JPH0914656A - 燃焼機器およびその機器を含む燃焼システム - Google Patents

燃焼機器およびその機器を含む燃焼システム

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JPH0914656A
JPH0914656A JP17941395A JP17941395A JPH0914656A JP H0914656 A JPH0914656 A JP H0914656A JP 17941395 A JP17941395 A JP 17941395A JP 17941395 A JP17941395 A JP 17941395A JP H0914656 A JPH0914656 A JP H0914656A
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正徳 榎本
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新悟 木村
Takuji Shigeoka
卓二 重岡
Naoyuki Takeshita
直行 竹下
Kazutoshi Yasugata
和俊 安形
薫 ▲荻▼野
Kaoru Ogino
Kazuhiro Oishi
和広 大石
Kaoru Kubota
薫 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 COガス発生と燃料ガスの生ガス洩れに共に
安全に対処できる燃焼機器を提供する。 【構成】 排気ガス中のCO濃度を検出するCOセンサ
20の温度を、センサ温度駆動手段25によりCOガスとハ
イドロカーボン(HC)の両方の検出可能温度に制御駆
動し、COセンサ20によってCOガスとHCの両方を検
出可能とする。このCOセンサ20の検出信号と、燃焼区
別判断部24による機器の燃焼運転中と停止中の区別判断
信号をHC・CO区別判断部26に取り込み、燃焼運転中
のCOセンサ20の検出信号はCO濃度検出信号と判断
し、燃焼停止中のCOセンサ20の検出信号はHC濃度検
出信号と判断する。HC検出信号が基準値を越えて出力
されたときには、機器への燃料ガス導入部に介設したガ
ス洩れ安全弁44をガス洩れ安全手段43によって遮断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一酸化炭素ガス(CO
ガス)の濃度を検出するCO検出センサが設置されてい
る燃焼機器およびその機器を含む燃焼システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4には、燃焼機器として一般的な給湯
器のシステム構成が示されている。同図において、熱交
換器2の入口側には給水管3が接続されており、この給
水管3には入水温を検出する入水サーミスタ10と、入水
量を検出する流量検出手段の流量センサ9とが設けられ
ている。熱交換器2の出口側には給湯管4が接続され、
この給湯管4の出口側には給湯栓1が設けられている。
さらに、給湯管4にはギヤモータによって開弁量が制御
される流量制御手段としての水量制御弁16と、出湯温を
検出する出湯サーミスタ11とが設けられている。
【0003】熱交換器2の下方には燃焼加熱手段として
のバーナ7、バーナ7の点火を行うイグナイタ電極18、
着火を検知するフレームロッド電極19、および給排気を
行う燃焼ファン5が配設されており、バーナ7のガス導
入口にはガスノズル6が対向配置され、このガスノズル
6に通じるガス管8にはガス供給量を開弁量によって制
御するガス比例弁13と、管路の開閉を行うガス電磁弁12
とが介設されている。
【0004】この種の給湯器には制御装置14が備えられ
ており、この制御装置14にはリモコン15が接続され、こ
のリモコン15には給湯運転を指令するボタンや給湯温度
を設定するボタンや給湯設定温度の表示部等が設けられ
ている。また、排気トップ側の壁面には排気ガス中のC
O濃度(一酸化炭素ガス濃度)を検出するCO検出セン
サとしてのCOセンサ(一酸化炭素ガスセンサ)20が設
けられており、このCOセンサ20のCO検出信号は制御
装置14に加えられている。
【0005】ところで、上記のような燃焼装置に設けら
れているCOセンサ20の一例として、接触燃焼式のセン
サがあり、図5および図6には、接触燃焼式のCOセン
サの例が示されている。これらの図において、基台31の
上面には3対の端子ピン32が突設され、各対の端子ピン
間に、例えば直径数10μmの細い白金線を介して、CO
ガスに感応しない比較素子34と、COガスに感応するC
O検出素子35と、温度検出素子42が設けられ、比較素子
34とCO検出素子35は仕切り板36によって仕切られてい
る。
【0006】これら比較素子34とCO検出素子35の周り
は、上下両端側が開口された筒状のグラスウール37に覆
われ、さらに、その外側は、金属カバー29により覆われ
ている。この金属カバー29の周壁内面には羽根状の板30
が切り起こしにより形成されており、切り起こし開口41
から排気ガスが内部に入り込むように形成されている。
なお、金属カバー29の代わりに、金属メッシュを用いて
