JPH09145866A - 時刻設定装置及び電子機器 - Google Patents

時刻設定装置及び電子機器

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JPH09145866A
JPH09145866A JP30307995A JP30307995A JPH09145866A JP H09145866 A JPH09145866 A JP H09145866A JP 30307995 A JP30307995 A JP 30307995A JP 30307995 A JP30307995 A JP 30307995A JP H09145866 A JPH09145866 A JP H09145866A
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time data
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data
circuit
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仁宏 藤山
Toshitake Kurihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 秒単位迄の時刻設定が可能な時刻設定装置及
びこの時刻設定装置を備えた電子機器の提供。 【解決手段】 伝送信号に含まれる時刻データを検出し
記憶する時刻データ検出手段と、該時刻データ検出手段
が記憶している時刻データを所定周期で読み出し、該時
刻データが変化する時点を検出する変化時点検出手段
(S22)と、変化時点検出手段(S22)が検出した
時点の、時刻データ検出手段が記憶している時刻データ
2 と時計回路の時刻データT3 とを比較する時刻デー
タ比較手段(S26,28,30)と、時刻データ比較
手段(S26,28,30)の比較結果が等しいとき
(S28)は、時計回路の設定をそのままとし、比較結
果が1分進んでいるとき(S30)は、時計回路の時刻
データの秒の値を00秒に設定する時計回路設定手段
(S40)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号の垂直帰線
消去期間のEDS(Extended Data Service )信号に含
まれる時刻データに基づいて、時計の時刻を設定する時
刻設定装置及びその時刻設定装置を備えた電子機器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以下VTRとい
う) において、チャンネル設定及び時刻設定は、ユーザ
が機器を使い始める前に必ず行わなければならない操作
である。近年では、自動的に有局であるチャンネルを探
索して記憶する自動選局機能、及びビデオ信号(テレビ
ジョン信号)の垂直帰線消去期間の付加信号に基づき時
刻を設定する時刻設定機能を備える時刻設定装置が実現
されていて、これを搭載してユーザが行うべき操作を簡
単にしたVTRが存在する。
【0003】また、キャプション等、垂直帰線消去期間
を利用して、放送局は、様々な情報を送信している。現
在、運用されているものとしては、PDC(Program De
livery Control)及びテレテキスト(文字放送)があ
る。アメリカでは、94年4月に、垂直帰線消去期間を
利用して、ビデオ信号にデータ信号を重畳した新しいデ
ータサービス(EDS=Extended Data Service )が開
始された。EDS信号にも、他の垂直帰線消去期間の付
加信号と同様に、時刻データ、放送局(チャンネル)情
報等が含まれており、この時刻データを利用して、時計
の設定を行っている。また、95年からは、INDEX
PLUS+システムの一環として、G−CLOCKパ
ケットという時刻データが送信されている。
【0004】EDS信号は、図6に示すように、ビデオ
信号(テレビジョン信号)の偶数フィールドの垂直帰線
消去期間の21番目の水平同期信号に重畳されており、
1偶数フィールド当たり、スタートビットs3を含めて
17ビットが送信される。従って、データ部分は2バイ
トであるが、1バイトに1文字コードが割り当てられ、
1バイト毎にパリティビットp1,p2を持っている。
EDS信号は、まず、コントロールコード(1バイト)
とタイプコード(1バイト)とが送信され、この2つの
コードで送信する情報の種類を示す。(例:時刻データ
(07,01)、放送局(チャンネル)情報(05,0
2)) 上述のコードで、送信する情報の種類を決定した後、仕
