JPH09150500A - 印刷機のインキ容器及びインキ供給装置 - Google Patents

印刷機のインキ容器及びインキ供給装置

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JPH09150500A
JPH09150500A JP10675996A JP10675996A JPH09150500A JP H09150500 A JPH09150500 A JP H09150500A JP 10675996 A JP10675996 A JP 10675996A JP 10675996 A JP10675996 A JP 10675996A JP H09150500 A JPH09150500 A JP H09150500A
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JP
Japan
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ink
container
discharge port
outer box
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JP10675996A
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Mitsuo Sato
光雄 佐藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/04Articles or materials enclosed in two or more containers disposed one within another
    • B65D77/06Liquids or semi-liquids or other materials or articles enclosed in flexible containers disposed within rigid containers
    • B65D77/062Flexible containers disposed within polygonal containers formed by folding a carton blank
    • B65D77/065Spouts, pouring necks or discharging tubes fixed to or integral with the flexible container
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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    • B65D2231/001Means for facilitating the complete expelling of the contents the container being a bag

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキの残量が発生するのを防止することが
でき、インキ容器の設置場所からインキ供給ローラまで
の間に、高精度の加工が要求される構成部材を有する長
いインキ搬送用通路を設けなくともよく、またインキ容
器を機枠外に設置しなくともよくて、大きな設置スペー
スを必要とせず、このようにしてコストを低下すること
ができるインキ容器を提供する。 【解決手段】 袋状の容器本体と、この容器本体に連結
されたインキ吐出口部と、容器本体を包被する外箱とを
有し、この外箱の中央底部に容器本体のインキ吐出口部
が取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機のインキ
容器及びインキ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例えば孔版印刷機のインキ容器61と
して図25に示すように、可撓性チューブからなる容器本
体62と、その吐出口部63に装着されたキャップ64と、容
器本体62を内蔵している外箱66とを有する実公平3-2780
4号公報に開示されたようなものがある。
【0003】そしてこれらのものを使用する印刷機のイ
ンキ供給装置は、その一例をあげるとそれは、図28に示
すようなものであって、71は機枠82に取付けられた支持
軸72に回転可能に支持された版胴を示し、この版胴71の
内部にインキ供給ローラ73が配置され、インキ容器61は
機枠82外に設けられた支持枠76に支持され、吐出口部63