もよい。
【0007】この種のCOセンサ20において、COガス
濃度を検出するときには、比較素子34およびCO検出素
子35は通電により約200 ℃に加熱され、この状態でCO
検出素子35にCOガスが接触すると、CO検出素子35と
COガスとの接触反応(接触燃焼反応)が生じる。そし
て、この反応によりCO検出素子35の温度が上昇して電
気抵抗が大きくなり、この抵抗変化によりCOセンサ20
から取り出される電流の変化が生じ、その変化に基づい
てCOガス濃度が検出される。なお、このとき、温度検
出素子42により検出される温度情報に基づいて、COセ
ンサ出力の温度補償が行われるようになっている。
【0008】図4に示したような燃焼機器において、制
御装置14は、給湯燃焼運転を制御する回路(図示せず)
と、CO安全動作を行うCO安全回路(図示せず)とを
備えており、給湯燃焼運転の制御回路は、給湯器の給湯
動作を次のように制御する。給湯栓1が開けられると流
量センサ9が入水量を検出して、その入水量がある一定
以上(最低作動流量以上)になったときに流量センサ9
からの信号を受けて、制御装置14は燃焼ファン5を回転
させる。そして、燃焼ファン5の回転が所定の回転領域
に入ったときにガス電磁弁12およびガス比例弁13を開け
てバーナ7へガスの供給を行い、イグナイタ電極18によ
る点火動作を行う。フレームロッド電極19がガスの着火
を検出すると、制御装置14は出湯温度を設定温度にする
ようフィードフォワード制御を行い、ガス比例弁13の開
弁量を可変し、熱交換器2から出る湯温を設定温度にな
るように燃焼制御を行い、湯温の安定後は、フィードフ
ォワード制御とフィードバック制御の併用制御により燃
焼制御が行われる。
【0009】この燃焼制御に際し、制御装置14は、CO
センサ20の検出信号に基づいて制御を行うようになって
おり、COセンサ20から得られるCO検出値(CO検出
濃度)が予め与えられるCO設定値を下回るときには、
入水温度を設定温度に高めるために必要な要求熱量に応
じてガス比例弁13の開弁制御によりガス供給量を制御
し、これに合わせて、そのガス量に見合う空気量が得ら
れるように燃焼ファン5の回転制御を行う。一方、CO
センサ20で検出されるCO検出値が前記CO設定値を越
えたときには、不完全燃焼状態を完全燃焼方向に燃焼改
善するために、燃焼ファン5の回転数を所定量高めて燃
焼の空気量をアップし、排気ガス中のCOガス濃度を低
下する方向に燃焼制御を行う。なお、燃焼ファン5の回
転数を高める代わりに、ガス比例弁13の開弁量を絞り、
バーナ7へのガス供給量を低減してCO発生濃度の低減
を図ることもある。
【0010】前記制御装置14のCO安全動作の回路は、
COセンサ20で検出されるCO検出濃度が、予め与えら
れる危険濃度に達したときに燃焼停止を行ったり、ある
いは、所定のサンプリング時間毎にCOセンサ20のCO
検出信号をサンプリングし、そのサンプリング時毎にC
O検出値を積算していき、その積算値が予め与えられる
危険判断設定値に達したときに、燃焼停止を行うという
如く、様々な信号処理態様で、CO安全動作を行う。
【0011】上記のようなCO検出センサ付の燃焼機器
によれば、前記CO検出濃度に基づいて行われる燃焼運
転制御動作およびCO安全動作により、燃焼装置の燃焼
運転中に発生するCOガスによる一酸化炭素中毒等の危
険を回避することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃焼機器に
おいて最も危険なことの1つとして、上記のようなCO
ガス発生過剰の他に、燃料ガスの生ガス洩れが挙げられ
る。燃料ガスの生ガス洩れは、例えば、ガス電磁弁12や
ガス比例弁13の故障等により、燃焼装置の燃焼停止以降
に燃料ガスが洩れること等により生じるものであるが、
生ガス洩れが生じているにもかかわらず、その状態で次
の燃焼運転が行われると、最悪の場合には爆発が生じて
しまうのである。そのため、装置自身で生ガス洩れを検
出し、かつ、その生ガス洩れに対応した安全対処を図れ
る燃焼装置の開発が望まれている。
【0013】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、燃料ガスの生ガス洩れが生
じたときに、生ガス洩れを的確に判断し、的確な安全動
作を促したり行ったりすることができる燃焼機器および
その機器を含む燃焼システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明の燃焼機器は、CO検出センサを有し、該CO検出
センサに通電して排気ガス中のCO濃度を検出するCO
検出センサを備えた燃焼機器において、前記CO検出セ
ンサの温度をCOガスとハイドロカーボンの両方の検出
可能温度に制御駆動するセンサ温度駆動手段と、燃焼機
器の燃焼運転中と燃焼停止中の区別判断を行う燃焼区別
判断部と、該燃焼区別判断部の区別判断信号と前記CO
検出センサの検出信号とを共に取り込んで機器の燃焼運
転中に検出されるCO検出センサの検出信号はCO濃度
の検出信号と判断してCO濃度検出信号を出力し、機器
の燃焼運転停止中に検出されるCO検出センサの検出信
