JPH09145666A - 炭酸ガス濃度測定器の固体電解質型炭酸ガスセンサ制御装置 - Google Patents

炭酸ガス濃度測定器の固体電解質型炭酸ガスセンサ制御装置

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JPH09145666A
JPH09145666A JP7300236A JP30023695A JPH09145666A JP H09145666 A JPH09145666 A JP H09145666A JP 7300236 A JP7300236 A JP 7300236A JP 30023695 A JP30023695 A JP 30023695A JP H09145666 A JPH09145666 A JP H09145666A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体電解質型炭酸ガスセンサを有する炭酸
ガス濃度測定器において、上記のようなセンサ不使用時
の吸湿に起因する電源投入直後のセンサ出力を短時間で
安定させる制御装置を提供する。 【解決手段】 センサのヒーターに対して高電圧及び
低電圧の2段階のいずれかの電圧を供給する圧印加手段
と、電圧の切り換えを行う電圧切換手段と、電源投入
後、高電圧を供給する指示を行う初期設定手段と、セン
サ素子からの出力が基準レベルに達したことを検出する
信号検出手段と、基準レベルに達するまでに経過した時
間を基に保持時間を演算し、該保持時間に達したときに
電圧切換手段に対し、低電圧に切り換える指示を行う保
持時間演算部からなる制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒーターによって
センサ素子を加熱する固体電解質型炭酸ガスセンサを有
する炭酸ガス濃度測定器の炭酸ガスセンサ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】固体電解質型炭酸ガスセンサには、特開
平4−168356号公報、或いは特開平4−2130
49号公報等によって知られているものがある。それら
の多くはは、炭酸イオン伝導体を挟んで1対の電極を配
置し、一方の電極に炭酸ガス濃度が未知のガスを、他方
の電極には既知濃度のガスを接触させて、濃度差によっ
てこれら電極間に生じる起電力を測定するものである。
【0003】ここで、特開平4−213049号公報に
記載されたものについて説明する。このものは、図5に
示すような構成である。即ち、ガス非透過性のセラミッ
ク等からなる基板11上に形成されたセンサ素子は、白
金等からなる基準電極12、アルカリ土類金属炭酸塩と
アルカリ金属炭酸塩との固溶体からなる固定電解質薄膜
層13、パラジウムや銀などからなる検知電極14、そ
して、基準電極付近の固定電解質薄膜層を外部雰囲気か
ら遮断するためのシール材15からなっている。
【0004】このようなセンサ素子は炭酸ガス雰囲気下
で、その炭酸ガスによって、固定電解質薄膜層における
検知電極付近及び基準電極付近の炭酸イオンの濃度差が
生じ、これら電極間に起電力が生じる。この起電力を電
圧測定手段によって計測することにより、雰囲気中の炭
酸ガス濃度を測定することができる。
【0005】なお、充分なセンサ感度を得るために、セ
ンサ素子は、その固定電解質における炭酸イオンによる
導電性が良好な400℃〜450℃に加熱される必要が
ある。そのため、このセンサにはそのセラミック基板1
1裏面に電気ヒーター16を有している。
【0006】このような電気ヒーターによる加熱を要す
るセンサのヒーターは電圧印加手段に接続され電圧が印
加されて使用される。なお、このようなセンサは、炭酸
ガスがない環境下、すなわち、ゼロ信号時においても、
基準電極と検知電極との材質の違い及び前記固定電解質
における導電性の温度依存性によって、温度に対応した
起電力を持つ。従って、このヒーターには一定の電圧が
印加されて、センサ温度は一定に保たれる。
【0007】なお、固体電解質型炭酸ガスセンサ素子は
