JPH09146863A - 通信パス選択方法 - Google Patents

通信パス選択方法

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JPH09146863A
JPH09146863A JP7299672A JP29967295A JPH09146863A JP H09146863 A JPH09146863 A JP H09146863A JP 7299672 A JP7299672 A JP 7299672A JP 29967295 A JP29967295 A JP 29967295A JP H09146863 A JPH09146863 A JP H09146863A
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JP7299672A
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English (en)
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Tatsuya Furukawa
達也 古川
Takaya Kaizu
隆哉 海津
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送先相手システムに複数の通信パスを割り
当てているファイル転送システムにおいて、満遍なく効
率良く通信パスを選択する。 【解決手段】 通信パスの状態として「未使用」、「使
用中」の他に、通信パスは生成しているがファイル転送
は終了していて通信パスを保持している状態を「保持
中」として状態を把握するようにし、かつ前回の通信パ
ス選択処理時に選択した通信パスを記憶しておき、新た
なファイル転送依頼が発生したならば、通信パスリスト
における前回選択した通信パスから最終の通信パスまで
の状態を順次検索して「保持中」か「未使用」かを判定
し、「保持中」の通信パスが存在した場合はその通信パ
スを選択すると共に、「保持中」の通信パスが存在しな
かった場合は通信パスリストの先頭から前回選択した通
信パスの前までの状態を順次検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転送先相手システ
ムに対する複数の通信パスの中から1つの通信パスを選
択し、その通信パスを経由してファイル転送を行うファ
イル転送システムにおける通信パス選択方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの転送先相手システムに対し
て同時に複数のファイル転送を行うことが可能なよう
に、1つの転送先相手システムに対して複数の通信パス
を割り当てておき、ファイル転送依頼を受け付ける際
に、指定された転送先相手システムに割り当ててある複
数の通信パスから1つの未使用の通信パスを選択してフ
ァイル転送を行うファイル転送システムがある。
【0003】このようなファイル転送処理システムにお
いては、複数の通信パスから1つの未使用の通信パスを
選択することになるが、その方法として、例えば、特開
平5−120169号公報に記載されているように、転
送先相手システムに対する通信パスのマッピング表によ
り複数の通信パスが登録されている通信パスリストを取
得し、そのリストの先頭から未使用の通信パスを検索
し、その未使用の通信パスを選択する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来方法による通信パス選択方法を用いた場合、通信
パスを1つのファイル転送処理毎に毎回形成し、切断す
る方法をとる転送先相手システムにおいては、複数の通
信パスのうち、通信パスリストの先頭に近い通信パスが
頻繁に選択されのに対し末尾になるほど選択されにくく
なり、通信パスが一部に偏って選択されてしまうという
問題がある。
【0005】しかも、先頭に近い通信パスほど使用中に
なっている可能性が高く、末尾になるほど未使用になっ
ている可能性が高いにも拘らず、通信パスリストの先頭
から検索するため、検索効率が悪いうえ、未使用の通信
パスを割り当てるまでの時間が長くなるという問題があ
る。
【0006】一方、最初のファイル転送時に通信パスを
