JP2016217739A - システム時刻修正装置およびシステム時刻修正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイムクロックの出力時刻に基づいてシステム時刻を修正する際の誤差を抑制できるようにする。
【解決手段】リアルタイムクロック102の出力時刻を、その出力時刻の最小単位である第1の単位の5分の1以下である第2の単位の間隔で取得する出力時刻取得部111と、出力時刻取得部111が出力時刻を取得する毎に、当該出力時刻における第1の単位の値が切り替わったか否かを判断する判断部113と、判断部113によって出力時刻における第1の単位の値が切り替わったと判断されたとき、システム時刻を出力時刻と同じ時刻に修正する時刻修正部114とを備えることにより、リアルタイムクロック102の出力時刻の第1の単位の値が切り替わってから、最初にその出力時刻を取得したタイミングで、システム時刻の誤差が第1の単位の10分の1以下となるように、システム時刻が修正されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、システム時刻を修正するためのシステム時刻修正装置およびシステム時刻修正方法に関する。
従来、リアルタイムクロックの出力時刻をシステム時刻として用いて各種処理を行うシステムがある。しかしながら、一般的に、リアルタイムクロックの出力時刻の最小単位は1秒である。このため、リアルタイムクロックの出力時刻をそのままシステム時刻として用いるシステムでは、1秒未満の精度を必要とする処理を行うことができない。
例えば、下記特許文献1には、リアルタイムクロックの出力時刻を用いて異常の発生時刻を1秒単位で記録するようになされたPLC(プログラマブル・コントローラ)において、1秒未満の間に複数の異常が発生した場合、これら複数の異常の発生時刻として同じ時刻が記録されるため、複数の異常の発生順序を識別できなくなるといった問題が挙げられている。
そこで、このような問題を解決するため、下記特許文献1には、秒単位リアルタイムクロックのカウント値データの最下位に、フリーラニングカウンタから取得したミリ秒単位またはマイクロ秒単位のカウント値を付与することにより、ミリ秒単位またはマイクロ秒単位の現在時刻データを生成し、このミリ秒単位またはマイクロ秒単位の現在時刻データを異常の発生時刻として記録する技術が開示されている。この技術により、1秒未満の間に生じた複数の異常の発生時刻が同一になって識別できなくなるといった問題を回避することができる。
特開2009−223586号公報
また、従来、システム起動時にリアルタイムクロックの出力時刻を取得して、取得したリアルタイムクロックの出力時刻に基づいて、システム時刻を修正する技術が用いられている。これにより、システム停止によって停止したシステム時刻を、システム起動時に、システム停止中も動作していたリアルタイムクロックの出力時刻に同期させることができる。
しかしながら、一般的に、システム時刻の最小単位はミリ秒であるのに対し、リアルタイムクロックの出力時刻の最小単位は1秒である。このため、従来、リアルタイムクロックの出力時刻に基づいてシステム時刻を修正した場合、システム時刻に1秒未満の誤差が生じてしまうといった問題が生じていた。
図5は、従来のシステム時刻修正方法の具体例を示す図である。図5は、従来のシステムにおいて、当該システムが起動されてからの、実時刻、取得したリアルタイムクロック(RTC)の出力時刻、システム時刻の各々の変化を時系列で示したものである。なお、実際には各時刻には「年」、「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」が示されているが、ここでは「秒」に着目して説明する。
図5において、実時刻が「40.3(秒)」のとき(t01)、システムが起動されている。このとき、リアルタイムクロックの出力時刻の最小単位は1秒であるため、リアルタイムクロックから取得した出力時刻には、「40(秒)」が示されている。従来のシステム時刻修正装置は、この出力時刻を取得したタイミングで、システム時刻を「40.0(秒)」に修正する。このため、システム時刻には、実時刻から「0.3(秒)」の誤差が生じる。それ以降、システム時刻は、実時刻から「0.3(秒)」の誤差が生じたままである。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、リアルタイムクロックの出力時刻に基づいてシステム時刻を修正する際の誤差を抑制できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、リアルタイムクロックの出力時刻を、その出力時刻の最小単位である第1の単位の5分の1以下である第2の単位の間隔で取得し、リアルタイムクロックの出力時刻を取得する毎に、当該出力時刻における第1の単位の値が切り替わったか否かを判断し、出力時刻における第1の単位の値が切り替わったと判断されたとき、システム時刻を出力時刻と同じ時刻に修正するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、リアルタイムクロックの出力時刻の第1の単位の値が切り替わってから、最初にその出力時刻を取得したタイミングで、リアルタイムクロックの出力時刻に対するシステム時刻の誤差が第1の単位の10分の1以下となるように、システム時刻を修正することができる。