からキャップ64をはずしてインキポンプ78が連結され、
インキの供給時にはモータ79によってインキポンプ78が
作動して、インキ配送管80、インキ分配管81を経てイン
キがインキ供給ローラ73に滴下される。74はこの際に形
成されるインキ溜りを示す。
【0004】ところでこのようなものは、インキの供給
時にインキポンプ78が作動して、吐出口部63からインキ
を吸引すると、吸引が最初に図26に矢印に示すように吐
出口部63の近傍の部分Aに作用して、この部分Aはイン
キが吸出されて収縮してインキの流通を阻害し、また底
面Bのインキが吸引されにくいことから、多くのインキ
残量を生ずるという問題がある。
【0005】またインキ容器61の設置場所からインキ供
給ローラ73までの間に、インキ配送管80や、インキ分配
管81等の多くの部品が配置された長いインキ搬送用通路
を設けなければならず、またインキ容器61を機枠82外に
設置しなければならないことから、高コストとなるのに
加えて大きな設置スペースが必要になり、またインキ搬
送用通路が長いことから、粘性流体であるインキの流動
抵抗が大きくなって、インキポンプ78の駆動負荷が大き
くなるという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような問題を解
決する方策としては、インキ容器61を版胴71の内部に設
けるということがあるが、従来のインキ容器61は、寸法
の関係上そのままでは版胴71の内部に設けることができ
ず、細長くすることが要請される。そこでこのようにし
てみると、インキポンプ78による吸引力が図27に矢印に
示すように作用して、長くしたインキ容器61内の容器本
体62が図示のような形状となって、残存インキ量が増大
するという問題がある。
【0007】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の印刷機のインキ容器のもつ問題を解消し、インキの
残量が発生するのを防止することができ、インキ容器の
設置場所からインキ供給ローラまでの間に、高精度の加
工が要求される構成部材を有する長いインキ搬送用通路
を設けなくともよく、またインキ容器を機枠外に設置し
なくともよくて、大きな設置スペースを必要とせず、こ
のようにしてコストを低下することができるのに加え
て、インキポンプの駆動負荷を小さくすることができる
インキ容器及びインキ供給装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、印刷機のインキ容器において、
請求項1に記載の発明は、インキ吐出口部が容器本体の
底面中央に設けられていることを特徴とし、請求項2に
記載の発明は、袋状の容器本体と、この容器本体に連結
されたインキ吐出口部と、容器本体を包被する外箱とを
有し、外箱の中央底部に、容器本体のインキ吐出口部が
取付けられていることを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、容器本体のインキ吐出口部の周囲の底
面が外箱の底面に固着されていることを特徴とし、請求
項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
容器本体の中央部外周側面が外箱の内面に固着されてい
ることを特徴とし、請求項5に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、容器本体のほぼ底面全面、側面
の一部で容器本体が外箱の内面に固着していることを特
徴とし、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発
明において、容器本体の上面中央部が、外箱の内面の上
面中央部に固着していることを特徴とするものである。
【0010】請求項7に記載の発明は、中央部にインキ
吐出口部を有する基板部と、この基板部の上面に間隔を
おいて平行に設立された壁状部とを具備する支持部材
に、フイルム製の倒立箱型の容器本体を包被して支持部
材で支持し、容器本体の開口下縁部を支持部材に固着し
たことを特徴とし、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の発明において、支持部材の頂部を梁部材で連結
していることを特徴とするものである。
【0011】請求項9に記載の発明は、印刷機のインキ
供給装置であって、袋状の容器本体と、この容器本体に
連結されたインキ吐出口部と、容器本体を包被する外箱
とを有し、外箱の中央底部に容器本体のインキ吐出口部
が取付けられているインキ容器が、円筒状版胴内に着脱
可能にセットされ、前記容器本体のインキ吐出口部が円
