JP4436192B2 - 電動圧縮機の制御装置 - Google Patents

電動圧縮機の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4436192B2
JP4436192B2 JP2004168806A JP2004168806A JP4436192B2 JP 4436192 B2 JP4436192 B2 JP 4436192B2 JP 2004168806 A JP2004168806 A JP 2004168806A JP 2004168806 A JP2004168806 A JP 2004168806A JP 4436192 B2 JP4436192 B2 JP 4436192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
electric compressor
control device
substrate
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004168806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005344689A (ja
Inventor
誠 服部
雅彦 浅井
浩児 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004168806A priority Critical patent/JP4436192B2/ja
Publication of JP2005344689A publication Critical patent/JP2005344689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4436192B2 publication Critical patent/JP4436192B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

本発明は、圧縮部を電動モータにより駆動する電動圧縮機において、この電動モータを駆動制御する制御装置に関するものである。
一般的な電動圧縮機において、圧縮機ハウジングの内部には、一端部に電動モータが配設され、他端部に圧縮機構が配設されており、電動モータと圧縮機構は、回転軸を介して互いに連動連結されている。即ち、電動モータは、ロータが回転軸に固定され、ステータがハウジングに圧入することによって固定されている。また、圧縮機構の一つであるスクロール型圧縮機構は、うず巻状ラップを有する固定スクロールと、うず巻状ラップを有する旋回スクロールとを有し、固定スクロールと旋回スクロールとを相互に所定距離だけ偏心させ、且つ、180度だけ角度をずらせて両者のうず巻状ラップを噛合させることで複数の圧縮室を形成している。
従って、電動モータを駆動すると、回転軸を介してスクロール型圧縮機構の旋回スクロールが駆動され、冷媒ガスがハウジング内の吸入室に取り込まれ、この冷媒ガスは各うず巻状ラップ間に形成した圧縮室で圧縮されてから吐出される。
このような電動圧縮機では、電動モータを駆動制御するためのモータ駆動回路を有する制御装置が必要であり、一般的に、この制御装置は圧縮機ハウジングの外部に隣接して、または、別体に設けられている。そして、電動圧縮機の制御装置は、インバータ回路を構成するパワー基板やコンデンサなどから構成されており、この電動圧縮機を車両に搭載して使用する場合、車両走行時の振動やエンジンからの熱が制御装置に悪影響を及ぼさないように十分注意する必要がある。また、電動圧縮機の制御装置は、通電時に発熱することから冷却装置が装備されている。
なお、空気調和機の室外機や室内機内の電装品箱に内装される電気部品の組立構造に関する従来技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがあり、また、電動圧縮機におけるインバータ部のコンデンサを冷却する技術として、例えば、下記特許文献2に記載されたものがある。
特開平11−287506号公報 特開2002−188573号公報
ところで、上述した電動圧縮機を車両に搭載して使用する場合、車両振動が制御装置に悪影響を及ぼさないようにパワー基板やコンデンサなどを強固に固定する必要がある。そのため、制御装置における部品点数の増加や組付工数の増加を招いてしまい、製造コストが増加すると共にメンテナンス性が低下してしまうという問題がある。また、制御装置を外部の熱から保護するための隔離構造や冷却装置が必要であり、この点でも、構造が複雑化して製造コストが増加してしまうという問題がある。
なお、上述した特許文献1では、樹脂成形体から複合成形基板の一部を露出して弾性変形が生じる端子圧入部を形成し、この端子圧入部のリード端子を弾性復元力によって保持させることで、リード端子とリードフレームとを電気的に接続させるようにしているが、耐振動性に対する対策がなされていない。また、特許文献2では、コンデンサのケースを良熱伝導部材を通じてインバータ部の回路部品実装用のベースプレートに固定することで、平滑コンデンサをこのベースプレートの長溝を流れる低圧冷媒により冷却するようにしているが、特許文献1と同様に、耐振動性に対する対策がなされておらず、また、構造が複雑化してしまうという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、部品点数の減少により製造コストを低減すると共に耐振動性の向上を図った電動圧縮機の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明の電動圧縮機の制御装置は、圧縮部を駆動する電動モータを駆動制御するための電動圧縮機の制御装置であって、中空形状をなすハウジングと、該ハウジング内の一端部に前記電動モータ用駆動回路の基板が固定される一方、前記ハウジング内の他端部に積層型フィルムコンデンサが固定され、前記基板の電気端子が前記積層型フィルムコンデンサの接続端子に接触して直接接続されると共に、前記基板と前記積層型フィルムコンデンサとの間に前記電気端子と前記接続端子が配置されたことを特徴とするものである。