このため、本発明によれば、リアルタイムクロックの出力時刻に基づいてシステム時刻を修正する際の誤差を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正装置による処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正方法の具体例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正方法の比較例を示す図である。 従来のシステム時刻修正方法の具体例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔システム時刻修正装置の機能構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正装置110の機能構成例を示すブロック図である。図1に示すシステム100は、システム時計104のシステム時刻に応じて各種処理(例えば、タイマー起動処理)を行うことが可能な情報処理システムである。
図1に示すように、システム100は、リアルタイムクロック102、システム時計104およびシステム時刻修正装置110を備えている。
リアルタイムクロック102は、時刻をカウントする。そして、リアルタイムクロック102は、カウントした時刻を出力する。本実施形態では、リアルタイムクロック102は、1秒を最小単位(第1の単位)とする時刻をカウントして、1秒を最小単位とする時刻を出力することができるようになっている。リアルタイムクロック102は、システム100の電源とは別に、内蔵電池を備えている。そして、リアルタイムクロック102は、この内蔵電池によって動作する。このため、リアルタイムクロック102は、システム100が停止している間も、内蔵電池によって動作することにより、実時刻に同期する時刻をカウントし続けることができる。
システム時計104は、システム100のシステム時刻をカウントする。そして、システム時計104は、カウントしたシステム時刻を各種アプリケーションへ出力する。各種アプリケーションは、システム時計104から出力されたシステム時刻に従って、各種処理(例えば、タイマー起動処理、ログ出力処理等)を実行する。本実施形態では、システム時計104は、システム時刻をミリ秒単位でカウントして、ミリ秒単位のシステム時刻を出力することができるようになっている。
システム時刻修正装置110は、システム時計104が出力するシステム100のシステム時刻を修正する装置である。システム時計104は、システム100の電源によって動作する。このため、システム100が停止すると同時に、システム時計104も停止する。したがって、システム100が再起動されたとき、システム時計104が出力するシステム時刻は、実時刻とは大きく異なっている。そこで、システム時刻は、システム100が再起動されたとき、実時刻と同期するように、システム時刻修正装置110によって修正される。図1に示すように、システム時刻修正装置110は、その機能構成として、出力時刻取得部111、出力時刻記憶部112、判断部113および時刻修正部114を備えている。
出力時刻取得部111は、リアルタイムクロック102の出力時刻を、その出力時刻の最小単位である第1の単位の5分の1以下である第2の単位の間隔で取得する。本実施形態では、出力時刻取得部111は、第1の単位(最小単位)が「1秒」であるリアルタイムクロック102の出力時刻を、「1秒」の5分の1以下である第2の単位の間隔で取得する。
第1例として、出力時刻取得部111は、第1の単位(最小単位)が「1秒」であるリアルタイムクロック102の出力時刻を、その10分の1である100ミリ秒間隔で取得する。第2例として、出力時刻取得部111は、第1の単位(最小単位)が「1秒」であるリアルタイムクロック102の出力時刻を、その5分の1である200ミリ秒間隔で取得する。
出力時刻記憶部112は、出力時刻取得部111がシステム起動時に最初に取得したリアルタイムクロック102の出力時刻を記憶する。
判断部113は、出力時刻取得部111がリアルタイムクロック102の出力時刻を取得する毎に、取得した出力時刻と、出力時刻記憶部112に記憶されている出力時刻とを比較して、リアルタイムクロック102の出力時刻の第1の単位(最小単位)の値が切り替わったか否かを判断する。本実施形態では、判断部113は、出力時刻取得部111がリアルタイムクロック102の出力時刻を取得する毎(100ミリ秒毎、または、200ミリ秒毎)に、当該出力時刻の「秒」の値が切り替わったか否かを判断する。
時刻修正部114は、判断部113によって出力時刻の第1の単位(最小単位)の値が切り替わったと判断されたとき、システム時計104が出力するシステム100のシステム時刻を、リアルタイムクロック102の出力時刻と同じ値に修正する。すなわち、本実施形態では、時刻修正部114は、判断部113によってリアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わったと判断されたとき、システム100のシステム時刻を、リアルタイムクロック102の出力時刻と同じ時刻に修正する。
