JPH09148571A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09148571A
JPH09148571A JP30491095A JP30491095A JPH09148571A JP H09148571 A JPH09148571 A JP H09148571A JP 30491095 A JP30491095 A JP 30491095A JP 30491095 A JP30491095 A JP 30491095A JP H09148571 A JPH09148571 A JP H09148571A
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impurity diffusion
forming
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイス動作速度の低下を招くことなく、集
積度向上を図ることのできる半導体装置の製造方法の提
供が望まれている。 【解決手段】 シリコン基体20の上にゲート酸化膜2
1、ゲート電極22、オフセット酸化膜23からなるゲ
ート部24を形成し、ゲート部24の側壁部にサイドウ
ォールスペーサ26を形成し、シリコン基体20に不純
物拡散層を形成し、ゲート部24及びサイドウォールス
ペーサ26を覆って層間絶縁膜28を形成し、層間絶縁
膜28に、サイドウォールスペーサ26に接してあるい
はその近傍に、不純物拡散層に到達するコンタクトホー
ル30をエッチングで形成する。層間絶縁膜28を形成
するに先立ち、不純物拡散層あるいはその形成予定領域
とサイドウォールスペーサ26の下側とを連続して覆っ
た状態に、コンタクトホール30形成のためのエッチン
グに対するエッチングストッパとなる導電膜27を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高度に微細
化・集積化された半導体装置の製造方法に係り、特に、
微細集積化が進行したDRAMやSRAM等のメモリー
素子や、ASIC等の集積半導体回路の製造に適用する
ことができる半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化、微細
化に伴い、ゲート電極と拡散層(ソース/ドレイン)上
へのコンタクトホールとの距離もそれ以前に比べ格段に
縮小されつつある。そして、このような縮小化に伴い、
LDD(Lightly Doped Drain)構造の場合では、コン
タクホール形成の際のフォトレジストパターンの合わせ
ずれを考慮すると、ゲート電極の側部に形成されるサイ
ドウォールスペーサにコンタクトホールが掛かってしま
うことが多くなっている。ところで、ゲート電極と拡散
層上のコンタクトとの間においてはその耐圧確保が重要
であることから、ゲート電極と前記コンタクトとの間に
十分な厚さの絶縁膜を残す必要がある。しかし、前述し
たようにコンタクトホールがサイドウォールスペーサに
掛かってしまうと、前記の耐圧確保が困難になってしま
う。
【0003】このような背景から、SiO2 とエッチン
グ選択比がとれるSi3 4 をLDDサイドウォールス
ペーサに用い、LDDサイドウォールスペーサの膜厚で
耐圧を確保する構造が提案されている。このような構造
を形成するには、例えば図4(a)〜(d)に示す方法
が採られる。すなわち、まず、図4(a)に示すように
シリコン基板1上に従来公知の手法によってゲート酸化
膜2、ポリシリコンとタングステンシリサイドとからな
るポリサイド構造のゲート電極3、オフセット酸化膜4
を形成し、さらにこれらの側部にSi3 4 からなるサ
イドウォールスペーサ5を形成するとともに、イオン注
入等によってソース/ドレイン領域(図示略)を形成す
る。次に、図4(b)に示すようにこれらを覆ってシリ
コン基板1上にBPSG(ホウ素リンシリケートガラ
ス)等からなる層間絶縁膜6を堆積形成し、さらにその
上にフォトレジスト層7を形成した後これをパターニン
グする。このとき、前述したように微細化・高集積化、
およびフォトレジストパターンの合わせずれにより、図
4(b)に示したように該フォトレジストの開口パター
ン7aがサイドウォールスペーサ5の上にかかった状態
に形成されることがある。
【0004】そして、図4(c)に示すようにパターン
ニグしたフォトレジスト層7をマスクにして層間絶縁膜
6をエッチングし、コンタクトホール8を形成する。す
ると、本来Si3 4 はSiO2 に対してエッチング選
択比がとれるはずであるものの、サイドウォールスペー
サ5形成の際のRIE(反応性イオンエッチング)によ
