JPH0914532A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JPH0914532A JPH0914532A JP7159687A JP15968795A JPH0914532A JP H0914532 A JPH0914532 A JP H0914532A JP 7159687 A JP7159687 A JP 7159687A JP 15968795 A JP15968795 A JP 15968795A JP H0914532 A JPH0914532 A JP H0914532A
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- Japan
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- pipe
- joint
- inert gas
- cap member
- seal ring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 突き合せ溶接を行なう金属配管の開放側端部
と不活性ガス注入管の端部とを容易に、かつ、確実に接
続することのできる管継手を提供する。 【構成】 配管の端部に被冠自在で、外周面に雄ネジ部
が形成され、端面は配管の軸方向に向けて他端部側へと
傾斜するテーパ面とされた円筒部と、該円筒部に連設さ
れ注入管の端部と着脱自在とされている接合部とからな
る継手本体と、内面に前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部
の形成された円筒部と、該円筒部に連設し配管を挿通自
在とする開口を有する押圧板部とからなるキャップ部材
と、前記テーパ面と前記押圧板との間に配置されるシー
ルリングとから構成されている。また、押圧板とシール
リングとの間には摺動板が配置されている。
と不活性ガス注入管の端部とを容易に、かつ、確実に接
続することのできる管継手を提供する。 【構成】 配管の端部に被冠自在で、外周面に雄ネジ部
が形成され、端面は配管の軸方向に向けて他端部側へと
傾斜するテーパ面とされた円筒部と、該円筒部に連設さ
れ注入管の端部と着脱自在とされている接合部とからな
る継手本体と、内面に前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部
の形成された円筒部と、該円筒部に連設し配管を挿通自
在とする開口を有する押圧板部とからなるキャップ部材
と、前記テーパ面と前記押圧板との間に配置されるシー
ルリングとから構成されている。また、押圧板とシール
リングとの間には摺動板が配置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突き合せ溶接を行なう
金属配管内の雰囲気ガスを不活性ガスに置換するため
に、配管の開放側端部と不活性ガスの注入管とを接続す
る管継手に関するものである。
金属配管内の雰囲気ガスを不活性ガスに置換するため
に、配管の開放側端部と不活性ガスの注入管とを接続す
る管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼やチタン等からなる金属配
管の突き合せ溶接を行なう際には、溶接熱によって配管
内面が酸化することを防止するために、配管内の雰囲気
ガスを窒素やアルゴン等の不活性ガスに置換する作業が
行なわれる。従来この作業にあたっては、配管端部と不
活性ガスの注入管端部とを接続する手段として注入管の
端部に取り付けられたキャップを接続すべき配管の開放
側端部に被冠し、さらに、配管内への大気の侵入を防ぐ
ために接続部に粘着テープを張り付ける方法がとられて
いた。
管の突き合せ溶接を行なう際には、溶接熱によって配管
内面が酸化することを防止するために、配管内の雰囲気
ガスを窒素やアルゴン等の不活性ガスに置換する作業が
行なわれる。従来この作業にあたっては、配管端部と不
活性ガスの注入管端部とを接続する手段として注入管の
端部に取り付けられたキャップを接続すべき配管の開放
側端部に被冠し、さらに、配管内への大気の侵入を防ぐ
ために接続部に粘着テープを張り付ける方法がとられて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
配管の開放側端部と不活性ガス注入管の端部との接続方
法においては、接続部へ粘着テープを張り付けるには多
少の熟練を要し、担当する作業者によって気密性が異な
るものとなったし、粘着テープは、良好に張り付けられ
た場合においても、溶接作業中に配管の温度上昇にとも
なって粘着力が弱まり、気密性が低下する傾向があっ
た。また、溶接作業終了後に配管と不活性ガス注入管と
の接続を解くため粘着テープを除去しても、テープを張
り付けてあった配管外面には接着剤が残留し、この部分
に汚れが生じることがあった。そして、この粘着テープ
は繰り返して用いることのできない消耗品であり、多く
の配管溶接作業を行なうにあたっては、多額の経費のか
かるものであった。さらに、この従来の配管と注入管と
の接続方法においては、注入管端部に取り付けられたキ
ャップの内径は、配管の外径に比してわずかに大きいも
のとされているので、配管の開放側端部の真円度が損な
われている場合には、注入管端部のキャップを被冠する
ことも困難となる場合があった。
配管の開放側端部と不活性ガス注入管の端部との接続方
法においては、接続部へ粘着テープを張り付けるには多
少の熟練を要し、担当する作業者によって気密性が異な
るものとなったし、粘着テープは、良好に張り付けられ
た場合においても、溶接作業中に配管の温度上昇にとも
なって粘着力が弱まり、気密性が低下する傾向があっ
た。また、溶接作業終了後に配管と不活性ガス注入管と
の接続を解くため粘着テープを除去しても、テープを張
り付けてあった配管外面には接着剤が残留し、この部分
に汚れが生じることがあった。そして、この粘着テープ
は繰り返して用いることのできない消耗品であり、多く
の配管溶接作業を行なうにあたっては、多額の経費のか
かるものであった。さらに、この従来の配管と注入管と
の接続方法においては、注入管端部に取り付けられたキ
ャップの内径は、配管の外径に比してわずかに大きいも
のとされているので、配管の開放側端部の真円度が損な
われている場合には、注入管端部のキャップを被冠する
ことも困難となる場合があった。
【0004】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
のであって、突き合せ溶接を行なう金属配管の開放側端
部と不活性ガス注入管の端部とを容易に、かつ、確実に
接続することのできる管継手を提供することを目的とす
る。
のであって、突き合せ溶接を行なう金属配管の開放側端
部と不活性ガス注入管の端部とを容易に、かつ、確実に
接続することのできる管継手を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管継手は、
突き合せ溶接をすべき金属製の配管の開放側端部と、前
記配管内の雰囲気ガスを不活性ガスに置換するための不
活性ガスの注入管の端部との接続を行なう管継手であっ
て、前記配管の端部に被冠自在で、外周面に雄ネジ部が
形成され、端面は前記配管の軸方向に向けて他端部側へ
と傾斜するテーパ面とされた円筒部と、該円筒部に連設
され前記注入管の端部と着脱自在とされている接合部と
からなる継手本体と、内面に前記雄ネジ部と螺合する雌
ネジ部の形成された円筒部と、該円筒部に連設し前記配
管を挿通自在とする開口を有する押圧板部とからなるキ
ャップ部材と、前記テーパ面と前記押圧板との間に配置
されるシールリングとから構成されている。また、前記
押圧板と前記シールリングとの間には摺動板が配置され
ている。
突き合せ溶接をすべき金属製の配管の開放側端部と、前
記配管内の雰囲気ガスを不活性ガスに置換するための不
活性ガスの注入管の端部との接続を行なう管継手であっ
て、前記配管の端部に被冠自在で、外周面に雄ネジ部が
形成され、端面は前記配管の軸方向に向けて他端部側へ
と傾斜するテーパ面とされた円筒部と、該円筒部に連設
され前記注入管の端部と着脱自在とされている接合部と
からなる継手本体と、内面に前記雄ネジ部と螺合する雌
ネジ部の形成された円筒部と、該円筒部に連設し前記配
管を挿通自在とする開口を有する押圧板部とからなるキ
ャップ部材と、前記テーパ面と前記押圧板との間に配置
されるシールリングとから構成されている。また、前記
押圧板と前記シールリングとの間には摺動板が配置され
ている。
【0006】
【作用】本発明の管継手によると、溶接すべき配管の開
放側端部に配置されたキャップ部材の雌ネジ部に、継手
本体の雄ネジ部を螺合させ、キャップ部材に対して継手
本体を螺入させていくことにより、キャップ部材の押圧
板部と継手本体のテーパ面との間に配置されたシールリ
ングは縮径し、配管の外周面に密着する。その後、継手
本体に不活性ガスの注入管を接続し、不活性ガスを注入
することにより、配管内の雰囲気ガスの置換がなされ
る。また、キャップ部材の押圧板部と、シールリングと
の間に摺動板を配置したことにより、キャップ部材に対
して継手本体を螺入していく際に、継手本体とシールリ
ングと摺動板とは一体的に回転し、摺動板とキャップ部
材の押圧板部とが摺動することとなるので、装着に要す
る力が低減される。
放側端部に配置されたキャップ部材の雌ネジ部に、継手
