JPH09146374A - 電子写真用現像装置 - Google Patents

電子写真用現像装置

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Publication number
JPH09146374A
JPH09146374A JP7300975A JP30097595A JPH09146374A JP H09146374 A JPH09146374 A JP H09146374A JP 7300975 A JP7300975 A JP 7300975A JP 30097595 A JP30097595 A JP 30097595A JP H09146374 A JPH09146374 A JP H09146374A
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JP
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magnet roller
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developing device
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Application number
JP7300975A
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English (en)
Inventor
Masaaki Oyama
正晃 大山
Toshimasa Toyama
敏正 遠山
Toshio Hino
敏夫 日野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真用現像装置において、均一な穂切り
高さが得られ、現像剤にかかるストレスを除去して安定
的な印字品質を得ることを目的とする。 【解決手段】 像担持体10と、該像担持体に対向して
回転可能に配置され、これらの間の間隙で現像領域14
を形成する現像用マグネットローラ12と、現像用マグ
ネットローラ12に対向して、現像領域14の上流位置
に配置した、該現像用マグネットローラ12上に付着し
た現像剤16の穂立ち高さを規制する手段18と、穂立
ち高さ規制手段18の上流側に近接して且つ現像用マグ
ネットローラ12に対向して回転可能に配置された現像
剤保持用マグネットローラ22とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用現像装
置、特に感光ドラム等の像担持体に現像剤を適用するに
際して、現像剤にストレスをかけることをなく、且つ現
像剤を均一に像担持体に適用可能にする現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は電子写真装置の構成図であり、1
aは給紙ホッパ、1bは給紙カセット、1cは給紙部、
2aは用紙通路、2bは両面印刷時の用紙通路、3は光
学ユニット、4は現像器、5は定着器、6は用紙反転
部、7aはスタッカ、7bは排紙トレイ、7cはパージ
トレイ、10は像担持体である感光ドラムである。
【0003】給紙ホッパ1a又は給紙カセット1b内の
用紙は給紙部1cによってピックアップされ、用紙通路
2aに沿って搬送される。光学ユニット3により感光ド
ラム10上に形成された静電潜像は現像器4により感光
ドラム10上に適用される現像剤により現像された後、
感光ドラム10から用紙に転写され、定着器5により定
着される。
【0004】両面印刷を必要とする場合は、用紙は反転
部6により両面印刷用通路2bへ送られ、用紙の反対面
に印刷が行なわれる。印刷の終了した用紙は用紙スタッ
カ7a、排紙トレイ7b又はパージトレイ7cに排出さ
れる。図2は従来の電子写真装置の現像器を示すもので
あり、10は像担持体(感光ドラム)、12は現像用マ
グネットローラ、14はこれらの間に形成される現像領
域、16はトナーと磁性体のキャリアから成る現像剤、
18は現像用マグネットローラ上の現像剤の穂立ち高さ
を規制するドクターブレード、51〜55は現像用マグ
ネットローラの磁極の位置を示す。また、A,Bは回転
方向、C,Dは現像剤の移動方向を示す。
【0005】図3はマグネットローラ12の構成図であ
り、12aは円柱状のマグネット、12bは磁極位置決
め用の軸、12cは円筒状スリーブ、12dはスリーブ