請求項2の発明の電動圧縮機の制御装置では、前記基板の上面に前記電気端子が固定される一方、前記積層型フィルムコンデンサの下面に前記電気端子に対向して接触するように前記接続端子が装着されたことを特徴としている。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置では、前記基板は下面が前記ハウジングの内壁面に支持部材を介して固定される一方、前記積層型フィルムコンデンサは直方体形状をなし、四隅が前記ハウジングの内壁面に形成された取付部に固定されたことを特徴としている。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置では、前記基板は前記ハウジングの内壁面に形成された溝部に嵌合して保持されたことを特徴としている。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置では、前記ハウジングは開口部を有して箱型をなす本体と、前記開口部を閉塞するように該本体に固定される蓋体とを有し、前記積層型フィルムコンデンサは、外周のフランジ部が前記本体と前記蓋体に挟まれて固定されたことを特徴としている。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置では、前記ハウジングを冷却する冷却手段が設けられたことを特徴としている。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置では、前記電気端子と前記接続端子の接続部に前記ハウジングから延出された伝熱部材が接続されたことを特徴としている。
請求項1の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、中空形状をなすハウジング内の一端部に電動モータ用駆動回路の基板を固定する一方、ハウジング内の他端部に積層型フィルムコンデンサを固定し、基板の電気端子を積層型フィルムコンデンサの接続端子に直接接続したので、ハウジングの一端部に基板が固定され、他端部に積層型フィルムコンデンサが固定され、この基板の電気端子と積層型フィルムコンデンサの接続端子が接触して直接接続されると共に、基板と積層型フィルムコンデンサとの間に電気端子と接続端子が配置されることとなり、部品点数の減少により製造コストを低減することができると共に、基板と積層型フィルムコンデンサとが一体となってハウジングに強固に支持されるため、耐振動性を向上することができる。
請求項2の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、基板の上面に電気端子を固定する一方、積層型フィルムコンデンサの下面に電気端子に対向して接触するように接続端子を装着したので、基板と積層型フィルムコンデンサとをリード線や銅製の接続部材などを設けることなく容易に接続することができる。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、基板の下面をハウジングの内壁面に支持部材を介して固定する一方、積層型フィルムコンデンサを直方体形状として四隅をハウジングの内壁面に形成された取付部に固定したので、基板が支持部材を介してハウジングに固定され、積層型フィルムコンデンサの四隅がハウジングに固定されることとなり、この基板と積層型フィルムコンデンサを確実に支持して耐振動性を向上することができる。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、基板をハウジングの内壁面に形成された溝部に嵌合して保持したので、基板は端部がハウジングに支持されることとなり、耐振動性を向上することができる。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、ハウジングを、開口部を有して箱型をなす本体と、開口部を閉塞するように本体に固定される蓋体とで構成し、積層型フィルムコンデンサの外周フランジ部を本体と蓋体に挟んで固定したので、積層型フィルムコンデンサの防水性を向上することができると共に、組付工数を減少することができる。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、ハウジングを冷却する冷却手段を設けたので、ハウジングを介してモータ駆動回路を効率的に冷却することができる。
請求項の発明の電動圧縮機の制御装置によれば、電気端子と接続端子の接続部にハウジングから延出された伝熱部材を接続したので、冷却面積を拡大することでモータ駆動回路の冷却効率を向上することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電動圧縮機の制御装置における好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図、図2は、実施例1の電動圧縮機の制御装置の水平断面図である。
本実施例に用いられる電動圧縮機は、車両に搭載された空調装置の電動コンプレッサとして機能するものである。即ち、車両用空調装置は、電動圧縮機(電動コンプレッサ)とコンデンサと膨張弁とエバポレータとが冷媒配管により連結されて構成されており、この電動圧縮機はエンジンルーム内にてエンジンの近傍に配設されており、この電動圧縮機とは別体に、圧縮機構の電動モータを駆動制御する制御装置が配設されている。