様(バイト数、書式等)に規定された情報を送信し、情
報送信終了後、終了を示すコントロールコード(OF)
を送信する。
【0005】EDS信号の時刻データは、例えば、以下
のように、計10バイト(5偶数フィールド分=5フレ
ーム分))で構成される。 (07,01)−(分,時)−(日,月)−(曜,年)
−(OF,any code) EDS信号の時刻データは、「月」データの6ビット目
(b5)を、その時刻の秒が丁度0秒であることを示す
秒リセットフラグ(“Z”ビット)としている。
【0006】従来のVTRは、所定の周期(例えば、1
回/日、1回/周等)で、タイマー予約等の他の動作に
支障を来たすことがない状況において、自動的に起動
し、予め見つけてある、EDS信号を放送している放送
局を選局してEDS信号を受信し、EDS信号の時刻デ
ータによって、年月日時分の設定を行う。このとき、E
DS信号には上述したように秒のデータが含まれていな
いため、一旦、時刻データの秒の値を00秒として時計
の時刻設定を行う。この動作を上述した“Z”ビットを
受信する迄続け、“Z”ビットを受信した時点で、時刻
データの秒の値が00秒の時刻設定を行って設定動作を
終了する。また、所定の制限時間を設け、その時間内に
“Z”ビットを受信できない場合でも終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】EDSの規約(EIA-60
8,"Recommended Practice for Line 21 Data Service",
June 17.1993)では、EDS信号の時刻データの送信周
期に関して、1〜10分間に1回送信されると規定され
ており、丁度0秒の時に送信されるとは規定されていな
い。そのため、“Z”ビットを受信できる保証はない。
また、前述したG−CLOCKパケットには、もとより
“Z”ビットが含まれていないので、上述したような方
法による時刻設定は不可能である。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、秒単位迄の時刻設定が可能な時刻設定装
置及びこの時刻設定装置を備えた電子機器を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
時刻設定装置は、伝送信号を受信するチューナを備え、
該伝送信号に含まれる時刻データに基づいて、時計回路
に時刻データを設定する時刻設定装置において、前記伝
送信号に含まれる時刻データを逐次検出し記憶する時刻
データ検出手段と、該時刻データ検出手段が記憶してい
る時刻データを所定周期で読み出し、該時刻データが変
化する時点を検出する変化時点検出手段とを備え、該変
化時点検出手段が検出した時点で前記時計回路に時刻デ
ータを設定すべくなしてあることを特徴とする。
【0010】この時刻設定装置では、時刻データ検出手
段が伝送信号に含まれる時刻データを検出し記憶する。
変化時点検出手段は、時刻データ検出手段が記憶してい
る時刻データを所定周期で読み出し、この時刻データが
変化する時点を検出する。そして、変化時点検出手段が
検出した時点で時計回路に時刻データを設定する。これ
により、伝送信号に含まれる時刻データの分単位が変化
した時点を検出することができ、この変化した時点で、
時計回路に時刻データを設定することが可能となる。
【0011】第2発明に係る時刻設定装置は、テレビジ
ョン信号を受信するチューナを備え、テレビジョン信号
から垂直帰線消去期間に重畳されたEDS信号を取り出
し、該EDS信号に含まれる時刻データに基づいて、時
計回路に時刻データを設定する時刻設定装置において、
前記EDS信号に含まれる時刻データを逐次検出し記憶
する時刻データ検出手段と、該時刻データ検出手段が記
憶している時刻データを所定周期で読み出し、該時刻デ
ータが変化する時点を検出する変化時点検出手段とを備
え、該変化時点検出手段が検出した時点で前記時計回路
に時刻データを設定すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0012】この時刻設定装置では、時刻データ検出手
段がEDS信号に含まれる時刻データを検出し記憶す
る。変化時点検出手段は、時刻データ検出手段が記憶し
ている時刻データを所定周期で読み出し、この時刻デー
タが変化する時点を検出する。そして、変化時点検出手
段が検出した時点で時計回路に時刻データを設定する。
これにより、EDS信号に含まれる時刻データの分単位
が変化した時点を検出することができ、この変化した時
