JP2000268555A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2000268555A
JP2000268555A JP20827399A JP20827399A JP2000268555A JP 2000268555 A JP2000268555 A JP 2000268555A JP 20827399 A JP20827399 A JP 20827399A JP 20827399 A JP20827399 A JP 20827399A JP 2000268555 A JP2000268555 A JP 2000268555A
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disk drive
vibration
movable
fixed
disk
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JP20827399A
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English (en)
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Kenji Akimaru
健二 秋丸
Teruyuki Takizawa
輝之 滝沢
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】薄型の記録ディスク駆動装置においても防振設
計の自由度を大きくでき、しかも異方性のある振動減衰
特性を実現し、さらに防振部の部品点数を増加させるこ
となく、偏重心の可動部の振動スペースを最小化するこ
とを可能にする。 【解決手段】ディスク駆動モータ2ならびに記録/再生
ヘッド4などが搭載されているベース3を固定した可動
部6の外側周囲に、防振部7を固定し、この防振部7の
外側周囲に固定シャーシ8を固定し、かつ可動部6と防
振部7と固定シャーシ8とを互いに平面的に一括固定す
ることによって、薄型化を可能にするとともに、防振部
7における設計自由度を大きくすることを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体であるデ
ィスクに対して情報の記録及び再生の少なくとも一方を
行うディスク駆動装置に関し、特に防振を施したディス
ク駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は、従来のディスク駆動装置にお
ける防振機構を分解して示す斜視図である。図21にお
いて、ディスク1001を回転駆動するディスク駆動モ
ータ1002がベース1003に固定され、互いに平行
な2本のガイド軸1005がベース1003に固定さ
れ、ディスク1001に対して情報を記録再生する記録
/再生ヘッド1004が2本のガイド軸1005によっ
てディスク1の半径方向(矢印1009の方向)に移動
可能に支持されている。ベース1003は、四隅に設置
されるゴム系樹脂などからなる防振部1007を介して
シャーシ1008に固定されている。防振部1007
は、シャーシ1008とベース1003との間にネジ
(図示せず)等を用いて固定される。
【0003】前記構成の従来のディスク駆動装置におけ
る防振作用を説明する。
【0004】記録/再生ヘッド1004は、高速回転す
るディスク1001に沿ってディスク半径方向1009
に高速移動し、ディスク1001に対して情報を高速に
授受する。このとき、ディスク1001の高速回転と記
録/再生ヘッド1004の半径方向1009への高速移
動によって機械振動が発生する。
【0005】そこで、低騒音、低振動を求められるディ
スク駆動装置では、装置内部において発生する前記機械
振動を装置外部にできる限り伝播させないため、防振部
1007によって機械振動を減衰させるようにしてい
る。
【0006】また、ディスク駆動装置の耐振動、耐衝撃
能力を向上させる目的から、装置外部の振動、衝撃によ
って発生するシャーシ1008の機械振動を記録/再生
ヘッド1004等にできる限り伝播させないため、防振
部1007によって機械振動を減衰させるようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハードディ
スクあるいは光ディスク等に対して情報の記録/再生を
行う記録/再生装置においては、ディスクの記録情報の
高密度化、大容量化と、ディスクの高速回転に伴うデー
タ転送速度の高速化、およびアクセス時間の高速化が実
現されている。さらに、最近ではノートサイズのパソコ
ンに適応するため、記録/再生装置に搭載されるディス
ク駆動装置に対して超薄型化、低消費電力化、および低
騒音化が要求されている。
【0008】このようにディスクの記録情報の高密度
化、大容量化に伴い、記録/再生ヘッドの追従制御精度
を大幅に向上させる必要があるが、そのようにするとデ
ィスクの高速回転と高速アクセスによってディスク駆動
装置内部で発生する機械振動が外乱振動として作用し、
追従制御精度を悪化させることになる。一方では、ディ
スク駆動装置の超薄型化、低消費電力化、および低騒音
化が要求されている。
【0009】したがって、ディスク駆動装置において
は、その設置スペースが制限される条件のもとで、ディ
スク駆動装置における内部振動を効率的に抑圧して、耐
振動、耐衝撃特性を向上させるための防振機構を搭載す
ることが必須となる。
【0010】図21に示した従来の防振機構では、シャ
ーシ1008とベース1003との間に防振部1007
をネジ(図示せず)等を用いて固定するため、装置の薄
型化への対応が困難である。さらに、防振部1007の
設置空間が縮小される傾向にあって設計自由度を大きく
することができないため、防振部1007の振動減衰効
果が著しく劣化する。
【0011】また、ディスク駆動装置の水平、垂直の設
置条件、あるいは記録/再生ヘッド1004の移動に伴
う機械振動がディスク半径方向1009に集中すること
等の諸条件から、ディスク半径方向1009における防
振部1007の固有振動周波数と、ディスク半径方向1
009と直交する接線方向(矢印1014方向)におけ
る防振部1007の固有振動周波数を異ならせて、防振
部1007の振動減衰特性に異方性を設ける必要がある
が、図21に示すように略球状形の防振部1007を使
用している場合は、ディスク半径方向1009と接線方
向1014の固有振動周波数の異方性を実現することが
困難であり、防振効果が十分でなかった。
【0012】また、ディスク駆動装置の振動を許容する
空間に限界があることから、ベース1003の姿勢を略
水平にする必要性がある。しかしながら、ディスク駆動
モータ1002および記録/再生ヘッド1004を搭載
しているベース1003の重心位置は、一般的に、ディ
スク駆動モータ1002側に偏っていることが多いた
め、従来の防振機構では、それぞれの配置箇所毎に、材
質もしくは形状が個別に異なる防振部1007を配置し
て、水平姿勢を実現していた。しかし、このようにする
