JPH09151207A - ポリオレフィンの製造方法 - Google Patents
ポリオレフィンの製造方法Info
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- JPH09151207A JPH09151207A JP27703096A JP27703096A JPH09151207A JP H09151207 A JPH09151207 A JP H09151207A JP 27703096 A JP27703096 A JP 27703096A JP 27703096 A JP27703096 A JP 27703096A JP H09151207 A JPH09151207 A JP H09151207A
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- Japan
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- group
- aluminum
- compound
- zirconium
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- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分子量が高いポリオレフィン製造法の提供。
【解決手段】 Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表され
る化合物 と、Me2R3 m(O R4)nX2 z-m-nで表され
る化合物 と、環状で共役二重結合を2個以上持つ有機
化合物と、Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニ
ウム化合物を接触させて得られる成分(1)と、周期律
表第IV〜VIII族の遷移金属成分、周期律表第IV〜VIII族
の遷移金属化合物成分又は当該遷移金属化合物とMe'
R'm(OR")nX'z-m-nとを接触させて得られる成分か
ら選ばれる成分(2)と、無機化合物担体および/また
は粒子状ポリマー担体から選ばれる成分(3)とを相互
に接触させて得られる触媒の存在下に、オレフィンを重
合または共重合させる。
る化合物 と、Me2R3 m(O R4)nX2 z-m-nで表され
る化合物 と、環状で共役二重結合を2個以上持つ有機
化合物と、Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニ
ウム化合物を接触させて得られる成分(1)と、周期律
表第IV〜VIII族の遷移金属成分、周期律表第IV〜VIII族
の遷移金属化合物成分又は当該遷移金属化合物とMe'
R'm(OR")nX'z-m-nとを接触させて得られる成分か
ら選ばれる成分(2)と、無機化合物担体および/また
は粒子状ポリマー担体から選ばれる成分(3)とを相互
に接触させて得られる触媒の存在下に、オレフィンを重
合または共重合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィンの新
規な製造方法に関する。本発明はさらに詳細には、従来
とは全く異なった方法で重合体の分子量を高めることを
可能にしたポリオレフィンの製造方法に関する。
規な製造方法に関する。本発明はさらに詳細には、従来
とは全く異なった方法で重合体の分子量を高めることを
可能にしたポリオレフィンの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】ポリオ
レフィン、特にエチレン重合体又はエチレン・α−オレ
フィン共重合体を製造するに際して、重合体の分子量を
高めることは製品グレード幅を広くする上で重要な課題
である。重合体の分子量を高める方法としては、重合反
応において連鎖移動剤として作用する化合物、例えば水
素の量を減少させるか全く使用しないで重合させる方
法、あるいは重合温度または重合圧力により制御する方
法が一般的に行われている。本発明の目的は重合体の分
子量を高めるために,従来とは全く異なった方法を提供
することにある。
レフィン、特にエチレン重合体又はエチレン・α−オレ
フィン共重合体を製造するに際して、重合体の分子量を
高めることは製品グレード幅を広くする上で重要な課題
である。重合体の分子量を高める方法としては、重合反
応において連鎖移動剤として作用する化合物、例えば水
素の量を減少させるか全く使用しないで重合させる方
法、あるいは重合温度または重合圧力により制御する方
法が一般的に行われている。本発明の目的は重合体の分
子量を高めるために,従来とは全く異なった方法を提供
することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (1)少なくとも下記に示す1)〜4)の各成分を相互
に接触させて得られる成分(成分(1)) 1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(式中、R1、R2は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X1はハロゲン原子または水素原子、Me1はZ
r、TiまたはHfを示し、p及びqはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦p+q≦4である)、 2)一般式Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-nで表される化
合物(式中、R3、R4は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X2はハロゲン原子または水素原子、Me2は周期
律表第I〜III族元素、zはMe2の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) 3)環状で共役二重結合を2個以上持つ有機化合物、 4)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物および (2)下記(ア)および(イ)から選ばれる成分(成分
(2)) (ア)少なくとも下記に示す1)からなる成分、または
1)および2)の成分を接触させて得られる成分 1)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属元素化合物(ただ
し、該化合物はこれらの遷移金属元素の酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコキシド、アセチルアセ
トナート、メタロセン、水素錯体、アルキル錯体、ホス
フィン錯体、シアノ錯体、ピリジル錯体、カルボニル錯
体の中から選ばれる化合物である) 2)一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-nで表される化
合物(式中、R'、R"は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X'はハロゲン原子または水素原子、Me'は周期
律表第I〜III族元素、zはMe'の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) (イ)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属 を接触し、かつ(a)上記成分(1)および(2)の少な
くともいずれか一方に、および/または(b)上記成分
(1)の調製時および成分(2)の調製時の少なくとも
いずれか一方に、 (3)無機化合物担体および/または粒子状ポリマー担
体 を接触することにより得られる触媒の存在下、オレフィ
ンを重合または共重合することを特徴とするポリオレフ
ィンの製造方法に関する。また、本発明は、 (1)下記(ア)および(イ)から選ばれる成分 (ア)下記に示す1)および3)、あるいは1)、2)
および3)を相互に接触させて得られる成分 1)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属元素化合物(ただ
し、該化合物はこれらの遷移金属元素の酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコキシド、アセチルアセ
トナート、メタロセン、水素錯体、アルキル錯体、ホス
フィン錯体、シアノ錯体、ピリジル錯体、カルボニル錯
体の中から選ばれる化合物である) 2)一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-nで表される化
合物(式中、R'、R"は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X'はハロゲン原子または水素原子、Me'は周期
律表第I〜III族元素、zはMe'の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである)および 3)無機化合物担体および/または粒子状ポリマー担体 (イ)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属と、無機化合物
担体および/または粒子状ポリマー担体とを接触するこ
とにより得られる成分および (2)下記に示す1)〜4)の各成分を相互に接触させ
て得られる成分 1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(式中、R1、R2は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X1はハロゲン原子または水素原子、Me1はZ
r、TiまたはHfを示し、p及びqはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦p+q≦4である)、 2)一般式Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-nで表される化
合物(式中、R3、R4は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X2はハロゲン原子または水素原子、Me2は周期
律表第I〜III族元素、zはMe2の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) 3)環状で共役二重結合を2個以上持つ有機化合物、 4)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物 を接触することにより得られる触媒の存在下に、オレフ
ィンを重合または共重合することを特徴とするポリオレ
フィンの製造方法に関する。本発明の製造方法は、分子
量が高く、分子量分布が比較的広いポリオレフィンを製
造でき、また共重合体を製造する際には、その組成分布
が狭いオレフィン重合体または共重合体を高収率で得る
ことができる。本発明はまた粒子性状が良好なポリオレ
フィンを提供できるものである。さらに、本発明の製造
方法では、従来とは全く異なった方法により重合体の分
子量を高めることができ、従来の方法に比較しポリオレ
フィンの分子量の制御などにさらに有利である等多くの
特長を具備する。
に接触させて得られる成分(成分(1)) 1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(式中、R1、R2は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X1はハロゲン原子または水素原子、Me1はZ
r、TiまたはHfを示し、p及びqはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦p+q≦4である)、 2)一般式Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-nで表される化
合物(式中、R3、R4は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X2はハロゲン原子または水素原子、Me2は周期
律表第I〜III族元素、zはMe2の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) 3)環状で共役二重結合を2個以上持つ有機化合物、 4)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物および (2)下記(ア)および(イ)から選ばれる成分(成分
(2)) (ア)少なくとも下記に示す1)からなる成分、または
1)および2)の成分を接触させて得られる成分 1)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属元素化合物(ただ
し、該化合物はこれらの遷移金属元素の酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコキシド、アセチルアセ
トナート、メタロセン、水素錯体、アルキル錯体、ホス
フィン錯体、シアノ錯体、ピリジル錯体、カルボニル錯
体の中から選ばれる化合物である) 2)一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-nで表される化
合物(式中、R'、R"は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X'はハロゲン原子または水素原子、Me'は周期
律表第I〜III族元素、zはMe'の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) (イ)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属 を接触し、かつ(a)上記成分(1)および(2)の少な
くともいずれか一方に、および/または(b)上記成分
(1)の調製時および成分(2)の調製時の少なくとも
いずれか一方に、 (3)無機化合物担体および/または粒子状ポリマー担
体 を接触することにより得られる触媒の存在下、オレフィ
ンを重合または共重合することを特徴とするポリオレフ
ィンの製造方法に関する。また、本発明は、 (1)下記(ア)および(イ)から選ばれる成分 (ア)下記に示す1)および3)、あるいは1)、2)
および3)を相互に接触させて得られる成分 1)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属元素化合物(ただ
し、該化合物はこれらの遷移金属元素の酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコキシド、アセチルアセ
トナート、メタロセン、水素錯体、アルキル錯体、ホス
フィン錯体、シアノ錯体、ピリジル錯体、カルボニル錯
体の中から選ばれる化合物である) 2)一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-nで表される化
合物(式中、R'、R"は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X'はハロゲン原子または水素原子、Me'は周期
律表第I〜III族元素、zはMe'の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである)および 3)無機化合物担体および/または粒子状ポリマー担体 (イ)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属と、無機化合物
担体および/または粒子状ポリマー担体とを接触するこ
とにより得られる成分および (2)下記に示す1)〜4)の各成分を相互に接触させ
て得られる成分 1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(式中、R1、R2は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X1はハロゲン原子または水素原子、Me1はZ
r、TiまたはHfを示し、p及びqはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦p+q≦4である)、 2)一般式Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-nで表される化
合物(式中、R3、R4は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X2はハロゲン原子または水素原子、Me2は周期
律表第I〜III族元素、zはMe2の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) 3)環状で共役二重結合を2個以上持つ有機化合物、 4)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物 を接触することにより得られる触媒の存在下に、オレフ
ィンを重合または共重合することを特徴とするポリオレ
フィンの製造方法に関する。本発明の製造方法は、分子
量が高く、分子量分布が比較的広いポリオレフィンを製
造でき、また共重合体を製造する際には、その組成分布
が狭いオレフィン重合体または共重合体を高収率で得る
ことができる。本発明はまた粒子性状が良好なポリオレ
フィンを提供できるものである。さらに、本発明の製造
方法では、従来とは全く異なった方法により重合体の分
子量を高めることができ、従来の方法に比較しポリオレ
フィンの分子量の制御などにさらに有利である等多くの
特長を具備する。
【0004】以下本発明について詳述する。まず、本発
明の製造方法において用いる触媒について説明する。本
発明において用いる触媒は、前述のとおり、少なくとも
1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(成分(A))、2)一般式Me2R3 m(OR4)n
X2 z-m-nで表される化合物(成分(B))、3)環状で
共役二重結合を2個以上持つ有機化合物(成分
(C))、4)Al−O−Al結合を含む変性有機アル
ミニウム化合物(成分(D))の各成分を相互に接触さ
せて得られる成分(1)と(ア)1)周期律表第IV〜VI
II族の遷移金属元素化合物(成分(E))からなる成
分、または成分(E)および2)一般式Me'R'm(O
R")nX'z-m-nで表される化合物(成分(B))を接触
することにより得られる成分、あるいは(イ)周期律表
第IV〜VIII族の遷移金属元素(成分(F))なる成分
(2)、さらに無機化合物担体および/または粒子状ポ
リマー担体(成分(G))なる成分(3)を組み合わせ
たものである。すなわち、本発明の方法で使用する触媒
の一つは、成分(1)および(2)のいずれか一方を調
製する過程で、その調製に使用される複数種の成分のい
ずれかの成分に、成分(3)を接触させることにより得
ることができる。本発明の方法で使用する触媒の他の一
つは、成分(B’)の存在下または不存在下に、成分
(E)と(G)を相互に接触させるか、あるいは、成分
(F)と(G)を相互に接触させて成分(H)を取得
し、この成分(H)に成分(I)を接触させることによ
り得ることができる。以下順次各成分について詳述す
る。
明の製造方法において用いる触媒について説明する。本
発明において用いる触媒は、前述のとおり、少なくとも
1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(成分(A))、2)一般式Me2R3 m(OR4)n
X2 z-m-nで表される化合物(成分(B))、3)環状で
共役二重結合を2個以上持つ有機化合物(成分
(C))、4)Al−O−Al結合を含む変性有機アル
ミニウム化合物(成分(D))の各成分を相互に接触さ
せて得られる成分(1)と(ア)1)周期律表第IV〜VI
II族の遷移金属元素化合物(成分(E))からなる成
分、または成分(E)および2)一般式Me'R'm(O
R")nX'z-m-nで表される化合物(成分(B))を接触
することにより得られる成分、あるいは(イ)周期律表
第IV〜VIII族の遷移金属元素(成分(F))なる成分
(2)、さらに無機化合物担体および/または粒子状ポ
リマー担体(成分(G))なる成分(3)を組み合わせ
たものである。すなわち、本発明の方法で使用する触媒
の一つは、成分(1)および(2)のいずれか一方を調
製する過程で、その調製に使用される複数種の成分のい
ずれかの成分に、成分(3)を接触させることにより得
ることができる。本発明の方法で使用する触媒の他の一
つは、成分(B’)の存在下または不存在下に、成分
(E)と(G)を相互に接触させるか、あるいは、成分
(F)と(G)を相互に接触させて成分(H)を取得
し、この成分(H)に成分(I)を接触させることによ
り得ることができる。以下順次各成分について詳述す
る。
【0005】まず成分(A)は 一般式 Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-q で表される化合物である。式中において、R1及びR2は
炭素数1〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましく
は1〜8の炭化水素基を示すものであり、かかる炭化水
素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、シクロブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基などのアルキル基、ビニル基、
アリル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基、
キシリル基、メシチル基、インデニル基、ナフチル基な
どのアリール基、ベンジル基、トリチル基、フェネチル
基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フェニルブチル
基、フェニルプロピル基、ネオフィル基などのアラルキ
ル基などが挙げられる。これらは分岐があってもよい。
X1はフッ素、ヨウ素、塩素および臭素のハロゲン原
子、水素原子、Me1はZr、TiまたはHfを示し、
好ましくはZrである。p及びqはそれぞれ0≦p≦
4、0≦q≦4、0≦p+q≦4であり、好ましくは0
<p+q≦4の範囲を満たす整数である。上記一般式で
表される化合物としては、具体的には、テトラメチルジ
ルコニウム、テトラエチルジルコニウム、テトラプロピ
ルジルコニウム、テトラn−ブチルジルコニウム、テト
ラペンチルジルコニウム、テトラフェニルジルコニウ
ム、テトラトリルジルコニウム、テトラベンジルジルコ
ニウム、テトラアリルジルコニウム、テトラネオフィル
ジルコニウム、テトラメトキシジルコニウム、テトラエ
トキシジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウム、
テトライソプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジ
ルコニウム、テトライソブトキシジルコニウムテトラt
ert−ブトキシジルコニウム,テトラsec−ブトキ
シジルコニウムテトラヘキシルオキシジルコニウム、テ
トラペンチルオキシジルコニウム、テトラフェノキシジ
ルコニウム、テトラトリルオキシジルコニウム、テトラ
ベンジルオキシジルコニウム、テトラアリルオキシジル
コニウム、テトラネオフィルオキシジルコニウム、トリ
メチルモノクロロジルコニウム、トリエチルモノクロロ
ジルコニウム、トリプロピルモノクロロジルコニウム、
トリn−ブチルモノクロロジルコニウム、トリペンチル
モノクロロジルコニウム、トリフェニルモノクロロジル
コニウム、トリトリルモノクロロジルコニウム、トリベ
ンジルモノクロロジルコニウム、トリアリルモノクロロ
ジルコニウム、トリネオフィルモノクロロジルコニウ
ム、ジメチルジクロロジルコニウム、ジエチルジクロロ
ジルコニウム、ジプロピルジクロロジルコニウム、ジn
−ブチルジクロロジルコニウム、ジペンチルジクロロジ
ルコニウム、ジフェニルジクロロジルコニウム、ジトリ
ルジクロロジルコニウム、ジベンジルジクロロジルコニ
ウム、ジアリルジクロロジルコニウム、ジネオフィルジ
クロロジルコニウム、モノメチルトリクロロジルコニウ
ム、モノエチルトリクロロジルコニウム、モノプロピル
トリクロロジルコニウム、モノn−ブチルトリクロロジ
ルコニウム、モノペンチルトリクロロジルコニウム、モ
ノフェニルトリクロロジルコニウム、モノトリルトリク
ロロジルコニウム、モノベンジルトリクロロジルコニウ
ム、モノアリルトリクロロジルコニウム、モノネオフィ
ルトリクロロジルコニウム、テトラクロロジルコニウ
ム、トリメトキシモノクロロジルコニウム、ジメトキシ
ジクロロジルコニウム、モノメトキシトリクロロジルコ
ニウム、トリエトキシモノクロロジルコニウム、ジエト
キシジクロロジルコニウム、モノエトキシトリクロロジ
ルコニウム、トリプロポキシモノクロロジルコニウム、
ジプロポキシジクロロジルコニウム、モノプロポキシト
リクロロジルコニウム、トリn−ブトキシモノクロロジ
ルコニウム、ジn−ブトキシジクロロジルコニウム、モ
ノn−ブトキシトリクロロジルコニウム、トリペンチル
オキシモノクロロジルコニウム、ジペンチルオキシジク
ロロジルコニウム、モノペンチルオキシトリクロロジル
コニウム、トリフェノキシモノクロロジルコニウム、ジ
フェノキシジクロロジルコニウム、モノフェノキシトリ
クロロジルコニウム、トリトリルオキシモノクロロジル
コニウム、ジトリルオキシジクロロジルコニウム、モノ
トリルオキシトリクロロジルコニウム、トリベンジルオ
キシモノクロロジルコニウム、ジベンジルオキシジクロ
ロジルコニウム、モノベンジルオキシトリクロロジルコ
ニウム、トリアリルオキシモノクロロジルコニウム、ジ
アリルオキシジクロロジルコニウム、モノアリルオキシ
トリクロロジルコニウム、トリネオフィルオキシモノク
ロロジルコニウム、ジネオフィルオキシジクロロジルコ
ニウム、モノネオフィルオキシトリクロロジルコニウ
ム、テトラブロモジルコニウム、トリメチルモノブロモ
ジルコニウム、トリエチルモノブロモジルコニウム、ト
リプロピルモノブロモジルコニウム、トリn−ブチルモ
ノブロモジルコニウム、トリペンチルモノブロモジルコ
ニウム、トリフェニルモノブロモジルコニウム、トリト
リルモノブロモジルコニウム、トリベンジルモノブロモ
ジルコニウム、トリアリルモノブロモジルコニウム、ト
リネオフィルモノブロモジルコニウム、ジメチルジブロ
モジルコニウム、ジエチルジブロモジルコニウム、ジプ
ロピルジブロモジルコニウム、ジn−ブチルジブロモジ
ルコニウム、ジペンチルジブロモジルコニウム、ジフェ
ニルジブロモジルコニウム、ジトリルジブロモジルコニ
ウム、ジベンジルジブロモジルコニウム、ジアリルジブ
ロモジルコニウム、ジネオフィルジブロモジルコニウ
ム、モノメチルトリブロモジルコニウム、モノエチルト
リブロモジルコニウム、モノプロピルトリブロモジルコ
ニウム、モノn−ブチルトリブロモジルコニウム、モノ
ペンチルトリブロモジルコニウム、モノフェニルトリブ
ロモジルコニウム、モノトリルトリブロモジルコニウ
ム、モノベンジルトリブロモジルコニウム、モノアリル
トリブロモジルコニウム、モノネオフィルトリブロモジ
ルコニウム、トリメトキシモノブロモジルコニウム、ジ
メトキシジブロモジルコニウム、モノメトキシトリブロ
モジルコニウム、トリエトキシモノブロモジルコニウ
ム、ジエトキシジブロモジルコニウム、モノエトキシト
リブロモジルコニウム、トリプロポキシモノブロモジル
コニウム、ジプロポキシジブロモジルコニウム、モノプ
ロポキシトリブロモジルコニウム、トリn−ブトキシモ
ノブロモジルコニウム、ジn−ブトキシジブロモジルコ
ニウム、モノn−ブトキシトリブロモジルコニウム、ト
リペンチルオキシモノブロモジルコニウム、ジペンチル
オキシジブロモジルコニウム、モノペンチルオキシトリ
ブロモジルコニウム、トリフェノキシモノブロモジルコ
ニウム、ジフェノキシジブロモジルコニウム、モノフェ
ノキシトリブロモジルコニウム、トリトリルオキシモノ
ブロモジルコニウム、ジトリルオキシジブロモジルコニ
ウム、モノトリルオキシトリブロモジルコニウム、トリ
ベンジルオキシモノブロモジルコニウム、ジベンジルオ
キシジブロモジルコニウム、モノベンジルオキシトリブ
ロモジルコニウム、トリアリルオキシモノブロモジルコ
ニウム、ジアリルオキシジブロモジルコニウム、モノア
リルオキシトリブロモジルコニウム、トリネオフィルオ
キシモノブロモジルコニウム、ジネオフィルオキシジブ
ロモジルコニウム、モノネオフィルオキシトリブロモジ
ルコニウム、テトラヨードジルコニウム、トリメチルモ
ノヨードジルコニウム、トリエチルモノヨードジルコニ
ウム、トリプロピルモノヨードジルコニウム、トリn−
ブチルモノヨードジルコニウム、トリペンチルモノヨー
ドジルコニウム、トリフェニルモノヨードジルコニウ
ム、トリトリルモノヨードジルコニウム、トリベンジル
モノヨードジルコニウム、トリアリルモノヨードジルコ
ニウム、トリネオフィルモノヨードジルコニウム、ジメ
チルジヨードジルコニウム、ジエチルジヨードジルコニ
ウム、ジプロピルジヨードジルコニウム、ジn−ブチル
ジヨードジルコニウム、ジペンチルジヨードジルコニウ
ム、ジフェニルジヨードジルコニウム、ジトリルジヨー
ドジルコニウム、ジベンジルジヨードジルコニウム、ジ
アリルジヨードジルコニウム、ジネオフィルジヨードジ
ルコニウム、モノメチルトリヨードジルコニウム、モノ
エチルトリヨードジルコニウム、モノプロピルトリヨー
ドジルコニウム、モノn−ブチルトリヨードジルコニウ
ム、モノペンチルトリヨードジルコニウム、モノフェニ
ルトリヨードジルコニウム、モノトリルトリヨードジル
コニウム、モノベンジルトリヨードジルコニウム、トリ
メトキシモノヨードジルコニウム、ジメトキシジヨード
ジルコニウム、モノメトキシトリヨードジルコニウム、
トリエトキシモノヨードジルコニウム、ジエトキシジヨ
ードジルコニウム、モノエトキシトリヨードジルコニウ
ム、トリプロポキシモノヨードジルコニウム、ジプロポ
キシジヨードジルコニウム、モノプロポキシトリヨード
ジルコニウム、トリn−ブトキシモノヨードジルコニウ
ム、ジn−ブトキシジヨードジルコニウム、モノn−ブ
トキシトリヨードジルコニウム、トリペンチルオキシモ
ノヨードジルコニウム、ジペンチルオキシジヨードジル
コニウム、モノペンチルオキシトリヨードジルコニウ
ム、トリフェノキシモノヨードジルコニウム、ジフェノ
キシジヨードジルコニウム、モノフェノキシトリヨード
ジルコニウム、トリトリルオキシモノヨードジルコニウ
ム、ジトリルオキシジヨードジルコニウム、モノトリル
オキシトリヨードジルコニウム、トリベンジルオキシモ
ノヨードジルコニウム、ジベンジルオキシジヨードジル
コニウム、モノベンジルオキシトリヨードジルコニウ
ム、トリアリルオキシモノヨードジルコニウム、ジアリ
ルオキシジヨードジルコニウム、モノアリルオキシトリ
ヨードジルコニウム、トリネオフィルオキシモノヨード
ジルコニウム、ジネオフィルオキシジヨードジルコニウ
ム、モノネオフィルオキシトリヨードジルコニウム、ト
リベンジルモノメトキシジルコニウム、トリベンジルモ
ノエトキシジルコニウム、トリベンジルモノプロポキシ
ジルコニウム、トリベンジルモノブトキシジルコニウ
ム、トリベンジルモノペンチルオキシジルコニウム、ト
リベンジルモノフェノキシジルコニウム、トリベンジル
モノトリルオキシジルコニウム、トリベンジルモノベン
ジルオキシジルコニウム、トリベンジルモノアリルオキ
シジルコニウム、トリベンジルモノネオフィルオキシジ
ルコニウム、ジベンジルジメトキシジルコニウム、ジベ
ンジルジエトキシジルコニウム、ジベンジルジプロポキ
シジルコニウム、ジベンジルジブトキシジルコニウム、
ジベンジルジペンチルオキシジルコニウム、ジベンジル
ジフェノキシジルコニウム、ジベンジルジトリルオキシ
ジルコニウム、ジベンジルジベンジルオキシジルコニウ
ム、ジベンジルジアリルオキシジルコニウム、ジベンジ
ルジネオフィルオキシジルコニウム、モノベンジルトリ
メトキシジルコニウム、モノベンジルトリエトキシジル
コニウム、モノベンジルトリプロポキシジルコニウム、
モノベンジルトリブトキシジルコニウム、モノベンジル
トリペンチルオキシジルコニウム、モノベンジルトリフ
ェノキシジルコニウム、モノベンジルトリトリルオキシ
ジルコニウム、モノベンジルトリベンジルオキシジルコ
ニウム、モノベンジルトリアリルオキシジルコニウム、
モノベンジルトリネオフィルオキシジルコニウム、トリ
ネオフィルモノメトキシジルコニウム、トリネオフィル
モノエトキシジルコニウム、トリネオフィルモノプロポ
キシジルコニウム、トリネオフィルモノブトキシジルコ
ニウム、トリネオフィルモノフェノキシジルコニウム、
ジネオフィルジメトキシジルコニウム、ジネオフィルジ
エトキシジルコニウム、ジネオフィルジプロポキシジル
コニウム、ジネオフィルジブトキシジルコニウム、ジネ
オフィルジフェノキシジルコニウム、モノネオフィルト
