JPH09151894A - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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Publication number
JPH09151894A
JPH09151894A JP31218395A JP31218395A JPH09151894A JP H09151894 A JPH09151894 A JP H09151894A JP 31218395 A JP31218395 A JP 31218395A JP 31218395 A JP31218395 A JP 31218395A JP H09151894 A JPH09151894 A JP H09151894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
base
bearing housing
bearing
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31218395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Kubo
雅英 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP31218395A priority Critical patent/JPH09151894A/ja
Publication of JPH09151894A publication Critical patent/JPH09151894A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボ分子ポンプのロータ回転軸を支承する
玉軸受を保持する軸受ハウジングを一定の剛性で保持す
ることができるようにする。 【解決手段】 玉軸受21、22を内側に収納するとと
もに、外周側が弾性体を介してベース12に支持された
軸受ハウジング20と、この弾性体21、22とベース
12間あるいは軸受ハウジング20との間に取り付けら
れ、弾性体21、22に一定の力を付勢するバネ部材3
0とを備えることにより、弾性体21、22を一定の力
で押圧するようにして剛性を一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高真空状態を得
るためのターボ分子ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボ分子ポンプはロータが数万rpm
の回転数で回転駆動される高速回転機器である。ロータ
はベースに対して回転可能に支持されるが、ロータを支
持する手段として玉軸受が一般的に用いられている。
【0003】また、ターボ分子ポンプでは、ロータの高
速回転に起因する振動が生じる。この振動を減衰させる
ために、ロータ回転軸を支持する軸受もしくはこの軸受
を収納する軸受ハウジングをOリング等の弾性体を介し
て保持することにより振動を吸収することがなされたも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】軸受部を弾性体で保持
する構造にする場合、予め弾性体に適度の剛性を与えて
軸受部を保持することが望ましいが、このためにはOリ
ング等の弾性体に、適度な剛性を出すのに必要な所定の
力を加えて変形させておくことを要する。しかし予め決
められた剛性で保持できるように各部品を作り上げるこ
とは困難であることから、弾性体のつぶし代(変形量)
を調整するべく、シム材などを用いて各部品の寸法公差
を吸収するようにしていた。
【0005】このシム材による調整作業は熟練を要し、
組立時に手間がかかるだけではなく、メンテナンス作業
をユーザ側で行うことを困難にしていた。
【0006】また、適当なシム調整を行ったとしても、
長時間の使用により軸受部の温度が変化すると弾性体の
剛性が変動することがあり(例えば高温になってゴムが
柔らかくなる)、このようなシム調整後に生じる変化に
対しては、対応できないため、予め、温度変化を予測し
てシム調整するぐらいしかなかった。
【0007】本発明は以上のような問題を解決し、弾性
体の剛性の調整が容易に行えるターボ分子ポンプを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
になされた本発明のターボ分子ポンプは、玉軸受により
ロータ回転軸をベースに対して回転可能に支持するター
ボ分子ポンプであって、前記玉軸受を内側に収納すると
ともに、外周側は弾性体を介してベースに支持された軸
受ハウジングと、この弾性体とベース間あるいは軸受ハ
ウジングとの間に取り付けられ、弾性体を一定の力で押
圧するバネ部材とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のターボ分子ポンプでは、
弾性体とベースとの間、あるいは弾性体と軸受ハウジン
グとの間にばね材が取り付けられ、これにより、一定の
力で弾性体を押圧することにより、一定の力で押しつぶ
すこととしたので、シムなどによる調整作業をする必要
がなく、予め決められた剛性で回転体を保持することが
できる。 以下、本発明を実施の形態を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すターボ分子ポンプの
断面図である。ターボ分子ポンプ10は、円筒状のケー
シング11とベース12とによりポンプ空間aが形成さ
れ、ポンプ空間aの上端に吸気口13がある。ポンプ空
間aの内部にはステータ翼14が軸方向に多段に積み重
ねられてあり、隣合う2つのステータ翼14の間にロー
タ翼15が多段に取り付けられている。ロータ翼15は
ロータ16に固定されており、ロータ16はロータ回転
軸17に結合されている。ロータ回転軸17は、上部玉
軸受18、下部玉軸受19により回転自在に支承されて
いる。上部玉軸受18、下部玉軸受19は内部が円筒空
間になっている軸受ハウジング20の内部円筒空間内に
収納されている。軸受ハウジング20は、その上部側が
上部弾性体21を介して、また、その下部側が下部弾性
体22を介してベース12に取り付けられている。これ
らの弾性体としてはOリングなどのゴム材が適してい
る。
【0010】ベース12と軸受ハウジング20の外周面
とに挟まれる空間の下部側である下部弾性体22の近傍
には、ベース12に凹部が形成され、付勢空間bが設け
られている。そして、付勢空間b内にはバネ30が取り
付けられ、下部弾性体22を付勢するようにしてある。
座金31は、バネ30からの押圧力を下部弾性体22に
対してより均一に付勢するようにするために介在させた
ものである。このバネ30により下部弾性体22および
上部弾性体21は、使用するバネのバネ定数で決められ
る強さの圧縮力を受けることになる。すなわち、適当な
強さのバネを選択して取り付けることにより、所望の力
で弾性体21、22を押圧することができ、これにより
一定の剛性でロータ回転軸17を保持することができ
る。
【0011】次に本発明のターボ分子ポンプの動作につ
いて説明する。モータ24を駆動することにより、ロー
タ16が回転すると、ステータ翼14とロータ翼15と
の相互作用により吸気口13から飛び込んだ気体分子が
排気口25から排気されるように作動し、真空ポンプと
して機能する。ロータ16およびロータ回転軸17が高
速回転することにより上部玉軸受18や下部玉軸受19
において摩擦熱が発生し、上部玉軸受18、下部玉軸受
19は温度上昇し、これに伴って玉軸受18、19と接
触している軸受ハウジング20、さらには軸受ハウジン
グ20に接触する上部弾性体21、下部弾性体22も温
度が上昇する。温度上昇により上部弾性体21、下部弾
性体22は柔らかくなるが、バネ30により一定の力で
押しつけているため、弾性体を初期の剛性に保つことが
できる。
【0012】なお、本実施例では下部弾性体に対してバ
ネによる付勢力を与えたが、上部弾性体に対して行って
もよい。また、凹部をベース側に設けたが軸受ハウジン
グ側に凹部を加工してもよい。さらには、バネ30を弾
性体と軸受ハウジングの間に設けても本実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明のターボ分子
ポンプでは、軸受ハウジングを保持するための弾性体
と、ベースあるいは軸受ハウジングとの間に、弾性体を
一定の力で押圧するバネ部材を備えたことにより、シム
調整をする必要がなくなり、組立の際の手間がなくな
り、また、調整作業が容易になって、組立工数の低減に
よるコストの低減につながる。
【0014】また、軸受部の温度変化による弾性体の剛
性が変化した場合にも、バネにより一定の力で押圧する
ことができるので、弾性体を初期の剛性に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるターボ分子ポンプの断
面図。
【符号の説明】
10:ターボ分子ポンプ 11:ケーシング 12:ベース 13:吸気口 14:ステータ翼 15:ロータ翼 16:ロータ 17:ロータ回転軸 18:上部玉軸受 19:下部玉軸受 20:軸受ハウジング 21:上部弾性体 22:下部弾性体 30:バネ 31:座金 a:ポンプ空間 b:付勢空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玉軸受によりロータ回転軸をベースに対し
    て回転可能に支持するターボ分子ポンプであって、前記
    玉軸受を内側に収納するとともに、外周側は弾性体を介
    してベースに支持された軸受ハウジングと、この弾性体
    とベース間あるいは軸受ハウジングとの間に取り付けら
    れ、弾性体を一定の力で押圧するバネ部材とを備えたこ
    とを特徴とするターボ分子ポンプ。
JP31218395A 1995-11-30 1995-11-30 ターボ分子ポンプ Pending JPH09151894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31218395A JPH09151894A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 ターボ分子ポンプ

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JP31218395A JPH09151894A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 ターボ分子ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09151894A true JPH09151894A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18026225

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JP31218395A Pending JPH09151894A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 ターボ分子ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109162957A (zh) * 2018-11-14 2019-01-08 南京腾图节能科技有限公司 一种水泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109162957A (zh) * 2018-11-14 2019-01-08 南京腾图节能科技有限公司 一种水泵
CN109162957B (zh) * 2018-11-14 2023-08-15 南京腾图节能科技有限公司 一种水泵

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