と、防振部1007の種類が増加するという不都合あっ
た。また、装置の組立時に種類の違う防振部1007を
混同することがあって、それらの分別を行う必要があっ
た。
【0013】そこで、本発明は、前記従来の課題を解決
するものであり、薄型のディスク駆動装置においても防
振設計の自由度を拡大することができ、しかも異方性の
ある振動減衰効果を実現でき、さらに防振部の部品点数
を増加させることなく、偏重心の可動部の振動を許容す
る空間を最小化することができ、かつ耐振動、耐衝撃特
性を十分に確保することができるようにしたディスク駆
動装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のディスク駆動装置は、可動部と、前記可動
部の周囲に配置された固定部と、前記可動部と前記固定
部間に介在して両者を連結する防振部とを備え、前記可
動部、前記固定部及び前記防振部を実質的に平面状に配
置しており、前記可動部上に、ディスクに対して記録及
び再生の少なくとも一方を行うヘッドと、前記ヘッドを
移動させるヘッド駆動部と、ディスクを回転駆動する回
転駆動部とを設置している。
【0015】一実施形態では、前記固定部は前記可動部
を囲む様に配置され、前記可動部と前記固定部間には環
状の隙間が形成され、前記防振部は前記環状の隙間に配
置された環状のものである。
【0016】一実施形態では、前記防振部は、前記可動
部と前記固定部間を部分的に連結している。
【0017】一実施形態では、前記防振部は、前記可動
部に接続される第1防振部と、前記固定部に連結される
第2防振部と、前記第1及び第2防振部を連結する中間
可動部を備えている。
【0018】一実施形態では、前記防振部は、ゴム系樹
脂またはシリコン系樹脂からなる。
【0019】一実施形態では、前記防振部は、熱可塑性
エラストマーである。
【0020】一実施形態では、前記可動部及び前記固定
部は、ABS樹脂もしくはPBT樹脂などの合成樹脂か
らなる。
【0021】一実施形態では、前記中間可動部は、AB
S樹脂もしくはPBT樹脂などの合成樹脂からなる。
【0022】一実施形態では、前記防振部は、相互に異
なる固有振動周波数をそれぞれ有する複数の部分を含ん
でいる。
【0023】また、本発明のディスク駆動装置は、分散
して配置された複数の可動部と、前記各可動部をそれぞ
れ囲む複数の開口部が形成された固定部と、前記各可動
部と前記各開口部の内周間にそれぞれ介在して該各可動
部と該各開口部の内周を連結する複数の防振部とを備
え、前記各可動部、前記固定部の各開口部及び前記各防
振部を実質的に平面状に配置しており、ベース体を前記
各可動部に連結して支持し、前記ベース体上に、ディス
クに対して記録及び再生の少なくとも一方を行うヘッド
と、前記ヘッドを移動させるヘッド駆動部と、ディスク
を回転駆動する回転駆動部とを設置している。
【0024】一実施形態では、前記各可動部と前記固定
部の各開口部の内周間には環状の隙間がそれぞれ形成さ
れ、前記各防振部は前記各環状の隙間に配置された環状
のものである。
【0025】一実施形態では、前記各防振部は、前記各
可動部と前記固定部の各開口部の内周間を部分的に連結
する。
【0026】一実施形態では、前記各防振部は、前記各
可動部に接続される第1防振部と、前記固定部の各開口
部の内周に連結される第2防振部と、前記第1及び第2
防振部を連結する中間可動部を備えている。
【0027】一実施形態では、前記各防振部は、ゴム系
樹脂またはシリコン系樹脂からなる。
【0028】一実施形態では、前記各防振部は、熱可塑
性エラストマーである。
【0029】一実施形態では、前記各可動部及び前記固
定部は、ABS樹脂もしくはPBT樹脂などの合成樹脂
からなる。
【0030】一実施形態では、前記各中間可動部は、A
BS樹脂もしくはPBT樹脂などの合成樹脂からなる。
【0031】一実施形態では、前記各防振部は、相互に
異なる固有振動周波数をそれぞれ有する複数の部分を含
んでいる。
【0032】また、本発明のディスク駆動装置は、可動
部と、前記可動部の周囲に配置された固定部と、前記可
動部と前記固定部間に介在して両者を連結する防振部及
び結合部とを備え、前記可動部、前記固定部及び前記防
振部を実質的に平面状に配置しており、前記可動部上
に、ディスクに対して記録及び再生の少なくとも一方を
行うヘッドと、前記ヘッドを所定方向へ移動させるヘッ
ド駆動部と、ディスクを回転駆動する回転駆動部とを設
置している。
【0033】一実施形態では、前記結合部は、前記可動
部、前記固定部及び前記防振部と共に実質的に平面状に
配置されている。
【0034】一実施形態では、前記結合部は、第1方向
の第1固有振動周波数と、前記第1方向と異なる第2方
向の第2固有振動周波数とを有し、前記第1固有振動周
波数は、前記第2固有振動周波数よりも低い。
【0035】一実施形態では、前記第1方向及び前記第
2方向は、相互に異なり、前記平面と実質的に平行な方
向及び前記平面と実質的に直交する方向のいずれかであ
る。
【0036】一実施形態では、前記第1方向及び前記第
2方向は、相互に異なり、前記ヘッド移動方向、前記デ
ィスクの厚み方向、及び前記ヘッド移動方向と前記ディ
スクの前記厚み方向に実質的に直交する方向のいずれか
である。
【0037】一実施形態では、前記防振部は、熱硬化性
樹脂あるいは熱可塑性樹脂から形成される。
【0038】一実施形態では、前記結合部は、板ばねを
含んでいる。
【0039】一実施形態では、前記結合部は、樹脂を含
んでいる。
【0040】一実施形態では、前記結合部は、前記固定
部に対して回動する第1回動部と、前記可動部に対して
回動する第2回動部とを有する。
【0041】一実施形態では、前記固定部と前記可動部
と前記結合部とは、樹脂成形により一体に形成される。
【0042】一実施形態では、前記結合部には、第1断
面部と第2断面部とが形成され、前記第2断面部は、前
記第1固有振動周波数が前記第2固有振動周波数よりも
低くなるように形成される。
【0043】一実施形態では、前記第2断面部の断面積
は前記第1断面部の断面積よりも小さい。
【0044】一実施形態では、前記第2断面部は、前記
結合部の両端部に形成される。
【0045】一実施形態では、前記第2断面部は、前記
結合部の中央部に形成される。
【0046】上記構成の本発明によれば、ディスク駆動
装置の高さ方向の空間を十分に小さくして、ディスク駆
動装置を平面的にすることができる。薄型のディスク駆
動装置においても防振設計の自由度を拡大することがで
き、さらに防振部の厚み及び幅を異ならせることによ
り、異方性のある振動減衰効果を実現することができ、
防振部の部品点数を増加させることなく、偏重心の可動
部を水平姿勢を維持した状態で振動させても、可動部の
振動を許容する空間を最小化することが可能になり、内
部振動を効率的に抑圧するとともに耐振動、耐衝撃特性
を十分に確保することができる。
【0047】そして、本発明のディスク駆動装置は、耐
振動、耐衝撃特性を十分に確保することができるため、
ディスクに対する良好な記録/再生を行うことが可能に