回転用の軸である。円柱状マグネット12aと円筒状ス
リーブ12cは図の矢印方向に互いに嵌合されている。
円柱状マグネット12aは図2に示すような磁極51〜
55を有し、これらの磁極51〜55は所定位置に位置
決めされ、外側の円筒状スリーブ12cがマグネット1
2aのまわりを回転するようになっている。
【0006】近年、電子写真装置は高速化・高印字品質
化が要求され、また低ランニングコスト化も要求されて
いる。ランニングコストに多大な影響を与える項目に現
像剤16の交換周期がある。現像剤16は、摩擦による
疲労や発熱といった、ストレスを受けることで特性が経
時変化し、その結果、初期の印字品質を満足することが
出来なくなる。規定した印字品質レベルを満足できなく
なった現像剤16は寿命となり、現像剤16の交換をす
る必要がある。
【0007】上記低ランニングコストを達成する為に
は、現像剤16も長寿命化を図る必要があり、現像剤1
6が受けるストレスを低減させることは必須な事項の1
つである。現像剤16が受けるストレスの主要因の1つ
として、現像用マグネットローラ12に対向して配置さ
れたドクターブレード18による現像剤16の穂切り時
に受けるストレスが挙げられる。ドクターブレード18
とは、印字品質を安定にするための部材の1つである。
即ち、感光ドラム10上の電荷潜像を現像する際、現像
領域14での、現像用マグネットローラ12上の現像剤
16の穂立ちの高さを均一にする目的で、現像領域14
の上流側で、上記のドクターブレード18が現像用マグ
ネットローラ12に対して平行に、且つ必要なギャップ
をあけて設置される。
【0008】ドクターブレード18は現像用マグネット
ローラ12上を搬送されてきた現像剤14を機械的にか
きとり、ドクターブレード18の下流域の現像剤16の
穂立ちの高さを均一にする。現像剤16はドクターブレ
ード18にて穂切りされるときにドクターブレード18
に衝突し、圧力を受けてストレスとなる。即ち、現像剤
はその性質上流動性に乏しく、穂切り部に現像剤を詰め
込んでいくと、現像剤は摩擦によるストレスを受けるこ
ととなる。
【0009】従来は、このような現像剤にかかるストレ
スを減らすために、現像用マグネットローラ上を搬送さ
れて来る現像剤の量を減らすことで、穂切り位置で現像
剤が受ける圧力を減らす試みがなされていた。しかし、
穂切り位置に供給される現像剤の量が局所的に少ない部
分が生じてしまい、現像領域での現像剤の量が軸方向で
不均一になってしまい、その結果、印字品質が不安定に
なってしまうという問題があった。
【0010】図4(a)はマグネットローラ12上の現
像剤の量が軸方向に不均一となった状態を示したもので
ある。マグネットローラ12の軸方向Zに対し、互いに
直角なx及びy方向を想定し、今仮りにx方向から角度
θの部位に注目すると、図4(b)に示すように、隣ど
うしの現像剤が互いに吸引しあい、現像剤の穂立ちはZ
方向に不均一になる。従って、図5に示すような理想的
な穂立ちを得るのが困難となるのである。また、ドクタ
ーブレード18(図2)の役割も、本来的にこのように
軸方向に不均一となりやすい現像剤の穂立ち高さを均一
化するためのものである。
【0011】そこで、安定な印字品質を確保するため
に、穂切り位置に供給される現像剤の量が、局所的に少
なくなっていた部分にも現像領域での現像剤の量が軸方
向で均一になるように充分に現像剤を供給するため、多
量な現像剤を穂切り位置に送り込んでいた。例えば特開
平2−226279号公報では、現像剤層厚規制手段
(ドクターブレード)の近傍で現像剤の流れの上流側に
磁性部材から成るキヤリア溜り形成手段を設けたものが
開示されている。
【0012】この結果、現像剤の量が局所的に少なくな
っていた部分以外の領域では、本来均一な穂立ち高さを
得るために必要な量以上の現像剤が供給されることにな
り、現像剤が穂切り時にうけるストレスが必要以上に大
きくなってしまうという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
改良し、電子写真装置の現像機において、多量な現像剤
を穂切り位置に供給しなくても安定な印字品質を得るた
めの、均一な穂立ち高さが得られ、現像剤にかかるスト
レスを小さく抑え、結果として現像剤の寿命を長くする
ことができる改良された現像装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によると、像担持