筒状版胴内に設けられたインキポンプのインキ吸引管に
係脱可能に嵌合されることを特徴とするものである。
【0012】請求項10に記載の発明は、印刷機のインキ
供給装置であって、中央部にインキ吐出口部を有する基
板部と、この基板部の上面に間隔をおいて平行に設立さ
れた壁状部とを具備する支持部材に、フイルム製の倒立
箱型の容器本体を包被して支持部材で支持し、容器本体
の開口下縁部を支持部材に固着したインキ容器が、円筒
状版胴内に着脱可能にセットされ、前記容器本体のイン
キ吐出口部が円筒状版胴内に設けられたインキポンプの
インキ吸引管に係脱可能に嵌合されることを特徴とする
ものである。
【0013】請求項11に記載の発明は、請求項9又は10
に記載の発明において、インキ容器のインキ吐出口部
は、容器本体に上部が取付けられた縦向部と、この縦向
部下端に連設された横向部とを有し、横向部の先端にイ
ンキ吐出口を設け、このインキ吐出口はインキポンプの
インキ吸引管に対向していることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図面に示されているこの発明の実
施形態において、同様の部分には同一の符号を付して説
明が重複するのを回避することとする。図1,2に示さ
れている第1実施形態において、1はインキ容器を示
し、このインキ容器1は袋状となっている容器本体2を
有し、その底面中央に合成樹脂製のインキ吐出口部3が
熱溶着によって連結されていて、容器本体2は厚紙製の
外箱4によって包被されており、インキ吐出口部3はそ
のインキ吐出口5が外箱4の底板6の中央部に設けられ
た透孔7から外部に突出している。そしてインキ吐出口
5は容器本体2にインキを収納した後、合成樹脂フィル
ム又はアルミ箔等からなるシール部材8によってシール
されている。
【0015】図3,4,5には、この発明に使用される
インキ供給装置の第1実施形態の使用状態が示されてい
る。孔版印刷機のフレーム25内には円筒状の版胴21が配
置されていて、版胴21は後側フランジ23と前側フランジ
22とによってフレーム25に回転可能に保持されている。
版胴21の後側フランジ23は、フレーム25に固着された支
持軸28の周りに回転可能に支持され、また前側フランジ
22はリング状になっていて、フレーム25に設けられた3
個の支持ローラ26によって版胴21が中心軸の周りに回転
可能に支持されている。版胴21内に延在するフレーム25
にはインキ供給ローラ24が回転可能に支持されており、
フレーム25の上部と前部とには取手部29,30が設けられ
ている。
【0016】版胴21の内部にはインキ供給装置20が配置
されている。インキ供給装置20は版胴21内に延在するフ
レーム25の部分にレール43を介して支持されたインキ容
器受台32を有し、このインキ容器受台32はレール43に沿
って、インキ容器1を保持して図3において実線で示す
版胴21内の作動位置と、鎖線で示す版胴21外の非作動位
置との間を矢印に示すように移動可能となっており、前
側につまみ部33が設けられている。インキ容器受台32の
下方には一端がフレーム25に設けた支持軸37に枢支され
ている支持台36が配置されており、この支持台36は他端
下面がフレーム25に回動可能に取付けられたカムレバー
39に当接していて、その上面にインキポンプ34及びイン
キポンプ34を駆動するモータ35が設置されている。
【0017】インキ容器受台32とインキポンプ34との中
間に図4,5に示すようにインキ容器のガイド部材40が
横設されている。インキポンプ34のインキ吸引管41の先
端は、インキ容器1が作動位置に保持された場合、図5
に示すようにインキ容器1のインキ吐出口5と対向する
ように上方に屈曲していて、その基端にはシールリング
42が嵌合され、先端は傾斜面38となっている。
【0018】このようなものにあって、図3に示す作動
位置にあるインキ容器1のインキが、使用しつくされて
新しいものに交換する場合には、オペレータは、カムレ
バー39をもって時計方向に回動し、支持台36を支持軸37
を中心にして、反時計方向に回動させて図5に示すよう
に、インキ容器1のインキ吐出口5に嵌入しているイン
キ吸引管41の先端をインキ吐出口5から引き出す。
【0019】ついでつまみ部33をもってインキ容器受台
32を図4の矢印とは反対方向の手前側の版胴21の外部の
非作動位置に引き出す。そしてこの位置でインキが充填
された新しいインキ容器1を、インキ容器受台32にイン
キ吐出口部3を下向きにしてセットし、インキ容器受台
32を図4の矢印方向に版胴21内に押し込んで、ガイド部
材40のガイド凹部にインキ吐出口部3を嵌入させてイン
