JPH0914847A - 焙焼・乾燥用ロータリキルン - Google Patents

焙焼・乾燥用ロータリキルン

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Publication number
JPH0914847A
JPH0914847A JP15922495A JP15922495A JPH0914847A JP H0914847 A JPH0914847 A JP H0914847A JP 15922495 A JP15922495 A JP 15922495A JP 15922495 A JP15922495 A JP 15922495A JP H0914847 A JPH0914847 A JP H0914847A
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JP
Japan
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cylindrical furnace
processing chamber
rotary kiln
furnace
outer cylindrical
Prior art date
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Application number
JP15922495A
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English (en)
Inventor
Yoshito Taki
芳人 瀧
Tomohiko Seki
友彦 関
Kazuhito Sei
一仁 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaichi System Produce Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi System Produce Co Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転炉内を有効に活用して、その熱エネルギ
ー効率を高めることが可能な焙焼・乾燥用ロータリキル
ンを提供すること。 【構成】 ロータリキルン1では、円筒状の外側円筒炉
11と、この外側円筒炉の内壁との間に第1の処理室1
10を区画形成する内側円筒炉12と、第1の処理室1
10の内部に配置されたバーナー13とを有する。バー
ナー13は、第1の処理室110において、第2の処理
室120に対して斜め下方位置に配置されており、第1
の処理室110からの余熱は、第2の処理室120にお
いて利用される。内側円筒炉12の投入口121は、外
側回転部11の投入口よりも内側に引っ込んだ位置にあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼、焙焼、乾燥など
といった各種の熱処理に用いる焙焼・乾燥用ロータリキ
ルンに関し、さらに詳しくは、炉の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来からあるロータリキルンは、図7お
よび図8に示すように、投入口511から排出口512
に向けて斜め下方に向けて配置された円筒状の回転炉5
1と、その内部に配置されたバーナー53とから基本的
に構成されており、回転炉51の内部に処理対象物Wを
投入すると、処理対象物Wは、回転炉51がその軸線L
の周りを回転するのにつれて排出口512の方に移動す
るとともに、その間に熱処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロータリキルンは、処
理対象物Wを連続的に処理でき、かつ、熱処理を終えた
ものを簡単に回収できるという利点がある一方で、図7
および図8からわかるように、回転炉51の大きさの割
りには、そこに投入できる処理対象物Wの量が少ないこ
とから、熱エネルギー効率が低いという問題点がある。
このため、二次燃焼炉を別途設けることがある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
回転炉内を有効に活用して、その熱エネルギー効率を高
めることが可能な焙焼・乾燥用ロータリキルンを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るロータリキルンでは、投入口から排出
口に向けて斜め下方に向けて配置された外側円筒炉と、
この外側円筒炉内に配置され、この外側円筒炉の内壁と
の間に第1の処理室を区画形成するとともに、内部が第
2の処理室とされる内側円筒炉と、この内側円筒炉およ
び外側円筒炉をその軸線周りに回転させる回転駆動手段
と、第1および第2の処理室のうちのいずれか一方の処
理室内に配置されたバーナーとを設けたことを特徴とす
る。
【0006】本発明では、内側円筒炉の投入口は、外側
円筒炉の投入口よりも内側に引っ込んだ位置にあること
が好ましい。
【0007】また、本発明の別に形態に係るロータリキ
ルンでは、投入口から排出口に向けて斜め下方に向けて
配置された外側円筒炉と、この外側円筒炉内に配置さ
れ、この外側円筒炉の内壁との間に第1の処理室を区画
形成するとともに、内部が第2の処理室とされる内側円
筒炉と、この内側円筒炉および外側円筒炉のうちの少な
くとも内側円筒炉をその軸線周りに回転させる回転駆動
手段と、内側円筒炉の外壁から外側円筒炉の内壁に向け
て突出し、内側円筒炉の回転によって第1の処理室内の
処理対象物を攪拌または破砕しながらその投入口側から
排出口側に向けて送る送出片と、第1および第2の処理
室のうちのいずれか一方の処理室内に配置されたバーナ
ーとを設けたことを特徴とする。
【0008】本発明において、バーナーを第1の処理室
内に配置する場合には、内側円筒炉に対して斜め下方位
置に配置することが好ましい。これに対して、バーナー
を第2の処理室内に配置する場合には、内側円筒炉の回
転中心軸線に対して下方位置に配置することが好まし
い。
【0009】
【作用】本発明に係るロータリキルンでは、外側円筒炉
と内側円筒炉との二重構造になっており、第1の処理室
と第2の処理室との2つの処理室が区画形成されてい
る。 このため、第1および第2の処理室のいずれか一方
の処理室にバーナーを配置すれば、その熱は、他方の処
理室の側に伝わる。 それ故、第1および第2の処理室の
うち、バーナーを配置した側の処理室を燃焼や焙焼など
といった高温熱処理用に用いると同時に、バーナーを配
置していない側の処理室を乾燥用などといった低温熱処
理用に利用できる。すなわち、一方の処理室の余熱を利
用することになるので、ロータリキルンとしての熱エネ
ルギー効率が向上する。
【0010】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を説明す
る。
【0011】〔実施例1〕図1は、本例のロータリキル
ンの側面図、図2は、その内部構造を示す正面図であ
る。
【0012】図1において、本例のロータリキルン1
(焙焼・乾燥用ロータリキルン)には、投入口111か
ら排出口112に向けて斜め下方に向けて配置された外
側円筒炉11が構成されており、その外周面には、ロー
ラ101、102からの回転力が伝達される2条のリン
グ113、114が構成されている。
【0013】外側円筒炉11の内部には、その内壁との
間に第1の処理室110を区画形成するとともに、内部
が第2の処理室120とされる内側円筒炉12が配置さ
れている。内側円筒炉12の外径寸法は、外側円筒炉1
1の内径寸法の約1/4である。内側円筒炉12は、外
側円筒炉11と一体に回転するように、外側円筒炉11
に対してフレーム(図示せず。)などによって支持され
ている。従って、ローラ101、102、それを回転駆
動するモータ、および駆動力伝達機構(いずれも図示せ
ず。)は、外側円筒炉21および内側円筒炉22をその
軸線L周りに回転させる回転駆動手段として機能するよ
うになっている。なお、モータ、および駆動力伝達機構
については、周知の構造のものを用いることができるの
で、それらの説明を省略する。
【0014】外側円筒炉11(第1の処理室110)の
投入口111には、第1のコンベア装置14が配置さ
れ、内側円筒炉12の投入口121には、第2のコンベ
ア装置15が配置されている。ここで、内側円筒炉12
の投入口121は、外側円筒炉11の投入口111より
も引っ込んだ位置にある。すなわち、外側円筒炉11の
投入口111は、内側円筒炉12の投入口121よりも
張り出しているので、双方の投入口111、121と
も、コンベア装置14、15から落下してくる処理対象
物を確実に受け取ることができる。また、コンベア装置
14、15の端部を互いにずれた位置にできるので、2
つのコンベア装置14、15を配置するのに大きな支障
がない。
【0015】内側円筒炉12(第2の処理室120)の
排出口122は、外側円筒炉11の排出口112から突
き出た構造になっており、排出口112、122から排
出された処理物を別々に受け取れるようになっている。
【0016】図2からわかるように、外側円筒炉11の
内壁には、それが軸線Lの周りに回転したときに、第1
の処理室110内の処理対象物を攪拌しながら投入口1
11の側から排出口112の側に向けて送るためのルー
バー115が形成されている。また、内側円筒炉12の
外壁には、第1の処理室110内の処理対象物を投入口
111の側から排出口112の側に向けて送るのを助け
るための螺旋溝123が形成されている。内側円筒炉1
2の内壁には、第2の処理室120内の処理対象物を攪
拌しながら投入口121の側から排出口122の側に向
けて送るためのルーバー125が形成されている。な
お、いずれの部分においても、ルーバーに代えてスクリ
ューを取り付けることもある。
【0017】本例では、第1の処理室110の内部のう
ち、内側円筒炉12に対して斜め下方位置(約45°の
角度方向)にバーナー13が配置されている。
【0018】このように構成したロータリキルン1で
は、第1の処理室110のみにバーナー13を配置して
あるが、その熱は、第2の処理室120の側に伝わる。
従って、バーナー13を配置した第1の処理室110
は、処理対象物の燃焼や焙焼などといった高温熱処理用
のロータリキルンとして用いることができる一方、バー
ナー13を配置していない側の第2の処理室120は、
第1の処理室110からの余熱および排熱を利用して、
処理対象物の乾燥などといった低温熱処理用のロータリ
キルンとして利用することができる。それ故、本例のロ
ータリキルン1は、全体として熱エネルギー効率が高
い。
【0019】また、バーナー13は、内側円筒炉12の
真下ではなくその斜め下方位置に配置してある。このた
め、バーナー13の周りに比較的広い空間を確保できる
ので、完全燃焼しやすい。しかも、バーナー13の熱
は、内側円筒炉12の周囲に回り込むので、余熱の利用
効率が高い。
【0020】〔実施例2〕図3は、本例のロータリキル
ンの側面図、図4は、その内部構造を示す正面図であ
る。
【0021】図3において、本例のロータリキルン2
も、実施例1と同様に、外側円筒炉21が斜め下方に向
けて配置され、その外周面には、ローラ201、202
からの回転力が伝達される2条のリング213、214
が構成されている。
【0022】外側円筒炉21の内部には、その内壁との
間に第1の処理室210を区画形成するとともに、内部
が第2の処理室220とされる内側円筒炉22が配置さ
れている。この内側円筒炉22の外径寸法は、外側円筒
炉21の内径寸法の約3/4である。従って、第1の処
理室210は、第2の処理室220に比較すると狭い
が、処理対象物が通るには、十分な広さである。なお、
内側円筒炉22は、外側円筒炉21と一体に回転するよ
うに、外側円筒炉21に対してフレーム(図示せず。)
などによって支持されている。従って、ローラ201、
202、それを回転駆動するモータ、および駆動力伝達
機構(いずれも図示せず。)は、外側円筒炉21および
内側円筒炉22をその軸線L周りに回転させる回転駆動
手段として機能するようになっている。
【0023】外側円筒炉21(第1の処理室210)の
投入口211には、第1のコンベア装置24が配置さ
れ、内側円筒炉22の投入口221には、第2のコンベ
ア装置25が配置されている。内側円筒炉22の投入口
221は、外側円筒炉11の投入口211よりも引っ込
んだ位置にあるため、双方の投入口211、221と
も、コンベア装置24、25から落下してくる処理対象
物を確実に受け取ることができる。また、コンベア装置
24、25の端部を互いにずれた位置にできるので、2
つのコンベア装置24、25を配置するのに大きな支障
がない。さらに、内側円筒炉22の投入口221は、内
側に向けて折れ曲がっており、受け取った処理対象物が
こぼれ落ちない構造になっている。一方、内側円筒炉2
2(第2の処理室220)の投入口222は、外側円筒
炉21の排出口212から突き出た構造になっており、
排出口212、222から排出された処理物を別々に受
け取れるようになっている。
【0024】図2からわかるように、外側円筒炉21の
内壁には、第1の処理室210内の処理対象物を攪拌し
ながら投入口211の側から排出口212の側に向けて
送るためのルーバー215が形成されている。内側円筒
炉22の内壁にも、第2の処理室220内の処理対象物
を攪拌しながら投入口221の側から排出口222の側
に向けて送るためのルーバー225が形成されている。
【0025】本例では、第2の処理室220の内部のう
ち、その回転中心軸線(軸線L)よりやや下方位置にバ
ーナー23が配置されている。
【0026】このように構成したロータリキルン2で
は、第2の処理室220のみにバーナー23を配置して
あるが、その熱は第1の処理室210の側に伝わる。 従
って、第2の処理室220は、処理対象物の燃焼や焙焼
などといった高温熱処理用のロータリキルンとして用い
ることができる一方、第1の処理室210は、第2の処
理室220からの余熱および排熱を利用して、処理対象
物の乾燥用などといった低温熱処理用のロータリキルン
として利用することができる。それ故、実施例1と同
様、本例のロータリキルン2は、全体として熱エネルギ
ー効率が高い。
【0027】また、バーナー23は、内側円筒炉22の
内部のうち、やや下方位置に配置してある。このため、
バーナー23の上方位置に比較的広い空間を確保できる
ので、完全燃焼しやすい。また、バーナー23の熱は、
処理対象物が通る内側円筒炉12の底に効率よく伝わる
とともに、この底を伝って、第1の処理室210にも伝
わるので、余熱の利用効率が高い。
【0028】〔実施例3〕図5は、本例のロータリキル
ンの側面図、図6は、その内部構造を示す正面図であ
る。
【0029】図5において、本例のロータリキルン3に
は、投入口311から排出口312に向けて斜め下方に
向けて配置された外側円筒炉31が構成されている。外
側円筒炉31の内部には、その内壁との間に第1の処理
室310を区画形成するとともに、内部が第2の処理室
320とされる内側円筒炉32が配置されている。内側
円筒炉32の外径寸法は、外側円筒炉31の内径寸法の
約1/4である。
【0030】内側円筒炉32は、外側円筒炉31の両端
から突出し、その突出部分には、ローラ301、302
からの回転力が伝達される2条のリング323、324
が構成されている。ここで、内側円筒炉32は、単独で
回転し、外側円筒炉31は、回転しないようになってい
る。従って、ローラ301、302、それを回転駆動す
るモータ、および駆動力伝達機構(いずれも図示せ
ず。)によって、内側円筒炉32の方をその軸線L周り
に回転させる回転駆動手段が構成されている。
【0031】外側円筒炉31(第1の処理室310)の
投入口311には、第1のコンベア装置34が配置さ
れ、内側円筒炉32の投入口321には、第2のコンベ
ア装置35が配置されている。
【0032】図6からわかるように、内側円筒炉32の
外壁には、外側円筒炉31の内壁に向かって複数本の攪
拌棒323(送出片)が突出している。これらの攪拌棒
323は、先端部が外側円筒炉31の内壁近傍にまで延
びており、内側円筒炉32が軸線Lの周りに回転したと
き、外側円筒炉31が回転しなくても、第1の処理室3
10内の処理対象物を攪拌または粉砕しながら投入口3
11の側から排出口312の側に向けて送ることが可能
である。なお、攪拌棒323に代えて、板状のものを用
いることもでき、この場合には、処理対象物を攪送りや
すいように斜めに取り付けておくことが好ましい。
【0033】内側円筒炉32の内壁には、第2の処理室
320内の処理対象物を投入口321の側から排出口3
22の側に向けて送るためのルーバー325が形成され
ている。なお、ルーバーに代えてスクリューを取り付け
ることもある。
【0034】本例では、第1の処理室310の内部のう
ち、内側円筒炉32に対して斜め下方位置(約45°の
角度方向)にバーナー33が配置されている。
【0035】このように構成したロータリキルン3で
は、第1の処理室310のみにバーナー33を配置して
あるが、その熱は、第2の処理室320の側に伝わる。
従って、バーナー33を配置していない側の第2の処理
室320でも、第1の処理室310からの余熱および排
熱を利用して処理対象物の乾燥用などの低温熱処理用と
して利用することができる。一方、第1の処理室310
では、外側円筒炉31が回転しないものの、それ自身が
斜めに配置されていること、および内側円筒炉32が回
転したときに攪拌棒323によって処理対象物が攪拌さ
れることから、内部に投入された処理対象物は、バーナ
ー33によって加熱されながら、投入口311から排出
口312に向かって移動していく。従って、第1の処理
室310を処理対象物の燃焼や焙焼などといった高温熱
処理用に用いることができる。よって、本例のロータリ
キルン3は、一方の処理室(第1の処理室310)から
の余熱および排熱を利用するので、全体として熱エネル
ギー効率が高い。
【0036】また、バーナー33は、内側円筒炉32の
斜め下方位置に配置してあるため、バーナー33の周り
に比較的広い空間を確保できるので、完全燃焼しやす
い。しかも、バーナー33の熱は、内側円筒炉32の周
囲に回り込むので、余熱の利用効率が高い。
【0037】〔実施例3の変形例〕実施例3では、内側
円筒炉32のみが回転し、外側円筒炉31が回転しない
構成であったが、外側円筒炉31も回転するように構成
してもよい。また、バーナー33は、第2の処理室32
0の側に配置してもよく、この場合には、第2の処理室
320において、燃焼や焙焼などといった高温熱処理を
行い、第1の処理室310では、第2の処理室320か
らの余熱および排熱を利用して乾燥用などといった低温
熱処理を行うことになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るロー
タリキルンでは、回転炉が外側円筒炉と内側円筒炉との
二重構造になっていることに特徴を有する。従って、本
発明によれば、第1および第2の処理室のいずれか一方
の処理室にバーナーを配置すれば、その熱は、他方の処
理室の側に伝わる。 それ故、バーナーを配置した側の処
理室は、燃焼用や焙焼用などといった高温熱処理用に用
いると同時に、バーナーを配置していない側の処理室
は、乾燥用などといった低温熱処理用に用いることがで
きる。すなわち、一方の処理室の余熱を利用することに
なるので、ロータリキルンとしての熱エネルギー効率が
向上する。
【0039】バーナーを第1の処理室内で内側円筒炉の
斜め下方位置に配置した場合には、バーナーの周りに比
較的広い空間を確保できるので、完全燃焼しやすい。ま
た、バーナーの熱は、内側円筒炉の周りに回り込むの
で、余熱の利用効率が高い。
【0040】バーナーを第2の処理室内のやや下方位置
に配置した場合には、バーナーの上方位置に比較的広い
空間を確保できるので、完全燃焼しやすい。また、バー
ナーの熱は、処理対象物が通る内側円筒炉の底に効率よ
く伝わるとともに、この底を伝って、第1の処理室に伝
わるので、余熱の利用効率が高い。
【0041】内側円筒炉の投入口を外側円筒炉の投入口
よりも引っ込んだ位置に構成した場合には、外側円筒炉
の投入口は、内側円筒炉の投入口よりも張り出すことに
なる。従って、双方の投入口は、コンベア装置などから
落下してくる処理対象物を確実に受け取ることができ
る。また、コンベア装置などの端部を互いにずれた位置
にできるので、2つのコンベア装置を配置するのに大き