点で、時計回路に時刻データを設定することが可能とな
る。
【0013】第3発明に係る時刻設定装置は、前記変化
時点検出手段が検出した時点の、前記時刻データ検出手
段が記憶している時刻データと前記時計回路の時刻デー
タとを比較する時刻データ比較手段と、該時刻データ比
較手段の比較結果が1分進んでいるときは、前記時計回
路の時刻データの秒の値を00秒に設定する時計回路設
定手段とを備えることを特徴とする。
【0014】この時刻設定装置では、変化時点検出手段
が、EDS信号に含まれる時刻データが変化した時点を
検出し、この時点における、時刻データ検出手段が記憶
している時刻データに対する時計回路の時刻データの進
み遅れを、時刻データ比較手段が検出する。そして、時
刻データ比較手段の比較結果が1分進んでいるときは、
時計回路設定手段が時計回路の時刻データの秒の値を0
0秒に設定する。これにより、時計回路の時刻データが
より正確に設定されるときのみ、時計回路が設定される
ので、この設定を繰り返すことにより、時刻データ検出
手段が記憶している時刻データに対する時計回路の時刻
データの進み具合を減少させることができる。
【0015】第4発明に係る時刻設定装置は、前記時計
回路設定手段は、前記時刻データ比較手段の比較結果が
遅れているとき又は2分以上進んでいるときは、前記時
計回路に前記時刻データ検出手段が記憶している時刻デ
ータの秒の値が00秒の時刻データを設定することを特
徴とする。
【0016】この時刻設定装置では、時刻データ比較手
段の比較結果が遅れているとき及び2分以上進んでいる
ときは、時計回路設定手段が時計回路に時刻データ検出
手段が記憶している時刻データの秒の値が00秒の時刻
データを設定する。これにより、時刻データ検出手段で
記憶している時刻データが時計回路の時刻データより正
確なときのみ、より正確に時計回路が設定されるので、
この設定を繰り返すことにより、時刻データ検出手段が
記憶している時刻データに対する時計回路の時刻データ
の遅れ具合及び進み具合を減少させることができる。
【0017】第5発明に係る時刻設定装置は、所定の周
期で起動する起動手段を備えたことを特徴とする。
【0018】この時刻設定装置では、起動手段により所
定の周期で起動するので、周期的に時計回路の時刻を自
動的に修正することができ、時計回路の時刻を正確に保
つことができる。
【0019】第6発明に係る電子機器は、請求項1〜5
の何れかに記載の時刻設定装置と、該時刻設定装置が時
刻データを設定する時計回路とを備えることを特徴とす
る。
【0020】この電子機器では、時刻設定装置が時計回
路の時刻を自動的に正確に保つことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づき説明する。図1は、第1〜5発明に
係る時刻設定装置を備えた第6発明に係る電子機器の1
例であるVTRの要部構成を示したブロック図である。
このVTRに内蔵された時刻設定装置は、垂直帰線消去
期間の付加信号の1つであるEDS信号に基づいて時刻
を設定する。アンテナ1で捕えられたテレビジョン電波
は、チューナ2で受信選択され、映像信号処理回路14
によって信号処理されて、映像信号として出力される。
また、チューナ2の出力は、EDS処理回路4へ与えら
れる。EDS処理回路4では、EDS信号のみが選択通
過させられてVTR制御部8と時刻データ検出回路6と
へ供給される。
【0022】マイクロコンピュータを有するVTR制御
部8は、EDS信号に含まれる時刻データを検出し記憶
する時刻データ検出回路6と、VTR制御部8により時
刻が設定される時計回路9とが接続されている。VTR
制御部8のマイクロコンピュータは、時刻データ検出回
路6が記憶している時刻データを所定周期で読み出し、
この時刻データが変化する時点を検出し、この検出した
時点の、時刻データ検出回路6が記憶している時刻デー
タと時計回路9の時刻データとを比較する。
【0023】そして、この比較結果が1分進んでいると
きは、時計回路9を時計回路9の時刻データが表す時刻
の00秒に設定する。比較結果が遅れているとき又は2
分以上進んでいるときは、時計回路9に時刻データ検出
回路6が記憶している時刻データの秒の値が00秒の時
刻データを設定する。VTR制御部8のマイクロコンピ
ュータは、上述した時刻設定装置の設定動作を1回/
日、1回/周等の周期で実行する。
【0024】また、VTR制御部8は、表示部18を制
御する表示制御回路17と、キー13又はリモートコン
トローラ12による操作をVTR制御部8へ伝える入力