例えば、出力時刻取得部111が、リアルタイムクロック102の出力時刻として最初に「10時10分40秒」を取得した後、それからm×100ミリ秒後、または、n×200ミリ秒後(m,nは、出力時刻取得部111がリアルタイムクロック102の出力時刻を取得した回数)に、リアルタイムクロック102の出力時刻として「10時10分41秒」を取得したとする。このとき、判断部113は、リアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わったと判断する。これに応じて、時刻修正部114は、システム時計104が出力するシステム100のシステム時刻を、出力時刻取得部111がm回目またはn回目に取得したリアルタイムクロック102の出力時刻と同じ「10時10分41秒」に修正する(なお、ミリ秒単位の値は「.0」にする)。
なお、上記各機能ブロック111〜114は、ハードウェア構成、DSP、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック111〜114は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAM、ROM、ハードディスク、半導体メモリ等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
〔システム時刻修正装置110による処理の手順〕
図2は、本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正装置110による処理の手順を示すフローチャートである。図2に例示する処理は、例えば、システム100が起動したときに実行される。
まず、出力時刻取得部111が、リアルタイムクロック102の出力時刻を取得する(ステップS202)。次に、出力時刻記憶部112が、ステップS202で取得されたリアルタイムクロック102の出力時刻を記憶する(ステップS204)。
次に、出力時刻取得部111が、前回の出力時刻を取得してから所定時間(100ミリ秒毎、または、200ミリ秒毎)が経過したか否かを判断する(ステップS206)。ここで、前回の出力時刻を取得してから所定時間が経過していないと出力時刻取得部111が判断した場合(ステップS206:No)、出力時刻取得部111は、ステップS206の判断処理を再度実行する。
一方、前回の出力時刻を取得してから所定時間が経過したと出力時刻取得部111が判断した場合(ステップS206:Yes)、出力時刻取得部111が、リアルタイムクロック102の出力時刻を取得する(ステップS208)。そして、判断部113が、ステップS208で出力時刻取得部111が取得した出力時刻と、ステップS204で出力時刻記憶部112が記憶した出力時刻とを比較して、リアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わったか否かを判断する(ステップS210)。
ここで、リアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わっていないと判断部113が判断した場合(ステップS210:No)、システム時刻修正装置110は、ステップS206以降の処理を再度実行する。
一方、リアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わったと判断部113が判断した場合(ステップS210:Yes)、時刻修正部114が、システム時計104が出力するシステム時刻を、ステップS208で出力時刻取得部111が取得した出力時刻と同じ時刻に修正する(ステップS212)。そして、システム時刻修正装置110は、図2に示す一連の処理を終了する。
〔システム時刻修正方法の具体例〕
図3は、本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正方法の具体例を示す図である。図3は、本実施形態のシステム100において、当該システム100が起動されてからの、実時刻、取得したリアルタイムクロック102の出力時刻、システム時刻の各々の変化を時系列で示したものである。このうち、図3(a)は、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を100ミリ秒とする例を示している。また、図3(b)は、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を200ミリ秒とする例を示している。なお、実際には各時刻には「年」、「月」、「日」、「時」、「分」、「秒」が示されているが、ここでは「秒」に着目して説明する。
図3(a)に示す例では、実時刻が「40.3(秒)」のとき(t1)、システム100が起動されている。このとき、リアルタイムクロック102の出力時刻の最小単位は1秒であるため、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻には、「40(秒)」が示されている。それ以降、出力時刻取得部111により、リアルタイムクロック102の出力時刻が100ミリ秒間隔で取得される。