従って、制御装置が電動圧縮機を駆動制御し、低圧の冷媒ガスを吸入して圧縮することで高温高圧の冷媒ガスとし、コンデンサはこの冷媒ガスを走行風やファンによって冷却することで液化し、膨張弁はこの高圧の液冷媒を急激に膨張して霧化しやすくし、エバポレータは周囲のフィンにより気体から熱を奪って冷却風を生成する一方、液冷媒が熱を大量に奪って再び低圧の冷媒ガスとなり、電動圧縮機に戻される。
上述した本実施例の電動圧縮機の制御装置において、図1及び図2に示すように、ハウジング11は中空形状をなし、図示しないが開口部を有する箱体と蓋体とから構成されている。このハウジング11内の下部には、基板12が円筒形状をなす複数のスペーサ(支持部材)13により水平状態をもって載置され、図示しない固定ボルトによりハウジング11に固定されている。この基板12は、電動圧縮機の電動モータ用駆動回路を構成するものであり、処理装置12aや制御回路12bが装着されると共に、側部に電気端子14a,14bが装着されている。
また、ハウジング11内の上部には、積層型フィルムコンデンサ15が配設され、4つのフランジ部15aがハウジング11の側壁に形成された各取付部16上に載置され、固定ボルト17により固定されている。この積層型フィルムコンデンサ15は、プラスチックフィルムを誘電体に使用して何層にも積層した直方体形状をなし、下部に平板形状をなす2つの接続端子18a,18bが設けられている。
そして、基板12の上面に設けられた各電気端子14a,14bに対して、積層型フィルムコンデンサ15の下面に設けられた各接続端子18a,18bが対向するように位置し、且つ、両者が接触した状態で止めビス19a,19bにより固定されている。なお、この電気端子14a,14bと接続端子18a,18bの接続部に絶縁が必要である場合には、絶縁剤を塗布したり、絶縁シートを貼り付ける。
また、ハウジング11の下部に隣接してこのハウジング11を冷却する冷却手段としての放熱フィン20が設けられている。従って、電動モータ用駆動回路に通電したときに発生する熱をこの放熱フィン20によりハウジング11から取り除いて冷却することができる。
このように実施例1の電動圧縮機の制御装置にあっては、ハウジング11内の下部に電動モータ用駆動回路の基板12を固定して上面に電気端子14a,14bを装着する一方、ハウジング11内の上部に積層型フィルムコンデンサ15を固定して下部に接続端子18a,18bを装着し、各電気端子14a,14bに対して各接続端子18a,18bを対向して位置し、且つ、両者が接触した状態で固定している。
従って、基板12がハウジング11の下部に固定される一方、積層型フィルムコンデンサ15の四隅がハウジング11の上部に固定され、更に、両者の電気端子14a,14bと接続端子18a,18bが接続状態で固定されることとなり、この基板12と積層型フィルムコンデンサ15を確実に支持することができ、耐振動性を向上することができる。
また、基板12の電気端子14a,14bと積層型フィルムコンデンサ15の接続端子18a,18bを直接接続しており、別途、リード線や銅製の接続部材などが不要となって、部品点数や組付工数を減少することで製造コストを低減することができると共に、抵抗による損失を低減し、耐リップル性を向上することができる。更に、ハウジング11と一体に放熱フィン20が設けられており、基板12や積層型フィルムコンデンサ15からの発熱を抑制することができる。そのため、大電流を流す制御装置の場合には、発熱の抑制が顕著なものとなり、効率及び信頼性を向上することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図、図4は、実施例2の電動圧縮機の制御装置の水平断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2の電動圧縮機の制御装置において、図3及び図4に示すように、ハウジング11の下部に基板12が複数のスペーサ13を介して固定され、この基板12の上面部の側部に電気端子14a,14bが装着されている。また、ハウジング11の上部に積層型フィルムコンデンサ15が配設され、各フランジ部15aがハウジング11の各取付部16に固定され、下部に接続端子18a,18bが設けられている。そして、基板12の各電気端子14a,14bと積層型フィルムコンデンサ15の各接続端子18a,18bが接続した状態で固定されている。
ハウジング11の下部には、このハウジング11を冷却するための放熱フィン20が一体に設けられている。また、ハウジング11の内壁面には、上述した電気端子14a,14bと接続端子18a,18bとの接続部に対応して、その上方に平板形状をなす伝熱部材21a,21bが一体に形成されており、接続端子18a,18b(または、電気端子14a,14b)に接続されている。なお、ハウジング11及び伝熱部材21a,21は、アルミニウムなどの伝熱効率の高い材料で製作することが望ましい。
従って、電動モータ用駆動回路に通電したときに、基板12や積層型フィルムコンデンサ15から発生する熱は、この放熱フィン20によりハウジング11を介してから冷却されることとなる。この場合、ハウジング11と一体の伝熱部材21a,21bが積層型フィルムコンデンサ15の接続端子18a,18bに接触しているため、発熱部を直接冷却することができる。
このように実施例2の電動圧縮機の制御装置にあっては、ハウジング11内に電動モータ用駆動回路の基板12と積層型フィルムコンデンサ15を収容し、このハウジング11と一体に放熱フィン20を設けると共に、ハウジング11の内壁面に一体に形成された伝熱部材21a,21bの先端部を積層型フィルムコンデンサ15の接続端子18a,18bに接触させている。従って、ハウジング11の内部にある発熱部を伝熱部材21a,21bにより直接冷却することができ、冷却効率を向上することができる。