なる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0049】(第1実施形態)図1Aは、本発明の第1
実施形態のディスク駆動装置10を示す斜視図である。
また、図1Bは、図1Aのディスク駆動装置10の断面
を示している。
【0050】図1A及び図1Bにおいて、ディスク駆動
モータ2がベース3に固定され、2本のガイド軸5a,
5bがベース3に固定されている。記録/再生ヘッド4
は2本のガイド軸5a,5bによってディスク1の半径
方向9に移動可能に支持されている。一方のガイド軸5
bはネジであって、これに記録/再生ヘッド4の端部が
螺合している。このガイド軸5bを移動駆動部17によ
って回動させると、記録/再生ヘッド4が移動する。
【0051】ベース3の底部は、ABS樹脂あるいはP
BT樹脂などの合成樹脂からなる平面視平板状の可動部
6に固定されている。可動部6の外側周囲には、ゴム系
あるいはシリコン系樹脂からなる平面視矩形かつ環状の
防振部7が固定されている。さらに、防振部7の外側周
囲には、可動部6と同様に合成樹脂からなる平面視矩形
かつ環状のシャーシ8が固定される。シャーシ8は装置
本体に固定され、可動部6は防振部7を介してシャーシ
8に対して可動となる。
【0052】可動部6と防振部7とシャーシ8とは、樹
脂一体成形によって形成することが可能であって、それ
ぞれ内外側周囲の少なくとも一部が固定されていればよ
い。また、可動部6と防振部7とシャーシ8との固定に
は、樹脂一体成形のみならず、機械的に互いに嵌合させ
たり、接着剤を用いて固定する方法などを各部の材料な
どに応じて適宜選択して使用すればよい。またベース3
と可動部6とは、同一材質により形成しても良い。
【0053】以上のように構成された第1実施形態にお
ける防振作用について、その動作を説明する。
【0054】高速回転するディスク1に対して情報を記
録再生する記録/再生ヘッド4は、移動駆動部17によ
ってディスク半径方向9に高速移動され、ディスク1の
情報を高速に授受することが可能になっている。このと
き、ディスク1の高速回転と記録/再生ヘッド4のディ
スク半径方向9への高速移動動作によって機械振動が発
生する。
【0055】そこで、装置内部で発生するこの機械振動
を装置外部にできる限り伝播させないため、防振部7に
よって機械振動を減衰させている。さらに装置外部の振
動、衝撃によって発生するシャーシ8の機械振動を装置
内部にできる限り伝播させないため、防振部7によって
機械振動を減衰させている。
【0056】前記一連の防振作用は、従来の防振機構と
同様であるが、略環状の防振部7と可動部6とシャーシ
8とが平面的に一体化されているため、ディスク駆動装
置の薄型化に対応できるとともに、防振部7の設計自由
度を拡大することができる。
【0057】(第2実施形態)図2Aは、本発明の第2
実施形態のディスク駆動装置20を示す斜視図である。
また、図2Bは、図2Aのディスク駆動装置20の断面
を示している。
【0058】図2A及び図2Bにおいて、第1実施形態
の装置との構成上の差異は、可動部が第1可動部16と
第2可動部13からなり、防振部が第1防振部11と第
2防振部12からなることにある。具体的には、第1実
施形態における可動部6に相当する第1可動部16の外
側周囲に略環状の第1防振部11が固定され、かつ第1
防振部11の外側周囲に略環状の第2可動部13が固定
され、さらに第2可動部13の外側周囲に略環状の第2
防振部12が固定され、この第2防振部12の外側周囲
にシャーシ8Aが固定された構成である。
【0059】第1可動部16と第1防振部11と第2可
動部13と第2防振部12とシャーシ8Aとは、樹脂一
体成形され、平面状にされている。
【0060】第2実施形態のディスク駆動装置の基本的
な防振作用は前記第1実施形態と基本的には同一である
が、第1実施形態の作用上の差異は、ディスク駆動装置
内部で発生する機械振動を第1防振部11と第2防振部
12との組合せによって減衰させることである。
【0061】また、第1防振部11と第2防振部12の
略環状の形状を変形させて、それぞれの固有振動周波数
を異ならせることにより、機械振動を異なる周波数の振
動に分散して減衰させることが可能になる。さらにディ
スク駆動装置の薄型化に対応することができる。
【0062】(第3実施形態)図3は、本発明の第3実
施形態のディスク駆動装置30を示す斜視図である。
【0063】図3において、第2実施形態の装置との構
成上の差異は、ベース3Aに記録/再生ヘッド4、各ガ
イド軸5a,5b及び移動駆動部17のみを設置し、デ
ィスク駆動モータ2を第2可動部13Aに設置した点に
ある。
【0064】この第3実施形態の構成により、ディスク
駆動モータ2の機械振動は第2可動部13Aにおいて発
生し、記録/再生ヘッド4の移動による機械振動は第1
可動部16Aにおいて発生することになる。
【0065】このように機械振動の発生箇所を第1可動
部16Aと第2可動部13Aとに分離させることによ
り、それぞれの周波数の機械振動を第1防振部11Aと
第2防振部12によって減衰させることが可能となる。
したがって、ディスク駆動装置内の機械振動を第1防振
部11Aと第2防振部12の組合せによって分散させか
つ効率的に減衰させることできる。
【0066】(第4実施形態)図4は、本発明の第4実
施形態のディスク駆動装置40を示す斜視図である。
【0067】図4において、基本的な構成は第1実施形
態の装置と同様であるが、第1実施形態との構成上の差
異は、略環状の防振部7Aの断面形状(寸法、厚み)に
相互に異なるそれぞれの方向で違いを持たせることであ
る。具体的には、ディスク半径方向9の防振部7Aの寸
法t1と、接線方向14の防振部7Aの寸法t2とに差
異を設けた構成である。
【0068】本例ではディスク半径方向9の寸法t1を
接線方向14の寸法t2(t1>t2)よりも長くして
いる。このような防振機構の基本的な防振作用は、第1
実施形態と基本的には同一であるが、第1実施形態との
作用上の差異は、ディスク駆動装置内部で発生する機械
振動の方向性を考慮して、ディスク半径方向9の防振部
7Aの固有振動数と、接線方向14における防振部7A
の固有振動数とを、防振部7Aの寸法t1,t2を調整
することによって制御できることである。
【0069】尚、ここでは、防振部の縦横の寸法を調整
しているが、防振部の厚みを調節することによりディス
ク1の厚さ方向(フォーカス方向)の固有振動周波数を
調整しても構わない。
【0070】図5A及び図5Bは、防振部の固有振動周
波数特性を示すグラフである。図5Aのグラフは、接線
方向(トラッキング方向)14における防振部の固有振
動周波数特性を示しており、図5Bは、ディスク1の厚
さ方向(フォーカス方向)における防振部の固有振動周
波数特性を示している。トラッキング方向やフォーカス
方向により機械振動周波数が異なるので、それぞれの機
械振動周波数に応じて該各方向の固有振動周波数特性を
持つ防振部を設ければ、機械振動を効果的に抑制するこ
とができる。
【0071】(第5実施形態)図6は、本発明の第5実
施形態のディスク駆動装置50を示す斜視図である。