体と、該像担持体に対向して回転可能に配置され、これ
らの間の間隙で現像領域を形成する現像用マグネットロ
ーラと、該現像用マグネットローラに対向して、前記現
像領域の上流位置に配置した、該現像用マグネットロー
ラ上に付着した現像剤の穂立ち高さを規制する手段と、
該穂立ち高さ規制手段の上流側に近接して且つ該現像用
マグネットローラに対向して回転可能に配置された現像
剤保持用マグネットローラとを具備することを特徴とす
る電子写真用現像装置が提供される。
【0015】本発明によると、穂切り位置へ多量の現像
剤を供給することなく、現像領域において均一な穂立ち
高さを得ることができ、安定な印字品質が得られ、現像
剤にかかるストレスが小さく、現像剤の寿命を長くする
ことができる。現像剤保持用マグネットローラは前記現
像用マグネットローラと平行に略同一長さにわたって延
びているのが望ましい。
【0016】現像剤保持用マグネットローラを前記現像
用マグネットローラの回転方向と逆の方向に回転させ、
該現像剤保持用マグネットローラの周速度を、現像用マ
グネットローラの周速度より小さくすることが望まし
い。現像剤保持用マグネットローラを、イニシャル時等
の印字を行わない間に、通常とは逆の方向に回転させ、
現像剤穂立ち高さ規制手段に付着した異物等を取り除く
ようにすることが望ましい。
【0017】イニシャル時等の印字を行わない間には、
現像用マグネットローラも通常とは逆の方向に回転させ
ることが望ましい。現像剤保持用マグネットローラを、
イニシャル時等の印字を行わない間に、回転方向を交互
に変えるようにして回転させ、現像剤穂立ち高さ規制手
段に付着した異物等を取り除くようにすることが望まし
い。
【0018】現像剤の使用時間を長くなった場合に、現
像剤保持用マグネットローラの回転速度を上昇させるよ
うにすることが望ましい。湿度が高い環境条件では現像
剤保持用マグネットローラの回転速度を上昇させ、湿度
が低い環境条件では現像剤保持用マグネットローラの回
転速度を減少させるようにすることが望ましい。
【0019】現像剤保持用マグネットローラは、回転す
る外周スリーブと、該スリーブの内部の固定磁石部分と
からなるのが望ましい。現像用マグネットローラと現像
剤保持用マグネットローラには、互いに対向する位置に
磁極をそれぞれ設け、これらの磁極は、磁性が互いに逆
で、現像剤保持用マグネットローラ側の磁極が現像用マ
グネットローラ側の磁極より弱くすることが望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置の実
施形態につき、図6を参照しながら説明する。本実施形
態における現像剤としては、平均粒径10μmのトナー
と平均粒径80μmのキヤリアの混合物である現像剤を
使用した。
【0021】図6に示す通り、この現像装置のうち本発
明に関連する構成は、矢印A方向へ回転する像担持体で
ある感光ドラム10と、矢印B方向へ回転する現像マグ
ネットローラ12と、現像マグネットローラ12上の現
像剤16の層厚(現像剤量)を規制するための層厚規制
部材(ドクターブレード)18と、本発明の特徴事項で
ある現像剤保持部材(現像剤保持用マグネットローラ2
2)により構成される。
【0022】本実施形態では感光ドラム10は直径20
0mm、周速600mm/秒で回転し、図6において時計回
り方向(矢印A方向)に回転する。現像マグネットロー
ラ12は直径50mm、スリーブ周速600mm/秒で図6
において時計回り方向(矢印B)に回転する。感光ドラ
ム10と現像マグネットローラ12の間隔は2mmであ
る。
【0023】この間隔部分は現像領域14で、感光ドラ
ム10と現像マグネットローラ12とが互いに反対方向
に同一周速度で回転する。即ち、現像領域14において
は両者が、同一方向に同一速度で移動する間に、感光ド
ラム10上にあらかじめ形成された静電潜像に現像剤1
6が付着され現像が行なわれる。現像マグネットローラ
12とドクターブレード18先端の間隔(ドクターブレ
ードギャップ)は1mmに設定している。
【0024】ドクターブレード18は一般的に現像領域
14上流で、現像剤16の搬送性を考慮して現像領域1
4よりあまり離れない位置(現像マグネットローラ12
において現像領域14から90°以内)に設けられる。
これは、現像領域14での現像剤16の穂立ちの量を安
定化させる為には、現像領域14に近ければ近いほど良