なお、この実施例2では、ハウジング11の内壁面から伝熱部材21a,21bを延出して先端部を接続端子18a,18bに接触するように接続したが、伝熱部材21a,21bの先端部を電気端子14a,14bに接続しても良い。また、伝熱部材21a,21bの形状を平板形状としたが、これに限るものではない。
図5は、本発明の実施例3に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図、図6は、実施例3の電動圧縮機の制御装置の水平断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3の電動圧縮機の制御装置において、図5及び図6に示すように、ハウジング11の下部に基板12が複数のスペーサ13を介して固定され、この基板12の上面部の側部に電気端子31a,31bが装着されている。また、ハウジング11の上部に積層型フィルムコンデンサ15が配設され、各フランジ部15aがハウジング11の各取付部16に固定され、下側部にL字形状をなす接続端子32a,32bが設けられている。この接続端子32a,32bは、先端部が上下に対向する上挟持片33aと下挟持片33bとにより二股形状をなし、基板12の端部を挟持することで各電気端子31a,31bに接続した状態で固定されている。なお、接続端子32a,32bの各挟持片33a,33bと基板12の端部とは、圧入、かしめ、ビス止めなどで接続すればよい。
従って、この実施例3の電動圧縮機の制御装置にあっては、基板12がハウジング11の下部に固定される一方、積層型フィルムコンデンサ15の四隅がハウジング11の上部に固定され、更に、積層型フィルムコンデンサ15の接続端子32a,32bの先端部が基板12の端部を挟持して電気端子31a,31bに接続されている。そのため、この基板12と積層型フィルムコンデンサ15を確実に支持することができると共に、接続端子32a,32bにより基板12の端部を支持することができ、耐振動性を向上することができる。
なお、積層型フィルムコンデンサ15の接続端子32a,32bをL字形状とし、先端部に上下に対向する上挟持片33a及び下挟持片33bを形成して構成したが、この構造に限るものではない。例えば、積層型フィルムコンデンサ15における接続端子32a,32bの上挟持片33aと下挟持片33bをその幅方向にずらして形成したり、一つの上挟持片33aに対して2つの下挟持片33bを設けるなど、基板11の形状や電気端子31a,31bの位置関係に応じて適宜設定すればよいものである。
図7は、本発明の実施例4に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例4の電動圧縮機の制御装置において、図7に示すように、ハウジング11の下部に基板41が複数のスペーサ13を介して固定されている。この場合、基板41は、その幅がハウジング11の内部の幅よりも若干大きく設定されており、各端部41aがハウジング11の内壁面に形成された水平な溝部42に嵌合している。そして、この基板41の上面部の側部に電気端子14a,14bが装着されている。また、ハウジング11の上部に積層型フィルムコンデンサ15が配設され、各フランジ部15aがハウジング11の各取付部16に固定され、下部に接続端子18a,18bが設けられている。そして、基板42の各電気端子14a,14bと積層型フィルムコンデンサ15の各接続端子18a,18bが接続した状態で固定されている。
従って、この実施例4の電動圧縮機の制御装置にあっては、基板41がハウジング11の下部に固定されると共に端部41aが溝部42に嵌合して固定される一方、積層型フィルムコンデンサ15の四隅がハウジング11の上部に固定され、更に、積層型フィルムコンデンサ15の接続端子18a,18bが基板41の電気端子14a,14bに接続されている。そのため、この基板41の下面と外周端部を強固にハウジング11に支持することができ、基板41の触れを抑制して耐振動性を更に向上することができる。
なお、この実施例4では、基板41の端部41aをハウジング11の溝部42に嵌合してこていしたが、この場合、ハウジング11を左右または前後に2分割し、基板41の端部41aをハウジング11の溝部42にスライドして嵌合すればよい。
図8は、本発明の実施例5に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例5の電動圧縮機の制御装置において、図8に示すように、ハウジング11の下部に基板41が支持台(支持部材)51を介して載置されて固定されると共に、各端部41aがハウジング11の溝部42に嵌合している。そして、この基板41の上面部の側部に電気端子14a,14bが装着されている。また、ハウジング11の上部に積層型フィルムコンデンサ15が配設され、各フランジ部15aがハウジング11の各取付部16に固定され、下部に接続端子18a,18bが設けられている。そして、基板42の各電気端子14a,14bと積層型フィルムコンデンサ15の各接続端子18a,18bが接続した状態で固定されている。
従って、この実施例5の電動圧縮機の制御装置にあっては、基板41が支持台51を介してハウジング11の下部に固定されると共に端部41aが溝部42に嵌合して固定される一方、積層型フィルムコンデンサ15の四隅がハウジング11の上部に固定され、更に、積層型フィルムコンデンサ15の接続端子18a,18bが基板41の電気端子14a,14bに接続されている。そのため、この基板41の下面と外周端部を強固にハウジング11に支持することができ、基板41の触れを抑制して耐振動性を更に向上することができる。