キ容器1を作動位置に保持する。
【0020】そしてカムレバー39をもって反時計方向に
回動し、支持台36を支持軸37を中心にして、時計方向に
回動させて図5に示すように、インキ容器1のインキ吐
出口5にインキ吸引管41の先端を嵌入し、その傾斜面38
でシール部材8を突き破って、インキ容器1とインキポ
ンプ34とを連通させて、セット作業を終了する。そして
インキの供給時にはモータ35によってインキポンプ34が
作動して、インキは前記従来のものと同様にインキ分配
管31を経てインキ供給ローラ24に滴下される。
【0021】このような第1実施形態は、前記のような
従来のインキ容器のもつ問題を解消することができる。
ところでこの第1実施形態は、インキ供給時に容器本体
2に図6に矢印に示すように吸引力が作用してその中央
部が下降し、この結果インキ供給終了時にその左右裾部
分のインキが、残留するおそれがある。
【0022】そこでこのようなおそれがないものとし
て、以下の他の実施形態を提案する。図7,8に示す第
2実施形態は、インキ吐出口部3の外周において外箱4
の底面に、容器本体2の底面の一部がインキ吐出口部3
の半径より大きな半径の広い領域Cにおいて接着してい
る点で、第1実施形態と相違する以外他に異なるところ
がなく、第1実施形態と同様に前記のインキ供給装置20
に装着されて使用される。
【0023】この第2実施形態は、容器本体2の底面の
一部と外箱4とが、インキ吐出口部3の外周において外
箱4の底面に、広い領域Cで接着しているので、インキ
供給時に図8に矢印に示すように吸引力が作用し、この
結果インキ供給終了時にその左右裾部分のインキが残留
するおそれが少ない。なおこの実施形態においては、容
器本体2の上面の中央部分を外箱4の内面の上面中央部
に接着してもよい。
【0024】図9,10に示す第3実施形態は、容器本体
2の中央部の外面と、外箱4の内面(4面)との間の、
図9において点線斜線で示す広い筒状領域Dで接着剤17
で接着している。接着領域Dの幅L2は外箱4の幅L1
のほぼ50%とするのが好ましい。
【0025】この第3実施形態は、容器本体2と外箱4
とが、容器本体2の中央部外周側面において外箱4の内
面(4面)に、広い筒状領域Dで接着しているので、イ
ンキ供給時に図10に矢印に示すように吸引力が作用し、
この結果インキ供給終了時には、縦線で示す残留インキ
9はきわめて少量となる。
【0026】図11,12に示す第4実施形態は、接着領域
D′が容器本体2のほぼ底面の全面、三角形側面部及び
頂部で、容器本体2の外面と外箱4の内面とを接着した
点で、第3実施形態と相違するだけで他に相違するとこ
ろがない。そしてこの第4実施形態のインキ供給終了時
の状態が図12に示されていて、縦線で示す残留インキ9
はきわめて少量となる。なおこの実施形態においては、
容器本体2の頂部を外箱4の内面に接着しなくともよ
い。
【0027】図13〜18に示す第5実施形態は、中央部に
インキ吐出口部3が形成された合成樹脂製の基板部11
と、この基板部11の上面に間隔をおいて平行に設立され
たほぼ三角形の壁状部としての支持側板12と、支持側板
12の頂部を連結している梁部材15とを有する支持部材10
に、合成樹脂フイルム製の倒立箱型の容器本体2を包被
して支持部材10で支持し、容器本体2の開口下縁部14を
支持部材10に熱溶着したものである。
【0028】この第5実施形態において、図13に実線に
示す状態でインキ供給装置20に装着されたインキ容器1
は、インキ供給開始時からその終了時までの間におい
て、その両側面部が支持側板12に支持されてその容器本
体2が収縮してゆき、インキ供給終了時には全体の外観
は図17,18に示すようになる。このように容器本体2が
支持側板12に支持されることとなるので、容器本体2の
収縮によってインキの流動性を阻害することがなくて、
終了時における残量インキ9を減少させることとなる。
【0029】図19に示す第6実施形態は、ほぼ三角形の
壁状部としての側板部12に開口部16が設けられている点
で第5実施形態と相違するだけで他に相違するところが
ない。
【0030】図20,21に示されている第7実施形態は、
支持側板12が幅狭の板材で形成されている点で第5実施
形態と相違するだけで他に相違するところがない。
【0031】図22に示されている第8実施形態は、支持
側板12が半円形の板材で形成され、梁部材15が設けられ
ていない点で第5実施形態と相違するだけで他に相違す
るところがない。
【0032】前記のような、第2〜8実施形態は第1実
施形態と同様に前記のインキ供給装置20に装着されて使
用されるものである。また第5〜7実施形態の実施形態
