JPH0915130A - 耐摩耗性評価試験装置における試験圧力制御方法 - Google Patents

耐摩耗性評価試験装置における試験圧力制御方法

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JPH0915130A
JPH0915130A JP18496295A JP18496295A JPH0915130A JP H0915130 A JPH0915130 A JP H0915130A JP 18496295 A JP18496295 A JP 18496295A JP 18496295 A JP18496295 A JP 18496295A JP H0915130 A JPH0915130 A JP H0915130A
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JP
Japan
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test
test piece
pressure
drive shaft
control method
Prior art date
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Pending
Application number
JP18496295A
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English (en)
Inventor
Masaaki Konno
政昭 今野
Koichi Ichihara
浩一 市原
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂ペレットを充填せる容器の下面に対向し
てテストピースを回動可能に設置し樹脂ペレットをテス
トピースに押圧してテストピースの樹脂に対する耐摩耗
性を試験する方法において、樹脂ペレットの上面に加え
られる押圧力が一定であっても容器内の樹脂ペレットの
容量、樹脂の相違による摩擦係数の違いによりテストピ
ース表面に伝わる圧力が変化することを知見し、樹脂ペ
レットの容量、種類に影響されることなく、精度よく且
つ安定した試験圧力下で耐摩耗性評価試験を行なうこ
と。 【構成】 加圧ピストン9に加わる押圧力Fを荷重計1
5で検出し、この検出値を面圧調整装置16へ入力する
とともに、テストピース5の駆動軸3のたわみ量εを検
出し、この検出値を前記面圧調整装置へ入力し駆動軸の
たわみ量εと加圧ピストンに加わる押圧力Fとからテス
トピースに加わる試験圧力を算出し、推力制御装置18
からの信号により加圧ピストンに加わる押圧力を制御し
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料の樹脂に対す
る耐摩耗性を評価するための試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属材料の樹脂に対する耐摩耗性
を試験する手段として、樹脂を満たした容器中でリング
状のテストピースを偏心回転させて行なう方法とか溶融
樹脂中でテストピースを回転させてテストピースの腐食
摩耗を試験する方法があるが、何れも満足する評価試験
が期待できない。そこで、本出願人は先に特願平7ー2
7808号として耐摩耗性評価試験装置の発明について
出願した。図5に該発明装置の概要を示す。該装置では
金属材料の樹脂に対する耐摩耗性を試験評価する際、テ
ストピース25にペレット状の樹脂22を加圧ピストン
24で所定の推力で押し付けた状態て所定の回転速度で
テストピース25を回転させて行なうのであるが、テス
トの前に予めテストピースの重量を計量しておき、テス
トを開始し、テストピース25の回転回数が所定の回転
数に達すると駆動軸23からテストピースを外してテス
トピースの重量を計量し、テスト前とテスト後の重量差
で磨耗重量を求めて、この摩耗重量によって樹脂に対す
る金属材料の耐摩耗性を評価するものである。
【0003】該装置では試験圧力となる樹脂ペレット下
部のテストピースとの接触圧力を直接測定すること困難
であるため、樹脂ペレット22上部に加えられる加圧ピ
ストン24からの加圧力を試験圧力として推力制御装置
27により制御された推力を推力発生装置20により加
圧ピストン24を介して樹脂ペレット22の上部に加え
ている。
【0004】ところが、樹脂ペレット22下部の圧力を
測定すると、容器21の内壁面と樹脂ペレット22との
間で摩擦力が生じるため、図4に示す理論値のように加