なお、この実施例5にて、基板41が支持台51を介してハウジング11の下部に固定されているが、この支持台51はハウジング11に対して一体に形成しても、別体に固定しても良い。
図9は、本発明の実施例6に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例6の電動圧縮機の制御装置において、図9に示すように、ハウジング61は中空形状をなし、上方に開口部を有する箱型の本体62と、この開口部を閉塞するように本体62に固定される蓋体63とから構成されている。そして、このハウジング61内の下部に基板12が複数のスペーサ13を介して固定され、上面の側部に電気端子14a,14bが装着されている。
積層型フィルムコンデンサ64は外周部にフランジ部64aが一体に形成されており、ハウジング61の本体62の上部に載置され、この積層型フィルムコンデンサ64の上部に蓋体63が載置されている。そして、本体62の上面と蓋体63の下面にはシール部材65,66が全周にわたって装着されており、各シール部材65,66は積層型フィルムコンデンサ64のフランジ部64aの上下面に接触して防水性を確保しており、図示しない固定ボルト17により積層型フィルムコンデンサ64が本体62と蓋体63とに挟持されて固定されている。この積層型フィルムコンデンサ64は下部に平板形状をなす2つの接続端子18a,18bが設けられており、基板12の電気端子14a,14bがこの接続端子18a,18bに接続されている。
従って、この実施例6の電動圧縮機の制御装置にあっては、ハウジング61を本体62と蓋体63とから構成し、積層型フィルムコンデンサ64のフランジ部64aを本体62と蓋体63とにより挟持し、その間にシール部材65,66を介装して固定している。そのため、積層型フィルムコンデンサ64を容易にハウジング61に固定することができると共に、防水性を向上することができる。
なお、上述した各実施例にて、ハウジング内にて、下部に基板を固定して上部に積層型フィルムコンデンサを固定したが、両者の位置関係は上下に限定されるものではなく、基板と積層型フィルムコンデンサを逆に設けたり、左右または前後に対向して設けても良い。また、基板に設けられた電気端子や積層型フィルムコンデンサに設けられた接続端子の位置も、上述の各実施例に限定されるものではない。
本発明に係る電動圧縮機の制御装置は、電動モータ用駆動回路の基板と積層型フィルムコンデンサとを直接接続することで製造コストを低減するものであり、いずれの種類の電動圧縮機にも適用することができる。
本発明の実施例1に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。 実施例1の電動圧縮機の制御装置の水平断面図である。 本発明の実施例2に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。 実施例2の電動圧縮機の制御装置の水平断面図である。 本発明の実施例3に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。 実施例3の電動圧縮機の制御装置の水平断面図である。 本発明の実施例4に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。 本発明の実施例5に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。 本発明の実施例6に係る電動圧縮機の制御装置の縦断面図である。
符号の説明
11,61 ハウジング
12,41 基板
13 スペーサ(支持部材)
14a,14b,31a,31b 電気端子
15,64 積層型フィルムコンデンサ
18a,18b,32a,32b 接続端子
20 放熱フィン(冷却手段)
21a,21b 伝熱部材
42 溝部
51 支持台(支持部材)
62 箱体
63 蓋体

Claims (7)

  1. 圧縮部を駆動する電動モータを駆動制御するための電動圧縮機の制御装置であって、中空形状をなすハウジングと、該ハウジング内の一端部に前記電動モータ用駆動回路の基板が固定される一方、前記ハウジング内の他端部に積層型フィルムコンデンサが固定され、前記基板の電気端子が前記積層型フィルムコンデンサの接続端子に接触して直接接続されると共に、前記基板と前記積層型フィルムコンデンサとの間に前記電気端子と前記接続端子が配置されたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
  2. 請求項1記載の電動圧縮機の制御装置において、前記基板の上面に前記電気端子が固定される一方、前記積層型フィルムコンデンサの下面に前記電気端子に対向して接触するように前記接続端子が装着されたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電動圧縮機の制御装置において、前記基板は下面が前記ハウジングの内壁面に支持部材を介して固定される一方、前記積層型フィルムコンデンサは直方体形状をなし、四隅が前記ハウジングの内壁面に形成された取付部に固定されたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
  4. 請求項1からのいずれか一つに記載の電動圧縮機の制御装置において、前記基板は前記ハウジングの内壁面に形成された溝部に嵌合して保持されたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
  5. 請求項1記載の電動圧縮機の制御装置において、前記ハウジングは開口部を有して箱型をなす本体と、前記開口部を閉塞するように該本体に固定される蓋体とを有し、前記積層型フィルムコンデンサは、外周のフランジ部が前記本体と前記蓋体に挟まれて固定されたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