リメトキシジルコニウム、モノネオフィルトリエトキシ
ジルコニウム、モノネオフィルトリプロポキシジルコニ
ウム、モノネオフィルトリブトキシジルコニウム、モノ
ネオフィルトリフェノキシジルコニウム、ジルコニウム
テトラハイドライド、ジルコニウムモノハイドライドト
リメトキサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリエ
トキサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリプロポ
キサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリブトキサ
イド、ジルコニウムジハイドライドジメトキサイド、ジ
ルコニウムジハイドライドジエトキサイド、ジルコニウ
ムジハイドライドジプロポキサイド、ジルコニウムジハ
イドライドジブトキサイド、ジルコニウムトリハイドラ
イドモノメトキサイド、ジルコニウムトリハイドライド
モノエトキサイド、ジルコニウムトリハイドライドモノ
プロポキサイド、ジルコニウムトリハイドライドモノブ
トキサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリクロラ
イド、ジルコニウムモノハイドライドトリブロマイド、
ジルコニウムモノハイドライドトリアイオダイド、ジル
コニウムモノハイドライドトリフルオライド、ジルコニ
ウムジハイドライドジクロライド、ジルコニウムジハイ
ドライドジブロマイド、ジルコニウムジハイドライドジ
アイオダイド、ジルコニウムジハイドライドジフルオラ
イド、ジルコニウムトリハイドライドモノクロライド、
ジルコニウムトリハイドライドモノブロマイド、ジルコ
ニウムトリハイドライドモノアイオダイド、ジルコニウ
ムトリハイドライドモノフルオライド、ジルコニウムモ
ノハイドライドトリメチル、ジルコニウムモノハイドラ
イドトリベンジル、ジルコニウムモノハイドライドトリ
フェニル、ジルコニウムジハイドライドジメチル、ジル
コニウムジハイドライドジベンジル、ジルコニウムジハ
イドライドジフェニル、ジルコニウムトリハイドライド
モノメチル、ジルコニウムトリハイドライドモノベンジ
ル、ジルコニウムトリハイドライドモノフェニル、ジル
コニウムモノハイドライドジメトキサイドモノクロライ
ド、ジルコニウムモノハイドライドジエトキサイドモノ
クロライド、ジルコニウムモノハイドライドジプロポキ
サイドモノクロライド、ジルコニウムモノハイドライド
ジブトキサイドモノクロライド、ジルコニウムジハイド
ライドモノメトキサイドモノクロライド、ジルコニウム
ジハイドライドモノエトキサイドモノクロライド、ジル
コニウムジハイドライドモノプロポキサイドモノクロラ
イド、ジルコニウムジハイドライドモノブトキサイドモ
ノクロライド、ジルコニウムモノハイドライドジメトキ
サイドモノメチル、ジルコニウムモノハイドライドジエ
トキサイドモノベンジル、ジルコニウムモノハイドライ
ドジプロポキサイドモノフェニル、ジルコニウムジハイ
ドライドモノメトキサイドモノメチル、ジルコニウムジ
ハイドライドモノエトキサイドモノベンジル、ジルコニ
ウムジハイドライドモノプロポキサイドモノフェニル、
ジルコニウムモノハイドライドモノメトキサイドモノク
ロライドモノベンジル、ジルコニウムモノハイドライド
モノメトキサイドモノクロライドモノフェニル、ジルコ
ニウムモノハイドライドモノメトキサイドモノクロライ
ドモノメチル、テトラメチルチタニウム、テトラエチル
チタニウム、テトラプロピルチタニウム、テトラn−ブ
チルチタニウム、テトラペンチルチタニウム、テトラフ
ェニルチタニウム、テトラトリルチタニウム、テトラベ
ンジルチタニウム、テトラアリルチタニウム、テトラネ
オフィルチタニウム、テトラメトキシチタニウム、テト
ラエトキシチタニウム、テトラプロポキシチタニウム、
テトラブトキシチタニウム、テトラペンチルオキシチタ
ニウム、テトラフェノキシチタニウム、テトラトリルオ
キシチタニウム、テトラベンジルオキシチタニウム、テ
トラアリルオキシチタニウム、テトラネオフィルオキシ
チタニウム、トリメチルモノクロロチタニウム、トリエ
チルモノクロロチタニウム、トリプロピルモノクロロチ
タニウム、トリn−ブチルモノクロロチタニウム、トリ
ベンジルモノクロロチタニウム、ジメチルジクロロチタ
ニウム、ジエチルジクロロチタニウム、ジn−ブチルジ
クロロチタニウム、ジベンジルジクロロチタニウム、モ
ノメチルトリクロロチタニウム、モノエチルトリクロロ
チタニウム、モノn−ブチルトリクロロチタニウム、モ
ノベンジルトリクロロチタニウム、テトラクロロチタニ
ウム、トリメトキシモノクロロチタニウム、ジメトキシ
ジクロロチタニウム、モノメトキシトリクロロチタニウ
ム、トリエトキシモノクロロチタニウム、ジエトキシジ
クロロチタニウム、モノエトキシトリクロロチタニウ
ム、トリプロポキシモノクロロチタニウム、ジプロポキ
シジクロロチタニウム、モノプロポキシトリクロロチタ
ニウム、トリn−ブトキシモノクロロチタニウム、ジn
−ブトキシジクロロチタニウム、モノn−ブトキシトリ
クロロチタニウム、トリペンチルオキシモノクロロチタ
ニウム、ジペンチルオキシジクロロチタニウム、モノペ
ンチルオキシトリクロロチタニウム、トリフェノキシモ
ノクロロチタニウム、ジフェノキシジクロロチタニウ
ム、モノフェノキシトリクロロチタニウム、トリトリル
オキシモノクロロチタニウム、ジトリルオキシジクロロ
チタニウム、モノトリルオキシトリクロロチタニウム、
トリベンジルオキシモノクロロチタニウム、ジベンジル
オキシジクロロチタニウム、モノベンジルオキシトリク
ロロチタニウム、テトラブロモチタニウム、トリメチル
モノブロモチタニウム、トリエチルモノブロモチタニウ
ム、トリプロピルモノブロモチタニウム、トリn−ブチ
ルモノブロモチタニウム、トリベンジルモノブロモチタ
ニウム、ジメチルジブロモチタニウム、ジエチルジブロ
モチタニウム、ジn−ブチルジブロモチタニウム、ジベ
ンジルジブロモチタニウム、モノメチルトリブロモチタ
ニウム、モノエチルトリブロモチタニウム、モノn−ブ
チルトリブロモチタニウム、モノベンジルトリブロモチ
タニウム、トリメトキシモノブロモチタニウム、ジメト
キシジブロモチタニウム、モノメトキシトリブロモチタ
ニウム、トリエトキシモノブロモチタニウム、ジエトキ
シジブロモチタニウム、モノエトキシトリブロモチタニ
ウム、トリプロポキシモノブロモチタニウム、ジプロポ
キシジブロモチタニウム、モノプロポキシトリブロモチ
タニウム、トリn−ブトキシモノブロモチタニウム、ジ
n−ブトキシジブロモチタニウム、モノn−ブトキシト
リブロモチタニウム、トリペンチルオキシモノブロモチ
タニウム、ジペンチルオキシジブロモチタニウム、モノ
ペンチルオキシトリブロモチタニウム、トリフェノキシ
モノブロモチタニウム、ジフェノキシジブロモチタニウ
ム、モノフェノキシトリブロモチタニウム、トリトリル
オキシモノブロモチタニウム、ジトリルオキシジブロモ
チタニウム、モノトリルオキシトリブロモチタニウム、
トリベンジルオキシモノブロモチタニウム、ジベンジル
オキシジブロモチタニウム、モノベンジルオキシトリブ
ロモチタニウム、テトラヨードチタニウム、トリメチル
モノヨードチタニウム、トリエチルモノヨードチタニウ
ム、トリプロピルモノヨードチタニウム、トリn−ブチ
ルモノヨードチタニウム、トリベンジルモノヨードチタ
ニウム、ジメチルジヨードチタニウム、ジエチルジヨー
ドチタニウム、ジn−ブチルジヨードチタニウム、ジベ
ンジルジヨードチタニウム、モノメチルトリヨードチタ
ニウム、モノエチルトリヨードチタニウム、モノn−ブ
チルトリヨードチタニウム、モノベンジルトリヨードチ
タニウム、トリメトキシモノヨードチタニウム、ジメト
キシジヨードチタニウム、モノメトキシトリヨードチタ
ニウム、トリエトキシモノヨードチタニウム、ジエトキ
シジヨードチタニウム、モノエトキシトリヨードチタニ
ウム、トリプロポキシモノヨードチタニウム、ジプロポ
キシジヨードチタニウム、モノプロポキシトリヨードチ
タニウム、トリn−ブトキシモノヨードチタニウム、ジ
n−ブトキシジヨードチタニウム、モノn−ブトキシト
リヨードチタニウム、トリペンチルオキシモノヨードチ
タニウム、ジペンチルオキシジヨードチタニウム、モノ
ペンチルオキシトリヨードチタニウム、トリフェノキシ
モノヨードチタニウム、ジフェノキシジヨードチタニウ
ム、モノフェノキシトリヨードチタニウム、トリトリル
オキシモノヨードチタニウム、ジトリルオキシジヨード
チタニウム、モノトリルオキシトリヨードチタニウム、
トリベンジルオキシモノヨードチタニウム、ジベンジル
オキシジヨードチタニウム、モノベンジルオキシトリヨ
ードチタニウム、トリベンジルモノメトキシチタニウ
ム、トリベンジルモノエトキシチタニウム、トリベンジ
ルモノプロポキシチタニウム、トリベンジルモノブトキ
シチタニウム、トリベンジルモノフェノキシチタニウ
ム、ジベンジルジメトキシチタニウム、ジベンジルジエ
トキシチタニウム、ジベンジルジプロポキシチタニウ
ム、ジベンジルジブトキシチタニウム、ジベンジルジフ
ェノキシチタニウム、モノベンジルトリメトキシチタニ
ウム、モノベンジルトリエトキシチタニウム、モノベン
ジルトリプロポキシチタニウム、モノベンジルトリブト
キシチタニウム、モノベンジルトリフェノキシチタニウ
ム、トリネオフィルモノメトキシチタニウム、トリネオ
フィルモノエトキシチタニウム、トリネオフィルモノプ
ロポキシチタニウム、トリネオフィルモノブトキシチタ
ニウム、トリネオフィルモノフェノキシチタニウム、ジ
ネオフィルジメトキシチタニウム、ジネオフィルジエト
キシチタニウム、ジネオフィルジプロポキシチタニウ
ム、ジネオフィルジブトキシチタニウム、ジネオフィル
ジフェノキシチタニウム、モノネオフィルトリメトキシ
チタニウム、モノネオフィルトリエトキシチタニウム、
モノネオフィルトリプロポキシチタニウム、モノネオフ
ィルトリブトキシチタニウム、モノネオフィルトリフェ
ノキシチタニウム、テトラメチルハフニウム、テトラエ
チルハフニウム、テトラプロピルハフニウム、テトラn
−ブチルハフニウム、テトラペンチルハフニウム、テト
ラフェニルハフニウム、テトラトリルハフニウム、テト
ラベンジルハフニウム、テトラアリルハフニウム、テト
ラネオフィルハフニウム、テトラメトキシハフニウム、
テトラエトキシハフニウム、テトラプロポキシハフニウ
ム、テトラブトキシハフニウム、テトラペンチルオキシ
ハフニウム、テトラフェノキシハフニウム、テトラトリ
ルオキシハフニウム、テトラベンジルオキシハフニウ
ム、テトラアリルオキシハフニウム、テトラネオフィル
オキシハフニウム、トリメチルモノクロロハフニウム、
トリエチルモノクロロハフニウム、トリプロピルモノク
ロロハフニウム、トリn−ブチルモノクロロハフニウ
ム、トリベンジルモノクロロハフニウム、ジメチルジク
ロロハフニウム、ジエチルジクロロハフニウム、ジn−
ブチルジクロロハフニウム、ジベンジルジクロロハフニ
ウム、モノメチルトリクロロハフニウム、モノエチルト
リクロロハフニウム、モノn−ブチルトリクロロハフニ
ウム、モノベンジルトリクロロハフニウム、テトラクロ
ロハフニウム、トリメトキシモノクロロハフニウム、ジ
メトキシジクロロハフニウム、モノメトキシトリクロロ
ハフニウム、トリエトキシモノクロロハフニウム、ジエ
トキシジクロロハフニウム、モノエトキシトリクロロハ
フニウム、トリプロポキシモノクロロハフニウム、ジプ
ロポキシジクロロハフニウム、モノプロポキシトリクロ
ロハフニウム、トリn−ブトキシモノクロロハフニウ
ム、ジn−ブトキシジクロロハフニウム、モノn−ブト
キシトリクロロハフニウム、トリペンチルオキシモノク
ロロハフニウム、ジペンチルオキシジクロロハフニウ
ム、モノペンチルオキシトリクロロハフニウム、トリフ
ェノキシモノクロロハフニウム、ジフェノキシジクロロ
ハフニウム、モノフェノキシトリクロロハフニウム、ト
リトリルオキシモノクロロハフニウム、ジトリルオキシ
ジクロロハフニウム、モノトリルオキシトリクロロハフ
ニウム、トリベンジルオキシモノクロロハフニウム、ジ
ベンジルオキシジクロロハフニウム、モノベンジルオキ
シトリクロロハフニウム、テトラブロモハフニウム、ト
リメチルモノブロモハフニウム、トリエチルモノブロモ
ハフニウム、トリプロピルモノブロモハフニウム、トリ
n−ブチルモノブロモハフニウム、トリベンジルモノブ
ロモハフニウム、ジメチルジブロモハフニウム、ジエチ
ルジブロモハフニウム、ジn−ブチルジブロモハフニウ
ム、ジベンジルジブロモハフニウム、モノメチルトリブ
ロモハフニウム、モノエチルトリブロモハフニウム、モ
ノn−ブチルトリブロモハフニウム、モノベンジルトリ
ブロモハフニウム、トリメトキシモノブロモハフニウ
ム、ジメトキシジブロモハフニウム、モノメトキシトリ
ブロモハフニウム、トリエトキシモノブロモハフニウ
ム、ジエトキシジブロモハフニウム、モノエトキシトリ
ブロモハフニウム、トリプロポキシモノブロモハフニウ
ム、ジプロポキシジブロモハフニウム、モノプロポキシ
トリブロモハフニウム、トリn−ブトキシモノブロモハ
フニウム、ジn−ブトキシジブロモハフニウム、モノn
−ブトキシトリブロモハフニウム、トリペンチルオキシ
モノブロモハフニウム、ジペンチルオキシジブロモハフ
ニウム、モノペンチルオキシトリブロモハフニウム、ト
リフェノキシモノブロモハフニウム、ジフェノキシジブ
ロモハフニウム、モノフェノキシトリブロモハフニウ
ム、トリトリルオキシモノブロモハフニウム、ジトリル
オキシジブロモハフニウム、モノトリルオキシトリブロ
モハフニウム、トリベンジルオキシモノブロモハフニウ
ム、ジベンジルオキシジブロモハフニウム、モノベンジ
ルオキシトリブロモハフニウム、テトラヨードハフニウ
ム、トリメチルモノヨードハフニウム、トリエチルモノ
ヨードハフニウム、トリプロピルモノヨードハフニウ
ム、トリn−ブチルモノヨードハフニウム、トリベンジ
ルモノヨードハフニウム、ジメチルジヨードハフニウ
ム、ジエチルジヨードハフニウム、ジn−ブチルジヨー
ドハフニウム、ジベンジルジヨードハフニウム、モノメ
チルトリヨードハフニウム、モノエチルトリヨードハフ
ニウム、モノn−ブチルトリヨードハフニウム、モノベ
ンジルトリヨードハフニウム、トリメトキシモノヨード
ハフニウム、ジメトキシジヨードハフニウム、モノメト
キシトリヨードハフニウム、トリエトキシモノヨードハ
フニウム、ジエトキシジヨードハフニウム、モノエトキ
シトリヨードハフニウム、トリプロポキシモノヨードハ
フニウム、ジプロポキシジヨードハフニウム、モノプロ
ポキシトリヨードハフニウム、トリn−ブトキシモノヨ
ードハフニウム、ジn−ブトキシジヨードハフニウム、
モノn−ブトキシトリヨードハフニウム、トリペンチル
オキシモノヨードハフニウム、ジペンチルオキシジヨー
ドハフニウム、モノペンチルオキシトリヨードハフニウ
ム、トリフェノキシモノヨードハフニウム、ジフェノキ
シジヨードハフニウム、モノフェノキシトリヨードハフ
ニウム、トリトリルオキシモノヨードハフニウム、ジト
リルオキシジヨードハフニウム、モノトリルオキシトリ
ヨードハフニウム、トリベンジルオキシモノヨードハフ
ニウム、ジベンジルオキシジヨードハフニウム、モノベ
ンジルオキシトリヨードハフニウム、トリベンジルモノ
メトキシハフニウム、トリベンジルモノエトキシハフニ
ウム、トリベンジルモノプロポキシハフニウム、トリベ
ンジルモノブトキシハフニウム、トリベンジルモノフェ
ノキシハフニウム、ジベンジルジメトキシハフニウム、
ジベンジルジエトキシハフニウム、ジベンジルジプロポ
キシハフニウム、ジベンジルジブトキシハフニウム、ジ
ベンジルジフェノキシハフニウム、モノベンジルトリメ
トキシハフニウム、モノベンジルトリエトキシハフニウ
ム、モノベンジルトリプロポキシハフニウム、モノベン
ジルトリブトキシハフニウム、モノベンジルトリフェノ
キシハフニウム、トリネオフィルモノメトキシハフニウ
ム、トリネオフィルモノエトキシハフニウム、トリネオ
フィルモノプロポキシハフニウム、トリネオフィルモノ
ブトキシハフニウム、トリネオフィルモノフェノキシハ
フニウム、ジネオフィルジメトキシハフニウム、ジネオ
フィルジエトキシハフニウム、ジネオフィルジプロポキ
シハフニウム、ジネオフィルジブトキシハフニウム、ジ
ネオフィルジフェノキシハフニウム、モノネオフィルト
リメトキシハフニウム、モノネオフィルトリエトキシハ
フニウム、モノネオフィルトリプロポキシハフニウム、
モノネオフィルトリブトキシハフニウム、モノネオフィ
ルトリフェノキシハフニウム、などである。 もちろ
ん、上記成分(1)として具体例として挙げたこれらの
化合物においては、前記R1、R2がn−のみならずis
o−、s−、t−、neo−等の各種構造異性基である
場合も包含しているものである。これら具体的化合物の
なかでもテトラメチルジルコニウム、テトラエチルジル
コニウム、テトラベンジルジルコニウム、テトラエトキ
シジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウム、テト
ラブトキシジルコニウム、テトラブトキシチタン、テト
ラブトキシハフニウムが好ましい。特に好ましくはテト
ラエトキシジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウ
ム、テトラブトキシジルコニウムなどのZr(OR)4
化合物〔R=アルキル基〕である。これらの化合物は2
種以上混合して用いることも可能である。
炭素数1〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましく
は1〜8の炭化水素基を示すものであり、かかる炭化水
素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、シクロブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基などのアルキル基、ビニル基、
アリル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基、
キシリル基、メシチル基、インデニル基、ナフチル基な
どのアリール基、ベンジル基、トリチル基、フェネチル
基、スチリル基、ベンズヒドリル基、フェニルブチル
基、フェニルプロピル基、ネオフィル基などのアラルキ
ル基などが挙げられる。これらは分岐があってもよい。
X1はフッ素、ヨウ素、塩素および臭素のハロゲン原
子、水素原子、Me1はZr、TiまたはHfを示し、
好ましくはZrである。p及びqはそれぞれ0≦p≦
4、0≦q≦4、0≦p+q≦4であり、好ましくは0
<p+q≦4の範囲を満たす整数である。上記一般式で
表される化合物としては、具体的には、テトラメチルジ
ルコニウム、テトラエチルジルコニウム、テトラプロピ
ルジルコニウム、テトラn−ブチルジルコニウム、テト
ラペンチルジルコニウム、テトラフェニルジルコニウ
ム、テトラトリルジルコニウム、テトラベンジルジルコ
ニウム、テトラアリルジルコニウム、テトラネオフィル
ジルコニウム、テトラメトキシジルコニウム、テトラエ
トキシジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウム、
テトライソプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジ
ルコニウム、テトライソブトキシジルコニウムテトラt
ert−ブトキシジルコニウム,テトラsec−ブトキ
シジルコニウムテトラヘキシルオキシジルコニウム、テ
トラペンチルオキシジルコニウム、テトラフェノキシジ
ルコニウム、テトラトリルオキシジルコニウム、テトラ
ベンジルオキシジルコニウム、テトラアリルオキシジル
コニウム、テトラネオフィルオキシジルコニウム、トリ
メチルモノクロロジルコニウム、トリエチルモノクロロ
ジルコニウム、トリプロピルモノクロロジルコニウム、
トリn−ブチルモノクロロジルコニウム、トリペンチル
モノクロロジルコニウム、トリフェニルモノクロロジル
コニウム、トリトリルモノクロロジルコニウム、トリベ
ンジルモノクロロジルコニウム、トリアリルモノクロロ
ジルコニウム、トリネオフィルモノクロロジルコニウ
ム、ジメチルジクロロジルコニウム、ジエチルジクロロ
ジルコニウム、ジプロピルジクロロジルコニウム、ジn
−ブチルジクロロジルコニウム、ジペンチルジクロロジ
ルコニウム、ジフェニルジクロロジルコニウム、ジトリ
ルジクロロジルコニウム、ジベンジルジクロロジルコニ
ウム、ジアリルジクロロジルコニウム、ジネオフィルジ
クロロジルコニウム、モノメチルトリクロロジルコニウ
ム、モノエチルトリクロロジルコニウム、モノプロピル
トリクロロジルコニウム、モノn−ブチルトリクロロジ
ルコニウム、モノペンチルトリクロロジルコニウム、モ
ノフェニルトリクロロジルコニウム、モノトリルトリク
ロロジルコニウム、モノベンジルトリクロロジルコニウ
ム、モノアリルトリクロロジルコニウム、モノネオフィ
ルトリクロロジルコニウム、テトラクロロジルコニウ
ム、トリメトキシモノクロロジルコニウム、ジメトキシ
ジクロロジルコニウム、モノメトキシトリクロロジルコ
ニウム、トリエトキシモノクロロジルコニウム、ジエト
キシジクロロジルコニウム、モノエトキシトリクロロジ
ルコニウム、トリプロポキシモノクロロジルコニウム、
ジプロポキシジクロロジルコニウム、モノプロポキシト
リクロロジルコニウム、トリn−ブトキシモノクロロジ
ルコニウム、ジn−ブトキシジクロロジルコニウム、モ
ノn−ブトキシトリクロロジルコニウム、トリペンチル
オキシモノクロロジルコニウム、ジペンチルオキシジク
ロロジルコニウム、モノペンチルオキシトリクロロジル
コニウム、トリフェノキシモノクロロジルコニウム、ジ
フェノキシジクロロジルコニウム、モノフェノキシトリ
クロロジルコニウム、トリトリルオキシモノクロロジル
コニウム、ジトリルオキシジクロロジルコニウム、モノ
トリルオキシトリクロロジルコニウム、トリベンジルオ
キシモノクロロジルコニウム、ジベンジルオキシジクロ
ロジルコニウム、モノベンジルオキシトリクロロジルコ
ニウム、トリアリルオキシモノクロロジルコニウム、ジ
アリルオキシジクロロジルコニウム、モノアリルオキシ
トリクロロジルコニウム、トリネオフィルオキシモノク
ロロジルコニウム、ジネオフィルオキシジクロロジルコ
ニウム、モノネオフィルオキシトリクロロジルコニウ
ム、テトラブロモジルコニウム、トリメチルモノブロモ
ジルコニウム、トリエチルモノブロモジルコニウム、ト
リプロピルモノブロモジルコニウム、トリn−ブチルモ
ノブロモジルコニウム、トリペンチルモノブロモジルコ
ニウム、トリフェニルモノブロモジルコニウム、トリト
リルモノブロモジルコニウム、トリベンジルモノブロモ
ジルコニウム、トリアリルモノブロモジルコニウム、ト
リネオフィルモノブロモジルコニウム、ジメチルジブロ
モジルコニウム、ジエチルジブロモジルコニウム、ジプ
ロピルジブロモジルコニウム、ジn−ブチルジブロモジ
ルコニウム、ジペンチルジブロモジルコニウム、ジフェ
ニルジブロモジルコニウム、ジトリルジブロモジルコニ
ウム、ジベンジルジブロモジルコニウム、ジアリルジブ
ロモジルコニウム、ジネオフィルジブロモジルコニウ
ム、モノメチルトリブロモジルコニウム、モノエチルト
リブロモジルコニウム、モノプロピルトリブロモジルコ
ニウム、モノn−ブチルトリブロモジルコニウム、モノ
ペンチルトリブロモジルコニウム、モノフェニルトリブ
ロモジルコニウム、モノトリルトリブロモジルコニウ
ム、モノベンジルトリブロモジルコニウム、モノアリル
トリブロモジルコニウム、モノネオフィルトリブロモジ
ルコニウム、トリメトキシモノブロモジルコニウム、ジ
メトキシジブロモジルコニウム、モノメトキシトリブロ
モジルコニウム、トリエトキシモノブロモジルコニウ
ム、ジエトキシジブロモジルコニウム、モノエトキシト
リブロモジルコニウム、トリプロポキシモノブロモジル
コニウム、ジプロポキシジブロモジルコニウム、モノプ
ロポキシトリブロモジルコニウム、トリn−ブトキシモ
ノブロモジルコニウム、ジn−ブトキシジブロモジルコ
ニウム、モノn−ブトキシトリブロモジルコニウム、ト
リペンチルオキシモノブロモジルコニウム、ジペンチル
オキシジブロモジルコニウム、モノペンチルオキシトリ
ブロモジルコニウム、トリフェノキシモノブロモジルコ
ニウム、ジフェノキシジブロモジルコニウム、モノフェ
ノキシトリブロモジルコニウム、トリトリルオキシモノ
ブロモジルコニウム、ジトリルオキシジブロモジルコニ
ウム、モノトリルオキシトリブロモジルコニウム、トリ
ベンジルオキシモノブロモジルコニウム、ジベンジルオ
キシジブロモジルコニウム、モノベンジルオキシトリブ
ロモジルコニウム、トリアリルオキシモノブロモジルコ
ニウム、ジアリルオキシジブロモジルコニウム、モノア
リルオキシトリブロモジルコニウム、トリネオフィルオ
キシモノブロモジルコニウム、ジネオフィルオキシジブ
ロモジルコニウム、モノネオフィルオキシトリブロモジ
ルコニウム、テトラヨードジルコニウム、トリメチルモ
ノヨードジルコニウム、トリエチルモノヨードジルコニ
ウム、トリプロピルモノヨードジルコニウム、トリn−
ブチルモノヨードジルコニウム、トリペンチルモノヨー
ドジルコニウム、トリフェニルモノヨードジルコニウ
ム、トリトリルモノヨードジルコニウム、トリベンジル
モノヨードジルコニウム、トリアリルモノヨードジルコ
ニウム、トリネオフィルモノヨードジルコニウム、ジメ
チルジヨードジルコニウム、ジエチルジヨードジルコニ
ウム、ジプロピルジヨードジルコニウム、ジn−ブチル
ジヨードジルコニウム、ジペンチルジヨードジルコニウ
ム、ジフェニルジヨードジルコニウム、ジトリルジヨー
ドジルコニウム、ジベンジルジヨードジルコニウム、ジ
アリルジヨードジルコニウム、ジネオフィルジヨードジ
ルコニウム、モノメチルトリヨードジルコニウム、モノ
エチルトリヨードジルコニウム、モノプロピルトリヨー
ドジルコニウム、モノn−ブチルトリヨードジルコニウ
ム、モノペンチルトリヨードジルコニウム、モノフェニ
ルトリヨードジルコニウム、モノトリルトリヨードジル
コニウム、モノベンジルトリヨードジルコニウム、トリ
メトキシモノヨードジルコニウム、ジメトキシジヨード
ジルコニウム、モノメトキシトリヨードジルコニウム、
トリエトキシモノヨードジルコニウム、ジエトキシジヨ
ードジルコニウム、モノエトキシトリヨードジルコニウ
ム、トリプロポキシモノヨードジルコニウム、ジプロポ
キシジヨードジルコニウム、モノプロポキシトリヨード
ジルコニウム、トリn−ブトキシモノヨードジルコニウ
ム、ジn−ブトキシジヨードジルコニウム、モノn−ブ
トキシトリヨードジルコニウム、トリペンチルオキシモ
ノヨードジルコニウム、ジペンチルオキシジヨードジル
コニウム、モノペンチルオキシトリヨードジルコニウ
ム、トリフェノキシモノヨードジルコニウム、ジフェノ
キシジヨードジルコニウム、モノフェノキシトリヨード
ジルコニウム、トリトリルオキシモノヨードジルコニウ
ム、ジトリルオキシジヨードジルコニウム、モノトリル
オキシトリヨードジルコニウム、トリベンジルオキシモ
ノヨードジルコニウム、ジベンジルオキシジヨードジル
コニウム、モノベンジルオキシトリヨードジルコニウ
ム、トリアリルオキシモノヨードジルコニウム、ジアリ
ルオキシジヨードジルコニウム、モノアリルオキシトリ
ヨードジルコニウム、トリネオフィルオキシモノヨード
ジルコニウム、ジネオフィルオキシジヨードジルコニウ
ム、モノネオフィルオキシトリヨードジルコニウム、ト
リベンジルモノメトキシジルコニウム、トリベンジルモ
ノエトキシジルコニウム、トリベンジルモノプロポキシ
ジルコニウム、トリベンジルモノブトキシジルコニウ
ム、トリベンジルモノペンチルオキシジルコニウム、ト
リベンジルモノフェノキシジルコニウム、トリベンジル
モノトリルオキシジルコニウム、トリベンジルモノベン
ジルオキシジルコニウム、トリベンジルモノアリルオキ
シジルコニウム、トリベンジルモノネオフィルオキシジ
ルコニウム、ジベンジルジメトキシジルコニウム、ジベ
ンジルジエトキシジルコニウム、ジベンジルジプロポキ
シジルコニウム、ジベンジルジブトキシジルコニウム、
ジベンジルジペンチルオキシジルコニウム、ジベンジル
ジフェノキシジルコニウム、ジベンジルジトリルオキシ
ジルコニウム、ジベンジルジベンジルオキシジルコニウ
ム、ジベンジルジアリルオキシジルコニウム、ジベンジ
ルジネオフィルオキシジルコニウム、モノベンジルトリ
メトキシジルコニウム、モノベンジルトリエトキシジル
コニウム、モノベンジルトリプロポキシジルコニウム、
モノベンジルトリブトキシジルコニウム、モノベンジル
トリペンチルオキシジルコニウム、モノベンジルトリフ
ェノキシジルコニウム、モノベンジルトリトリルオキシ
ジルコニウム、モノベンジルトリベンジルオキシジルコ
ニウム、モノベンジルトリアリルオキシジルコニウム、
モノベンジルトリネオフィルオキシジルコニウム、トリ
ネオフィルモノメトキシジルコニウム、トリネオフィル
モノエトキシジルコニウム、トリネオフィルモノプロポ
キシジルコニウム、トリネオフィルモノブトキシジルコ
ニウム、トリネオフィルモノフェノキシジルコニウム、
ジネオフィルジメトキシジルコニウム、ジネオフィルジ
エトキシジルコニウム、ジネオフィルジプロポキシジル
コニウム、ジネオフィルジブトキシジルコニウム、ジネ
オフィルジフェノキシジルコニウム、モノネオフィルト
リメトキシジルコニウム、モノネオフィルトリエトキシ
ジルコニウム、モノネオフィルトリプロポキシジルコニ
ウム、モノネオフィルトリブトキシジルコニウム、モノ
ネオフィルトリフェノキシジルコニウム、ジルコニウム
テトラハイドライド、ジルコニウムモノハイドライドト
リメトキサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリエ
トキサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリプロポ
キサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリブトキサ
イド、ジルコニウムジハイドライドジメトキサイド、ジ
ルコニウムジハイドライドジエトキサイド、ジルコニウ
ムジハイドライドジプロポキサイド、ジルコニウムジハ
イドライドジブトキサイド、ジルコニウムトリハイドラ
イドモノメトキサイド、ジルコニウムトリハイドライド
モノエトキサイド、ジルコニウムトリハイドライドモノ
プロポキサイド、ジルコニウムトリハイドライドモノブ
トキサイド、ジルコニウムモノハイドライドトリクロラ
イド、ジルコニウムモノハイドライドトリブロマイド、
ジルコニウムモノハイドライドトリアイオダイド、ジル
コニウムモノハイドライドトリフルオライド、ジルコニ
ウムジハイドライドジクロライド、ジルコニウムジハイ
ドライドジブロマイド、ジルコニウムジハイドライドジ
アイオダイド、ジルコニウムジハイドライドジフルオラ
イド、ジルコニウムトリハイドライドモノクロライド、
ジルコニウムトリハイドライドモノブロマイド、ジルコ
ニウムトリハイドライドモノアイオダイド、ジルコニウ
ムトリハイドライドモノフルオライド、ジルコニウムモ
ノハイドライドトリメチル、ジルコニウムモノハイドラ
イドトリベンジル、ジルコニウムモノハイドライドトリ
フェニル、ジルコニウムジハイドライドジメチル、ジル
コニウムジハイドライドジベンジル、ジルコニウムジハ
イドライドジフェニル、ジルコニウムトリハイドライド
モノメチル、ジルコニウムトリハイドライドモノベンジ
ル、ジルコニウムトリハイドライドモノフェニル、ジル
コニウムモノハイドライドジメトキサイドモノクロライ
ド、ジルコニウムモノハイドライドジエトキサイドモノ
クロライド、ジルコニウムモノハイドライドジプロポキ
サイドモノクロライド、ジルコニウムモノハイドライド
ジブトキサイドモノクロライド、ジルコニウムジハイド
ライドモノメトキサイドモノクロライド、ジルコニウム
ジハイドライドモノエトキサイドモノクロライド、ジル
コニウムジハイドライドモノプロポキサイドモノクロラ
イド、ジルコニウムジハイドライドモノブトキサイドモ
ノクロライド、ジルコニウムモノハイドライドジメトキ
サイドモノメチル、ジルコニウムモノハイドライドジエ
トキサイドモノベンジル、ジルコニウムモノハイドライ
ドジプロポキサイドモノフェニル、ジルコニウムジハイ
ドライドモノメトキサイドモノメチル、ジルコニウムジ
ハイドライドモノエトキサイドモノベンジル、ジルコニ
ウムジハイドライドモノプロポキサイドモノフェニル、
ジルコニウムモノハイドライドモノメトキサイドモノク
ロライドモノベンジル、ジルコニウムモノハイドライド
モノメトキサイドモノクロライドモノフェニル、ジルコ
ニウムモノハイドライドモノメトキサイドモノクロライ
ドモノメチル、テトラメチルチタニウム、テトラエチル
チタニウム、テトラプロピルチタニウム、テトラn−ブ
チルチタニウム、テトラペンチルチタニウム、テトラフ
ェニルチタニウム、テトラトリルチタニウム、テトラベ
ンジルチタニウム、テトラアリルチタニウム、テトラネ
オフィルチタニウム、テトラメトキシチタニウム、テト
ラエトキシチタニウム、テトラプロポキシチタニウム、
テトラブトキシチタニウム、テトラペンチルオキシチタ
ニウム、テトラフェノキシチタニウム、テトラトリルオ
キシチタニウム、テトラベンジルオキシチタニウム、テ