【0072】図6において、基本的な構成は第2実施形
態の装置と同様であるが、第2実施形態との構成の差異
は、略環状の第1防振部11Bと第2防振部12Bの各
幅を縦横で異ならせたことである。具体的には、ディス
ク半径方向9における第1防振部11Bの寸法t1と、
接線方向14における第1防振部11Bの寸法t2とに
差異(t1>t2)を設け、さらにディスク半径方向9
における第2防振部12Bの寸法t3と、接線方向14
における第2防振部12Bの寸法t4に差異(t4>t
3)を設けた構成である。
【0073】第5実施形態の装置の基本的な防振作用は
第4実施形態と基本的には同様であるが、第4実施形態
との作用上の差異は、ディスク駆動装置内で発生する機
械振動の方向性を考慮して、ディスク半径方向9におけ
る第1防振部11Bの固有振動数と接線方向14におけ
る第1防振部11Bの固有振動数とを、第1防振部11
Bの寸法t1,t2を調整することによって制御するこ
とを可能にしたことに加えて、ディスク駆動装置外部よ
り外乱振動としてシャーシ8Aに加えられる機械振動の
方向性を考慮して、ディスク半径方向9における第2防
振部12Bの固有振動数と接線方向14における第2防
振部12Bの固有振動数とを、第2防振部12Bの寸法
t3,t4を調整することによって制御することを可能
にしたことである。
【0074】すなわち、第5実施形態の構成により、デ
ィスク駆動装置の内部振動と外乱振動との双方向性があ
る機械振動伝播に対して、減衰効果を向上することが可
能となる。
【0075】(第6実施形態)図7は、本発明の第6実
施形態のディスク駆動装置60を示す斜視図である。
【0076】図7において、基本的な構成は第1実施形
態の装置と同じであるが、第1実施形態との構成上の差
異は、略環状の防振部7Bの一部を削除して空隙部15
を設けたことである。
【0077】第6実施形態の装置の基本的な防振作用は
第1実施形態と基本的には同一であるが、第1実施形態
の作用上の差異は、防振部7Bの固有振動数を設定する
際の設計自由度の大幅な拡大が可能となることである。
本例では防振部7Bの4辺をそれぞれ一部削除してお
り、この構成により、特に100Hz以下の低い周波数
に防振部7Bの固有振動周波数を設定する場合に有効な
手段となる。
【0078】(第7実施形態)図8A及び図8Bは、本
発明の第7実施形態のディスク駆動装置70を示す斜視
図であり、図8Aは、組付け後の装置全体を示す斜視
図、図8Bはシャーシを示す斜視図である。
【0079】図8Aにおいて、ベース3部分の基本的な
構成は第1実施形態と同様であるが、第1実施形態の装
置との構成上の差異は、ベース3に複数個の固定用支柱
46を設けて(本例では4隅にそれぞれ設置してあ
る)、それぞれの固定用支柱46に対して防振構造を設
けたことである。具体的には、各固定用支柱46を円板
状のそれぞれの可動部36上に固定し、図8Bに示すよ
うに各可動部36の外側周囲に略環状のそれぞれの防振
部37を固定し、各防振部37の外側周囲をシャーシ3
8に設けたそれぞれの固定用孔38aに固定した構成で
ある。
【0080】第7実施形態の装置の基本的な防振作用
は、第1実施形態と基本的には同様であるが、第1実施
形態との作用上の差異は、ディスク駆動装置において防
振部37の平面的な設置スペースが限られ、略環状の防
振部37の曲率を大きくすることができない場合に有効
である。
【0081】また複数個設置された略環状の防振部37
の径、厚みをそれぞれ異ならせることにより、それぞれ
の防振部37の固有振動周波数を任意に設定することが
できる。その結果、ベース3の重心位置が、ディスク駆
動モータ2側に偏っている場合においても、水平姿勢を
維持した状態でベース3の振動を許容する空間を均等に
かつ最小に設定することが可能となり、ディスク駆動装
置の薄型化に適応できる。
【0082】(第8実施形態)図9A及び図9Bは、本
発明の第8実施形態のディスク駆動装置80を示す斜視
図であり、図9Aは組付け後の装置全体を示す斜視図、
図9Bはシャーシを示す斜視図である。
【0083】図9A、図9Bにおいて、基本的な構成は
第7実施形態の装置と同様であるが、第7実施形態との
構成上の差異は、防振部を第1防振部41と第2防振部
42の二重にしたことである。具体的には、それぞれの
固定用支柱46を円板状の各第1可動部39上に固定
し、それぞれの第1可動部39の外側周囲に略環状の第
1防振部41と第2可動部43と第2防振部42とを順
に重ねて設け、最も外側のそれぞれの第2防振部42の
外側周囲をシャーシ38に設けた各固定用孔48aに固
定した構成である。
【0084】第8実施形態の装置の基本的な防振作用は
第7実施形態と基本的には同様であるが、第7実施形態
との作用上の差異は、それぞれの固定用支柱46毎に、
第1防振部41と第2防振部42の形状を異ならせて、
それぞれの固有振動周波数を違えることにより、ディス
ク駆動装置の内部振動を周波数領域において分散して減
衰させることを可能にしたことである。
【0085】(第9実施形態)図10は、本発明の第9
実施形態のディスク駆動装置90を示す斜視図である。
【0086】図10において、基本的な構成は第1実施
形態並びに第4実施形態と同様であるが、第1実施形態
と第4実施形態との構成上の差異は、ベース3の重心の
偏りに応じて、円板状の可動部56の外側周囲に設けら
れる略環状の防振部57の寸法t5,t6を部分的に異
ならせたことである。具体的には、ディスク半径方向9
上においてディスク駆動モータ2側の防振部57の寸法
t5と記録/再生ヘッド4側の寸法t6とに差異(t6
>t5)を設けた構成である。
【0087】第9実施形態の防振機構の基本的な防振作
用は第7実施形態と基本的には同様であり、ベース3の
重心位置がディスク駆動モータ2側に偏っている場合に
おいても、ベース3の水平姿勢を維持した状態で、ベー
ス3の振動を許容する空間を均等にかつ最小に設定する
ことが可能となる。
【0088】(第10実施形態)図11は、本発明の第
10実施形態のディスク駆動装置100を示す平面図で
ある。
【0089】図11において、ディスク駆動モータ62
がベース63に固定され、2本のガイド軸65a,65
bがベース63に固定されている。記録/再生ヘッド6
4は2本のガイド軸65a,65bによってディスクの
半径方向69に移動可能に支持されている。一方のガイ
ド軸65bはネジであって、これに記録/再生ヘッド6
4の端部が螺合している。このガイド軸65bを移動駆
動部77によって回動させると、記録/再生ヘッド64
が移動する。
【0090】ベース63の底部は、ABS樹脂あるいは
PBT樹脂などの合成樹脂からなる平面視平板状の可動
部66に固定されている。可動部66の外側には、可動
部66と同様に合成樹脂からなる平面視矩形かつ環状の
シャーシ68が配置されている。可動部66とシャーシ
68間には、環状の隙間が形成されており、この隙間に
樹脂からなる3つの防振部67が配置されている。各防
振部67は、その両側に複数の枝部67aを有し、該各
防振部67の各枝部67aが可動部66及びシャーシ6
8に侵入することにより、可動部66とシャーシ68が
連結されている。
【0091】可動部66と防振部67とシャーシ68と
は、樹脂一体成形によって形成することが可能であっ
て、それぞれ内外側周囲の少なくとも一部が固定されて
いればよい。
【0092】以上のような構成において、高速回転する
ディスクに対して情報を記録再生する記録/再生ヘッド
64は、移動駆動部77によってディスク半径方向69
に高速移動され、ディスクの情報を高速に授受すること
が可能になっている。このとき、ディスクの高速回転と
記録/再生ヘッド64のディスク半径方向9への高速移
動動作によって機械振動が発生する。
【0093】そこで、装置内部で発生するこの機械振動
を装置外部にできる限り伝播させないため、防振部67
によって機械振動を減衰させている。さらに装置外部の
振動、衝撃によって発生するシャーシ68の機械振動を
装置内部にできる限り伝播させないため、防振部67に
よって機械振動を減衰させている。
【0094】前記一連の防振作用は、従来の防振機構と
同様であるが、防振部67と可動部66とシャーシ68
とが平面的に一体化されているため、ディスク駆動装置
の薄型化に対応できるとともに、防振部67の設計自由
度を拡大することができる。
【0095】図12は、図11の装置における固定部、
防振部及び可動部の製造方法を示している。
【0096】図12に示す製造方法は、第1金型71及
び第2金型72を用いるコア回転方式と称する成型方法
である。最初の工程においては、第1金型71及び第2
金型72を組み合わせて、第1金型71及び第2金型7
2内に可動部66とシャーシ68を成型するための空間
を形成しておく。この状態で、第1ノズル73から第1
金型71及び第2金型72内に溶融合成樹脂を出射し、
可動部66とシャーシ68を成型する。
【0097】この後、第2金型72を左方向に移動させ
て、第2金型72を第1金型71から外す。更に、第2
金型72を180°回転させてから、第2金型72を右
方向に移動させて、再度第1金型71及び第2金型72
を組み合わせる。これによって、第1金型71及び第2
金型72内に防振部67を成型するための空間を形成す
る。この状態で、第2ノズル74から第1金型71及び
第2金型72内に溶融合成樹脂を出射し、防振部67を
成型する。
【0098】最後に、第2金型72を第1金型71から
外し、可動部66、シャーシ68及び防振部67が一体
化された成型品を取り出す。
【0099】(第11実施形態)図13は、本発明の第
11実施形態のディスク駆動装置200を示す斜視図で
ある。
【0100】図13において、ディスク駆動モータ10
2はベース103に固定される。記録再生ヘッド104
はベース103に固定された2本のガイド軸105a、
105bによって、ヘッド移動方向109に移動可能に
支持される。
【0101】ガイド軸105bには、例えば記録再生ヘ
ッド104と係合するねじ溝が設けられ、ガイド軸10
5bの端部には移動駆動部119が設置される。ベース
103の底部もしくは側部は、ABS樹脂あるいはPB
T樹脂などの合成樹脂からなる平面視平板状の可動部1
06に固定される。
【0102】可動部106はりん青銅に代表される金属
製の板ばねからなる結合部120を介してシャーシ10
8に取り付けられる。ヘッド移動方向109での結合部
120の固有振動周波数をヘッド移動方向109とディ
スク厚み方向110とに直交する正接方向111での結
合部120の固有振動周波数及びディスク厚み方向11
0での結合部120の固有振動周波数よりも低くするた
めに、結合部120をヘッド移動方向109に撓むよう
に可動部106及びシャーシ108に取り付ける。結合
部120は、ねじ等の締結部121により可動部106
及びシャーシ108に固定される。
【0103】可動部106の外側面106aには、ゴム
系樹脂に代表される熱硬化性樹脂あるいはエラストマー
樹脂に代表される熱可塑性樹脂からなる板状の防振部1
07が固定される。
【0104】防振部107の外側には、可動部106と
同様に合成樹脂からなる平面視矩形状をなす環状のシャ
ーシ108の側面108aが固定される。シャーシ10
8は、ディスク駆動装置200の本体(図示せず)に固
定される。可動部106は、防振部107および結合部
120を介してシャーシ108に対して可動となる。
【0105】可動部106と防振部107とシャーシ1
08とは、図12と同様の製造工程によって、一体成形
によって形成される。可動部106と防振部107とシ
ャーシ108とは、それぞれの内外周の少なくとも一部
で相互に固定されていればよい。
【0106】可動部106と防振部107とシャーシ1
08とが樹脂一体成形によって形成される例を説明した
が、本発明はこれに限定されない。可動部106と防振
部107とシャーシ108とは、機械的に互いに嵌合さ
せてもよく、接着剤を用いて固定してもよい。要する
に、固定方法は各部の材料などに応じて適宜選択して使
用すればよい。また、可動部106は、ベース103と
可動部106の一部により構成してもよい。
【0107】以上のように構成された第11実施形態の
ディスク駆動装置200の防振作用を説明する。
【0108】高速回転するディスク101に対して情報
を記録再生する記録再生ヘッド104は、移動駆動部1
19によってヘッド移動方向109に高速移動され、デ
ィスク101の情報を高速授受することが可能になって
いる。
【0109】このとき、ディスク101の高速回転と記
録再生ヘッド104のヘッド移動方向109への高速移
動動作により機械振動が発生する。結合部120はヘッ
ド移動方向109に撓むように可動部106およびシャ
ーシ108に取り付けられるので、発生した機械振動に
より、可動部106がヘッド移動方向109に振動す
る。この装置内部において発生するこの機械振動を装置
外部にできる限り伝搬させないため、防振部107によ
って機械振動を減衰させる。
【0110】前記一連の防振作用によれば、防振効果に
加え、結合部120により防振機構のディスク厚み方向
110に対する剛性が高くなるため可動部106の自重
沈みが小さくなる。このため、防振機構の設置スペース
を小さくすることができる。
【0111】可動部106は結合部120を介してシャ
ーシ108に取り付けられるので、衝撃時においても、
制限された設置スペースの中で可動部106が衝突する
ことなく、損傷を受けない。
【0112】また、衝撃時あるいは負荷時にも可動部1
06の移動量は結合部120により抑制されるため、防
振部107と可動部106あるいはシャーシ108との
接合部が剥離したりせず、高い耐久性を持つ。
【0113】なお、第11実施形態において、結合部1
20を金属製の板ばねとした例を説明したが本発明はこ
れに限定されない。結合部120がプラスチック製の板
ばねでも同様の効果を得ることができる。
【0114】また、第11実施形態では、結合部120
の固定に締結部121を用いた例を説明したが本発明は
これに限定されない。結合部120と可動部106とシ
ャーシ108とを樹脂一体成形により形成してもよい。
この場合部品点数が少なくて済み、それに付随して製作
コストを抑えることができる。
【0115】(第12実施形態)図14は、本発明の第
12実施形態のディスク駆動装置300を示す斜視図で
ある。
【0116】図14において、第11実施形態のディス
ク駆動装置200との構成上の差異は、結合部320の
一部に可動部306および固定部308に対して回動す
る回動部を設けていることである。結合部320は、デ
ィスク厚み方向110と略同一方向の軸を有する回動軸
320a,320bを有し、回動軸320aは可動部3
06に設けた回動穴306aに枢支され、回動軸320
bはシャーシ308に設けた回動穴308bに枢支され
る。
【0117】このような防振機構の基本的な動作は第1
1実施形態と基本的には同一である。第11実施形態の
動作との差異は、結合部320により可動部306のヘ
ッド移動方向109に対する移動負荷が減少するので、
可動部306がヘッド移動方向109に振動しやすくな
る点である。可動部306がヘッド移動方向109に振
動しやすくなるので、ディスク駆動装置内部の機械振動
を可動部306を介して防振部107により効率的に減
衰することができる。
【0118】なお、第12実施形態では結合部320に
回動軸を設けた構成としたが、逆に結合部320に回動
穴を設け、可動部306およびシャーシ308に回動軸
を設けた構成としてもよく、同じ効果を有するものであ
る。
【0119】(第13実施形態)図15は、本発明の第
13実施形態のディスク駆動装置400の構成を示す斜
視図である。
【0120】図15において、第11実施形態との構成
の差異は、シャーシ408を可動部422及び結合部4
23と一体化したことである。この構成により、結合部
423は樹脂で形成された板ばねとして矢印109方向
にたわむように作用するので、可動部422は、ディス
ク101の高速回転および記録再生ヘッド104の高速
移動動作により発生した機械振動によりヘッド移動方向
109に振動する。可動部422のヘッド移動方向10
9への振動は、防振部107により減衰する。このた
め、第11実施形態と同じ効果を有するうえに、部品点
数を大幅に削減できる。ディスク駆動装置の薄型化に対
応できることは言うまでもない。
【0121】(第14実施形態)図16Aは、本発明の
第14実施形態のディスク駆動装置500の構成を示す
斜視図である。図16Bは、第14実施形態のディスク
駆動装置500の要部平面図である。
【0122】図16Aおよび図16Bにおいて、第13
実施形態との構成の差異は、結合部523の両端にヒン
ジ部523aを設けた点である。具体的には、結合部5
23の両端部でヘッド移動方向109の厚みを薄くした
構成としている。
【0123】このようなディスク駆動装置500の基本
的な動作は第13実施形態と同一である。第13実施形
態との動作の差異は、可動部522のヘッド移動方向1
09に対する移動負荷が小さいので、可動部522がヘ
ッド移動方向109に大きく振動し、このため防振部1
07により振動減衰効果を大きくとることが可能となる
点である。
【0124】なお、第14実施形態では防振部107を
可動部522とシャーシ508の一部に設ける構成とし
たが、図17に示すディスク駆動装置600のように防
振部107a、107bを可動部522とシャーシ50
8の対向する面すべてに配設してもよい。この場合ディ
スク厚み方向110に対して隙間が詰まり、塵や埃が通
過しないことから、防塵設計が可能となる。すなわち、
塵や埃などが多い悪環境においても安定した動作を行え
るディスク駆動装置を提供することができる。
【0125】(第15実施形態)図18は、本発明の第
15実施形態のディスク駆動装置700の構成を示す斜
視図である。
【0126】図18において、基本的な構成は第13実
施形態と同じであるが、第13実施形態との構成の差異
は、結合部723の一部に切り欠き部723bを設けた
点である。詳しくは、結合部723のディスク厚み方向
109の肉厚が一部分で薄くなるように切り欠き部72
3bを設けている。
【0127】ディスク駆動装置700の基本的な動作は
第13実施形態と同一であるが、第13実施形態との動
作の差異は、切り欠き部723bにより可動部722が
ディスク厚み方向110にも振動可能となり、ディスク
厚み方向110に発生した機械振動を防振部107によ
り減衰することができる点である。
【0128】この構成により、可動部722が持つ固有
振動周波数の方向性を異ならせて、機械振動を周波数領
域で分散して減衰させることが可能となる。
【0129】(第16実施形態)図19は、本発明の第
16実施形態のディスク駆動装置800の構成を示す斜
視図である。
【0130】図19において、基本的な構成は第11実
施形態と同じであるが、第11実施形態との構成の差異
は、結合部820が持つ固有振動周波数のうち、正接方
向111に対する固有振動周波数を、ヘッド移動方向1
09およびディスク厚み方向110に対する固有振動周
波数に比べて低く設定したことである。具体的には、結
合部820の正接方向111における肉厚を薄くした構
成としている。結合部820は、板ばねとして正接方向
111にたわむように作用する。
【0131】ディスク駆動装置800の基本的な動作は
第11実施形態と似通っており、第11実施形態との動
作の差異は、結合部820の大きく振動する方向が正接
方向111である点である。結合部820が板ばねとし
て正接方向111にたわむように作用するからである。
【0132】この構成は、特にディスク101の重心の
偏りが大きい場合に有効である。ディスク101が回転
したときに生じる振動の方向を正接方向111に向け、
記録再生ヘッド104の移動方向(矢印109方向)と
直交させることにより、ディスク101の回転による振
動と記録再生ヘッド104の高速移動による振動が重な
ることを回避し、安定した記録あるいは再生動作を実現
できる。
【0133】(第17実施形態)図20は、本発明の第
17実施形態のディスク駆動装置900の構成を示す斜
視図である。
【0134】図20において、基本的な構成は第11実
施形態と同じであるが、第11実施形態との構成の差異
は、結合部120が持つ固有振動周波数のうち、重力が
かかる方向(矢印方向111)の固有振動周波数を、重
力方向と直交する方向(矢印方向109、矢印方向11
0)に比べ高く設定した点である。
【0135】ディスク駆動装置900の基本的な動作は
第11実施形態と基本的には同一であるが、第11実施
形態1との動作の差異は、重力がかかる方向111に対
する可動部106の移動量、すなわち自重沈みが抑制さ
れる点である。ディスク駆動装置900内の防振機構の
設置スペースを有効に利用できるので、薄型のディスク
駆動装置を提供できる。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るディ
スク駆動装置によれば、ディスク駆動装置の振動源であ
るディスク駆動モータと記録/再生ヘッドを搭載した可
動部の周囲に防振部を固定し、さらに防振部の外側周囲
をシャーシに固定するという構造であるから、薄型のデ
ィスク駆動装置においても、防振部の防振設計自由度を
大きく拡大することができる。その結果、内部で発生す
る機械振動を効率よく減衰させることができ、低振動か
つ低騒音の薄型のディスク駆動装置を実現することがで
きる。
【0137】また、可動部の周囲に異なる固有振動周波
数をもつ二重の防振部を配することにより、ディスク駆
動装置内部で発生する機械振動を異なる周波数の振動に
分散して減衰させることができる。
【0138】また、ディスク駆動モータと記録/再生ヘ
ッドの移動駆動系を支持する防振部をそれぞれ独立に設
け、ディスク駆動装置の機械振動の伝播経路を分離させ
ることにより、特定の機械振動周波数に対して振動減衰
させることが可能となる。
【0139】また、防振部の断面形状(寸法、厚み)に
相互に異なるそれぞれの方向で違いを持たせるせること
により、ディスク駆動装置内部で発生する機械振動の方
向性を考慮して、振動減衰させることができる。
【0140】さらに、断面形状がそれぞれの方向で異な
る防振部を二重に配する構成により、ディスク駆動装置
の内部振動と外乱振動という双方向性のある機械振動伝
播に対して減衰効果を向上させることができる。
【0141】また、複数の防振部によって複数箇所で可
動部とシャーシを連結しているので、100Hz以下の
低い周波数に防振部の固有振動数を設定することができ
る。
【0142】また、寸法が異なる複数の防振部によって
ベースを支持することにより、ベースの重心位置が偏っ
ている場合においても、ベースの水平姿勢を維持した状
態、ベースの振動を許容する空間を均等にかつ最小に設
定することが可能となり、薄型のディスク駆動装置を実
現することができる。
【0143】また、本発明によれば、可動部と固定部を
板ばねにより結合することで、薄型のディスク駆動装置
においても自重沈みを抑制し、衝撃時の可動部の衝突を
防止し、負荷時の防振部の剥離を起こさずに、内部で発
生する機械振動を効率良く減衰させ、低振動で低騒音、
しかも高耐久性の薄型のディスク駆動装置を実現するこ
とができる。
【0144】また、板ばねの代わりに、回動部を有する
結合部を使用することにより、自重沈みを抑制しながら
効果的に機械振動を減衰することができる。
【0145】また、固定部と可動部と結合部とを一体化
することにより、部品点数の削減を実現できる。なお、
このとき結合部の両端をヒンジ形状にすることで機械振
動を効率的に減衰することができる。
【0146】さらに、結合部の断面形状に相互に異なる
方向で違いを持たせたことにより、結合部が持つ固有振
動周波数を複数の方向で異ならせて、可動部の振動特性
に異方性をもたせ、ディスク駆動装置内部で発生する機
械振動の方向性を考慮して振動を減衰させることができ
る。
【0147】そして、本発明のディスク駆動装置は、耐
振動、耐衝撃特性を十分に確保することができるため、
ディスクに対する良好な記録/再生を行うことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明のディスク駆動装置の第1実施形態を
示す斜視図である。
【図1B】図1Aのディスク駆動装置の断面を示す図で
ある。
【図2A】本発明のディスク駆動装置の第2実施形態を
示す斜視図である。
【図2B】図2Aのディスク駆動装置の断面を示す図で
ある。
【図3】本発明のディスク駆動装置の第3実施形態を示
す斜視図である。
【図4】本発明のディスク駆動装置の第4実施形態を示
す斜視図である。
【図5A】防振部の固有振動周波数特性を示すグラフで
ある。
【図5B】防振部の他の固有振動周波数特性を示すグラ
フである。
【図6】本発明のディスク駆動装置の第5実施形態を示
す斜視図である。
【図7】本発明のディスク駆動装置の第6実施形態を示
す斜視図である。
【図8A】本発明のディスク駆動装置の第7実施形態を
示しており、組付け後の装置全体を示す斜視図である。
【図8B】図8Aの装置におけるシャーシを示す斜視図
である。
【図9A】本発明のディスク駆動装置の第8実施形態を
示しており、組付け後の装置全体を示す斜視図である。
【図9B】図9Aの装置におけるシャーシを示す斜視図
である。
【図10】本発明のディスク駆動装置の第9実施形態を
示す斜視図である。
【図11】本発明のディスク駆動装置の第10実施形態
を示す平面図である。
【図12】図11の装置における固定部、防振部及び可
動部の製造工程を示す図である。
【図13】本発明の第11実施形態のディスク駆動装置
を示す斜視図である。
【図14】本発明の第12実施形態のディスク駆動装置
を示す斜視図である。
【図15】本発明の第13実施形態のディスク駆動装置
を示す斜視図である。
【図16A】図16Aは、本発明の第14実施形態のデ
ィスク駆動装置を示す斜視図である。
【図16B】図16Aのディスク駆動装置の要部平面図
である。
【図17】図16Aのディスク駆動装置の変形例を示す
斜視図である。
【図18】本発明の第15実施形態のディスク駆動装置
を示す斜視図である。
【図19】本発明の第16実施形態のディスク駆動装置
を示す斜視図である。
【図20】本発明の第17実施形態のディスク駆動装置
を示す斜視図である。
【図21】従来のディスク駆動装置における防振機構を
分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ディスク駆動モータ 3 ベース 4 記録/再生ヘッド 5a,5b ガイド軸 6 可動部 7 防振部 8 シャーシ

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部と、前記可動部の周囲に配置され
    た固定部と、前記可動部と前記固定部間に介在して両者
    を連結する防振部とを備え、前記可動部、前記固定部及
    び前記防振部を実質的に平面状に配置しており、 前記可動部上に、ディスクに対して記録及び再生の少な
    くとも一方を行うヘッドと、前記ヘッドを移動させるヘ
    ッド駆動部と、ディスクを回転駆動する回転駆動部とを
    設置したディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部は前記可動部を囲む様に配置
    され、 前記可動部と前記固定部間には環状の隙間が形成され、 前記防振部は前記環状の隙間に配置された環状のもので
    ある請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記防振部は、前記可動部と前記固定部
    間を部分的に連結する請求項1に記載のディスク駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記防振部は、前記可動部に接続される
    第1防振部と、前記固定部に連結される第2防振部と、
    前記第1及び第2防振部を連結する中間可動部を備える
    請求項1に記載のディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記防振部は、ゴム系樹脂またはシリコ
    ン系樹脂からなる請求項1に記載のディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記防振部は、熱可塑性エラストマーで
    ある請求項1に記載のディスク駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記可動部及び前記固定部は、ABS樹
    脂もしくはPBT樹脂などの合成樹脂からなる請求項1
    に記載のディスク駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記中間可動部は、ABS樹脂もしくは
    PBT樹脂などの合成樹脂からなる請求項4に記載のデ
    ィスク駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記防振部は、相互に異なる固有振動周
    波数をそれぞれ有する複数の部分を含む請求項1に記載
    のディスク駆動装置。
  10. 【請求項10】 分散して配置された複数の可動部と、
    前記各可動部をそれぞれ囲む複数の開口部が形成された
    固定部と、前記各可動部と前記各開口部の内周間にそれ
    ぞれ介在して該各可動部と該各開口部の内周を連結する
    複数の防振部とを備え、前記各可動部、前記固定部の各
    開口部及び前記各防振部を実質的に平面状に配置してお
    り、 ベース体を前記各可動部に連結して支持し、前記ベース
    体上に、ディスクに対して記録及び再生の少なくとも一
    方を行うヘッドと、前記ヘッドを移動させるヘッド駆動
    部と、ディスクを回転駆動する回転駆動部とを設置した
    ディスク駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記各可動部と前記固定部の各開口部
    の内周間には環状の隙間がそれぞれ形成され、 前記各防振部は前記各環状の隙間に配置された環状のも
    のである請求項10に記載のディスク駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記各防振部は、前記各可動部と前記
    固定部の各開口部の内周間を部分的に連結する請求項1
    0に記載のディスク駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記各防振部は、前記各可動部に接続
    される第1防振部と、前記固定部の各開口部の内周に連
    結される第2防振部と、前記第1及び第2防振部を連結
    する中間可動部を備える請求項10に記載のディスク駆
    動装置。
  14. 【請求項14】 前記各防振部は、ゴム系樹脂またはシ
    リコン系樹脂からなる請求項10に記載のディスク駆動
    装置。
  15. 【請求項15】 前記各防振部は、熱可塑性エラストマ
    ーである請求項10に記載のディスク駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記各可動部及び前記固定部は、AB
    S樹脂もしくはPBT樹脂などの合成樹脂からなる請求
    項10に記載のディスク駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記各中間可動部は、ABS樹脂もし
    くはPBT樹脂などの合成樹脂からなる請求項13に記
    載のディスク駆動装置。
  18. 【請求項18】 前記各防振部は、相互に異なる固有振
    動周波数をそれぞれ有する複数の部分を含む請求項10
    に記載のディスク駆動装置。
  19. 【請求項19】 可動部と、前記可動部の周囲に配置さ
    れた固定部と、前記可動部と前記固定部間に介在して両
    者を連結する防振部及び結合部とを備え、前記可動部、
    前記固定部及び前記防振部を実質的に平面状に配置して
    おり、 前記可動部上に、ディスクに対して記録及び再生の少な
    くとも一方を行うヘッドと、前記ヘッドを所定方向へ移
    動させるヘッド駆動部と、ディスクを回転駆動する回転
    駆動部とを設置したディスク駆動装置。
  20. 【請求項20】 前記結合部は、前記可動部、前記固定
    部及び前記防振部と共に実質的に平面状に配置された請
    求項19に記載のディスク駆動装置。
  21. 【請求項21】 前記結合部は、第1方向の第1固有振
    動周波数と、前記第1方向と異なる第2方向の第2固有
    振動周波数とを有し、 前記第1固有振動周波数は、前記第2固有振動周波数よ
    りも低い請求項20に記載のディスク駆動装置。
  22. 【請求項22】 前記第1方向及び前記第2方向は、相
    互に異なり、前記平面と実質的に平行な方向及び前記平
    面と実質的に直交する方向のいずれかである請求項21
    に記載のディスク駆動装置。
  23. 【請求項23】 前記第1方向及び前記第2方向は、相
    互に異なり、前記ヘッド移動方向、前記ディスクの厚み
    方向、及び前記ヘッド移動方向と前記ディスクの前記厚
    み方向に実質的に直交する方向のいずれかである請求項
    21に記載のディスク駆動装置。
  24. 【請求項24】 前記防振部は、熱硬化性樹脂あるいは
    熱可塑性樹脂から形成される請求項20に記載のディス
    ク駆動装置。
  25. 【請求項25】 前記結合部は、板ばねを含む請求項2
    0に記載のディスク駆動装置。
  26. 【請求項26】 前記結合部は、樹脂を含む請求項20
    に記載のディスク駆動装置。
  27. 【請求項27】 前記結合部は、前記固定部に対して回
    動する第1回動部と、前記可動部に対して回動する第2
    回動部とを有する請求項20に記載のディスク駆動装
    置。
  28. 【請求項28】 前記固定部と前記可動部と前記結合部
    とは、樹脂成形により一体に形成される請求項20に記
    載のディスク駆動装置。
  29. 【請求項29】 前記結合部には、第1断面部と第2断
    面部とが形成され、前記第2断面部は、前記第1固有振
    動周波数が前記第2固有振動周波数よりも低くなるよう
    に形成される請求項21に記載のディスク駆動装置。
  30. 【請求項30】 前記第2断面部の断面積は前記第1断
    面部の断面積よりも小さい請求項29に記載のディスク
    駆動装置。
  31. 【請求項31】 前記第2断面部は、前記結合部の両端
    部に形成される請求項29に記載のディスク駆動装置。
  32. 【請求項32】 前記第2断面部は、前記結合部の中央
    部に形成される請求項29に記載のディスク駆動装置。
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CN102939629A (zh) * 2010-06-14 2013-02-20 泰拉丁公司 空传振动管理

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