本体の雄ネジ部を螺合させ、キャップ部材に対して継手
本体を螺入させていくことにより、キャップ部材の押圧
板部と継手本体のテーパ面との間に配置されたシールリ
ングは縮径し、配管の外周面に密着する。その後、継手
本体に不活性ガスの注入管を接続し、不活性ガスを注入
することにより、配管内の雰囲気ガスの置換がなされ
る。また、キャップ部材の押圧板部と、シールリングと
の間に摺動板を配置したことにより、キャップ部材に対
して継手本体を螺入していく際に、継手本体とシールリ
ングと摺動板とは一体的に回転し、摺動板とキャップ部
材の押圧板部とが摺動することとなるので、装着に要す
る力が低減される。
【0007】
【実施例】本発明に係る管継手を図1を参照して説明す
る。管継手1は、継手本体2と、キャップ部材3と、シ
ールリング4と、摺動板5とから構成されている。
る。管継手1は、継手本体2と、キャップ部材3と、シ
ールリング4と、摺動板5とから構成されている。
【0008】継手本体2は、溶接すべき配管Pの端部に
被冠自在な内径を有し外周面に雄ネジ部2aが形成され
端面はテーパ面2bとされている円筒部2cと、不活性
ガスの注入管Tを接合するために円筒部2cに連設され
た接合部2dとから形成されている。
被冠自在な内径を有し外周面に雄ネジ部2aが形成され
端面はテーパ面2bとされている円筒部2cと、不活性
ガスの注入管Tを接合するために円筒部2cに連設され
た接合部2dとから形成されている。
【0009】キャップ部材3は、内面に継手本体2の雄
ネジ部2aと螺合する雌ネジ部3aの形成された円筒部
3bと、円筒部3bに連設し配管Pを挿通自在とする開
口3cを有する押圧板部3dとから形成されている。
ネジ部2aと螺合する雌ネジ部3aの形成された円筒部
3bと、円筒部3bに連設し配管Pを挿通自在とする開
口3cを有する押圧板部3dとから形成されている。
【0010】シールリング4の内径は、配管Pの外径よ
り若干大とされ、外径は、継手本体2の円筒部2cの外
径と略同径とされている。そして、材質は、耐熱性及び
弾力性がともに高いゴム等からなるものとする。また、
摺動板5は、内外径ともにシールリング4の内外径と略
同一とされた金属板である。
り若干大とされ、外径は、継手本体2の円筒部2cの外
径と略同径とされている。そして、材質は、耐熱性及び
弾力性がともに高いゴム等からなるものとする。また、
摺動板5は、内外径ともにシールリング4の内外径と略
同一とされた金属板である。
【0011】上記管継手1を用いて、配管P内の雰囲気
ガスを不活性ガスに置換する作業手順を説明する。ま
ず、溶接すべき端部Wを突き合せた配管Pの開放側端部
に、キャップ部材3、摺動板5、シールリング4の順で
装着する。そして、キャップ部材3の雌ネジ部3aに継
手本体2の雄ネジ部2aを螺合させ、キャップ部材3に
対して継手本体2を回転させて、雌ネジ部3aに雄ネジ
部2aを螺入させていく。
ガスを不活性ガスに置換する作業手順を説明する。ま
ず、溶接すべき端部Wを突き合せた配管Pの開放側端部
に、キャップ部材3、摺動板5、シールリング4の順で
装着する。そして、キャップ部材3の雌ネジ部3aに継
手本体2の雄ネジ部2aを螺合させ、キャップ部材3に
対して継手本体2を回転させて、雌ネジ部3aに雄ネジ
部2aを螺入させていく。
【0012】このとき、シールリング4は、摺動板5を
介してキャップ部材3の押圧板部3dに支持されている
ので、継手本体2のテーパ面2bによって配管Pの軸方
向へと加圧され、図1において二点鎖線で示すように、
縮径して配管Pの外周面に密着する。また、摺動板5
は、キャップ部材3の押圧板部3dに対して摺動するの
で、継手本体2とシールリング4と摺動板5とは一体的
に回転することとなり、キャップ部材3に対して継手本
体2を螺入するために必要な力を低減させる。
介してキャップ部材3の押圧板部3dに支持されている
ので、継手本体2のテーパ面2bによって配管Pの軸方
向へと加圧され、図1において二点鎖線で示すように、
縮径して配管Pの外周面に密着する。また、摺動板5
は、キャップ部材3の押圧板部3dに対して摺動するの
で、継手本体2とシールリング4と摺動板5とは一体的
に回転することとなり、キャップ部材3に対して継手本
体2を螺入するために必要な力を低減させる。
【0013】その後、継手本体2の接合部2dに不活性
ガスの注入管Tを接続する。同様に、溶接すべき他方の
配管Pの開放側端部にも、管継手1を用いて不活性ガス
の注入管Tを接続する。そして、不活性ガスを注入する
ことにより、配管P、P内の雰囲気ガスを置換し、端部
Wの溶接を行なう。溶接終了後は、継手本体2の接合部
2dから不活性ガスの注入管Tをはずし、キャップ部材