においては、梁部材15を設けなくともよく、また第5〜
8実施形態には、容器本体2を包被する外箱を設けるこ
ともできる。さらに第6〜8実施形態は、その使用状態
が第5実施形態と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0033】
【実施例】前記の各実施形態における実施例としては、
容器本体2は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート等の単一体又は複層貼合体によっ
て形成され、外界とのバリア性を考慮してアルミ箔や酸
化シリコン皮膜が形成されてもよく、インキ吐出口部3
はポリエチレンによる射出成形品が使用される。しかし
同効のものであれば、前記以外のものでもよい。
【0034】また実施例の各部の寸法について、第1実
施形態を参照して例示することとすると、インキ容器1
の長さLが150〜250mm、幅Wが50〜100mm、高さHが50
〜100mm程度となっている。
【0035】図23,24には、前記のインキ供給装置の第
1実施形態20と異なる第2実施形態50が示されている。
このインキ供給装置50はインキ容器受台52を有し、この
インキ容器受台52はフレーム55に付設されたレール70に
沿って、インキ容器1を保持して図示しない版胴内の作
動位置と、版胴外の非作動位置との間を矢印に示すよう
に移動可能となっており、前側につまみ部53が設けられ
ている。インキ容器受台52の下方には一端が図示しない
版胴のフレーム88に固定され、かつインキ吸引管57を有
するインキポンプ54が配置されており、インキ吸引管57
にはシールリング58が装着されている。またインキ容器
受台52の底部には、倒れ防止部材56が垂設されている。
【0036】このインキ供給装置50に装着されるインキ
容器1のインキ吐出口部51は、その下部が屈曲して形成
されたインキ吐出口59を有し、このインキ吐出口59はイ
ンキポンプ54のインキ吸引管57に対向している。そして
このようなインキ容器1が、インキ容器受台52に装着さ
れると、そのインキ吐出口部51の後面が倒れ防止部材56
に支持される。
【0037】このようなものにあって、図24に示す作動
位置にあって、インキ吐出口部51がインキ吸引管57と嵌
合しているインキ容器1のインキが、使用しつくされて
新しいものに交換する場合には、オペレータは、つまみ
部53をもってインキ容器受台52を図23において左方の版
胴の外部の非作動位置に後退させる。そしてこの位置で
インキが充填された新しいインキ容器1を、インキ容器
受台52に装着し、インキ容器受台52を図23において右方
に向けて前進させて版胴内に押し込む。これによって図
24に示すように、インキ容器1のインキ吐出口59にイン
キ吸引管57の先端を嵌入してシール部材8を突き破っ
て、インキ容器1とインキポンプ54とを連通させて、セ
ット作業を終了して作動位置に保持する。
【0038】そしてインキの供給時には図示しないモー
タによってインキポンプ54が作動して、インキは前記従
来のものと同様に図示しないインキ分配管を経てインキ
供給ローラに滴下される。前記の際インキ吸引管57の先
端は、図24に示すように、テーパがついているので、イ
ンキ吐出口59への挿入が容易であり、またインキ容器受
台52を前進させる際、インキ吐出口部51の後面が倒れ防
止部材56に支持されて、倒れるのが防止される。またこ
の倒れ防止部材56は、インキ容器1をインキ容器受台52
に装着する際、その向きが前後逆向きとなることを防止
する。さらにインキ吸引管57に装着されたシールリング
58により、空気の進入やインキの漏洩等が防止される。
このインキ供給装置50においては、インキ吸引管57をイ
ンキ吐出口59に挿脱するに際して、インキ容器受台52を
移動させるだけですんで、インキ供給装置20のように面
倒なカムレバー39の操作が不要となる。
【0039】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、印刷機
のインキ容器において、請求項1に記載の発明は、イン
キ吐出口部が容器本体の底面中央に設けられており、請
求項2に記載の発明は、袋状の容器本体と、この容器本
体に連結されたインキ吐出口部と、容器本体を包被する
外箱とを有し、外箱の中央底部に容器本体のインキ吐出
口部が取付けられているので、インキの残量が発生する
のを防止することができるという効果がある。
【0040】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、容器本体のインキ吐出口部の周囲の底
面が外箱の底面に固着されており、請求項4に記載の発