形成し、ファイル転送終了時に通信パスを切断せずに保
持し、次回以降の別のファイル転送時に通信パスを再利
用する方法をとる転送先相手システムにおいても、通信
パスリストの先頭に近い通信パスほど使用中になってい
る可能性が高く、末尾になるほど未使用、または通信パ
スの保持状態になっている可能性が高いため、前記の場
合と同様に、通信パスが一部に偏って使用され、また未
使用の通信パスを割り当てるまでの時間が長くなるとい
う問題がある。
【0007】本発明の目的は、相手システムとの間で形
成可能な複数の通信パスを一部に偏ることなく満遍なく
選択して使用することができるファイル転送システムに
おける通信パス選択方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、基本的には、最初のファイル転送時に通
信パスを生成し、ファイル転送終了時に通信パスを切断
せずに保持し、その保持した通信パスを次回以降の別の
ファイル転送時に再利用する構成の転送先相手システム
である場合、通信パスの状態として「未使用」、「使用
中」の他に、通信パスは生成しているがファイル転送は
終了していて通信パスを保持している状態を「保持中」
として状態を把握するようにし、かつ前回の通信パス選
択処理時に選択した通信パスを記憶しておき、新たなフ
ァイル転送依頼が発生したならば、通信パスリストにお
ける前回選択した通信パスから最終の通信パスまでの状
態を順次検索して「保持中」か「未使用」かを判定し、
「保持中」の通信パスが存在した場合はその通信パスを
選択すると共に、「未使用」の通信パスについては「未
使用の通信パス」として記憶しておき、最終の通信パス
までの間に「保持中」の通信パスが存在しなかった場合
は通信パスリストの先頭から前回選択した通信パスの前
までの状態を順次検索し、その中に「保持中」の通信パ
スが無かった場合は、「未使用の通信パス」として記憶
しておいた通信パスを選択するようにしたものである。
【0009】なお、「未使用の通信パス」が複数あった
場合には、最後に検索した「未使用の通信パス」を選択
する。
【0010】また、「保持中の通信パス」も「未使用の
通信パス」も存在しなかった場合は、全ての通信パスが
使用中ということになるので、選択失敗となる。
【0011】一方、通信パスを1つのファイル転送処理
毎に毎回形成し、切断する方法をとる転送先相手システ
ムである場合、相手システムとの間で形成可能な複数の
通信パスのうち、前回の通信パス選択処理時に選択した
通信パスを記憶しておき、新たなファイル転送依頼が発
生したならば、通信パスリストにおける前回選択した通
信パスの次の通信パスから最終の通信パスまでの中に未
使用の通信パスが存在するか否かを検索し、未使用の通
信パスが存在した場合はその通信パスを選択し、未使用
の通信パスが存在しなかった場合は通信パスリストの先
頭から前回選択した通信パスまでの中に未使用の通信パ
スが存在するか否かを検索し、その中の未使用の通信パ
スを選択するようにしたものである。
【0012】なお、前者の方法を使用するか、後者の方
法を使用するかは、転送先相手システム単位に持ってい
る情報に従って選択する。
【0013】従って、本発明の前者の通信パス選択方法
においては、前回選択した通信パスから「保持中」の通
信パスを順次検索すると同時に、「未使用」の通信パス
を検索する。そして、「保持中の通信パス」が無かった
場合は、最後に検索した「未使用の通信パス」を選択す
る。
【0014】これは、前回選択した通信パスが未使用の
通信パスであった場合は、前回までに選択し、通信パス
を形成して「保持中」になっている可能性が高い通信パ
スから検索することを意味するため、検索の初期の段階
で保持中の通信パスを選択する可能性が高くなり、短時
間で通信パスを割り当てることが可能になる。
【0015】また、前回選択した通信パスが切断されて
も、最後に検索した「未使用の通信パス」を選択するの
で、毎回同じ通信パスを選択するといった偏った選択に
ならず、満遍なく通信パスを選択することができる。
【0016】さらに、前回選択した通信パスが保持中の
通信パスであった場合は、前回検索してない可能性の高
い通信パスから検索することになるため、検索の初期の
段階で「保持中の通信パス」を選択する可能性が高くな
り、短時間で通信パスを割り当てることが可能になる。