制御部11と、チューナ2の選局動作を制御する選局回
路3と、VTR制御部8からの制御によりチューナ2と
選局回路3、VTR各部、時刻設定装置へ個別に電源を
供給する電源回路7とが接続されている。
【0025】以下に、このような構成の時刻設定装置を
備えたVTRの動作を、その動作を示すフローチャート
図2〜3を参照しながら説明する。時刻設定装置は、1
日、1週間等の周期時間T5 の計時が終了すると(S3
6)、時刻修正動作を開始する(S10)。このとき、
時刻修正動作の制限時間T 6 の計時も開始する(S1
2)。次に、時刻設定装置は、EDS信号に含まれる時
刻データを検出し記憶する時刻データ検出回路6から時
刻データT1 を読み出す(S14)。このとき、制限時
間T6 の計時が終了していなければ(S16)、時刻デ
ータT2 の読み出し周期時間T7 (1秒未満が望まし
い)が経過するのを待って(S18)、時刻データ検出
回路6から時刻データT2 を読み出す(S20)。
【0026】次に、時刻設定装置は、時刻データ検出回
路6から周期時間T7 を隔てて読み出した時刻データT
1 ,T2 を比較して(S22)、T1 ≠T2 となるま
で、読み出し周期時間T7 毎に、時刻データ検出回路6
から時刻データT2 を読み出す(S20)。時刻設定装
置は、時刻データT1 ,T2 がT1 ≠T2 となった時点
で、時刻データT2 により時刻データT1 を更新し(S
23)、時計回路9から時計回路9の時刻データT3
読み出す(S24)。次いで、T2 −T3 =T4 を演算
し(S26)、時刻データT2 ,T3 の大小(進み遅
れ)を比較する(S28)。
【0027】時刻データT2 ,T3 を比較した(S2
8)結果、時刻データT2 ,T3 が等しいときは、時計
回路9の時刻設定は行わず、制限時間T6 の計時が終了
していなければ(S16)、時刻データT2 の読み出し
周期時間T7 が経過するのを待って(S18)、時刻デ
ータ検出回路6から時刻データT2 を読み出す(S2
0)。
【0028】時刻データT2 ,T3 を比較した(S2
8)結果、時刻データT3 が時刻データT2 より1分進
んでいるときは(S30)、時計回路9に時刻データT
3 の秒の値が00秒の時刻データを設定する(S4
0)。そして、制限時間T6 の計時が終了していなけれ
ば(S16)、時刻データT2 の読み出し周期時間T7
が経過するのを待って(S18)、時刻データ検出回路
6から時刻データT2 を読み出す(S20)。
【0029】時刻データT2 ,T3 を比較した(S2
8)結果、時刻データT3 が時刻データT2 より遅れて
いるとき又は2分以上進んでいるときは(S30)、時
計回路9に時刻データ検出回路6が記憶している時刻デ
ータT2 の秒の値が00秒の時刻データを設定する(S
32)。そして、制限時間T6 の計時が終了していなけ
れば(S16)、時刻データT2 の読み出し周期時間T
7 が経過するのを待って(S18)、時刻データ検出回
路6から時刻データT2 を読み出す(S20)。
【0030】時刻設定装置は、以上の動作を制限時間T
6 の計時が終了する迄(S16)繰り返し、制限時間T
6 の計時が終了したとき(S16)は、時刻修正動作を
終了し(S33)、1日、1週間等の周期時間T5 の計
時を開始する(S34)。
【0031】図4は、上述した時刻修正動作の、時計回
路9の時刻が遅れている場合を示すタイムチャートであ
り、(a)は正しい時刻を、(b)はEDS信号に含ま
れる時刻データが変化した時点とその時刻データとを、
(c)は時計回路9が設定される時刻データとその設定
前の時計回路9の時刻データとをそれぞれ示している。
尚、(b)においては、より頻繁にEDS信号に含まれ
る時刻データのパケットを受信しているが、時刻データ
が変化した時点以外は無視される(図3(S22))の
で省略している。
【0032】時刻データのパケットを受信した時、時
計回路9の時刻データとパケットの時刻データとは共
にX分(年曜月日時は省略)なので、時計回路9の時刻
設定は実行されない(S28)。次に、時刻データのパ
ケットを受信した時、その時刻データは(X+1)分
になっているが、時計回路9の時刻データは遅れており
未だX分であるので、時計回路9の時刻は(X+1)分
00秒に設定される(S32)。
【0033】次に、パケットの時刻データの正しい時
刻からの遅れa秒より小さいb秒の遅れを有するパケッ
トを受信した時、つまり、パケットを受信してから
1分が経過する前にパケットを受信した時、その時刻
データは(X+2)分になっている。一方、時計回路9
