JPH09150727A - 車両用制動液圧制御装置 - Google Patents

車両用制動液圧制御装置

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JPH09150727A
JPH09150727A JP30887695A JP30887695A JPH09150727A JP H09150727 A JPH09150727 A JP H09150727A JP 30887695 A JP30887695 A JP 30887695A JP 30887695 A JP30887695 A JP 30887695A JP H09150727 A JPH09150727 A JP H09150727A
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JP
Japan
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pressure
amount
time
braking
estimated
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JP30887695A
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English (en)
Inventor
Yoshitomo Watabe
良知 渡部
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動液圧及びリザーバ液量のの推定精度を向
上させる。 【解決手段】 それまでに推定された制動液圧に基づい
て増圧時及び減圧時にそれぞれ変化すると予測される単
位時間当りの液圧増加量及び液圧減少量を決定し、これ
らと増圧時間及び減圧時間とから制動液圧を推定する。
なお、同様な方法にてリザーバの液量も推定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動液圧を制御し
て車輪のスリップ量を制御する車両用制動液圧制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、滑り易い路面での車両の発進時等
において駆動輪の路面に対するスリップ量を制御して発
進性、加速性等を向上させるためのトラクション(TR
C)制御や、車両制動時の車輪ロックを防止するための
アンチスキッド(ABS)制御等のため、制動力を制御
することが行われている。車両のブレーキは一般に油圧
式とされており、前記制御のためにブレーキ液圧経路に
は液圧調整弁が接続されて、この液圧調整弁に増減圧信
号を出力することにより、制動力を適切に制御する車両
用制動液圧制御装置が開発されている。
【0003】この制動力制御を精度よく実行するには、
現在の制動液圧を知る必要が出てくるが、例えば、特開
平2−85051号公報には、増圧信号の出力時間と減
圧信号の出力時間との偏差に基づいて現在の制動液圧を
推定するものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では増・減圧時間で制動液圧を推定していたた
め、液圧調整弁は、その開度及び時間を一定とした場合
でも、増減圧時における制動液圧の高さによって増圧又
は減圧される量が変わってくることから、精度の高い液
圧の推定ができないという問題があった。
【0005】本発明は、前記従来の問題を解決するべく
なされたもので、制動液圧を精度よく推定すると共に、
同様な技術思想により、リザーバ液量を精度よく推定す
ることのできる車両用制動液圧制御装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、その要旨を図1(A)に示すように、制動液圧を制
御して車輪のスリップ量を制御する車両用制動液圧制御
装置において、それまでに推定された制動液圧に基づ
き、増圧時に変化すると予測される単位時間当りの液圧
増加量を決定する液圧増加量決定手段と、それまでに推
定された制動液圧に基づき、減圧時に変化すると予測さ
れる単位時間当りの液圧減少量を決定する液圧減少量決
定手段と、増圧時間測定手段と、減圧時間測定手段と、
前記液圧増加量と増圧時間及び前記液圧減少量と減圧時
間を用いて、制動液圧を推定する制動液圧推定手段と、
を備え、推定された制動液圧を利用して制動液圧制御を
行うことにより、前記目的を達成したものである。
【0007】即ち、請求項1に記載の発明によれば、制
動液圧推定手段によりそれまでに推定された制動液圧に
基づいて、増圧時に変化すると予測される単位時間当り
の液圧増加量及び、減圧時に変化すると予測される単位
