JPH09145134A - 空気調和システムの制御方法および制御装置 - Google Patents

空気調和システムの制御方法および制御装置

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JPH09145134A
JPH09145134A JP7329843A JP32984395A JPH09145134A JP H09145134 A JPH09145134 A JP H09145134A JP 7329843 A JP7329843 A JP 7329843A JP 32984395 A JP32984395 A JP 32984395A JP H09145134 A JPH09145134 A JP H09145134A
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JP
Japan
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control device
external control
priority
external
unit
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Application number
JP7329843A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakamura
由浩 中村
Akimichi Nakanishi
了路 中西
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集中管理型の空気調和システムにおいて、親
制御装置が故障した場合であっても、室内機制御装置及
び室外機制御装置との通信を続行し得る空気調和システ
ムの制御方法および制御装置を提供する。 【解決手段】 通常時には優先順位の高い外部制御装置
No.1が親制御装置として代表し、室内制御装置機1
4及び室外機制御装置16との間でデータ通信を行う。
しかし、この高優先順位の外部制御装置No.1が故障
等により通信不能になった場合、次に優先順位の高い外
部制御装置No.2が親制御装置としてデータ通信を行
うことになる。このように、高優先順位の外部制御装置
が故障した場合、下位の外部制御装置が親制御装置とな
って通信制御を続行するので、通信の欠落状態を阻止
し、通信の継続性を自動的に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル用マルチ空調
システムに係り、特に、1系統の通信線に複数の外部制
御装置、室内機制御装置及び室外機制御装置が接続され
た集中管理型の空気調和システムの制御方法および制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル用マルチ空調システムとして、一台
(もしくは複数台)の室外機からの冷媒の供給を受け、
同一室内(あるいは異なる室)に分散配置された複数台
の室内機により、冷暖房混在運転、一斉冷房運転あるい
は一斉暖房を可能としたシステムが知られている。
【0003】このようなマルチ空調システムでは、一か
所で集中的に運転状態を管理・制御するために、いわゆ
る集中型の制御システムが構築される。
【0004】制御システムの構築に当たっては、バス形
式の通信線を設け、この通信線に外部制御装置、室内機
制御装置および室外機制御装置が接続されてネットワー
クが形成される。
【0005】外部制御装置としては、システム全体およ
び各室内機の運転を個別的に制御するシステムコントロ
ーラ、各系統ごとに各室内機を制御するマルチコントロ
ーラ、運転モードの設定、プログラム運転あるいは料金
管理等の機能を有するインテリジェントコントローラが
ある。
【0006】上記制御システムでは、複数ある外部制御
装置のうちのいずれか一つの特定された外部制御装置が
親外部制御装置として代表し、各室内機制御装置および
室外機制御装置との間で定期的にデータ通信を行うよう
になっている。このようにいずれか一つの特定された外
部制御装置を親外部制御装置として指揮権を持たせて定
期通信を行うのは、複数の外部制御装置のそれぞれが個
別的に室内機制御装置および室外機制御装置に通信を行
った場合に生じる通信線上の情報の競合に起因する制御
性の低下を防止するためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の空気調和システ
ムにおいて、予め設定もしくは選定された親制御装置が
故障等で通信不能になった場合、室内機制御装置及び室