そして、実時刻が「41.0(秒)」のとき(t2)、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻には、「41(秒)」が示されている。すなわち、取得したリアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わる。このタイミングで、時刻修正部114が、システム時刻を「41.0(秒)」に修正する。これにより、システム時刻は、実時刻からの誤差がない状態となる。
図3(b)に示す例では、実時刻が「40.3(秒)」のとき(t3)、システム100が起動されている。このとき、リアルタイムクロック102の出力時刻の最小単位は1秒であるため、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻には、「40(秒)」が示されている。それ以降、出力時刻取得部111により、リアルタイムクロック102の出力時刻が200ミリ秒間隔で取得される。
そして、実時刻が「41.1(秒)」のとき(t4)、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻には、「41(秒)」が示されている。すなわち、取得したリアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」の値が切り替わる。このタイミングで、時刻修正部114が、システム時刻を「41.0(秒)」に修正する。これにより、システム時刻は、実時刻から「0.1(秒)」の誤差(すなわち、第1の単位(1秒)の10分の1の誤差)が生じた状態となる。但し、この誤差は、従来の方法(図5参照)による誤差「0.3(秒)」と比べて、軽減されたものとなっている。
なお、図3(b)に示すように、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を200ミリ秒とした場合であっても、システム起動時の実時刻における100ミリ秒単位の値が偶数の場合(例えば、「40.4(秒)」の場合)は、図3(a)と同様に、実時刻が「41.0(秒)」のときに、リアルタイムクロック102の出力時刻を取得して、システム時刻を「41.0(秒)」に修正することができる。すなわち、システム時刻を、実時刻からの誤差がない状態とすることができる。
〔システム時刻修正方法の比較例〕
図4は、本発明の一実施形態に係るシステム時刻修正方法の比較例を示す図である。図4(a)は、上記実施形態に対する比較例の第1例として、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を、仮に300ミリ秒とする例を示している。また、図4(b)は、上記実施形態に対する比較例の第2例として、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を、仮に500ミリ秒とする例を示している。
図4(a)に示す例では、実時刻が「40.3(秒)」のとき(t1’)、システム100が起動されている。このとき、リアルタイムクロック102の出力時刻の最小単位は1秒であるため、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻には、「40(秒)」が示されている。それ以降、出力時刻取得部111により、リアルタイムクロック102の出力時刻が300ミリ秒間隔で取得される。
そして、実時刻が「41.2(秒)」のとき(t2’)、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻が、「41(秒)」に切り替わる。このタイミングで、時刻修正部114が、システム時刻を「41.0(秒)」に修正する。これにより、システム時刻は、実時刻から「0.2(秒)」の誤差が生じた状態となる。すなわち、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を100ミリ秒間隔または200ミリ秒間隔とする場合よりも、大きな誤差が生じてしまうこととなる。
なお、この例では、従来の方法(図5参照)による誤差「0.3(秒)」よりも小さい誤差(0.2秒)に抑えることができているが、実時刻が「40.9(秒)」のときにリアルタイムクロック102の出力時刻を取得したタイミングでシステム時刻を修正するときの誤差(0.1秒)よりも、大きな誤差が生じてしまうことになる。
図4(b)に示す例では、実時刻が「40.3(秒)」のとき(t3’)、システム100が起動されている。このとき、リアルタイムクロック102の出力時刻の最小単位は1秒であるため、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻には、「40(秒)」が示されている。それ以降、出力時刻取得部111により、リアルタイムクロック102の出力時刻が500ミリ秒間隔で取得される。
