JPH09149779A - 自動調理機の食材搬出装置 - Google Patents
自動調理機の食材搬出装置Info
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- JPH09149779A JPH09149779A JP7332593A JP33259395A JPH09149779A JP H09149779 A JPH09149779 A JP H09149779A JP 7332593 A JP7332593 A JP 7332593A JP 33259395 A JP33259395 A JP 33259395A JP H09149779 A JPH09149779 A JP H09149779A
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- JP
- Japan
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- foodstuff
- spiral
- automatic cooking
- cooking machine
- food
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- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 食材を効率よく収容し、搬送時に食材の破損
や詰まり、傾き等を生じることなく円滑に搬出できる搬
出装置を実現する。食材のセット状態や食材の有無を確
実に検出する。 【解決手段】 二つ折りの状態で複数枚積み重ねられた
食材群を、互いに逆巻きの左右のスパイラル57,58
間の各段に直接かつ斜めに載置して収容する収容部10
0と、スパイラル57,58を、スパイラルホルダ5
9,60やジョイント61,62等の連結機構を介して
互いに逆方向かつ同一速度で回転させる駆動部200
と、スパイラル57,58の最下段から落下した食材群
を滑落させる搬送部300と、搬送部300の終端にお
いて食材群から単一の食材を切り出す切り出し部400
と、切り出し部400により切り出された食材を搬送機
構89方向へ落下させて搬出する搬出部500とを備え
る。
や詰まり、傾き等を生じることなく円滑に搬出できる搬
出装置を実現する。食材のセット状態や食材の有無を確
実に検出する。 【解決手段】 二つ折りの状態で複数枚積み重ねられた
食材群を、互いに逆巻きの左右のスパイラル57,58
間の各段に直接かつ斜めに載置して収容する収容部10
0と、スパイラル57,58を、スパイラルホルダ5
9,60やジョイント61,62等の連結機構を介して
互いに逆方向かつ同一速度で回転させる駆動部200
と、スパイラル57,58の最下段から落下した食材群
を滑落させる搬送部300と、搬送部300の終端にお
いて食材群から単一の食材を切り出す切り出し部400
と、切り出し部400により切り出された食材を搬送機
構89方向へ落下させて搬出する搬出部500とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードタコ
ス等の自動調理機において、油で堅く揚げた皮(タコシ
ェルと呼ばれる)の搬出に適用して好適な自動調理機の
食材搬出装置に関する。
ス等の自動調理機において、油で堅く揚げた皮(タコシ
ェルと呼ばれる)の搬出に適用して好適な自動調理機の
食材搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タコスは、円盤状の皮を二つ折りにし、
その中に調理された挽肉や千切りのレタス、チーズ、ト
マトなどの様々な具を挟み込んで作られている。タコス
の皮には小麦粉やとうもろこし粉を溶いて焼いた柔軟な
形態のもの(トティーヤと呼ばれる)と、焼いた後に更
に二つ折りにして油で堅く揚げた前記タコシェルと呼ば
れるものがあり、トティーヤを用いたものはソフトタコ
ス、タコシェルを用いたものはハードタコスと称されて
いる。
その中に調理された挽肉や千切りのレタス、チーズ、ト
マトなどの様々な具を挟み込んで作られている。タコス
の皮には小麦粉やとうもろこし粉を溶いて焼いた柔軟な
形態のもの(トティーヤと呼ばれる)と、焼いた後に更
に二つ折りにして油で堅く揚げた前記タコシェルと呼ば
れるものがあり、トティーヤを用いたものはソフトタコ
ス、タコシェルを用いたものはハードタコスと称されて
いる。
【0003】これらのタコスの調製をすべて手作業によ
り行う場合には、多くの時間や人手を必要とし、昼食時
のように注文が多い場合に対処できないという問題があ
る。また、具の量にばらつきが合ったり、食材が作業場
に散乱して不衛生であるといった問題も生じる。このた
め、例えば特願平7−64828号に示されるように、
ソフトタコス、ハードタコスを調製する一連の工程を自
動化した自動調理装置が知られている。
り行う場合には、多くの時間や人手を必要とし、昼食時
のように注文が多い場合に対処できないという問題があ
る。また、具の量にばらつきが合ったり、食材が作業場
に散乱して不衛生であるといった問題も生じる。このた
め、例えば特願平7−64828号に示されるように、
ソフトタコス、ハードタコスを調製する一連の工程を自
動化した自動調理装置が知られている。
【0004】図14は、上記自動調理装置の全体構成を
示す正面図、図15は図14のX−X断面図、図16は
上記自動調理装置におけるタコシェル貯蔵搬出装置の説
明図である。以下、これらの図を用いて自動調理装置の
全体構成及びタコシェル貯蔵搬出装置の構成を概略的に
説明する。
示す正面図、図15は図14のX−X断面図、図16は
上記自動調理装置におけるタコシェル貯蔵搬出装置の説
明図である。以下、これらの図を用いて自動調理装置の
全体構成及びタコシェル貯蔵搬出装置の構成を概略的に
説明する。
【0005】まず、図14において、自動調理装置は鋼
板製の箱形キャビネット1により一体構成され、キャビ
ネット1は上部が食材収納空間2、中間部が調理空間
3、下部がユーティリティ空間4として使用されてい
る。食材収納空間2及びユーティリティ空間4は複数の
小室に区画され、各室の前面は扉により塞がれている。
また、調理空間3はキャビネット1のほぼ全長にわたっ
て連通し、その前面は開放されている。
板製の箱形キャビネット1により一体構成され、キャビ
ネット1は上部が食材収納空間2、中間部が調理空間
3、下部がユーティリティ空間4として使用されてい
る。食材収納空間2及びユーティリティ空間4は複数の
小室に区画され、各室の前面は扉により塞がれている。
また、調理空間3はキャビネット1のほぼ全長にわたっ
て連通し、その前面は開放されている。
【0006】食材収納空間2には3つの室2a,2b,
2cが形成され、室2a,2bは断熱構造である。常温
の室2aにはトティーヤ貯蔵搬出装置7が設置されてい
る。また、ヒータ8により約74℃に加熱された室2b
には、タコシェル貯蔵搬出装置9及び挽肉貯蔵搬出装置
10が設置されている。
2cが形成され、室2a,2bは断熱構造である。常温
の室2aにはトティーヤ貯蔵搬出装置7が設置されてい
る。また、ヒータ8により約74℃に加熱された室2b
には、タコシェル貯蔵搬出装置9及び挽肉貯蔵搬出装置
10が設置されている。
【0007】冷却器11により約4℃に冷却された室2
cには、サワークリーム貯蔵搬出装置12、レタス貯蔵
搬出装置13、チーズ貯蔵搬出装置14及びトマト貯蔵
搬出装置15が設置されている。室2cに隣接するキャ
ビネット1の右上部は制御室として用いられ、この部分
には前面にタッチパネルを備えた操作ディスプレイ16
及び主制御部17が設置されている。
cには、サワークリーム貯蔵搬出装置12、レタス貯蔵
搬出装置13、チーズ貯蔵搬出装置14及びトマト貯蔵
搬出装置15が設置されている。室2cに隣接するキャ
ビネット1の右上部は制御室として用いられ、この部分
には前面にタッチパネルを備えた操作ディスプレイ16
及び主制御部17が設置されている。
【0008】トティーヤ貯蔵搬出装置7は、3段の棚7
aを備え、これらの上にトティーヤ18が積層状に収納
されている。トティーヤ18の大きさは、例えば直径が
180mm程度、厚さが2mm程度である。トティーヤ
18は、送りねじにより上下方向及び前後方向に送られ
る腕7bの先端の吸盤に吸着されて1枚ずつ取り出さ
れ、加熱器7c内に収納される。
aを備え、これらの上にトティーヤ18が積層状に収納
されている。トティーヤ18の大きさは、例えば直径が
180mm程度、厚さが2mm程度である。トティーヤ
18は、送りねじにより上下方向及び前後方向に送られ
る腕7bの先端の吸盤に吸着されて1枚ずつ取り出さ
れ、加熱器7c内に収納される。
【0009】加熱器7cは常時加熱された上下2枚の水
平な電熱板を備え、これらの電熱板によりトティーヤ1
8を挟んで瞬間加熱する。その後、加熱されたトティー
ヤ18は、電熱板の中心に左右方向に設けられたスリッ
トを通して上下動する板状のプッシャ(図示せず)によ
り中心線上を押される。このため、トティーヤ18は二
つ折りにされながら下方に突き出され、そのままの姿勢
でシュータを経て垂直に落下する。
平な電熱板を備え、これらの電熱板によりトティーヤ1
8を挟んで瞬間加熱する。その後、加熱されたトティー
ヤ18は、電熱板の中心に左右方向に設けられたスリッ
トを通して上下動する板状のプッシャ(図示せず)によ
り中心線上を押される。このため、トティーヤ18は二
つ折りにされながら下方に突き出され、そのままの姿勢
でシュータを経て垂直に落下する。
【0010】また、タコシェル貯蔵搬出装置9は、スパ
イラルワイヤに水平に支持されて上から下に送られる多
数の棚板を備えている。そして、二つ折りのタコシェル
19は、10枚程度ずつが積み重ねられた状態で、折れ
目が手前になるようにして各棚板の上に横倒し状態でお
かれている。ここで、タコシェル19は、例えば直径が
180mm程度、厚さが2mm程度の円盤状の皮を焼
き、前述のごとく二つ折りして油で堅く揚げたものであ
る。
イラルワイヤに水平に支持されて上から下に送られる多
数の棚板を備えている。そして、二つ折りのタコシェル
19は、10枚程度ずつが積み重ねられた状態で、折れ
目が手前になるようにして各棚板の上に横倒し状態でお
かれている。ここで、タコシェル19は、例えば直径が
180mm程度、厚さが2mm程度の円盤状の皮を焼
き、前述のごとく二つ折りして油で堅く揚げたものであ
る。
【0011】図16は、タコシェル貯蔵搬出装置9の概
略的な構成を示すもので、(A)は正面図、(B)は側