の時刻データは、(X+1)分00秒に設定されてから
1分が経過しておらず、(X+1)分であるので、時計
回路9の時刻は(X+2)分00秒に設定される(S3
2)。
【0034】次に、パケットの時刻データの正しい時
刻からの遅れb秒より大きいc秒の遅れを有するパケッ
トを受信した時、つまり、パケットを受信してから
1分が経過した後にパケットを受信した時、その時刻
データは(X+3)分になっている。一方、時計回路9
の時刻データは、(X+2)分00秒に設定されてから
1分が経過して、既に(X+3)分になっており、両者
が一致しているので、時計回路9の時刻設定は実行され
ない(S28)。
【0035】次に、正しい時刻のパケット、つまり、
正しい時刻が1分変化するのに一致して、1分変化する
時刻データを有するパケットを受信した時、その時刻
データは(X+4)分になっている。一方、時計回路9
の時刻データは、(X+3)分00秒になってから1分
が経過しておらず、(X+3)分であるので、時計回路
9の時刻は(X+4)分00秒に設定される(S3
2)。このように、正しい時刻により近い受信時点のパ
ケットのみを採用して、略その受信時点で時計回路9の
時刻データの遅れを修正して行くので、制限時間の計時
が終了する迄、この修正動作を繰り返すことにより、徐
々に時計回路9の時刻データを秒単位で正確に設定でき
るようになる。尚、時計回路9の時刻データが2分以上
進んでいる場合も、上述した時計回路9の時刻が遅れて
いる場合と同様である。
【0036】図5は、上述した時刻修正動作の、時計回
路9の時刻が進んでいる場合を示すタイムチャートであ
り、(a)は正しい時刻を、(b)はEDS信号に含ま
れる時刻データが変化した時点とその時刻データとを、
(c)は時計回路9が設定される時刻データとその設定
前の時計回路9の時刻データとをそれぞれ示している。
尚、(b)においては、より頻繁にEDS信号に含まれ
る時刻データのパケットを受信しているが、時刻データ
が変化した時点以外は無視される(図3(S22))の
で省略している。
【0037】時刻データのパケットを受信した時、そ
の時刻データをX分(年曜月日時は省略)とすると、時
計回路9の時刻データは進んでおり(X+1)分である
ので、時計回路9の時刻は(X+1)分00秒に設定さ
れる(S40)。
【0038】次に、パケットの時刻データの正しい時
刻から1分進んでいる時刻、つまり、正しい時刻+1分
からの遅れd秒より小さいe秒の遅れを有するパケット
を受信した時、つまり、パケットを受信してから1
分が経過した後にパケットを受信した時、その時刻デ
ータは(X+1)分になっている。一方、時計回路9の
時刻データは、(X+1)分00秒に設定されてから1
分が経過した後であり、(X+2)分であるので、時計
回路9の時刻は(X+2)分00秒に設定される(S4
0)。
【0039】次に、パケットの時刻データの正しい時
刻+1分からの遅れe秒より大きいf秒の遅れを有する
パケットを受信した時、つまり、パケットを受信し
てから1分が経過する前にパケットを受信した時、そ
の時刻データは(X+2)分になっている。一方、時計
回路9の時刻データは、(X+2)分00秒に設定され
てから1分が経過しておらず、(X+2)分であり両者
が一致しているので、時計回路9の時刻設定は実行され
ない(S28)。
【0040】次に、正しい時刻のパケット、つまり、
正しい時刻が1分変化するのに一致して、1分変化する
時刻データを有するパケットを受信した時、その時刻
データは(X+4)分になっている。一方、時計回路9
の時刻データは、(X+2)分00秒に設定されてから
2分が経過した後であって、(X+4)分であり両者が
一致しているので、時計回路9の時刻設定は実行されな
い(S28)。
【0041】正しい時刻のパケットの時刻データが
(X+3)分のときでも、時計回路9の時刻データは、
(X+2)分00秒に設定されてから1分が経過した後
になり、(X+3)分であり両者が一致しているので、
時計回路9の時刻設定は実行されず(S28)、正しい
時刻のパケットの時刻データが(X+4)分のときと
同様である。このように、正しい時刻+1分により近い
受信時点のパケットのみを採用して、略その受信時点で
時計回路9の時刻データ(パケットの時刻データより1
分進んでいる)の進みを修正して行くので、制限時間の
計時が終了する迄、この修正動作を繰り返すことによ
り、徐々に時計回路9の時刻データを秒単位で正確に設
定できるようになる。
【0042】
【発明の効果】第1〜5発明に係る時刻設定装置によれ
ば、秒単位迄の時刻設定が可能な時刻設定装置を実現で
きる。
【0043】第6発明に係る電子機器によれば、内蔵す
る時刻設定装置で秒単位迄の時刻設定が可能な電子機器
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜5発明に係る時刻設定装置を備えた第6
発明に係る電子機器の1例であるVTRの要部構成を示
したブロック図である。
【図2】図1に示したVTRの動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図1に示したVTRの動作を示すフローチャー
トである。
【図4】時刻修正動作の、時計回路の時刻が遅れている
場合を示すタイムチャートである。
【図5】時刻修正動作の、時計回路の時刻が進んでいる
場合を示すタイムチャートである。
【図6】EDS信号及びそれに含まれる時刻データの構
成例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 チューナ 4 EDS処理回路 6 時刻データ検出回路 8 VTR制御部 9 時計回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送信号を受信するチューナを備え、該
    伝送信号に含まれる時刻データに基づいて、時計回路に
    時刻データを設定する時刻設定装置において、 前記伝送信号に含まれる時刻データを逐次検出し記憶す
    る時刻データ検出手段と、該時刻データ検出手段が記憶
    している時刻データを所定周期で読み出し、該時刻デー
    タが変化する時点を検出する変化時点検出手段とを備
    え、該変化時点検出手段が検出した時点で前記時計回路
    に時刻データを設定すべくなしてあることを特徴とする
    時刻設定装置。
  2. 【請求項2】 テレビジョン信号を受信するチューナを
    備え、テレビジョン信号から垂直帰線消去期間に重畳さ
    れたEDS信号を取り出し、該EDS信号に含まれる時
    刻データに基づいて、時計回路に時刻データを設定する
    時刻設定装置において、 前記EDS信号に含まれる時刻データを逐次検出し記憶
    する時刻データ検出手段と、該時刻データ検出手段が記
    憶している時刻データを所定周期で読み出し、該時刻デ
    ータが変化する時点を検出する変化時点検出手段とを備
    え、該変化時点検出手段が検出した時点で前記時計回路
    に時刻データを設定すべくなしてあることを特徴とする
    時刻設定装置。
  3. 【請求項3】 前記変化時点検出手段が検出した時点
    の、前記時刻データ検出手段が記憶している時刻データ
    と前記時計回路の時刻データとを比較する時刻データ比
    較手段と、該時刻データ比較手段の比較結果が1分進ん
    でいるときは、前記時計回路の時刻データの秒の値を0
    0秒に設定する時計回路設定手段とを備える請求項1又
    は2記載の時刻設定装置。
  4. 【請求項4】 前記時計回路設定手段は、前記時刻デー
    タ比較手段の比較結果が遅れているとき又は2分以上進
    んでいるときは、前記時計回路に前記時刻データ検出手
    段が記憶している時刻データの秒の値が00秒の時刻デ
    ータを設定する請求項3記載の時刻設定装置。
  5. 【請求項5】 所定の周期で起動する起動手段を備えた
    請求項1〜4の何れかに記載の時刻設定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の時刻設定
    装置と、該時刻設定装置が時刻データを設定する時計回
    路とを備えることを特徴とする電子機器。
JP30307995A 1995-11-21 1995-11-21 時刻設定装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP3152600B2 (ja)

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CN103197531A (zh) * 2013-04-15 2013-07-10 航天科技控股集团股份有限公司 汽车仪表盘电子时钟精度调整方法
JP2016217739A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 株式会社ケアコム システム時刻修正装置およびシステム時刻修正方法

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