号はハイドロカーボン濃度の検出信号と判断してハイド
ロカーボン検出信号を出力するハイドロカーボン・CO
区別判断部とが設けられていることを特徴として構成さ
れている。
【0015】また、燃焼機器を含む燃焼システムの本第
1の発明は、燃料ガスを燃焼機器に導くガス主幹通路を
有し、該ガス主幹通路にはガス洩れを検知して燃料ガス
を遮断するガス洩れ安全弁を備えたマイコンメータが介
設され、ハイドロカーボン・CO区別判断部からハイド
ロカーボン検出信号が出力されたときにガス洩れ危険信
号を前記マイコンメータに加えて前記ガス洩れ安全弁を
遮断するガス洩れ安全手段が設けられていることを特徴
として構成されている。
【0016】さらに、燃焼機器を含む燃焼システムの本
第2の発明は、燃料ガスを燃焼機器に導くガス主幹通路
を有し、該ガス主幹通路にはガス洩れを検知して燃料ガ
スを遮断するガス洩れ安全弁を備えたマイコンメータが
介設され、ハイドロカーボン・CO区別判断部からハイ
ドロカーボン検出信号がハイドロカーボン設定値を越え
て出力されたときにガス洩れ危険信号を前記マイコンメ
ータに加えて前記ガス洩れ安全弁を遮断するガス洩れ安
全手段が設けられていることを特徴として構成されてい
る。
【0017】また、前記ガス洩れ危険信号に燃焼機器の
識別信号を付加する信号加工部と、その信号加工部から
の信号を受けて燃焼機器の識別表示を行う表示部がマイ
コンメータに設けられていることも本発明の燃焼システ
ムの特徴的な構成とされている。
【0018】
【作用】上記構成の本発明の燃焼機器において、センサ
温度駆動手段によって、CO検出センサの温度がCOガ
スとハイドロカーボンの両方の検出可能温度に制御駆動
され、一方、燃焼区別判断部によって、燃焼機器の燃焼
中と燃焼停止中の区別判断が行われる。そして、この区
別判断信号と、前記センサ温度駆動手段によって制御駆
動されたCO検出センサの検出信号とが共にハイドロカ
ーボン・CO区別判断部によって取り込まれ、機器の燃
焼運転中に検出されるCO検出センサの検出信号はCO
濃度の検出信号と判断されてCO濃度検出信号が出力さ
れ、機器の燃焼運転停止中に検出されるCO検出センサ
の検出信号はハイドロカーボン濃度の検出信号と判断さ
れて、ハイドロカーボン検出信号が出力される。
【0019】そのため、本発明の燃焼機器においては、
このCO濃度検出信号およびハイドロカーボン検出信号
が出力されたときに、この出力信号に対応して、例えば
適宜の安全動作を促したり行ったりすることが可能とな
る。
【0020】また、上記構成の燃焼機器を含む燃焼シス
テムの本第1の発明においては、前記ハイドロカーボン
・CO区別判断部からハイドロカーボン検出信号が出力
されたときに、燃焼システムの本第2の発明において
は、ハイドロカーボン検出信号がハイドロカーボン設定
値を越えて出力されたときに、ガス洩れ安全手段によっ
て、この燃焼システムに設けられているマイコンメータ
にガス洩れ危険信号が加えられ、マイコンメータのガス
洩れ安全弁が遮断されて、ガス主幹通路から燃焼機器へ
の燃料ガス導入が遮断される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
図2には、本発明に係る燃焼機器およびその燃焼機器を
含む燃焼システムの一実施例が示されている。本実施例
の燃焼機器は、給湯器33を対象にしており、この給湯器
33のシステム構成は、図4に示した従来例とほぼ同様で
あるので、その重複説明は省略する。
【0022】図2に示すように、本実施例の燃焼システ
ムは、給湯器33に燃料ガスを導くガス主幹通路49を有し
ており、このガス主幹通路49にはマイコンメータ40が介
設されている。マイコンメータ40には、ガス洩れ(生ガ
ス洩れ)を検知して燃料ガスを遮断するガス洩れ安全弁
44と、表示部48とが設けられており、これらのガス洩れ
安全弁44と表示部48は、給湯器33の制御装置14に有線に
よって信号接続されている。なお、この燃焼システムに
おいては、分岐通路46を介して、ガスストーブとガスコ
ンロも前記ガス主幹通路49に接続されている。
【0023】図1には、本実施例の給湯器33および給湯
器33を含む燃焼システムに特有な回路構成がブロック図
により示されており、本実施例の最も特徴的なことは、
この特有の回路によって、COセンサ20をCOガスとハ
イドロカーボン(HC)の両方を検出可能とし、このセ
ンサによりHCを検出して燃料ガスの生ガス洩れに的確
に対処できるようにしたことである。
【0024】この特有の回路は、COセンサ20、センサ
温度駆動手段25、燃焼区別判断部24、HC・CO区別判
断部(ハイドロカーボン・CO区別判断部)26、HC安
全装置(ハイドロカーボン安全装置)38、CO安全回路
23、ガス洩れ安全手段43、信号加工部45、ガス洩れ安全
弁44、表示部48を有して構成されている。
【0025】本実施例の給湯器33に設けられているCO
センサ20は、従来例のCOセンサ20と同様に、図5,6
に示したような構成の接触燃焼式のCO検出センサであ
り、例えば、比較素子34およびCO検出素子35を通電に
より約200 ℃に加熱すれば、COガス濃度を検出できる