明は、請求項2に記載の発明において、容器本体の中央
部外周側面が外箱の内面に固着されており、請求項5に
記載の発明は、請求項2に記載の発明において、容器本
体のほぼ底面全面及び側面の一部で、容器本体が外箱の
内面に固着しており、請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、容器本体の上面中央部が外箱
の内面の上面中央部に固着しているので、インキ供給の
終了時に容器本体のインキ吐出口部の周囲の底面が、外
箱の底面近くにおいて下方に位置し、底面が上昇するこ
とがなくてインキの残量が発生するのを確実に防止する
ことができるという効果がある。
【0041】請求項7に記載の発明は、中央部にインキ
吐出口部を有する基板部と、この基板部の上面に間隔を
おいて平行に設立された壁状部とを具備する支持部材
に、フイルム製の倒立箱型の容器本体を包被して支持部
材で支持し、容器本体の開口下縁部を支持部材に固着
し、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に
おいて、支持部材の頂部を梁部材で連結しているので、
インキ供給の終了時に容器本体の両側面部又は頂部が支
持部材又は梁部材によって支持されて、それ以外の容器
本体が下方に位置し、インキの残量が発生するのを防止
することができるという効果がある。
【0042】つぎに印刷機のインキ供給装置であって、
請求項9に記載の発明は、袋状の容器本体と、この容器
本体に連結されたインキ吐出口部と、容器本体を包被す
る外箱とを有し、外箱の中央底部に容器本体のインキ吐
出口部が取付けられているインキ容器が、円筒状版胴内
に着脱可能にセットされ、前記容器本体のインキ吐出口
部が円筒状版胴内に設けられたインキポンプのインキ吸
引管に係脱可能に嵌合され、請求項10に記載の発明は、
中央部にインキ吐出口部を有する基板部と、この基板部
の上面に間隔をおいて平行に設立された壁状部とを具備
する支持部材に、フイルム製の倒立箱型の容器本体を包
被して支持部材で支持し、容器本体の開口下縁部を支持
部材に固着したインキ容器が、円筒状版胴内に着脱可能
にセットされ、前記容器本体のインキ吐出口部が円筒状
版胴内に設けられたインキポンプのインキ吸引管に係脱
可能に嵌合され、さらに請求項11に記載の発明は、請求
項9又は10に記載の発明において、インキ容器のインキ
吐出口部は、容器本体に上部が取付けられた縦向部と、
この縦向部下端に連設された横向部とを有し、横向部の
先端にインキ吐出口を設け、このインキ吐出口はインキ
ポンプのインキ吸引管に対向しているので、インキ容器
の設置場所からインキ供給ローラまでの間に、高精度の
加工が要求される構成部材を有する長いインキ搬送用通
路を設けなくともよく、またインキ容器を機枠外に設置
しなくともよくて、大きな設置スペースを必要とせず、
このようにしてコストを低下することができるのに加え
て、インキポンプの駆動負荷を小さくすることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のインキ容器の第1実施形態の縦断正
面図である。
【図2】同上の倒立斜面図である。
【図3】この発明に使用されるインキ供給装置の第1実
施形態の一部縦断正面図である。
【図4】同上の印刷機への装着前の要部の拡大縦断正面
図である。
【図5】同上の印刷機への装着時の要部の拡大縦断正面
図である。
【図6】この発明のインキ容器の第1実施形態でインキ
供給時に起こり易い状態を示す縦断正面図である。
【図7】この発明のインキ容器の第2実施形態の縦断正
面図である。
【図8】同上のインキ供給状態を示す縦断正面図であ
る。
【図9】この発明のインキ容器の第3実施形態の縦断正
面図である。
【図10】同上のインキ供給状態を示す縦断正面図であ
る。
【図11】この発明のインキ容器の第4実施形態の縦断
正面図である。
【図12】同上のインキ供給状態を示す縦断正面図であ
る。
【図13】この発明のインキ容器の第5実施形態の縦断
正面図である。
【図14】同上の基板部の斜面図である。
【図15】同上の容器本体の倒立斜面図である。
【図16】図13の線16−16による縦面図である。
【図17】同上のインキ供給終了時における縦断正面図
である。
【図18】同インキ供給終了時における斜面図である。
【図19】この発明のインキ容器の第6実施形態の基板
部の斜面図である。
【図20】この発明のインキ容器の第7実施形態の基板
部の斜面図である。
【図21】同上のインキ供給終了時における縦断正面図
である。
【図22】この発明のインキ容器の第8実施形態の基板
部の斜面図である。