な支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るロータリキルンの側面
図である。
【図2】図1に示すロータリキルンの正面図である。
【図3】本発明の実施例2に係るロータリキルンの側面
図である。
【図4】図3に示すロータリキルンの正面図である。
【図5】本発明の実施例3に係るロータリキルンの側面
図である。
【図6】図5に示すロータリキルンの正面図である。
【図7】従来のロータリキルンの側面図である。
【図8】図7に示すロータリキルンの正面図である。
【符号の説明】
1、2、3・・・ロータリキルン(焙焼・乾燥用ロータ
リキルン) 11、21、31・・・外側円筒炉 12、22、32・・・内側円筒炉 13、23、33・・・バーナー 14、24、34・・・第1のコンベア装置 15、25、35・・・第2のコンベア装置 33・・・攪拌棒(送出片) 110、210、310・・・第1の処理室 120、220、320・・・第2の処理室 101、102、201、202、301、302・・
・ローラ(回転駆動手段) L・・・円筒炉の回転中心軸線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【図8】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口から排出口に向けて斜め下方に向
    けて配置された外側円筒炉と、この外側円筒炉内に配置
    され、該外側円筒炉の内壁との間に第1の処理室を区画
    形成するとともに、内部に第2の処理室を備える内側円
    筒炉と、該内側円筒炉および前記外側円筒炉をその軸線
    周りに回転させる回転駆動手段と、前記第1および第2
    の処理室のうちのいずれか一方の処理室内に配置された
    バーナーとを有することを特徴とする焙焼・乾燥用ロー
    タリキルン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記内側円筒炉の投
    入口は、前記外側円筒炉の投入口よりも内側に引っ込ん
    だ位置にあることを特徴とする焙焼・乾燥用ロータリキ
    ルン。
  3. 【請求項3】 投入口から排出口に向けて斜め下方に向
    けて配置された外側円筒炉と、この外側円筒炉内に配置
    され、該外側円筒炉の内壁との間に第1の処理室を区画
    形成するとともに、内部に第2の処理室を備える内側円
    筒炉と、該内側円筒炉および前記外側円筒炉のうちの少
    なくとも前記内側円筒炉をその軸線周りに回転させる回
    転駆動手段と、前記内側円筒炉の外壁から前記外側円筒
    炉の内壁に向けて突出し、前記内側円筒炉の回転によっ
    て前記第1の処理室内の処理対象物を攪拌または破砕し
    ながらその投入口側から排出口側に向けて送る送出片
    と、前記第1および第2の処理室のうちのいずれか一方
    の処理室内に配置されたバーナーとを有することを特徴
    とする焙焼・乾燥用ロータリキルン。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記回転駆動手段
    は、前記内側円筒炉及び前記外側円筒炉の双方をそれら
    の軸線周りに回転させることを特徴とする焙焼・乾燥用
    ロータリキルン。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかの項におい
    て、前記バーナーは、前記第1の処理室内において、前
    記内側円筒炉に対して斜め下方位置に配置されているこ
    とを特徴とする焙焼・乾燥用ロータリキルン。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかの項におい
    て、前記バーナーは、前記第2の処理室内において、前
    記内側円筒炉の回転中心軸線に対して下方位置に配置さ
    れていることを特徴とする焙焼・乾燥用ロータリキル
    ン。
JP15922495A 1995-06-26 1995-06-26 焙焼・乾燥用ロータリキルン Pending JPH0914847A (ja)

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JP15922495A JPH0914847A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 焙焼・乾燥用ロータリキルン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102730935A (zh) * 2012-06-26 2012-10-17 山东鑫海科技股份有限公司 红土镍矿熔融渣水硅酸镁纤维棉再生热熔炉
CN116412663A (zh) * 2023-04-25 2023-07-11 江苏鹏飞集团股份有限公司 一种具有余热回收的低碳锂矿物酸化焙烧回转窑设备

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