トラアリルオキシチタニウム、テトラネオフィルオキシ
チタニウム、トリメチルモノクロロチタニウム、トリエ
チルモノクロロチタニウム、トリプロピルモノクロロチ
タニウム、トリn−ブチルモノクロロチタニウム、トリ
ベンジルモノクロロチタニウム、ジメチルジクロロチタ
ニウム、ジエチルジクロロチタニウム、ジn−ブチルジ
クロロチタニウム、ジベンジルジクロロチタニウム、モ
ノメチルトリクロロチタニウム、モノエチルトリクロロ
チタニウム、モノn−ブチルトリクロロチタニウム、モ
ノベンジルトリクロロチタニウム、テトラクロロチタニ
ウム、トリメトキシモノクロロチタニウム、ジメトキシ
ジクロロチタニウム、モノメトキシトリクロロチタニウ
ム、トリエトキシモノクロロチタニウム、ジエトキシジ
クロロチタニウム、モノエトキシトリクロロチタニウ
ム、トリプロポキシモノクロロチタニウム、ジプロポキ
シジクロロチタニウム、モノプロポキシトリクロロチタ
ニウム、トリn−ブトキシモノクロロチタニウム、ジn
−ブトキシジクロロチタニウム、モノn−ブトキシトリ
クロロチタニウム、トリペンチルオキシモノクロロチタ
ニウム、ジペンチルオキシジクロロチタニウム、モノペ
ンチルオキシトリクロロチタニウム、トリフェノキシモ
ノクロロチタニウム、ジフェノキシジクロロチタニウ
ム、モノフェノキシトリクロロチタニウム、トリトリル
オキシモノクロロチタニウム、ジトリルオキシジクロロ
チタニウム、モノトリルオキシトリクロロチタニウム、
トリベンジルオキシモノクロロチタニウム、ジベンジル
オキシジクロロチタニウム、モノベンジルオキシトリク
ロロチタニウム、テトラブロモチタニウム、トリメチル
モノブロモチタニウム、トリエチルモノブロモチタニウ
ム、トリプロピルモノブロモチタニウム、トリn−ブチ
ルモノブロモチタニウム、トリベンジルモノブロモチタ
ニウム、ジメチルジブロモチタニウム、ジエチルジブロ
モチタニウム、ジn−ブチルジブロモチタニウム、ジベ
ンジルジブロモチタニウム、モノメチルトリブロモチタ
ニウム、モノエチルトリブロモチタニウム、モノn−ブ
チルトリブロモチタニウム、モノベンジルトリブロモチ
タニウム、トリメトキシモノブロモチタニウム、ジメト
キシジブロモチタニウム、モノメトキシトリブロモチタ
ニウム、トリエトキシモノブロモチタニウム、ジエトキ
シジブロモチタニウム、モノエトキシトリブロモチタニ
ウム、トリプロポキシモノブロモチタニウム、ジプロポ
キシジブロモチタニウム、モノプロポキシトリブロモチ
タニウム、トリn−ブトキシモノブロモチタニウム、ジ
n−ブトキシジブロモチタニウム、モノn−ブトキシト
リブロモチタニウム、トリペンチルオキシモノブロモチ
タニウム、ジペンチルオキシジブロモチタニウム、モノ
ペンチルオキシトリブロモチタニウム、トリフェノキシ
モノブロモチタニウム、ジフェノキシジブロモチタニウ
ム、モノフェノキシトリブロモチタニウム、トリトリル
オキシモノブロモチタニウム、ジトリルオキシジブロモ
チタニウム、モノトリルオキシトリブロモチタニウム、
トリベンジルオキシモノブロモチタニウム、ジベンジル
オキシジブロモチタニウム、モノベンジルオキシトリブ
ロモチタニウム、テトラヨードチタニウム、トリメチル
モノヨードチタニウム、トリエチルモノヨードチタニウ
ム、トリプロピルモノヨードチタニウム、トリn−ブチ
ルモノヨードチタニウム、トリベンジルモノヨードチタ
ニウム、ジメチルジヨードチタニウム、ジエチルジヨー
ドチタニウム、ジn−ブチルジヨードチタニウム、ジベ
ンジルジヨードチタニウム、モノメチルトリヨードチタ
ニウム、モノエチルトリヨードチタニウム、モノn−ブ
チルトリヨードチタニウム、モノベンジルトリヨードチ
タニウム、トリメトキシモノヨードチタニウム、ジメト
キシジヨードチタニウム、モノメトキシトリヨードチタ
ニウム、トリエトキシモノヨードチタニウム、ジエトキ
シジヨードチタニウム、モノエトキシトリヨードチタニ
ウム、トリプロポキシモノヨードチタニウム、ジプロポ
キシジヨードチタニウム、モノプロポキシトリヨードチ
タニウム、トリn−ブトキシモノヨードチタニウム、ジ
n−ブトキシジヨードチタニウム、モノn−ブトキシト
リヨードチタニウム、トリペンチルオキシモノヨードチ
タニウム、ジペンチルオキシジヨードチタニウム、モノ
ペンチルオキシトリヨードチタニウム、トリフェノキシ
モノヨードチタニウム、ジフェノキシジヨードチタニウ
ム、モノフェノキシトリヨードチタニウム、トリトリル
オキシモノヨードチタニウム、ジトリルオキシジヨード
チタニウム、モノトリルオキシトリヨードチタニウム、
トリベンジルオキシモノヨードチタニウム、ジベンジル
オキシジヨードチタニウム、モノベンジルオキシトリヨ
ードチタニウム、トリベンジルモノメトキシチタニウ
ム、トリベンジルモノエトキシチタニウム、トリベンジ
ルモノプロポキシチタニウム、トリベンジルモノブトキ
シチタニウム、トリベンジルモノフェノキシチタニウ
ム、ジベンジルジメトキシチタニウム、ジベンジルジエ
トキシチタニウム、ジベンジルジプロポキシチタニウ
ム、ジベンジルジブトキシチタニウム、ジベンジルジフ
ェノキシチタニウム、モノベンジルトリメトキシチタニ
ウム、モノベンジルトリエトキシチタニウム、モノベン
ジルトリプロポキシチタニウム、モノベンジルトリブト
キシチタニウム、モノベンジルトリフェノキシチタニウ
ム、トリネオフィルモノメトキシチタニウム、トリネオ
フィルモノエトキシチタニウム、トリネオフィルモノプ
ロポキシチタニウム、トリネオフィルモノブトキシチタ
ニウム、トリネオフィルモノフェノキシチタニウム、ジ
ネオフィルジメトキシチタニウム、ジネオフィルジエト
キシチタニウム、ジネオフィルジプロポキシチタニウ
ム、ジネオフィルジブトキシチタニウム、ジネオフィル
ジフェノキシチタニウム、モノネオフィルトリメトキシ
チタニウム、モノネオフィルトリエトキシチタニウム、
モノネオフィルトリプロポキシチタニウム、モノネオフ
ィルトリブトキシチタニウム、モノネオフィルトリフェ
ノキシチタニウム、テトラメチルハフニウム、テトラエ
チルハフニウム、テトラプロピルハフニウム、テトラn
−ブチルハフニウム、テトラペンチルハフニウム、テト
ラフェニルハフニウム、テトラトリルハフニウム、テト
ラベンジルハフニウム、テトラアリルハフニウム、テト
ラネオフィルハフニウム、テトラメトキシハフニウム、
テトラエトキシハフニウム、テトラプロポキシハフニウ
ム、テトラブトキシハフニウム、テトラペンチルオキシ
ハフニウム、テトラフェノキシハフニウム、テトラトリ
ルオキシハフニウム、テトラベンジルオキシハフニウ
ム、テトラアリルオキシハフニウム、テトラネオフィル
オキシハフニウム、トリメチルモノクロロハフニウム、
トリエチルモノクロロハフニウム、トリプロピルモノク
ロロハフニウム、トリn−ブチルモノクロロハフニウ
ム、トリベンジルモノクロロハフニウム、ジメチルジク
ロロハフニウム、ジエチルジクロロハフニウム、ジn−
ブチルジクロロハフニウム、ジベンジルジクロロハフニ
ウム、モノメチルトリクロロハフニウム、モノエチルト
リクロロハフニウム、モノn−ブチルトリクロロハフニ
ウム、モノベンジルトリクロロハフニウム、テトラクロ
ロハフニウム、トリメトキシモノクロロハフニウム、ジ
メトキシジクロロハフニウム、モノメトキシトリクロロ
ハフニウム、トリエトキシモノクロロハフニウム、ジエ
トキシジクロロハフニウム、モノエトキシトリクロロハ
フニウム、トリプロポキシモノクロロハフニウム、ジプ
ロポキシジクロロハフニウム、モノプロポキシトリクロ
ロハフニウム、トリn−ブトキシモノクロロハフニウ
ム、ジn−ブトキシジクロロハフニウム、モノn−ブト
キシトリクロロハフニウム、トリペンチルオキシモノク
ロロハフニウム、ジペンチルオキシジクロロハフニウ
ム、モノペンチルオキシトリクロロハフニウム、トリフ
ェノキシモノクロロハフニウム、ジフェノキシジクロロ
ハフニウム、モノフェノキシトリクロロハフニウム、ト
リトリルオキシモノクロロハフニウム、ジトリルオキシ
ジクロロハフニウム、モノトリルオキシトリクロロハフ
ニウム、トリベンジルオキシモノクロロハフニウム、ジ
ベンジルオキシジクロロハフニウム、モノベンジルオキ
シトリクロロハフニウム、テトラブロモハフニウム、ト
リメチルモノブロモハフニウム、トリエチルモノブロモ
ハフニウム、トリプロピルモノブロモハフニウム、トリ
n−ブチルモノブロモハフニウム、トリベンジルモノブ
ロモハフニウム、ジメチルジブロモハフニウム、ジエチ
ルジブロモハフニウム、ジn−ブチルジブロモハフニウ
ム、ジベンジルジブロモハフニウム、モノメチルトリブ
ロモハフニウム、モノエチルトリブロモハフニウム、モ
ノn−ブチルトリブロモハフニウム、モノベンジルトリ
ブロモハフニウム、トリメトキシモノブロモハフニウ
ム、ジメトキシジブロモハフニウム、モノメトキシトリ
ブロモハフニウム、トリエトキシモノブロモハフニウ
ム、ジエトキシジブロモハフニウム、モノエトキシトリ
ブロモハフニウム、トリプロポキシモノブロモハフニウ
ム、ジプロポキシジブロモハフニウム、モノプロポキシ
トリブロモハフニウム、トリn−ブトキシモノブロモハ
フニウム、ジn−ブトキシジブロモハフニウム、モノn
−ブトキシトリブロモハフニウム、トリペンチルオキシ
モノブロモハフニウム、ジペンチルオキシジブロモハフ
ニウム、モノペンチルオキシトリブロモハフニウム、ト
リフェノキシモノブロモハフニウム、ジフェノキシジブ
ロモハフニウム、モノフェノキシトリブロモハフニウ
ム、トリトリルオキシモノブロモハフニウム、ジトリル
オキシジブロモハフニウム、モノトリルオキシトリブロ
モハフニウム、トリベンジルオキシモノブロモハフニウ
ム、ジベンジルオキシジブロモハフニウム、モノベンジ
ルオキシトリブロモハフニウム、テトラヨードハフニウ
ム、トリメチルモノヨードハフニウム、トリエチルモノ
ヨードハフニウム、トリプロピルモノヨードハフニウ
ム、トリn−ブチルモノヨードハフニウム、トリベンジ
ルモノヨードハフニウム、ジメチルジヨードハフニウ
ム、ジエチルジヨードハフニウム、ジn−ブチルジヨー
ドハフニウム、ジベンジルジヨードハフニウム、モノメ
チルトリヨードハフニウム、モノエチルトリヨードハフ
ニウム、モノn−ブチルトリヨードハフニウム、モノベ
ンジルトリヨードハフニウム、トリメトキシモノヨード
ハフニウム、ジメトキシジヨードハフニウム、モノメト
キシトリヨードハフニウム、トリエトキシモノヨードハ
フニウム、ジエトキシジヨードハフニウム、モノエトキ
シトリヨードハフニウム、トリプロポキシモノヨードハ
フニウム、ジプロポキシジヨードハフニウム、モノプロ
ポキシトリヨードハフニウム、トリn−ブトキシモノヨ
ードハフニウム、ジn−ブトキシジヨードハフニウム、
モノn−ブトキシトリヨードハフニウム、トリペンチル
オキシモノヨードハフニウム、ジペンチルオキシジヨー
ドハフニウム、モノペンチルオキシトリヨードハフニウ
ム、トリフェノキシモノヨードハフニウム、ジフェノキ
シジヨードハフニウム、モノフェノキシトリヨードハフ
ニウム、トリトリルオキシモノヨードハフニウム、ジト
リルオキシジヨードハフニウム、モノトリルオキシトリ
ヨードハフニウム、トリベンジルオキシモノヨードハフ
ニウム、ジベンジルオキシジヨードハフニウム、モノベ
ンジルオキシトリヨードハフニウム、トリベンジルモノ
メトキシハフニウム、トリベンジルモノエトキシハフニ
ウム、トリベンジルモノプロポキシハフニウム、トリベ
ンジルモノブトキシハフニウム、トリベンジルモノフェ
ノキシハフニウム、ジベンジルジメトキシハフニウム、
ジベンジルジエトキシハフニウム、ジベンジルジプロポ
キシハフニウム、ジベンジルジブトキシハフニウム、ジ
ベンジルジフェノキシハフニウム、モノベンジルトリメ
トキシハフニウム、モノベンジルトリエトキシハフニウ
ム、モノベンジルトリプロポキシハフニウム、モノベン
ジルトリブトキシハフニウム、モノベンジルトリフェノ
キシハフニウム、トリネオフィルモノメトキシハフニウ
ム、トリネオフィルモノエトキシハフニウム、トリネオ
フィルモノプロポキシハフニウム、トリネオフィルモノ
ブトキシハフニウム、トリネオフィルモノフェノキシハ
フニウム、ジネオフィルジメトキシハフニウム、ジネオ
フィルジエトキシハフニウム、ジネオフィルジプロポキ
シハフニウム、ジネオフィルジブトキシハフニウム、ジ
ネオフィルジフェノキシハフニウム、モノネオフィルト
リメトキシハフニウム、モノネオフィルトリエトキシハ
フニウム、モノネオフィルトリプロポキシハフニウム、
モノネオフィルトリブトキシハフニウム、モノネオフィ
ルトリフェノキシハフニウム、などである。 もちろ
ん、上記成分(1)として具体例として挙げたこれらの
化合物においては、前記R1、R2がn−のみならずis
o−、s−、t−、neo−等の各種構造異性基である
場合も包含しているものである。これら具体的化合物の
なかでもテトラメチルジルコニウム、テトラエチルジル
コニウム、テトラベンジルジルコニウム、テトラエトキ
シジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウム、テト
ラブトキシジルコニウム、テトラブトキシチタン、テト
ラブトキシハフニウムが好ましい。特に好ましくはテト
ラエトキシジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウ
ム、テトラブトキシジルコニウムなどのZr(OR)4
化合物〔R=アルキル基〕である。これらの化合物は2
種以上混合して用いることも可能である。
【0006】成分(B)は下記の一般式で表される化合
物である。 一般式 Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-n 式中、Me2は周期律表第I〜III族元素のいずれか
を示し、これにはリチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、亜鉛、ホウ素、アルミニウム
などが包含され、特にIII族が望ましい。R3、R4は炭
素数1〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましくは
1〜8の炭化水素基を示し、これにはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィ
ル基などのアラルキル基などが包含される。これらは分
岐があってもよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素又は臭
素のハロゲン原子または水素原子を示す。但し、X2 が
水素原子の場合、Me2 はホウ素、アルミニウムなどで
例示される周期律表第III族元素である。z はMe2
の価数を示し、m 及びn は0≦m ≦z 、0≦n ≦z 、0
<m +n ≦z の関係にある。成分(B)として使用可能
な化合物の具体例を挙げれば、メチルリチウム、エチル
リチウム、プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、
ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、ペンチルリチウ
ム、オクチルリチウム、フェニルリチウム、ベンジルリ
チウム、ジメチルマグネシウム、ジエチルマグネシウ
ム、ジn−プロピルマグネシウム、ジイソプロピルマグ
ネシウム、ジブチルマグネシウム、ジt−ブチルマグネ
シウム、ジペンチルマグネシウム、ジオクチルマグネシ
ウム、ジフェニルマグネシウム、ジベンジルマグネシウ
ム、メチルマグネシウムクロライド、エチルマグネシウ
ムクロライド、プロピルマグネシウムクロライド、イソ
プロピルマグネシウムクロライド、ブチルマグネシウム
クロライド、t−ブチルマグネシウムクロライド、ペン
チルマグネシウムクロライド、オクチルマグネシウムク
ロライド、フェニルマグネシウムクロライド、ベンジル
マグネシウムクロライド、メチルマグネシウムブロマイ
ド、メチルマグネシウムアイオダイド、エチルマグネシ
ウムブロマイド、エチルマグネシウムアイオダイド、プ
ロピルマグネシウムブロマイド、プロピルマグネシウム
アイオダイド、イソプロピルマグネシウムブロマイド、
イソプロピルマグネシウムアイオダイド、ブチルマグネ
シウムブロマイド、ブチルマグネシウムアイオダイド、
t−ブチルマグネシウムブロマイド、t−ブチルマグネ
シウムアイオダイド、ペンチルマグネシウムブロマイ
ド、ペンチルマグネシウムアイオダイド、オクチルマグ
ネシウムブロマイド、オクチルマグネシウムアイオダイ
ド、フェニルマグネシウムブロマイド、フェニルマグネ
シウムアイオダイド、ベンジルマグネシウムブロマイ
ド、ベンジルマグネシウムアイオダイド、ジメチル亜
鉛、ジエチル亜鉛、ジプロピル亜鉛、ジイソプロピル亜
鉛、ジn−ブチル亜鉛、ジt−ブチル亜鉛、ジペンチル
亜鉛、ジオクチル亜鉛、ジフェニル亜鉛、ジベンジル亜
鉛、トリメチルボロン、トリエチルボロン、トリプロピ
ルボロン、トリイソプロピルボロン、トリブチルボロ
ン、トリt−ブチルボロン、トリペンチルボロン、トリ
オクチルボロン、トリフェニルボロン、トリベンジルボ
ロン、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミ
ニウムブロマイド、ジエチルアルミニウムフルオライ
ド、ジエチルアルミニウムアイオダイド、エチルアルミ
ニウムジクロライド、エチルアルミニウムジブロマイ
ド、エチルアルミニウムジフルオライド、エチルアルミ
ニウムジアイオダイド、トリプロピルアルミニウム、ジ
プロピルアルミニウムクロライド、ジプロピルアルミニ
ウムブロマイド、ジプロピルアルミニウムフルオライ
ド、ジプロピルアルミニウムアイオダイド、プロピルア
ルミニウムジクロライド、プロピルアルミニウムジブロ
マイド、プロピルアルミニウムジフルオライド、プロピ
ルアルミニウムジアイオダイド、トリイソプロピルアル
ミニウム、ジイソプロピルアルミニウムクロライド、ジ
イソプロピルアルミニウムブロマイド、ジイソプロピル
アルミニウムフルオライド、ジイソプロピルアルミニウ
ムアイオダイド、エチルアルミニウムセスキクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキブロマイド、プロピルア
ルミニウムセスキクロライド、プロピルアルミニウムセ
スキブロマイド、ブチルアルミニウムセスキクロライ
ド、ブチルアルミニウムセスキブロマイド、イソプロピ
ルアルミニウムジクロライド、イソプロピルアルミニウ
ムジブロマイド、イソプロピルアルミニウムジフルオラ
イド、イソプロピルアルミニウムジアイオダイド、トリ
ブチルアルミニウム、ジブチルアルミニウムクロライ
ド、ジブチルアルミニウムブロマイド、ジブチルアルミ
ニウムフルオライド、ジブチルアルミニウムアイオダイ
ド、ブチルアルミニウムジクロライド、ブチルアルミニ
ウムジブロマイド、ブチルアルミニウムジフルオライ
ド、ブチルアルミニウムジアイオダイド、トリsec−
ブチルアルミニウム、ジsec−ブチルアルミニウムク
ロライド、ジsec−ブチルアルミニウムブロマイド、
ジsec−ブチルアルミニウムフルオライド、ジsec
−ブチルアルミニウムアイオダイド、sec−ブチルア
ルミニウムジクロライド、sec−ブチルアルミニウム
ジブロマイド、sec−ブチルアルミニウムジフルオラ
イド、sec−ブチルアルミニウムジアイオダイド、ト
リtert−ブチルアルミニウム、ジtert−ブチル
アルミニウムクロライド、ジtert−ブチルアルミニ
ウムブロマイド、ジtert−ブチルアルミニウムフル
オライド、ジtert−ブチルアルミニウムアイオダイ
ド、tert−ブチルアルミニウムジクロライド、te
rt−ブチルアルミニウムジブロマイド、tert−ブ
チルアルミニウムジフルオライド、tert−ブチルア
ルミニウムジアイオダイド、トリイソブチルアルミニウ
ム、ジイソブチルアルミニウムクロライド、ジイソブチ
ルアルミニウムブロマイド、ジイソブチルアルミニウム
フルオライド、ジイソブチルアルミニウムアイオダイ
ド、イソブチルアルミニウムジクロライド、イソブチル
アルミニウムジブロマイド、イソブチルアルミニウムジ
フルオライド、イソブチルアルミニウムジアイオダイ
ド、トリヘキシルアルミニウム、ジヘキシルアルミニウ
ムクロライド、ジヘキシルアルミニウムブロマイド、ジ
ヘキシルアルミニウムフルオライド、ジヘキシルアルミ
ニウムアイオダイド、ヘキシルアルミニウムジクロライ
ド、ヘキシルアルミニウムジブロマイド、ヘキシルアル
ミニウムジフルオライド、ヘキシルアルミニウムジアイ
オダイド、トリペンチルアルミニウム、ジペンチルアル
ミニウムクロライド、ジペンチルアルミニウムブロマイ
ド、ジペンチルアルミニウムフルオライド、ジペンチル
アルミニウムアイオダイド、ペンチルアルミニウムジク
ロライド、ペンチルアルミニウムジブロマイド、ペンチ
ルアルミニウムジフルオライド、ペンチルアルミニウム
ジアイオダイド、トリデシルアルミニウム、メチルアル
ミニウム、ジメトキシド、メチルアルミニウムジエトキ
シド、メチルアルミニウムジプロポキシド、メチルアル
ミニウムジブトキシド、ジメチルアルミニウムメトキシ
ド、ジメチルアルミニウムエトキシド、ジメチルアルミ
ニウムプロポキシド、ジメチルアルミニウムブトキシ
ド、エチルアルミニウムジメトキシド、エチルアルミニ
ウムジエトキシド、エチルアルミニウムジプロポキシ
ド、エチルアルミニウムジブトキシド、ジエチルアルミ
ニウムメトキシド、ジエチルアルミニウムエトキシド、
ジエチルアルミニウムプロポキシド、ジエチルアルミニ
ウムブトキシド、プロピルアルミニウムジメトキシド、
プロピルアルミニウムジエトキシド、プロピルアルミニ
ウムジプロポキシド、プロピルアルミニウムジブトキシ
ド、ジプロピルアルミニウムメトキシド、ジプロピルア
ルミニウムエトキシド、ジプロピルアルミニウムプロポ
キシド、ジプロピルアルミニウムブトキシド、ブチルア
ルミニウムジメトキシド、ブチルアルミニウムジエトキ
シド、ブチルアルミニウムジプロポキシド、ブチルアル
ミニウムジブトキシド、ジブチルアルミニウムメトキシ
ド、ジブチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミ
ニウムプロポキシド、ジブチルアルミニウムブトキシ
ド、ジメチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアル
ミニウムハイドライド、ジプロピルアルミニウムハイド
ライド、ジイソプロピルアルミニウムハイドライド、ジ
ブチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド、ジヘキシルアルミニウムハイドラ
イド、ジシクロヘキシルアルミニウムハイドライド、メ
チルアルミニウムジハイドライド、エチルアルミニウム
ジハイドライド、プロピルアルミニウムジハイドライ
ド、イソプロピルアルミニウムジハイドライド、ブチル
アルミニウムジハイドライド、イソブチルアルミニウム
ジハイドライド、ヘキシルアルミニウムジハイドライ
ド、シクロヘキシルアルミニウムジハイドライドなどが
挙げられる。上記した各化合物は2種以上を混合して使
用することができる。上記の化合物のなかにあって、成
分(B)として好ましい化合物は、トリメチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウム
クロライド、トリプロピルアルミニウム、トリイソプロ
ピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリ-sec
- ブチルアルミニウム、トリ-tert-ブチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリペンチルアルミニウム、ジイソブチルアル
ミニウムハイドライド、トリデシルアルミニウム、ジエ
チル亜鉛、n−ブチルリチウム、ブチルマグネシウムク
ロリドなどである。
物である。 一般式 Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-n 式中、Me2は周期律表第I〜III族元素のいずれか
を示し、これにはリチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、亜鉛、ホウ素、アルミニウム
などが包含され、特にIII族が望ましい。R3、R4は炭
素数1〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましくは
1〜8の炭化水素基を示し、これにはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィ
ル基などのアラルキル基などが包含される。これらは分
岐があってもよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素又は臭
素のハロゲン原子または水素原子を示す。但し、X2 が
水素原子の場合、Me2 はホウ素、アルミニウムなどで
例示される周期律表第III族元素である。z はMe2
の価数を示し、m 及びn は0≦m ≦z 、0≦n ≦z 、0
<m +n ≦z の関係にある。成分(B)として使用可能
な化合物の具体例を挙げれば、メチルリチウム、エチル
リチウム、プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、
ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、ペンチルリチウ
ム、オクチルリチウム、フェニルリチウム、ベンジルリ
チウム、ジメチルマグネシウム、ジエチルマグネシウ
ム、ジn−プロピルマグネシウム、ジイソプロピルマグ
ネシウム、ジブチルマグネシウム、ジt−ブチルマグネ
シウム、ジペンチルマグネシウム、ジオクチルマグネシ
ウム、ジフェニルマグネシウム、ジベンジルマグネシウ
ム、メチルマグネシウムクロライド、エチルマグネシウ
ムクロライド、プロピルマグネシウムクロライド、イソ
プロピルマグネシウムクロライド、ブチルマグネシウム
クロライド、t−ブチルマグネシウムクロライド、ペン
チルマグネシウムクロライド、オクチルマグネシウムク
ロライド、フェニルマグネシウムクロライド、ベンジル
マグネシウムクロライド、メチルマグネシウムブロマイ
ド、メチルマグネシウムアイオダイド、エチルマグネシ
ウムブロマイド、エチルマグネシウムアイオダイド、プ
ロピルマグネシウムブロマイド、プロピルマグネシウム
アイオダイド、イソプロピルマグネシウムブロマイド、
イソプロピルマグネシウムアイオダイド、ブチルマグネ
シウムブロマイド、ブチルマグネシウムアイオダイド、
t−ブチルマグネシウムブロマイド、t−ブチルマグネ
シウムアイオダイド、ペンチルマグネシウムブロマイ
ド、ペンチルマグネシウムアイオダイド、オクチルマグ
ネシウムブロマイド、オクチルマグネシウムアイオダイ
ド、フェニルマグネシウムブロマイド、フェニルマグネ
シウムアイオダイド、ベンジルマグネシウムブロマイ
ド、ベンジルマグネシウムアイオダイド、ジメチル亜
鉛、ジエチル亜鉛、ジプロピル亜鉛、ジイソプロピル亜
鉛、ジn−ブチル亜鉛、ジt−ブチル亜鉛、ジペンチル
亜鉛、ジオクチル亜鉛、ジフェニル亜鉛、ジベンジル亜
鉛、トリメチルボロン、トリエチルボロン、トリプロピ
ルボロン、トリイソプロピルボロン、トリブチルボロ
ン、トリt−ブチルボロン、トリペンチルボロン、トリ
オクチルボロン、トリフェニルボロン、トリベンジルボ
ロン、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミ
ニウムブロマイド、ジエチルアルミニウムフルオライ
ド、ジエチルアルミニウムアイオダイド、エチルアルミ
ニウムジクロライド、エチルアルミニウムジブロマイ
ド、エチルアルミニウムジフルオライド、エチルアルミ
ニウムジアイオダイド、トリプロピルアルミニウム、ジ
プロピルアルミニウムクロライド、ジプロピルアルミニ
ウムブロマイド、ジプロピルアルミニウムフルオライ
ド、ジプロピルアルミニウムアイオダイド、プロピルア
ルミニウムジクロライド、プロピルアルミニウムジブロ
マイド、プロピルアルミニウムジフルオライド、プロピ
ルアルミニウムジアイオダイド、トリイソプロピルアル
ミニウム、ジイソプロピルアルミニウムクロライド、ジ
イソプロピルアルミニウムブロマイド、ジイソプロピル
アルミニウムフルオライド、ジイソプロピルアルミニウ
ムアイオダイド、エチルアルミニウムセスキクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキブロマイド、プロピルア
ルミニウムセスキクロライド、プロピルアルミニウムセ
スキブロマイド、ブチルアルミニウムセスキクロライ
ド、ブチルアルミニウムセスキブロマイド、イソプロピ
ルアルミニウムジクロライド、イソプロピルアルミニウ
ムジブロマイド、イソプロピルアルミニウムジフルオラ
イド、イソプロピルアルミニウムジアイオダイド、トリ
ブチルアルミニウム、ジブチルアルミニウムクロライ
ド、ジブチルアルミニウムブロマイド、ジブチルアルミ
ニウムフルオライド、ジブチルアルミニウムアイオダイ
ド、ブチルアルミニウムジクロライド、ブチルアルミニ
ウムジブロマイド、ブチルアルミニウムジフルオライ
ド、ブチルアルミニウムジアイオダイド、トリsec−
ブチルアルミニウム、ジsec−ブチルアルミニウムク
ロライド、ジsec−ブチルアルミニウムブロマイド、
ジsec−ブチルアルミニウムフルオライド、ジsec
−ブチルアルミニウムアイオダイド、sec−ブチルア
ルミニウムジクロライド、sec−ブチルアルミニウム
ジブロマイド、sec−ブチルアルミニウムジフルオラ
イド、sec−ブチルアルミニウムジアイオダイド、ト
リtert−ブチルアルミニウム、ジtert−ブチル
アルミニウムクロライド、ジtert−ブチルアルミニ
ウムブロマイド、ジtert−ブチルアルミニウムフル
オライド、ジtert−ブチルアルミニウムアイオダイ
ド、tert−ブチルアルミニウムジクロライド、te
rt−ブチルアルミニウムジブロマイド、tert−ブ
チルアルミニウムジフルオライド、tert−ブチルア
ルミニウムジアイオダイド、トリイソブチルアルミニウ
ム、ジイソブチルアルミニウムクロライド、ジイソブチ
ルアルミニウムブロマイド、ジイソブチルアルミニウム
フルオライド、ジイソブチルアルミニウムアイオダイ
ド、イソブチルアルミニウムジクロライド、イソブチル
アルミニウムジブロマイド、イソブチルアルミニウムジ
フルオライド、イソブチルアルミニウムジアイオダイ
ド、トリヘキシルアルミニウム、ジヘキシルアルミニウ
ムクロライド、ジヘキシルアルミニウムブロマイド、ジ
ヘキシルアルミニウムフルオライド、ジヘキシルアルミ
ニウムアイオダイド、ヘキシルアルミニウムジクロライ
ド、ヘキシルアルミニウムジブロマイド、ヘキシルアル
ミニウムジフルオライド、ヘキシルアルミニウムジアイ
オダイド、トリペンチルアルミニウム、ジペンチルアル
ミニウムクロライド、ジペンチルアルミニウムブロマイ
ド、ジペンチルアルミニウムフルオライド、ジペンチル
アルミニウムアイオダイド、ペンチルアルミニウムジク
ロライド、ペンチルアルミニウムジブロマイド、ペンチ
ルアルミニウムジフルオライド、ペンチルアルミニウム
ジアイオダイド、トリデシルアルミニウム、メチルアル
ミニウム、ジメトキシド、メチルアルミニウムジエトキ
シド、メチルアルミニウムジプロポキシド、メチルアル
ミニウムジブトキシド、ジメチルアルミニウムメトキシ
ド、ジメチルアルミニウムエトキシド、ジメチルアルミ
ニウムプロポキシド、ジメチルアルミニウムブトキシ
ド、エチルアルミニウムジメトキシド、エチルアルミニ
ウムジエトキシド、エチルアルミニウムジプロポキシ
ド、エチルアルミニウムジブトキシド、ジエチルアルミ
ニウムメトキシド、ジエチルアルミニウムエトキシド、
ジエチルアルミニウムプロポキシド、ジエチルアルミニ
ウムブトキシド、プロピルアルミニウムジメトキシド、
プロピルアルミニウムジエトキシド、プロピルアルミニ
ウムジプロポキシド、プロピルアルミニウムジブトキシ
ド、ジプロピルアルミニウムメトキシド、ジプロピルア
ルミニウムエトキシド、ジプロピルアルミニウムプロポ
キシド、ジプロピルアルミニウムブトキシド、ブチルア
ルミニウムジメトキシド、ブチルアルミニウムジエトキ
シド、ブチルアルミニウムジプロポキシド、ブチルアル
ミニウムジブトキシド、ジブチルアルミニウムメトキシ
ド、ジブチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミ
ニウムプロポキシド、ジブチルアルミニウムブトキシ
ド、ジメチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアル
ミニウムハイドライド、ジプロピルアルミニウムハイド
ライド、ジイソプロピルアルミニウムハイドライド、ジ
ブチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド、ジヘキシルアルミニウムハイドラ
イド、ジシクロヘキシルアルミニウムハイドライド、メ
チルアルミニウムジハイドライド、エチルアルミニウム
ジハイドライド、プロピルアルミニウムジハイドライ
ド、イソプロピルアルミニウムジハイドライド、ブチル
アルミニウムジハイドライド、イソブチルアルミニウム
ジハイドライド、ヘキシルアルミニウムジハイドライ