【図23】この発明に使用されるインキ供給装置の第2
実施形態の一部縦断正面図である。
【図24】同上の要部の拡大断面図である。
【図25】この発明と同種の従来のインキ容器の例の縦
断正面図である。
【図26】同上のインキ供給状態の説明図である。
【図27】同上の他のインキ供給状態の説明図である。
【図28】従来の印刷機におけるインキ供給装置の説明
図である。
【符号の説明】
1 インキ容器 2 容器本体 3 インキ吐出口部 4 外箱 5 インキ吐出口 6 底板 7 透孔 8 シール部材 9 残留インキ 10 支持部材 11 基板部 12 支持側板 14 開口下縁部 17 接着剤 20 インキ供給装置 21 版胴 22 前側フランジ 23 後側フランジ 24 インキ供給ローラ 25 フレーム 26 支持ローラ 28 支持軸 29 取手部 30 取手部 31 インキ分配管 32 インキ容器受台 33 つまみ部 34 インキポンプ 35 モータ 36 支持台 37 支持軸 38 傾斜面 39 カムレバー 40 ガイド部材 41 インキ吸引管 43 レール 50 インキ供給装置 51 インキ吐出口部 52 インキ容器受台 53 つまみ部 54 インキポンプ 55 フレーム 56 倒れ防止部材 57 インキ吸引管 58 シールリング 59 インキ吐出口 70 レール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ吐出口部が容器本体の底面中央に
    設けられていることを特徴とする印刷機のインキ容器。
  2. 【請求項2】 袋状の容器本体と、この容器本体に連結
    されたインキ吐出口部と、容器本体を包被する外箱とを
    有し、外箱の中央底部に、容器本体のインキ吐出口部が
    取付けられていることを特徴とする印刷機のインキ容
    器。
  3. 【請求項3】 容器本体のインキ吐出口部の周囲の底面
    が外箱の底面に固着されていることを特徴とする請求項
    2に記載の印刷機のインキ容器。
  4. 【請求項4】 容器本体の中央部外周側面が外箱の内面
    に固着されていることを特徴とする請求項2に記載の印
    刷機のインキ容器。
  5. 【請求項5】 容器本体のほぼ底面全面、側面の一部
    で、容器本体が外箱の内面に固着していることを特徴と
    する請求項2に記載の印刷機のインキ容器。
  6. 【請求項6】 容器本体の上面中央部が、外箱の内面の
    上面中央部に固着していることを特徴とする請求項5に
    記載の印刷機のインキ容器。
  7. 【請求項7】 中央部にインキ吐出口部を有する基板部
    と、この基板部の上面に間隔をおいて平行に設立された
    壁状部とを具備する支持部材に、フイルム製の倒立箱型
    の容器本体を包被して支持部材で支持し、容器本体の開
    口下縁部を支持部材に固着したことを特徴とする印刷機
    のインキ容器。
  8. 【請求項8】 支持部材の頂部を梁部材で連結している
    ことを特徴とする請求項7に記載の印刷機のインキ容
    器。
  9. 【請求項9】 袋状の容器本体と、この容器本体に連結
    されたインキ吐出口部と、容器本体を包被する外箱とを
    有し、外箱の中央底部に容器本体のインキ吐出口部が取
    付けられているインキ容器が、円筒状版胴内に着脱可能
    にセットされ、前記容器本体のインキ吐出口部が円筒状
    版胴内に設けられたインキポンプのインキ吸引管に係脱
    可能に嵌合されることを特徴とする印刷機のインキ供給
    装置。
  10. 【請求項10】 中央部にインキ吐出口部を有する基板
    部と、この基板部の上面に間隔をおいて平行に設立され
    た壁状部とを具備する支持部材に、フイルム製の倒立箱
    型の容器本体を包被して支持部材で支持し、容器本体の
    開口下縁部を支持部材に固着したインキ容器が、円筒状
    版胴内に着脱可能にセットされ、前記容器本体のインキ
    吐出口部が円筒状版胴内に設けられたインキポンプのイ
    ンキ吸引管に係脱可能に嵌合されることを特徴とする印
    刷機のインキ供給装置。
  11. 【請求項11】 インキ容器のインキ吐出口部は、容器
    本体に上部が取付けられた縦向部と、この縦向部下端に
    連設された横向部とを有し、横向部の先端にインキ吐出
    口を設け、このインキ吐出口はインキポンプのインキ吸
    引管に対向していることを特徴とする請求項9又は10に
    記載の印刷機のインキ供給装置。
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