【0017】また、後者の通信パス選択方法にあって
は、通信パスリスト上において、前回選択した通信パス
の次から順次、未使用の通信パスを検索することになる
ので、前回選択してない通信パスを優先して検索を開始
することを意味する。この結果、通信パスリストへの登
録位置に関係なく、各通信パスが検索される機会が均等
になり、毎回同じ通信パスを選択するような偏った選択
になるのを防止でき、満遍なく通信パスを選択すること
が可能になる。また、検索の初期の段階で「未使用の通
信パス」を選択する可能性が高いため、転送依頼受付時
から通信パス割当てまでの時間が短くなるという利点が
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明を適用したファイル転送シ
ステムの概略構成図である。
【0020】図1に示すファイル転送システム1は、上
位計算機または自システム内のアプリケーションプログ
ラム2からのファイル転送要求RQを受け、自システム
1に通信回線等で接続された複数の相手システム(1)
〜(n)3−1〜3−nのうちのファイル転送要求RQ
で指定された1つの相手システムとの通信パスを形成
し、ファイル転送要求RQで指定されたファイル名のフ
ァイルを転送するものである。
【0021】ファイル転送システム1は、ファイル転送
要求RQが入力された時に相手システム(1)〜(n)
3−1〜3−nにそれぞれ対応した通信パスリスト
(1)〜(n)12−1〜12−nを取得するための相
手システムリスト(1)〜(n)11−1〜11−nを
備えている。
【0022】すなわち、ファイル転送要求RQは、転送
ファイル名と転送先相手システム名を含んでいるので、
転送先相手システム名で指定される相手システムの通信
パスリストを取得するための相手システムリスト(1)
〜(n)11−1〜11−nを備えている。
【0023】通信パスリスト(1)〜(n)12−1〜
12−nのうち通信パスリスト(1)12−1は、転送
先相手システム(1)3−1との間で通信パスを形成す
るためのリストであり、転送先相手システム(1)3−
1の通信パス切断種別が「切断」すなわちファイル転送
を行うごとに毎回通信パスを形成/切断する方法のシス
テムである場合、図2に示すように、通信パスリスト
(1)12−1には、相手システム=「(1)」の情
報、通信パス切断種別=「切断」の情報、通信パス数=
「4」の情報、前回選択した通信パス番号=「X」の情
報、転送先相手システム(1)3−1に割り当てられた
通信パス=a,b,c,dの管理情報が格納されてい
る。
【0024】このうち、相手システム=「(1)」の情
報、通信パス切断種別=「切断」の情報、通信パス数=
「4」の情報は予め登録される。また、通信パス番号
「X」の情報は、後述するように選択した通信パス番号
が変化する度に更新される。さらに、通信パス=a,
b,c,dの管理情報は、「使用中」または「未使用」
の情報が格納される。
【0025】通信パスリスト(2)12−2は、転送先
相手システム(2)3−2との間で通信パスを形成する
ためのリストであり、転送先相手システム(2)3−2
の通信パス切断種別が「保持」すなわち最初のファイル
転送時に通信パスを形成し、ファイル転送終了時に通信
パスを切断せずに保持し、次回以降の別のファイル転送
時に通信パスを再利用する方法のシステムである場合、
図2に示すように、通信パスリスト(2)12−2に
は、相手システム=「(2)」の情報、通信パス切断種
別=「保持」の情報、通信パス数=「4」の情報、前回
選択した通信パス番号=「X」の情報、転送先相手シス
テム(2)3−2に割り当てられた通信パス=e,f,
g,hの管理情報が格納される。
【0026】このうち、相手システム=「(2)」の情
報、通信パス切断種別=「保持」の情報、通信パス数=
「4」の情報は予め登録される。また、通信パス番号
「X」の情報は、後述するように選択した通信パス番号
が変化する度に更新される。さらに、通信パス=e,
f,g,hの管理情報は、「使用中」または「未使用」
または「保持中」の情報が格納される。
【0027】通信パスリスト(3)12−3〜(n)1
2−nにも、相手システム(3)3−3〜(n)3−n
との関係で同様の情報が格納される。図2においては、
図示を省略している。