  6. 請求項1記載の電動圧縮機の制御装置において、前記ハウジングを冷却する冷却手段が設けられたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
  7. 請求項1記載の電動圧縮機の制御装置において、前記電気端子と前記接続端子の接続部に前記ハウジングから延出された伝熱部材が接続されたことを特徴とする電動圧縮機の制御装置。
JP2004168806A 2004-06-07 2004-06-07 電動圧縮機の制御装置 Expired - Fee Related JP4436192B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004168806A JP4436192B2 (ja) 2004-06-07 2004-06-07 電動圧縮機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004168806A JP4436192B2 (ja) 2004-06-07 2004-06-07 電動圧縮機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005344689A JP2005344689A (ja) 2005-12-15
JP4436192B2 true JP4436192B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35497288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004168806A Expired - Fee Related JP4436192B2 (ja) 2004-06-07 2004-06-07 電動圧縮機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4436192B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4992395B2 (ja) 2006-11-27 2012-08-08 株式会社豊田自動織機 電動コンプレッサ
JP5517650B2 (ja) * 2010-02-01 2014-06-11 三菱重工業株式会社 インバータ一体型電動圧縮機
JP4898931B2 (ja) 2010-02-10 2012-03-21 三菱重工業株式会社 インバータ一体型電動圧縮機
JP5370282B2 (ja) * 2010-06-17 2013-12-18 株式会社デンソー 電動圧縮機
JP5949681B2 (ja) * 2013-06-25 2016-07-13 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機
JP6112080B2 (ja) * 2014-08-04 2017-04-12 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005344689A (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5687027B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP4718862B2 (ja) 電動圧縮機
EP2354549B1 (en) Inverter-integrated electric compressor and assembly method therefor
JP4699085B2 (ja) 車両用電動圧縮機
US8303270B2 (en) Motor-driven compressor
JP5517652B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機およびその組立方法
JP4690769B2 (ja) 車両用電動圧縮機
JP2008128142A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2006316754A5 (ja)
JP2011089515A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2004100683A (ja) 電動コンプレッサ
JP4436192B2 (ja) 電動圧縮機の制御装置
JP2008175067A (ja) 電動圧縮機
JP4992292B2 (ja) 車載用電気回路ユニット
JP2010121449A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2008163767A (ja) 電動圧縮機
JP2010270760A (ja) 車両用電動圧縮機
JP2008163765A (ja) 電動圧縮機
JP4830848B2 (ja) 電動圧縮機
JP5538259B2 (ja) 空気調和機
JP5686992B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
WO2023157583A1 (ja) 電動圧縮機
WO2018230267A1 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2008163764A (ja) 電動圧縮機
WO2023162029A1 (ja) 駆動装置および空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4436192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees