JPH09145098A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH09145098A
JPH09145098A JP7302957A JP30295795A JPH09145098A JP H09145098 A JPH09145098 A JP H09145098A JP 7302957 A JP7302957 A JP 7302957A JP 30295795 A JP30295795 A JP 30295795A JP H09145098 A JPH09145098 A JP H09145098A
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JP
Japan
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film
vibration
pipe
refrigerant
butyl rubber
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JP7302957A
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JP3172412B2 (ja
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Hitoshi Tsukahara
仁 塚原
Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Kenji Tsukamoto
兼司 塚本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムが剥がれにくい防振装置を提供す
る。 【解決手段】 フィルムを波形形状に形成したので、ポ
リエステルフィルムの波形の部分がその元に戻ろうとす
る力(剥がれようとする力)を吸収するので、フィルム
が剥がれにくく、フィルムの剥がれによる防振効果の低
下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮機などの振
動が伝わりやい管に使用される防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機などに使用されている防振装
置は、例えば、実公平4−22186号公報に記載され
たものがある。この防振装置は、圧縮機とこの圧縮機の
収納されるユニットの底板との間に防振ゴムを介在させ
た構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記防振装置は、圧縮
機自体の振動を底板に伝えにくくすることはできるもの
の、圧縮機から吐出された冷媒による冷媒管の振動や、
圧縮機からこの圧縮機につながれている冷媒管に直接伝
わる振動を低減できるものではなかった。このため、本
出願人は、図6に示すような管の防振装置90を試作し
た。この防振装置は、ブチルゴム91の一方の面にポリ
エステルフィルム92を貼付け、他方の面を冷媒管(冷
媒回路の冷媒管)93、94に巻付けているものであ
る。この場合、ブチルゴムを使用しているので、フィル
ムや管との接着に接着剤などは使用していない。このよ
うな防振装置において、管の振動を抑える効果があるも
のの、ポリエステルフィルムがその端部側から徐々に剥
がれることがあるのが判った。これは、もともと平板状
に形成されているフィルムが曲げられ、このフィルムが
元に(平板に)戻ろうとするために、徐々に剥がれてい
くものと推定される。貼付けているポリエステルフィル
ムが剥がれてくると、ブチルゴムの形状を保持できず防
振効果が充分に発揮できなくなる恐れがあり、また、熱
によって軟化したブチルゴムが垂れ下がって防振装置自
体が脱落する恐れがある。
【0004】この発明は、フィルムが剥がれにくい防振
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、自己融着性の部材の一方
の面に耐熱性のフィルムを貼付け、他方の面を管に巻付
けている防振装置において、前記フィルムを波形に形成
したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、自己融着性の部
材の一方の面に耐熱性のフィルムを貼付け、他方の面を
圧縮機などの振動源につながれている管に巻付けている
防振装置において、前記フィルムを波形に形成したもの
である。
【0007】請求項3に記載の発明は、ブチルゴムの一
方の面に耐熱性のフィルムを貼付け、他方の面を管に巻
付けている防振装置において、前記フィルムを波形に形
成したものである。
【0008】請求項1〜3に記載の発明のように、耐熱
性のフィルムが波形に形成されているので、フィルムの
波形の部分がフィルムの元に戻ろうとする力(剥がれよ
うとする力)を吸収するので、フィルムが剥がれにく
い。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明を図面に基づき説明す
る。図1は、空気調和機1の外観図で、両ユニットの前
面側を示しているので実際の設置とは異なっている。空
気調和機1は主に室内ユニット2と室外ユニット3とで
構成され、これら両ユニットはユニット間配管4および
ユニット間ケーブル5で接続されている。
【0010】図2において、10はこの空気調和機の冷
媒回路を示し、11は冷媒を圧縮するための圧縮機、1
2はマフラ、13は冷媒の流れる方向を変えるための四
方弁、14は室外熱交換器、15はキャピラリチューブ
を使用した減圧装置、16は冷媒中の不純物を除去する
ためのストレーナ、17はサービスバルブ、4Aはユニ
ット間配管、18は補助配管、19は室内熱交換器、2
0は補助配管、4Bはユニット間配管、21はサービス
バルブ、22はマフラ、23はアキュームレータ、24
A〜24G、24Hは夫々の機器を接続するための冷媒
管(震動源につながれている管)である。
【0011】図3において、30は天板と前面板が一体
に形成されているパネル、31は両側板と背面板とが一
体形成されているパネル、32は底板で、これらパネル
30とパネル31と底板32で外装体を形成している。
34はドレンパイプ、35はファンガードである。
【0012】36は室外熱交換器14に室外空気を送る
ためのプロペラファン、37はこのファンを駆動するた
めのファンモータ、38はこのモータを支持するための
モータ台、39は外気温度を検知するための外気温検知
器、40は室外熱交換器の温度を検知するための室外熱
交換器センサ、41は圧縮機の振動を低減するための防
振ゴム、42は端子台と配線とを覆うカバー、43はバ
ルブカバー、44は熱交換室と機械室とに仕切る仕切
板、45はこの仕切板に取り付けられるリアクタ、13
Aは四方弁13の弁体を駆動するための電磁弁コイル、
46は冷媒の温度を検知する検知器、47は電装箱、4
8はこの電装箱のカバー、49は制御基板、50は電解
コンデンサ、51は端子板、52はヒューズ、53、5
4はアイシー、55はコンデンサ、56はパワートラン
ジスタとこのトランジスタを駆動するためのドライブ回
路とを備えたHIC(ハイブリッドアイシー)、57は
このHICが取り付けられるクーラー、58と59とは
電気部品同士をつなぐリード線である。60、65は第
1、第2の防振装置である。
【0013】第1防振装置60は、図4に示すような断
面形状になっている。61はブチルゴム(自己融着性の
部材)、62は耐熱性のあるポリエステルフィルムで、
図4に示すように波形に形成されていると共に、ブチル
ゴム61の一方の面に貼付けられている。冷媒管24
H、24Aのうち、特に冷媒管24Aは、その温度が1
20〜130℃まで上昇するものである。
【0014】また、第2防振装置65は、図5に示すよ
うな断面形状になっている。66はブチルゴム、67は
耐熱性のあるポリエステルフィルムで、図5に示すよう
に波形に形成されていると共に、ブチルゴム66の一方
の面に貼付けられている。尚、ブチルゴムはその粘着性
によりフィルム62、67の凹凸に入り込んで密着して
いる。
【0015】このような空気調和機では、その使用状態
により、冷媒管に圧縮機の振動が伝わったり、冷媒の圧
縮や運転による熱により冷媒管の温度が、例えば常温か
ら120〜130℃にまで上昇する(特に、冷媒管24
A)。また、フィルムは、冷媒管に巻付けられるように
曲げられているので、フィルム62、67には元に(巻
付けられていない状態に)戻ろうとする力が働きやす
い。しかし、このフィルムは、波形の形状に形成されて
おり、その形状により、前述の元に戻ろうとする力を吸
収するため、平板状のフィルムに比べて、剥がれにく
い。このため、フィルムが剥がれることによる防振効果
の低減を防止することができる。また、フィルムが剥が
れにくいため、ブチルゴムが配管の温度の上昇により軟
化するものの、フィルムによりその形状が保持され、ブ
チルゴムの落下が防止され、延いては防振装置の脱落を
防止することができる。
【0016】尚、このポリエステルフィルムの代わり
に、PVDF(フッ化ビニリデン)、フッ素樹脂フィル
ム、ナイロン等の耐熱性のフィルムを用いても構わな
い。
【0017】また、この実施の形態では、空気調和機の
圧縮機につながれた冷媒管の振動を防止する装置として
記載したが、これ以外の冷媒回路(例えば、冷蔵庫や冷
凍庫の冷媒回路)の圧縮機の冷媒管の振動を防止するよ
うにしても構わない。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、管にブチルゴムなど
の自己融着性の部材を巻付けても、耐熱性のあるフィル
ムの波形の部分がその元に戻ろうとする力(剥がれよう
とする力)を吸収するので、フィルムが剥がれにくい。
よって、フィルムが剥がれることによる防振効果の低下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の防振装置を備えた空気調和機の外観
図である。
【図2】同空気調和機の冷媒回路図である。
【図3】同空気調和機の室外ユニットを示す分解斜視図
である。
【図4】この発明の第1の防振装置の断面図である。
【図5】この発明の第2の防振装置の断面図である。
【図6】従来の防振装置を示す断面図である。
【符号の説明】
11 圧縮機 24A、24H 冷媒管(振動源につながれている
管) 60、65 防振装置 61、66 ブチルゴム(自己融着性の部材) 62、67 ポリエステルフィルム(耐熱性のフ
ィルム)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己融着性の部材の一方の面に耐熱性の
    フィルムを貼付け、他方の面を管に巻付けている防振装
    置において、前記フィルムを波形に形成したことを特徴
    とする防振装置。
  2. 【請求項2】 自己融着性の部材の一方の面に耐熱性の
    フィルムを貼付け、他方の面を圧縮機などの振動源につ
    ながれている管に巻付けている防振装置において、前記
    フィルムを波形に形成したことを特徴とする防振装置。
  3. 【請求項3】 ブチルゴムの一方の面に耐熱性のフィル
    ムを貼付け、他方の面を管に巻付けている防振装置にお
    いて、前記フィルムを波形に形成したことを特徴とする
    防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1568954A2 (en) 2004-02-25 2005-08-31 LG Electronics Inc. Pipe structure of outdoor unit in air conditioner

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1568954A2 (en) 2004-02-25 2005-08-31 LG Electronics Inc. Pipe structure of outdoor unit in air conditioner
EP1568954A3 (en) * 2004-02-25 2006-11-15 LG Electronics Inc. Pipe structure of outdoor unit in air conditioner

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