【0028】ここで、通信パス切断種別が「切断」の転
送先相手システム(1)との間でファイル転送を行う場
合は、本発明の第1の方法を採用し、通信パス切断種別
が「保持」の転送先相手システム(2)との間でファイ
ル転送を行う場合は、本発明の第2の方法を採用する。
【0029】第1の方法とは、相手システムとの間で形
成可能な複数の通信パスのうち、前回の通信パス選択処
理時に選択した通信パス番号を記憶しておき、新たなフ
ァイル転送要求RQが発生したならば、通信パスリスト
における前回選択した通信パス番号の次の通信パス番号
から最終の通信パス番号までの通信パスの中に未使用の
通信パスが存在するか否かを検索し、未使用の通信パス
が存在した場合はその通信パスを選択し、未使用の通信
パスが存在しなかった場合は通信パスリストの先頭から
前回選択した通信パスまでの中に未使用の通信パスが存
在するか否かを検索し、その中の未使用の通信パスを選
択するものである。
【0030】一方、第2の方法とは、通信パスの状態と
して「未使用」、「使用中」の他に、通信パスは生成し
ているがファイル転送は終了していて通信パスを保持し
ている状態を「保持中」として状態を把握するように
し、かつ前回の通信パス選択処理時に選択した通信パス
を記憶しておき、新たなファイル転送要求RQが発生し
たならば、通信パスリストにおける前回選択した通信パ
ス番号の次の通信パス番号から最終の通信パス番号まで
の通信パスの状態を順次検索して「保持中」か「未使
用」かを判定し、「保持中」の通信パスが存在した場合
はその通信パスを選択すると共に、「未使用」の通信パ
スについては「未使用の通信パス」として記憶してお
き、最終の通信パス番号を検索するまでの間に「保持
中」の通信パスが存在しなかった場合は通信パスリスト
の先頭から前回選択した通信パスの前までの状態を順次
検索し、その中に「保持中」の通信パスが無かった場合
は、「未使用の通信パス」として記憶しておいた通信パ
スを選択するものである。
【0031】従って、図2の通信パスリストの例では、
転送先相手システム(1)3−1との間でファイル転送
を行う場合、通信パスリスト(1)12−1に登録され
ている4つの通信パスa〜dのうちX+1番目から「a
→b→c→d→a」の順で矢印A方向に未使用の通信パ
スを検索して選択する。
【0032】また、転送先相手システム(2)3−2と
の間でファイル転送を行う場合、通信パスリスト(2)
12−2に登録されている4つの通信パスe〜hのうち
「保持中」となっているX番目から「e→f→g→h→
e」の順で矢印B方向に「保持中」の通信パスを検索す
る。この検索で「保持中」の通信パスが存在しなかった
場合は、最後に退避しておいた「未使用」の通信パスを
選択する。したがって、未使用の通信パスを選択する際
は、矢印Cに示すように、「h→g→f→e→h」の順
で選択される。
【0033】図3は、本発明の通信パス選択方法を実現
するファイル転送システム1の処理手順を示すフローチ
ャートであり、図4は通信パスリスト(1)12−1の
変遷の一例を示す説明図、図5は通信パスリスト(2)
12−2の変遷の一例を示す説明図である。
【0034】最初に、図3および図4を用いて転送先相
手システム(1)3−1との間でファイル転送を行う場
合の動作を説明する。
【0035】まず、通信パスリスト(1)12−1は、
状態αでは、通信パスaとbが「使用中」、通信パスc
とdが「未使用」、前回選択した通信パス番号Xは
「2」を指しているものとする。なお、通信パス番号
は、a=1,b=2,c=3,d=4とする。
【0036】この状態αにおいて、アプリケーションプ
ログラム2から相手システム(1)3−1を指定した1
番目のファイル転送要求RQが入力されると、ファイル
転送システム1は、ファイル転送要求RQ中の転送先相
手システム名に基づいて相手システムリスト11−1を
検索し、こ相手システムリスト11−1に登録されてい
る通信パスリスト12−1を取得する(ステップ30
1)。
【0037】そして、通信パスリスト12−1から通信
パス切断種別を判定する(ステップ302)。
【0038】この例の相手システム(1)3−1は、通
信パス切断種別=「切断」であるため、ステップ302
の判定結果によってステップ303に進む。
【0039】次に、通信パス検索用のカウンタiに「X