面図、(C)は平面図である。図16において、スパイ
ラルワイヤ9aは垂直に4本配置されており、共通のモ
ータ9bにより、スプロケット9cに巻き掛けられたチ
ェーン9dを介して同時に回転駆動される。
略的な構成を示すもので、(A)は正面図、(B)は側
面図、(C)は平面図である。図16において、スパイ
ラルワイヤ9aは垂直に4本配置されており、共通のモ
ータ9bにより、スプロケット9cに巻き掛けられたチ
ェーン9dを介して同時に回転駆動される。
【0012】スパイラルワイヤ9aのねじ山間には、前
方が開放されたコ字形の棚板9eが四隅を掛けられて支
持されている。そして、これらの棚板9eの上には、タ
コシェル19が積層状に載置されている。一方、スパイ
ラルワイヤ9aの下方には、棚板9e上のタコシェル群
に対向するように前方に傾斜した傾斜台9fが配置さ
れ、その前端部にはエアシリンダ9gにより左右に往復
動する切り出し部材(ピーラ)9hが配置されている。
方が開放されたコ字形の棚板9eが四隅を掛けられて支
持されている。そして、これらの棚板9eの上には、タ
コシェル19が積層状に載置されている。一方、スパイ
ラルワイヤ9aの下方には、棚板9e上のタコシェル群
に対向するように前方に傾斜した傾斜台9fが配置さ
れ、その前端部にはエアシリンダ9gにより左右に往復
動する切り出し部材(ピーラ)9hが配置されている。
【0013】上記構成において、タコシェル19の搬出
時にはスパイラルワイヤ9aが1回転駆動され、各棚板
9eはスパイラルワイヤ9aの1ピッチ分だけ一斉に下
降する。すると、最下段の棚板9eはスパイラルワイヤ
9aから離れて落下し、図示しない回収容器に捕捉され
る。同時に、最下段の棚板9eに載っていたタコシェル
群は傾斜台9fの上を滑り落ち、切り出し部材9hに受
け止められる。
時にはスパイラルワイヤ9aが1回転駆動され、各棚板
9eはスパイラルワイヤ9aの1ピッチ分だけ一斉に下
降する。すると、最下段の棚板9eはスパイラルワイヤ
9aから離れて落下し、図示しない回収容器に捕捉され
る。同時に、最下段の棚板9eに載っていたタコシェル
群は傾斜台9fの上を滑り落ち、切り出し部材9hに受
け止められる。
【0014】そこで、切り出し部材9hが図の右方向へ
駆動され、タコシェル群の先頭のタコシェル19は図1
6(A)に鎖線で示すように他のタコシェル群から引き
離される。そして、シュータ9iにより導かれて折れ目
を下にした姿勢で矢印に沿って下方に落下する。その
後、切り出し部材9hは元の位置に復帰して残ったタコ
シェル群を受け止め、搬出待機状態となる。
駆動され、タコシェル群の先頭のタコシェル19は図1
6(A)に鎖線で示すように他のタコシェル群から引き
離される。そして、シュータ9iにより導かれて折れ目
を下にした姿勢で矢印に沿って下方に落下する。その
後、切り出し部材9hは元の位置に復帰して残ったタコ
シェル群を受け止め、搬出待機状態となる。
【0015】先の図14において、挽肉貯蔵搬出装置1
0では、ホッパ10a内にペースト状の挽肉が貯留さ
れ、攪拌機により常時攪拌されている。図示されていな
いエアシリンダによりピストンが後退駆動されると、ホ
ッパ10aとピストンポンプのシリンダとの間の弁が開
いて挽肉がシリンダ内に吸入される。次いで、ピストン
が前進駆動されると、前記弁が閉じると共に、シリンダ
と吐出口との間の弁が開いてシリンダ内の挽肉が吐出口
から押し出される。
0では、ホッパ10a内にペースト状の挽肉が貯留さ
れ、攪拌機により常時攪拌されている。図示されていな
いエアシリンダによりピストンが後退駆動されると、ホ
ッパ10aとピストンポンプのシリンダとの間の弁が開
いて挽肉がシリンダ内に吸入される。次いで、ピストン
が前進駆動されると、前記弁が閉じると共に、シリンダ
と吐出口との間の弁が開いてシリンダ内の挽肉が吐出口
から押し出される。
【0016】サワークリーム貯蔵搬出装置12では、ヨ
ーグルト状のサワークリームが可撓性のチューブ内に貯
留されている。このサワークリームは、モータにより駆
動されるローラでチューブをしごくことにより、吐出口
から押し出される。
ーグルト状のサワークリームが可撓性のチューブ内に貯
留されている。このサワークリームは、モータにより駆
動されるローラでチューブをしごくことにより、吐出口
から押し出される。
【0017】レタス貯蔵搬出装置13及びチーズ貯蔵搬
出装置14には、それぞれ糸状に千切りされたレタス、
チーズが貯留されている。トマト貯蔵搬出装置15に
は、さいころ状に角切りにされたトマトが貯留されてい
る。これらのレタス、チーズ、トマトの搬出は、いずれ
もスクリュー機構を利用して行われる。すなわち、各食
材タンクの下部にはスクリューが前後方向に水平に配置
されている。このスクリューがモータにより回転する
と、スクリューの螺旋状のフィンによって各食材が軸方
向に送られ、吐出口から押し出される。
出装置14には、それぞれ糸状に千切りされたレタス、
チーズが貯留されている。トマト貯蔵搬出装置15に
は、さいころ状に角切りにされたトマトが貯留されてい
る。これらのレタス、チーズ、トマトの搬出は、いずれ
もスクリュー機構を利用して行われる。すなわち、各食
材タンクの下部にはスクリューが前後方向に水平に配置
されている。このスクリューがモータにより回転する
と、スクリューの螺旋状のフィンによって各食材が軸方
向に送られ、吐出口から押し出される。
【0018】調理空間3の手前寄りには、ステンレス鋼
板からなる断面V字形の樋状の包装紙ガイド20(図1
5参照)が水平に設置されている。図14における左端
の包装紙入口端には、包装紙をV字状に折り曲げる直径
10mm程度の丸棒からなるロッド21が垂直に設置さ
れている。ロッド21の球面状の先端部は、包装紙ガイ
ド20の底部と0.1mm程度の僅かな隙間を介して対
向している。
板からなる断面V字形の樋状の包装紙ガイド20(図1
5参照)が水平に設置されている。図14における左端
の包装紙入口端には、包装紙をV字状に折り曲げる直径
10mm程度の丸棒からなるロッド21が垂直に設置さ
れている。ロッド21の球面状の先端部は、包装紙ガイ
ド20の底部と0.1mm程度の僅かな隙間を介して対
向している。
【0019】また、包装紙ガイド20の図14の右端の
包装紙出口端に連続するように、包装紙ガイド20の底
面と同一レベルで平板状の受板22が設置されている。
受板22の上方には、単に門形の押し枠23aのみを示
した包装紙シール機構23が設置されている。包装紙シ
ール機構23の隣には、鎖線で示した包装紙切断機構2
4が設置されている。これらの機構23,24の上方に
は、エアシリンダにより駆動されて鎖線位置と実線位置
との間で左右に往復動する包装紙送り機構25が設置さ
れている。
包装紙出口端に連続するように、包装紙ガイド20の底
面と同一レベルで平板状の受板22が設置されている。
受板22の上方には、単に門形の押し枠23aのみを示
した包装紙シール機構23が設置されている。包装紙シ
ール機構23の隣には、鎖線で示した包装紙切断機構2
4が設置されている。これらの機構23,24の上方に
は、エアシリンダにより駆動されて鎖線位置と実線位置
との間で左右に往復動する包装紙送り機構25が設置さ
れている。
【0020】ユーティリティ空間4の図14の左端部に
は、テープ状の包装紙26のロールが回転自在に支持さ
れている。包装紙26は例えば幅が260mm、厚さが
45μmの上白紙であり、ロールの外側になる面には、
圧接されると接着する感圧性の接着剤が塗布されてい
る。
は、テープ状の包装紙26のロールが回転自在に支持さ
れている。包装紙26は例えば幅が260mm、厚さが
45μmの上白紙であり、ロールの外側になる面には、
圧接されると接着する感圧性の接着剤が塗布されてい
る。
【0021】包装紙26は2つのガイドローラ27,2
8に巻き掛けられ、次いでモータ駆動される送りローラ
29を経てガイドローラ30に巻き掛けられた後、包装
紙ガイド20のV字状空間内に導かれる。包装紙26
は、ガイドローラ30を通過するまでは平坦であるが、
ガイドローラ30を通過すると中心線に沿って徐々にV
字状に変形する。包装紙ガイド20内に入った包装紙2
6は、その断面形状に沿って折り曲げられた上、ロッド
21と包装紙ガイド20の底面との間の隙間を通過して
そのまま包装紙ガイド20の右端に至る。なお、包装紙
26のロールは、予備のために2つ並べて配置されてお
り、一方を使い切るとすぐに他方に切り替わるようにな
っている。
8に巻き掛けられ、次いでモータ駆動される送りローラ
29を経てガイドローラ30に巻き掛けられた後、包装
紙ガイド20のV字状空間内に導かれる。包装紙26
は、ガイドローラ30を通過するまでは平坦であるが、
ガイドローラ30を通過すると中心線に沿って徐々にV
字状に変形する。包装紙ガイド20内に入った包装紙2
6は、その断面形状に沿って折り曲げられた上、ロッド
21と包装紙ガイド20の底面との間の隙間を通過して
そのまま包装紙ガイド20の右端に至る。なお、包装紙
26のロールは、予備のために2つ並べて配置されてお
り、一方を使い切るとすぐに他方に切り替わるようにな
っている。
【0022】上述した包装紙26の折り曲げ変形及び包
装紙ガイド20内への導入は、装置の運転開始時にまず
手作業により行う。すなわち、ガイドローラ30まで包
装紙26を巻き掛けたら、この包装紙26の先端を指で
摘んでV字状に変形させる。そして、包装紙26の先端
をロッド21を潜らせながら包装紙ガイド20内に導入
し、そのまま先端がシール機構23に重なるまで右に向
かって引っ張る。
装紙ガイド20内への導入は、装置の運転開始時にまず
手作業により行う。すなわち、ガイドローラ30まで包
装紙26を巻き掛けたら、この包装紙26の先端を指で
摘んでV字状に変形させる。そして、包装紙26の先端
をロッド21を潜らせながら包装紙ガイド20内に導入
し、そのまま先端がシール機構23に重なるまで右に向
かって引っ張る。
【0023】その間、包装紙26は中心線に沿ってロッ
ド21の先端部でしごかれ、包装紙ガイド20の内壁面
に沿ってV字状に折り曲げられながら包装紙ガイド20
内を進行する。なお、V字状に折り曲げられた包装紙2
6の左右上端面は、包装紙ガイド20よりも僅かに低い
位置に収まる。この包装紙のはみ出しを防止するため
に、包装紙ガイド20の左右上端部には、図15に示す
ように逆U字状のキャップ31が取り付けられている。
ド21の先端部でしごかれ、包装紙ガイド20の内壁面
に沿ってV字状に折り曲げられながら包装紙ガイド20
内を進行する。なお、V字状に折り曲げられた包装紙2
6の左右上端面は、包装紙ガイド20よりも僅かに低い
位置に収まる。この包装紙のはみ出しを防止するため
に、包装紙ガイド20の左右上端部には、図15に示す
ように逆U字状のキャップ31が取り付けられている。
【0024】ユーティリティ空間4の右端部には、左右
2本のスパイラルワイヤ32が前後して水平方向に設置
されており、これらのワイヤ32はモータ33により回
転駆動される。なお、左右2本のスパイラルワイヤ32
は、包装された商品41としてのソフトタコス及びハー
ドタコスを各々分けて奥の方へ搬送するためのものであ
る。図15に示すように、スパイラルワイヤ32の手前
側は包装紙ガイド20の下方に位置し、奥側は手前に向
かって傾斜するシュータ34の上方に位置している。シ
ュータ34は、前面に開口するフラッパ付きの取出口3
5に通じている。
2本のスパイラルワイヤ32が前後して水平方向に設置
されており、これらのワイヤ32はモータ33により回
転駆動される。なお、左右2本のスパイラルワイヤ32
は、包装された商品41としてのソフトタコス及びハー
ドタコスを各々分けて奥の方へ搬送するためのものであ
る。図15に示すように、スパイラルワイヤ32の手前
側は包装紙ガイド20の下方に位置し、奥側は手前に向
かって傾斜するシュータ34の上方に位置している。シ
ュータ34は、前面に開口するフラッパ付きの取出口3
5に通じている。
【0025】包装紙ガイド20の真下には、スパイラル
ワイヤ32の下面に近接し、かつ左右のスパイラルワイ
ヤ32に跨るように幅の狭いベルトコンベア36が左右
方向に水平に設置されている。そして、ベルトコンベア
36の奥には、スパイラルワイヤ32の下面に近接して
受板37が前後に水平に設置されている。ユーティリテ
ィ空間4には、その他に、包装紙26の折り目部分の下
部をシールする下部シール機構38、端末制御部39、
冷却器11に冷媒を供給する冷凍機ユニット40等が収
容されている。
ワイヤ32の下面に近接し、かつ左右のスパイラルワイ
ヤ32に跨るように幅の狭いベルトコンベア36が左右
方向に水平に設置されている。そして、ベルトコンベア
36の奥には、スパイラルワイヤ32の下面に近接して
受板37が前後に水平に設置されている。ユーティリテ
ィ空間4には、その他に、包装紙26の折り目部分の下
部をシールする下部シール機構38、端末制御部39、
冷却器11に冷媒を供給する冷凍機ユニット40等が収
容されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した自動調
理装置においては、主に図16に示したタコシェル貯蔵
搬出装置9に関して、次のような問題がある。 (1)タコシェル19を棚板9eの上に10枚以上重ね
ると、自重によって下方のタコシェル19にひびが入
り、搬出できない場合がある。また、タコシェル19を
棚板9eの上に収容する方式では、収容効率が悪いとい
う問題がある。 (2)複数のスパイラルワイヤ9aのスパイラルに上下
左右の寸法上の誤差があることにより、タコシェル19
が傾いたまま傾斜台9fに落下してセットされ、搬出不
能になることがある。
理装置においては、主に図16に示したタコシェル貯蔵
搬出装置9に関して、次のような問題がある。 (1)タコシェル19を棚板9eの上に10枚以上重ね
ると、自重によって下方のタコシェル19にひびが入
り、搬出できない場合がある。また、タコシェル19を
棚板9eの上に収容する方式では、収容効率が悪いとい
う問題がある。 (2)複数のスパイラルワイヤ9aのスパイラルに上下
左右の寸法上の誤差があることにより、タコシェル19
が傾いたまま傾斜台9fに落下してセットされ、搬出不
能になることがある。
【0027】(3)図16に示したようなスパイラルワ
イヤ9aは、左右対称の構造で回転方向が逆になってい
る。このため、これらのスパイラルワイヤ9aを同一構
造の連結機構の部品を介して駆動源のギアに連結する場
合には、スパイラルワイヤ9aを左右間違えて取り付け
るおそれがあり、その場合にはタコシェル19を正常に
搬送できなくなる。 (4)従来のタコシェル貯蔵搬出装置9では、傾斜台9
fの上のタコシェル19の数の多少を光センサにより検
出している。この場合、光センサをセンサアームに固定
して傾斜台9fの上方から検出する方法では、タコシェ
ル19を落下させて傾斜台9fの上にセットする際にセ
ンサアームを回転移動させなくてはならず、面倒であっ
た。また、タコシェル19のセット後にセンサアームを
戻し忘れると、センサ異常になってしまう。
イヤ9aは、左右対称の構造で回転方向が逆になってい
る。このため、これらのスパイラルワイヤ9aを同一構
造の連結機構の部品を介して駆動源のギアに連結する場
合には、スパイラルワイヤ9aを左右間違えて取り付け
るおそれがあり、その場合にはタコシェル19を正常に
搬送できなくなる。 (4)従来のタコシェル貯蔵搬出装置9では、傾斜台9
fの上のタコシェル19の数の多少を光センサにより検
出している。この場合、光センサをセンサアームに固定
して傾斜台9fの上方から検出する方法では、タコシェ
ル19を落下させて傾斜台9fの上にセットする際にセ
ンサアームを回転移動させなくてはならず、面倒であっ
た。また、タコシェル19のセット後にセンサアームを
戻し忘れると、センサ異常になってしまう。
【0028】(5)タコシェル19の幅が傾斜台9fの
幅よりも極端に短く、タコシェル19の残り枚数が少な
い場合には、タコシェル19が切り出し部材9h等に当
たって回転することがあり、正しく搬出できない。 (6)切り出し部材9hによってタコシェル19を切り
出す時に、傾斜台9fの上にあるタコシェル19が滑り
落ち、複数枚を同時に切り出すおそれがある。
幅よりも極端に短く、タコシェル19の残り枚数が少な
い場合には、タコシェル19が切り出し部材9h等に当
たって回転することがあり、正しく搬出できない。 (6)切り出し部材9hによってタコシェル19を切り
出す時に、傾斜台9fの上にあるタコシェル19が滑り
落ち、複数枚を同時に切り出すおそれがある。
【0029】(7)タコシェル19の切り出し時に、切
り出すタコシェル19とその上の複数枚のタコシェル群
とが切り離されず、一部が繋がったままの状態が発生す
る。 (8)切り出し部材9hの上部が平坦であると、タコシ
ェル19が上下に動いて割れてしまう場合がある。
り出すタコシェル19とその上の複数枚のタコシェル群
とが切り離されず、一部が繋がったままの状態が発生す
る。 (8)切り出し部材9hの上部が平坦であると、タコシ
ェル19が上下に動いて割れてしまう場合がある。
【0030】(9)シュータ9i内へ切り出されたタコ
シェル19が途中で傾き、逆さまになったりして正しく
搬送されない場合がある。 (10)タコシェル19の収容部の扉を開けたままの状
態でスパイラルワイヤ9aを回転させると、補充されて
いたタコシェル19が崩れ落ちることがある。
シェル19が途中で傾き、逆さまになったりして正しく
搬送されない場合がある。 (10)タコシェル19の収容部の扉を開けたままの状
態でスパイラルワイヤ9aを回転させると、補充されて
いたタコシェル19が崩れ落ちることがある。
【0031】そこで、本発明はこれらの課題を解決する
ためになされたものである。すなわち、本発明の目的
は、タコシェル等の食材を効率よく収容し、しかも、収
容時や搬送時における食材の破損を防止することができ
る食材搬出装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、食材をほぼ水平な姿勢で円滑に搬送すると
共に、切り出し時に食材を傷付けることのない食材搬出
装置を提供することにある。
ためになされたものである。すなわち、本発明の目的
は、タコシェル等の食材を効率よく収容し、しかも、収
容時や搬送時における食材の破損を防止することができ
る食材搬出装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、食材をほぼ水平な姿勢で円滑に搬送すると
共に、切り出し時に食材を傷付けることのない食材搬出
装置を提供することにある。
【0032】更に、本発明の別の目的は、スパイラル
や、このスパイラルを駆動源に連結するための連結機構
の構成部品等の構造を工夫して、装置の組立ミスを未然
に防止するようにした食材搬出装置を提供することにあ
る。本発明の更に別の目的は、搬送前の食材が収容部に
確実にセットされていることや搬送途中の食材切れがな
いことを確認しながら、一連の搬出作業を円滑に行える
ようにした食材搬出装置を提供することにある。
や、このスパイラルを駆動源に連結するための連結機構
の構成部品等の構造を工夫して、装置の組立ミスを未然
に防止するようにした食材搬出装置を提供することにあ
る。本発明の更に別の目的は、搬送前の食材が収容部に
確実にセットされていることや搬送途中の食材切れがな
いことを確認しながら、一連の搬出作業を円滑に行える
ようにした食材搬出装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、二つ折りの状態で複数枚積
み重ねられた食材群を、互いに逆巻きの左右のスパイラ
ル間の各段に直接かつ斜めに載置して収容する収容部
と、前記両スパイラルを、連結機構を介して互いに逆方
向かつ同一速度で回転させる駆動部と、前記スパイラル
の最下段から落下した食材群を滑落させる搬送部と、搬
送部の終端において食材群から単一の食材を切り出す切
り出し部と、切り出し部により切り出された食材を搬送
機構方向へ落下させて搬出する搬出部とを備えたことを
特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、二つ折りの状態で複数枚積
み重ねられた食材群を、互いに逆巻きの左右のスパイラ
ル間の各段に直接かつ斜めに載置して収容する収容部
と、前記両スパイラルを、連結機構を介して互いに逆方
向かつ同一速度で回転させる駆動部と、前記スパイラル
の最下段から落下した食材群を滑落させる搬送部と、搬
送部の終端において食材群から単一の食材を切り出す切
り出し部と、切り出し部により切り出された食材を搬送
機構方向へ落下させて搬出する搬出部とを備えたことを
特徴とする。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の食
材搬出装置において、前記収容部は、スパイラルを包囲
するように配置されたラック及び扉と、扉が閉じられた
時に動作するスイッチとを備えたことを特徴とする。
材搬出装置において、前記収容部は、スパイラルを包囲
するように配置されたラック及び扉と、扉が閉じられた
時に動作するスイッチとを備えたことを特徴とする。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の食材搬出装置において、前記駆動部は、前記連結
機構に連結されたギアを有するギアボックスを備え、ス
パイラル駆動用のモータとこのモータに取り付けられた
ギアとを前記ギアボックスに後から組み込み可能である
ことを特徴とする。
記載の食材搬出装置において、前記駆動部は、前記連結
機構に連結されたギアを有するギアボックスを備え、ス
パイラル駆動用のモータとこのモータに取り付けられた
ギアとを前記ギアボックスに後から組み込み可能である
ことを特徴とする。
【0036】請求項4記載の発明は、請求項3記載の食
材搬出装置において、前記連結機構の有する軸が、Dカ
ット部を介してギアボックス内のギアに連結されている
ことを特徴とする。
材搬出装置において、前記連結機構の有する軸が、Dカ
ット部を介してギアボックス内のギアに連結されている
ことを特徴とする。
【0037】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
または4記載の食材搬出装置において、前記連結機構
は、左右のスパイラルに各々取り付けられたスパイラル
ホルダと、各スパイラルホルダに連結され、かつ、軸を
介してギアボックス内のギアに連結されたジョイントと
を備え、スパイラルホルダとジョイントとを連結するた
めの構造を、左右で異ならせたことを特徴とする。
または4記載の食材搬出装置において、前記連結機構
は、左右のスパイラルに各々取り付けられたスパイラル
ホルダと、各スパイラルホルダに連結され、かつ、軸を
介してギアボックス内のギアに連結されたジョイントと
を備え、スパイラルホルダとジョイントとを連結するた
めの構造を、左右で異ならせたことを特徴とする。
【0038】請求項6記載の発明は、請求項5記載の食
材搬出装置において、スパイラルホルダにスパイラルを
取り付けるための構造を、左右で異ならせたことを特徴
とする。
材搬出装置において、スパイラルホルダにスパイラルを
取り付けるための構造を、左右で異ならせたことを特徴
とする。
【0039】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5または6記載の食材搬出装置において、前記
搬送部は、食材を滑落させる傾斜台の裏側にセンサカバ
ーを介して配置された光センサを備え、この光センサに
より傾斜台上の食材を検出することを特徴とする。
3,4,5または6記載の食材搬出装置において、前記
搬送部は、食材を滑落させる傾斜台の裏側にセンサカバ
ーを介して配置された光センサを備え、この光センサに
より傾斜台上の食材を検出することを特徴とする。
【0040】請求項8記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6または7記載の食材搬出装置において、
前記搬送部は、食材を滑落させる傾斜台の左右両側に、
揺動可能な一対のガイド板を備え、これらのガイド板に
より、傾斜台上の食材の左右両側を保持することを特徴
とする。
3,4,5,6または7記載の食材搬出装置において、
前記搬送部は、食材を滑落させる傾斜台の左右両側に、
揺動可能な一対のガイド板を備え、これらのガイド板に
より、傾斜台上の食材の左右両側を保持することを特徴
とする。
【0041】請求項9記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7または8記載の食材搬出装置におい
て、前記切り出し部は、搬送部を滑落してきた食材群を
一旦保持し、かつ水平方向に往復動可能なホルダと、前
記ホルダと一体的に移動し、かつ移動時に食材群から単
一の食材を切り出すピーラと、前記ピーラに連動し、か
つ切り出された食材を一旦水平に保持してから下方へ落
下させる開閉可能なフラッパとを備えたことを特徴とす
る。
3,4,5,6,7または8記載の食材搬出装置におい
て、前記切り出し部は、搬送部を滑落してきた食材群を
一旦保持し、かつ水平方向に往復動可能なホルダと、前
記ホルダと一体的に移動し、かつ移動時に食材群から単
一の食材を切り出すピーラと、前記ピーラに連動し、か
つ切り出された食材を一旦水平に保持してから下方へ落
下させる開閉可能なフラッパとを備えたことを特徴とす
る。
【0042】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
食材搬出装置において、前記ピーラは、搬送部の終端に
ある切り出し前の食材群を保持する溝部を備えたことを
特徴とする。
食材搬出装置において、前記ピーラは、搬送部の終端に
ある切り出し前の食材群を保持する溝部を備えたことを
特徴とする。
【0043】請求項11記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9または10記載の食材搬出
装置において、前記搬出部は、切り出し部により切り出
された食材を平行移動させるプッシャと、平行移動後の
食材を一旦支持し、かつその支持を解除して食材を搬送
機構方向へ落下させるガイド部材とを備えたことを特徴
とする。
3,4,5,6,7,8,9または10記載の食材搬出
装置において、前記搬出部は、切り出し部により切り出
された食材を平行移動させるプッシャと、平行移動後の
食材を一旦支持し、かつその支持を解除して食材を搬送
機構方向へ落下させるガイド部材とを備えたことを特徴
とする。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は、本発明の食材搬出装置としての
タコシェル搬出装置51の側面図、図2は正面図であ
る。図1及び図2において、52は前方及び下方が開口
したラックであり、その前面には観音開き形式の扉53
が2本のピン54によって開閉自在に取り付けられてい
る。以下に述べるように、ピン54は、扉53の開閉に
連動して上下に移動可能であり、扉53を開けたときに
ピン54が下方に移動し、扉53を閉めたときにピン5
4が上方へ移動するようになっている。
態を説明する。図1は、本発明の食材搬出装置としての
タコシェル搬出装置51の側面図、図2は正面図であ
る。図1及び図2において、52は前方及び下方が開口
したラックであり、その前面には観音開き形式の扉53
が2本のピン54によって開閉自在に取り付けられてい
る。以下に述べるように、ピン54は、扉53の開閉に
連動して上下に移動可能であり、扉53を開けたときに
ピン54が下方に移動し、扉53を閉めたときにピン5
4が上方へ移動するようになっている。
【0045】図3は、扉53、ピン54及びリンク55
の連動機構を示している。図において、破線は扉53を
開けたときの状態、実線は扉53を閉めたときの状態で
ある。扉53の下端部には肩部53aが設けられ、ま
た、ラック52の下端部には切り欠き52aが形成され
ている。扉53を開けた場合に、前記肩部53aが切り
欠き52a内に沈み込むことで扉53及びピン54が下
方へ移動する。このときの扉53の移動量をLとする。
の連動機構を示している。図において、破線は扉53を
開けたときの状態、実線は扉53を閉めたときの状態で
ある。扉53の下端部には肩部53aが設けられ、ま
た、ラック52の下端部には切り欠き52aが形成され
ている。扉53を開けた場合に、前記肩部53aが切り
欠き52a内に沈み込むことで扉53及びピン54が下
方へ移動する。このときの扉53の移動量をLとする。
【0046】一方、55はほぼL字形のリンクであり、
その片側のアーム55aの先端部はピン54の上端部に
載置された状態となっている。このため、ピン54が上
方へ移動するとリンク55は軸55cを中心として反時
計回りに回動し、ピン54が下方へ移動するとリンク5
5は時計回りに回動する。これにより、扉53が閉めら
れてピン54が上方へ移動した時に、他側のアーム55
bの先端部近くに配置されたマイクロスイッチ56を、
アーム55bの先端部によってオンさせるように構成さ
れている。
その片側のアーム55aの先端部はピン54の上端部に
載置された状態となっている。このため、ピン54が上
方へ移動するとリンク55は軸55cを中心として反時
計回りに回動し、ピン54が下方へ移動するとリンク5
5は時計回りに回動する。これにより、扉53が閉めら
れてピン54が上方へ移動した時に、他側のアーム55
bの先端部近くに配置されたマイクロスイッチ56を、
アーム55bの先端部によってオンさせるように構成さ
れている。
【0047】前記図1及び図2において、ラック52の
内部には、正面から見て左右両側にスパイラル57,5
8が上下方向に並設されている。これらのスパイラル5
7,58は巻き方向及び回転方向が互いに逆であり、同
一速度で回転するようになっている。本実施形態では、
従来技術のように棚板を用いてタコシェル(図示せず)
群を搬送するのではなく、二つ折りにしたタコシェルを
複数枚積み重ねたタコシェル群を、スパイラル57,5
8の間に直接載せて搬送するものである。ここで、ラッ
ク52、扉53、スパイラル57,58等によりタコシ
ェルの収容部100が構成されており、この収容部10
0の内部は適当な温度に保温されている。
内部には、正面から見て左右両側にスパイラル57,5
8が上下方向に並設されている。これらのスパイラル5
7,58は巻き方向及び回転方向が互いに逆であり、同
一速度で回転するようになっている。本実施形態では、
従来技術のように棚板を用いてタコシェル(図示せず)
群を搬送するのではなく、二つ折りにしたタコシェルを
複数枚積み重ねたタコシェル群を、スパイラル57,5
8の間に直接載せて搬送するものである。ここで、ラッ
ク52、扉53、スパイラル57,58等によりタコシ
ェルの収容部100が構成されており、この収容部10
0の内部は適当な温度に保温されている。
【0048】スパイラル57,58の上端部には、各々
スパイラルホルダ59,60が一体的に連結されてい
る。これらのスパイラルホルダ59,60は、以下に述
べるように互いに構造が異なっており、これに対応して
スパイラルホルダ59,60を駆動部200に連結する
ジョイント61,62の構造も異なっている。これらの
スパイラルホルダ59,60及びジョイント61,62
により、スパイラル57,58を駆動部200に連結す
る連結機構が構成されている。
スパイラルホルダ59,60が一体的に連結されてい
る。これらのスパイラルホルダ59,60は、以下に述
べるように互いに構造が異なっており、これに対応して
スパイラルホルダ59,60を駆動部200に連結する
ジョイント61,62の構造も異なっている。これらの
スパイラルホルダ59,60及びジョイント61,62
により、スパイラル57,58を駆動部200に連結す
る連結機構が構成されている。
【0049】図4に示すように、スパイラルホルダ5
9,60は、円板部59a,60aと、円柱部59b,
60bと、係止ピン59c,60cとから構成され、円
柱部59b,60bは高さ及び外径が異なっている。こ
れに対応して、円柱部59b,60bを受け入れるほぼ
帽体状のジョイント61,62も、高さ及び内径が異な
っている。更に、図5に示すごとく、スパイラル57,
58の上端部の構造は若干異ならせてあり、これらの上
端部が係合するようにスパイラルホルダ59,60の円
板部59a,60aにも互いに異なる構造の溝59d,
60dが設けられている。
9,60は、円板部59a,60aと、円柱部59b,
60bと、係止ピン59c,60cとから構成され、円
柱部59b,60bは高さ及び外径が異なっている。こ
れに対応して、円柱部59b,60bを受け入れるほぼ
帽体状のジョイント61,62も、高さ及び内径が異な
っている。更に、図5に示すごとく、スパイラル57,
58の上端部の構造は若干異ならせてあり、これらの上
端部が係合するようにスパイラルホルダ59,60の円
板部59a,60aにも互いに異なる構造の溝59d,
60dが設けられている。
【0050】上述したような構造により、左右のジョイ
ント61,62、スパイラルホルダ59,60及びスパ
イラル57,58を各々左右間違えて取り付けることが
ないように配慮されている。例えば、ジョイント61、
スパイラルホルダ60及びスパイラル57を相互に連結
することは構造上不可能である。このため、各部材を誤
って組み立てる心配がなく、結果的にスパイラル57,
58の正常な動作が保証されてタコシェルを確実に搬送
することができるようになる。
ント61,62、スパイラルホルダ59,60及びスパ
イラル57,58を各々左右間違えて取り付けることが
ないように配慮されている。例えば、ジョイント61、
スパイラルホルダ60及びスパイラル57を相互に連結
することは構造上不可能である。このため、各部材を誤
って組み立てる心配がなく、結果的にスパイラル57,
58の正常な動作が保証されてタコシェルを確実に搬送
することができるようになる。
【0051】次に、スパイラル57,58の駆動部20
0の構造を説明する。図1及び図2において、63は駆
動用のモータであり、その軸にはギア64が固着されて
いる。また、図6に詳しく示すように、ギアボックス7
0にはギア64を通過させることができる円形の孔70
aが形成されている。
0の構造を説明する。図1及び図2において、63は駆
動用のモータであり、その軸にはギア64が固着されて
いる。また、図6に詳しく示すように、ギアボックス7
0にはギア64を通過させることができる円形の孔70
aが形成されている。
【0052】65,66はギア64と直接噛み合うギア
であり、ギア65には更に別のギア68が噛み合ってい
る。ギア66はスパイラル57を回転駆動させるための
もので、軸67が前記ジョイント61に対し一体的かつ
同軸上に固着されている。他方、ギア68はスパイラル
58を回転駆動させるためのもので、軸69が前記ジョ
イント62に対し一体的かつ同軸上に固着されている。
であり、ギア65には更に別のギア68が噛み合ってい
る。ギア66はスパイラル57を回転駆動させるための
もので、軸67が前記ジョイント61に対し一体的かつ
同軸上に固着されている。他方、ギア68はスパイラル
58を回転駆動させるためのもので、軸69が前記ジョ
イント62に対し一体的かつ同軸上に固着されている。
【0053】また、図7に示すように、軸67にはその
上端のねじ部とこれに連続する部分にDカット部67a
が形成されており、この軸67に装着されるギア66に
もDカット部66aが形成されている。図示されていな
いが、軸69にも同様にDカット部が形成され、この軸
69に装着されるギア68にもDカット部が形成されて
いる。
上端のねじ部とこれに連続する部分にDカット部67a
が形成されており、この軸67に装着されるギア66に
もDカット部66aが形成されている。図示されていな
いが、軸69にも同様にDカット部が形成され、この軸
69に装着されるギア68にもDカット部が形成されて
いる。
【0054】なお、組立に当たっては、スパイラル5
7、スパイラルホルダ59、ジョイント61、軸67及
びギア66を一体化した部品、並びに、スパイラル5
8、スパイラルホルダ60、ジョイント62、軸69及
びギア68を一体化した部品を各々ギアケース70の下
方に取り付けた後、モータ63に取り付けられたギア6
4を孔70aから挿入し、このギア64をギア65,6
6と噛み合わせる。
7、スパイラルホルダ59、ジョイント61、軸67及
びギア66を一体化した部品、並びに、スパイラル5
8、スパイラルホルダ60、ジョイント62、軸69及
びギア68を一体化した部品を各々ギアケース70の下
方に取り付けた後、モータ63に取り付けられたギア6
4を孔70aから挿入し、このギア64をギア65,6
6と噛み合わせる。
【0055】駆動部200を上記のように構成したた
め、次のような効果が得られる。まず、予めスパイラル
57,58等を取り付けてから、モータ63に固着され
たギア64を最後に取り付けることにより、ギア64と
ギア65,66との噛み合わせの調整やスパイラル5
7,58の下端部の半径方向の位置の調整を目視により
確認しながら行うことができ、これらの調整作業が容易
になる。
め、次のような効果が得られる。まず、予めスパイラル
57,58等を取り付けてから、モータ63に固着され
たギア64を最後に取り付けることにより、ギア64と
ギア65,66との噛み合わせの調整やスパイラル5
7,58の下端部の半径方向の位置の調整を目視により
確認しながら行うことができ、これらの調整作業が容易
になる。
【0056】更に、軸67,69とギア66,68とを
Dカット部を介して連結することにより、軸67,69
に対してギア66,68を回転方向に固定したまま軸方
向に相対的に移動させることができる。すなわち、スパ
イラル57,58に軸方向(上下方向)の部品寸法のば
らつきがあり、特にスパイラル57,58の下端部の高
さに差がある場合には、スパイラル57,58の間に保
持されるタコシェル群の左右端部のいずれかが片持ち状
態となり、水平な姿勢で下方へ落下しなくなる。従っ
て、スパイラル57,58の下端部の高さを揃える必要
がある。
Dカット部を介して連結することにより、軸67,69
に対してギア66,68を回転方向に固定したまま軸方
向に相対的に移動させることができる。すなわち、スパ
イラル57,58に軸方向(上下方向)の部品寸法のば
らつきがあり、特にスパイラル57,58の下端部の高
さに差がある場合には、スパイラル57,58の間に保
持されるタコシェル群の左右端部のいずれかが片持ち状
態となり、水平な姿勢で下方へ落下しなくなる。従っ
て、スパイラル57,58の下端部の高さを揃える必要
がある。
【0057】ここで、図8はスパイラル57,58によ
るタコシェルの搬送状態を示しており、(A)は正面
図、(B)は側面図である。前述のごとく本実施形態で
は、二つ折りの状態で複数枚積み重ねられたタコシェル
Fが左右のスパイラル57,58の各段に直接載せられ
ている。また、各段の複数枚のタコシェルFはスパイラ
ル57,58に沿って斜めに積み重ねられているので、
自重によって下方のタコシェルFが割れるおそれがな
い。更に、タコシェルFを斜めに収容することで多数枚
のタコシェルFを効率よく収容することができる。
るタコシェルの搬送状態を示しており、(A)は正面
図、(B)は側面図である。前述のごとく本実施形態で
は、二つ折りの状態で複数枚積み重ねられたタコシェル
Fが左右のスパイラル57,58の各段に直接載せられ
ている。また、各段の複数枚のタコシェルFはスパイラ
ル57,58に沿って斜めに積み重ねられているので、
自重によって下方のタコシェルFが割れるおそれがな
い。更に、タコシェルFを斜めに収容することで多数枚
のタコシェルFを効率よく収容することができる。
【0058】図8から理解されるように、スパイラル5
7,58の下端部の高さが揃っていない場合には、各段
のタコシェルFが後述する傾斜台71の上へ水平状態で
落下しにくくなるため、上述のようにスパイラル57,
58の下端部の高さの調節が重要になる。
7,58の下端部の高さが揃っていない場合には、各段
のタコシェルFが後述する傾斜台71の上へ水平状態で
落下しにくくなるため、上述のようにスパイラル57,
58の下端部の高さの調節が重要になる。
【0059】いま、ギア66,68の中心部に単に軸6
7,69がねじ込まれただけの構造であると、高さ調整
のために軸67,69と共にスパイラル57,58を上
下動させた時にギア66,68も同時に上下動し、ギア
64や65との噛み合わせが不完全になる。つまり、D
カット構造によりギア66,68を軸67,69に対し
て回転不能な状態で軸方向に移動可能とすることによ
り、スパイラル57,58の下端部の高さ調整とギア6
6,68の噛み合わせ調整とを同時並行的に行うことが
可能になる。
7,69がねじ込まれただけの構造であると、高さ調整
のために軸67,69と共にスパイラル57,58を上
下動させた時にギア66,68も同時に上下動し、ギア
64や65との噛み合わせが不完全になる。つまり、D
カット構造によりギア66,68を軸67,69に対し
て回転不能な状態で軸方向に移動可能とすることによ
り、スパイラル57,58の下端部の高さ調整とギア6
6,68の噛み合わせ調整とを同時並行的に行うことが
可能になる。
【0060】次に、図2において、収容部100の下方
には、スパイラル57,58の最下段から落下したタコ
シェル群を滑落させるための傾斜台71が配置されてい
る。この傾斜台71は、前端が下方に傾斜していて断面
コ字形に形成されている。また、傾斜台71の両側に
は、断面ほぼ逆V字形のガイド板72a,72bがそれ
ぞれ載置されている。なお、ガイド板72bの前端に
は、突片72cが設けられている。
には、スパイラル57,58の最下段から落下したタコ
シェル群を滑落させるための傾斜台71が配置されてい
る。この傾斜台71は、前端が下方に傾斜していて断面
コ字形に形成されている。また、傾斜台71の両側に
は、断面ほぼ逆V字形のガイド板72a,72bがそれ
ぞれ載置されている。なお、ガイド板72bの前端に
は、突片72cが設けられている。
【0061】図9に詳しく示すように、傾斜台71のほ
ぼ中央部には孔が設けられ、その中にセンサカバー74
を有する光センサ73が配置されている。この光センサ
73は、傾斜台71の上のタコシェルFの数が少なくな
ったことを検出するためのものである。光センサ73に
よるタコシェルFの検出方式としては、タコシェルFか
らの反射光によりタコシェルFの有無を検出する反射光
受光方式などが考えられる。なお、上記傾斜台71、ガ
イド板72a,72b、光センサ73、センサカバー7
4等により、搬送部300が構成されている。
ぼ中央部には孔が設けられ、その中にセンサカバー74
を有する光センサ73が配置されている。この光センサ
73は、傾斜台71の上のタコシェルFの数が少なくな
ったことを検出するためのものである。光センサ73に
よるタコシェルFの検出方式としては、タコシェルFか
らの反射光によりタコシェルFの有無を検出する反射光
受光方式などが考えられる。なお、上記傾斜台71、ガ
イド板72a,72b、光センサ73、センサカバー7
4等により、搬送部300が構成されている。
【0062】図9の左側には、先に説明した従来技術に
おける光センサの取付構造が示されている。すなわち、
従来では光センサ73Xを回動可能なセンサアーム73
Yにより支持していたが、本実施形態では、図9の右側
に示すごとく光センサ73を傾斜台71の裏面に埋設す
る構造とした。これにより、傾斜台71の上へタコシェ
ルFが落下する際にセンサアームや光センサが邪魔にな
ることがなく、センサアームを戻し忘れる心配もない。
おける光センサの取付構造が示されている。すなわち、
従来では光センサ73Xを回動可能なセンサアーム73
Yにより支持していたが、本実施形態では、図9の右側
に示すごとく光センサ73を傾斜台71の裏面に埋設す
る構造とした。これにより、傾斜台71の上へタコシェ
ルFが落下する際にセンサアームや光センサが邪魔にな
ることがなく、センサアームを戻し忘れる心配もない。
【0063】図10は、ガイド板72a,72bの作用
を示すものである。図10において、76はエアシリン
ダ75(図1参照)により図10の左右方向に往復動す
るスライド板である。このスライド板76が左右に移動
すると、スライド板76がガイド板72aの外側の下端
部及び前記突片72cに当たってこれらを押すため、ガ
イド板72a,72bは図示するように揺動する。
を示すものである。図10において、76はエアシリン
ダ75(図1参照)により図10の左右方向に往復動す
るスライド板である。このスライド板76が左右に移動
すると、スライド板76がガイド板72aの外側の下端
部及び前記突片72cに当たってこれらを押すため、ガ
イド板72a,72bは図示するように揺動する。
【0064】これにより、タコシェルFはその左右両端
部がガイド板72a,72bの内側の部分によって軽く
保持され、しかもタコシェルFの位置は傾斜台71のほ
ぼ中央部に案内されることになる。従って、タコシェル
Fが極端に小さいような場合でも、傾斜台71の上を滑
り落ちる際や後述する切り出し時にタコシェルFが回転
するおそれがない。特に、図10における右側のガイド
板72bはタコシェルFの水平度を保ち、切り出し時に
タコシェルFが2枚以上切り出されるのを防ぐように作
用している。
部がガイド板72a,72bの内側の部分によって軽く
保持され、しかもタコシェルFの位置は傾斜台71のほ
ぼ中央部に案内されることになる。従って、タコシェル
Fが極端に小さいような場合でも、傾斜台71の上を滑
り落ちる際や後述する切り出し時にタコシェルFが回転
するおそれがない。特に、図10における右側のガイド
板72bはタコシェルFの水平度を保ち、切り出し時に
タコシェルFが2枚以上切り出されるのを防ぐように作
用している。
【0065】図1及び図2において、前記スライド板7
6の右端にはホルダ77が取り付けられ、左端にはピー
ラ78が一体的に取り付けられている。ホルダ77及び
ピーラ78はスライド板76と共に往復動するもので、
これらのホルダ77、ピーラ78、スライド板76及び
後述のフラッパ79によって切り出し部400が構成さ
れている。ホルダ77は、傾斜台71の上を滑り落ちて
きた複数枚のタコシェルFの二つ折りされた直線部分を
受け止めるものであり、また、ピーラ78は、これらの
タコシェル群からタコシェルFを1枚ずつ切り出すため
のものである。
6の右端にはホルダ77が取り付けられ、左端にはピー
ラ78が一体的に取り付けられている。ホルダ77及び
ピーラ78はスライド板76と共に往復動するもので、
これらのホルダ77、ピーラ78、スライド板76及び
後述のフラッパ79によって切り出し部400が構成さ
れている。ホルダ77は、傾斜台71の上を滑り落ちて
きた複数枚のタコシェルFの二つ折りされた直線部分を
受け止めるものであり、また、ピーラ78は、これらの
タコシェル群からタコシェルFを1枚ずつ切り出すため
のものである。
【0066】図11はピーラ78の構造を示しており、
平板状のピーラ本体78aと、その上端部に形成された
断面半円状の溝部78bとを備えている。なお、ピーラ
本体78aは、以下に述べるようにピーラ78の動きに
後述のフラッパ79を連動させる機能を持っており、溝
部78bはタコシェルFを1枚ずつ切り出した後に傾斜
台71の上に残っている複数枚のタコシェル群の二つ折
りされた直線部分を保持する機能を持っている。
平板状のピーラ本体78aと、その上端部に形成された
断面半円状の溝部78bとを備えている。なお、ピーラ
本体78aは、以下に述べるようにピーラ78の動きに
後述のフラッパ79を連動させる機能を持っており、溝
部78bはタコシェルFを1枚ずつ切り出した後に傾斜
台71の上に残っている複数枚のタコシェル群の二つ折
りされた直線部分を保持する機能を持っている。
【0067】図1及び図2に示すように、フラッパ79
は、ほぼ長方形状のフラッパ本体79cと、フラッパ本
体79cを回動可能に支持する軸79bと、前記ピーラ
78に係止可能な係止片79a(図1参照)とを備えて
いる。いま、図2に示す状態からスライド板76が右側
に移動すると、スライド板76と同様に右に移動するピ
ーラ78によりタコシェルFが1枚切り出されてフラッ
パ79方向へ落下する。このとき、図11に示すごと
く、残りのタコシェル群はピーラ78の溝部78bによ
り直線部分を保持されて待機状態となる。
は、ほぼ長方形状のフラッパ本体79cと、フラッパ本
体79cを回動可能に支持する軸79bと、前記ピーラ
78に係止可能な係止片79a(図1参照)とを備えて
いる。いま、図2に示す状態からスライド板76が右側
に移動すると、スライド板76と同様に右に移動するピ
ーラ78によりタコシェルFが1枚切り出されてフラッ
パ79方向へ落下する。このとき、図11に示すごと
く、残りのタコシェル群はピーラ78の溝部78bによ
り直線部分を保持されて待機状態となる。
【0068】上記のように、切り出し時にピーラ78が
図2の状態から右側に移動すると、ピーラ本体78aが
フラッパ79の係止片79aに係止してこれを押す。こ
れにより、フラッパ79は軸79bを中心として回動
し、図1に破線で示すようにフラッパ本体79cが斜め
になって閉じ、切り出された1枚のタコシェルFを保持
する。その後、スライド板76及びピーラ78が復帰し
て図2の位置に戻ると、ピーラ本体78aと係止片79
aとの係止が解け、フラッパ79が図1に実線で示す位
置に復帰して開いた状態となる。これに伴い、それまで
フラッパ本体79cにより保持されていたタコシェルF
が水平姿勢を保ったまま下方に落下する。
図2の状態から右側に移動すると、ピーラ本体78aが
フラッパ79の係止片79aに係止してこれを押す。こ
れにより、フラッパ79は軸79bを中心として回動
し、図1に破線で示すようにフラッパ本体79cが斜め
になって閉じ、切り出された1枚のタコシェルFを保持
する。その後、スライド板76及びピーラ78が復帰し
て図2の位置に戻ると、ピーラ本体78aと係止片79
aとの係止が解け、フラッパ79が図1に実線で示す位
置に復帰して開いた状態となる。これに伴い、それまで
フラッパ本体79cにより保持されていたタコシェルF
が水平姿勢を保ったまま下方に落下する。
【0069】ピーラ78を図11のような形状のピーラ
本体78aと溝部78bとから構成することにより、切
り出される1枚のタコシェルFと残りのタコシェル群と
を容易に切り離すことができる。特に、ピーラ78の切
り出し先端部(図11(A)における溝部78bの右端
部)を残りのタコシェル群が接する面よりも下方に設け
ることにより、切り出し時のタコシェルFの分離が一層
容易になる。
本体78aと溝部78bとから構成することにより、切
り出される1枚のタコシェルFと残りのタコシェル群と
を容易に切り離すことができる。特に、ピーラ78の切
り出し先端部(図11(A)における溝部78bの右端
部)を残りのタコシェル群が接する面よりも下方に設け
ることにより、切り出し時のタコシェルFの分離が一層
容易になる。
【0070】また、溝部78bは、ピーラ78の復帰時
に残りのタコシェル群の中心位置(図11(B)におけ
る中心線の位置)をずらさないように作用するので、ピ
ーラ78と連動して水平移動してくるホルダ77の角部
によってタコシェルFを割ってしまうような不都合もな
い。更に、ピーラ78に連動するフラッパ79を備えた
ことにより、切り出されたタコシェルFを水平姿勢で安
定させることが可能である。
に残りのタコシェル群の中心位置(図11(B)におけ
る中心線の位置)をずらさないように作用するので、ピ
ーラ78と連動して水平移動してくるホルダ77の角部
によってタコシェルFを割ってしまうような不都合もな
い。更に、ピーラ78に連動するフラッパ79を備えた
ことにより、切り出されたタコシェルFを水平姿勢で安
定させることが可能である。
【0071】次に、図1において500は搬出部(シュ
ータ)であり、その構成を図12も参照しつつ説明す
る。なお、図12(A)は図1における搬出部500の
拡大図であり、図12(B)は図12(A)を左側から
見た図である。搬出部500は、フラッパ79の前方に
垂直方向に配置された前面板81と、前面板81との間
にタコシェルFを収容するべく十分な間隔を置いて配置
された背面板82と、タコシェルFを図12(B)の左
方向に水平移動させるプッシャ83と、プッシャ83に
連動するガイド部材84と、プッシャ83を駆動するエ
アシリンダ86と、前面板81等の下方に配置されたガ
イド部材85,87等からなっている。
ータ)であり、その構成を図12も参照しつつ説明す
る。なお、図12(A)は図1における搬出部500の
拡大図であり、図12(B)は図12(A)を左側から
見た図である。搬出部500は、フラッパ79の前方に
垂直方向に配置された前面板81と、前面板81との間
にタコシェルFを収容するべく十分な間隔を置いて配置
された背面板82と、タコシェルFを図12(B)の左
方向に水平移動させるプッシャ83と、プッシャ83に
連動するガイド部材84と、プッシャ83を駆動するエ
アシリンダ86と、前面板81等の下方に配置されたガ
イド部材85,87等からなっている。
【0072】前面板81と背面板82との間にタコシェ
ルFが落下すると、エアシリンダ86が駆動されてプッ
シャ83が図12(B)の左側に水平移動し、タコシェ
ルFを左側に搬送する。前面板81及び背面板82の左
半分には下端部が開放された搬出口88が設けられてい
るため、搬送されてきたタコシェルFはこの搬出口88
から下降する。
ルFが落下すると、エアシリンダ86が駆動されてプッ
シャ83が図12(B)の左側に水平移動し、タコシェ
ルFを左側に搬送する。前面板81及び背面板82の左
半分には下端部が開放された搬出口88が設けられてい
るため、搬送されてきたタコシェルFはこの搬出口88
から下降する。
【0073】図13は、タコシェルFが搬出口88から
下降した状態を示している。この状態では、タコシェル
Fが前面板81、ガイド部材84及び下方のガイド部材
85によりA,B,Cの3点で支持されるため、タコシ
ェルFの姿勢はそれまでと同様に水平に維持されてい
る。
下降した状態を示している。この状態では、タコシェル
Fが前面板81、ガイド部材84及び下方のガイド部材
85によりA,B,Cの3点で支持されるため、タコシ
ェルFの姿勢はそれまでと同様に水平に維持されてい
る。
【0074】その後、プッシャ83及びガイド部材84
が右方向に水平移動してもとの位置に復帰すると、ガイ
ド部材84によるB点の支持が解除されるため、フリー
になったタコシェルFが図1に破線で示すように下方へ
落下する。このときも、タコシェルFの水平姿勢は保た
れている。そして、コンベア等の搬送機構89(図1、
図2参照)の上にタコシェルFがセットされ、図1の紙
面に直交する方向(図2の左右方向)にタコシェルFが
搬送される。以後は、従来と同様にタコシェルFの内部
に挽肉やレタス、チーズ、トマトなどの各種の具が各々
の搬出機構により投入されるものである。
が右方向に水平移動してもとの位置に復帰すると、ガイ
ド部材84によるB点の支持が解除されるため、フリー
になったタコシェルFが図1に破線で示すように下方へ
落下する。このときも、タコシェルFの水平姿勢は保た
れている。そして、コンベア等の搬送機構89(図1、
図2参照)の上にタコシェルFがセットされ、図1の紙
面に直交する方向(図2の左右方向)にタコシェルFが
搬送される。以後は、従来と同様にタコシェルFの内部
に挽肉やレタス、チーズ、トマトなどの各種の具が各々
の搬出機構により投入されるものである。
【0075】次に、この実施形態の全体的な動作を概説
する。まず、収容部100の扉53を開け、左右のスパ
イラル57,58の各段にタコシェルFを各々十数枚重
ねてセットする。セット完了後に扉53を完全に閉める
と、扉53に連動してピン54が上昇し、リンク55を
動作させてマイクロスイッチ56をオンさせる。従っ
て、マイクロスイッチ56により点灯するランプ等を設
ければ、使用者はタコシェルFのセットが完了したのを
知ることができる。また、マイクロスイッチ56のオン
を以後の動作の必要条件とするように回路を構成すれ
ば、扉53が完全に閉まっていない場合には搬送動作が
行われないような装置を実現することができる。
する。まず、収容部100の扉53を開け、左右のスパ
イラル57,58の各段にタコシェルFを各々十数枚重
ねてセットする。セット完了後に扉53を完全に閉める
と、扉53に連動してピン54が上昇し、リンク55を
動作させてマイクロスイッチ56をオンさせる。従っ
て、マイクロスイッチ56により点灯するランプ等を設
ければ、使用者はタコシェルFのセットが完了したのを
知ることができる。また、マイクロスイッチ56のオン
を以後の動作の必要条件とするように回路を構成すれ
ば、扉53が完全に閉まっていない場合には搬送動作が
行われないような装置を実現することができる。
【0076】なお、ピン54、リンク55及びマイクロ
スイッチ56を左右の扉53に対応させて設け、両方の
扉53が完全に閉まったことを条件としてタコシェルF
のセット完了を点灯表示させたり、以後の搬送動作を有
効にさせても良い。更に、扉53の開閉に連動するピン
54、リンク55及びマイクロスイッチ56の動作は、
上記したものと逆にしても良く、具体的には、図3にお
ける実線を扉53が開いた状態、破線を扉53が閉まっ
た状態に対応させても良い。
スイッチ56を左右の扉53に対応させて設け、両方の
扉53が完全に閉まったことを条件としてタコシェルF
のセット完了を点灯表示させたり、以後の搬送動作を有
効にさせても良い。更に、扉53の開閉に連動するピン
54、リンク55及びマイクロスイッチ56の動作は、
上記したものと逆にしても良く、具体的には、図3にお
ける実線を扉53が開いた状態、破線を扉53が閉まっ
た状態に対応させても良い。
【0077】次に、図示されていない制御部からの信号
または上記マイクロスイッチ56の出力信号に基づき、
駆動部200のモータ63を駆動してスパイラル57,
58を互いに逆方向に回転させ、各段のタコシェル群を
順次下方へ搬送する。これにより、最下段のタコシェル
群は搬送部300の傾斜台71の上に落下し、その上を
滑って切り出し部400のホルダ77に到達する。
または上記マイクロスイッチ56の出力信号に基づき、
駆動部200のモータ63を駆動してスパイラル57,
58を互いに逆方向に回転させ、各段のタコシェル群を
順次下方へ搬送する。これにより、最下段のタコシェル
群は搬送部300の傾斜台71の上に落下し、その上を
滑って切り出し部400のホルダ77に到達する。
【0078】そして、エアシリンダ75によりスライド
板76を介しピーラ78が往復動してタコシェルFが1
枚ずつ切り出される。この間、傾斜台71の上のタコシ
ェル群は、スライド板76に連動して揺動する左右のガ
イド板72a,72bにより、整列して傾斜台71の上
を下方へ移動する。また、傾斜台71の上にあるタコシ
ェルFの量や有無は、光センサ73によって検出されて
いる。従って、タコシェルFがなくなった場合には、搬
送動作を一旦停止してスパイラル57,58間にタコシ
ェルFを補充し、その後、搬送動作を再開すればよい。
板76を介しピーラ78が往復動してタコシェルFが1
枚ずつ切り出される。この間、傾斜台71の上のタコシ
ェル群は、スライド板76に連動して揺動する左右のガ
イド板72a,72bにより、整列して傾斜台71の上
を下方へ移動する。また、傾斜台71の上にあるタコシ
ェルFの量や有無は、光センサ73によって検出されて
いる。従って、タコシェルFがなくなった場合には、搬
送動作を一旦停止してスパイラル57,58間にタコシ
ェルFを補充し、その後、搬送動作を再開すればよい。
【0079】ピーラ78により切り出された1枚のタコ
シェルFは、搬出部500のフラッパ本体79cにより
一旦停止して水平な姿勢を保ち、同時に残りのタコシェ
ル群は、ピーラ78の溝部78bにより水平状態で保持
される。ピーラ78が待機状態に復帰する際、フラッパ
79が開き、1枚のタコシェルFが前面板81及び背面
板82の下端部に落下する。その際、エアシリンダ86
によりプッシャ83を動作させてタコシェルFを平行移
動させ、搬出口88から下方の搬送機構89の上へ落下
させる。以後は、搬送機構89により搬送されるタコシ
ェルFに対して、従来技術と同様な手段で種々の具が順
次投入されるものである。
シェルFは、搬出部500のフラッパ本体79cにより
一旦停止して水平な姿勢を保ち、同時に残りのタコシェ
ル群は、ピーラ78の溝部78bにより水平状態で保持
される。ピーラ78が待機状態に復帰する際、フラッパ
79が開き、1枚のタコシェルFが前面板81及び背面
板82の下端部に落下する。その際、エアシリンダ86
によりプッシャ83を動作させてタコシェルFを平行移
動させ、搬出口88から下方の搬送機構89の上へ落下
させる。以後は、搬送機構89により搬送されるタコシ
ェルFに対して、従来技術と同様な手段で種々の具が順
次投入されるものである。
【0080】なお、上記実施形態はタコス自動調理機に
おけるタコシェル搬出装置に関するものであるが、本発
明は、タコシェル以外の種々の食材の搬出装置に適用す
ることができる。また、収容部100、駆動部200、
搬送部300、切り出し部400及び搬出部500の具
体的な構造は、本発明の精神を逸脱しない範囲で様々な
変更が可能である。
おけるタコシェル搬出装置に関するものであるが、本発
明は、タコシェル以外の種々の食材の搬出装置に適用す
ることができる。また、収容部100、駆動部200、
搬送部300、切り出し部400及び搬出部500の具
体的な構造は、本発明の精神を逸脱しない範囲で様々な
変更が可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数積み重ねられた各種の食材を効率よく収容して収容
時や搬送時における食材の破損を防止することができ
る。また、食材をほぼ水平な姿勢で円滑に搬送すること
ができ、1個ずつ切り出す際に食材を傷付けることもな
い。
複数積み重ねられた各種の食材を効率よく収容して収容
時や搬送時における食材の破損を防止することができ
る。また、食材をほぼ水平な姿勢で円滑に搬送すること
ができ、1個ずつ切り出す際に食材を傷付けることもな
い。
【0082】更に、スパイラルや、このスパイラルを駆
動源に連結する連結機構の構成部品等の構造を工夫する
ことにより、装置の組立ミスを未然に防止することがで
きる。また、搬送前の食材のセットや搬送途中の食材の
有無などを確認しながら、一連の搬出作業を円滑に行う
ことができる等の顕著な効果がある。
動源に連結する連結機構の構成部品等の構造を工夫する
ことにより、装置の組立ミスを未然に防止することがで
きる。また、搬送前の食材のセットや搬送途中の食材の
有無などを確認しながら、一連の搬出作業を円滑に行う
ことができる等の顕著な効果がある。
【図1】本発明の実施形態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す正面図である。
【図3】実施形態における扉、ピン及びリンクの連動機
構を示す側面図である。
構を示す側面図である。