ド、シクロヘキシルアルミニウムジハイドライドなどが
挙げられる。上記した各化合物は2種以上を混合して使
用することができる。上記の化合物のなかにあって、成
分(B)として好ましい化合物は、トリメチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウム
クロライド、トリプロピルアルミニウム、トリイソプロ
ピルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリ-sec
- ブチルアルミニウム、トリ-tert-ブチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリペンチルアルミニウム、ジイソブチルアル
ミニウムハイドライド、トリデシルアルミニウム、ジエ
チル亜鉛、n−ブチルリチウム、ブチルマグネシウムク
ロリドなどである。
【0007】(C)環状で共役二重結合を2個以上持つ
化合物 成分(C)として使用可能な化合物を例示すると、 共役二重結合を2個以上、好ましくは2〜4個、さら
に好ましくは2〜3個有する炭素環を1個または2個以
上有し、全炭素数が4〜24、好ましくは4〜12であ
る環状炭化水素化合物、 上記の環状炭化水素化合物が1〜6個の炭化水素基
(典型的には、炭素数1〜12のアルキル基またはアラ
ルキル基)で部分的に置換された環状炭化水素化合物、 共役二重結合を2個以上、好ましくは2〜4個、さら
に好ましくは2〜3個有する炭素環を1個または2個以
上有し、全炭素数が4〜24、好ましくは4〜12であ
る環状炭化水素基を有する有機ケイ素化合物、 上記の環状炭化水素基の水素が、1〜6個の炭化水
素基で部分的に置換された環状炭化水素基を有機ケイ素
化合物、 上記〜で示す化合物のアルカリ金属塩(ナトリウ
ム塩またはリチウム塩)、 を挙げることができる。これらの各化合物のなかでは、
分子中にシクロペンタジエン構造を持つものが好まし
い。成分(C)として好適な環状炭化水素化合物の一つ
は、次の化1で示す一般式で表される。
化合物 成分(C)として使用可能な化合物を例示すると、 共役二重結合を2個以上、好ましくは2〜4個、さら
に好ましくは2〜3個有する炭素環を1個または2個以
上有し、全炭素数が4〜24、好ましくは4〜12であ
る環状炭化水素化合物、 上記の環状炭化水素化合物が1〜6個の炭化水素基
(典型的には、炭素数1〜12のアルキル基またはアラ
ルキル基)で部分的に置換された環状炭化水素化合物、 共役二重結合を2個以上、好ましくは2〜4個、さら
に好ましくは2〜3個有する炭素環を1個または2個以
上有し、全炭素数が4〜24、好ましくは4〜12であ
る環状炭化水素基を有する有機ケイ素化合物、 上記の環状炭化水素基の水素が、1〜6個の炭化水
素基で部分的に置換された環状炭化水素基を有機ケイ素
化合物、 上記〜で示す化合物のアルカリ金属塩(ナトリウ
ム塩またはリチウム塩)、 を挙げることができる。これらの各化合物のなかでは、
分子中にシクロペンタジエン構造を持つものが好まし
い。成分(C)として好適な環状炭化水素化合物の一つ
は、次の化1で示す一般式で表される。
【化1】 [式中、R5、R6、R7、R8、R9は個別に水素または
炭素数1〜10の炭化水素基を示し、その炭化水素基の
任意の2つは共同して環状炭化水素基を形成することが
できる。] 化1の炭化水素基には、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、t−ブチル、ヘキシル、オクチルなどのアルキル
基、フェニルなどのアリール基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシなどのアルコキシ基、フェノキシなどのアリ
ールオキシ基、ベンジルなどのアラルキル基が包含され
る。また、化1の炭化水素基の任意の2つが共同して環
状炭化水素基を形成した場合、その骨格としてはシクロ
ヘプタトリエン、アリールおよびそれらの縮合環があ
る。化1で示される環状炭化水素化合物のなかで、好適
なものとしては、シクロペンタジエン、インデン、アズ
レンなどの外、これらに炭素数1〜10のアルキル、ア
リール、アラルキル、アルコキシまたはアリールオキシ
が置換した各誘導体などがある。また、環状炭化水素基
を有する有機ケイ素化合物は、下記の一般式で表示する
ことができる。 (Cp)r SiR10 s X3 4-r-s ここで、Cpはシクロペンタジエニル基、置換シクロペ
ンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基で例
示される前記環状炭化水素基を示し、R10はメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t
−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基など
のアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基などのアルコキシ基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基などのアリール基;フェノキシ基などのアリールオ
キシ基;ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、ネオ
フィル基などのアラルキル基で例示されるような、炭素
数1〜24、好ましくは1〜12の炭化水素残基または
水素を示し、R10はn−のみならずiso−,s−,t
−,neo−等の各種構造異性基である場合も包含して
いるものである。X3 はフッ素、ヨウ素、塩素または臭
素のハロゲン原子を示し、r およびs は0<r ≦4、0
≦s ≦3の範囲であり、好ましくは1≦r +s ≦4であ
る。従って、成分(C)として使用可能な有機環状炭化
水素化合物には、次のような化合物が包含される。シク
ロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン、エチルシ
クロペンタジエン、プロピルシクロペンタジエン、イソ
プロピルシクロペンタジエン、ブチルシクロペンタジエ
ン、イソブチルシクロペンタジエン、sec−ブチルシ
クロペンタジエン、t−ブチルシクロペンタジエン、ヘ
キシルシクロペンタジエン、オクチルシクロペンタジエ
ン、1,2−ジメチルシクロペンタジエン、1,3−ジ
メチルシクロペンタジエン、1−メチル−3−エチルシ
クロペンタジエン、1−エチル−3−メチルシクロペン
タジエン、1−メチル−3−プロピルシクロペンタジエ
ン、1−プロピル−3−メチルシクロペンタジエン、2
−エチル−5−イソプロピルシクロペンタジエン、2−
メチル−5−フェニルシクロペンタジエン、2−エチル
−3,5−ジメチルシクロペンタジエン、1,2,4−
トリメチルシクロペンタジエン、1,2,3,4−テト
ラメチルシクロペンタジエン、ペンタメチルシクロペン
タジエンなどの置換シクロペンタジエン、インデン、4
−メチルインデン、4,7−ジメチルインデン、4,
5,6,7−テトラハイドロインデンなどの置換インデ
ン、シクロヘプタトリエン、メチルシクロヘプタトリエ
ンなどの置換シクロヘプタトリエン、シクロオクタテト
ラエン、メチルシクロオクタテトラエンなどの置換シク
ロオクタテトラエン、アズレン、メチルアズレン、エチ
ルアズレン、フルオレン、メチルフルオレンなどの置換
フルオレンのような炭素数7〜24のシクロポリエン又
は置換シクロポリエン、モノシクロペンタジエニルシラ
ン、ジシクロペンタジエニルシラン、トリシクロペンタ
ジエニルシラン、テトラシクロペンタジエニルシラン、
モノシクロペンタジエニルモノメチルシラン、モノシク
ロペンタジエニルモノエチルシラン、モノシクロペンタ
ジエニルジメチルシラン、モノシクロペンタジエニルジ
エチルシラン、モノシクロペンタジエニルトリメチルシ
ラン、モノシクロペンタジエニルトリエチルシラン、モ
ノシクロペンタジエニルモノメトキシシラン、モノシク
ロペンタジエニルモノエトキシシラン、モノシクロペン
タジエニルモノフェノキシシラン、モノシクロペンタジ
エニルモノメチルモノクロロシラン、モノシクロペンタ
ジエニルモノエチルモノクロロシラン、モノシクロペン
タジエニルモノメチルジクロロシラン、モノシクロペン
タジエニルモノエチルジクロロシラン、モノシクロペン
タジエニルトリクロロシラン、ジシクロペンタジエニル
モノメチルシラン、ジシクロペンタジエニルモノエチル
シラン、ジシクロペンタジエニルジメチルシラン、ジシ
クロペンタジエニルジエチルシラン、ジシクロペンタジ
エニルメチルエチルシラン、ジシクロペンタジエニルジ
プロピルシラン、ジシクロペンタジエニルエチルプロピ
ルシラン、ジシクロペンタジエニルジフェニルシラン、
ジシクロペンタジエニルフェニルメチルシラン、ジシク
ロペンタジエニルメチルクロロシラン、ジシクロペンタ
ジエニルエチルクロロシラン、ジシクロペンタジエニル
ジクロロシラン、ジシクロペンタジエニルモノメトキシ
シラン、ジシクロペンタジエニルモノエトキシシラン、
ジシクロペンタジエニルモノメトキシモノクロロシラ
ン、ジシクロペンタジエニルモノエトキシモノクロロシ
ラン、トリシクロペンタジエニルモノメチルシラン、ト
リシクロペンタジエニルモノエチルシラン、トリシクロ
ペンタジエニルモノメトキシシラン、トリシクロペンタ
ジエニルモノエトキシシラン、トリシクロペンタジエニ
ルモノクロロシラン、3−メチルシクロペンタジエニル
シラン、ビス3−メチルシクロペンタジエニルシラン、
3−メチルシクロペンタジエニルメチルシラン、1,2
−ジメチルシクロペンタジエニルシラン、1,3−ジメ
チルシクロペンタジエニルシラン、1,2,4−トリメ
チルシクロペンタジエニルシラン、1,2,3,4−テ
トラメチルシクロペンタジエニルシラン、ペンタメチル
シクロペンタジエニルシラン、モノインデニルシラン、
ジインデニルシラン、トリインデニルシラン、テトライ
ンデニルシラン、モノインデニルモノメチルシラン、モ
ノインデニルモノエチルシラン、モノインデニルジメチ
ルシラン、モノインデニルジエチルシラン、モノインデ
ニルトリメチルシラン、モノインデニルトリエチルシラ
ン、モノインデニルモノメトキシシラン、モノインデニ
ルモノエトキシシラン、モノインデニルモノフェノキシ
シラン、モノインデニルモノメチルモノクロロシラン、
モノインデニルモノエチルモノクロロシラン、モノイン
デニルモノメチルジクロロシラン、モノインデニルモノ
エチルジクロロシラン、モノインデニルトリクロロシラ
ン、ジインデニルモノメチルシラン、ジインデニルモノ
エチルシラン、ジインデニルジメチルシラン、ジインデ
ニルジエチルシラン、ジインデニルメチルエチルシラ
ン、ジインデニルジプロピルシラン、ジインデニルエチ
ルプロピルシラン、ジインデニルジフェニルシラン、ジ
インデニルフェニルメチルシラン、ジインデニルメチル
クロロシラン、ジインデニルエチルクロロシラン、ジイ
ンデニルジクロロシラン、ジインデニルモノメトキシシ
ラン、ジインデニルモノエトキシシラン、ジインデニル
モノメトキシモノクロロシラン、ジインデニルモノエト
キシモノクロロシラン、トリインデニルモノメチルシラ
ン、トリインデニルモノエチルシラン、トリインデニル
モノメトキシシラン、トリインデニルモノエトキシシラ
ン、トリインデニルモノクロロシラン、3−メチルイン
デニルシラン、ビス3−メチルインデニルシラン、3−
メチルインデニルメチルシラン、1,2−ジメチルイン
デニルシラン、1,3−ジメチルインデニルシラン、
1,2,4−トリメチルインデニルシラン、1,2,
3,4−テトラメチルインデニルシラン、1,2,3,
4,5−ペンタメチルインデニルシラン等がある。好ま
しくはシクロペンタジエン、置換シクロペンタジエン、
インデン、置換インデンなどが挙げられる。また、上記
した各化合物のいずれかが、アルキレン基(その炭素数
は通常2〜8、好ましくは2〜3)またはアルキリデン
基(その炭素数は通常2〜8,好ましくは2〜3)また
はシリレン基またはアルキルシリレン基(アルキル基の
炭素数は通常2〜8,好ましくは2〜3)を介して結合
した化合物も、本発明の成分(C)として使用すること
ができ、そのような化合物には、例えば、ビスインデニ
ルエタン、エチレンビスシクロペンタジエン、エチレン
ビスプロピルシクロペンタジエン、エチレンビスブチル
シクロペンタジエン、イソプロピリデンビスシクロペン
タジエン、イソプロピリデンビスインデン、イソプロピ
リデンビスプロピルシクロペンタジエン、イソプロピリ
デンビスブチルシクロペンタジエン、ビス(4,5,
6,7−テトラハイドロ−1−インデニル)エタン、
1,3−プロパンジエニルビスインデン、1,3−プロ
パンジエニルビス(4,5,6,7−テトラハイドロ)
インデン、プロピレンビス(1−インデン)、イソプロ
ピレン(1−インデニル)シクロペンタジエン、ジフェ
ニルメチレン(9−フルオレニル)シクロペンタジエ
ン、イソプロピレンシクロペンタジエニル−1−フルオ
レン、ジメチルシリレンビスシクロペンタジエン、ジメ
チルシリレンビスインデン、ジメチルシリレンビスプロ
ピルシクロペンタジエン、ジメチルシリレンビスブチル
シクロペンタジエン、ジフェニルシリレンビスシクロペ
ンタジエン、ジフェニルシリレンビスインデン、ジフェ
ニルシリレンビスプロピルシクロペンタジエン、ジフェ
ニルシリレンビスブチルシクロペンタジエンなどがあ
る。上記の各化合物は、もちろん、2種以上を任意に混
合して本発明の成分(C)として使用可能である。
炭素数1〜10の炭化水素基を示し、その炭化水素基の
任意の2つは共同して環状炭化水素基を形成することが
できる。] 化1の炭化水素基には、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、t−ブチル、ヘキシル、オクチルなどのアルキル
基、フェニルなどのアリール基、メトキシ、エトキシ、
プロポキシなどのアルコキシ基、フェノキシなどのアリ
ールオキシ基、ベンジルなどのアラルキル基が包含され
る。また、化1の炭化水素基の任意の2つが共同して環
状炭化水素基を形成した場合、その骨格としてはシクロ
ヘプタトリエン、アリールおよびそれらの縮合環があ
る。化1で示される環状炭化水素化合物のなかで、好適
なものとしては、シクロペンタジエン、インデン、アズ
レンなどの外、これらに炭素数1〜10のアルキル、ア
リール、アラルキル、アルコキシまたはアリールオキシ
が置換した各誘導体などがある。また、環状炭化水素基
を有する有機ケイ素化合物は、下記の一般式で表示する
ことができる。 (Cp)r SiR10 s X3 4-r-s ここで、Cpはシクロペンタジエニル基、置換シクロペ
ンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基で例
示される前記環状炭化水素基を示し、R10はメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t
−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基など
のアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基などのアルコキシ基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基などのアリール基;フェノキシ基などのアリールオ
キシ基;ベンジル基、フェネチル基、スチリル基、ネオ
フィル基などのアラルキル基で例示されるような、炭素
数1〜24、好ましくは1〜12の炭化水素残基または
水素を示し、R10はn−のみならずiso−,s−,t
−,neo−等の各種構造異性基である場合も包含して
いるものである。X3 はフッ素、ヨウ素、塩素または臭
素のハロゲン原子を示し、r およびs は0<r ≦4、0
≦s ≦3の範囲であり、好ましくは1≦r +s ≦4であ
る。従って、成分(C)として使用可能な有機環状炭化
水素化合物には、次のような化合物が包含される。シク
ロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン、エチルシ
クロペンタジエン、プロピルシクロペンタジエン、イソ
プロピルシクロペンタジエン、ブチルシクロペンタジエ
ン、イソブチルシクロペンタジエン、sec−ブチルシ
クロペンタジエン、t−ブチルシクロペンタジエン、ヘ
キシルシクロペンタジエン、オクチルシクロペンタジエ
ン、1,2−ジメチルシクロペンタジエン、1,3−ジ
メチルシクロペンタジエン、1−メチル−3−エチルシ
クロペンタジエン、1−エチル−3−メチルシクロペン
タジエン、1−メチル−3−プロピルシクロペンタジエ
ン、1−プロピル−3−メチルシクロペンタジエン、2
−エチル−5−イソプロピルシクロペンタジエン、2−
メチル−5−フェニルシクロペンタジエン、2−エチル
−3,5−ジメチルシクロペンタジエン、1,2,4−
トリメチルシクロペンタジエン、1,2,3,4−テト
ラメチルシクロペンタジエン、ペンタメチルシクロペン
タジエンなどの置換シクロペンタジエン、インデン、4
−メチルインデン、4,7−ジメチルインデン、4,
5,6,7−テトラハイドロインデンなどの置換インデ
ン、シクロヘプタトリエン、メチルシクロヘプタトリエ
ンなどの置換シクロヘプタトリエン、シクロオクタテト
ラエン、メチルシクロオクタテトラエンなどの置換シク
ロオクタテトラエン、アズレン、メチルアズレン、エチ
ルアズレン、フルオレン、メチルフルオレンなどの置換
フルオレンのような炭素数7〜24のシクロポリエン又
は置換シクロポリエン、モノシクロペンタジエニルシラ
ン、ジシクロペンタジエニルシラン、トリシクロペンタ
ジエニルシラン、テトラシクロペンタジエニルシラン、
モノシクロペンタジエニルモノメチルシラン、モノシク
ロペンタジエニルモノエチルシラン、モノシクロペンタ
ジエニルジメチルシラン、モノシクロペンタジエニルジ
エチルシラン、モノシクロペンタジエニルトリメチルシ
ラン、モノシクロペンタジエニルトリエチルシラン、モ
ノシクロペンタジエニルモノメトキシシラン、モノシク
ロペンタジエニルモノエトキシシラン、モノシクロペン
タジエニルモノフェノキシシラン、モノシクロペンタジ
エニルモノメチルモノクロロシラン、モノシクロペンタ
ジエニルモノエチルモノクロロシラン、モノシクロペン
タジエニルモノメチルジクロロシラン、モノシクロペン
タジエニルモノエチルジクロロシラン、モノシクロペン
タジエニルトリクロロシラン、ジシクロペンタジエニル
モノメチルシラン、ジシクロペンタジエニルモノエチル
シラン、ジシクロペンタジエニルジメチルシラン、ジシ
クロペンタジエニルジエチルシラン、ジシクロペンタジ
エニルメチルエチルシラン、ジシクロペンタジエニルジ
プロピルシラン、ジシクロペンタジエニルエチルプロピ
ルシラン、ジシクロペンタジエニルジフェニルシラン、
ジシクロペンタジエニルフェニルメチルシラン、ジシク
ロペンタジエニルメチルクロロシラン、ジシクロペンタ
ジエニルエチルクロロシラン、ジシクロペンタジエニル
ジクロロシラン、ジシクロペンタジエニルモノメトキシ
シラン、ジシクロペンタジエニルモノエトキシシラン、
ジシクロペンタジエニルモノメトキシモノクロロシラ
ン、ジシクロペンタジエニルモノエトキシモノクロロシ
ラン、トリシクロペンタジエニルモノメチルシラン、ト
リシクロペンタジエニルモノエチルシラン、トリシクロ
ペンタジエニルモノメトキシシラン、トリシクロペンタ
ジエニルモノエトキシシラン、トリシクロペンタジエニ
ルモノクロロシラン、3−メチルシクロペンタジエニル
シラン、ビス3−メチルシクロペンタジエニルシラン、
3−メチルシクロペンタジエニルメチルシラン、1,2
−ジメチルシクロペンタジエニルシラン、1,3−ジメ
チルシクロペンタジエニルシラン、1,2,4−トリメ
チルシクロペンタジエニルシラン、1,2,3,4−テ
トラメチルシクロペンタジエニルシラン、ペンタメチル
シクロペンタジエニルシラン、モノインデニルシラン、
ジインデニルシラン、トリインデニルシラン、テトライ
ンデニルシラン、モノインデニルモノメチルシラン、モ
ノインデニルモノエチルシラン、モノインデニルジメチ
ルシラン、モノインデニルジエチルシラン、モノインデ
ニルトリメチルシラン、モノインデニルトリエチルシラ
ン、モノインデニルモノメトキシシラン、モノインデニ
ルモノエトキシシラン、モノインデニルモノフェノキシ
シラン、モノインデニルモノメチルモノクロロシラン、
モノインデニルモノエチルモノクロロシラン、モノイン
デニルモノメチルジクロロシラン、モノインデニルモノ
エチルジクロロシラン、モノインデニルトリクロロシラ
ン、ジインデニルモノメチルシラン、ジインデニルモノ
エチルシラン、ジインデニルジメチルシラン、ジインデ
ニルジエチルシラン、ジインデニルメチルエチルシラ
ン、ジインデニルジプロピルシラン、ジインデニルエチ
ルプロピルシラン、ジインデニルジフェニルシラン、ジ
インデニルフェニルメチルシラン、ジインデニルメチル
クロロシラン、ジインデニルエチルクロロシラン、ジイ
ンデニルジクロロシラン、ジインデニルモノメトキシシ
ラン、ジインデニルモノエトキシシラン、ジインデニル
モノメトキシモノクロロシラン、ジインデニルモノエト
キシモノクロロシラン、トリインデニルモノメチルシラ
ン、トリインデニルモノエチルシラン、トリインデニル
モノメトキシシラン、トリインデニルモノエトキシシラ
ン、トリインデニルモノクロロシラン、3−メチルイン
デニルシラン、ビス3−メチルインデニルシラン、3−
メチルインデニルメチルシラン、1,2−ジメチルイン
デニルシラン、1,3−ジメチルインデニルシラン、
1,2,4−トリメチルインデニルシラン、1,2,
3,4−テトラメチルインデニルシラン、1,2,3,
4,5−ペンタメチルインデニルシラン等がある。好ま
しくはシクロペンタジエン、置換シクロペンタジエン、
インデン、置換インデンなどが挙げられる。また、上記
した各化合物のいずれかが、アルキレン基(その炭素数
は通常2〜8、好ましくは2〜3)またはアルキリデン
基(その炭素数は通常2〜8,好ましくは2〜3)また
はシリレン基またはアルキルシリレン基(アルキル基の
炭素数は通常2〜8,好ましくは2〜3)を介して結合
した化合物も、本発明の成分(C)として使用すること
ができ、そのような化合物には、例えば、ビスインデニ
ルエタン、エチレンビスシクロペンタジエン、エチレン
ビスプロピルシクロペンタジエン、エチレンビスブチル
シクロペンタジエン、イソプロピリデンビスシクロペン
タジエン、イソプロピリデンビスインデン、イソプロピ
リデンビスプロピルシクロペンタジエン、イソプロピリ
デンビスブチルシクロペンタジエン、ビス(4,5,
6,7−テトラハイドロ−1−インデニル)エタン、
1,3−プロパンジエニルビスインデン、1,3−プロ
パンジエニルビス(4,5,6,7−テトラハイドロ)
インデン、プロピレンビス(1−インデン)、イソプロ
ピレン(1−インデニル)シクロペンタジエン、ジフェ
ニルメチレン(9−フルオレニル)シクロペンタジエ
ン、イソプロピレンシクロペンタジエニル−1−フルオ
レン、ジメチルシリレンビスシクロペンタジエン、ジメ
チルシリレンビスインデン、ジメチルシリレンビスプロ
ピルシクロペンタジエン、ジメチルシリレンビスブチル
シクロペンタジエン、ジフェニルシリレンビスシクロペ
ンタジエン、ジフェニルシリレンビスインデン、ジフェ
ニルシリレンビスプロピルシクロペンタジエン、ジフェ
ニルシリレンビスブチルシクロペンタジエンなどがあ
る。上記の各化合物は、もちろん、2種以上を任意に混
合して本発明の成分(C)として使用可能である。
【0008】成分(D)の変性有機アルミニウム化合物
は、分子中に1〜100個、好ましくは1〜50個のA
l−O−Al結合を有している。このような変性機アル
ミニウム化合物は通常、有機アルミニウム化合物と水と
を不活性炭化水素溶媒中で反応させた反応生成物であ
る。この場合の不活性炭化水素溶媒としては、脂肪族炭
化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等)、
脂環族炭化水素(例えば、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン等)および芳香族炭化水素(例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等)が使用できるが、脂肪族炭
化水素又は芳香族炭化水素を使用することが好ましい。
変性有機アルミニウム化合物の調製に用いる有機アルミ
ニウム化合物は、 一般式 RnAlX3-n (式中、Rは炭素数1〜18、好ましくは1〜12のア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基等
の炭化水素基、Xは水素原子又はハロゲン原子を示し、
n は1≦n ≦3の整数を示す)で表される化合物がいず
れも使用可能であるが、好ましくはトリアルキルアルミ
ニウムが使用される。トリアルキルアルミニウムのアル
キル基は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基等のいずれで
も差し支えないが、メチル基であることが特に好まし
い。水と有機アルミニウム化合物との反応比(水/Al
モル比)は、0.25/1〜1.2/1、 特に、0.5/1 〜1/1 であ
ることが好ましく、反応温度は通常-70 〜100 ℃、好ま
しくは-20 〜20℃の範囲にある。反応時間は通常5分〜
24時間、好ましくは10分〜5時間の範囲で選ばれ
る。反応に要する水としては所謂水が使用できる外、硫
酸銅水和物、硫酸アルミニウム水和物等に含まれる結晶
水を利用することもできる。なお、上記した変性有機ア
ルミニウム化合物のうち、アルキルアルミニウムと水と
を反応させて得られるものは、通常アルミノキサンと呼
ばれ、特にメチルアルミノキサン(もしくはメチルアル
ミノキサンから実質的になるもの)は、本発明の成分
(D)として好適である。もちろん、本発明の成分
(D)として、上記した各変性有機アルミニウム化合物
の2種以上を組み合わせて使用することもでき、また前
記変性有機アルミニウム化合物を前述の不活性炭化水素
溶媒に溶液または分散させた溶液としたものを用いても
良い。
は、分子中に1〜100個、好ましくは1〜50個のA
l−O−Al結合を有している。このような変性機アル
ミニウム化合物は通常、有機アルミニウム化合物と水と
を不活性炭化水素溶媒中で反応させた反応生成物であ
る。この場合の不活性炭化水素溶媒としては、脂肪族炭
化水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等)、
脂環族炭化水素(例えば、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン等)および芳香族炭化水素(例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等)が使用できるが、脂肪族炭
化水素又は芳香族炭化水素を使用することが好ましい。
変性有機アルミニウム化合物の調製に用いる有機アルミ
ニウム化合物は、 一般式 RnAlX3-n (式中、Rは炭素数1〜18、好ましくは1〜12のア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基等
の炭化水素基、Xは水素原子又はハロゲン原子を示し、
n は1≦n ≦3の整数を示す)で表される化合物がいず
れも使用可能であるが、好ましくはトリアルキルアルミ
ニウムが使用される。トリアルキルアルミニウムのアル
キル基は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基等のいずれで
も差し支えないが、メチル基であることが特に好まし
い。水と有機アルミニウム化合物との反応比(水/Al
モル比)は、0.25/1〜1.2/1、 特に、0.5/1 〜1/1 であ
ることが好ましく、反応温度は通常-70 〜100 ℃、好ま
しくは-20 〜20℃の範囲にある。反応時間は通常5分〜
24時間、好ましくは10分〜5時間の範囲で選ばれ
る。反応に要する水としては所謂水が使用できる外、硫
酸銅水和物、硫酸アルミニウム水和物等に含まれる結晶
水を利用することもできる。なお、上記した変性有機ア
ルミニウム化合物のうち、アルキルアルミニウムと水と
を反応させて得られるものは、通常アルミノキサンと呼
ばれ、特にメチルアルミノキサン(もしくはメチルアル
ミノキサンから実質的になるもの)は、本発明の成分
(D)として好適である。もちろん、本発明の成分
(D)として、上記した各変性有機アルミニウム化合物
の2種以上を組み合わせて使用することもでき、また前
記変性有機アルミニウム化合物を前述の不活性炭化水素
溶媒に溶液または分散させた溶液としたものを用いても
良い。
【0009】成分(E)は周期律表第IV〜VIII族の遷移
金属の、酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩、酢酸塩、アル
コキシド(好ましくは炭素数1〜24、更に好ましくは
1〜12のアルコキシ基を有するもの)、アセチルアセ
トナート、メタロセン(シクロペンタジエニル基(配位
子)または置換シクロペンタジエニル基(配位子)を有す
るもの)、水素錯体、アルキル錯体(好ましくは炭素数
1〜24、更に好ましくは1〜12のアルキル基(配位
子)を有するもの)、ホスフィン錯体、シアノ錯体、ピ
リジル錯体、カルボニル錯体の中から選ばれる化合物で
ある。もちろん、当該遷移金属化合物において、1種の
単独化合物でも2種以上の遷移金属からなる複合化合物
でもよく、また、いわゆるアルコキシ・カルボニル錯体
やホスフィン・水素錯体、カルボニル・シクロペンタジ
エニル錯体などのような2種以上の基(配位子)を有する
化合物でもよい。成分(E)として好適に用いられるも
のとしては、具体的には酸化ルテニウム、ビスシクロペ
ンタジエニルチタニウムジクロリド、ビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジメチル、ビスシクロペンタジエニ
ルチタニウムジベンジル、ビスシクロペンタジエニルジ
ルコニウムジクロリド、ビスシクロペンタジエニルジル
コニウムジメチル、ビスシクロペンタジエニルジルコニ
ウムジベンジルなどに代表される一般式RpMX4-pおよ
び/またはR2MX'で表されるメタロセン化合物(式
中,Mは周期律表IVa族の遷移金属を示し,Rはシク
ロペンタジエニル基,置換シクロペンタジエニル基,イ
ンデニル基,置換インデニル基,フルオレニル基,置換
フルオレニル基を示し,R1同士は炭素数2〜18の炭
化水素基及び/又はシリレン基を介し結合していてもよ
く,また、該置換シクロペンタジエニル基,置換インデ
ニル基および置換フルオレニル基はその5員環部分に少
なくとも一つの水素原子が直接結合しており、Xはハロ
ゲン原子,水素原子または炭素数1〜24の炭化水素残
基を示し,pは1≦p≦4を満たす数を示し,X'は炭
素数1〜20のアルキリデン基を示す)や、Ti(Oi
−C3H7)4、Ti(Oi−C4H9)4、Zr(Ot−C
4H9)4、Zr(On−C4H9)4、Zr(On−C
4H9)4、Co(Oi−C3H7)3、Co(On−C
3H7)3、Co(Oi−C4H9)3、Co(Ot−C
4H9)3、Co(On−C4H9)3、Co(On−C8H
17)3などに代表されるM’(OR)z(式中,M’は周期
律表IV〜VIII族の遷移金属元素、Rは炭素数1〜24、
好ましくは1〜12のアルキル基、zはM’の価数を示
す)、Cr(acac*)3[*acac=アセチルアセ
トネート(以下同様)]、MoO2(acac)2、Mn
(acac)3、Mn(acac)2、Fe(acac)
3、Co(acac)3、Co(acac)3、Ru(a
cac)3、VO(OC2H5)3、VO(On-C
4H9)3、Co{(C6H5)3P}2Cl2、Ni(aca
c)2、Ni{(n−C4H9)3P}2Cl2、Pd{(n
−C4H9)3P}2Cl2、クロロトリス(トリフェニル
ホスフィン)ロジウム、ヒドリドカルボニルトリス(ト
リフェニルホスフィン)ロジウム、酢酸ロジウム、酢酸
ルテニウム、クロロヒドリドトリス(トリフェニルホス
フィン)ルテニウム、カルボキシラトヒドリドトリス
(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、ヒドリドカル
ボニルトリス(トリフェニルホスフィン)イリジウム、
トリヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)コバル
ト、クロロカルボニルビス(トリフェニルホスフィン)
イリジウム、ペンタシアノコバルト(II)錯体、トリシ
アノビピリジンコバルト(II)錯体、ビス(ジメチルグ
リオキシマト)コバルト(II)錯体、第三有機ホスフィ
ン−コバルトカルボニル錯体、アレン−トリカルボニル
クロム錯体、ビス(トリカルボニルシクロペンタジエニ
ルクロム)、ペンタカルボニル鉄錯体などを挙げること
ができる。もちろん、これらの化合物を2種以上混合し
て使用することができる。成分(E)は飽和炭化水素、
不飽和炭化水素、芳香族炭化水素、エーテル、エステ
ル、アルコール、アミド、スルホキシド、酸、ケトンな
ど該金属化合物を溶解する溶媒に溶かして均一系溶液と
して使用しても良い。
金属の、酸化物、ハロゲン化物、炭酸塩、酢酸塩、アル
コキシド(好ましくは炭素数1〜24、更に好ましくは
1〜12のアルコキシ基を有するもの)、アセチルアセ
トナート、メタロセン(シクロペンタジエニル基(配位
子)または置換シクロペンタジエニル基(配位子)を有す
るもの)、水素錯体、アルキル錯体(好ましくは炭素数
1〜24、更に好ましくは1〜12のアルキル基(配位
子)を有するもの)、ホスフィン錯体、シアノ錯体、ピ
リジル錯体、カルボニル錯体の中から選ばれる化合物で
ある。もちろん、当該遷移金属化合物において、1種の
単独化合物でも2種以上の遷移金属からなる複合化合物
でもよく、また、いわゆるアルコキシ・カルボニル錯体
やホスフィン・水素錯体、カルボニル・シクロペンタジ
エニル錯体などのような2種以上の基(配位子)を有する
化合物でもよい。成分(E)として好適に用いられるも
のとしては、具体的には酸化ルテニウム、ビスシクロペ
ンタジエニルチタニウムジクロリド、ビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジメチル、ビスシクロペンタジエニ
ルチタニウムジベンジル、ビスシクロペンタジエニルジ
ルコニウムジクロリド、ビスシクロペンタジエニルジル
コニウムジメチル、ビスシクロペンタジエニルジルコニ
ウムジベンジルなどに代表される一般式RpMX4-pおよ
び/またはR2MX'で表されるメタロセン化合物(式
中,Mは周期律表IVa族の遷移金属を示し,Rはシク
ロペンタジエニル基,置換シクロペンタジエニル基,イ
ンデニル基,置換インデニル基,フルオレニル基,置換
フルオレニル基を示し,R1同士は炭素数2〜18の炭
化水素基及び/又はシリレン基を介し結合していてもよ
く,また、該置換シクロペンタジエニル基,置換インデ
ニル基および置換フルオレニル基はその5員環部分に少
なくとも一つの水素原子が直接結合しており、Xはハロ
ゲン原子,水素原子または炭素数1〜24の炭化水素残
基を示し,pは1≦p≦4を満たす数を示し,X'は炭
素数1〜20のアルキリデン基を示す)や、Ti(Oi
−C3H7)4、Ti(Oi−C4H9)4、Zr(Ot−C
4H9)4、Zr(On−C4H9)4、Zr(On−C
4H9)4、Co(Oi−C3H7)3、Co(On−C
3H7)3、Co(Oi−C4H9)3、Co(Ot−C
4H9)3、Co(On−C4H9)3、Co(On−C8H
17)3などに代表されるM’(OR)z(式中,M’は周期
律表IV〜VIII族の遷移金属元素、Rは炭素数1〜24、
好ましくは1〜12のアルキル基、zはM’の価数を示
す)、Cr(acac*)3[*acac=アセチルアセ
トネート(以下同様)]、MoO2(acac)2、Mn
(acac)3、Mn(acac)2、Fe(acac)
3、Co(acac)3、Co(acac)3、Ru(a
cac)3、VO(OC2H5)3、VO(On-C
4H9)3、Co{(C6H5)3P}2Cl2、Ni(aca
c)2、Ni{(n−C4H9)3P}2Cl2、Pd{(n
−C4H9)3P}2Cl2、クロロトリス(トリフェニル
ホスフィン)ロジウム、ヒドリドカルボニルトリス(ト
リフェニルホスフィン)ロジウム、酢酸ロジウム、酢酸
ルテニウム、クロロヒドリドトリス(トリフェニルホス
フィン)ルテニウム、カルボキシラトヒドリドトリス
(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、ヒドリドカル
ボニルトリス(トリフェニルホスフィン)イリジウム、
トリヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)コバル
ト、クロロカルボニルビス(トリフェニルホスフィン)
イリジウム、ペンタシアノコバルト(II)錯体、トリシ
アノビピリジンコバルト(II)錯体、ビス(ジメチルグ
リオキシマト)コバルト(II)錯体、第三有機ホスフィ
ン−コバルトカルボニル錯体、アレン−トリカルボニル
クロム錯体、ビス(トリカルボニルシクロペンタジエニ
ルクロム)、ペンタカルボニル鉄錯体などを挙げること
ができる。もちろん、これらの化合物を2種以上混合し
て使用することができる。成分(E)は飽和炭化水素、
不飽和炭化水素、芳香族炭化水素、エーテル、エステ
ル、アルコール、アミド、スルホキシド、酸、ケトンな
ど該金属化合物を溶解する溶媒に溶かして均一系溶液と
して使用しても良い。
【0010】成分(B’)は下記の一般式で表される化
合物である。 一般式 一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-n 式中、Me'は周期律表第I〜III族元素のいずれか
を示し、これにはリチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、亜鉛、ホウ素、アルミニウム
などが包含され、特にIII族が望ましい。R'、R"は炭
素数1〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましくは
1〜8の炭化水素基を示し、これにはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィ
ル基などのアラルキル基などが包含される。これらは分
岐があってもよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素又は臭
素のハロゲン原子または水素原子を示す。但し、X2 が
水素原子の場合、Me’ はホウ素、アルミニウムなど
で例示される周期律表第III族元素である。z はM
e’ の価数を示し、m 及びn は0≦m≦z 、0≦n ≦z
、0<m +n ≦z の関係にある。また成分(B’)は
具体的には前記した成分(B)と例示された化合物と同
様の化合物が使用できるが、特にトリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムなどのトリアルキルア
ルミニウム、ジエチル亜鉛などのジアルキル亜鉛、n−
ブチルリチウムなどのアルキルリチウム、ブチルマグネ
シウムクロリド等のアルキルマグネシウムハライドなど
が好ましく使用できる。
合物である。 一般式 一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-n 式中、Me'は周期律表第I〜III族元素のいずれか
を示し、これにはリチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、亜鉛、ホウ素、アルミニウム
などが包含され、特にIII族が望ましい。R'、R"は炭
素数1〜24、好ましくは1〜12、さらに好ましくは
1〜8の炭化水素基を示し、これにはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基、シクロヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、フェニルプロピル基、ネオフィ
ル基などのアラルキル基などが包含される。これらは分
岐があってもよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素又は臭
素のハロゲン原子または水素原子を示す。但し、X2 が
水素原子の場合、Me’ はホウ素、アルミニウムなど
で例示される周期律表第III族元素である。z はM
e’ の価数を示し、m 及びn は0≦m≦z 、0≦n ≦z
、0<m +n ≦z の関係にある。また成分(B’)は
具体的には前記した成分(B)と例示された化合物と同
様の化合物が使用できるが、特にトリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムなどのトリアルキルア
ルミニウム、ジエチル亜鉛などのジアルキル亜鉛、n−
ブチルリチウムなどのアルキルリチウム、ブチルマグネ
シウムクロリド等のアルキルマグネシウムハライドなど
が好ましく使用できる。
【0011】成分(F)としてはチタン、ジルコニウ
ム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロ
ム、モリブデン、タングステン、マンガン、テクネチウ
ム、レニウム、鉄、ルテニウム、オスミウム、コバル
ト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、白
金などが包含される。もちろん、成分(3)と接触させ
る場合は成分(F)は金属でもよいし、接触後金属とな
りうる前駆体の形で使用してもよい。
ム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロ
ム、モリブデン、タングステン、マンガン、テクネチウ
ム、レニウム、鉄、ルテニウム、オスミウム、コバル
ト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、白
金などが包含される。もちろん、成分(3)と接触させ
る場合は成分(F)は金属でもよいし、接触後金属とな
りうる前駆体の形で使用してもよい。
【0012】成分(2)として使用可能な化合物または
該化合物の組み合わせの好適な具体例を挙げれば、コロ
イド白金、白金ブラック、コロイドパラジウム、パラジ
ウムブラック、還元ニッケル、ラネーニッケル、還元コ
バルト、ラネーコバルト、ロジウム、ロジウム、ルテニ
ウム、酸化ルテニウム、ビスシクロペンタジエニルチタ
ニウムジクロリド−n-ブチルリチウム、ビスシクロペ
ンタジエニルチタニウムジクロリド−ジエチル亜鉛、ビ
スシクロペンタジエニルチタニウムジクロリド−ジエチ
ルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニルチタニウム
ジクロリド−エチルマグネシウムクロリド、ビスシクロ
ペンタジエニルチタニウムジクロリド−トリエチルアル
ミニウム、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジクロ
リド−トリイソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジメチル−n-ブチルリチウム、ビ
スシクロペンタジエニルチタニウムジメチル−ジエチル
亜鉛、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジメチル−
ジエチルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニルチタ
ニウムジメチル−エチルマグネシウムクロリド、ビスシ
クロペンタジエニルチタニウムジメチル−トリエチルア
ルミニウム、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジメ
チル−トリイソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジベンジル−n-ブチルリチウム、
ビスシクロペンタジエニルチタニウムジベンジル−ジエ
チル亜鉛、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジベン
ジル−ジエチルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニ
ルチタニウムジベンジル−エチルマゲネシウムクロリ
ド、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジベンジル−
トリエチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニルチ
タニウムジベンジル−トリイソブチルアルミニウム、ビ
スシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−n-
ブチルリチウム、ビスシクロペンタジエニルジルコニウ
ムジクロリド−ジエチル亜鉛、ビスシクロペンタジエニ
ルジルコニウムジクロリド−ジエチルマグネシウム、ビ
スシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−エチ
ルマグネシウムクロリド、ビスシクロペンタジエニルジ
ルコニウムジクロリド−トリイソブチルアルミニウム、
ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−ト
リイソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニル
ジルコニウムジメチル−n-ブチルリチウム、ビスシク
ロペンタジエニルジルコニウムジメチル−ジエチル亜
鉛、ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジメチル−
ジエチルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニルジル
コニウムジメチル−エチルマグネシウムクロリド、ビス
シクロペンタジエニルジルコニウムジメチル−トリイソ
ブチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニルジルコ
ニウムジメチル−トリイソブチルアルミニウム、ビスシ
クロペンタジエニルジルコニウムジベンジル−n-ブチ
ルリチウム、ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジ
ベンジル−ジエチル亜鉛、ビスシクロペンタジエニルジ
ルコニウムジベンジル−ジエチルマグネシウム、ビスシ
クロペンタジエニルジルコニウムジベンジル−エチルマ
ゲネシウムクロリド、ビスシクロペンタジエニルジルコ
ニウムジベンジル−トリエチルアルミニウム、ビスシク
ロペンタジエニルジルコニウムジベンジル−トリイソブ
チルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリエチ
ルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリイソブ
チルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−n-ブチル
リチウム、Ti(On−C3H7)4−トリエチルアルミ
ニウム、Ti(On−C3H7)4−トリイソブチルアル
ミニウム、Ti(On−C3H7)4−n-ブチルリチウ
ム、Ti(Oi−C4H9)4−トリエチルアルミニウ
ム、Ti(Oi−C4H9)4−トリイソブチルアルミニ
ウム、Ti(Oi−C4H9)4−n-ブチルリチウム、T
i(Ot−C4H9)4−トリエチルアルミニウム、Ti
(Ot−C4H9)4−トリイソブチルアルミニウム、T
i(Ot−C4H9)4−n-ブチルリチウム、Ti(On
−C4H9)4−トリエチルアルミニウム、Ti(On−
C4H9)4−トリイソブチルアルミニウム、Ti(On
−C4H9)4−n-ブチルリチウム、Zr(Oi−C
3H7)4−トリエチルアルミニウム、Zr(Oi−C3H
7)4−トリイソブチルアルミニウム、Zr(Oi−C3
H7)4−n-ブチルリチウム、Zr(On−C3H7)4−
トリエチルアルミニウム、Zr(On−C3H7)4−ト
リイソブチルアルミニウム、Zr(On−C3H7)4−
n-ブチルリチウム、Zr(Oi−C4H9)4−トリエチ
ルアルミニウム、Zr(Oi−C4H9)4−トリイソブ
チルアルミニウム、Zr(Oi−C4H9)4−n-ブチル
リチウム、Zr(Ot−C4H9)4−トリエチルアルミ
ニウム、Zr(Ot−C4H9)4−トリイソブチルアル
ミニウム、Zr(Ot−C4H9)4−n-ブチルリチウ
ム、Zr(On−C4H9)4−トリエチルアルミニウ
ム、Zr(On−C4H9)4−トリイソブチルアルミニ
ウム、Zr(On−C4H9)4−n-ブチルリチウム、V
O(OC2H5)3−トリエチルアルミニウム、VO(O
C2H5)3−トリイソブチルアルミニウム、VO(OC2
H5)3−ジイソブチルアルミニウムハイドライド、VO
(On-C4H9)3−トリエチルアルミニウム、VO(O
n-C4H9)3−トリイソブチルアルミニウム、VO(O
n-C4H9)3−ジイソブチルアルミニウムハイドライ
ド、Co(Oi−C3H7)3−トリエチルアルミニウ
ム、Co(Oi−C3H7)3−トリイソブチルアルミニ
ウム、Co(Oi−C3H7)3−n-ブチルリチウム、C
o(On−C3H7)3−トリエチルアルミニウム、Co
(On−C3H7)3−トリイソブチルアルミニウム、C
o(On−C3H7)3−n-ブチルリチウム、Co(Oi
−C4H9)3−トリエチルアルミニウム、Co(Oi−
C4H9)3−トリイソブチルアルミニウム、Co(Oi
−C4H9)3−n-ブチルリチウム、Co(Ot−C
4H9)3−トリエチルアルミニウム、Co(Ot−C4H
9)3−トリイソブチルアルミニウム、Co(Ot−C4
H9)3−n-ブチルリチウム、Co(On−C4H9)3−
トリエチルアルミニウム、Co(On−C4H9)3−ト
リイソブチルアルミニウム、Co(On−C4H9)3−
n-ブチルリチウム、Co(On−C8H17)3−トリエ
チルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−トリイソ
ブチルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−n-ブ
チルリチウム、Cr(acac*)3−トリエチルアルミ
ニウム、Cr(acac)3−トリイソブチルアルミニ
ウム、* acac=アセチルアセトネート MoO2(acac)2−トリエチルアルミニウム、Mo
O2(acac)2−トリイソブチルアルミニウム、Mn
(acac)3−トリエチルアルミニウム、Mn(ac
ac)3−トリイソブチルアルミニウム、Mn(aca
c)2−トリエチルアルミニウム、Mn(acac)2−
トリイソブチルアルミニウム、Fe(acac)3−ト
リエチルアルミニウム、Fe(acac)3−トリイソ
ブチルアルミニウム、Co(acac)3−トリエチル
アルミニウム、Co(acac)3−トリイソブチルア
ルミニウム、Co(acac)3−n-ブチルリチウム、
Ru(acac)3−トリエチルアルミニウム、Ru
(acac)3−トリイソブチルアルミニウム、Co
{(C6H5)3P}2Cl2−トリエチルアルミニウム、
Co{(C6H5)3P}2Cl2−トリイソブチルアルミ
ニウム、Ni(acac)2−トリエチルアルミニウ
ム、Ni(acac)2−トリイソブチルアルミニウ
ム、Ni{(n−C4H9)3P}2Cl2−トリエチルア
ルミニウム、Ni{(n−C4H9)3P}2Cl2−トリ
イソブチルアルミニウム、Pd{(n−C4H9)3P}2
Cl2−トリエチルアルミニウム、Pd{(n−C
4H9)3P}2Cl2−トリイソブチルアルミニウム、ク
ロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム、ヒド
リドカルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジ
ウム、酢酸ロジウム、酢酸ルテニウム、クロロヒドリド
トリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、カルビ
キシラトヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)ル
テニウム、ヒドリドカルボニルトリス(トリフェニルホ
スフィン)イリジウム、トリヒドリドトリス(トリフェ
ニルホスフィン)コバルト、クロロカルボニルビス(ト
リフェニルホスフィン)イリジウム、ペンタシアノコバ
ルト(II)錯体、トリシアノビピリジンコバルト(II)
錯体、ビス(ジメチルグリオキシマト)コバルト(II)
錯体、コバルトカルボニル錯体、アレントリカルボニル
クロム錯体、ビス(トリカルボニルシクロペンタジエニ
ルクロム)、ペンタカルボニル鉄錯体などを挙げること
ができる。上記の各化合物または該化合物の組み合わせ
としては2種以上を混合して使用することができる。上
記の化合物または該化合物の組み合わせのなかにあっ
て、成分(2)として好ましい化合物または該化合物の
組み合わせは、パラジウムブラック、ラネーニッケル、
ビスシクロペンタジエニルチタニウムジクロリド−トリ
イソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニルチ
タニウムジメチル−トリイソブチルアルミニウム、ビス
シクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−トリイ
ソブチルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリ
エチルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリイ
ソブチルアルミニウム、Ti(On−C4H9)4−トリ
エチルアルミニウム、Ti(On−C4H9)4−トリイ
ソブチルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−トリ
エチルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−トリイ
ソブチルアルミニウム、Co(acac)3−トリエチ
ルアルミニウム、Co(acac)3−トリイソブチル
アルミニウム、Ni(acac)2−トリエチルアルミ
ニウム、Ni(acac)2−トリイソブチルアルミニ
ウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウ
ム、などである。
該化合物の組み合わせの好適な具体例を挙げれば、コロ
イド白金、白金ブラック、コロイドパラジウム、パラジ
ウムブラック、還元ニッケル、ラネーニッケル、還元コ
バルト、ラネーコバルト、ロジウム、ロジウム、ルテニ
ウム、酸化ルテニウム、ビスシクロペンタジエニルチタ
ニウムジクロリド−n-ブチルリチウム、ビスシクロペ
ンタジエニルチタニウムジクロリド−ジエチル亜鉛、ビ
スシクロペンタジエニルチタニウムジクロリド−ジエチ
ルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニルチタニウム
ジクロリド−エチルマグネシウムクロリド、ビスシクロ
ペンタジエニルチタニウムジクロリド−トリエチルアル
ミニウム、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジクロ
リド−トリイソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジメチル−n-ブチルリチウム、ビ
スシクロペンタジエニルチタニウムジメチル−ジエチル
亜鉛、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジメチル−
ジエチルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニルチタ
ニウムジメチル−エチルマグネシウムクロリド、ビスシ
クロペンタジエニルチタニウムジメチル−トリエチルア
ルミニウム、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジメ
チル−トリイソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジベンジル−n-ブチルリチウム、
ビスシクロペンタジエニルチタニウムジベンジル−ジエ
チル亜鉛、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジベン
ジル−ジエチルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニ
ルチタニウムジベンジル−エチルマゲネシウムクロリ
ド、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジベンジル−
トリエチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニルチ
タニウムジベンジル−トリイソブチルアルミニウム、ビ
スシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−n-
ブチルリチウム、ビスシクロペンタジエニルジルコニウ
ムジクロリド−ジエチル亜鉛、ビスシクロペンタジエニ
ルジルコニウムジクロリド−ジエチルマグネシウム、ビ
スシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−エチ
ルマグネシウムクロリド、ビスシクロペンタジエニルジ
ルコニウムジクロリド−トリイソブチルアルミニウム、
ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−ト
リイソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニル
ジルコニウムジメチル−n-ブチルリチウム、ビスシク
ロペンタジエニルジルコニウムジメチル−ジエチル亜
鉛、ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジメチル−
ジエチルマグネシウム、ビスシクロペンタジエニルジル
コニウムジメチル−エチルマグネシウムクロリド、ビス
シクロペンタジエニルジルコニウムジメチル−トリイソ
ブチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニルジルコ
ニウムジメチル−トリイソブチルアルミニウム、ビスシ
クロペンタジエニルジルコニウムジベンジル−n-ブチ
ルリチウム、ビスシクロペンタジエニルジルコニウムジ
ベンジル−ジエチル亜鉛、ビスシクロペンタジエニルジ
ルコニウムジベンジル−ジエチルマグネシウム、ビスシ
クロペンタジエニルジルコニウムジベンジル−エチルマ
ゲネシウムクロリド、ビスシクロペンタジエニルジルコ
ニウムジベンジル−トリエチルアルミニウム、ビスシク
ロペンタジエニルジルコニウムジベンジル−トリイソブ
チルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリエチ
ルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリイソブ
チルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−n-ブチル
リチウム、Ti(On−C3H7)4−トリエチルアルミ
ニウム、Ti(On−C3H7)4−トリイソブチルアル
ミニウム、Ti(On−C3H7)4−n-ブチルリチウ
ム、Ti(Oi−C4H9)4−トリエチルアルミニウ
ム、Ti(Oi−C4H9)4−トリイソブチルアルミニ
ウム、Ti(Oi−C4H9)4−n-ブチルリチウム、T
i(Ot−C4H9)4−トリエチルアルミニウム、Ti
(Ot−C4H9)4−トリイソブチルアルミニウム、T
i(Ot−C4H9)4−n-ブチルリチウム、Ti(On
−C4H9)4−トリエチルアルミニウム、Ti(On−
C4H9)4−トリイソブチルアルミニウム、Ti(On
−C4H9)4−n-ブチルリチウム、Zr(Oi−C
3H7)4−トリエチルアルミニウム、Zr(Oi−C3H
7)4−トリイソブチルアルミニウム、Zr(Oi−C3
H7)4−n-ブチルリチウム、Zr(On−C3H7)4−
トリエチルアルミニウム、Zr(On−C3H7)4−ト
リイソブチルアルミニウム、Zr(On−C3H7)4−
n-ブチルリチウム、Zr(Oi−C4H9)4−トリエチ
ルアルミニウム、Zr(Oi−C4H9)4−トリイソブ
チルアルミニウム、Zr(Oi−C4H9)4−n-ブチル
リチウム、Zr(Ot−C4H9)4−トリエチルアルミ
ニウム、Zr(Ot−C4H9)4−トリイソブチルアル
ミニウム、Zr(Ot−C4H9)4−n-ブチルリチウ
ム、Zr(On−C4H9)4−トリエチルアルミニウ
ム、Zr(On−C4H9)4−トリイソブチルアルミニ
ウム、Zr(On−C4H9)4−n-ブチルリチウム、V
O(OC2H5)3−トリエチルアルミニウム、VO(O
C2H5)3−トリイソブチルアルミニウム、VO(OC2
H5)3−ジイソブチルアルミニウムハイドライド、VO
(On-C4H9)3−トリエチルアルミニウム、VO(O
n-C4H9)3−トリイソブチルアルミニウム、VO(O
n-C4H9)3−ジイソブチルアルミニウムハイドライ
ド、Co(Oi−C3H7)3−トリエチルアルミニウ
ム、Co(Oi−C3H7)3−トリイソブチルアルミニ
ウム、Co(Oi−C3H7)3−n-ブチルリチウム、C
o(On−C3H7)3−トリエチルアルミニウム、Co
(On−C3H7)3−トリイソブチルアルミニウム、C
o(On−C3H7)3−n-ブチルリチウム、Co(Oi
−C4H9)3−トリエチルアルミニウム、Co(Oi−
C4H9)3−トリイソブチルアルミニウム、Co(Oi
−C4H9)3−n-ブチルリチウム、Co(Ot−C
4H9)3−トリエチルアルミニウム、Co(Ot−C4H
9)3−トリイソブチルアルミニウム、Co(Ot−C4
H9)3−n-ブチルリチウム、Co(On−C4H9)3−
トリエチルアルミニウム、Co(On−C4H9)3−ト
リイソブチルアルミニウム、Co(On−C4H9)3−
n-ブチルリチウム、Co(On−C8H17)3−トリエ
チルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−トリイソ
ブチルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−n-ブ
チルリチウム、Cr(acac*)3−トリエチルアルミ
ニウム、Cr(acac)3−トリイソブチルアルミニ
ウム、* acac=アセチルアセトネート MoO2(acac)2−トリエチルアルミニウム、Mo
O2(acac)2−トリイソブチルアルミニウム、Mn
(acac)3−トリエチルアルミニウム、Mn(ac
ac)3−トリイソブチルアルミニウム、Mn(aca
c)2−トリエチルアルミニウム、Mn(acac)2−
トリイソブチルアルミニウム、Fe(acac)3−ト
リエチルアルミニウム、Fe(acac)3−トリイソ
ブチルアルミニウム、Co(acac)3−トリエチル
アルミニウム、Co(acac)3−トリイソブチルア
ルミニウム、Co(acac)3−n-ブチルリチウム、
Ru(acac)3−トリエチルアルミニウム、Ru
(acac)3−トリイソブチルアルミニウム、Co
{(C6H5)3P}2Cl2−トリエチルアルミニウム、
Co{(C6H5)3P}2Cl2−トリイソブチルアルミ
ニウム、Ni(acac)2−トリエチルアルミニウ
ム、Ni(acac)2−トリイソブチルアルミニウ
ム、Ni{(n−C4H9)3P}2Cl2−トリエチルア
ルミニウム、Ni{(n−C4H9)3P}2Cl2−トリ
イソブチルアルミニウム、Pd{(n−C4H9)3P}2
Cl2−トリエチルアルミニウム、Pd{(n−C
4H9)3P}2Cl2−トリイソブチルアルミニウム、ク
ロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム、ヒド
リドカルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジ
ウム、酢酸ロジウム、酢酸ルテニウム、クロロヒドリド
トリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウム、カルビ
キシラトヒドリドトリス(トリフェニルホスフィン)ル
テニウム、ヒドリドカルボニルトリス(トリフェニルホ
スフィン)イリジウム、トリヒドリドトリス(トリフェ
ニルホスフィン)コバルト、クロロカルボニルビス(ト
リフェニルホスフィン)イリジウム、ペンタシアノコバ
ルト(II)錯体、トリシアノビピリジンコバルト(II)
錯体、ビス(ジメチルグリオキシマト)コバルト(II)
錯体、コバルトカルボニル錯体、アレントリカルボニル
クロム錯体、ビス(トリカルボニルシクロペンタジエニ
ルクロム)、ペンタカルボニル鉄錯体などを挙げること
ができる。上記の各化合物または該化合物の組み合わせ
としては2種以上を混合して使用することができる。上
記の化合物または該化合物の組み合わせのなかにあっ
て、成分(2)として好ましい化合物または該化合物の
組み合わせは、パラジウムブラック、ラネーニッケル、
ビスシクロペンタジエニルチタニウムジクロリド−トリ
イソブチルアルミニウム、ビスシクロペンタジエニルチ
タニウムジメチル−トリイソブチルアルミニウム、ビス
シクロペンタジエニルジルコニウムジクロリド−トリイ
ソブチルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリ
エチルアルミニウム、Ti(Oi−C3H7)4−トリイ
ソブチルアルミニウム、Ti(On−C4H9)4−トリ
エチルアルミニウム、Ti(On−C4H9)4−トリイ
ソブチルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−トリ
エチルアルミニウム、Co(On−C8H17)3−トリイ
ソブチルアルミニウム、Co(acac)3−トリエチ
ルアルミニウム、Co(acac)3−トリイソブチル
アルミニウム、Ni(acac)2−トリエチルアルミ
ニウム、Ni(acac)2−トリイソブチルアルミニ
ウム、クロロトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウ
ム、などである。
【0013】本発明の成分(G)としては、無機物担体
および/または粒子状ポリマー担体が使用される。無機
物担体は、本発明の触媒を調製する段階において、本来
の形状を保持している限り、粉末状、粒状、フレーク
状、箔状、繊維状などいずれの形状であっても差し支え
ないが、いずれの形状であっても、最大直径は通常5〜
200μm、好ましくは10〜150μmの範囲のもの
が適している。また、無機物担体は多孔性であることが
好ましく、通常、その表面積は30〜1000m2/
g、細孔容積は0.1〜3cm3/gの範囲にある。本
発明の無機物担体としては、金属、金属酸化物、金属塩
化物、金属炭酸塩,金属硫酸塩、炭素物質、またはこれ
らの混合物が使用可能であり、これらは通常200〜9
00℃で空気中または窒素、アルゴン等の不活性ガス中
で焼成して用いられる。無機物担体に用いることができ
る好適な金属としては、例えば鉄、アルミニウム、ニッ
ケルなどが挙げられる。また、金属酸化物としては周期
律表I〜VIII族の単独酸化物または複酸化物が挙げら
れ、例えばSiO2、Al2O3、MgO、CaO、B2O
3、TiO2、ZrO2、Fe2O3、Al2O3・MgO、A
l2O3・CaO、Al2O3・SiO2、Al2O3・MgO・
CaO、Al2O3・MgO・SiO2、Al2O3・Cu
O、Al2O3・Fe2O3、Al2O3・NiO、SiO2・
MgOなどの天然または合成の各種複酸化物を例示する
事ができる。ここで上記の式は分子式ではなく、組成の
みを表すものであって、本発明において用いられる複酸
化物の構造および成分比率は特に限定されるものではな
い。また、本発明において用いる金属酸化物は、少量の
水分を吸収していても差し支えなく、少量の不純物を含
有していても差し支えない。金属塩化物としては、例え
ばアルカリ金属、アルカリ土類金属の塩化物が好まし
く、具体的にはMgCl2、CaCl2などが特に好適で
ある。金属炭酸塩としてはアルカリ金属、アルカリ土類
金属の炭酸塩が好ましく、具体的には、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウムなどが挙げられる。
炭素物質としては例えばカーボンブラック、活性炭、カ
ーボン(炭酸ストロンチウムカーボン等)などが挙げら
れ、また、その他のものとしてケイソウ土、活性炭、硫
酸バリウム、石綿、軽石、などが挙げられる。以上の無
機物担体はいずれも本発明に好適に用いることができる
が、特に金属酸化物、シリカ、アルミナなどの使用が好
ましい。一方、粒子ポリマー担体としては、触媒調製時
および重合反応時において、溶融などせずに固体状を保
つものである限り、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいず
れもが使用でき、その粒径は通常5〜2000μm、好
ましくは10〜100μmの範囲のものが望ましい。こ
れらポリマー担体の分子量は、当該ポリマーが触媒調製
時および重合反応時において固体状物質として存在でき
る程度であれば、特に限定されることはなく、低分子量
のものから超高分子量のものまで任意に使用可能であ
る。具体的には粒子状のエチレン重合体、エチレン・α
−オレフィン共重合体、プロピレン重合体または共重合
体、ポリ1−ブテンなどで代表される各種のポリオレフ
ィン(好ましくは炭素数2〜12)、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル、
ポリアクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリノルボルネ
ンのほか、各種の天然高分子およびこれらの混合物が、
ポリマー担体として使用できる。上記した無機物担体お
よび粒子状ポリマー担体は、もちろん本発明の成分
(G)としてそのまま用いることもできるが、予備処理
としてこれらの担体を、トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リn−ヘキシルアルミニウム、ジメチルアルミニウムク
ロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチル
モノエトキシアルミニウムなどの有機アルミニウム化合
物とか、Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウ
ム化合物(この化合物については前述の成分(D)にお
いて例示された化合物とどうようのものが挙げられ
る。)とか、あるいはシラン化合物などに接触処理させ
た後、成分(G)として用いることもできる。さらに無
機物担体について言えば、これをアルコール、アルデヒ
ドのような活性水素含有化合物、エステル、エーテルな
どの電子供与性化合物、テトラアルコキシシリケート、
トリアルコキシアルミニウム、遷移金属テトラアルコキ
シドなどのアルコキサイド基含有化合物などに、予め接
触させてから成分(G)として使用する方法も好ましく
用いられる。
および/または粒子状ポリマー担体が使用される。無機
物担体は、本発明の触媒を調製する段階において、本来
の形状を保持している限り、粉末状、粒状、フレーク
状、箔状、繊維状などいずれの形状であっても差し支え
ないが、いずれの形状であっても、最大直径は通常5〜
200μm、好ましくは10〜150μmの範囲のもの
が適している。また、無機物担体は多孔性であることが
好ましく、通常、その表面積は30〜1000m2/
g、細孔容積は0.1〜3cm3/gの範囲にある。本
発明の無機物担体としては、金属、金属酸化物、金属塩
化物、金属炭酸塩,金属硫酸塩、炭素物質、またはこれ
らの混合物が使用可能であり、これらは通常200〜9
00℃で空気中または窒素、アルゴン等の不活性ガス中
で焼成して用いられる。無機物担体に用いることができ
る好適な金属としては、例えば鉄、アルミニウム、ニッ
ケルなどが挙げられる。また、金属酸化物としては周期
律表I〜VIII族の単独酸化物または複酸化物が挙げら
れ、例えばSiO2、Al2O3、MgO、CaO、B2O
3、TiO2、ZrO2、Fe2O3、Al2O3・MgO、A
l2O3・CaO、Al2O3・SiO2、Al2O3・MgO・
CaO、Al2O3・MgO・SiO2、Al2O3・Cu
O、Al2O3・Fe2O3、Al2O3・NiO、SiO2・
MgOなどの天然または合成の各種複酸化物を例示する
事ができる。ここで上記の式は分子式ではなく、組成の
みを表すものであって、本発明において用いられる複酸
化物の構造および成分比率は特に限定されるものではな
い。また、本発明において用いる金属酸化物は、少量の
水分を吸収していても差し支えなく、少量の不純物を含
有していても差し支えない。金属塩化物としては、例え
ばアルカリ金属、アルカリ土類金属の塩化物が好まし
く、具体的にはMgCl2、CaCl2などが特に好適で
ある。金属炭酸塩としてはアルカリ金属、アルカリ土類
金属の炭酸塩が好ましく、具体的には、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウムなどが挙げられる。
炭素物質としては例えばカーボンブラック、活性炭、カ
ーボン(炭酸ストロンチウムカーボン等)などが挙げら
れ、また、その他のものとしてケイソウ土、活性炭、硫
酸バリウム、石綿、軽石、などが挙げられる。以上の無
機物担体はいずれも本発明に好適に用いることができる
が、特に金属酸化物、シリカ、アルミナなどの使用が好
ましい。一方、粒子ポリマー担体としては、触媒調製時
および重合反応時において、溶融などせずに固体状を保
つものである限り、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいず
れもが使用でき、その粒径は通常5〜2000μm、好
ましくは10〜100μmの範囲のものが望ましい。こ
れらポリマー担体の分子量は、当該ポリマーが触媒調製
時および重合反応時において固体状物質として存在でき
る程度であれば、特に限定されることはなく、低分子量
のものから超高分子量のものまで任意に使用可能であ
る。具体的には粒子状のエチレン重合体、エチレン・α
−オレフィン共重合体、プロピレン重合体または共重合
体、ポリ1−ブテンなどで代表される各種のポリオレフ
ィン(好ましくは炭素数2〜12)、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル、
ポリアクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリノルボルネ
ンのほか、各種の天然高分子およびこれらの混合物が、
ポリマー担体として使用できる。上記した無機物担体お
よび粒子状ポリマー担体は、もちろん本発明の成分
(G)としてそのまま用いることもできるが、予備処理
としてこれらの担体を、トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リn−ヘキシルアルミニウム、ジメチルアルミニウムク
ロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチル
モノエトキシアルミニウムなどの有機アルミニウム化合
物とか、Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウ
ム化合物(この化合物については前述の成分(D)にお
いて例示された化合物とどうようのものが挙げられ
る。)とか、あるいはシラン化合物などに接触処理させ
た後、成分(G)として用いることもできる。さらに無
機物担体について言えば、これをアルコール、アルデヒ
ドのような活性水素含有化合物、エステル、エーテルな
どの電子供与性化合物、テトラアルコキシシリケート、
トリアルコキシアルミニウム、遷移金属テトラアルコキ
シドなどのアルコキサイド基含有化合物などに、予め接
触させてから成分(G)として使用する方法も好ましく
用いられる。
【0014】接触処理方法としては、通常窒素またはア
ルゴンなどの不活性雰囲気中、一般にベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素
(通常炭素数は6〜12)、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンな
どの脂肪族あるいは脂環族炭化水素(通常炭素数5〜1
2)等の液状不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非
攪拌下に、担体を予備処理用化合物と接触させる方法が
挙げられる。この接触は,通常−100℃〜200℃、
好ましくは−50℃〜100℃の温度にて、30分〜5
0時間、好ましくは1時間〜24時間行うことが望まし
い。なお、この接触反応は、前記した予備処理用化合物
が可溶な溶媒、すなわちベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素(通常炭素数
は6〜12)中で行うことが好ましく、この場合は、接
触反応後、溶媒を除去することなく、これをそのまま本
発明の接触成分の調製に供することができる。また、当
該の接触反応生成物に、予備処理用化合物が不溶もしく
は難溶の液状不活性炭化水素(例えば、予備処理用化合
物が変性有機アルミニウム化合物の場合は、ペンタン、
ヘキサン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンなどの脂
肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加し、固体成分とし
て成分(G)を析出させて乾燥させるか、あるいは予備
処理時の溶媒溶液である芳香族炭化水素の一部または全
部を、乾燥等の手段により除去した後、成分(G)を固
体成分として取り出すこともできる。予備処理に供する
無機物担体および/または粒子状ポリマー担体と、予備
処理用化合物との割合は、本発明の目的を損なわない限
り特に制限はないが、通常は担体100gに対して1〜
10000ミリモル、好ましくは5〜1500ミリモル
(ただし、変性アルミニウム化合物においてはAl原子
濃度)の範囲内で選ばれる。 本発明のポリオレフィ
ン製造方法における触媒は、成分(A)、成分(B)、
成分(C)、成分(D)の各成分を相互に接触させて得
られる成分(1)、および(ア)成分(E)からなる成
分または成分(E)と成分(B’)を接触することによ
り得られる成分、あるいは(イ)成分(F)なる成分
(2)とを無機化合物担体および/または粒子状ポリマ
ー担体(成分(G))なる成分(3)を組み合わせたも
のである。即ち、係る成分(1)の調製後、成分(1)
の調製時、成分(2)の調製後、成分(2)の調製時の
少なくともいずれかの一段階で成分(3)を接触せしめ
ることにより得られるものである。さらに、本発明の種
々の効果をさらに高めるには、前記成分(E)および
(G),または,成分(E)、(B’)および(G)、
もしくは(F)および(G)をまず相互に接触させて成
分(H)とし、しかる後に成分(A)〜(D)を接触さ
せたもの(成分(I))を成分(H)に接触させる。成
分(1)の成分(I)を構成する成分(A)〜(D)の
接触順序は特に限定されない。この場合については、 〈1〉成分(A)、(B)、(C)、(D)を同時に加
える方法。 〈2〉成分(A)、(B)、(C)を同時に接触させ、
次ぎに成分(D)を接触させる方法。(以下同時に接触
させる場合を{}で、順次接触させる場合を→で表す。
〈2〉の場合は{(A)(B)(C)}→(D)と記
す) 〈3〉 {(A)(B)(D)}→(C) 〈4〉 {(A)(C)(D)}→(B) 〈5〉 {(B)(C)(D)}→(A) 〈6〉 {(A)(B)}→{(C)(D)} 〈7〉 {(A)(C)}→{(B)(D)} 〈8〉 {(A)(D)}→{(B)(C)} 〈9〉 {(A)(B)}→(C)→(D) 〈10〉{(A)(B)}→(D)→(C) 〈11〉{(A)(C)}→(B)→(D) 〈12〉{(A)(C)}→(D)→(B) 〈13〉{(A)(D)}→(B)→(C) 〈14〉{(A)(D)}→(C)→(B) 〈15〉{(B)(C)}→(A)→(D) 〈16〉{(B)(C)}→(D)→(A) 〈17〉{(B)(D)}→(A)→(C) 〈18〉{(B)(D)}→(C)→(A) 〈19〉{(C)(D)}→(A)→(B) 〈20〉{(C)(D)}→(B)→(A) 〈21〉(C)→((A)(B)}→(D) 〈22〉(D)→((A)(B)}→(C) 〈23〉(B)→((A)(C)}→(D) 〈24〉(D)→((A)(C)}→(B) 〈25〉(B)→{(A)(D)}→(C) 〈26〉(C)→{(A)(D)}→(B) 〈27〉(A)→{(B)(C)}→(D) 〈28〉(D)→{(B)(C)}→(A) 〈29〉(A)→{(B)(D)}→(C) 〈30〉(C)→{(B)(D)}→(A) 〈31〉(A)→{(C)(D)}→(B) 〈32〉(B)→{(C)(D)}→(A) などの接触順序が挙げられる。これらの接触順序の中
で、〈1〉〈2〉〈5〉〈7〉〈11〉〈15〉〈23〉〈27〉が
好ましく用いられる。4成分の接触方法も任意である
が、通常は窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中、
成分(A)、成分(B)、成分(C)、及び成分(D)
をヘプタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの不活性炭化水素溶媒の存在下、通常−100℃〜
200℃、好ましくは−50℃〜150℃の温度にて、
5分〜250時間、好ましくは30分〜24時間接触さ
せる方法が採用できる。不活性炭化水素溶媒中にて各成
分を接触させる場合、生成触媒は、全接触反応終了後、
溶液状態にてそのまま他の成分(2)または、成分
(2)、(3)との接触に供してもよいし、また、もし
可能であれば、析出、乾燥などの手段により、固体触媒
成分として一旦取り出した後、他の成分(2)または、
成分(2)、(3)との接触に用いてもよい。もちろ
ん、各成分の接触反応は複数回行ってもよい。本発明の
成分(1)における成分(A)〜(D)の使用割合は、
成分(A)1モルにたいして成分(B)を通常0.01
〜1000モル、好ましくは0.1〜100モル、さら
に好ましくは0.5〜50モルの割合で、成分(C)を
通常0.01〜1000モル、好ましくは0.1〜10
0モル、さらに好ましくは0.5〜50モルの割合で、
成分(D)を通常1〜10,000モル、好ましくは5
〜1000モル、さらに好ましくは10〜500モルの
割合で調製することが望ましい。
ルゴンなどの不活性雰囲気中、一般にベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素
(通常炭素数は6〜12)、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンな
どの脂肪族あるいは脂環族炭化水素(通常炭素数5〜1
2)等の液状不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非
攪拌下に、担体を予備処理用化合物と接触させる方法が
挙げられる。この接触は,通常−100℃〜200℃、
好ましくは−50℃〜100℃の温度にて、30分〜5
0時間、好ましくは1時間〜24時間行うことが望まし
い。なお、この接触反応は、前記した予備処理用化合物
が可溶な溶媒、すなわちベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素(通常炭素数
は6〜12)中で行うことが好ましく、この場合は、接
触反応後、溶媒を除去することなく、これをそのまま本
発明の接触成分の調製に供することができる。また、当
該の接触反応生成物に、予備処理用化合物が不溶もしく
は難溶の液状不活性炭化水素(例えば、予備処理用化合
物が変性有機アルミニウム化合物の場合は、ペンタン、
ヘキサン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンなどの脂
肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加し、固体成分とし
て成分(G)を析出させて乾燥させるか、あるいは予備
処理時の溶媒溶液である芳香族炭化水素の一部または全
部を、乾燥等の手段により除去した後、成分(G)を固
体成分として取り出すこともできる。予備処理に供する
無機物担体および/または粒子状ポリマー担体と、予備
処理用化合物との割合は、本発明の目的を損なわない限
り特に制限はないが、通常は担体100gに対して1〜
10000ミリモル、好ましくは5〜1500ミリモル
(ただし、変性アルミニウム化合物においてはAl原子
濃度)の範囲内で選ばれる。 本発明のポリオレフィ
ン製造方法における触媒は、成分(A)、成分(B)、
成分(C)、成分(D)の各成分を相互に接触させて得
られる成分(1)、および(ア)成分(E)からなる成
分または成分(E)と成分(B’)を接触することによ
り得られる成分、あるいは(イ)成分(F)なる成分
(2)とを無機化合物担体および/または粒子状ポリマ
ー担体(成分(G))なる成分(3)を組み合わせたも
のである。即ち、係る成分(1)の調製後、成分(1)
の調製時、成分(2)の調製後、成分(2)の調製時の
少なくともいずれかの一段階で成分(3)を接触せしめ
ることにより得られるものである。さらに、本発明の種
々の効果をさらに高めるには、前記成分(E)および
(G),または,成分(E)、(B’)および(G)、
もしくは(F)および(G)をまず相互に接触させて成
分(H)とし、しかる後に成分(A)〜(D)を接触さ
せたもの(成分(I))を成分(H)に接触させる。成
分(1)の成分(I)を構成する成分(A)〜(D)の
接触順序は特に限定されない。この場合については、 〈1〉成分(A)、(B)、(C)、(D)を同時に加
える方法。 〈2〉成分(A)、(B)、(C)を同時に接触させ、
次ぎに成分(D)を接触させる方法。(以下同時に接触
させる場合を{}で、順次接触させる場合を→で表す。
〈2〉の場合は{(A)(B)(C)}→(D)と記
す) 〈3〉 {(A)(B)(D)}→(C) 〈4〉 {(A)(C)(D)}→(B) 〈5〉 {(B)(C)(D)}→(A) 〈6〉 {(A)(B)}→{(C)(D)} 〈7〉 {(A)(C)}→{(B)(D)} 〈8〉 {(A)(D)}→{(B)(C)} 〈9〉 {(A)(B)}→(C)→(D) 〈10〉{(A)(B)}→(D)→(C) 〈11〉{(A)(C)}→(B)→(D) 〈12〉{(A)(C)}→(D)→(B) 〈13〉{(A)(D)}→(B)→(C) 〈14〉{(A)(D)}→(C)→(B) 〈15〉{(B)(C)}→(A)→(D) 〈16〉{(B)(C)}→(D)→(A) 〈17〉{(B)(D)}→(A)→(C) 〈18〉{(B)(D)}→(C)→(A) 〈19〉{(C)(D)}→(A)→(B) 〈20〉{(C)(D)}→(B)→(A) 〈21〉(C)→((A)(B)}→(D) 〈22〉(D)→((A)(B)}→(C) 〈23〉(B)→((A)(C)}→(D) 〈24〉(D)→((A)(C)}→(B) 〈25〉(B)→{(A)(D)}→(C) 〈26〉(C)→{(A)(D)}→(B) 〈27〉(A)→{(B)(C)}→(D) 〈28〉(D)→{(B)(C)}→(A) 〈29〉(A)→{(B)(D)}→(C) 〈30〉(C)→{(B)(D)}→(A) 〈31〉(A)→{(C)(D)}→(B) 〈32〉(B)→{(C)(D)}→(A) などの接触順序が挙げられる。これらの接触順序の中
で、〈1〉〈2〉〈5〉〈7〉〈11〉〈15〉〈23〉〈27〉が
好ましく用いられる。4成分の接触方法も任意である
が、通常は窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中、
成分(A)、成分(B)、成分(C)、及び成分(D)
をヘプタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
などの不活性炭化水素溶媒の存在下、通常−100℃〜
200℃、好ましくは−50℃〜150℃の温度にて、
5分〜250時間、好ましくは30分〜24時間接触さ
せる方法が採用できる。不活性炭化水素溶媒中にて各成
分を接触させる場合、生成触媒は、全接触反応終了後、
溶液状態にてそのまま他の成分(2)または、成分
(2)、(3)との接触に供してもよいし、また、もし
可能であれば、析出、乾燥などの手段により、固体触媒
成分として一旦取り出した後、他の成分(2)または、
成分(2)、(3)との接触に用いてもよい。もちろ
ん、各成分の接触反応は複数回行ってもよい。本発明の
成分(1)における成分(A)〜(D)の使用割合は、
成分(A)1モルにたいして成分(B)を通常0.01
〜1000モル、好ましくは0.1〜100モル、さら
に好ましくは0.5〜50モルの割合で、成分(C)を
通常0.01〜1000モル、好ましくは0.1〜10
0モル、さらに好ましくは0.5〜50モルの割合で、
成分(D)を通常1〜10,000モル、好ましくは5
〜1000モル、さらに好ましくは10〜500モルの
割合で調製することが望ましい。
【0015】本発明の成分(2)の(ア)の構成成分で
ある(E)と(B’)の接触順序も特に限定されない。
また、成分(E)および(B’)を接触させる方法とし
ては、通常窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中、
一般にベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
などの芳香族炭化水素、ペンタン,ヘキサン,ヘプタ
ン,オクタン,デカン,ドデカン,シクロヘキサンなど
の脂肪族あるいは脂環族炭化水素等の液状不活性炭化水
素の存在下、攪拌下または非攪拌下に、成分(E)と
(B’)を接触させる。特に前記した成分(E)、
(B’)が可溶な溶媒すなわちベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素中で行う
か、窒素雰囲気下で行うのが好ましい。この接触は通常
−100〜200℃、好ましくは−50〜150℃の温
度にて、5分〜250時間、好ましくは30分〜24時
間行うことが望ましい。また、成分(E)と成分
(B’)の使用割合は、成分(E)1モルにたいして成
分(B)を通常0.01〜1000モル、好ましくは
0.05〜200モル、さらに好ましくは0.5〜20
モルの割合で調製することが望ましい。
ある(E)と(B’)の接触順序も特に限定されない。
また、成分(E)および(B’)を接触させる方法とし
ては、通常窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中、
一般にベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
などの芳香族炭化水素、ペンタン,ヘキサン,ヘプタ
ン,オクタン,デカン,ドデカン,シクロヘキサンなど
の脂肪族あるいは脂環族炭化水素等の液状不活性炭化水
素の存在下、攪拌下または非攪拌下に、成分(E)と
(B’)を接触させる。特に前記した成分(E)、
(B’)が可溶な溶媒すなわちベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素中で行う
か、窒素雰囲気下で行うのが好ましい。この接触は通常
−100〜200℃、好ましくは−50〜150℃の温
度にて、5分〜250時間、好ましくは30分〜24時
間行うことが望ましい。また、成分(E)と成分
(B’)の使用割合は、成分(E)1モルにたいして成
分(B)を通常0.01〜1000モル、好ましくは
0.05〜200モル、さらに好ましくは0.5〜20
モルの割合で調製することが望ましい。
【0016】本発明の成分(1)と成分(3)、すなわ
ち、成分(A)〜(D)および(G)を接触させる順序
も特に限定されないが、以下の様な方法が挙げられる。 〈33〉上記〈1〉〜〈32〉の接触順序で成分(A)〜
(D)の反応生成物を作り、それを成分(G)と接触反
応させる方法。({(A)(B)(C)(D)}→
(G)と記す) 〈34〉(G)→(D)→{(A)(B)(C)} 〈35〉(G)→(D)→{(A)(B)}→(C) 〈36〉(G)→(D)→{(A)(C)}→(B) 〈37〉(G)→(D)→{(B)(C)}→(A) 〈38〉(G)→(D)→(C)→{(A)(B)} 〈39〉(G)→(D)→(B)→{(A)(C)} 〈40〉(G)→(D)→(A)→{(B)(C)} 〈41〉(G)→(D)→(A)→(B)→(C) 〈42〉(G)→(D)→(A)→(C)→(B) 〈43〉(G)→(D)→(B)→(C)→(A) 〈44〉(G)→(D)→(B)→(A)→(C) 〈45〉(G)→(D)→(C)→(A)→(B) 〈46〉(G)→(D)→(C)→(B)→(A) 〈47〉(G)→(A)→{(B)(C)(D)} 〈48〉(G)→(A)→{(B)(C)}→(D) 〈49〉(G)→(A)→{(B)(D)}→(C) 〈50〉(G)→(A)→{(C)(D)}→(B) 〈51〉(G)→(A)→(D)→{(B)(C)} 〈52〉(G)→(A)→(C)→{(B)(D)} 〈53〉(G)→(A)→(B)→{(C)(D)} 〈54〉(G)→(A)→(B)→(C)→(D) 〈55〉(G)→(A)→(B)→(D)→(C) 〈56〉(G)→(A)→(C)→(B)→(D) 〈57〉(G)→(A)→(C)→(D)→(B) 〈58〉(G)→(A)→(D)→(B)→(C) 〈59〉(G)→(A)→(D)→(C)→(B) 〈60〉(G)→(B)→{(A)(C)(D)} 〈61〉(G)→(C)→{(A)(B)(D)} これらの接触順序の中で、〈33〉〈34〉〈47〉が好まし
く用いられる。成分(A)〜(D)および(G)を接触
させる方法としては、通常窒素またはアルゴンなどの不
活性雰囲気中、一般にベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ペンタン,ヘキ
サン,ヘプタン,オクタン,デカン,ドデカン,シクロ
ヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素等の液状
不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非攪拌下に、成
分(A)〜(D)、(G)を接触させる。特に前記した
成分(A)〜(D)が可溶な溶媒、すなわち、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族
炭化水素中で行うことが好ましい。この接触は通常−1
00〜200℃、好ましくは−50〜150℃の温度に
て、5分〜250時間、好ましくは30分〜24時間行
うことが望ましい。成分(A)〜(D)、(G)の接触
に際しては、上記した通り、ある種の成分が可溶な芳香
族炭化水素溶媒と、ある種の成分が不溶ないしは難溶な
脂肪族または脂環族炭化水素溶媒とがいずれも使用可能
であるが、特に成分(A)〜(D)が可溶な芳香族炭化
水素を溶媒として使用することが望ましい。そして、各
成分同士の接触反応を段階的に行う場合にあっては、前
段で用いた可溶性の芳香族炭化水素溶媒を何等除去する
ことなく、これをそのまま後段の接触反応の溶媒に用い
てもよい。また、可溶性溶媒を使用した前段の接触反応
後、ある種の成分が不溶もしくは難溶な液状不活性炭化
水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、デカン、ドデカ
ン、シクロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水
素)を添加して、所望生成物を固形物として取り出した
後に、この所望生成物の後段の接触反応を、上記した不
活性炭化水素溶媒のいずれかを使用して実施することも
できる。本発明では各成分の接触反応を複数回行うこと
を妨げない。成分(A)〜(D)、(G)を接触する場
合の(G)の使用割合は、成分(G)1gに対し、成分
(A)が通常0.0001〜5ミリモル、好ましくは
0.001〜0.5ミリモルさらに好ましくは0.01
〜0.1ミリモルの割合とするのが望ましい。
ち、成分(A)〜(D)および(G)を接触させる順序
も特に限定されないが、以下の様な方法が挙げられる。 〈33〉上記〈1〉〜〈32〉の接触順序で成分(A)〜
(D)の反応生成物を作り、それを成分(G)と接触反
応させる方法。({(A)(B)(C)(D)}→
(G)と記す) 〈34〉(G)→(D)→{(A)(B)(C)} 〈35〉(G)→(D)→{(A)(B)}→(C) 〈36〉(G)→(D)→{(A)(C)}→(B) 〈37〉(G)→(D)→{(B)(C)}→(A) 〈38〉(G)→(D)→(C)→{(A)(B)} 〈39〉(G)→(D)→(B)→{(A)(C)} 〈40〉(G)→(D)→(A)→{(B)(C)} 〈41〉(G)→(D)→(A)→(B)→(C) 〈42〉(G)→(D)→(A)→(C)→(B) 〈43〉(G)→(D)→(B)→(C)→(A) 〈44〉(G)→(D)→(B)→(A)→(C) 〈45〉(G)→(D)→(C)→(A)→(B) 〈46〉(G)→(D)→(C)→(B)→(A) 〈47〉(G)→(A)→{(B)(C)(D)} 〈48〉(G)→(A)→{(B)(C)}→(D) 〈49〉(G)→(A)→{(B)(D)}→(C) 〈50〉(G)→(A)→{(C)(D)}→(B) 〈51〉(G)→(A)→(D)→{(B)(C)} 〈52〉(G)→(A)→(C)→{(B)(D)} 〈53〉(G)→(A)→(B)→{(C)(D)} 〈54〉(G)→(A)→(B)→(C)→(D) 〈55〉(G)→(A)→(B)→(D)→(C) 〈56〉(G)→(A)→(C)→(B)→(D) 〈57〉(G)→(A)→(C)→(D)→(B) 〈58〉(G)→(A)→(D)→(B)→(C) 〈59〉(G)→(A)→(D)→(C)→(B) 〈60〉(G)→(B)→{(A)(C)(D)} 〈61〉(G)→(C)→{(A)(B)(D)} これらの接触順序の中で、〈33〉〈34〉〈47〉が好まし
く用いられる。成分(A)〜(D)および(G)を接触
させる方法としては、通常窒素またはアルゴンなどの不
活性雰囲気中、一般にベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ペンタン,ヘキ
サン,ヘプタン,オクタン,デカン,ドデカン,シクロ
ヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素等の液状
不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非攪拌下に、成
分(A)〜(D)、(G)を接触させる。特に前記した
成分(A)〜(D)が可溶な溶媒、すなわち、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族
炭化水素中で行うことが好ましい。この接触は通常−1
00〜200℃、好ましくは−50〜150℃の温度に
て、5分〜250時間、好ましくは30分〜24時間行
うことが望ましい。成分(A)〜(D)、(G)の接触
に際しては、上記した通り、ある種の成分が可溶な芳香
族炭化水素溶媒と、ある種の成分が不溶ないしは難溶な
脂肪族または脂環族炭化水素溶媒とがいずれも使用可能
であるが、特に成分(A)〜(D)が可溶な芳香族炭化
水素を溶媒として使用することが望ましい。そして、各
成分同士の接触反応を段階的に行う場合にあっては、前
段で用いた可溶性の芳香族炭化水素溶媒を何等除去する
ことなく、これをそのまま後段の接触反応の溶媒に用い
てもよい。また、可溶性溶媒を使用した前段の接触反応
後、ある種の成分が不溶もしくは難溶な液状不活性炭化
水素(例えば、ペンタン、ヘキサン、デカン、ドデカ
ン、シクロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水
素)を添加して、所望生成物を固形物として取り出した
後に、この所望生成物の後段の接触反応を、上記した不
活性炭化水素溶媒のいずれかを使用して実施することも
できる。本発明では各成分の接触反応を複数回行うこと
を妨げない。成分(A)〜(D)、(G)を接触する場
合の(G)の使用割合は、成分(G)1gに対し、成分
(A)が通常0.0001〜5ミリモル、好ましくは
0.001〜0.5ミリモルさらに好ましくは0.01
〜0.1ミリモルの割合とするのが望ましい。
【0017】本発明の成分(2)と(3)、すなわち、
成分(E)、(B’)および(G)または、成分(F)
と(G)を接触させる順序も特に限定されないが、以下
の様な方法が挙げられる。 〈ア〉成分(E)と成分(B’)の反応生成物を成分
(G)と接触反応させる方法。 〈イ〉成分(B’)と成分(G)の反応生成物を成分
(E)と接触反応させる方法。 〈ウ〉成分(G)と成分(E)の反応生成物を成分
(B’)と接触反応させる方法。 〈エ〉成分(F)を成分(G)に担持する方法。 これらの接触順序の中で、〈ア〉〈イ〉が好ましく用いら
れる。成分(E)および(G),または(E)、
(B’)および(G)あるいは成分(F)と(G)を接
触させる方法としては、通常窒素またはアルゴンなどの
不活性雰囲気中、一般にベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ペンタン,
ヘキサン,ヘプタン,オクタン,デカン,ドデカン,シ
クロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素等の
液状不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非攪拌下
に、成分(E)および(G),または(E)、(B’)
および(G)あるいは成分(F)と(G)を接触させ
る。特に前記した成分(E)、(B’)が可溶な溶媒す
なわちベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
などの芳香族炭化水素中で行うことが好ましい。この接
触は通常−100〜200℃、好ましくは−50〜15
0℃の温度にて、5分〜250時間、好ましくは30分
〜24時間行うことが望ましい。成分(E)および
(G),または(E)、(B’)および(G)あるい
は、成分(F)と(G)の接触に際しては、上記した通
り、ある種の成分が可溶な芳香族炭化水素溶媒と、ある
種の成分が不溶ないしは難溶な脂肪族または脂環族炭化
水素溶媒とがいずれも使用可能であるが、特に成分
(E)、(B’)が可溶な芳香族炭化水素を溶媒として
使用することが望ましい。そして、各成分同士の接触反
応を段階的に行う場合にあっては、前段で用いた可溶性
の芳香族炭化水素溶媒を何等除去することなく、これを
そのまま後段の接触反応の溶媒に用いてもよい。また、
可溶性溶媒を使用した前段の接触反応後、ある種の成分
が不溶もしくは難溶な液状不活性炭化水素(例えば、ペ
ンタン、ヘキサン、デカン、ドデカン、シクロヘキサン
などの脂肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加して、所
望生成物を固形物として取り出した後に、この所望生成
物の後段の接触反応を、上記した不活性炭化水素溶媒の
いずれかを使用して実施することもできる。本発明では
各成分の接触反応を複数回行うことを妨げない。成分
(E)および(G),または(E)(B’)および
(G)あるいは成分(F)と(G)を接触する場合の
(G)の使用割合は、成分(G)1gに対し、成分
(E)または成分(F)が通常0.0001〜5ミリモ
ル、好ましくは0.001〜0.5ミリモルさらに好ま
しくは0.01〜0.1ミリモルの割合とするのが望ま
しい。
成分(E)、(B’)および(G)または、成分(F)
と(G)を接触させる順序も特に限定されないが、以下
の様な方法が挙げられる。 〈ア〉成分(E)と成分(B’)の反応生成物を成分
(G)と接触反応させる方法。 〈イ〉成分(B’)と成分(G)の反応生成物を成分
(E)と接触反応させる方法。 〈ウ〉成分(G)と成分(E)の反応生成物を成分
(B’)と接触反応させる方法。 〈エ〉成分(F)を成分(G)に担持する方法。 これらの接触順序の中で、〈ア〉〈イ〉が好ましく用いら
れる。成分(E)および(G),または(E)、
(B’)および(G)あるいは成分(F)と(G)を接
触させる方法としては、通常窒素またはアルゴンなどの
不活性雰囲気中、一般にベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素、ペンタン,
ヘキサン,ヘプタン,オクタン,デカン,ドデカン,シ
クロヘキサンなどの脂肪族あるいは脂環族炭化水素等の
液状不活性炭化水素の存在下、攪拌下または非攪拌下
に、成分(E)および(G),または(E)、(B’)
および(G)あるいは成分(F)と(G)を接触させ
る。特に前記した成分(E)、(B’)が可溶な溶媒す
なわちベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
などの芳香族炭化水素中で行うことが好ましい。この接
触は通常−100〜200℃、好ましくは−50〜15
0℃の温度にて、5分〜250時間、好ましくは30分
〜24時間行うことが望ましい。成分(E)および
(G),または(E)、(B’)および(G)あるい
は、成分(F)と(G)の接触に際しては、上記した通
り、ある種の成分が可溶な芳香族炭化水素溶媒と、ある
種の成分が不溶ないしは難溶な脂肪族または脂環族炭化
水素溶媒とがいずれも使用可能であるが、特に成分
(E)、(B’)が可溶な芳香族炭化水素を溶媒として
使用することが望ましい。そして、各成分同士の接触反
応を段階的に行う場合にあっては、前段で用いた可溶性
の芳香族炭化水素溶媒を何等除去することなく、これを
そのまま後段の接触反応の溶媒に用いてもよい。また、
可溶性溶媒を使用した前段の接触反応後、ある種の成分
が不溶もしくは難溶な液状不活性炭化水素(例えば、ペ
ンタン、ヘキサン、デカン、ドデカン、シクロヘキサン
などの脂肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加して、所
望生成物を固形物として取り出した後に、この所望生成
物の後段の接触反応を、上記した不活性炭化水素溶媒の
いずれかを使用して実施することもできる。本発明では
各成分の接触反応を複数回行うことを妨げない。成分
(E)および(G),または(E)(B’)および
(G)あるいは成分(F)と(G)を接触する場合の
(G)の使用割合は、成分(G)1gに対し、成分
(E)または成分(F)が通常0.0001〜5ミリモ
ル、好ましくは0.001〜0.5ミリモルさらに好ま
しくは0.01〜0.1ミリモルの割合とするのが望ま
しい。
【0018】また、成分(1)すなわち、成分(A)〜
(D)の相互接触物と成分(2)すなわち、成分
(E),または成分(E)および(B’)の接触物ある
いは成分(F)と成分(3)すなわち、成分(G)の3
成分を接触させる場合においても接触順序は特に限定さ
れない。例えば以下のような方法が挙げられる。 〈オ〉成分(1)と成分(2)の反応生成物を成分
(3)と接触反応させる方法。 〈カ〉成分(2)と成分(3)の反応生成物を成分
(1)と接触反応させる方法。 〈キ〉成分(3)と成分(1)の反応生成物を成分
(2)と接触反応させる方法。 これらの接触順序の中で、本発明の種々の効果をさらに
高めることができるのが〈カ〉の方法である。成分
(1)、(2)、(3)を接触させる方法としては、通
常窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中、一般にベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳
香族炭化水素、ペンタン,ヘキサン,ヘプタン,オクタ
ン,デカン,ドデカン,シクロヘキサンなどの脂肪族あ
るいは脂環族炭化水素等の液状不活性炭化水素の存在
下、攪拌下または非攪拌下に、成分(1)、(2)、
(3)を接触させる。特に前記した成分(1)、(2)
が可溶な溶媒すなわちベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素中で行うことが好
ましい。この接触は通常−100〜200℃、好ましく
は−50〜150℃の温度にて、5分〜250時間、好
ましくは30分〜24時間行うことが望ましい。成分
(1)、(2)、(3)の接触に際しては、上記した通
り、ある種の成分が可溶な芳香族炭化水素溶媒と、ある
種の成分が不溶ないしは難溶な脂肪族または脂環族炭化
水素溶媒とがいずれも使用可能であるが、特に成分
(1)、(2)が可溶な芳香族炭化水素を溶媒として使
用することが望ましい。そして、各成分同士の接触反応
を段階的に行う場合にあっては、前段で用いた可溶性の
芳香族炭化水素溶媒を何等除去することなく、これをそ
のまま後段の接触反応の溶媒に用いてもよい。また、可
溶性溶媒を使用した前段の接触反応後、ある種の成分が
不溶もしくは難溶な液状不活性炭化水素(例えば、ペン
タン、ヘキサン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンな
どの脂肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加して、所望
生成物を固形物として取り出した後に、この所望生成物
の後段の接触反応を、上記した不活性炭化水素溶媒のい
ずれかを使用して実施することもできる。本発明では各
成分の接触反応を複数回行うことを妨げない。なお、成
分(1)と成分(2)の使用割合は、成分(1)におけ
る成分(A)1モルに対し成分(2)の(E)または
(F)が0.01〜100モル、好ましくは0.1〜1
0モルの割合にするのが望ましい。成分(1)、
(2)、(3)を接触する場合の(3)の使用割合は、
成分(3)1gに対し、成分(1)の(A)および、成
分(2)の(E)または(F)が通常0.00005〜
2.5ミリモル、好ましくは0.0005〜0.25ミ
リモルさらに好ましくは0.005〜0.05ミリモル
の割合とするのが望ましい。本発明において用いる触媒
としては、成分(1)、(2)、(3)を前記のように
相互に接触することにより得られるが、さらに所望によ
り別の成分を用いることもできる。かかる成分として
は、C−X結合(X:フッ素等のハロゲン)を有するハ
ロゲン化炭化水素化合物、ハロゲン化含酸素炭化水素化
合物、ハロゲン・炭素化合物やスルフィド類、ならびに
前記以外のボラン類、ボレート類を併用しても良い。
(D)の相互接触物と成分(2)すなわち、成分
(E),または成分(E)および(B’)の接触物ある
いは成分(F)と成分(3)すなわち、成分(G)の3
成分を接触させる場合においても接触順序は特に限定さ
れない。例えば以下のような方法が挙げられる。 〈オ〉成分(1)と成分(2)の反応生成物を成分
(3)と接触反応させる方法。 〈カ〉成分(2)と成分(3)の反応生成物を成分
(1)と接触反応させる方法。 〈キ〉成分(3)と成分(1)の反応生成物を成分
(2)と接触反応させる方法。 これらの接触順序の中で、本発明の種々の効果をさらに
高めることができるのが〈カ〉の方法である。成分
(1)、(2)、(3)を接触させる方法としては、通
常窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中、一般にベ
ンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳
香族炭化水素、ペンタン,ヘキサン,ヘプタン,オクタ
ン,デカン,ドデカン,シクロヘキサンなどの脂肪族あ
るいは脂環族炭化水素等の液状不活性炭化水素の存在
下、攪拌下または非攪拌下に、成分(1)、(2)、
(3)を接触させる。特に前記した成分(1)、(2)
が可溶な溶媒すなわちベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素中で行うことが好
ましい。この接触は通常−100〜200℃、好ましく
は−50〜150℃の温度にて、5分〜250時間、好
ましくは30分〜24時間行うことが望ましい。成分
(1)、(2)、(3)の接触に際しては、上記した通
り、ある種の成分が可溶な芳香族炭化水素溶媒と、ある
種の成分が不溶ないしは難溶な脂肪族または脂環族炭化
水素溶媒とがいずれも使用可能であるが、特に成分
(1)、(2)が可溶な芳香族炭化水素を溶媒として使
用することが望ましい。そして、各成分同士の接触反応
を段階的に行う場合にあっては、前段で用いた可溶性の
芳香族炭化水素溶媒を何等除去することなく、これをそ
のまま後段の接触反応の溶媒に用いてもよい。また、可
溶性溶媒を使用した前段の接触反応後、ある種の成分が
不溶もしくは難溶な液状不活性炭化水素(例えば、ペン
タン、ヘキサン、デカン、ドデカン、シクロヘキサンな
どの脂肪族あるいは脂環族炭化水素)を添加して、所望
生成物を固形物として取り出した後に、この所望生成物
の後段の接触反応を、上記した不活性炭化水素溶媒のい
ずれかを使用して実施することもできる。本発明では各
成分の接触反応を複数回行うことを妨げない。なお、成
分(1)と成分(2)の使用割合は、成分(1)におけ
る成分(A)1モルに対し成分(2)の(E)または
(F)が0.01〜100モル、好ましくは0.1〜1
0モルの割合にするのが望ましい。成分(1)、
(2)、(3)を接触する場合の(3)の使用割合は、
成分(3)1gに対し、成分(1)の(A)および、成
分(2)の(E)または(F)が通常0.00005〜
2.5ミリモル、好ましくは0.0005〜0.25ミ
リモルさらに好ましくは0.005〜0.05ミリモル
の割合とするのが望ましい。本発明において用いる触媒
としては、成分(1)、(2)、(3)を前記のように
相互に接触することにより得られるが、さらに所望によ
り別の成分を用いることもできる。かかる成分として
は、C−X結合(X:フッ素等のハロゲン)を有するハ
ロゲン化炭化水素化合物、ハロゲン化含酸素炭化水素化
合物、ハロゲン・炭素化合物やスルフィド類、ならびに
前記以外のボラン類、ボレート類を併用しても良い。
【0019】本発明によれば、上述のように調製された
触媒の存在下、オレフィン類が単独重合または共重合せ
しめられる。重合方法は特に限定されず、気相重合、ス
ラリー重合、溶液重合いずれでもよい。特に気相重合が
好ましい。スラリー重合、溶液重合における溶媒はヘキ
サン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素等から選ばれ
る。本発明でいうオレフィン類には、α−オレフィン
類、環状オレフィン類、ジエン類、トリエン類が包含さ
れる。α−オレフィン類には、炭素数2〜12、好まし
くは2〜8のものが包含され、具体的には、エチレン、
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペ
ンテン−1等が例示される。α−オレフィン類は、本発
明の触媒成分を使用して単独重合させることができる
他、2種類以上のα−オレフィンを共重合させることも
可能であり、その共重合は交互共重合、ランダム共重
合、ブロック共重合のいずれであっても差し支えない。
α−オレフィン類の共重合には、エチレンとプロピレ
ン、エチレンとブテン−1、エチレンとヘキセン−1、
エチレンと4−メチルペンテン−1のように、エチレン
と炭素数3〜12、好ましくは3〜8のα−オレフィン
とを共重合する場合、プロピレンとブテン−1、プロピ
レンと4−メチルペンテン−1、プロピレンと4−メチ
ルブテン−1、プロビレンとヘキセン−1、プロピレン
とオクテン−1のように、プロピレンと炭素数3〜1
2、好ましくは3〜8のα−オレフィンとを共重合する
場合が含まれる。エチレン又はプロピレンと他のα−オ
レフィンとを共重合させる場合、当該他のα−オレフィ
ンの量は全モノマ−の90モル%以下の範囲で任意に選ぶ
ことができるが、一般的には、エチレン共重合体にあっ
ては、40モル%以下、好ましくは30モル%以下、さらに
好ましく20モル%以下であり、プロピレン共重合体にあ
っては、1〜90モル%、好ましくは5〜90モル%、さ
らに好ましくは10〜70モル%の範囲で選ばれる。環状オ
レフィンとしては、炭素数3〜24、好ましくは3〜1
8のものが本発明で使用可能であり、これには例えば、
シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、3−
メチルシクロヘキセン、シクロオクテン、シクロデセ
ン、シクロドデセン、テトラシクロデセン、オクタシク
ロデセン、ジシクロペンタジエン、ノルボルネン、5−
メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボル
ネン、5−イソブチル−2−ノルボルネン、5,6−ジ
メチル−2−ノルボルネン、5,5,6−トリメチル−
2−ノルボルネン、エチリデンノルボルネンなどが包含
される。環状オレフィンは前記のα−オレフィンと共重
合せしめるのが通例であるが、その場合、環状オレフィ
ンの量は共重合体の50モル%以下、通常は1〜50モル
%、好ましくは2〜50モル%の範囲にある。本発明で使
用可能なジエン類及びトリエン類は、炭素数4〜26、好
ましくは6〜26のポリエンである。具体的には、ブタジ
エン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエン、
1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5
−ヘキサジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4
−シクロヘキサジエン、1,9−デカジエン、1,13
−テトラデカジエン、2,6−ジメチル−1,5−ヘプ
タジエン、2−メチル−2,7−オクタジエン、2,7
−ジメチル−2,6−オクタジエン、2,3ジメチルブ
タジエン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジ
エン、イソプレン、1,3,7−オクタトリエン、1,
5,9−デカトリエンなどが例示される。本発明で鎖式
ジエン又はトリエンを使用する場合、通常は上記したα
−オレフィンと共重合させるのが通例であるが、その共
重合体中の鎖式ジエン及び/又はトリエンの含有量は、
一般に、0.1〜50モル%、好ましくは0.2〜10
モル%の範囲にある。本発明の重合反応は前記した触媒
の存在下、すべて実質的に酸素、水などを絶った状態で
行われる。この時の重合条件は温度20〜200℃、好
ましくは50〜120℃、圧力常圧〜 70kg/cm2 G 、
好ましくは常圧〜20kg/cm2 G の範囲にあり、重合時
間としては5分〜20時間、好ましくは30分〜10時
間が採用されるのが普通である。また、重合反応系中
に、水分等の不純物除去を目的とした成分、いわゆるス
カベンジャーを加えることができ、そのスカベンジャー
しては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウムナなどの有機アルミ
ニウム、前記変性有機アルミニウム化合物、分枝アルキ
ルを含有する変性有機アルミニウムなどが使用可能であ
る。また、本発明の特徴の一つは従来とは全く異なった
方法により生成重合体の分子量を調節可能ならしめる点
にあるが、このことは、重合条件(温度、圧力、触媒使
用量、水素分圧など)の調節によって生成重合体の分子
量を制御する手段の採用を、本発明が排除していること
を意味しない。さらにまた、本発明は個々の重合条件が
互いに異なる2段階以上の反応段を使用する多段重合方
法にも、支障なく適用する異ができる。
触媒の存在下、オレフィン類が単独重合または共重合せ
しめられる。重合方法は特に限定されず、気相重合、ス
ラリー重合、溶液重合いずれでもよい。特に気相重合が
好ましい。スラリー重合、溶液重合における溶媒はヘキ
サン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素等から選ばれ
る。本発明でいうオレフィン類には、α−オレフィン
類、環状オレフィン類、ジエン類、トリエン類が包含さ
れる。α−オレフィン類には、炭素数2〜12、好まし
くは2〜8のものが包含され、具体的には、エチレン、
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペ
ンテン−1等が例示される。α−オレフィン類は、本発
明の触媒成分を使用して単独重合させることができる
他、2種類以上のα−オレフィンを共重合させることも
可能であり、その共重合は交互共重合、ランダム共重
合、ブロック共重合のいずれであっても差し支えない。
α−オレフィン類の共重合には、エチレンとプロピレ
ン、エチレンとブテン−1、エチレンとヘキセン−1、
エチレンと4−メチルペンテン−1のように、エチレン
と炭素数3〜12、好ましくは3〜8のα−オレフィン
とを共重合する場合、プロピレンとブテン−1、プロピ
レンと4−メチルペンテン−1、プロピレンと4−メチ
ルブテン−1、プロビレンとヘキセン−1、プロピレン
とオクテン−1のように、プロピレンと炭素数3〜1
2、好ましくは3〜8のα−オレフィンとを共重合する
場合が含まれる。エチレン又はプロピレンと他のα−オ
レフィンとを共重合させる場合、当該他のα−オレフィ
ンの量は全モノマ−の90モル%以下の範囲で任意に選ぶ
ことができるが、一般的には、エチレン共重合体にあっ
ては、40モル%以下、好ましくは30モル%以下、さらに
好ましく20モル%以下であり、プロピレン共重合体にあ
っては、1〜90モル%、好ましくは5〜90モル%、さ
らに好ましくは10〜70モル%の範囲で選ばれる。環状オ
レフィンとしては、炭素数3〜24、好ましくは3〜1
8のものが本発明で使用可能であり、これには例えば、
シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、3−
メチルシクロヘキセン、シクロオクテン、シクロデセ
ン、シクロドデセン、テトラシクロデセン、オクタシク
ロデセン、ジシクロペンタジエン、ノルボルネン、5−
メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2−ノルボル
ネン、5−イソブチル−2−ノルボルネン、5,6−ジ
メチル−2−ノルボルネン、5,5,6−トリメチル−
2−ノルボルネン、エチリデンノルボルネンなどが包含
される。環状オレフィンは前記のα−オレフィンと共重
合せしめるのが通例であるが、その場合、環状オレフィ
ンの量は共重合体の50モル%以下、通常は1〜50モル
%、好ましくは2〜50モル%の範囲にある。本発明で使
用可能なジエン類及びトリエン類は、炭素数4〜26、好
ましくは6〜26のポリエンである。具体的には、ブタジ
エン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエン、
1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5
−ヘキサジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4
−シクロヘキサジエン、1,9−デカジエン、1,13
−テトラデカジエン、2,6−ジメチル−1,5−ヘプ
タジエン、2−メチル−2,7−オクタジエン、2,7
−ジメチル−2,6−オクタジエン、2,3ジメチルブ
タジエン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジ
エン、イソプレン、1,3,7−オクタトリエン、1,
5,9−デカトリエンなどが例示される。本発明で鎖式
ジエン又はトリエンを使用する場合、通常は上記したα
−オレフィンと共重合させるのが通例であるが、その共
重合体中の鎖式ジエン及び/又はトリエンの含有量は、
一般に、0.1〜50モル%、好ましくは0.2〜10
モル%の範囲にある。本発明の重合反応は前記した触媒
の存在下、すべて実質的に酸素、水などを絶った状態で
行われる。この時の重合条件は温度20〜200℃、好
ましくは50〜120℃、圧力常圧〜 70kg/cm2 G 、
好ましくは常圧〜20kg/cm2 G の範囲にあり、重合時
間としては5分〜20時間、好ましくは30分〜10時
間が採用されるのが普通である。また、重合反応系中
に、水分等の不純物除去を目的とした成分、いわゆるス
カベンジャーを加えることができ、そのスカベンジャー
しては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウムナなどの有機アルミ
ニウム、前記変性有機アルミニウム化合物、分枝アルキ
ルを含有する変性有機アルミニウムなどが使用可能であ
る。また、本発明の特徴の一つは従来とは全く異なった
方法により生成重合体の分子量を調節可能ならしめる点
にあるが、このことは、重合条件(温度、圧力、触媒使
用量、水素分圧など)の調節によって生成重合体の分子
量を制御する手段の採用を、本発明が排除していること
を意味しない。さらにまた、本発明は個々の重合条件が
互いに異なる2段階以上の反応段を使用する多段重合方
法にも、支障なく適用する異ができる。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例及び比較例によって具
体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら
限定されるものではない。なお、実施例及び比較例で得
られた重合体の物性測定は次の方法で行った。 メルトフローレート(MFR) ASTM D 1238−57T 190℃、2.16
kg荷重に基づき測定した。なお、MFRの増減により分
子量の指標のひとつとした。 数平均分子量(Mn) ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(ウオーターズ
製、モデル形式150−C型)にて、溶媒にオルソジク
ロロベンゼンを使用し、測定温度を135℃として算出
した。 実施例1 (A)触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、ついでテトラプロポキシジルコニウム1.0g
とメチルシクロペンタジエン1.0gおよびトリエチル
アルミニウム1.1gを加え加熱環流条件下で2時間攪
拌反応させた。次ぎに、メチルアルミノキサンのトルエ
ン溶液(シェリング社製、濃度3.1mmolAl/m
l)100mlを加え、室温で1時間攪拌反応させて、
成分(1)を得た。窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機を
取り付けた100ml三口フラスコにビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジクロリド15mmolとトリイソ
ブチルアルミニウムのヘキサン溶液(1.0mmolA
l/ml)30ml(30mmol)を常温、常圧で混
合し2時間攪拌反応させて、成分(2)を得た。上記成
分(1)に成分(2)を22ml加え、常温、常圧で2
時間攪拌させた。窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機およ
び冷却管を取り付けた1L三口フラスコに、予め500
℃で7時間焼成処理したシリカ(富士デビソン製 #9
52)150gを入れ、フラスコを150℃まで加熱し
て1時間減圧乾燥を行った。乾燥終了後、フラスコを室
温まで冷却し、ここに上記で得られた成分溶液を添加
し、常温で1時間反応させた。次いで、フラスコを40
℃まで昇温し、得られたスラリー溶液を60分間減圧乾
燥して溶媒を除去することにより、流動性の良い固体触
媒211gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)を8Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記
で得られた固体触媒を100mg(Zr=0.14m
g)供給して重合を開始し、エチレンとブテン−1の混
合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.05)を連続
的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2Gに維持して
2時間の重合を行った。重合終了後、余剰のガスを排出
し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ−23gを
得た。このときの触媒効率は167Kg/gZrであっ
た。この白色ポリマーのMFRは0.52g/10mi
n、Mnは82800であった。 比較例1 実施例1の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を111mg(Zr=0.1
5mg)用いて重合したこと以外は実施例1と同様に実
験を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却し
て内容物を取り出し、白色ポリマ−27gを得た。触媒
効率は183Kg/gZrであった。この白色ポリマー
のMFRは0.77g/10min、Mnは77700
であった。 実施例2 (A)触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、テトラプロポキシジルコニウム1.0gとイン
デン2.8gおよびトリイソブチルアルミニウム4.6
gを加え加熱環流条件下で2時間攪拌反応させた。次ぎ
に、メチルアルミノキサンのトルエン溶液(シェリング
社製、濃度3.1mmolAl/ml)100mlを加
え、室温で1時間攪拌反応させて、成分(1)を得た。
一方、窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を
取り付けた500ml三口フラスコにオルトチタン酸テ
トライソプロピル30mmolとトリイソブチルアルミ
ニウムのヘキサン溶液(1.0mmolAl/ml)1
00ml(100mmol)を常温、常圧で混合し2時
間攪拌して、成分(2)を得た。窒素雰囲気下で、電磁
誘導攪拌機および冷却管を取り付けた1L三口フラスコ
に、予め500℃で7時間焼成処理したシリカ(富士デ
ビソン製 #952)150gを入れ、フラスコを15
0℃まで加熱して1時間減圧乾燥を行った。乾燥終了
後、フラスコを室温まで冷却し、上記で得られた成分
(2)を22ml添加し、さらに精製トルエン100m
l加えて常温で1時間反応させた。引き続いて、成分
(1)を全量添加し、さらに常温で1時間攪拌反応させ
た。次いで、フラスコを40℃まで昇温し、得られたス
ラリー溶液を60分間減圧乾燥して溶媒を除去すること
により、流動性の良い固体触媒205gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)9Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記で
得られた固体触媒を98ml(Zr=0.13mg)供
給して重合を開始した。重合開始後、エチレンとブテン
−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.0
5)を連続的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2G
に維持して2時間の重合を行った。重合終了後、余剰の