+1」を設定する(ステップ303)。Xは、前回選択
した通信パス番号であり、状態αにおいては、図4に示
すようにX=2となっている。
【0040】そこで、X+1番目の通信パス、すなわち
通信パス番号=3の通信パスcから検索を開始し、使用
中か未使用かの判定を行う。詳しくは、カウンタiの値
と通信パス数=4とを比較する(ステップ304)。こ
の結果、i≦4ならば通信パスリスト12−1の末尾の
通信パスdの状態まで検索していないことになるので、
ステップ305に進み、ここでi番目の通信パスの状態
を判定し、未使用ならばi番目の通信パスを選択し、i
番目の通信パスの状態を「使用中」に設定すると共に、
前回選択した通信パス番号XをX=3に更新する(ステ
ップ311)。しかし、使用中ならばカウンタiを
「1」更新し、次の通信パスの状態を検索する(ステッ
プ306)。
【0041】状態αにおいて新たなファイル転送要求R
Qが発生した場合、X=2であり、かつ通信パス番号=
3の通信パスcが「未使用」であるから、この通信パス
cが選択され、状態βとなる。
【0042】この状態で、通信パスaとcのファイル転
送がそれぞれ終了した場合、各通信パス状態は「未使
用」に更新され、図4の状態γとなる。
【0043】状態γにおいて、次のファイル転送要求が
発生した場合、前記と同様に、X+1番目の通信パス即
ち通信パス番号=4の通信パスdから検索を開始し、通
信パス状態が未使用である通信パスdを選択し、その通
信パス状態を「使用中」に更新し、さらにX=4に更新
し、状態δとなる。
【0044】状態δにおいて、次のファイル転送要求R
Qが発生した場合、X+1すなわちiはi>4となるた
め、ステップ304の判定によってステップ307に進
む。
【0045】ステップ307では、通信パスリストの先
頭から検索すべく、i=1に設定する。次に、iとXと
を比較する(ステップ308)。すなわち、通信パスリ
ストの先頭から前回選択した通信パス番号Xまでの検索
を終了したか否かを判定し、通信パス番号Xまでの検索
を終了していた場合(i>Xの場合)には、選択可能な
通信パスは存在しないことになるので、選択不可(選択
失敗)とし、転送要求元に通知する(ステップ31
2)。
【0046】しかし、i≦Xの場合には、i番目の通信
パスすなわち通信パスaの状態を判定する(ステップ3
09)。
【0047】状態δにおいてはi=1で指定される通信
パスaは「未使用」となっているため、この通信パスa
を選択し、その通信パス状態を「使用中」更新すると共
に、X=1を設定し、状態εとする(ステップ31
1)。
【0048】しかし、i=1で指定される通信パスaが
「使用中」となっていた場合は、iを「i+1」に更新
し(ステップ310)、次の通信パス状態を検索する。
【0049】状態εにおいて、次のファイル転送要求R
Qが発生した場合、X+1即ち通信パス番号=2の通信
パスbから検索し、通信パス状態が「未使用」である通
信パスcを選択し、その通信パス状態を「使用中」に更
新し、Xには通信パスcの通信パス番号である「3」を
設定する。
【0050】次に、図3および図5を用いて転送先相手
システム(2)3−2との間でファイル転送を行う場合
の動作を説明する。
【0051】まず、通信パスリスト(2)12−2は、
状態αでは、通信パスgとhが「使用中」、通信パスe
とfが「未使用」、前回選択した通信パス番号Xは
「4」を指しているものとする。なお、通信パス番号
は、e=1,f=2,g=3,h=4とする。
【0052】この状態αにおいて、アプリケーションプ
ログラム2から相手システム(2)3−2を指定した1
番目のファイル転送要求RQが入力されると、ファイル
転送システム1は、ファイル転送要求RQ中の転送先相
手システム名に基づいて相手システムリスト11−2を
検索し、こ相手システムリスト11−2に登録されてい
る通信パスリスト12−2を取得する(ステップ30
1)。
【0053】そして、通信パスリスト12−2から通信
パス切断種別を判定する(ステップ302)。
【0054】この例の相手システム(2)3−2は、通
信パス切断種別=「保持」であるため、ステップ302
の判定結果によってステップ315に進む。
【0055】次に、未使用の通信パス番号退避域Yを
「0」に設定し、さらに通信パス検索用のカウンタiに