そして、実時刻が「41.3(秒)」のとき(t4’)、出力時刻取得部111が取得したリアルタイムクロック102の出力時刻が、「41(秒)」に切り替わる。このタイミングで、時刻修正部114が、システム時刻を「41.0(秒)」に修正する。これにより、システム時刻は、実時刻から「0.3(秒)」の誤差が生じた状態となる。すなわち、従来の方法(図5参照)による誤差「0.3(秒)」と変わらない。なお、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を500ミリ秒間隔とした場合、最大で0.4(秒)の誤差が生じることとなり、従来の方法(図5参照)による誤差「0.3(秒)」よりも大きな誤差が生じてしまうこととなる。
以上のことから、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を200ミリ秒以下(すなわち、第1の単位(1秒)の5分の1以下)とするのが好ましいことがわかる。
以上説明したように、本実施形態では、リアルタイムクロック102の出力時刻の「秒」(第1の単位)の値が切り替わってから、最初にその出力時刻を取得したタイミングで、システム時刻の誤差が100ミリ秒以下(第1の単位の10分の1以下)となるように、システム時刻を修正することができる。このため、本実施形態によれば、リアルタイムクロック102の出力時刻に基づいてシステム時刻を修正する際の誤差を抑制することができる。
特に、本実施形態では、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を100ミリ秒または200ミリ秒としたため、リアルタイムクロック102の出力時刻に対するシステム時刻の誤差を生じさせることなく、または、誤差が生じたとしてもその誤差が100ミリ秒となるように、システム時刻を修正することができる。
なお、上記実施形態では、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔を100ミリ秒または200ミリ秒としているが、本発明はこれに限らない。すなわち、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔は、その出力時刻の最小単位である「1秒」の5分の1以下であればよく、例えば、10ミリ秒、50ミリ秒等であってもよい。
また、上記実施形態では、リアルタイムクロック102の出力時刻の最小単位が「1秒」である場合について例示しているが、本発明はこれに限らない。例えば、リアルタイムクロック102の出力時刻の最小単位が「100ミリ秒」であってもよい。この場合も、リアルタイムクロック102の出力時刻の取得間隔は、その出力時刻の最小単位である「100ミリ秒」の5分の1以下(例えば、20ミリ秒、10ミリ秒等)であればよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 システム
102 リアルタイムクロック
104 システム時計
110 システム時刻修正装置
111 出力時刻取得部
112 出力時刻記憶部
113 判断部
114 時刻修正部

Claims (4)

  1. システム時刻を修正するシステム時刻修正装置であって、
    リアルタイムクロックの出力時刻を、その出力時刻の最小単位である第1の単位の5分の1以下である第2の単位の間隔で取得する出力時刻取得部と、
    前記出力時刻取得部が前記出力時刻を取得する毎に、当該出力時刻における前記第1の単位の値が切り替わったか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記出力時刻における前記第1の単位の値が切り替わったと判断されたとき、前記システム時刻を前記出力時刻と同じ時刻に修正する時刻修正部と
    を備えたことを特徴とするシステム時刻修正装置。
  2. 前記出力時刻取得部は、前記第1の単位が1秒である前記出力時刻を、前記第2の単位である100ミリ秒間隔で取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム時刻修正装置。
  3. 前記出力時刻取得部は、前記第1の単位が1秒である前記出力時刻を、前記第2の単位である200ミリ秒間隔で取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム時刻修正装置。
  4. システム時刻を修正するシステム時刻修正装置によるシステム時刻修正方法であって、
    前記システム時刻修正装置の出力時刻取得部が、リアルタイムクロックの出力時刻を、その出力時刻の最小単位である第1の単位の5分の1以下である第2の単位の間隔で取得する出力時刻取得工程と、
    前記システム時刻修正装置の判断部が、前記出力時刻取得工程にて前記出力時刻取得部が前記出力時刻を取得する毎に、当該出力時刻における前記第1の単位の値が切り替わったか否かを判断する判断工程と、
    前記システム時刻修正装置の時刻修正部が、前記判断工程にて前記判断部によって前記出力時刻における前記第1の単位の値が切り替わったと判断されたとき、前記システム時刻を前記出力時刻と同じ時刻に修正する時刻修正工程と
    を含むことを特徴とするシステム時刻修正方法。
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