外機制御装置との間で定期的な通信を行うことができ
ず、室内機制御装置及び室外機制御装置の状態監視が不
可能な状態に陥ることになる。
【0008】本発明の目的は、親制御装置が故障した場
合であっても、室内機制御装置及び室外機制御装置との
通信を続行し得る空気調和システムの制御方法および制
御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、同一系統の通信線に複数
の外部制御装置、室内機制御装置及び室外機制御装置が
接続され、前記複数の外部制御装置のうちのいずれか親
制御装置に設定された外部制御装置が前記室内機制御装
置及び室外機制御装置とデータ通信を行うように構成さ
れた空気調和システムの制御方法において、前記複数の
外部制御装置に優先順位を設定し、優先順位の高い外部
制御装置を親制御装置として室内制御装置機及び室外機
制御装置との間でデータ通信を行い、前記高優先順位の
外部制御装置が通信不能になった場合に、次に優先順位
の高い外部制御装置を親制御装置としてデータ通信を行
うよう構成される。
【0010】この発明によれば、通常時には優先順位の
高い外部制御装置が親制御装置として代表し、室内制御
装置機及び室外機制御装置との間でデータ通信を行う。
しかし、この高優先順位の外部制御装置が故障等により
通信不能になった場合、次に優先順位の高い外部制御装
置が親制御装置としてデータ通信を行うことになる。こ
のように、高優先順位の外部制御装置が故障した場合、
下位の外部制御装置が親制御装置となって通信制御を続
行するので、通信の欠落状態を阻止することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、同一系統の通信
線に複数の外部制御装置、室内機外部制御装置及び室外
機外部制御装置が接続され、前記複数の外部制御装置の
うちのいずれか親外部制御装置に設定された外部制御装
置が前記室内機外部制御装置及び室外機外部制御装置と
データ通信を行うように構成された空気調和システムの
外部制御装置において、前記複数の外部制御装置のそれ
ぞれには優先順位が設定され、かつ、前記外部制御装置
のそれぞれはプリセットタイマを有し、前記プリセット
タイマには前記優先順位が高くなるに連れて順に短時間
の短いプリセットカウント値が設定され、各プリセット
タイマはカウントアップ時に相対的に優先順位の低い外
部制御装置のプリセットタイマをリセットするリセット
信号を出力するように構成される。
【0012】この発明によれば、通常時には優先順位の
高い外部制御装置が親制御装置として代表し、室内制御
装置機及び室外機制御装置との間でデータ通信を行う。
このとき、高優先順位の外部制御装置に設けられたプリ
セットタイマはプリセットカウント値(例えば、定期通
信間隔の時間)をカウントアップした時点で、この外部
制御装置よりも相対的に優先順位の低い外部制御装置の
プリセットタイマをリセットする定期通信信号を出力す
る。この定期通信信号に基づいてリセットが行われる
が、同時にこの定期通信信号により低優先順位の外部制
御装置のプリセットタイマは自動的にリセットされ、再
びプリセットカウント値のカウントを開始するので、こ
の時点では、優先順位の低い外部制御装置が親制御装置
に代わることはない。
【0013】しかし、高優先順位の外部制御装置が故障
等により通信不能になった場合、次に優先順位の高い外
部制御装置が親制御としてデータ通信を行うことにな
る。すなわち、高優先順位の外部制御装置が故障等によ
り通信不能になった場合、そのプリセットタイマからは
プリセットカウント値に相当する時間を経過しても定期
通信信号が出力されず、したがって次の優先順位の外部
制御装置のプリセットタイマがカウントアップし、その
定期通信信号を出力する。この時点で親制御装置は下位
の外部制御装置に移ることになる。この定期通信信号に
よりリセットが行われ、したがって通信の継続性が保た
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0015】図1に、本発明の実施の形態に係る空気調
和システムの概略構成図を示す。図1において、系統1
の通信線(メインバス)10には、複数の室内機制御装
置14、室外機制御装置16が接続されている。系統2
の通信線12も同様であり、図示は省略する。
【0016】さらに、通信線10には、外部制御装置と
してのシステムコントローラ40、マルチコントローラ
42が接続され、加えて、パラレルI/Oユニット2
4、スケージュールタイマ26、L3C28を介してH
A端子34、L4C30を介して換気扇照明等36、I
/F32を介してRS形室内機38がそれぞれ接続され