時間当りの液圧減少量を決定し、前記液圧増加量と増圧
時間との積及び前記液圧減少量と減圧時間との積を前回
の推定された制動液圧にそれぞれ加減することで、今回
の制動液圧を推定するようにしている。
【0008】このように、増減圧時の制動液圧により単
位時間当りの液圧増加量及び液圧減少量が変化すること
を考慮して制動液圧を推定するようにしたため、推定の
精度を向上させることができる。
【0009】請求項1の好ましい実施の形態は、更に、
どのような増圧モードであるかを検出する増圧モード検
出手段を備え、前記液圧増加量を、前記検出された増圧
モードに応じて変化させることである。これにより、例
えばホイールシリンダが急増圧か緩増圧かといった増圧
モードによって単位時間当りの増圧量である増圧勾配が
変わるので、これを考慮して制動液圧を推定すること
で、推定精度の向上が図られる。
【0010】請求項3に記載の発明は、その要旨を図1
(B)に示すように、制動液圧を制御して車輪のスリッ
プ量を制御する車両用制動液圧制御装置において、制動
液圧を推定する手段と、推定された制動液圧に基づき、
増圧時に変化すると予測される単位時間当りの油液増加
量を決定する油液増加量決定手段と、推定された制動液
圧に基づき、減圧時に変化すると予測される単位時間当
りの油液減少量を決定する油液減少量決定手段と、増圧
時間測定手段と、減圧時間測定手段と、前記油液増加量
と増圧時間及び前記油液減少量と減圧時間を用いて、減
圧時に油液を蓄えるリザーバの液量を推定するリザーバ
液量推定手段と、を備え、前記推定されたリザーバ液量
を利用して、制動液圧制御を行うことにより同じく上記
目的を達成したものである。
【0011】これは、請求項1に記載の発明と同様な技
術思想をリザーバ液量の推定に適用しようとしたもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態のより具体的な例を詳細に説明する。
【0013】図2は、本発明に係る車両用制動液圧制御
装置の液圧回路を一系統のみ、その概略を示したもので
ある。
【0014】図2において、ブレーキペダル2が踏まれ
ると、マスタシリンダ4に液圧が発生する。マスタシリ
ンダ4とホイールシリンダ6、8は液路10によって結
ばれており、液路10中に第1ソレノイド12、14が
設けられている。マスタシリンダ4に発生した液圧は、
第1ソレノイド12、14を通じてホイールシリンダ
6、8に伝達される。
【0015】制動制御中において、増圧時はモータ16
によりポンプ18が駆動され、リザーバ20から油液が
汲み上げられ、第2ソレノイド22、24を通じてホイ
ールシリンダ6、8へ送られ、増圧される。又、減圧時
はホイールシリンダ6、8から第3ソレノイド26、2
8を通じてリザーバ20へ油液が環流し、減圧される。
【0016】以上の各ソレノイド12、14、22、2
4、26、28の駆動パターンを図3に表にして示す。
図3において、急増圧とはマスタシリンダ4から増圧す
る場合であり、緩増圧とはポンプ18から増圧する場合
である。又、記号○は弁が開いていることを示し、記号
×は弁が閉じていることを示す。
【0017】なお、ポンプ18によって増圧する場合
に、あまり液圧が高くなるのを防ぐためにリリーフバル
ブ30が設けられている。このような場合にはリリーフ
バルブ30からリターン液路32を通じて油液が環流す
るようになっている。又、液路10の、マスタシリンダ
4と第1ソレノイド12、14との間には、マスタシリ
ンダ圧を検出するためのマスタシリンダ圧センサ34が
設けられている。又、符号40は電子制御装置(EC
U)であり、液圧増加量及び減少量決定手段、増圧及び
減圧時間測定手段、制動液圧推定手段や増圧モード検出
手段等の働きを兼ねている。
【0018】本実施形態は、推定制動液圧PBの大きさ
を考慮するようにし、更に、どんな増圧モードかによっ
て分け、液圧推定の精度を高めるようにしたものであ
る。
【0019】以下、第1実施形態の作用について説明す
る。
【0020】図4は、第1実施形態に係る制動液圧推定
方法を示すフローチャートである。これは6msecルーチ
ンであり、常時6msec毎に実行される。なお、増圧累積
時間Tup及び減圧累積時間Tdownの算出は1msec毎に実
行される1msecルーチンにより、増圧出力又は減圧出力
が検出されるたびに増圧累積時間Tup又は減圧累積時間
Tdownを1カウントアップすることによって行われる。
【0021】ステップ100において、急増モードか否
か、即ちマスタリシンダ4の液圧による増圧か否か判断
する。これは、マスタシリンダ圧センサ34によりマス
タシリンダ圧を検出することにより判定される。その結
果、急増モードの場合にはステップ130へ進み、急増