3に対して継手本体2を装着時とは逆方向に回転させる
ことによって離脱させ、再び拡径したシールリング4
と、摺動板5と、キャップ部材3とを取りはずす。以上
で一回の溶接作業は終了することとなる。
ガスの注入管Tを接続する。同様に、溶接すべき他方の
配管Pの開放側端部にも、管継手1を用いて不活性ガス
の注入管Tを接続する。そして、不活性ガスを注入する
ことにより、配管P、P内の雰囲気ガスを置換し、端部
Wの溶接を行なう。溶接終了後は、継手本体2の接合部
2dから不活性ガスの注入管Tをはずし、キャップ部材
3に対して継手本体2を装着時とは逆方向に回転させる
ことによって離脱させ、再び拡径したシールリング4
と、摺動板5と、キャップ部材3とを取りはずす。以上
で一回の溶接作業は終了することとなる。
【0014】上記のように、管継手1を用いることによ
って、溶接すべき配管Pの開放側端部と不活性ガスの注
入管Tとの接続作業は、従来の粘着テープを使用する方
法に比して極めて容易なものとなり、管内の気密性は確
実に保持され、しかも、作業時間は大幅に短縮される。
また、シールリング4を配管Pの外周面に押圧する構成
をとっていることから、溶接作業中に気密性が低下する
おそれもなく、作業終了後に配管の端部に汚れを残すこ
ともない。そして、管継手1は、繰り返し使用すること
が可能であり経済性にも優れている。さらに、配管Pの
開放側端部の真円度が多少損なわれている場合において
も、管継手1は適用可能であり、管内の気密性は確実に
保持される。また、シールリング4とキャップ部材3の
押圧板部3dとの間には摺動板5を配置して、管継手1
の装着時には継手本体2とシールリング4と摺動板5と
はキャップ部材3に対して一体的に回転し、摺動板5が
押圧板部3dに対して摺動するように構成されているこ
とにより、装着に必要とされる力が低減される。
って、溶接すべき配管Pの開放側端部と不活性ガスの注
入管Tとの接続作業は、従来の粘着テープを使用する方
法に比して極めて容易なものとなり、管内の気密性は確
実に保持され、しかも、作業時間は大幅に短縮される。
また、シールリング4を配管Pの外周面に押圧する構成
をとっていることから、溶接作業中に気密性が低下する
おそれもなく、作業終了後に配管の端部に汚れを残すこ
ともない。そして、管継手1は、繰り返し使用すること
が可能であり経済性にも優れている。さらに、配管Pの
開放側端部の真円度が多少損なわれている場合において
も、管継手1は適用可能であり、管内の気密性は確実に
保持される。また、シールリング4とキャップ部材3の
押圧板部3dとの間には摺動板5を配置して、管継手1
の装着時には継手本体2とシールリング4と摺動板5と
はキャップ部材3に対して一体的に回転し、摺動板5が
押圧板部3dに対して摺動するように構成されているこ
とにより、装着に必要とされる力が低減される。
【0015】なお、上記実施例においては、二本の配管
P、Pを突き合せて溶接するときに、それぞれの配管
P、Pの開放側端部に管継手1を用いて不活性ガスの注
入管Tを接続する場合を例にあげて説明したが、本発明
の管継手の使用対象はこれに限られるものではなく、例
えば、既に何本もの配管が溶接され、その端部にさらに
新しく次の配管を溶接する場合にも、もちろん適用する
ことができる。そして、この場合では管内を密封するた
めの他端側の手段として、既設配管に設けられているバ
ルブ等を利用することもできる。
P、Pを突き合せて溶接するときに、それぞれの配管
P、Pの開放側端部に管継手1を用いて不活性ガスの注
入管Tを接続する場合を例にあげて説明したが、本発明
の管継手の使用対象はこれに限られるものではなく、例
えば、既に何本もの配管が溶接され、その端部にさらに
新しく次の配管を溶接する場合にも、もちろん適用する
ことができる。そして、この場合では管内を密封するた
めの他端側の手段として、既設配管に設けられているバ
ルブ等を利用することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る管継手によると、以下の効
果を奏することができる。 (1)溶接すべき配管の開放側端部と不活性ガスの注入
管との接続作業は、従来の粘着テープを使用する方法に
比して極めて容易なものとなり、管内の気密性は確実に
保持され、しかも、作業時間は大幅に短縮される。 (2)シールリングを配管の外周面に押圧する構成をと
っていることから、溶接作業中に気密性が低下するおそ
れもなく、作業終了後に配管の端部に汚れを残すことも
ない。 (3)繰り返し使用することが可能であり経済性に優れ
ている。 (4)配管の開放側端部の真円度が多少損なわれている
場合においても、適用可能であり、管内の気密性は確実
に保持される。 (5)シールリングとキャップ部材の押圧板部との間に