ている。
【0017】また、通信線10自体は、中央監視ユニッ
ト44に接続されている。この中央監視ユニット44
は、インテリジェントコントローラ46、通信線10用
の通信アダプタ48、系統2の通信線12用の通信アダ
プタ50、及びプリンタ52を備えている。
【0018】室内機制御装置14にはリモコンR18が
接続され、別の室内機制御装置14にはリモコンR20
を介してウィークリータイマ22が接続されている。
【0019】図1の空気調和システムにおいて、システ
ムコントローラ40、マルチコントローラ42、及び中
央監視ユニット44内のインテリジェントコントローラ
46は、室内機制御装置14〜14、室外機制御装置1
6〜16と区別して外部制御装置と称される。
【0020】これらの複数の外部制御装置のうちのいず
れか特定の一つの外部制御装置が親外部制御装置として
代表し、室内機制御装置14〜14及び室外機制御装置
16〜16との通信を行う。以下、親制御装置の設定に
ついて説明する。
【0021】図2では、図1の空気調和システムの各種
の外部制御装置に番号(No.1、No.2、No.3
…)を付与し、各外部制御装置No.1、No.2、N
o.3、…に対して優先順位を付与するとともに、各外
部制御装置No.1、No.2、No.3、…に対して
定期通信の間隔(各外部制御装置No.1、No.2、
No.3、…のプリセットタイマの設定時間)を付与し
ている。説明を簡略化するために、複数の外部制御装置
No.1、No.2、No.3、…のうち2つの外部制
御装置No.1及びNo.2を取り上げ、親制御装置を
説明する。 外部制御装置No.1とNo.2とでは、
外部制御装置No.1の優先順位が高いので(図2参
照)、該外部制御装置No.1が親制御装置として室内
機制御装置及び室外機制御装置と通信を行う。
【0022】図3(A)を参照して、高優先順位の外部
制御装置No.1のプリセットタイマには定期通信間隔
の時間に相当するプリセット値(10秒(図2参照))
が設定され、低優先順位の外部制御装置No.2のプリ
セットタイマには高優先順位の外部制御装置No.1の
プリセットタイマのプリセット値(10秒)よりも長い
時間のプリセット値(11秒)が設定される。
【0023】通常時において、高優先順位の外部制御装
置No.1のプリセットタイマは、プリセット値(10
秒))がカウントアップする時刻t2 間隔で定期通信信
号を出力する。この定期通信信号に基づいてリセットが
行われるが、同時に、この定期通信信号により低優先順
位の外部制御装置No.2のプリセットタイマは自動
的、強制的にリセットされ、再びプリセットカウント値
のカウントを開始するので、この時点では、優先順位の
低い外部制御装置No.2が親制御装置No.1に代わ
ることはない。その結果、高優先順位の外部制御装置N
o.1が健全である場合には、外部制御装置No.1が
親制御装置として通信を制御することとなる。
【0024】一方、時刻t2 において、優先順位の高い
外部制御装置No.1が故障等により通信できない場合
には、図3(B)に示されるように、外部制御装置N
o.1のプリセットタイマはリセットされず、したがっ
て定期通信信号が出力されることがないので、外部制御
装置No.1が外部制御装置No.2のプリセットタイ
マを強制的にリセットすることはない。
【0025】そして、時刻t3 で外部制御装置No.2
のプリセット値(11秒)が経過すると、外部制御装置
No.2のプリセットタイマはカウントアップし、定期
通信信号を出力する。この定期通信信号によりリセット
され、、外部制御装置No.1の次に優先順位の高い外
部制御装置No.2が親制御装置として定期通信を行う
こととなる。
【0026】次に、図4に、外部制御装置No1及びN
o.2による動作のフローチャートを示す。
【0027】図4において、ステップ100でスタート
し、ステップ102で外部制御装置No.1及び外部制
御装置No.2が定期通信のデータを受信した場合に
は、ステップ104に進み、タイマNo.1を10秒に
設定し、タイマNo.2を11秒に設定する。なお、タ
イマNo.1、タイマNo.2はそれぞれ、外部制御装
置No.1及びNo.2用のタイマである。
【0028】その後、ステップ102に戻り、前回のル
ーチンで定期通信のデータを既に受信しており、今回は
定期通信のデータを受信していないので、ステップ10
6に進む。タイマNo.1のカウントダウンは始まった
ところであり、0ではないので、ステップ108に進
む。
【0029】ステップ108において、タイマNo.1
及びタイマNo.2のカウントダウンを行い、このステ
ップ110を通るルーチンが繰り返されてタイマNo.