いが、撹伴部へ戻る現像剤16の流れ性も考えなければ
ならないために、本実施形態では現像領域より65°離
れた位置に設定している。
【0025】さらに現像領域14へ向かわず、撹伴部へ
戻る現像剤16の流れ性を考え、ドクターブレード18
の角度αはマグネットローラ12の穂切り位置における
接線より鈍角(90°以上)であるのが望ましい。本実
施形態では角度αは約110°に設定している。さらに
現像剤16の流れ性・製造性を考えるとドクターブレー
ド18の長さβもある程度必要であり、10mm以上であ
るのが望ましい。本実施形態ではβを20mmに設定して
いる。
【0026】現像マグネットローラ12には、現像領域
14に現像剤16を搬送する為の搬送磁極、即ち、磁極
51(S極)、磁極52(N極)、磁極53(S極)、
現像領域14に現像磁極、即ち、磁極54(N極)、現
像領域14より現像剤16を搬送するための搬送磁極、
即ち、磁極55(S極)が存在する。ドクターブレード
18近傍には、現像領域14と同様に現像剤16を穂立
たせる為、搬送磁極を設けることが一般的である。磁極
52がその役割を果たしている。
【0027】現像マグネットローラ12のドクターブレ
ード18近傍(わずかに上流側寄り)にある搬送磁極5
2の磁力は700G、感光ドラム10と最接近部の現像
磁極54の磁力は800Gである。その他の磁極51,
53,55の磁力に関しては、本発明には直接関係しな
いため、記述はしないが、600〜700Gが一般的で
ある。なお、図7のHは磁極51による磁力の影響によ
る現像剤16の搬送状況を示す。
【0028】なお、周知のように、現像マグネットロー
ラ12は外周にある円筒状スリーブのみが、矢印B方向
に回転し、内部の磁極51〜55は位置が固定されてい
る。本発明ではドクターブレード18の上流側近傍位置
に現像マグネットローラ12に対向して現像剤保持部材
としての現像剤保持用マグネットローラ22を回転可能
に設けている。従って、撹伴部(図示せず)より送られ
た現像剤16は現像マグネットローラ12に付着して矢
印C方向に移動し、ドクターブレード18の穂切り部2
0によって量が調整され、余剰の現像剤が矢印D方向に
撹伴部へ戻る際に下記のように現像剤保持用マグネット
ローラ22により保持される。
【0029】
【実施例】以下、この現像剤保持部材及びその駆動に関
する3つの実施例について説明する。実施例1 図7及び図8のようにドクターブレード18より上流側
に、現像マグネットローラ12の軸方向にドクターブレ
ードに平行、且つ略同長(350mm程度)の現像剤保持
用マグネットローラ22を設置する。本実施例ではこの
現像剤マグネットローラ22は直径が16mm、スリーブ
周速100mm/sec 、現像マグネットローラ12の磁極
52に対向してドクターブレード18の先端付近に位置
する磁極56はS極で磁力は500G、ドクターブレー
ド18の根元部分に対向して位置する磁極57はN極で
磁力は400Gである。
【0030】この磁極56は穂切り部20近傍に最大磁
束密度をもつ磁力(その影響線をGで示す)を生じ、対
向する現像マグネットローラ12の磁極、本実施例では
磁極52(N極)とは異なる磁性(S極)で構成してい
る。本実施例では、現像剤保持用マグネットローラ22
は外周にある円筒状スリーブ22aのみが回転し、内部
の磁石は固定されているタイプを例にとって説明してい
るが、外周のスリーブがなく、内部の磁石が回転する形
式のもの或いはその他のマグネットローラを採用するこ
とも可能で、この場合も以下と同一の作用効果を得るこ
とが出来る。
【0031】上記のようにドクターブレード18の穂切
り部20上流近傍に現像剤保持用マグネットローラ22
を設置することにより、ドクターブレード18により掻
き落とされた現像剤16が現像剤保持用マグネットロー
ラ22の磁力(磁極56)によって、現像剤保持用マグ
ネットローラ22のスリーブ22a上に保持される。ま
ず、現像剤保持用マグネットローラ22のスリーブ22
aを停止した場合について詳述する。
【0032】現像剤保持用マグネットローラ22のスリ
ーブ22a上は現像マグネットローラ12の磁極52の
影響下にあり、たとえ搬送されてきた現像剤16が少量
になっても、現像剤保持用マグネットローラ22のスリ
ーブ22a上に保持した現像剤16が現像マグネットロ
ーラ12の磁力により、現像マグネットローラ12の側
に引きよせられ、結果としてドクターブレード18の穂
切り部20には十分な現像剤16が供給される。