不使用時、即ちヒーターで加熱されていないときに吸湿
する。この水分の影響により電源投入直後の(ゼロ信号
での)センサ出力は低いものとなる。その後時間の経過
とともに徐々に上昇して最終的には安定して定常状態と
なるが、吸湿状況によってはこの安定には数日間要する
場合がある。このようにセンサが定常状態になるまでの
期間は、その測定値には信頼が置けないので、この炭酸
ガスセンサを製造工程の管理や、安全管理に用いる場合
には大きな問題となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におけ
る問題点について図6を用いて説明する。この図は炭酸
ガスがない環境での、電源投入後からの時間とセンサ起
電力(出力)の関係を示した図である。なお、図中「基
準レベル」として示したのは、ゼロ信号時の安定した、
即ち定常状態でのセンサ出力である。
【0009】図7中符号aはセンサのヒーターに印加さ
せる電圧として、電源投入直後から通常の印加電圧(以
下「定常印加電圧」と云う。)を供給した場合の出力の
経時変化を示す。このように、センサ出力は基準レベル
に比べると低い値でほぼ横這いとなり、最終的に基準レ
ベルに達して定常状態となるまでに数日を要する。
【0010】なお、電源投入と同時にヒーター部へ定常
印加電圧より高い電圧を印加し、センサ素子を、センサ
素子が劣化しない程度の高温(470℃〜550℃)に
保って、その吸湿した水分を速やかに放出させる処理、
即ち、いわゆるヒートアップ処理によって、このセンサ
出力の基準レベルへの復帰に要する時間を短縮すること
が可能である。
【0011】しかし、電源投入時のセンサの吸湿状況に
よって最適のヒートアップ時間が異なるため、状況に応
じたヒートアップを行う必要がある。ここで、最適のヒ
ートアップ時間を選択した場合、即ち、電源投入後高電
圧を印加し、時間Tcで電圧を低電圧、すなわち定常印
加電圧に切り換えたとき、図6中符号cで示すようにセ
ンサ出力はヒートアップ処理後センサは速やかに定常状
態となってその出力は基準レベルに一致する。
【0012】しかし、ヒートアップ時間が不足した場合
(切り換え時間:Tb)にはセンサ出力は基準レベルよ
り低くなる(図6中符号b)。また、このヒートアップ
処理が過剰の場合(切り換え時間:Td)には出力は高
くなり(図6中符号d)、これらの場合、センサ出力が
基準レベルに回復するまでに数時間を要すると云った欠
点が残った。
【0013】ここで、ヒートアップ終了条件を検討した
ところ、以下のことが判った。即ち、ヒートアップによ
ってセンサ出力が上昇するが、最適な終了時間はその上
昇が終了しピークに達したとき(図6中符号Tc)であ
る。従って、このセンサ起電力がピークに達したときT
cでヒートアップ処理を終了し、ヒーターへ供給する電
圧を定常印加電圧へ切り換えれば良いことが判った。
【0014】しかし、このピーク到達の検出は、センサ
の出力が小さく、またノイズ等の影響等により困難であ
り、その検出は実際にピークに達したときより遅くなっ
てしまう。ここで、この検出の遅れは結果としてセンサ
出力の定常化を大幅に遅らせる。このように、ヒートア
ップ処理中のセンサ起電力のピーク検出によるヒーター
印加電圧制御する方法は最適なものであるとは云えず、
その解決手段が望まれていた。
【0015】本発明は、上記課題、即ち、固体電解質型
炭酸ガスセンサを有する炭酸ガス濃度測定器において、
センサ不使用時の吸湿に起因する電源投入直後のセンサ
出力の不安定を短時間で解消する制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の炭酸ガス濃度測
定器のセンサ制御装置は、図1の基本構成図に示すよう
に、センサ素子1bを加熱するヒーター1aに対して高
電圧及び低電圧の2段階のいずれかの電圧を供給するこ
とができる電圧印加手段2aと、電圧の切り換えを行う
電圧切換手段2bと、電源投入後、この電圧切換手段2
bに対し高電圧を供給する指示を行う初期設定手段3a
と、センサ素子1bからの出力を計測して基準レベルに