1及びNo.2のカウントダウンが行われる。
【0030】その後、タイマNo.1のカウントが0に
なると、ステップ106からステップ112に進み、外
部制御装置No.1が親制御装置として定期通信を行
い、データの送信を行い、次のステップ114で外部制
御装置No.1が外部制御装置No.2のタイマNo.
2を強制的にリセットし、ステップ102に戻る。
【0031】一方、外部制御装置No.1あるいはその
タイマNo.1の故障の場合には、カウント開始から1
0秒後ステップ106でタイマNo.1のカウントが0
にならず、カウント開始から11秒後にステップ108
でタイマNo.2のカウントが0になり、ステップ11
6に進む。
【0032】ステップ116で外部制御装置No.2が
親制御装置として定期通信を行い、データの送信を行っ
てステップ102に戻る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、通常時には優先順位の高い外部制御装置
が親制御装置として代表し、室内制御装置機及び室外機
制御装置との間でデータ通信を行うが、この高優先順位
の外部制御装置が故障等により通信不能になった場合、
次に優先順位の高い外部制御装置が親制御としてデータ
通信を行うことになる。このように、高優先順位の外部
制御装置が故障した場合、下位の外部制御装置が親制御
装置となって通信制御を続行するので、通信の欠落状態
を阻止することができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、高優先順
位の外部制御装置が故障等により通信不能になった場
合、次に優先順位の高い外部制御装置が親制御としてデ
ータ通信を行うことになる。すなわち、高優先順位の外
部制御装置が故障等により通信不能になった場合、その
プリセットタイマからはプリセットカウント値に相当す
る時間を経過しても定期通信信号が出力されず、したが
って次の優先順位の外部制御装置のプリセットタイマが
カウントアップし、その定期通信信号を出力する。この
時点で親制御装置は下位の外部制御装置に移ることにな
る。この定期通信信号によりリセットが行われ、したが
って通信の継続性が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1【本発明の形態に係る空気調和システムの概略構
成図である。【図2】各外部制御装置に対する定期通信
の間隔(プリセットタイマの設定時間)及び優先順位を
示す表図である。
【図3】外部制御装置No.1及びNo.2の動作を示
すタイミングチャート図であり、(A)は、外部制御装
置No.1が正常に動作する状態を示し、(B)は外部
制御装置No.1が故障している状態を示す。
【図4】外部制御装置No.1及びNo.2による動作
を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
14〜14 室内機制御装置 16〜16 室外機制御装置 40 システムコントローラ 42 マルチコントローラ 46 インテリジェントコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一系統の通信線に複数の外部制御装
    置、室内機制御装置及び室外機制御装置が接続され、前
    記複数の外部制御装置のうちのいずれか親制御装置に設
    定された外部制御装置が前記室内機制御装置及び室外機
    制御装置とデータ通信を行うように構成された空気調和
    システムの制御方法において、 前記複数の外部制御装置に優先順位を設定し、優先順位
    の高い外部制御装置を親制御装置として室内制御装置機
    及び室外機制御装置との間でデータ通信を行い、前記高
    優先順位の部制御装置が通信不能になった場合に、次に
    優先順位の高い外部制御装置を親制御としてデータ通信
    を行うことを特徴とする空気調和システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 同一系統の通信線に複数の外部制御装
    置、室内機外部制御装置及び室外機外部制御装置が接続
    され、前記複数の外部制御装置のうちのいずれか親外部
    制御装置に設定された外部制御装置が前記室内機外部制
    御装置及び室外機外部制御装置とデータ通信を行うよう
    に構成された空気調和システムの外部制御装置におい
    て、 前記複数の外部制御装置のそれぞれには優先順位が設定
    され、かつ、前記外部制御装置のそれぞれはプリセット
    タイマを有し、 前記プリセットタイマには前記優先順位が高くなるに連
    れて順に短時間の短いプリセットカウント値が設定さ
    れ、各プリセットタイマはカウントアップ時に相対的に
    優先順位の低い外部制御装置のプリセットタイマをリセ
    ットするリセット信号を出力することを特徴とする空気
    調和システムの制御装置。
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