【0033】すなわち現像マグネットローラ12により
現像剤16を多量に搬送しなくても、適切な量の現像剤
16を穂切り部20に供給することが可能になった。さ
らに現像剤保持用マグネットローラ22のスリーブ22
aを矢印F方向に回転させた場合について詳述する。本
実施例では前述の通り、スリーブ22aを周速100mm
/sec で回転させ、回転方向は通常使用時、図6のよう
に反時計回りF(現像マグネットローラの回転方向Bと
は逆回転)に回転される。
【0034】また、現像剤保持用マグネットローラ22
は図8に示すように通常とは逆方向の、時計回りF′に
も回転可能とする。これについては後述する。現像剤保
持用マグネットローラ22の持つ磁力は現像マグネット
ローラ12の現像剤搬送に悪影響を及ぼさない磁力に設
定することが必要である。これは現像マグネットローラ
12に対向した現像剤保持用マグネットローラ22の磁
極56の磁力を現像マグネットローラ12の磁極52の
磁力より小さくすれば十分である。本実施例では磁極5
2を700G、磁極56を500Gに設定した。このよ
うな本実施例の設定では、現像マグネットローラ12の
現像剤搬送性には何ら悪影響を与えなかった。
【0035】現像剤保持用マグネットローラ22のスリ
ーブ22aを回転させることにより、現像マグネットロ
ーラ12と同じ原理で現像剤保持用マグネットローラ2
2上の現像剤16を穂切り部20に搬送することが可能
となる。つまり現像剤保持用マグネットローラ22上の
現像剤16の量を制御できることである。さらに、現像
剤保持用マグネットローラ22上の現像剤16を搬送で
きることにより、ドクターブレード18に直接衝突する
現像剤16の量も確実に減り、現像剤に対するなお一層
のストレス減少の効果があった。実施例2 現像剤保持用マグネットローラ22上の現像剤16の量
を制御可能になった為、さらに以下の制御も可能になっ
た。
【0036】これは現像装置の使用状況(現像剤16の
使用状態・環境)に応じて、現像剤16の保持量を変化
させて穂切り部20に現像剤16を必要な量だけを送り
こむことである。 i)現像剤16の使用状態は、一般的に印刷枚数等でカ
ウントしている。本実施例では、例えば感光ドラム10
の累積回転数をカウントしており、これにより現像剤1
6の使用状況を規定できる。他の現像剤使用状況を認識
する手段も本発明において使用可能であることはいうま
でもない。現像剤16は寿命が近づくと、流動性(流れ
やすさ)が悪くなるのが一般的である。
【0037】つまり、初期と比較して、同条件でも現像
マグネットローラ12より搬送される現像剤16の量も
少なくなっている。今回の実験においては、初期に比べ
て、寿命時(例えば100万枚印刷時)の現像剤16の
搬送量が15%少なくなっていた。この結果、現像領域
14での穂立ちにムラが発見された。しかし本発明のよ
うに現像剤保持用マグネットローラ22を設置し、50
万枚〜100万枚印刷時に、現像剤保持用マグネットロ
ーラ22のスリーブ22a周速を110mm/秒(10%
増加)に設定したところ、上記のような、現像領域14
における穂立ちムラは発見することができなかった。 ii)現像装置の環境条件(特に現像剤には湿度が影響す
る。)により、現像剤の流動性が変化する。湿度が上が
れば流動性が落ち、下がれば流動性は上がる。i)と同
様に、この流動性は現像領域でのムラが発見されてい
た。本実施例では湿度が規定以上のときは回転数をあげ
(本実施例では湿度65%以上で、現像剤保持用マグネ
ットローラ22の回転数を10%上昇)、湿度が規定値
以下の時は回転数を下げる(本実施例では湿度20%以
下で、現像剤保持用マグネットローラ22の回転数を1
0%減少)制御を行ったところ、現像領域14の穂立ち
ムラは発見出来なくなった。実施例3 実施例1で示した現像剤保持用マグネットローラ22
を、印字を行わないイニシャル時などに図8のように時
計回り方向F′に回転させる。
【0038】現像剤保持用マグネットローラ22の周辺
に付着していた現像剤16は、現像剤保持用マグネット
ローラ22の回転に伴い、ドクターブレード18の表面
をこするようにして矢印方向Jに搬送される。このと
き、ドクターブレード18に付着していた異物30(固
着トナー、紙粉等)は、現像剤16(生トナー31を含
む)とともに矢印J方向に搬送され、ドクターブレード
18から除去される。
【0039】特に、ドクターブレード18の先端付近に
付着した異物30は、直接、穂切り位置20を通過する
現像剤16の量を軸方向に関して不均一にするので、印
字品質が不安定になる要因となる。除去する付着物の種
類により、除去に必要な現像剤保持用マグネットローラ
22の回転数が異なり、固着トナーを除去するときは周
速150mm/秒とし、紙粉を除去するときは周速100
mm/秒とした。また、現像剤保持用マグネットローラ2
2を、印字を行なわないイニシャル時において、時計回
りと反時計回りに交互に回転させることで、固着トナー
と紙粉を効果的に除去することができた。
【0040】さらに、このイニシャル時において、現像
マグネットローラ12を通常の回転方向とは逆方向の、
反時計回りB′で回転させると、さらに効果的であっ
た。このように、イニシャル毎にドクターブレード18
に付着した異物30を除去することで、印字品質の安定
化を達成できた。
【0041】
【発明の効果】本発明の現像装置においては、ドクター
ブレード18による穂切り位置20近傍に現像剤保持用
マグネットローラ22からなる現像剤保持手段を設ける
ことにより、穂切り位置20に現像剤16が均一に供給
されるようになり、現像領域14での現像剤16の穂立
ち高さが均一になり、安定な印字品質を得ることができ
る。
【0042】またこのとき、穂切り位置20への現像剤
16の供給は必要な量だけすればよく、穂切り時に現像
剤16にかかるストレスを小さく抑えることができ、現
像剤の寿命を長くすることができる。さらに、現像剤保
持用マグネットローラ22を逆回転させることで、異物
を効果的に除去することができる。
【0043】なお、最近の調査結果によれば、従来は現
像剤の寿命までに約50万ページ(A4,印字率4%)
であったものが、本発明のように現像剤保持用マグネッ
トローラ22を用いることにより、約80万ページ程度
(A4、印字率4%)の印字が可能であり、約60%寿
命が向上したことがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を適用可能な電子写真装置の
構成図である。
【図2】従来の電子写真用の現像装置の部分断面図であ
る。
【図3】マグネットローラの構成図である。
【図4】マグネットローラ上の現像剤の穂の様子(a)
及び一部(B)を拡大して示す(b)。
【図5】理想的な現像剤の穂立ちを示す。
【図6】本発明の電子写真用の現像装置の部分断面図で
ある。
【図7】図6に示した本発明の現像装置の一部を拡大し
て示した図であり、現像剤保持用マグネットローラを回
転させた状態を示す。
【図8】イニシャル時等において現像剤保持用マグネッ
トローラを逆方向に回転させる場合の図6に対応する図
である。
【符号の説明】
10…像担持体(感光ドラム) 12…現像マグネットローラ 14…現像領域 16…現像剤 18…穂切り手段(ドクターブレード) 20…穂切り部 22…現像剤保持用マグネットローラ 22a…スリーブ 51〜57…磁極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体(10)と、該像担持体に対向
    して回転可能に配置され、これらの間の間隙に現像領域
    (14)を形成する現像用マグネットローラ(12)
    と、該現像用マグネットローラ(12)に対向して、前
    記現像領域(14)の上流位置に配置した、該現像用マ
    グネットローラ(12)上に付着した現像剤(16)の
    穂立ち高さを規制する手段(18)と、該穂立ち高さ規
    制手段(18)の上流側に近接して且つ該現像用マグネ
    ットローラ(12)に対向して回転可能に配置された現
    像剤保持用マグネットローラ(22)とを具備すること
    を特徴とする電子写真用現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤保持用マグネットローラ(22)
    は前記現像用マグネットローラ(12)と平行に略同一
    長さにわたって延びていることを特徴とする請求項1に
    記載の電子写真用現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤保持用マグネットローラ(22)
    を前記現像用マグネットローラ(12)の回転方向と逆
    の方向に回転させ、該現像剤保持用マグネットローラ
    (22)の周速度を、現像用マグネットローラ(12)
    の周速度より小さくしたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の電子写真用現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤保持用マグネットローラ(22)
    を、イニシャル時等の印字を行わない間に、通常とは逆
    の方向に回転させ、現像剤穂立ち高さ規制手段(18)
    に付着した異物等を取り除くようにしたことを特徴とす
    る請求項3に記載の電子写真用現像装置。
  5. 【請求項5】 イニシャル時等の印字を行わない間に
    は、現像用マグネットローラ(12)も通常とは逆の方
    向に回転させることを特徴とする請求項4に記載の電子
    写真用現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤保持用マグネットローラ(22)
    を、イニシャル時等の印字を行わない間に、回転方向を
    交互に変えるようにして回転させ、現像剤穂立ち高さ規
    制手段(18)に付着した異物等を取り除くようにした
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子写真用現像装
    置。
  7. 【請求項7】 現像剤の使用時間が長くなった場合に、
    現像剤保持用マグネットローラ(22)の回転速度を上
    昇させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の
    電子写真用現像装置。
  8. 【請求項8】 湿度が高い環境条件では現像剤保持用マ
    グネットローラ(22)の回転速度を上昇させ、湿度が
    低い環境条件では現像剤保持用マグネットローラ(2
    2)の回転速度を減少させるようにしたことを特徴とす
    る請求項3に記載の電子写真用現像装置。
  9. 【請求項9】 現像剤保持用マグネットローラ(22)
    は、回転する外周スリーブ(22a)と、該スリーブの
    内部の固定磁石部分とからなることを特徴とする請求項
    3に記載の電子写真用現像装置。
  10. 【請求項10】 現像用マグネットローラ(12)と現
    像剤保持用マグネットローラ(22))には、互いに対
    向する位置に磁極(52,56)をそれぞれ設け、これ
    らの磁極(52,56)は、極性が互いに逆で、現像剤
    保持用マグネットローラ(22)側の磁極(56)が現
    像用マグネットローラ(12)側の磁極(52)より弱
    いことを特徴とする請求項9に記載の電子写真用現像装
    置。
JP7300975A 1995-09-12 1995-11-20 電子写真用現像装置 Pending JPH09146374A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7300975A JPH09146374A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 電子写真用現像装置
US08/712,547 US6055401A (en) 1995-09-12 1996-09-11 Electrophotographic image-forming apparatus having developing device which includes a plurality of developing rollers
DE1996155080 DE19655080B4 (de) 1995-09-12 1996-09-11 Elektrophotografisches Bilderzeugungsgerät
DE19636783A DE19636783B4 (de) 1995-09-12 1996-09-11 Elektrophotographisches Bilderzeugungsgerät

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7116932B2 (en) 2003-06-27 2006-10-03 Ricoh Company, Limited Developing unit and image forming apparatus

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