「X」を設定する(ステップ315)。Xは、前回選択
した通信パス番号であり、状態αにおいては、図5に示
すようにX=4となっている。
【0056】そこで、X番目の通信パス、すなわち通信
パス番号=4の通信パスcから検索を開始し、使用中か
未使用かの判定を行う。詳しくは、カウンタiの値と通
信パス数=4とを比較する(ステップ316)。この結
果、i≦4ならば通信パスリスト12−2の末尾の通信
パスhの状態まで検索していないことになるので、ステ
ップ317に進み、ここでi番目の通信パスの状態を判
定し、未使用ならばiをYに設定する。
【0057】すなわち、未使用の通信パス番号をYに設
定する(ステップ318)。しかし、使用中ならばカウ
ンタiを「1」更新し(ステップ319)、ステップ3
16に戻って次の通信パスの状態を検索する。また、i
番目の通信パスの状態が「保持中」となっていた場合
は、その通信パスを選択し、その通信パス状態を「使用
中」に設定し、さらにX=iとする(ステップ32
6)。
【0058】図5の状態αでは、通信パスgとhが「使
用中」で、通信パスeとfが「未使用」であり、かつ前
回選択した通信パス番号Xは「4」を指しているため、
状態αにおいて新たなファイル転送要求RQが発生した
場合、通信パス番号=4の通信パスhから検索し始め、
最終の通信パスhまでを検索しても、「保持中」の通信
パスが存在しないので、ステップ316からステップ3
20に進む。
【0059】ステップ320では、i=1に設定する、
そして、以降において、先頭の通信パスeからX−1番
目即ち3番目の通信パスgまでを検索する。
【0060】詳しくは、iとX−1とを比較し(ステッ
プ321)、X−1番目までの通信パス状態を検索した
か否かを判定する。i≦X−1ならば、X−1番目まで
の通信パス状態を検索し終えていないことになるので、
次に、i番目の通信パスの状態を判定する(ステップ3
22)。
【0061】この結果、i番目の通信パスの状態が「未
使用」ならばiをYに設定する(ステップ323)。
【0062】すなわち、未使用の通信パス番号をYに設
定する。しかし、「使用中」ならばカウンタiを「1」
更新し(ステップ324)、ステップ321に戻って次
の通信パスの状態を検索する。また、i番目の通信パス
の状態が「保持中」となっていた場合は、その通信パス
を選択し、その通信パス状態を「使用中」に設定し、さ
らにX=iとする(ステップ326)。
【0063】X−1番目の通信パスまで検索したが、
「保持中」の通信パスが存在しなかった場合、ステップ
321に戻るが、i>X−1となるため、ステップ32
5に進み、ここで退避域Yが「0」か否かを判定する。
【0064】Y≦0であった場合、「未使用」の通信パ
スも存在しないことになるので、ステップ328におい
て選択失敗とする。
【0065】しかし、「未使用」通信パスが存在した場
合、退避域Yに退避されている通信パス番号の通信パス
を選択し、その状態を「使用中」に設定し、さらにXに
Yを設定する(ステップ327)。
【0066】図5の状態αでは、通信パスeとfが「未
使用」であるが、退避域Yには最後に検索した通信パス
fの通信パス番号=2が保持される。
【0067】従って、状態αにおいて新たなファイル転
送要求RQが発生した場合、通信パス番号=2の通信パ
スfが選択され、状態βとなる。
【0068】ここで、通信パスfとhのファイル転送が
終了したならば、その通信パス状態は「保持中」にな
り、状態γとなる。
【0069】次に、状態γにおいて、次の新たなファイ
ル転送要求RQが発生した場合、X即ち通信パス番号=
2番目の通信パスfから検索し、通信パス状態が「保持
中」となっている通信パスfを選択し、状態δとなる。
この時、通信パスfは「使用中」となる。
【0070】状態δにおいて、次のファイル転送要求R
Qが発生した場合、X即ち通信パス番号=2番目の通信
パスfから検索し、通信パス状態が「保持中」である通
信パスhを選択し、その通信パス状態を「使用中」に設
定し、Xには通信パスhの通信パス番号である「4」を
設定し、状態εとなる。
【0071】状態εにおいて、次のファイル転送要求R
Qが発生した場合、X即ち通信パス番号が4番目の通信
パスhから検索する。しかし、この場合は、最終の通信
パスhまで検索しても通信パス状態が「保持中」の通信
パスが見つからないので、先頭の通信パスeからX−1
即ち通信パス番号が3番目の通信パスgまで検索する。
【0072】その際、通信パス状態が「未使用」である
通信パスeの番号を退避域Yに退避する。また、通信パ
スgまでの検索を行っても、通信パス状態が「保持中」
の通信パスが見つからないので、退避域Yに退避した通
信パスeを選択する。
【0073】以上に説明したように、本実施例の通信パ
ス選択方法によれば、次のような効果がある。
【0074】1.転送先相手システムが通信パスを毎回
を形成し、切断する構成である場合、前回選択した通信
パスの次から未使用の通信パスを検索し選択するので、
毎回同じ通信パスを選択するような偏った選択になら
ず、満遍なく通信パスを選択することができる。
【0075】2.また、古くに選択された通信パスから
検索を始め、最近選択された通信パスは後から検索する
ことになるため、未使用状態になっている可能性が高
く、かつ古くに選択された通信パスを検索の初期段階で
選択する可能性が高くなり、効率良く通信パスを選択す
ることができるうえ、通信パスを形成するまでの時間を
短くすることができる。
【0076】3.転送先相手システムがファイル転送終
了時に通信パスを切断せずに保持し、次回以降の別のフ
ァイル転送時に通信パスを再利用する構成である場合、
毎回同じ通信パスを選択するようなことが無いため、仮
に一部の通信パスが障害になっている場合でも、その通
信パスを毎回選択するようなことがないため、一部の通
信パスが障害になっている場合に有効に通信パスを選択
することができる。
【0077】4.さらに、保持中の通信パスを検索して
選択すると同時に、未使用の通信パスを退避するため、
保持中の通信パスが無く、未使用の通信パスを選択する
場合、一度の検索で実現することができる。
【0078】5.さらにまた、保持中の通信パスが無
く、未使用の通信パスを選択する場合、前回までに選択
した通信パスの直前の未使用の通信パスを選択するた
め、次回からの検索は一度選択した通信パスから順次検
索することになる。保持中の通信パスは、一度選択した
通信パスの中にあるので保持中の通信パスを効率良く選
択することができる。
【0079】6.最初のファイル転送時に通信パスを生
成し、ファイル転送終了時に通信パスを切断せずに保持
し、次回以降の別のファイル転送時に通信パスを再利用
する方法の転送先相手システムにおいて、保持中の通信
パスが切断されるケースが起こったとしても、未使用の
通信パスを選択する際は、前回選択した通信パスが最初
に退避されるため他に未使用の通信パスが全く無い場合
しか選択されない。したがって、毎回同じ未使用の通信
パスを選択するような偏った選択にならず、満遍なく、
未使用の通信パスを選択することができる。
【0080】7.また、前回選択した通信パスが終了す
る前に次のファイル転送要求が発生するような転送先相
手システムでは、複数の通信パスが転送中又は保持中に
なるが、保持中の通信パスを順次選択するので、満遍な
く保持中の通信パスを選択することができる。
【0081】8.また、保持中の通信パスが複数ある場
合で、前回選択した通信パスが終了する前に次のファイ
ル転送が発生した場合、前回選択した通信パスから保持
中の通信パスを検索するので、前回検索してない通信パ
スを先に検索することになる。したがって、検索の初期
の段階で保持中の通信パスを選択できる可能性が高い効
率の良い選択が可能となる。
【0082】9.さらに、前回選択した通信パスが終了
した後に次のファイル転送が発生した場合は、前回選択
した通信パスが保持中になっているので、前回選択した
通信パスを最初に検索することになり、1回で保持中の
通信パスを選択することができる。
【0083】なお、実施例においては、通信パス切断種
別が「切断」と「保持」の2種類が混在するシステムを
例に挙げているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、いずれか一方の切断種別のみを使用する構成であ
ってもよい。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基本的
には、通信パスの状態として「未使用」、「使用中」の
他に、通信パスは生成しているがファイル転送は終了し
ていて通信パスを保持している状態を「保持中」として