モードでない場合にはステップ110へ進む。
【0022】ステップ110では、緩増モードか否か、
即ちポンプ18の液圧による増圧か否か判定する。これ
は、ポンプ18を駆動するモータ16のオン信号を検出
することにより行われる。その結果、緩増モードの場合
は、ステップ120へ進み、緩増モードでない場合(こ
の場合は増圧ではない、即ち保持又は減圧である)はス
テップ140へ進む。
【0023】以上の判定の結果、緩増モードの場合には
ステップ120において、推定制動液圧PBと増圧勾配
(液圧増加量)Kupの関係を示すマップ1により、増圧
勾配Kupを選択する。マップ1を図5に示す。図5に示
すように、増圧勾配Kupは、モータ16の立ち上がり遅
れを考慮して、モータオン信号検出後の経過時間tが所
定時間(ここでは260msec)以内の場合には、一定の
小さな値(0.003)とされているが、所定時間経過
後は、推定制動液圧PBに応じて変化させられている。
【0024】ABS制御が緩増モードの場合、ホイール
シリンダ6、8はポンプ18により増圧されるため、リ
リーフバルブ30のリリーフ圧とホイールシリンダ圧
(制動液圧)との差圧が大きいときは増圧勾配Kupは大
となる。又、リリーフ圧は一定であるからホイールシリ
ンダ圧が大のとき、増圧勾配Kupは小となるようにマッ
プ1により選択する。
【0025】なお、減圧・保持等の他のモードの場合
は、前回の推定制動液圧演算時から、今回の演算時まで
の増圧累積時間Tupは0であるから、増圧勾配Kupの値
を特に選択する必要はない。
【0026】以下、前記判定の結果、急増モードの場合
にはステップ130において、マスタシリンダ圧Pmcと
推定制動液圧PBとの差圧と、増圧勾配Kupとの関係を
示すマップ2により、増圧勾配Kupを選択する。マップ
2を図6に示す。
【0027】ABS制御が急増モードの場合、ホイール
シリンダ6、8はマスタシリンダ4から増圧されるた
め、マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧との差圧が
大きいほど増圧勾配Kupは大となる。このため、マップ
2によりマスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧の差圧
が大のとき、増圧勾配Kupは大となるように選択する。
【0028】次に、ステップ140において、推定制動
液圧PBと減圧勾配(液圧減少量)Kdownの関係を示す
マップ3により、減圧勾配Kdownを選択する。マップ3
を図7に示す。
【0029】減圧勾配Kdownは、ホイールシリンダ圧と
リザーバ圧との差圧が大きいほど大となる。又、リザー
バ圧はほぼ0であるため、ホイールシリンダ圧が大のと
き、減圧勾配Kdownが大となるようにマップ3により選
択する。
【0030】以上の値を用いて、次のステップ150に
おいて、次の(1)式により推定制動液圧PBを演算す
る。
【0031】 PB(n)=PB(n−1)+Kup×Tup−Kdown×Tdown …(1)
【0032】即ち、前回演算時から今回演算時までの増
圧累積時間Tupと増圧勾配Kupにより、前回演算時から
今回演算時までの液圧増加分はTup×Kupとなる。同様
に、前回演算時から今回演算時までの減圧累積時間Tdo
wnと減圧勾配Kdownにより、前回演算時から今回演算時
までの液圧減少分はTdown×Kdownとなる。従って、今
回演算時の推定制動液圧PB(n)は前記(1)式で演
算される。
【0033】このように、本実施形態によれば、急増圧
と緩増圧とで増圧勾配が変わることを考慮すると共に、
増減圧時の制動液圧を考慮して制動液圧を推定するよう
にしたため、推定精度が向上した。
【0034】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。
【0035】第2実施形態は、第1実施形態と同じ思想
に基づいてリザーバ液量の推定精度を向上させるもので
ある。
【0036】本実施形態では、推定制動液圧PBを用い
てリザーバ液量を推定するようにしている。以下本実施
形態について説明する。
【0037】図8に本実施形態に係るリザーバ液量推定
の6msecルーチンのフローチャートを示す。
【0038】図8のステップ200において、推定制動
液圧PBのマップ4により単位時間当りの前輪及び後輪
のホイールシリンダ6、8の油液減少量Kfdgf、Kfdg
r、又単位時間当りの前輪及び後輪のホイールシリンダ
6、8の油液増加量Kfdzf、Kfdzrをそれぞれ選択す
る。マップ4を図9に示す。
【0039】ここで、各ホイールシリンダ6、8の単位
時間当りの油液減少量Kfdgf、Kfdgrが、各ホイールシ
リンダ6、8からリザーバ20へ単位時間当りに流入す
る液量、即ちリザーバ液量Cres の増加量に当る。これ
は、推定制動液圧(ホイールシリンダ圧)PBが大きい
ほど大きくなるため、マップ4より、推定制動液圧PB
が大きいほど油液減少量Kfdgf、Kfdgrは大となるよう
に選択する。
【0040】又、同様に、各ホイールシリンダ6、8の
単位時間当りの油液増加量Kfdzf、Kfdzrが、各ホイー
ルシリンダ6、8へ向かってリザーバ20から流出する
液量、即ちリザーバ液量Cres の減少量に当る。従っ
て、これは推定制動液圧PBが大きいほど小さくなるた
め、マップ4により、推定制動液圧PBが大きいほど油
液増加量Kfdzf、Kfdzrが小となるように選択する。
【0041】又、前輪及び後輪の増圧累積時間Tupf 、
Tupr 、前輪及び後輪の減圧累積時間Tdownf 、Tdown
r を別途算出しておく。
【0042】従って、前回演算時から今回演算時までの
間にリザーバ20へ流入する液量が、 Tdownf ×Kfdgf+Tdownr ×Kfdgr 又、リザーバ20から流出する液量は、 Tupf ×Kfdzf+Tupr ×Kfdzr となり、前回演算時のリザーバ推定液量Cres (n−
1)から、今回演算時のリザーバ推定液量Cres (n)
が次の(2)式により算出される。
【0043】 Cres (n)=Cres (n−1)+Tdownf ×Kfdgf+Tdownr ×Kfdgr −(Tupf ×Kfdzf+Tupr ×Kfdzr) …(2)
【0044】又、ステップ220においては、次回の演
算のために増・減圧累積時間Tdownf 、Tdownr 、Tup
f 、Tupr を0クリアする。
【0045】このように、本実施形態では推定制動液圧
PBを用いてリザーバ推定液量Cres を算出しているた
め、推定車体減速度DVsoを用いる推定方法より正確に
推定することができ、推定精度が向上した。
【0046】なお、ここで用いられている推定制動液圧
PBは、第1実施形態で説明したやり方で算出されたも
のに限定されるものではないが、第1実施形態でのやり
方を用いることにより一層精度の向上を図ることができ
る。
【0047】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。
【0048】本実施形態は、前述した第2実施形態によ
るリザーバ推定液量Cres により液圧制御を変更する様
子を示したものである。まず、何をするのかを明確にす
るために、問題点について説明する。
【0049】図2に示すようなリザーバ20の場合、図
10(a)に拡大して示すように、非制動状態であって
も車両の旋回状態に基づいてホイールシリンダ6、8に
油液を制御するVSC(Vehicle Stability Contr
ol)制御用に適用された場合、初期状態で、ピストン2
0aが少し下がり、油液がフルード溜め20bに溜まっ
ている構造をしている。減圧時には図10(b)のよう
に、ピストン20aは更に下がり、フルード溜め20b
に油液が流入する。ここで、モータ16を回し続ける
と、本来初期状態で溜まっていなければならない油液ま
で汲み上げてしまい、図10(c)のようにピストン2
0aが上まで上がってしまい、初期状態に戻すことがで
きなくなってしまう。
【0050】本実施形態は、前記第2実施形態によって
得られた精度の高いリザーバ推定液量Cres を用いて、
液圧制御を変更することで、この問題を解決しようとす
るものである。
【0051】図11に、本実施形態に係る制御フローチ
ャートを示す。
【0052】図11のステップ300において、ABS
制御中か否か判断し、ABS制御中でなければステップ
310で、ABS制御中ならばステップ320で、それ
ぞれ前記第2実施形態で得られたリザーバ推定液量Cre
s が、初期状態でのリザーバ20の液量(以後単に初期
値という)Aを超えているか否か判定する。
【0053】リザーバ推定液量Cres が初期値Aより小
の場合にはステップ330へ進み、モータ16をオフし
回転を止め、第2ソレノイド22、24を閉じる。これ
によりポンプ18のリザーバ20からの油液の汲み上げ
は停止され、リザーバ20のフルード溜め20bの油液
が初期値Aより減少することを防ぐことができる。
【0054】ステップ310でリザーバ推定液量Cres
が初期値Aより大きいときはステップ340へ進み、第
2ソレノイド22、24を開いてモータ16を回しリザ
ーバ20の油液を汲み上げ、ホイールシリンダ6、8へ
供給し、増圧を行う。
【0055】ステップ320でリザーバ推定液量Cres
が初期値Aより大きいとされた場合には、次のステップ
350でABS制御中における出力要求が第2ソレノイ
ド閉か否か判断する。第2ソレノイド閉でなければステ