ガスを排出し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ
−24gを得た。このときの触媒効率は182Kg/g
Zrであった。この白色ポリマーのMFRは1.3g/
10min、Mnは66100であった。 比較例2 実施例2の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を105mg(Zr=0.1
4mg)用いて重合したこと以外は実施例2と同様に実
験を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却し
て内容物を取り出し、白色ポリマ−24gを得た。触媒
効率は172Kg/gZrであった。この白色ポリマー
のMFRは5.9g/10min、Mnは38800で
あった。 実施例3 (A)固体触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、ついでテトラブトシジルコニウム1.2gとシ
クロペンタジエン1.6gおよびトリエチルアルミニウ
ム6.6gを加え加熱環流条件下で2時間攪拌反応させ
た。次ぎに、メチルアルミノキサンのトルエン溶液(シ
ェリング社製、濃度3.1mmolAl/ml)100
mlを加え、室温で1時間攪拌反応させて、成分(1)
を得た。一方、窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および
冷却管を取り付けた500ml三口フラスコにオルトチ
タン酸テトライソプロピル30mmolとトリエチルア
ルミニウムのヘキサン溶液(1.0mmolAl/m
l)100ml(100mmol)を常温、常圧で混合
し2時間攪拌して、成分(2)を得た。窒素雰囲気下
で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付けた1L三口
フラスコに、予め500℃で7時間焼成処理したアルミ
ナ150gを入れ、フラスコを150℃まで加熱して1
時間減圧乾燥を行った。乾燥終了後、フラスコを室温ま
で冷却し、上記で得られた成分(2)を22ml添加
し、さらに精製トルエン100ml加えて常温で1時間
反応させた。引き続いて、成分(1)を全量添加し、さ
らに常温で1時間攪拌反応させた。次いで、フラスコを
40℃まで昇温し、得られたスラリー溶液を60分間減
圧乾燥して溶媒を除去することにより、流動性の良い固
体触媒198gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)9Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記で
得られた固体触媒を96ml(Zr=0.13mg)供
給して重合を開始した。重合開始後、エチレンとブテン
−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.0
5)を連続的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2G
に維持して2時間の重合を行った。重合終了後、余剰の
ガスを排出し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ
−22gを得た。このときの触媒効率は172Kg/g
Zrであった。この白色ポリマーのMFRは2.2g/
10min、Mnは58200であった。 比較例3 実施例3の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を98mg(Zr=0.13
mg)用いて重合したこと以外は実施例3と同様に実験
を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却して
内容物を取り出し、白色ポリマ−20gを得た。触媒効
率は152Kg/gZrであった。この白色ポリマーの
MFRは2.8g/10min、Mnは53300であ
った。 実施例4 (A)固体触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、ついでテトラプロポキシジルコニウム1.0g
とメチルシクロペンタジエン1.0gおよびトリエチル
アルミニウム1.1gを加え加熱環流条件下で2時間攪
拌反応させた。 次ぎに、メチルアルミノキサンのトル
エン溶液(シェリング社製、濃度3.1mmolAl/
ml)100mlを加え、室温で1時間攪拌反応させ
て、成分(1)を得た。一方、窒素雰囲気下で、電磁誘
導攪拌機および冷却管を取り付けた500ml三口フラ
スコに、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジクロリ
ド30mmolとトリエチルアルミニウムのヘキサン溶
液(1.0mmolAl/ml)60ml(60mmo
l)を常温、常圧で混合し2時間攪拌して、成分(2)
を得た。窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管
を取り付けた1L三口フラスコに、予め十分乾燥させた
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体ビーズ(オルガノ
社製)150gを入れ、フラスコを90℃まで加熱して
1時間減圧乾燥を行った。乾燥終了後、フラスコを室温
まで冷却し、上記で得られた成分(2)を22ml添加
し、さらに精製トルエン100ml加えて常温で1時間
反応させた。引き続いて、成分(1)を全量添加し、さ
らに常温で1時間攪拌反応させた。次いで、フラスコを
40℃まで昇温し、得られたスラリー溶液を60分間減
圧乾燥して溶媒を除去することにより、流動性の良い固
体触媒198gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)9Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記で
得られた固体触媒を112ml(Zr=0.15mg)
供給して重合を開始した。重合開始後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.0
5)を連続的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2G
に維持して2時間の重合を行った。重合終了後、余剰の
ガスを排出し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ
−21gを得た。このときの触媒効率は139Kg/g
Zrであった。この白色ポリマーのMFRは0.58g
/10min、Mnは81300であった。 比較例4 実施例4の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を107mg(Zr=0.1
4mg)用いて重合したこと以外は実施例4と同様に実
験を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却し
て内容物を取り出し、白色ポリマ−20gを得た。触媒
効率は145Kg/gZrであった。この白色ポリマー
のMFRは0.81g/10min、Mnは75700
であった。 実施例5 (A)触媒の調製 実施例2と同様に調製した。 (B)重合 気相重合装置に攪拌機のついたステンレス製オートクレ
ーブを使用し、ブロワー、流量調節器および乾式サイク
ロンでループをつくり、オートクレーブはジャケットに
温水を流すことによって温度を調節した。60℃に調節
したオートクレーブに固体触媒を100mg/hの速度
で供給し、またオートクレーブ気相中のブテン−1/エ
チレンモル比を0.25になるように調節しながら各々
のガスを供給し、全圧を8Kgf/cm2Gに保ちなが
らブロワーにより系内のガスを循環させ、生成ポリマー
を間欠的に抜き出しながら10時間の連続重合を行っ
た。触媒効率は78kg/gZrで、MFRは1.4g
/10min、Mnは65300であった。 比較例5 実施例5の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を106mg(Zr=0.1
4mg)用いて重合したこと以外は実施例5と同様に実
験を行ったところ、触媒効率は78Kg/gZrで、M
FRは3.0g/10min、Mnは52300であっ
た。 実施例6 (A)触媒の調製 実施例2と同様に調製した。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製のオー
トクレーブを窒素置換し、これに精製したトルエン1L
を加え、更に重合系内のスカベンジを行うためトリエチ
ルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mmol/m
l)を0.3ml添加した後、上記触媒のトルエン希釈
溶液(濃度10mg/ml)10mlを加え、80℃に
昇温し続いてエチレンと1−ブテン(ブテン/エチレン
=0.2)の混合ガスを連続的に供給しつつ、全圧を9
Kgf/cm2Gに維持して2時間の重合を行った。触
媒効率は410kg/gZrで、MFRは0.02g/
10min、Mnは111300であった。 比較例6 実施例6の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を用いて重合したこと以外は
実施例6と同様に実験を行ったところ、触媒効率は34
3Kg/gZrで、MFRは0.11g/10min、
Mnは100800であった。
体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら
限定されるものではない。なお、実施例及び比較例で得
られた重合体の物性測定は次の方法で行った。 メルトフローレート(MFR) ASTM D 1238−57T 190℃、2.16
kg荷重に基づき測定した。なお、MFRの増減により分
子量の指標のひとつとした。 数平均分子量(Mn) ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(ウオーターズ
製、モデル形式150−C型)にて、溶媒にオルソジク
ロロベンゼンを使用し、測定温度を135℃として算出
した。 実施例1 (A)触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、ついでテトラプロポキシジルコニウム1.0g
とメチルシクロペンタジエン1.0gおよびトリエチル
アルミニウム1.1gを加え加熱環流条件下で2時間攪
拌反応させた。次ぎに、メチルアルミノキサンのトルエ
ン溶液(シェリング社製、濃度3.1mmolAl/m
l)100mlを加え、室温で1時間攪拌反応させて、
成分(1)を得た。窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機を
取り付けた100ml三口フラスコにビスシクロペンタ
ジエニルチタニウムジクロリド15mmolとトリイソ
ブチルアルミニウムのヘキサン溶液(1.0mmolA
l/ml)30ml(30mmol)を常温、常圧で混
合し2時間攪拌反応させて、成分(2)を得た。上記成
分(1)に成分(2)を22ml加え、常温、常圧で2
時間攪拌させた。窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機およ
び冷却管を取り付けた1L三口フラスコに、予め500
℃で7時間焼成処理したシリカ(富士デビソン製 #9
52)150gを入れ、フラスコを150℃まで加熱し
て1時間減圧乾燥を行った。乾燥終了後、フラスコを室
温まで冷却し、ここに上記で得られた成分溶液を添加
し、常温で1時間反応させた。次いで、フラスコを40
℃まで昇温し、得られたスラリー溶液を60分間減圧乾
燥して溶媒を除去することにより、流動性の良い固体触
媒211gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)を8Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記
で得られた固体触媒を100mg(Zr=0.14m
g)供給して重合を開始し、エチレンとブテン−1の混
合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.05)を連続
的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2Gに維持して
2時間の重合を行った。重合終了後、余剰のガスを排出
し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ−23gを
得た。このときの触媒効率は167Kg/gZrであっ
た。この白色ポリマーのMFRは0.52g/10mi
n、Mnは82800であった。 比較例1 実施例1の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を111mg(Zr=0.1
5mg)用いて重合したこと以外は実施例1と同様に実
験を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却し
て内容物を取り出し、白色ポリマ−27gを得た。触媒
効率は183Kg/gZrであった。この白色ポリマー
のMFRは0.77g/10min、Mnは77700
であった。 実施例2 (A)触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、テトラプロポキシジルコニウム1.0gとイン
デン2.8gおよびトリイソブチルアルミニウム4.6
gを加え加熱環流条件下で2時間攪拌反応させた。次ぎ
に、メチルアルミノキサンのトルエン溶液(シェリング
社製、濃度3.1mmolAl/ml)100mlを加
え、室温で1時間攪拌反応させて、成分(1)を得た。
一方、窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を
取り付けた500ml三口フラスコにオルトチタン酸テ
トライソプロピル30mmolとトリイソブチルアルミ
ニウムのヘキサン溶液(1.0mmolAl/ml)1
00ml(100mmol)を常温、常圧で混合し2時
間攪拌して、成分(2)を得た。窒素雰囲気下で、電磁
誘導攪拌機および冷却管を取り付けた1L三口フラスコ
に、予め500℃で7時間焼成処理したシリカ(富士デ
ビソン製 #952)150gを入れ、フラスコを15
0℃まで加熱して1時間減圧乾燥を行った。乾燥終了
後、フラスコを室温まで冷却し、上記で得られた成分
(2)を22ml添加し、さらに精製トルエン100m
l加えて常温で1時間反応させた。引き続いて、成分
(1)を全量添加し、さらに常温で1時間攪拌反応させ
た。次いで、フラスコを40℃まで昇温し、得られたス
ラリー溶液を60分間減圧乾燥して溶媒を除去すること
により、流動性の良い固体触媒205gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)9Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記で
得られた固体触媒を98ml(Zr=0.13mg)供
給して重合を開始した。重合開始後、エチレンとブテン
−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.0
5)を連続的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2G
に維持して2時間の重合を行った。重合終了後、余剰の
ガスを排出し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ
−24gを得た。このときの触媒効率は182Kg/g
Zrであった。この白色ポリマーのMFRは1.3g/
10min、Mnは66100であった。 比較例2 実施例2の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を105mg(Zr=0.1
4mg)用いて重合したこと以外は実施例2と同様に実
験を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却し
て内容物を取り出し、白色ポリマ−24gを得た。触媒
効率は172Kg/gZrであった。この白色ポリマー
のMFRは5.9g/10min、Mnは38800で
あった。 実施例3 (A)固体触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、ついでテトラブトシジルコニウム1.2gとシ
クロペンタジエン1.6gおよびトリエチルアルミニウ
ム6.6gを加え加熱環流条件下で2時間攪拌反応させ
た。次ぎに、メチルアルミノキサンのトルエン溶液(シ
ェリング社製、濃度3.1mmolAl/ml)100
mlを加え、室温で1時間攪拌反応させて、成分(1)
を得た。一方、窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および
冷却管を取り付けた500ml三口フラスコにオルトチ
タン酸テトライソプロピル30mmolとトリエチルア
ルミニウムのヘキサン溶液(1.0mmolAl/m
l)100ml(100mmol)を常温、常圧で混合
し2時間攪拌して、成分(2)を得た。窒素雰囲気下
で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付けた1L三口
フラスコに、予め500℃で7時間焼成処理したアルミ
ナ150gを入れ、フラスコを150℃まで加熱して1
時間減圧乾燥を行った。乾燥終了後、フラスコを室温ま
で冷却し、上記で得られた成分(2)を22ml添加
し、さらに精製トルエン100ml加えて常温で1時間
反応させた。引き続いて、成分(1)を全量添加し、さ
らに常温で1時間攪拌反応させた。次いで、フラスコを
40℃まで昇温し、得られたスラリー溶液を60分間減
圧乾燥して溶媒を除去することにより、流動性の良い固
体触媒198gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)9Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記で
得られた固体触媒を96ml(Zr=0.13mg)供
給して重合を開始した。重合開始後、エチレンとブテン
−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.0
5)を連続的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2G
に維持して2時間の重合を行った。重合終了後、余剰の
ガスを排出し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ
−22gを得た。このときの触媒効率は172Kg/g
Zrであった。この白色ポリマーのMFRは2.2g/
10min、Mnは58200であった。 比較例3 実施例3の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を98mg(Zr=0.13
mg)用いて重合したこと以外は実施例3と同様に実験
を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却して
内容物を取り出し、白色ポリマ−20gを得た。触媒効
率は152Kg/gZrであった。この白色ポリマーの
MFRは2.8g/10min、Mnは53300であ
った。 実施例4 (A)固体触媒の調製 窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管を取り付
けた500ml三口フラスコに精製トルエン100ml
を加え、ついでテトラプロポキシジルコニウム1.0g
とメチルシクロペンタジエン1.0gおよびトリエチル
アルミニウム1.1gを加え加熱環流条件下で2時間攪
拌反応させた。 次ぎに、メチルアルミノキサンのトル
エン溶液(シェリング社製、濃度3.1mmolAl/
ml)100mlを加え、室温で1時間攪拌反応させ
て、成分(1)を得た。一方、窒素雰囲気下で、電磁誘
導攪拌機および冷却管を取り付けた500ml三口フラ
スコに、ビスシクロペンタジエニルチタニウムジクロリ
ド30mmolとトリエチルアルミニウムのヘキサン溶
液(1.0mmolAl/ml)60ml(60mmo
l)を常温、常圧で混合し2時間攪拌して、成分(2)
を得た。窒素雰囲気下で、電磁誘導攪拌機および冷却管
を取り付けた1L三口フラスコに、予め十分乾燥させた
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体ビーズ(オルガノ
社製)150gを入れ、フラスコを90℃まで加熱して
1時間減圧乾燥を行った。乾燥終了後、フラスコを室温
まで冷却し、上記で得られた成分(2)を22ml添加
し、さらに精製トルエン100ml加えて常温で1時間
反応させた。引き続いて、成分(1)を全量添加し、さ
らに常温で1時間攪拌反応させた。次いで、フラスコを
40℃まで昇温し、得られたスラリー溶液を60分間減
圧乾燥して溶媒を除去することにより、流動性の良い固
体触媒198gを得た。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製オート
クレーブを窒素置換した後、オートクレーブ内を75℃
まで昇温した。続いて、重合系内のスカベンジを行うた
めトリエチルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mm
ol/ml)を0.3ml添加した後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.1
5)9Kgf/cm2Gとなるように張り込み、上記で
得られた固体触媒を112ml(Zr=0.15mg)
供給して重合を開始した。重合開始後、エチレンとブテ
ン−1の混合ガス(ブテン−1/エチレンモル比0.0
5)を連続的に供給しつつ、全圧を9Kgf/cm2G
に維持して2時間の重合を行った。重合終了後、余剰の
ガスを排出し、冷却して内容物を取り出し、白色ポリマ
−21gを得た。このときの触媒効率は139Kg/g
Zrであった。この白色ポリマーのMFRは0.58g
/10min、Mnは81300であった。 比較例4 実施例4の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を107mg(Zr=0.1
4mg)用いて重合したこと以外は実施例4と同様に実
験を行った。重合終了後、余剰のガスを排出し、冷却し
て内容物を取り出し、白色ポリマ−20gを得た。触媒
効率は145Kg/gZrであった。この白色ポリマー
のMFRは0.81g/10min、Mnは75700
であった。 実施例5 (A)触媒の調製 実施例2と同様に調製した。 (B)重合 気相重合装置に攪拌機のついたステンレス製オートクレ
ーブを使用し、ブロワー、流量調節器および乾式サイク
ロンでループをつくり、オートクレーブはジャケットに
温水を流すことによって温度を調節した。60℃に調節
したオートクレーブに固体触媒を100mg/hの速度
で供給し、またオートクレーブ気相中のブテン−1/エ
チレンモル比を0.25になるように調節しながら各々
のガスを供給し、全圧を8Kgf/cm2Gに保ちなが
らブロワーにより系内のガスを循環させ、生成ポリマー
を間欠的に抜き出しながら10時間の連続重合を行っ
た。触媒効率は78kg/gZrで、MFRは1.4g
/10min、Mnは65300であった。 比較例5 実施例5の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を106mg(Zr=0.1
4mg)用いて重合したこと以外は実施例5と同様に実
験を行ったところ、触媒効率は78Kg/gZrで、M
FRは3.0g/10min、Mnは52300であっ
た。 実施例6 (A)触媒の調製 実施例2と同様に調製した。 (B)重合 攪拌機を付した容量3Lのステンレススチール製のオー
トクレーブを窒素置換し、これに精製したトルエン1L
を加え、更に重合系内のスカベンジを行うためトリエチ
ルアルミニウムのトルエン希釈溶液(1mmol/m
l)を0.3ml添加した後、上記触媒のトルエン希釈
溶液(濃度10mg/ml)10mlを加え、80℃に
昇温し続いてエチレンと1−ブテン(ブテン/エチレン
=0.2)の混合ガスを連続的に供給しつつ、全圧を9
Kgf/cm2Gに維持して2時間の重合を行った。触
媒効率は410kg/gZrで、MFRは0.02g/
10min、Mnは111300であった。 比較例6 実施例6の触媒の調製において、成分(2)を加えずに
触媒を調製した。この触媒を用いて重合したこと以外は
実施例6と同様に実験を行ったところ、触媒効率は34
3Kg/gZrで、MFRは0.11g/10min、
Mnは100800であった。
【図1】本発明の重合用触媒の代表的な調製工程を示す
フローシートである。
フローシートである。
Claims (2)
- 【請求項1】(1)少なくとも下記に示す1)〜4)の
各成分を相互に接触させて得られる成分(成分(1)) 1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(式中、R1、R2は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X1はハロゲン原子または水素原子、Me1はZ
r、TiまたはHfを示し、p及びqはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦p+q≦4である)、 2)一般式Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-nで表される化
合物(式中、R3、R4は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X2はハロゲン原子または水素原子、Me2は周期
律表第I〜III族元素、zはMe2の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである、) 3)環状で共役二重結合を2個以上持つ有機化合物、 4)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物および (2)下記(ア)および(イ)から選ばれる成分(成分
(2)) (ア)少なくとも下記に示す1)からなる成分、または
1)および2)の成分を接触させて得られる成分 1)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属元素化合物(ただ
し、該化合物はこれらの遷移金属元素の酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコキシド、アセチルアセ
トナート、メタロセン、水素錯体、アルキル錯体、ホス
フィン錯体、シアノ錯体、ピリジル錯体、カルボニル錯
体の中から選ばれる化合物である) 2)一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-nで表される化
合物(式中、R'、R"は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X'はハロゲン原子または水素原子、Me'は周期
律表第I〜III族元素、zはMe'の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである) (イ)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属 を接触し、かつ(a)上記成分(1)および(2)の少な
くともいずれか一方に、および/または、(b)上記成分
(1)の調製時および成分(2)の調製時の少なくとも
いずれか一方に、 (3)無機化合物担体および/または粒子状ポリマー担
体 を接触することにより得られる触媒の存在下、オレフィ
ンを重合または共重合することを特徴とするポリオレフ
ィンの製造方法。 - 【請求項2】(1)下記(ア)および(イ)から選ばれ
る成分 (ア)下記に示す1)および3)、あるいは1)、2)
および3)を相互に接触させて得られる成分 1)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属元素化合物(ただ
し、該化合物はこれらの遷移金属元素の酸化物、ハロゲ
ン化物、炭酸塩、酢酸塩、アルコキシド、アセチルアセ
トナート、メタロセン、水素錯体、アルキル錯体、ホス
フィン錯体、シアノ錯体、ピリジル錯体、カルボニル錯
体の中から選ばれる化合物である) 2)一般式Me'R'm(OR")nX'z-m-nで表される化
合物(式中、R'、R"は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X'はハロゲン原子または水素原子、Me'は周期
律表第I〜III族元素、zはMe'の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである、)および 3)無機化合物担体および/または粒子状ポリマー担体 (イ)周期律表第IV〜VIII族の遷移金属と、無機化合物
担体および/または粒子状ポリマー担体とを接触するこ
とにより得られる成分および (2)下記に示す1)〜4)の各成分を相互に接触させ
て得られる成分 1)一般式Me1R1 p(OR2)qX1 4-p-qで表される化
合物(式中、R1、R2は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X1はハロゲン原子または水素原子、Me1はZ
r、TiまたはHfを示し、p及びqはそれぞれ0≦p
≦4、0≦q≦4、0≦p+q≦4である)、 2)一般式Me2R3 m(OR4)nX2 z-m-nで表される化
合物(式中、R3、R4は個別に炭素数1〜24の炭化水
素基、X2はハロゲン原子または水素原子、Me2は周期
律表第I〜III族元素、zはMe2の価数を示し、m
及びnはそれぞれ0<m≦z、0≦n≦zで、しかも0
<m+n≦zである、) 3)環状で共役二重結合を2個以上持つ有機化合物、 4)Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム化
合物 を接触することにより得られる触媒の存在下に、オレフ
ィンを重合または共重合することを特徴とするポリオレ
フィンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27703096A JPH09151207A (ja) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | ポリオレフィンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27683395 | 1995-09-29 | ||
JP7-276833 | 1995-09-29 | ||
JP27703096A JPH09151207A (ja) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | ポリオレフィンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151207A true JPH09151207A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=26552133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27703096A Pending JPH09151207A (ja) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | ポリオレフィンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09151207A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002194018A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Tosoh Corp | オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27703096A patent/JPH09151207A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002194018A (ja) * | 2000-12-22 | 2002-07-10 | Tosoh Corp | オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合体の製造方法 |
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