等しくなったことを検出する信号検出手段3bと、初期
設定手段が高電圧を供給する前記指示を行ってからセン
サ素子出力が基準レベルに達するまでに経過した時間、
即ち基準レベル到達時間を基に保持時間を演算し、該保
持時間に達したときに電圧切換手段2bに対し、低電圧
に切り換える指示を行う保持時間演算部3cとを構成と
して有する。
【0017】
【発明の実施の形態】前記初期設定手段3aが、前記電
圧切換手段2bに対し、電源投入直後低電圧を供給する
指示を行い、それから一定時間経過後、高電圧を供給す
る指示を行うタイマ手段であると、電源投入直後の高電
圧印加による、センサ素子の温度の急上昇による劣化を
防ぐことが可能となるので好ましい。また、前記高電圧
を供給する保持時間が、該高電圧に起因する高温暴露に
よるセンサ素子の劣化が開始する時間より短いことが望
ましい。
【0018】以下、本発明の一例を図面に基づいて説明
する。図2(a)は本発明に係る固体電解質型炭酸ガス
センサ制御装置を有する炭酸ガス濃度測定器の回路図で
ある。同図において、1はセンサで、1aはヒーター、
1bはセンサ素子である。また、2は電圧印加回路であ
り、ヒーター1aはその電圧印加回路2の出力に接続さ
れている。
【0019】センサ素子1bの出力端はマイクロプロセ
ッシングユニット(以下、「MPU」と記述する)3の
A/Dコンバータ付きの入力ポート3i に接続されてい
て、センサ素子1bの出力である起電力は入力ポート3
i で数値化される。MPU3は、上記入力ポート3i に
加えて、出力ポート3o を有すると共に、制御プログラ
ム、センサ定数、基準レベル値などを格納したROM3
ro(図2(b−1) 参照)及び、電源投入からの経過時
間の計時データ(以下、「タイマI」と記述する)や任
意のスタート時間からの経過時間の計時データ(以下、
「タイマII」と記述する)等の各種のデータなどを格納
するRAM3ra(図2(b−2) 参照)、上記プログラ
ムを実行するためのセントラルプロセッシングユニット
(以下、「CPU」と記述する)3cpを内蔵している。
【0020】電圧印加回路2は、MPU3の出力ポート
3o の出力信号の変化によりセンサ1のヒーター1aに
高電圧及び低電圧の2段階の電圧を印加するものであ
る。即ち、出力信号として出力ポート3o のHiが出力
されたときは高電圧が、出力信号として出力ポート3o
にLoが出力されたときは低電圧が、ヒーター1aに電
圧として印加される。なお、この電圧印加回路2として
は具体的にはスイッチ機構と電源回路とを組み合わせて
用いた。
【0021】上記炭酸ガス濃度測定器は、本発明に係る
固体電解質型炭酸ガスセンサ制御装置の構成を有するの
で、電源投入直後、ヒーター1aは電圧印加回路2によ
って低電圧が印加されて徐々に昇温される。このため、
センサ素子は急激な昇温による劣化が生じない。
【0022】このとき、CPU3cpはRAM3raのタイ
マIによって電源投入からの経過時間を調べ、電源投入
から一定時間後(この場合10秒後)にヒーターに印加
する電圧を高電圧に切り換える。このとき、センサ素子
1bは昇温されて、吸湿された水分が速やかに放出され
るとともに、その出力は上昇する。なお、この切換の時
にタイマIIはスタートされる。
【0023】前記高電圧によって、センサ素子1bが昇
温し、そのセンサ素子1bの出力値がROM3roに格納
された基準レベルに到達したときを検知し、この時のタ
イマIIの値、即ち基準レベル到達時間を基に演算によっ
て、高電圧が印加されるべき時間、即ち、保持時間が算
出される。
【0024】その後、タイマIIの値がこの保持時間の値
と等しくなるまで高電圧印加が継続された後低電圧に切
り換わる。しかし、電源投入前のセンサ素子1bの吸湿
が異常に多かったことなどにより、この保持時間が余り
に長くなるとセンサ素子1bが劣化する。従ってこの劣
化を防止するために、前記MPU3がこれを監視し、一
定時間以上のヒートアップ処理が中断される。この例で
は120秒で中断するが、最大でも180秒以下で中断
することが望ましい。
【0025】ここで、上記保持時間の意義及びその算出
方法について説明する。前述のように、ヒーターによる
センサ素子の加熱を行う固体電解質型炭酸ガスセンサに
おいて、高電圧でヒートアップを行った場合、センサ出
力は基準レベルを越えた後も上昇し、その後ピークに達
して経時変化がなくなる。
【0026】種々検討の結果の結果、印加電圧を高電圧
としてからこの基準レベルに達する迄の基準レベル到達
時間をx、その後のピークに達する時間(ピーク到達時
間)Tcとすると、図3に示すように、 Tc = a x + b (aはこの直線の傾き、bは基準レベル到達時間を0秒
としたときの切片であって、これらはセンサ固有の定数
(以下「センサ定数」と記述する)である。)の一次の
関係があることが判った。
【0027】ここで、これらセンサ定数の値を予め調べ
ておけば、センサ出力が基準レベルに達するまでの時間
xを測定することで、ピーク到達時間Tcの予測が可能
となり、その予想値、即ち、高電圧を保持すべき時間
(保持時間y)を求めることができる。
【0028】従って本発明の構成により、ヒーターに供
給する電圧をヒートアップのために高電圧としてからセ
ンサ出力信号値が基準レベルに達するまでの時間xを計
測し、この時間x及び上記のセンサ固有の値a及びbか
ら適切な保持時間yを算出し、この保持時間yだけ高電
圧を印加することにより、センサを速やかに定常状態に
することができる。
【0029】次に、電源投入時からセンサ出力の安定ま
での動作の詳細を図4のフローチャートを参照して説明
する。MPU3はスイッチ(図示せず)のオンによる電
源等により動作を開始し、まずステップS1においてタ
イマIがスタートする。ステップS2において出力ポー
ト3o に信号Loが出力され、その結果、ヒーター1a
には電圧印加回路2によって低電圧である通常印加電圧
が印加され、センサ素子は劣化しないよう緩やかに昇温
される。
【0030】ついでステップS3によって低電圧印加後
から一定時間(ここでは10秒)経過するまで低電圧が
印加されて、その後ステップS4に進行し、出力ポート
3oに信号Hiが出力され、これにより電圧印加回路2
によってヒーター1aには高電圧が印加され、センサ素
子はヒートアップされる。
【0031】その後、入力ポート3i によって測定され
たセンサの出力が基準レベルに達するまでステップS6
が繰り返され、この起電力が基準レベルに達したとき
は、直ちにステップ7で、タイマIIの値、即ち、ヒータ
ー1aに高電圧を印加してからの経過時間が基準レベル
到達時間xとされる。次いでステップS8に進み、この
xと、センサ定数a及びbによって、保持時間yが算出
される。
【0032】ステップS9において、ヒーター1aに高
電圧を印加してからの経過時間、即ちタイマIIの値が、
一定時間(ここでは120秒)未満の場合にはステップ
S10に進み、この経過時間が一定時間超である場合に
はステップS11に進んで、過剰ヒートアップによるセ
ンサ素子の劣化が防止される。
【0033】ステップS10において、ヒーター1aに
高電圧を印加してからの経過時間と保持時間yを比較
し、この経過時間が保持時間に達した場合にはステップ
S11に進み、保持時間未満の場合にはステップS9に
戻る。ステップS11では出力ポート3o に信号Loを
送出する。これにより、ヒーター1aに印加される電圧
は低電圧、即ち定常印加電圧となってヒートアップが終
了し、センサ出力は速やかに定常状態となって、測定可
能状態となる。
【0034】以上、フローチャートを参照して行った説
明から明らかなように、MPU3はフローチャートの実
行によって、電源投入後この電圧切換手段2bに対し電
源投入直後低電圧を供給する指示を行って一定時間経過
後に高電圧を供給する指示を行うタイマ手段と、高電圧
を供給する指示を行う初期設定手段3aと、センサ素子
1bからの出力を計測して基準レベルに等しくなったこ
とを検出する信号検出手段3bと、初期設定手段が高電
圧を供給する前記指示を行ってからセンサ素子出力が基
準レベルに達するまでに経過した時間、即ち基準レベル
到達時間を基に保持時間を演算し、該保持時間に達した
ときに電圧切り換え手段に対し、低電圧に切り換える指
示を行う保持時間演算部3cとして働く。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によって、セ
ンサ素子1bの出力を信号検出手段3bで検出し、その
基準レベル到達時間を計時し、この時間を基に、吸湿し
たセンサ素子の水分を速やかに放出させるヒートアップ
処理、即ち、高電圧を印加する時間の最適値を推定演算
してこれを保持時間として、この保持時間だけ、ヒータ
ー1aに高電圧を印加し、その後、低電圧に切り換える
ことによってセンサ出力はごく短時間で定常状態に達
し、測定可能となる。このように、本発明によれば基準
レベル到達時間を基に最適のヒートアップ処理の時間を
設定することができるので、センサ出力の安定化に要す
る時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炭酸ガス濃度測定器の固体電解質型炭
酸ガスセンサ制御装置の基本構成ブロックを示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明による固体電解質型炭酸ガスセンサのヒ
ーター制御回路の一例を示す回路図である。
【図3】基準レベル到達時間とピーク到達時間の関係を
示す図である。
【図4】図2中のMPUが行う仕事の手順を示すフロー
チャートである。
【図5】固体電解質型炭酸ガスセンサの一例である。
【図6】ヒートアップ条件がセンサ出力に及ぼす影響を
示す図である。
【符号の説明】
1 固体電解質型炭酸ガスセンサ 1a ヒーター 1b センサ素子 2a 電圧印加手段 2b 電圧切換手段 3a 初期設定手段 3b 信号検出手段 3c 保持時間演算部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒーターによってセンサ素子を加熱する
    固体電解質型炭酸ガスセンサを有する炭酸ガス濃度測定
    器のセンサ制御装置において、 ヒーターに対して高電圧及び低電圧の2段階のいずれか
    の電圧を供給することができる電圧印加手段と、 電圧の切り換えを行う電圧切換手段と、 電源投入後、この電圧切換手段2bに対し高電圧を供給
    する指示を行う初期設定手段と、 センサ素子からの出力を計測して基準レベルに等しくな
    ったことを検出する信号検出手段と、 初期設定手段が高電圧を供給する前記指示を行ってから
    センサ素子出力が基準レベルに達するまでに経過した時
    間、即ち基準レベル到達時間を基に保持時間を演算し、
    該保持時間に達したときに電圧切換手段に対し、低電圧
    に切り換える指示を行う保持時間演算部とを備えること
    を特徴とする炭酸ガスセンサ制御装置。
  2. 【請求項2】前記初期設定手段が、前記電圧切換手段に
    対し、電源投入直後低電圧を供給する指示を行い、それ
    から一定時間経過後、高電圧を供給する指示を行うタイ
    マ手段であることを特徴とする請求項1記載の炭酸ガス
    センサ制御装置。
  3. 【請求項3】前記高電圧を供給する保持時間が、該高電
    圧に起因する高温暴露によるセンサ素子の劣化が開始す
    る時間より短いことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の固体電解質型炭酸ガスセンサ炭酸ガスセンサ制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11304750A (ja) * 1998-04-17 1999-11-05 Ngk Spark Plug Co Ltd 検出器及びセンサの制御方法
JPH11326271A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Yazaki Corp 固体電解質型二酸化炭素ガスセンサの感度低下防止方法

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