ップ340へ進み、前と同様増圧を行う。第2ソレノイ
ド閉の場合にはステップ360で、第2ソレノイド2
2、24を閉じてモータ16をオンし、保持状態とす
る。
【0056】このように本実施形態によれば、リザーバ
推定液量Cres によって第2ソレノイド22、24とモ
ータ16の制御を行うことによって、リザーバ20の液
量を常に初期状態に保つことが可能となる。
【0057】なお、本発明においては推定されたリザー
バの液量をどのように制動制御に反映させるかについて
は特に限定するものではない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
増減時における制動液圧を考慮して制動液圧を推定する
ようにしたため、制動液圧の推定精度を向上させること
ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示す概念図
【図2】本発明の実施形態に係る車両用制動液圧制御装
置の概略を示す液圧回路図
【図3】図2の液圧回路におけるソレノイドの駆動パタ
ーンを示す説明図
【図4】第1実施形態に係る制動液圧推定を示すフロー
チャート
【図5】第1実施形態に係る制動液圧推定に用いられる
マップ1
【図6】同じく第1実施形態に係る制動液圧推定に用い
られるマップ2
【図7】同じく第1実施形態に係る制動液圧推定に用い
られるマップ3
【図8】第2実施形態に係るリザーバ液量推定を示すフ
ローチャート
【図9】第2実施形態に係るリザーバ液量推定に用いら
れるマップ4
【図10】第3実施形態に係るリザーバの構造を示す説
明図
【図11】第3実施形態に係る液圧制御を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
2…ブレーキペダル 4…マスタシリンダ 6、8…ホイールシリンダ 10…液路 12、14…第1ソレノイド 16…モータ 18…ポンプ 20…リザーバ 22、24…第2ソレノイド 26、28…第3ソレノイド 30…リリーフバルブ 34…マスタシリンダ圧センサ 40…電子制御装置(ECU)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制動液圧を制御して車輪のスリップ量を制
    御する車両用制動液圧制御装置において、 それまでに推定された制動液圧に基づき、増圧時に変化
    すると予測される単位時間当りの液圧増加量を決定する
    液圧増加量決定手段と、 それまでに推定された制動液圧に基づき、減圧時に変化
    すると予測される単位時間当りの液圧減少量を決定する
    液圧減少量決定手段と、 増圧時間測定手段と、 減圧時間測定手段と、 前記液圧増加量と増圧時間及び前記液圧減少量と減圧時
    間を用いて、制動液圧を推定する制動液圧推定手段と、
    を備え、 推定された制動液圧を利用して制動液圧制御を行うこと
    を特徴とする車両用制動液圧制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、更に、どのような増圧
    モードであるかを検出する増圧モード検出手段を備え、 前記液圧増加量を、前記検出された増圧モードに応じて
    変化させることを特徴とする車両用制動液圧制御装置。
  3. 【請求項3】制動液圧を制御して車輪のスリップ量を制
    御する車両用制動液圧制御装置において、 制動液圧を推定する手段と、 推定された制動液圧に基づき、増圧時に変化すると予測
    される単位時間当りの油液増加量を決定する油液増加量
    決定手段と、 推定された制動液圧に基づき、減圧時に変化すると予測
    される単位時間当りの油液減少量を決定する油液減少量
    決定手段と、 増圧時間測定手段と、 減圧時間測定手段と、 前記油液増加量と増圧時間及び前記油液減少量と減圧時
    間を用いて、減圧時に油液を蓄えるリザーバの液量を推
    定するリザーバ液量推定手段と、を備え、 前記推定されたリザーバ液量を利用して、制動液圧制御
    を行うことを特徴とする車両用制動液圧制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331420A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ液圧制御装置

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JP2007331420A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ液圧制御装置
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