圧効率(樹脂ペレット上部で加えた圧力P0に対する樹
脂ペレット下部に伝わる圧力Peの割合P0/Pe)が容
器内の樹脂ペレットの容量の違いにより異なる。また、
樹脂ペレットの種類によっても摩擦係数が異なるため同
一容量であっても加圧効率が異なることが判明した。な
お、図4に示す理論値は数1の式(1)により算出され
たものである。
【0005】
【数1】
【0006】したがって、容器の壁面から受ける摩擦力
の影響で樹脂ペレットに加えた圧力が樹脂ペレットとテ
ストピース間の接触圧力として正確に伝わらず、試験圧
力が不正確となり耐摩耗性の評価に重要な要素となるp
v値の精度に影響があることが判った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記容器内
の樹脂ペレットの容量、種類に影響されることなく、精
度良く且つ安定した試験圧力下で耐摩耗性評価試験がで
きることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】樹脂ペレットを充填せる
容器の下面に対向してテストピースを回動可能に設置
し、加圧ピストンに所定の押圧力をかけて容器内の樹脂
ペレットをテストピースに押圧して、テストピースの樹
脂に対する耐摩耗性を試験する方法において、前記テス
トピースの駆動軸のたわみ量を検出し、該たわみ量から
テストピースに加わる試験圧力を求め該試験圧力の下に
耐摩耗試験を行なうことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、テストピース(金属材料)の樹脂
に対する耐摩耗性評価試験に際し、面圧設定器からの信
号により加圧ピストンに所定の押圧力をかけて容器内の
樹脂ペレットを押圧し回転するテストピースに押付け
る。加圧ピストンに加わる押圧力を荷重計で検出し、こ
の検出値を面圧調整装置へ入力するとともに、テストピ
ースの回転駆動軸のたわみ量を非接触変位計で検出し、
この検出値を面圧調整装置へ入力する。面圧調整装置で
は、前記回転駆動軸のたわみ量と加圧ピストンに加わる
押圧力とからテストピースに加わる試験圧力が算出され
る。そして、面圧設定器からの設定値と常時比較されて
おり、推力制御装置からの信号により加圧ピストンに加
わる押圧力が試験中一定になるよう調整されるので容器
内の樹脂ペレットの違いや、樹脂ペレットの容積変化に
影響されることなく安定した試験圧力で試験が行なわれ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明にかかる試験圧力制御方法の実
施例を図面を参照して説明する。図1は本発明方法を説
明するための耐摩耗性評価試験装置の概要図であって、
短辺と長辺の寸法がそれぞれa、bからなる角形底無し
容器1の下面に対向して駆動軸3を軸受4、4で軸支し
て設置しており、駆動軸3には金属材料からなるテスト
ピース5が挿通され、両端のカラー6、6、キー7で挟
持固定されており、これらのテストピース5は回転駆動
装置8により駆動軸3とともに回転駆動される。前記容
器1内には樹脂ペレット2が装填されており、推力発生
装置10に接続する加圧ピストン9により樹脂ペレット
を押圧し、テストピース表面に負荷をかけている。な
お、容器1とテストピース5との位置関係は樹脂ペレッ
ト2が両者の隙間からはみ出さず、容器1自体がテスト
ピース5に接触しない状態となっている。
【0011】11は回転駆動装置の回転速度を制御する
ための回転速度制御装置、12は制御器で回転速度設定
器13、面圧設定器14がそれぞれ接続されている。し
かして、推力発生装置10と加圧ピストン9の間に荷重
計15を設置し、加圧ピストンに加えられる荷重Fを検
出し該検出値は面圧調整装置16に入力される。17は
駆動軸3のたわみ量εを検出するために該駆動軸の近傍
に設置された非接触変位計で、該たわみ量検出値εは前
記面圧調整装置16に入力される。
【0012】加圧ピストンに加わる荷重Fと、これに対
応する駆動軸3のたわみ量εとの関係からテストピース
5に加わる試験圧力が図3に示される実験式により求め
られる。そして、これらのデータは面圧調整装置にイン
プットされているので非接触変位計17からの検出値と
荷重計15からの検出値は面圧設定器14からの設定値
と比較演算され、推力制御装置18からの信号で推力発
生装置10から加圧ピストン9に加わる押圧力は制御さ
れ試験中テストピース5に常時所定の試験圧力をかける
ことができる。一方、テストピース5の回転速度vは、
回転速度設定器13により設定された設定値と回転速度
検出器19からの検出値が比較演算され回転速度制御装
