図8は本システムによる処理の流れを説明するフ
ローチャートである。同図に示すとおり、まずページ内
において枠の指定を行う(S20)。枠の指定は、図4
に示す枠のページ内位置(Fox ,Foy )、および図5に
示す枠の各頂点の位置(Fp1 x ,Fp1 y )などによって
行う。枠が指定されると、外接矩形10が自動的に計算
され、その左下点および右上点の座標から点PFc (貼
り込み基準位置)が求められる。
【0034】つづいて画像配置条件の指定を行う(S2
1)。「画像配置条件」とは、画像に対して加える変換
のパラメータであり、具体的には前述のオフセット、倍
率および画像角度である。
【0035】次に画像の指定を行う(S22)。指定さ
れた画像は、例えば画像データベースから読み込まれ、
システムに供給される。この時点で図6に示す各座標値
が定まる。
【0036】つづいて、画像の初期配置、すなわち初期
貼り込みを行う(S23)。初期貼り込みは、貼り込み
基準位置と画像基準位置が一致するように行う。この編
集結果をディスプレイに表示する(S24)。この後、
画像の配置が適切であればそのまま処理を終了し(S2
5のYES)、適切でなければ(S25のNO)、画像
配置条件の変更を行い(S26)、配置が適切になった
時点で処理を終了する。
【0037】以上の工程によって画像の貼り込みは完了
するが、編集結果をディスプレイに表示したり実際に印
刷したりする場合、画像座標系で記述されている画像6
をページ内座標系に変換する必要がある。座標変換は以
下の4つの工程を順に行うことによって実現する。
【0038】[工程1]オフセット相当量の平行移動 まず画像基準位置が座標系の原点になるように、画像6
を平行移動させる。平行移動量(Ctx ,Cty )は、 Ctx =Gox −(Gll x +Gur x )/2 Cty =Goy −(Gll y +Gur y )/2 で表される。この平行移動をアフィン変換のマトリクス
で表現すると、
【数1】 となる。
【0039】[工程2]倍率相当量の拡大 座標原点を中心に拡大する。同様にマトリクスで表現す
ると、
【数2】 である。この変換により、画像は実際に貼り込まれる大
きさになる。
【0040】[工程3]画像角度相当量の回転 次に座標原点を中心に回転する。これをマトリクスで表
現すると、
【数3】 である。この変換により、画像は実際に貼り込まれる向
きになる。
【0041】[工程4]枠の平行移動 以上の変換により、画像は指定された倍率および角度
で、画像の基準位置が座標原点にくるように配置されて
いる。後はこれを貼り込み基準位置に平行移動させれば
よい。平行移動量(Ctx',Cty')は、 Ctx'=(Fll x +Fur x )/2 Cty'=(Fll y +Fur y )/2 である。平行移動のマトリクスは[工程1]で示したと
おりである。
【0042】ここで図3を参照する。いま前記S23の
処理の結果、図3(a)に示す初期貼り込みが行われた
とする。枠4に対して画像6は小さいが、画像6が枠4
の中央に配置されている点に特徴がある。図3(b)お
よび(c)は、画像6を拡大した状態を示している。同
図(b)では拡大率が小さすぎ、(c)では大きすぎる
が、いずれも中心を基準に変換されているため、修正は
容易である。拡大縮小のほかに回転処理が必要な場合で
あっても、図3(d)に示すように、画像6の中心部分
が枠4からはみ出さないため、同様に修正は容易であ
る。
【0043】本実施形態によれば、以下の利点もある。
すなわち、仮に同図(b)の同状態で編集を打ち切った
としても、画像6が中央にあるため、従来の図2(b)
に比べて自然な最終印刷物を得ることができる。図3
(c)の状態で編集を打ち切った場合も、仮に枠4から
はみ出る画像6の部分がカットされても、画像6の中心
部分が枠4に収まっているため良好な結果が得られる。
回転処理についても同様である。
【0044】このように本発明によれば、前述した従来
の課題[1][2]をともに解消することができる。
【0045】本システムの処理によれば、さらに以下の
副次的効果を得ることができる。図9は本システムによ
る副次的効果を説明するための図である。同図(a)は
初期貼り込みがなされた状態を示す図、同図(b)は、
枠4を右方向に延ばした状態を示す図である。従来のシ
ステムでは左上点が基準となっているため、枠4を右側
に延ばしていっても、画像6は元の位置(同図(b)の
点線部分)に取り残される。一方、本システムでは、画
像6が常に枠4の中央部分に配置されるため、自動的に
良好な配置状態を保つことができる。
【0046】以上が本実施形態の概要である。なお、本
実施形態については、以下の応用または変形が可能であ
る。