状態を把握するようにし、かつ前回の通信パス選択処理
時に選択した通信パスを記憶しておき、新たなファイル
転送依頼が発生したならば、通信パスリストにおける前
回選択した通信パスから最終の通信パスまでの状態を順
次検索して「保持中」か「未使用」かを判定し、「保持
中」の通信パスが存在した場合はその通信パスを選択す
ると共に、「保持中」の通信パスが存在しなかった場合
は通信パスリストの先頭から前回選択した通信パスの前
までの状態を順次検索するようにしたため、相手システ
ムとの間で形成可能な複数の通信パスを一部に偏ること
なく満遍なく選択して使用することができる。
【0085】また、検索の初期の段階で「未使用の通信
パス」を選択する可能性が高いため、転送依頼受付時か
ら通信パス割当てまでの時間が短くなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファイル転送システムの一実
施形態例を示すシステム構成図である。
【図2】通信パスリストの構成例を示す説明図である。
【図3】通信パス選択処理の手順を示すフローチャート
である。
【図4】ファイル転送要求毎に通信パスを毎回形成し、
切断する相手システムに対する通信パスリストの内容の
変遷を示す説明図である。
【図5】ファイル転送終了伴って通信パスを切断せずに
保持する相手システムに対する通信パスリストの内容の
変遷を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ファイル転送システム、3−1〜3−n…相手シス
テム、11−1〜11−n…相手システムリスト、12
−1〜12−n…通信パスリスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海津 隆哉 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル転送時に通信パスを生成し、フ
    ァイル転送終了時に通信パスを切断せずに保持し、その
    保持した通信パスを次回以降の別のファイル転送時に再
    利用する構成のファイル転送システムにおける通信パス
    選択方法であって、 通信パスの状態として「未使用」、「使用中」の他に、
    通信パスは生成しているがファイル転送は終了していて
    通信パスを保持している状態を「保持中」として状態を
    把握するようにし、かつ前回の通信パス選択処理時に選
    択した通信パスを記憶しておき、新たなファイル転送依
    頼が発生したならば、通信パスリストにおける前回選択
    した通信パスから最終の通信パスまでの状態を順次検索
    して「保持中」か「未使用」かを判定し、「保持中」の
    通信パスが存在した場合はその通信パスを選択すると共
    に、「未使用」の通信パスについては「未使用の通信パ
    ス」として記憶しておき、最終の通信パスまでの間に
    「保持中」の通信パスが存在しなかった場合は通信パス
    リストの先頭から前回選択した通信パスの前までの状態
    を順次検索し、その中に「保持中」の通信パスが無かっ
    た場合は、「未使用の通信パス」として記憶しておいた
    通信パスを選択することを特徴とする通信パス選択方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11339386A (ja) * 1998-05-21 1999-12-10 Kenwood Corp Ieee1394シリアルバス装備avシステム
US6502167B1 (en) 1999-03-17 2002-12-31 Hitachi, Ltd. Duplicated shared memory controller for disk array

Cited By (3)

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US6502167B1 (en) 1999-03-17 2002-12-31 Hitachi, Ltd. Duplicated shared memory controller for disk array
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