は摺動板を配置して、管継手の装着時には継手本体とシ
ールリングと摺動板とはキャップ部材に対して一体的に
回転し、摺動板が押圧板部に対して摺動するように構成
されていることにより、装着に必要とされる力が低減さ
れる。
果を奏することができる。 (1)溶接すべき配管の開放側端部と不活性ガスの注入
管との接続作業は、従来の粘着テープを使用する方法に
比して極めて容易なものとなり、管内の気密性は確実に
保持され、しかも、作業時間は大幅に短縮される。 (2)シールリングを配管の外周面に押圧する構成をと
っていることから、溶接作業中に気密性が低下するおそ
れもなく、作業終了後に配管の端部に汚れを残すことも
ない。 (3)繰り返し使用することが可能であり経済性に優れ
ている。 (4)配管の開放側端部の真円度が多少損なわれている
場合においても、適用可能であり、管内の気密性は確実
に保持される。 (5)シールリングとキャップ部材の押圧板部との間に
は摺動板を配置して、管継手の装着時には継手本体とシ
ールリングと摺動板とはキャップ部材に対して一体的に
回転し、摺動板が押圧板部に対して摺動するように構成
されていることにより、装着に必要とされる力が低減さ
れる。
【図1】本発明の一実施例である管継手を示す正断面図
である。
である。
P 配管 T 注入管 1 管継手 2 継手本体 2a 雄ネジ部 2b テーパ面 2c 円筒部 2d 接合部 3 キャップ部材 3a 雌ネジ部 3b 円筒部 3c 開口 3d 押圧板部 4 シールリング 5 摺動板
Claims (2)
- 【請求項1】 突き合せ溶接をすべき金属製の配管の開
放側端部と、前記配管内の雰囲気ガスを不活性ガスに置
換するための不活性ガスの注入管の端部との接続を行な
う管継手であって、 前記配管の端部に被冠自在で、外周面に雄ネジ部が形成
され、端面は前記配管の軸方向に向けて他端部側へと傾
斜するテーパ面とされた円筒部と、該円筒部に連設され
前記注入管の端部と着脱自在とされている接合部とから
なる継手本体と、 内面に前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部の形成された円
筒部と、該円筒部に連設し前記配管を挿通自在とする開
口を有する押圧板部とからなるキャップ部材と、 前記テーパ面と前記押圧板との間に配置されるシールリ
ングとから構成されることを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 請求項1記載の管継手であって、 前記押圧板と前記シールリングとの間に摺動板が配置さ
れていることを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159687A JPH0914532A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159687A JPH0914532A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0914532A true JPH0914532A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15699132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7159687A Withdrawn JPH0914532A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0914532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000009268A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-11 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 吸気弁用接続具 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP7159687A patent/JPH0914532A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000009268A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-11 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 吸気弁用接続具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |