JPH09147537A - デジタルディスク駆動装置用シャーシ及びその製造方法 - Google Patents

デジタルディスク駆動装置用シャーシ及びその製造方法

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JPH09147537A
JPH09147537A JP30139195A JP30139195A JPH09147537A JP H09147537 A JPH09147537 A JP H09147537A JP 30139195 A JP30139195 A JP 30139195A JP 30139195 A JP30139195 A JP 30139195A JP H09147537 A JPH09147537 A JP H09147537A
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JP
Japan
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chassis
disk drive
digital disk
damper
drive device
Prior art date
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Pending
Application number
JP30139195A
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English (en)
Inventor
Tatsuaki Takagi
辰彰 高木
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Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Polyplastics Co Ltd filed Critical Polyplastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動吸収特性に優れ、かつ組み付けの容易な
デジタルディスク駆動装置用シャーシを提供する。 【解決手段】 デジタルディスク駆動装置用シャーシに
おいて、特定の曲げ弾性率を有する熱可塑性エラストマ
ー樹脂からなり嵌合用開口部と外部締結部を有するダン
パーを用い、射出成形法にてダンパーの外部締結部をシ
ャーシに一体形成し、ダンパーの嵌合用開口部に嵌合材
を嵌め込むことによりデジタルディスク駆動装置筐体フ
レームに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルディスク駆
動装置用シャーシに関する。更に詳しくは、特定の熱可
塑性エラストマー樹脂を締結部品として使用し、これを
射出成形法にてシャーシに一体形成することにより、振
動吸収特性に優れ、かつ組み付けの容易なデジタルディ
スク駆動装置用シャーシを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】光学系技術の発達に伴い、デジタル化さ
れた情報を光により読み書きを行うミニディスク、コン
パクトディスク、CD−ROM、レーザーディスク、相
変化型光ディスクや、光と磁気により読み書きを行う光
磁気ディスク等のデジタルディスクは、音楽機器を初
め、家庭用ゲーム機器、コンピューター用周辺機器など
の情報媒体として幅広く使用されている。近年、これら
情報媒体の大容量化及び情報処理の高速化に伴い、媒体
を駆動させるデジタルディスク駆動装置には高精度化の
要求が高まってきている。その一つとして、外部からの
振動及びデジタルディスク駆動装置に内蔵される各種駆
動モーター等からの振動を吸収することが挙げられる。
この要望に応えるため、シャーシにダンパー機構を設け
ることが行われており、ディスク上に形成されたミクロ
ン単位の情報ピットを扱うデジタルディスクでは極めて
重要な役割を果たしている。この目的のためには、一般
に振動減衰特性に優れた材料であるゴム系の部品がシャ
ーシに取り付けられ、振動吸収ダンパーとして使用され
ている。かかる振動吸収ダンパー機構を備えたデジタル
ディスク駆動装置用シャーシの構造を図2及び図3に示
す。即ち、図2のシャーシ構造では、シャーシ5に、ボ
ルト8、ナット9及びワッシャー10を用いてダンパー
7を固着し、ダンパー7の開口端を接着剤11により本
体フレーム6に固定している。又、図3のシャーシ構造
では、本体フレーム13にネジ山を螺刻し、ボルト15
によりダンパー18をシャーシ12及び本体フレーム1
3に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2及
び図3に示されるように、ゴム製ダンパーを用いる方法
では、ゴム製ダンパーとデジタルディスク駆動装置の本
体フレームとの固定及びゴム製ダンパーとシャーシとの
固定が必要であり、このためデジタルディスク駆動装置
の製造においては、これらの固定に付随した締結用部材
及び組み付け工程が必要となり、製作上極めて煩雑であ
った。一方、近年のデジタルディスク駆動装置の普及に
伴い、大量生産のための製造合理化及び製品コストダウ
ンが益々重要となり、振動吸収ダンパー機構を備えたデ
ジタルディスク駆動装置用シャーシにおいても、部品点
数が少なくかつ組み付けが容易な製造法が求められてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる状況
に鑑み、デジタルディスク駆動装置用シャーシの製造の
合理化を図るべく鋭意検討を続けた結果、特定の曲げ弾
性率を有する熱可塑性エラストマー樹脂からなる締結部
品を使用し、射出成形法にてこれをシャーシに一体形成
することにより、部品点数が少なくかつ組み付けが容易
な、しかも振動吸収性能に優れたダンパー機構を備えた
デジタルディスク駆動装置用シャーシを製造することが
可能であることを見出し、本発明に到達したものであ
る。即ち本発明は、デジタルディスク駆動装置用シャー
シにおいて、曲げ弾性率が5000kgf/cm2 以下の熱可塑
性エラストマー樹脂からなり嵌合用開口部と外部締結部
を有するダンパーを用い、射出成形法にてダンパーの外
部締結部をシャーシに一体形成し、ダンパーの嵌合用開
口部に嵌合材を嵌め込むことによりデジタルディスク駆
動装置筐体フレームに固定することを特徴とするデジタ
ルディスク駆動装置用シャーシの製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の具体的構成につい
て述べる。本発明におけるデジタルディスク駆動装置と
は、ミニディスクプレーヤー、コンパクトディスクプレ
ーヤー、CD−ROMドライブ、レーザーディスクプレ
ーヤー、光磁気(MO)ディスクドライブなどを意味し
ており、本発明はこうしたデジタルディスク駆動装置に
使用されるシャーシの新規な構造を提供するものであ
る。本発明におけるデジタルディスク駆動装置用シャー
シとは、デジタルディスク駆動装置の内部構造部品が取
り付けられる基盤となる板状、もしくは箱型形状の部品
を総称し、各種駆動部品やモーター類、プリント基盤、
光学系部品などが、ボルトやスナップフィットなどによ
り機械的に、或いは接着剤などを用いて化学的にシャー
シに取り付けられる。
【0006】本発明において使用される熱可塑性エラス
トマーとは、ゴムと同様の弾性体でありながら、一般の
プラスチック材料と同様に機械成形(射出成形、押出成
形など)が可能な合成樹脂材料である。かかる熱可塑性
エラストマーとしては、スチレン系熱可塑性エラストマ
ー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、オレフィン系
熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラス
トマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ウレタン
系熱可塑性エラストマーなどが知られている。本発明に
おいて使用される熱可塑性エラストマーは、曲げ弾性率
が 5000kgf/cm2 以下のものが適当であり、特に 3000k
gf/cm2 以下のものが好ましい。曲げ弾性率が高すぎる
と、充分な振動減衰効果が得られず、デジタルディスク
駆動装置としての機能上の問題を生じ、好ましくない。
【0007】本発明において使用されるシャーシは、そ
の材質に特に制限を加えるものではないが、近年のデジ
タルディスク駆動装置の軽量化及び生産効率の向上に対
する要求等の観点から、軽量かつ成形が容易な熱可塑性
樹脂であることが好ましく、例えばガラス繊維強化ポリ
ブチレンテレフタレート系樹脂等が好ましいものとして
挙げられる。
【0008】以下に、本発明に係るデジタルディスク駆
動装置用シャーシを図面に基づいて説明する。図1は本
発明に係るシャーシとデジタルディスク駆動装置筐体フ
レームとの締結部断面を示したものである。本発明で用
いるダンパー3は、前述の如き曲げ弾性率が 5000kgf/
cm2 以下の熱可塑性エラストマー樹脂からなり、嵌合用
開口部16と外部締結部17を有する構造のものであ
る。本発明では、先ず、射出成形法(アウトサート成形
法)により該ダンパー3の外部締結部17をシャーシ2
に一体形成する。次いで、ダンパー3の嵌合用開口部1
6を金属製のデジタルディスク駆動装置筐体フレーム1
にあわせ、該嵌合用開口部16に嵌合材4を嵌め込むこ
とによりダンパー3をフレーム1に固定する。この場
合、嵌合材4を単に嵌め込み圧着する形式も可能であ
る。嵌合材4はプラスチックネジや樹脂製クリップ等が
適当である。また、嵌合材4による締結は、組み立て作
業の容易な圧入方式により行われるのが好ましい。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、ダンパーをシャーシに
一体形成することにより、デジタルディスク駆動装置の
組み立て作業効率が向上し、生産性の向上とコストダウ
ンが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデジタルディスク駆動装置用シ
ャーシの説明図である。
【図2】 デジタルディスク駆動装置用シャーシの従来
例を示す説明図である。
【図3】 デジタルディスク駆動装置用シャーシの別の
従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…デジタルディスク駆動装置筐体フレーム 2…シャーシ 3…ダンパー 4…嵌合材 16…嵌合用開口部 17…外部締結部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 101:12 B29L 31:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルディスク駆動装置用シャーシに
    おいて、曲げ弾性率が 5000kgf/cm2 以下の熱可塑性エ
    ラストマー樹脂からなり嵌合用開口部と外部締結部を有
    するダンパーを用い、射出成形法にてダンパーの外部締
    結部をシャーシに一体形成し、ダンパーの嵌合用開口部
    に嵌合材を嵌め込むことによりデジタルディスク駆動装
    置筐体フレームに固定することを特徴とするデジタルデ
    ィスク駆動装置用シャーシの製造方法。
  2. 【請求項2】 シャーシが、熱可塑性樹脂よりなる請求
    項1記載のデジタルディスク駆動装置用シャーシの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の製造方法により作
    成されたデジタルディスク駆動装置用シャーシ。
JP30139195A 1995-11-20 1995-11-20 デジタルディスク駆動装置用シャーシ及びその製造方法 Pending JPH09147537A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209685A2 (en) * 2000-11-27 2002-05-29 Polymatech Co., Ltd. Vibration proof damper forming method and damper integration type mechanical chassis

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209685A2 (en) * 2000-11-27 2002-05-29 Polymatech Co., Ltd. Vibration proof damper forming method and damper integration type mechanical chassis
EP1209685A3 (en) * 2000-11-27 2003-01-22 Polymatech Co., Ltd. Vibration proof damper forming method and damper integration type mechanical chassis
US7384029B2 (en) 2000-11-27 2008-06-10 Polymatech Co., Ltd. Vibration proof damper forming method and damper integration type mechanical chassis

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511