置11からの信号により回転駆動装置8を制御しテスト
ピース5を試験中所定の回転速度に保持することができ
る。
【0013】所定時間もしくは、所定回転数に達したと
ころで耐摩耗試験を終了させ、駆動軸3からテストピー
ス5を外し、テストピース5の重量を計量し、テスト前
の重量と比較して摩耗重量を計算することにより樹脂に
対するテストピースの耐摩耗性が評価される。
【0014】
【発明の効果】本発明では金属材料の樹脂に対する耐摩
耗性を試験評価する際、摩耗試験中テストピース表面に
加わる試験圧力が駆動軸のたわみ量から検出されるの
で、樹脂ペレットの種類の違いや、容器内の樹脂ペレツ
との容積変化に影響されることがないので正確に安定し
た試験圧力の下に耐摩耗試験を行なうことができる。し
たがって、信頼性の高い評価試験結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する耐摩耗性評価試験装置の
概要図。
【図2】容器とテストピースの部分の側面図。
【図3】駆動軸たわみ量と試験圧力の関係を表す実験値
【図4】容器内における樹脂の高さとテストピースに加
わる加圧効率との関係を表す理論値
【図5】特願平7ー27808号の発明にかかる耐摩耗
性評価試験装置の一部概要図。
【符号の説明】
1 容器 2 樹脂ペレット 3 駆動軸 4 軸受け 5 テストピース 6 カラー 7 キー 8 回転駆動装置 9 加圧ピストン 10 推力発生装置 11 回転速度制御装置 12 制御器 13 回転速度設定器 14 面圧設定器 15 荷重計 16 面圧調整装置 17 非接触変位計 18 推力制御装置 19 回転速度検出器 20 推力発生装置 21 容器 22 樹脂ペレット 23 駆動軸 24 加圧ピストン 25 テストピース 26 カラー 27 推力制御装置 28 回転駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂ペレットを充填せる容器の下面に対
    向してテストピースを回動可能に設置し、加圧ピストン
    に所定の押圧力をかけて容器内の樹脂ペレットをテスト
    ピースに押圧して、テストピースの樹脂に対する耐摩耗
    性を試験する方法において、前記テストピースの駆動軸
    のたわみ量を検出し、該たわみ量からテストピースに加
    わる試験圧力を求めるようにしたことを特徴とする試験
    圧力制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテストピースの駆動軸の
    たわみ量の検出は、非接触変位計により行なわれること
    を特徴とする耐摩耗性評価試験装置における試験圧力制
    御方法。
  3. 【請求項3】 テストピースの駆動軸のたわみ量検出値
    を面圧調整装置へ入力し、該面圧調整装置で面圧設定器
    からの設定値と比較演算して推力制御装置により加圧ピ
    ストンに加わる押圧力を制御することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の耐摩耗性評価試験装置におけ
    る試験圧力制御方法。
  4. 【請求項4】 回転速度検出器からの検出値と回転速度
    設定器からの設定値とを比較演算して回転速度制御装置
    により駆動軸の回転速度を制御することを特徴とする請
    求項1ないし請求項3記載の耐摩耗性評価試験装置にお
    ける試験圧力制御方法。
JP18496295A 1995-06-29 1995-06-29 耐摩耗性評価試験装置における試験圧力制御方法 Pending JPH0915130A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111692A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Toyota Motor Corp 摩擦試験装置
DE102009000175A1 (de) * 2009-01-13 2010-07-15 Evonik Degussa Gmbh Schnellabriebtest für Granulate
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CN117420041A (zh) * 2023-12-19 2024-01-19 山东德裕天虹新材料科技有限公司 一种用于印刷材料的检测设备

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