るダメージや、このRIEに先立ってSi3 4 膜をL
PCVD法等で形成した際、ゲート酸化膜2、ゲート電
極3、オフセット酸化膜4からなるゲート部の側壁部に
堆積した部分の膜質が疎になることなどにより、十分な
選択比が得られず、これによってコンタクトホール8
は、図4(c)に示したようにサイドウォールスペーサ
5の外側を削った状態に形成されたものとなる。 その
後、図4(d)に示すようにこのコンタクトホール8内
にタングステンからなるコンタクト9を埋め込み、さら
にこれに接続するアルミ配線10を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
(d)に示した構造にあっては、サイドウォールスペー
サ5をSi3 4 によって形成したにもかかわらず、結
果的には層間絶縁膜(SiO2 )6との間で十分な選択
比がとれずにコンタクホール8がサイドウォールスペー
サ5を削った状態に形成されてしまうことから、ゲート
電極3と拡散層(ソース/ドレイン)上のコンタクト9
との間の絶縁膜(サイドウォールスペーサ5)の厚さが
薄くなってしまい、やはり耐圧が確保できなくなってし
まう。
【0006】また、例えサイドウォールスペーサ5と層
間絶縁膜6との間で十分に高い選択比を得ることがで
き、したがって図5に示すようにサイドウォールスペー
サ5が削られることなくコンタクトホール11が形成さ
れたとしても、実際のコンタクト12と拡散層(ソース
/ドレイン)との接触面積はフォトレジストで開口され
たAより小さいBとなるため、コンタクト抵抗が増大し
てデバイス動作速度の低下を招いてしまう。
【0007】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、デバイス動作速度の低下
を招くことなく、集積度向上を図ることのできる半導体
装置の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法では、シリコン基体の上にゲート酸化膜、ゲート
電極、オフセット酸化膜からなるゲート部を形成する工
程と、前記ゲート部の側壁部にサイドウォールスペーサ
を形成する工程と、シリコン基体表層部に不純物拡散層
を形成する工程と、前記ゲート部およびサイドウォール
スペーサを覆ってシリコン基体上に層間絶縁膜を形成す
る工程と、前記層間絶縁膜に、前記サイドウォールスペ
ーサに接してあるいはこれの近傍に位置するようにし
て、前記不純物拡散層に到達するコンタクトホールをエ
ッチングにより形成する工程とを備え、前記層間絶縁膜
を形成するに先立ち、前記不純物拡散層あるいはその形
成予定領域とサイドウォールスペーサの少なくとも下側
とを覆って、前記コンタクトホール形成のためのエッチ
ングに対するエッチングストッパとなる導電膜を形成す
る工程を有したことを前記課題の解決手段とした。
【0009】この半導体装置の製造方法によれば、層間
絶縁膜を形成するに先立ち、コンタクトホール形成のた
めのエッチングに対するエッチングストッパとなる導電
膜を形成するので、コンタクトホール形成に際して、例
えフォトレジストの開口パターンがサイドウォールスペ
ーサの上にかかった状態に形成されても、少なくともサ
イドウォールスペーサの下側を削ることなく層間絶縁膜
をエッチングすることが可能になり、したがってコンタ
クトホールとゲート部との間の距離が十分に確保され
る。
【0010】また、導電膜を、不純物拡散層とサイドウ
ォールスペーサの少なくとも下側とのみを覆って形成し
ているので、ゲート部を挟んで配設された不純物拡散層
どうしがショートすることがなく、さらに、不純物拡散
層とサイドウォールスペーサの少なくとも下側とを連続
して覆った状態に導電膜を形成するので、コンタクトホ
ールがサイドウォールスペーサに掛かってしまい不純物
拡散層上に到達した開口部の面積が小さくなってしまっ
ても、サイドウォールスペーサ上の導電膜が不純物拡散
層上にまで連続しているので、コンタクホール内に埋設
されるコンタクトの抵抗の増大が抑制される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法を、その実施の形態によって詳しく説明する。 (第1実施形態例)本発明における半導体装置の製造方
法の第1実施形態例として、導電膜をシリサイドによっ
て形成するとともに、該シリサイドをサイドウォールス
ペーサ上にて這い上がりが生ずる条件でサリサイド法に
よって形成する場合について説明する。まず、図1
(a)に示すように、従来と同様にしてシリコン基板
(シリコン基体)20上にゲート酸化膜21、ポリシリ
コンとタングステンシリサイドとからなるポリサイド構
造のゲート電極22、CVD法によるSiO2 からなる
オフセット酸化膜23を形成し、これによってゲート部
24を形成する。具体的には、シリコン基板20にゲー
ト酸化膜21形成用の膜(図示略)、ゲート電極22用
のWSix /ポリシリコンからなるポリサイド膜(図示
略)を形成し、さらにその上にオフセット酸化膜23と
してCVD法によりSiO2 膜(図示略)を形成する。
そして、このSiO2 膜を、フォトレジストパターンを
マスクとしたドライエッチングによって所望するゲート
部形状とし、さらに残ったフォトレジストパターンを除
去した後、エッチング後のSiO2 膜(オフセット酸化
膜23)をマスクとして再度エッチングを行い、ポリサ
イド膜、ゲート酸化膜21形成用の膜を順次加工してゲ
ート酸化膜21、ゲート電極22、オフセット酸化膜2
3からなるゲート部24を得る。
【0012】次に、LPCVD法により、図1(b)に
示すようにゲート部24を覆ってサイドウォールスペー
サ用のSi3 4 膜25を形成する。ここでの成膜条件
としては、例えば以下の条件が採用される。 装置;LPCVD ガス;SiH2 Cl2 =50sccm、NH3 =200scc
m、N2 =2000sccm 圧力;70Pa 温度;760℃ なお、サイドウォールスペーサ用の膜としてSi3 4
からなる膜を選択形成したが、他に例えば、SiO2
らなる膜を形成してもよく、その場合には、SiO2
をCVD法によって形成すればよい。
【0013】そして、形成したSi3 4 膜25をエッ
チバックし、図1(c)に示すようにゲート部24の側
壁部にサイドウォールスペーサ26を形成する。ここで
のエッチング処理条件としては、例えば以下の条件が採
用される。装置;枚葉式マグネトロンRIE ガス;CHF3 =10sccm、CO=90sccm 圧力;2.7Pa RFパワー;1400W サセプタ温度;20℃
【0014】次いで、スパッタ法によりゲート部24、
サイドウォールスペーサ26を覆ってシリコン基板20
上にチタン(Ti)を30〜40nm程度に成膜し、さ
らに該チタンを、サリサイド法によってシリサイド化す
る。このシリサイド化の条件としては、前記サイドウォ
ールスペーサ26上にシリサイドの這い上がりが生ずる
ようにして行うのが好ましく、具体的には、800℃以
上で30秒間以上の熱アニール処理を、N2 雰囲気ある
いは周期律表第0族の不活性ガス元素からなる雰囲気に
て行うといった条件が採用される。ここで、より這い上
がりを良好にするためには、熱アニール処理の雰囲気を
2 雰囲気でなく周期律表第0族の不活性ガス元素から
なる雰囲気、例えばAr雰囲気とするのがよい。このよ
うにN2雰囲気でなくAr等の不活性元素からなる雰囲
気で熱アニール処理を行うと、窒素(N2 )は一部のチ
タンと反応して安定なチタンナイトライドを生じ、これ
によって多少の這い上がり抑制効果を奏してしまうもの
の、Ar等の場合には全く這い上がり抑制効果がないた
め、シリサイド化がより起こり易くなり、這い上がりが
一層良好となるからである。
【0015】なお、本実施形態例では、N2 雰囲気にて
800℃で30秒の熱アニール処理を行い、成膜したチ
タンのシリサイド化を行う。このようにしてチタンのシ
リサイド化を行うと、シリコン基板20表面において
は、シリコン基板20中のSiとチタンとが反応してチ
タンシリサイドが形成される。また、サイドウォールス
ペーサ26上においては、シリコン基板20からチタン
または形成されたチタンシリサイドを通ってSiが供給
され、さらにはシリコン基板20表面に形成されたチタ
ンシリサイドが成長することにより、特にその下側(シ
リコン基板20側)でシリサイド化が進行し、やはりチ
タンシリサイドが形成される。
【0016】そして、このようなシリサイド化を行った
後、未反応のチタンをアンモニア過水で除去し、図1
(d)に示すようにサイドウォールスペーサ26および
シリコン基板20表面にチタンシリサイド膜27のみを
残す。なお、シリコン基板20表面に形成されたチタン
シリサイド膜27のうち、特にサイドウォールスペーサ
26の横側に形成された部分は、後述するように不純物
拡散層の形成予定領域の上に形成配置されたものとなっ
ている。このようにして形成されたチタンシリサイド膜
27は、本発明における導電膜となるものであり、か
つ、後述するようにコンタクトホール形成の際のエッチ
ングストッパとして機能するものである。
【0017】次いで、ゲート部24、サイドウォールス
ペーサ26をマスクとして、シリコン基板20の表層部
に不純物のイオン注入を行い、さらに活性化アニール処
理を行うことによって不純物拡散層(図示略)、すなわ
ちソース/ドレインを形成する。ここで、不純物拡散層
としてn拡散層を形成する場合には、例えばAs+ をイ
オン注入すればよく、またp型拡散層を形成する場合に
は、例えばBF2+をイオン注入すればよい。また、活性
化アニール処理としては、例えば1000℃で10秒程
度加熱するRTA(Rapid Thermal Annealing )を行
う。
【0018】次いで、ゲート部24、チタンシリサイド
27を覆ってシリコン基板20上にBPSG(ホウ素リ
ンシリケートガラス)からなる層間絶縁膜28をCVD
法によって700nm程度の厚さに形成し、さらにこの
上にフォトレジスト層を形成してこれをコンタクトホー
ル形成用にパターニングする。ここで、層間絶縁膜28
の成膜条件としては、例えば以下の条件が採用される。 ガス;TEOS=50sccm、TMP=15sccm、TMB
=15sccm、O3 =1g/min 圧力;常圧 温度;520℃
【0019】また、フォトレジスト層の、コンタクホー
ル形成用のパターニングについては、得られるコンタク
トホールが前記サイドウォールスペーサ26に接するよ
うに、すなわち該コンタクトホールがサイドウォールス
ペーサ26の外側に掛かるようにフォトレジスト層を開
口するパターニングを行う。そして、図1(e)に示す
ように形成したフォトレジストパターン29をマスクに
して層間絶縁膜28をエッチングすることにより、前記
チタンシリサイド膜27を介してシリコン基板20表層
部に形成した前記不純物拡散層(図示略)に到達するコ
ンタクトホール30を形成する。ここで、コンタクトホ
ール30形成のためのエッチング処理条件としては、例
えば以下の条件が採用される。 装置;枚葉式マグネトロンRIE ガス;C4 8 =8sccm、CO=60sccm、Ar=20
0sccm 圧力;5.3Pa RFパワー;1600W サセプタ温度;30℃ なお、このような条件でエッチングを行うと、チタンシ
リサイド膜27に対するエッチング選択比が20以上と
なり、前述したように該チタンシリサイド膜27がエッ
チングストッパとして機能するようになる。
【0020】その後、従来と同様にして図1(f)に示
すようにコンタクトホール30内にタングステンからな
るコンタクト31を埋め込み、さらにさらにこれに接続
するアルミ配線32を形成する。ここで、コンタクト3
1の形成については、例えば以下のような手順および条
件が採用される。まず、スパッタ法によりチタンを以下
の条件で成膜する。 ガス;Ar=100sccm 圧力;0.4Pa DC電力;5kW 基板加熱温度;150℃ 次に、スパッタ法により密着層となるTiNを以下の条
件で成膜する。 ガス;Ar/N2 =30/80sccm 圧力;0.4Pa DC電力;5kW 基板加熱温度;150℃
【0021】次に、成膜したTiNを以下の条件でアニ
ール処理する。 ガス;N2 100% 温度; 450℃ 時間;30min 次に、タングステン(W)を以下の条件で成膜する。 ガス;WF6 /H2 /Ar=75/500/2800sc
cm 圧力;10640Pa 温度;450℃
【0022】次に、ブランケットタングステンエッチバ
ックを以下の条件で行う。 Wブランケットエッチ ガス;SF6 /Ar/He=140/110/25sccm 圧力;32.0Pa RF電力;625W Wオーバーエッチ ガス;SF6 /Ar/He=80/40/25sccm 圧力;22.0Pa RF電力;250W TiNケミカルエッチ ガス;Cl2 /Ar/He=30/30/10sccm 圧力;2.5Pa RF電力;350W 磁場2×10-3T TiNスパッタエッチ ガス;Cl2 /Ar/He=10/300/10sccm 圧力;5.5Pa RF電力;600W
【0023】また、アルミ配線32の形成については、
例えば以下のような手順および条件が採用される。ま
ず、アルミ配線32の材料として1%のシリコンを含有
するアルミニウムを、スパッタ法によって以下の条件で
成膜する。 ガス;Ar=100sccm 圧力;0.4Pa DC電力;5kW 基板加熱温度;150℃ 次に、形成したアルミニウム膜の上にフォトレジスト層
(図示略)を形成し、さらにこれをパターニングした
後、このフォトレジストパターンをマスクにして前記ア
ルミニウム膜を以下の条件でエッチングする。 装置;並行平板枚葉プラズマエッチャー ガス;BCl3 /Cl2 =60/90sccm 圧力;2Pa RF電力;1200W
【0024】このような半導体装置の製造方法にあって
は、層間絶縁膜28を形成するに先立ち、コンタクトホ
ール30形成のためのエッチングに対するエッチングス
トッパとして機能するチタンシリサイド膜27を形成す
るので、コンタクトホール30の形成に際して、フォト
レジストパターン29の開口部がサイドウォールスペー
サ26の直上にかかった状態に形成されていても、少な
くともサイドウォールスペーサ26の下側を削ることな
く層間絶縁膜28をエッチングすることができ、したが
ってコンタクトホール30とゲート部24との間の距離
を十分に確保することができる。
【0025】また、チタンシリサイド膜27を、ゲート
部24を覆うことなく不純物拡散層およびサイドウォー
ルスペーサ26を覆って形成しているので、ゲート部2
4を挟んで配設された不純物拡散層(図示略)どうしが
ショートすることがない。さらに、チタンシリサイド膜
27を、不純物拡散層とサイドウォールスペーサ26と
を連続して覆った状態に形成するので、コンタクトホー
ル30がサイドウォールスペーサ26に掛かってしまい
不純物拡散層上に到達した開口部の面積が小さくなって
しまっても、サイドウォールスペーサ26上のチタンシ
リサイド膜27が不純物拡散層上にまで連続しているの
で、コンタクホール30内に埋設されるタングステンプ
ラグ(コンタクト)31の抵抗の増大を抑制し、これに
よりデバイス動作速度の低下を防止することができる。
【0026】(第2実施形態例)本発明における半導体
装置の製造方法の第2実施形態例として、導電膜をシリ
サイドによって形成するとともに、該シリサイドを這い
上がりが生ずる条件でサリサイド法によって形成するに
際し、シリサイドを形成した領域にシリコンのイオン注
入を行う場合について説明する。まず、前記第1実施形
態例と同様にして、図2(a)に示すようにゲート酸化
膜21、ゲート電極22、オフセット酸化膜23からな
るゲート部24と、サイドウォールスペーサ26とをシ
リコン基板20上に形成する。
【0027】次に、ゲート部24およびサイドウォール
スペーサ26を覆ってシリコン基板20上にフォトレジ
スト層を形成し、さらにこれがサイドウォールスペーサ
26および後述する不純物拡散層の形成予定領域、すな
わちサイドウォールスペーサ26とその横方部分のみが
露出するようにパターニングし、図2(b)に示すよう
にフォトレジストパターン33を形成する。そして、こ
のフォトレジストパターン33の上からシリコンのイオ
ン注入を例えば以下の条件で行う。 加速エネルギー;30keV、 ドーズ量;5×1015/cm2 このようにしてシリコンをイオン注入すると、不純物拡
散層ではもちろん、サイドウォールスペーサ26におい
ても後述するシリサイド化反応が起こり易くなる。
【0028】次いで、フォトレジストパターン33を除
去し、以下、前記第1実施形態例と同様にして、チタン
の成膜、熱アニール処理、さらに未反応のチタンを除去
し、図2(c)に示すようにチタンシリサイド膜34を
形成する。このとき、前述したようにサイドウォールス
ペーサ26にシリコンのイオン注入を行っているので、
注入されたシリコンイオンがシリサイド化反応の際の核
となり、サイドウォールスペーサ26がSi3 4 から
形成されているにもかかわらず、チタン膜の熱アニール
処理によるシリサイド化反応が起こり易くなっている。
したがって、サイドウォールスペーサ26上にチタンシ
リサイド膜34が確実に形成される。そして、前記第1
実施形態例と同様にして不純物拡散層(図示略)を形成
し、さらに図2(d)に示すように層間絶縁膜28にコ
ンタクトホール30を形成し、続いて図2(e)に示す
ようにコンタクト31およびアルミ配線32を形成す
る。
【0029】このような半導体装置の製造方法にあって
は、シリコンのイオン注入を行うことによってチタンの
シリサイド化反応を起こり易くしたことから、サイドウ
ォールスペーサ26上にチタンシリサイド膜34を確実
に形成することができ、これによりコンタクトホール3
0とゲート部24との間の距離をより十分に確保するこ
とができるとともに、コンタクホール30内に埋設され
るコンタクト31の抵抗の増大をより確実に抑制し、こ
れによりデバイス動作速度の低下をより確実に防止する
ことができる。
【0030】(第3実施形態例)本発明における半導体
装置の製造方法の第3実施形態例として、導電膜をシリ
コン基板20上の全面に形成した後、フォトレジストの
パターニングとドライエッチングとによって該導電膜を
不純物拡散層およびサイドウォールスペーサ26の上に
のみ残す場合について説明する。まず、前記第1実施形
態例と同様にして、図3(a)に示すようにゲート酸化
膜21、ゲート電極22、オフセット酸化膜23からな
るゲート部24と、サイドウォールスペーサ26とをシ
リコン基板20上に形成する。
【0031】次に、導電膜の材料として、例えばタング
ステンシリサイドを以下の条件にて成膜し、図3(b)
に示すようにゲート部24、サイドウォールスペーサ2
6を覆ってタングステンシリサイド膜35を形成する。 装置;LPCVD ガス;WF6 /SiH4 /He=10/1000/36
0sccm 圧力;27Pa 基板温度;360℃
【0032】次いで、タングステンシリサイド膜35上
にフォトレジスト層を形成し、さらにこのフォトレジス
ト層を、サイドウォールスペーサ26、および後述する
不純物拡散層の形成予定領域(サイドウォールスペーサ
26の横方部分)のみを覆うようにして、すなわち図3
(c)に示すようにオフセット酸化膜23の直上部を上
方に臨ませた状態にパターニングして、フォトレジスト
パターン36を形成する。そして、このフォトレジスト
パターン36をマスクにして以下の条件でタングステン
シリサイド膜35をエッチングし、図3(d)に示すよ
うに導電膜37を形成する。 装置;マイクロ波エッチャー ガス;C2 Cl3 3 /SF6 =65/5sccm 圧力;2Pa マイクロ波;700W RFパワー;100W そして、前記第1実施形態例と同様にして不純物拡散層
(図示略)を形成し、さらに図3(e)に示すように層
間絶縁膜28にコンタクトホール30を形成し、続いて
図3(f)に示すようにコンタクト31およびアルミ配
線32を形成する。
【0033】このような半導体装置の製造方法にあって
も、コンタクトホール30形成のためのエッチングに対
するエッチングストッパとして機能する導電膜37を形
成するので、コンタクトホール30とゲート部24との
間の距離を十分に確保することができる。また、導電膜
37を、ゲート部24を覆うことなく不純物拡散層およ
びサイドウォールスペーサ26を覆って形成しているの
で、ゲート部24を挟んで配設された不純物拡散層(図
示略)どうしがショートすることがなく、さらに、導電
膜37を、不純物拡散層とサイドウォールスペーサ26
とを連続して覆った状態に形成するので、コンタクホー
ル30内に埋設されるタングステンプラグ(コンタク
ト)31の抵抗の増大を抑制し、これによりデバイス動
作速度の低下を防止することができる。
【0034】なお、前記実施形態例では、本発明のおけ
る導電膜の材料としてチタンシリサイド、タングステン
シリサイドを採用したが、シリサイドとしてはこれ以外
の金属シリサイド、例えばニッケルシリサイドやコバル
トシリサイドなど各種のものを用いることができる。ま
た、特に第3実施形態例のごとく導電膜材料を成膜した
後、ゲート部上の膜をエッチング除去する方法では、シ
リサイド以外の導電性材料、すなわち相関絶縁膜との間
で十分な選択比がとれる導電材料であれば使用可能であ
り、具体的には、タングステンやチタン、アルミニウ
ム、銅等の金属や、不純物をドーピングしてなるポリシ
リコン、チタンナイトライドなどが使用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法は、層間絶縁膜を形成するに先立ち、コンタ
クトホール形成のためのエッチングに対するエッチング
ストッパとなる導電膜を形成する方法であるから、コン
タクトホール形成に際して、例えフォトレジストの開口
パターンがサイドウォールスペーサの上にかかった状態
に形成されても、少なくともサイドウォールスペーサの
下側を削ることなく層間絶縁膜をエッチングすることが
でき、これによりコンタクトホールとゲート部との間の
距離を十分に確保してコンタクトとゲート部との間の耐
圧を確保することができ、したがって半導体装置の集積
度向上を図ることができる。また、導電膜を、不純物拡
散層とサイドウォールスペーサの少なくとも下側とのみ
を覆って形成しているので、ゲート部を挟んで配設され
た不純物拡散層どうしがショートすることがなく、さら
に、不純物拡散層とサイドウォールスペーサの少なくと
も下側とを連続して覆った状態に導電膜を形成するの
で、コンタクトホールがサイドウォールスペーサに掛か
ってしまい不純物拡散層上に到達した開口部の面積が小
さくなってしまっても、サイドウォールスペーサ上の導
電膜が不純物拡散層上にまで連続しているので、コンタ
クホール内に埋設されるコンタクトの抵抗の増大を抑制
することができ、これによってデバイス動作速度の低下
を防止することができる。特に、導電膜としてのシリサ
イドを這い上がりが生ずる条件でサリサイド法にて形成
する場合には、フォトレジストのパターニング工程を行
うことなくシリサイドを拡散層上とサイドウォールスペ
ーサ上とにのみ形成することができる。以上のことから
本発明によれば、DRAM、SRAM、ASIC等の半
導体装置において集積度向上と高速動作とを両立させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は、本発明における半導体装置