【図4】実施形態におけるスパイラルホルダ及びジョイ
ントの正面図である。
ントの正面図である。
【図5】実施形態におけるスパイラル及びスパイラルホ
ルダの斜視図である。
ルダの斜視図である。
【図6】実施形態におけるスパイラルの駆動部の説明図
である。
である。
【図7】実施形態における駆動部のギア及び軸等の正面
図である。
図である。
【図8】実施形態におけるスパイラルによるタコシェル
の搬送状態を示す図である。
の搬送状態を示す図である。
【図9】従来技術及び実施形態における光センサの取付
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図10】実施形態におけるガイド板の作用を示す図で
ある。
ある。
【図11】実施形態におけるピーラの説明図である。
【図12】実施形態における搬出部の説明図である。
【図13】実施形態における搬出部の説明図である。
【図14】従来のタコス自動調理機の正面図である。
【図15】図14のX−X断面図である。
【図16】従来技術を示すタコシェル貯蔵搬出装置の説
明図である。
明図である。
51 タコシェル搬出装置 52 ラック 52a 切り欠き 53 扉 53a 肩部 54 ピン 55 リンク 55a,55b アーム 55c 軸 56 マイクロスイッチ 57,58 スパイラル 59,60 スパイラルホルダ 59a,60a 円板部 59b,60b 円柱部 59c,60c 係止ピン 59d,60d 溝 61,62 ジョイント 63 モータ 64,65,66,68 ギア 66a,67a Dカット部 67,69 軸 70 ギアボックス 70a 孔 71 傾斜台 72a,72b ガイド板 72c 突片 73 光センサ 74 センサカバー 75,86 エアシリンダ 76 スライド板 77 ホルダ 78 ピーラ 78a ピーラ本体 78b 溝部 79 フラッパ 79a 係止片 79b 軸 79c フラッパ本体 81 前面板 82 背面板 83 プッシャ 84,85,87 ガイド部材 88 搬出口 89 搬送装置 100 収容部 200 駆動部 300 搬送部 400 切り出し部 500 搬出部 F タコシェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 幸三 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 上田 典宏 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 二つ折りの状態で複数枚積み重ねられた
食材群を、互いに逆巻きの左右のスパイラル間の各段に
直接かつ斜めに載置して収容する収容部と、 前記両スパイラルを、連結機構を介して互いに逆方向か
つ同一速度で回転させる駆動部と、 前記スパイラルの最下段から落下した食材群を滑落させ
る搬送部と、 搬送部の終端において食材群から単一の食材を切り出す
切り出し部と、 切り出し部により切り出された食材を搬送機構方向へ落
下させて搬出する搬出部と、 を備えたことを特徴とする自動調理機の食材搬出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動調理機の食材搬出装
置において、 前記収容部は、スパイラルを包囲するように配置された
ラック及び扉と、扉が閉じられた時に動作するスイッチ
とを備えたことを特徴とする自動調理機の食材搬出装
置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の自動調理機の食
材搬出装置において、 前記駆動部は、前記連結機構に連結されたギアを有する
ギアボックスを備え、スパイラル駆動用のモータとこの
モータに取り付けられたギアとを前記ギアボックスに後
から組み込み可能であることを特徴とする自動調理機の
食材搬出装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の自動調理機の食材搬出装
置において、 前記連結機構の有する軸が、Dカット部を介してギアボ
ックス内のギアに連結されていることを特徴とする自動
調理機の食材搬出装置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の自動調
理機の食材搬出装置において、 前記連結機構は、左右のスパイラルに各々取り付けられ
たスパイラルホルダと、各スパイラルホルダに連結さ
れ、かつ、軸を介してギアボックス内のギアに連結され
たジョイントとを備え、 スパイラルホルダとジョイントとを連結するための構造
を、左右で異ならせたことを特徴とする自動調理機の食
材搬出装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の自動調理機の食材搬出装
置において、 スパイラルホルダにスパイラルを取り付けるための構造
を、左右で異ならせたことを特徴とする自動調理機の食
材搬出装置。 - 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
の自動調理機の食材搬出装置において、 前記搬送部は、食材を滑落させる傾斜台の裏側にセンサ
カバーを介して配置された光センサを備え、この光セン
サにより傾斜台上の食材を検出することを特徴とする自
動調理機の食材搬出装置。 - 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7
記載の自動調理機の食材搬出装置において、 前記搬送部は、食材を滑落させる傾斜台の左右両側に、
揺動可能な一対のガイド板を備え、これらのガイド板に
より、傾斜台上の食材の左右両側を保持することを特徴
とする自動調理機の食材搬出装置。 - 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7また
は8記載の自動調理機の食材搬出装置において、 前記切り出し部は、搬送部を滑落してきた食材群を一旦
保持し、かつ水平方向に往復動可能なホルダと、前記ホ
ルダと一体的に移動し、かつ移動時に食材群から単一の
食材を切り出すピーラと、前記ピーラに連動し、かつ切
り出された食材を一旦水平に保持してから下方へ落下さ
せる開閉可能なフラッパとを備えたことを特徴とする自
動調理機の食材搬出装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の自動調理機の食材搬出
装置において、 前記ピーラは、搬送部の終端にある切り出し前の食材群
を保持する溝部を備えたことを特徴とする自動調理機の
食材搬出装置。 - 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
8,9または10記載の自動調理機の食材搬出装置にお
いて、 前記搬出部は、切り出し部により切り出された食材を平
行移動させるプッシャと、平行移動後の食材を一旦支持
し、かつその支持を解除して食材を搬送機構方向へ落下
させるガイド部材とを備えたことを特徴とする自動調理
機の食材搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33259395A JP3206407B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 自動調理機の食材搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33259395A JP3206407B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 自動調理機の食材搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09149779A true JPH09149779A (ja) | 1997-06-10 |
JP3206407B2 JP3206407B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=18256682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33259395A Expired - Fee Related JP3206407B2 (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 自動調理機の食材搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3206407B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007172354A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機の商品送出装置 |
JP2009289004A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Panasonic Corp | 商品送出装置および自動販売機 |
CN111990584A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-11-27 | 陆元军 | 加工装置及食材加工设备 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP33259395A patent/JP3206407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007172354A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機の商品送出装置 |
JP2009289004A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Panasonic Corp | 商品送出装置および自動販売機 |
CN111990584A (zh) * | 2020-08-28 | 2020-11-27 | 陆元军 | 加工装置及食材加工设备 |
CN111990584B (zh) * | 2020-08-28 | 2024-03-19 | 陆元军 | 食材加工装置及食材加工设备 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3206407B2 (ja) | 2001-09-10 |
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