ようになっているが、本実施例に用いるCOセンサ20
は、このようなCO濃度検出機能に加えて、センサ温度
駆動手段25により、以下のように制御駆動されるように
なっている。
【0026】センサ温度駆動手段25は、COセンサ20の
温度をCOガスとハイドロカーボン(HC)の両方の検
出可能温度(以下、CO・HC検出可能温度と言う)に
制御駆動するものであり、このCO・HC検出可能温度
は、例えば図3に示すような関係データ等に基づいて設
定される。
【0027】図3には、本実施例に用いているCOセン
サ20の、センサ温度とセンサ感度との関係データが示さ
れているが、この図から明らかなように、センサ温度を
例えば310 ℃以上の高い温度にすると、プロパン(C3
8 )のセンサ感度が高くなり、センサ温度を350 ℃以
上とすると、プロパンと共に、メタン(CH4 )の感度
も高くなることが分かる。そして、COセンサ20の温度
を、例えば380 ℃にすれば、ハイドロカーボン(HC)
としてのプロパンおよびメタンとCOガスの両方をCO
センサ20によって確実に検出できることが明らかであ
る。
【0028】そこで、本実施例では、COガスとハイド
ロカーボンの両方の検出可能温度として380 ℃を設定
し、センサ温度駆動手段25に与え、センサ温度駆動手段
25によって、COセンサ20のCO検出素子35と比較素子
34を、通電により、常に約380℃に加熱するようにし
た。そして、このセンサ温度駆動手段25の制御駆動によ
って、COセンサ20は約380 ℃に加熱され、前記CO濃
度検出機能に加えて、ハイドロカーボン濃度検出機能も
果たすようになっている。
【0029】燃焼区別判断部24は、燃焼機器としての給
湯器33の燃焼運転中と燃焼停止中の区別判断を行うもの
であり、フレームロッド電極19等の火炎検出手段による
火炎検出信号が加えられたときには、給湯器33の燃焼運
転中と判断し、火炎検出信号が加えられないときには、
燃焼停止中と判断する。なお、フレームロッド電極19等
からの火炎検出信号の代わりに、制御装置14によるシー
ケンス制御信号を取り込んで、このシーケンス制御信号
に基づいて給湯器33の燃焼中と燃焼停止中の区別判断を
行ってもよい。
【0030】HC・CO区別判断部26は、燃焼区別判断
部24の区別判断信号と、COセンサ20の検出信号とを共
に取り込んで、機器の燃焼運転中に検出されるCOセン
サ20の検出信号はCO濃度の検出信号と判断してCO濃
度検出信号を出力し、一方、機器の燃焼停止中に検出さ
れるCOセンサ20の検出信号はハイドロカーボン(H
C)濃度の検出信号と判断してハイドロカーボン(H
C)検出信号を出力するものである。
【0031】前記のように、COセンサ20は、CO・H
C検出可能温度に制御駆動されたときには、COガスと
ハイドロカーボンとの両方を検出することができるが、
機器の燃焼運転中にはハイドロカーボンは殆ど生じず、
生じたとしてもCOガス濃度に比べて無視できる程極め
て小さいものであるために、機器の燃焼運転中にCOセ
ンサ20から検出信号が出力されたときには、この検出信
号はCOガス濃度検出信号と判断できる。また、COガ
スは燃料ガスの燃焼によって生じるものであるために、
燃焼機器の停止中に生じることはなく、機器の燃焼停止
中にCOセンサの検出信号が出力されたときには、ハイ
ドロカーボン濃度検出信号と判断できるのである。
【0032】HC・CO区別判断部26から出力されるC
O濃度検出信号はCO安全回路23に加えられ、一方、ハ
イドロカーボン検出信号はHC安全装置38とガス洩れ安
全手段43とに加えられる。
【0033】CO安全回路23は、HC・CO区別判断部
26から加えられるCO濃度検出信号を受けて、従来例の
CO安全回路と同様に、CO検出値がCO設定値を越え
たときに、燃焼の空気量をアップしたり、ガス比例弁13
の開弁量を絞ったりしてCO発生濃度の低減を図った
り、CO検出濃度が危険濃度に達したときには給湯器33
の燃焼停止を行ったりする等、様々なCO安全動作を行
う。なお、CO安全回路23は、前記CO検出濃度に基づ
いて、そのCO検出濃度を有する雰囲気中に人体が晒さ
れたときの血中ヘモグロビン中のCO濃度を推定演算
し、この推定演算値に基づいてCO安全動作を行うよう
にしてもよい。
【0034】HC安全装置38は、HC・CO区別判断部
26から加えられるハイドロカーボン(HC)検出信号を
受けてHC検出濃度に応じた安全動作(HC安全動作)
を、例えば、以下のようにして行うものである。
【0035】HC安全装置38には、実験や計算等により
求めて与えられる、例えば、燃料ガスの爆発限界の約1
/10〜1/5の値が予め定めて燃焼可能基準濃度(例え
ばbppm )と、予め定めた安全濃度(本実施例では0pp
m )が与えられており、HC安全装置38は、前記HC検
出濃度が前記燃焼可能基準濃度(bppm )に達したとき
には、給湯器33の次回の燃焼運転動作の開始を阻止させ
ると共に、リモコン15等に異常表示を行ったり警報を出
力したりする。
【0036】また、HC安全装置38は、前記HC検出濃
度が、前記安全濃度を越え、かつ、燃焼可能基準濃度未
満の濃度のときには、燃焼ファン5を、例えば予め定め
た所定の時間だけ回転させることにより、ハイドロカー
ボンを給湯器33から排出させて給湯器の次の燃焼運転に
備えるようにする。
【0037】ガス洩れ安全手段43には、予めハイドロカ
ーボン(HC)設定値が与えられている。このハイドロ
カーボン設定値は、実験や計算等により求めて与えられ
るものであり、例えば、前記燃焼可能基準濃度と同じ値
(例えばbppm )が与えられている。ガス洩れ安全手段
43は、HC・CO区別判断部26から加えられるハイドロ
カーボン検出信号がこのハイドロカーボン設定値を越え
て出力されたときに、ガス洩れ危険信号をマイコンメー
タ40に加え、ガス洩れ安全弁44を遮断することにより、
ガス主幹通路49から給湯器33への燃料ガスの導入を遮断
するものである。なお、本実施例では、ガス洩れ安全手
段43からのガス洩れ危険信号は信号加工部45にも加えら
れるようになっている。
【0038】信号加工部45は、ガス洩れ安全手段43から
のガス洩れ危険信号に、燃焼機器の識別信号を付加する
ものであり、ガス洩れ危険信号に給湯器33の識別信号を
付加して、マイコンメータ40の表示部48に加える。
【0039】表示部48は、信号加工部45からの信号を受
けて、生ガス洩れが生じている燃焼機器を識別表示する
ようになっており、給湯器33の識別信号を、文字や識別
コード等の適宜の表示方法により表示する。
【0040】本実施例の燃焼機器(給湯器33)とその燃
焼機器を含む燃焼システムは以上のように構成されてお
り、本実施例の給湯器33においても、従来例の給湯器と
同様に、制御装置14の制御によって燃焼運転制御等が行
われるが、本実施例では、センサ温度駆動手段25によっ
て、COセンサ20の温度がCOガスとハイドロカーボン
の両方の検出可能温度である380 ℃に制御駆動され、そ
れにより、COセンサ20によるCOガスとハイドロカー
ボンの両方の検出が行われる。
【0041】また、燃焼区別判断部24が例えばフレーム
ロッド電極19からの火炎検出信号の有無によって、給湯
器33の燃焼運転中と燃焼停止中の区別判断が行われ、こ
の区別判断信号と前記COセンサ20の検出信号とが共に
HC・CO区別判断部26に取り込まれる。そして、HC
・CO区別判断部26によって、給湯器33の燃焼運転中に
COセンサ20で検出される検出信号はCO濃度の検出信
号と判断され、CO濃度検出信号が出力され、このCO
濃度検出信号に基づいて、従来例と同様に、CO検出濃
度に基づく燃焼運転制御や、CO安全回路23によるCO
安全動作が行われる。
【0042】一方、給湯器33の燃焼停止中にCOセンサ
20の検出信号が出力されたときには、HC・CO区別判
断部26によって、この検出信号がハイドロカーボン濃度
の検出信号と判断され、ハイドロカーボン検出信号が出
力され、このハイドロカーボン検出信号がHC安全装置
38とガス洩れ安全手段43とに加えられる。そして、HC
安全装置38側では、ハイドロカーボン(HC)検出濃度
が前記燃焼可能基準濃度(bppm )に達したときには給
湯器33の燃焼運転動作の開始の阻止や、リモコン15等へ
の異常表示および警報の出力等の適宜の安全動作が行わ
れる。また、前記HC検出濃度が燃焼可能基準濃度に達
しないまでも、前記安全濃度(0ppm )を越えたときに
は、燃焼ファン5の回転によるハイドロカーボンの排出
動作が行われる。
【0043】また、ガス洩れ安全手段43側では、前記ハ
イドロカーボン検出信号を受けて、このハイドロカーボ
ン検出信号がハイドロカーボン設定値(bppm )を越え
て出力されたときに、ガス洩れ危険信号が信号加工部45
とマイコンメータ40のガス洩れ安全弁44に加えられ、そ
れにより、ガス洩れ安全弁44の遮断が行われて、給湯器
33への燃料ガスの供給が遮断される。また、このとき、
信号加工部45によって、ガス洩れ安全手段43から出力さ
れたガス洩れ危険信号には給湯器33の識別信号が付加さ
れ、この識別信号がマイコンメータ40の表示部48に加え
られ、表示部48に給湯器33が識別表示される。
【0044】本実施例の燃焼機器によれば、上記動作に
より、センサ温度駆動手段25によって、COセンサ20の
温度をCO・HC検出可能温度に制御駆動することによ
り、COセンサ20によってCOガスとハイドロカーボン
の両方を検出可能とし、給湯器33の燃焼運転中にはCO
センサ20によって排気ガス中のCO濃度を検出し、一
方、給湯器33の燃焼停止中にはCOセンサ20によってハ
イドロカーボン濃度を検出することができる。
【0045】そのため、本実施例によれば、COセンサ
20の検出信号に基づいて、HC・CO区別判断部26が、
CO濃度検出信号および、HC濃度の検出信号を出力
し、この出力信号に対応して、燃焼運転中にはCO検出
濃度に基づく燃焼運転制御やCO安全動作を的確に行う
ことが可能となり、燃焼停止中にはHC検出濃度に基づ
く、生ガス洩れに対する的確な安全動作を行うことが可
能となる。
【0046】このように、本実施例によれば、COセン
サ20の検出信号を利用して、給湯器33の燃焼運転中にお
けるCOガスの発生過剰による一酸化炭素中毒等の危険
を回避することが可能であると共に、給湯器33の燃焼停
止中の生ガス洩れによる危険も回避することが可能な、
非常に安全性の高い燃焼装置とすることができる。
【0047】そして、本実施例の燃焼システムにおいて
は、前記HC検出信号に基づいてマイコンメータ40のガ
ス洩れ安全弁44を遮断する機能を持たせたことにより、
給湯器33側への燃料ガスの導入そのものを阻止すること
が可能となるために、生ガス洩れが生じているにもかか
わらず、その状態で給湯器の燃焼運転動作を開始させて
しまうことによる危険を防ぐことが可能なだけでなく、
生ガス洩れが生じている状態での他の燃焼機器の燃焼運
転動作や電気のショート等による火災の発生等の、生ガ
ス洩れによるあらゆる危険を回避することが可能とな
る。
【0048】さらに、この燃焼システムにおいては、ガ
ス洩れ安全手段43によるガス洩れ安全弁44の遮断機能に
加えて、マイコンメータ40の表示部48にガス洩れが生じ
ている燃焼機器の識別表示を行う機能を燃焼システムに
持たせることにより、生ガス洩れが生じている燃焼機器
を迅速に知らせることができるために、複数の燃焼機器
が設置されたシステムの修理等を行う人が、生ガス洩れ
の生じている燃焼機器を迅速に識別し、迅速に対処する
ことが可能となる。
【0049】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、センサ温度駆動手段25は、COセンサ20の
温度を常にCOガスとハイドロカーボンの両方の検出可
能温度に制御駆動するようにしたが、センサ温度駆動手
段25は、例えば、給湯器33の燃焼運転開始から、燃焼運
転停止以降の予め定められた時間までの間、COセンサ
20の温度をCO・HC検出可能温度に制御駆動するよう
にしてもよい。
【0050】また、上記実施例では、センサ温度駆動手
段25によって制御駆動するCOセンサ20の温度は、380
℃としたが、センサ温度駆動手段25によって制御駆動す
るCOセンサ20の温度は必ずしも380 ℃とするとは限ら
ず、例えば、図3に示したようなCOセンサ20のセンサ
温度とセンサ感度との関係データに基づいて、COガス
とハイドロカーボンの両方の検出が可能な適宜の温度に
制御すればよい。なお、この温度の制御駆動に際し、例
えば、給湯器33等の燃焼機器に使用されるガス種に応じ
て、燃料ガスに含まれるハイドロカーボンの検出が確実
に行われるように制御駆動温度を設定することにより、
COセンサ20によるハイドロカーボン検出を確実なもの
とすることが可能となり、生ガス洩れに対する的確な対
処を促すことができる。
【0051】さらに、上記実施例では、HC・CO区別
判断部26から出力されるCO濃度検出信号に基づいて、
燃焼運転制御動作やCO安全回路23によるCO安全動作
を行うようにしたが、CO濃度検出信号を利用しての燃
焼運転制御動作やCO安全動作は必ずしも上記実施例と
同様の動作とするとは限らず、CO濃度検出信号を利用
して、適宜の燃焼運転制御動作やCO安全動作等が行わ
れるものである。
【0052】さらに、上記実施例では、HC・CO区別
判断部26から出力されるハイドロカーボン検出信号に基
づいて、HC安全装置38およびガス洩れ安全手段43によ
る安全動作を行うようにしたが、ハイドロカーボン検出
信号を利用してのHC安全動作等は特に限定されるもの
ではなく、適宜設定されるものである。
【0053】例えば、上記実施例に設けたHC安全装置
38を省略して燃焼機器を構成することもできる。このよ
うにしたときにも、ガス洩れ安全手段43によってガス洩
れ安全弁44を遮断すれば、ガス主幹通路49からの燃焼機
器への燃料ガスの導入が遮断されるために、必然的に燃
焼機器の燃焼運転動作を行うことはできなくなり、それ
により、生ガス洩れが生じている状態での燃焼運転動作
による危険を防ぐことができる。
【0054】さらに、上記実施例では、ガス洩れ安全手
段43および信号加工部45は、燃焼機器(給湯器33)に設
けたが、ガス洩れ安全手段43および信号加工部45は、マ
イコンメータ40側に設けることもできるし、燃焼機器お
よびマイコンメータ40とは別個の安全装置として設ける
こともできる。
【0055】そして、いずれの場合にも、複数の同一型
式の燃焼機器を含む燃焼システムを構築したときに、信
号加工部45によってそれらの燃焼機器の区別ができるよ
うに識別信号を付加され、表示部48による識別表示が行
われる。
【0056】また、この識別表示に際し、信号加工部45
からの識別信号をすぐに表示せずに、識別信号設定・記
憶部等を設けてこの記憶部に識別情報を記憶しておき、
ガス洩れの修理を行う作業者による操作が行われるとき
に、ガス洩れが生じている燃焼機器の識別表示を表示部
48に行うようにしてもよい。
【0057】さらに、上記実施例では、信号加工部45を
設けて、ガス洩れ安全手段43から出力されるガス洩れ危
険信号に燃焼機器の識別信号を付加し、表示部48に燃焼
機器の識別表示を行ったが、信号加工部45や表示部48は
省略することもできる。ただし、信号加工部45や表示部
48の機能により、ガス洩れが生じている燃焼機器を識別
表示することにより、ガス洩れが生じている燃焼機器を
迅速に知らせることが可能となり、その機器の修理等の
迅速な対応を促すことができるために、信号加工部45や
表示部48を設けて生ガス洩れが生じている燃焼機器の識
別表示を行うことが望ましい。
【0058】さらに、上記実施例では、給湯器33の制御
装置14とマイコンメータ40とを有線により信号接続し、
ガス洩れ安全手段43からの信号を有線を介してマイコン
メータ40に加えるようにしたが、ガス洩れ安全手段43か
らの信号を無線によってマイコンメータ40側に加え、ガ
ス洩れ安全弁44の遮断等の動作を行うようにしてもよ
い。
【0059】さらに、上記実施例では、COセンサ20
は、接触燃焼式のCO検出センサとしたが、COセンサ
20は、必ずしも接触燃焼式のCO検出センサとするとは
限らず、センサの温度によってCOガスとハイドロカー
ボンの両方を検出することができるCO検出センサであ
ればよく、例えば、半導体式のCO検出センサとしても
よい。
【0060】さらに、上記実施例では、燃焼区別判断部
24は、例えばフレームロッド電極19からの火炎検出信号
の有無によって給湯器33の燃焼運転中と燃焼停止中の区
別判断を行うようにしたが、その代わりに、燃焼区別判
断部24は、制御回路のバーナ7へガスを導くガス弁の開
弁動作の指示の有無によって燃焼運転中と燃焼停止中の
区別判断を行うようにしてもよい。
【0061】さらに、上記実施例では、燃焼可能基準濃
度やHC安全基準濃度を、燃焼ガスの爆発限界の約1/
10〜1/5の濃度であるbppm に設定したが、燃焼可能
基準濃度やHC安全基準濃度は特に限定されるものでは
なく、適宜設定されるものである。
【0062】さらに、上記実施例では、ガス洩れ安全手
段43は、HC・CO区別判断部26から出力されるハイド
ロカーボン検出信号がハイドロカーボン設定値を越えた
ときに、ガス洩れ危険信号をマイコンメータ40に加え
て、ガス洩れ安全弁44を遮断するようにしたが、ガス洩
れ安全手段43は、HC・CO区別判断部26からハイドロ
カーボン検出信号を出力されたときには、直ちにガス洩
れ危険信号をマイコンメータ40に加え、ガス洩れ安全弁
44を遮断するようにしてもよい。
【0063】さらに、上記実施例では、燃焼機器として
単機能の給湯器33を対象として説明を行ったが、本発明
の燃焼機器は複合機能付の給湯器や、風呂釜、冷・暖房
機器等の様々な燃焼機器に適用されるものであり、その
機器を含む燃焼システムも、様々な燃焼機器を単数又は
複数含む燃焼システムとすることができる。そして、燃
焼システムに設けられる様々な燃焼機器に上記実施例と
同様の機能を持たせることにより、COガスの発生によ
る一酸化炭素中毒等の危険と生ガス洩れによる危険との
両方を防ぐことができる極めて安全な燃焼システムを構
築することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の燃焼機器によれば、CO検出セ
ンサの温度をCOガスとハイドロカーボンの両方の検出
可能温度に制御駆動し、燃焼機器の燃焼運転中の検出信
号はCO濃度の検出信号と判断してCO濃度検出信号を
出力し、機器の燃焼運転停止中のCO検出センサの検出
信号はハイドロカーボン濃度の検出信号と判断してハイ
ドロカーボン検出信号を出力するようにしたものである
から、CO濃度検出信号およびハイドロカーボン検出信
号に基づいて、的確なCO安全動作およびハイドロカー
ボン安全動作を促すことができる。
【0065】そのため、本実施例では、それらの安全動
作によって、例えば、燃焼運転中のCOガスの発生過剰
による一酸化炭素中毒等の危険および、燃焼停止中の生
ガス洩れによる火災等の様々な危険を回避することが可
能となり、非常に安全な燃焼機器とすることができる。
【0066】また、本発明の燃焼機器を含む燃焼システ
ムによれば、ハイドロカーボン検出信号が少しでも出力
されたときや、ハイドロカーボン設定値を越えて出力さ
れたときに、ガス主幹通路と燃焼機器との間に介設され
ているマイコンメータのガス洩れ安全弁を遮断して燃焼
機器へのガスの導入を遮断するようにしたために、生ガ
ス洩れが生じている状態での燃焼機器の燃焼運転による
危険を防ぐことができるし、生ガス洩れが生じている状
態での他の燃焼機器の燃焼等による危険も防ぐことが可
能となり、生ガス洩れそのものによる危険をほぼ完全に
回避することができる。
【0067】さらに、ガス洩れ危険信号に燃焼機器の識
別信号を付加する信号加工部と、その信号加工部からの
信号を受けて燃焼機器の識別表示を行う表示部がマイコ
ンメータに設けられている本発明の燃焼機器を含む燃焼
システムによれば、生ガス洩れが生じている燃焼機器を
識別表示することにより、生ガス洩れが生じている燃焼
機器を迅速に知らせることが可能となり、燃焼機器の修
理等の対処をより迅速に促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼機器の一実施例を含む燃焼シ
ステムの制御部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る燃焼機器の一実施例としての給湯
器を含む燃焼システムを示すシステム構成図である。
【図3】上記実施例の給湯器に用いられるCOセンサの
センサ温度とセンサ感度との関係を示すグラフである。
【図4】燃焼機器として一般的な給湯器のシステム構成
図である。
【図5】COセンサの一例を示す説明図である。
【図6】図5に示したCOセンサの分解説明図である。
【符号の説明】
20 COセンサ 24 燃焼区別判断部 25 センサ温度駆動手段 26 HC・CO区別判断部 38 HC安全装置 43 ガス洩れ安全手段 44 ガス洩れ安全弁 45 信号加工部 48 表示部
フロントページの続き (72)発明者 木村 新悟 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 重岡 卓二 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 竹下 直行 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)発明者 安形 和俊 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 ▲荻▼野 薫 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 大石 和広 静岡県天竜市二俣町南鹿島23番地 矢崎計 器株式会社内 (72)発明者 久保田 薫 神奈川県横浜市港北区箕輪町2丁目3−2 の403

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CO検出センサを有し、該CO検出セン
    サに通電して排気ガス中のCO濃度を検出するCO検出
    センサを備えた燃焼機器において、前記CO検出センサ
    の温度をCOガスとハイドロカーボンの両方の検出可能
    温度に制御駆動するセンサ温度駆動手段と、燃焼機器の
    燃焼運転中と燃焼停止中の区別判断を行う燃焼区別判断
    部と、該燃焼区別判断部の区別判断信号と前記CO検出
    センサの検出信号とを共に取り込んで機器の燃焼運転中
    に検出されるCO検出センサの検出信号はCO濃度の検
    出信号と判断してCO濃度検出信号を出力し、機器の燃
    焼運転停止中に検出されるCO検出センサの検出信号は
    ハイドロカーボン濃度の検出信号と判断してハイドロカ
    ーボン検出信号を出力するハイドロカーボン・CO区別
    判断部とが設けられていることを特徴とする燃焼機器。
  2. 【請求項2】 燃料ガスを燃焼機器に導くガス主幹通路
    を有し、該ガス主幹通路にはガス洩れを検知して燃料ガ
    スを遮断するガス洩れ安全弁を備えたマイコンメータが
    介設され、ハイドロカーボン・CO区別判断部からハイ
    ドロカーボン検出信号が出力されたときにガス洩れ危険
    信号を前記マイコンメータに加えて前記ガス洩れ安全弁
    を遮断するガス洩れ安全手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の燃焼機器を含む燃焼システム。
  3. 【請求項3】 燃料ガスを燃焼機器に導くガス主幹通路
    を有し、該ガス主幹通路にはガス洩れを検知して燃料ガ
    スを遮断するガス洩れ安全弁を備えたマイコンメータが
    介設され、ハイドロカーボン・CO区別判断部からハイ
    ドロカーボン検出信号がハイドロカーボン設定値を越え
    て出力されたときにガス洩れ危険信号を前記マイコンメ
    ータに加えて前記ガス洩れ安全弁を遮断するガス洩れ安
    全手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の燃焼機器を含む燃焼システム。
  4. 【請求項4】 ガス洩れ危険信号に燃焼機器の識別信号
    を付加する信号加工部と、その信号加工部からの信号を
    受けて燃焼機器の識別表示を行う表示部がマイコンメー
    タに設けられていることを特徴とする請求項2又は請求
    項3記載の燃焼機器を含む燃焼システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164213A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Osaka Gas Co Ltd 開放型燃焼機器
JP2013200147A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Fis Inc 燃焼装置
CN105674575A (zh) * 2016-03-09 2016-06-15 浙江大学 一种可检测一氧化碳浓度的燃气热水器
JP2016114312A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 三浦工業株式会社 ガス焚きボイラ
JP2022550182A (ja) * 2019-09-30 2022-11-30 ローズマウント インコーポレイテッド 一酸化炭素とメタンの同時測定可能な燃焼分析装置

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