の製造方法の第1実施形態例の工程を説明するための要
部側断面図である。
【図2】(a)〜(e)は、本発明における半導体装置
の製造方法の第2実施形態例の工程を説明するための要
部側断面図である。
【図3】(a)〜(f)は、本発明における半導体装置
の製造方法の第3実施形態例の工程を説明するための要
部側断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、従来の半導体装置の製造方
法の工程を説明するための要部側断面図である。
【図5】従来の課題を説明するための、半導体装置の要
部側断面図である。
【符号の説明】
20 シリコン基板(シリコン基体) 21 ゲート酸化膜 22 ゲート電極 23 オフセット酸化膜 24 ゲート部 25 Si3 4 膜 26 サイドウォールスペーサ 27 チタンシリサイド膜 28 相関絶縁膜 29 フォトレジストパターン 30 コンタクトホール 33 フォトレジストパターン 34 チタンシリサイド膜 35 タングステンシリサイド膜 36 フォトレジストパターン 37 導電膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基体の上にゲート酸化膜、ゲー
    ト電極、オフセット酸化膜からなるゲート部を形成する
    工程と、 前記ゲート部の側壁部にサイドウォールスペーサを形成
    する工程と、 シリコン基体表層部に不純物拡散層を形成する工程と、 前記ゲート部およびサイドウォールスペーサを覆ってシ
    リコン基体上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜に、前記サイドウォールスペーサに接し
    てあるいはこれの近傍に位置するようにして、前記不純
    物拡散層に到達するコンタクトホールをエッチングによ
    り形成する工程と、を備えた半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記層間絶縁膜を形成するに先立ち、前記不純物拡散層
    あるいはその形成予定領域とサイドウォールスペーサの
    少なくとも下側とを連続して覆った状態に、前記コンタ
    クトホール形成のためのエッチングに対するエッチング
    ストッパとなる導電膜を形成する工程を有したことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記導電膜がシリサイドからなることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記導電膜がシリサイドからなり、該シ
    リサイドをセルフアラインで形成することを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記導電膜がシリサイドからなり、この
    シリサイドをサリサイド法で形成し、かつこのサリサイ
    ド法を、前記サイドウォールスペーサ上にシリサイドの
    這い上がりが生ずる条件で行うことを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記導電膜がシリサイドからなり、該シ
    リサイドをサリサイド法で形成するとともに、このサリ
    サイド法によるシリサイドの形成に先立ち、前記不純物
    拡散層とサイドウォールスペーサとにシリコンをイオン
    注入しておくことを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチングストッパとなる導電膜を
    形成する工程が、該導電膜となる膜を前記ゲート部、サ
    イドウォールスペーサを覆ってシリコン基体上に形成
    し、その後、フォトレジストパターンを用いたドライエ
    ッチングにより、少なくともゲート部上から該膜を除去
    することによってなされることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
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US6249015B1 (en) 1997-12-24 2001-06-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device and fabrication method thereof

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