【0047】1.本実施形態では、貼り込み基準位置お
よび画像基準位置を算出するために、外接矩形を導入し
た。しかし外接矩形を算出せずに、枠(画像)の重心を
直接求めてもよい。その他、枠(画像)のほぼ中央位置
が特定できる限り、いかなる方法を用いて貼り込み基準
位置および画像基準位置を決めてもよい。
【0048】2.画像にトリミング処理を施すにも本実
施形態は適用可能である。図10は画像6とその一部領
域20の関係を示す図である。トリミング処理として、
例えば一部領域20のみを枠4に貼り込む場合は、画像
基準位置を変更すればよい。具体的には元の画像基準位
置PGC を一部領域20の画像基準位置PGC1に変更す
る。このとき一部領域20が画像6全体であるとみなし
て、画像基準位置PGACを図10のPGC1の位置に置く
ようにオフセットを指定すればよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、枠の中心と画像の中心
が一致するように初期貼り込み、および変換処理が行わ
れるため、修正の労力を大幅に低減することができる。
貼り込み基準位置および画像基準位置を外接矩形から求
める場合は、きわめて簡単な計算によって所期の位置を
求めることができる。また本発明では、ページ内座標系
のほかに画像座標系を採用したため、変換処理が人間の
感覚に適合した自然なものになる。本発明により、「画
像の中央付近が重要である」という一般則に最適な画像
貼り込みが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のDTPシステムによって画像の貼り込
みを行う様子を示す図である。
【図2】 枠4とその中に貼り込まれた画像6の関係を
示す図である。
【図3】 本システムによって処理がなされた枠4と画
像6の関係を示す図である。
【図4】 本システムで使用する座標を定義するための
図である。
【図5】 枠4とその外接矩形10の関係を示す図であ
る。
【図6】 画像6とその外接矩形12の関係を示す図で
ある。
【図7】 画像データのフォーマット例を示す図であ
る。
【図8】 本システムによる処理の流れを説明するフロ
ーチャートである。
【図9】 本システムによる副次的効果を説明するため
の図である。
【図10】 画像6とその一部領域20の関係を示す図
である。
【符号の説明】
2 ページ、4 枠、6 画像、10,12 外接矩
形。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ内に配置された枠に対して所望の
    画像を貼り込む方法であって、 枠の中心を基準として定まる貼り込み基準位置をその枠
    について決定する工程と、 画像の中心を基準として定まる画像基準位置をその画像
    について決定する工程と、 前記貼り込み基準位置および前記画像基準位置が一致す
    るように、該枠に対して該画像の初期貼り込みを行う工
    程と、 を含むことを特徴とする画像貼り込み方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像貼り込み方法にお
    いて、 前記初期貼り込みの後、前記画像基準位置を変換中心と
    して該画像に対する所期の変換処理を行う画像貼り込み
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の画像貼
    り込み方法において、 前記貼り込み基準位置は該枠の外接矩形の中心であり、
    前記画像基準位置は該画像の外接矩形の中心である画像
    貼り込み方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像貼
    り込み方法において、 画像を構成する画像データのヘッダ情報から前記画像基
    準位置を決定する画像貼り込み方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の画像貼
    り込み方法において、 前記貼り込み基準位置をページ内座標系で記述する一
    方、前記画像基準位置を画像座標系で記述することによ
    り、該画像に対する変換処理を画像座標系内で行う画像
    貼り込み方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000293339A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Seiko Epson Corp 印刷制御方法および印刷制御装置、記録媒体
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