JPH09144476A - 二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置 - Google Patents
二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置Info
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- JPH09144476A JPH09144476A JP32652795A JP32652795A JPH09144476A JP H09144476 A JPH09144476 A JP H09144476A JP 32652795 A JP32652795 A JP 32652795A JP 32652795 A JP32652795 A JP 32652795A JP H09144476 A JPH09144476 A JP H09144476A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大口径トンネルの掘削専用のコピーカッター
装置の油圧配管を遠隔操作によって自動的かつ確実に分
離でき、構造も簡単な流体圧配管の分離装置を提供す
る。 【解決手段】 内周側カッターディスク6の外周縁部内
に、シリンダ装置14を介して半径方向外方へ進退可能
な連結子15を備えた連結装置11を円周方向に間隔を
あけて配設し、外周側カッターディスク5の内周縁部内
の各連結子15に対応する位置に連結子嵌合口12を円
周方向に間隔をあけて設け、各嵌合口12内の上端中心
部に、大径シールド掘進機用コピーカッター装置20の
流体圧直管16の一部を半径方向内方に向けて突出させ
る一方、連結子15の中心軸部に流体圧路15cを穿設
し、その先端部15d内に流体圧直管16の突出部分1
6aを分離可能に嵌着し、流体圧路15cに流体圧配管
を接続している。
装置の油圧配管を遠隔操作によって自動的かつ確実に分
離でき、構造も簡単な流体圧配管の分離装置を提供す
る。 【解決手段】 内周側カッターディスク6の外周縁部内
に、シリンダ装置14を介して半径方向外方へ進退可能
な連結子15を備えた連結装置11を円周方向に間隔を
あけて配設し、外周側カッターディスク5の内周縁部内
の各連結子15に対応する位置に連結子嵌合口12を円
周方向に間隔をあけて設け、各嵌合口12内の上端中心
部に、大径シールド掘進機用コピーカッター装置20の
流体圧直管16の一部を半径方向内方に向けて突出させ
る一方、連結子15の中心軸部に流体圧路15cを穿設
し、その先端部15d内に流体圧直管16の突出部分1
6aを分離可能に嵌着し、流体圧路15cに流体圧配管
を接続している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送電線用や下水
道用などの、大口径トンネルとこれに続く小口径トンネ
ルとからなる二段式トンネルの掘削作業に用いられるも
ので、大口径のトンネルの掘削作業後に、小口径のトン
ネルの掘削作業を継続して行うことができる二段式シー
ルド掘進機(親子シールド掘進機ともいう)に関する。
詳しくは、この二段式シールド掘進機において小口径ト
ンネルの掘削作業に移る際に、大口径トンネルの掘削作
業時に使用するコピーカッター装置駆動用の流体圧配管
を分離する装置に関するものである。
道用などの、大口径トンネルとこれに続く小口径トンネ
ルとからなる二段式トンネルの掘削作業に用いられるも
ので、大口径のトンネルの掘削作業後に、小口径のトン
ネルの掘削作業を継続して行うことができる二段式シー
ルド掘進機(親子シールド掘進機ともいう)に関する。
詳しくは、この二段式シールド掘進機において小口径ト
ンネルの掘削作業に移る際に、大口径トンネルの掘削作
業時に使用するコピーカッター装置駆動用の流体圧配管
を分離する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールド掘進機によるトンネルの掘削作
業においてカーブしたトンネルを掘削する場合に、回転
するカッターディスク(カッターヘッドともいう)の外
周からコピーカッターを突出させてカーブさせる方向の
地山を余分に掘削する、いわゆる余掘り作業が行われ
る。このため、カーブしたトンネルを掘削するシールド
掘進機は、カッターディスク内にコピーカッター装置が
配備されている。また、コピーカッター装置のコピーカ
ッターを駆動するのに、一般にはシリンダ装置を介して
油圧源で行われている。
業においてカーブしたトンネルを掘削する場合に、回転
するカッターディスク(カッターヘッドともいう)の外
周からコピーカッターを突出させてカーブさせる方向の
地山を余分に掘削する、いわゆる余掘り作業が行われ
る。このため、カーブしたトンネルを掘削するシールド
掘進機は、カッターディスク内にコピーカッター装置が
配備されている。また、コピーカッター装置のコピーカ
ッターを駆動するのに、一般にはシリンダ装置を介して
油圧源で行われている。
【0003】ところで、従来、上記した二段式シールド
掘進機については、例えば特開平3−66897号公報
や実開平3−32692号公報に記載のものがある。こ
の種の二段式シールド掘進機は、大径シールド掘進機内
の中心部に小径シールド掘進機を切り離し可能に配備す
るとともに、カッターディスクは、環状の外周側カッタ
ーディスクとこの外周側カッターディスク内に分離可能
に配装される円形の内周側カッターディスクとから構成
している。
掘進機については、例えば特開平3−66897号公報
や実開平3−32692号公報に記載のものがある。こ
の種の二段式シールド掘進機は、大径シールド掘進機内
の中心部に小径シールド掘進機を切り離し可能に配備す
るとともに、カッターディスクは、環状の外周側カッタ
ーディスクとこの外周側カッターディスク内に分離可能
に配装される円形の内周側カッターディスクとから構成
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二段式
シールド掘進機についてもカーブしたトンネルを掘削す
るためには、コピーカッター装置を備える必要がある
が、コピーカッター装置についての具体的な記載はな
い。また、掘削しようとするトンネルの口径が大きくな
ると、コピーカッターを半径方向に移動させるストロー
クの関係、つまりストロークが大きくなり過ぎることか
ら、大口径トンネルと小口径トンネルに共通のコピーカ
ッターを使用することが困難なため、大口径トンネルの
掘削用と小口径トンネルの掘削用にそれぞれ専用のコピ
ーカッター装置を装備する必要がある。そこで、外周側
カッターディスク内に大口径トンネル掘削用コピーカッ
ター装置を、また内周側カッターディスク内に小口径ト
ンネル掘削用コピーカッター装置をそれぞれ装備し、大
口径トンネルの掘削作業時に大口径トンネル用のコピー
カッター装置を駆動する一方、小口径トンネルの掘削作
業時には小口径トンネル用のコピーカッター装置を駆動
できるようにしなければならない。そして、小口径トン
ネルの掘削作業時には、外周側カッターディスクをはじ
めとし、大口径トンネルの掘削にのみ必要な部分(例え
ば大径シールド掘進機本体)を切り離すことになるの
で、これに伴い、油圧源を使用しているときには、大口
径トンネル掘削専用の油圧配管も分離できるようにしな
ければならない。
シールド掘進機についてもカーブしたトンネルを掘削す
るためには、コピーカッター装置を備える必要がある
が、コピーカッター装置についての具体的な記載はな
い。また、掘削しようとするトンネルの口径が大きくな
ると、コピーカッターを半径方向に移動させるストロー
クの関係、つまりストロークが大きくなり過ぎることか
ら、大口径トンネルと小口径トンネルに共通のコピーカ
ッターを使用することが困難なため、大口径トンネルの
掘削用と小口径トンネルの掘削用にそれぞれ専用のコピ
ーカッター装置を装備する必要がある。そこで、外周側
カッターディスク内に大口径トンネル掘削用コピーカッ
ター装置を、また内周側カッターディスク内に小口径ト
ンネル掘削用コピーカッター装置をそれぞれ装備し、大
口径トンネルの掘削作業時に大口径トンネル用のコピー
カッター装置を駆動する一方、小口径トンネルの掘削作
業時には小口径トンネル用のコピーカッター装置を駆動
できるようにしなければならない。そして、小口径トン
ネルの掘削作業時には、外周側カッターディスクをはじ
めとし、大口径トンネルの掘削にのみ必要な部分(例え
ば大径シールド掘進機本体)を切り離すことになるの
で、これに伴い、油圧源を使用しているときには、大口
径トンネル掘削専用の油圧配管も分離できるようにしな
ければならない。
【0005】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、大口径トンネルの掘削専用のコピーカッター装置の
油圧配管を遠隔操作によって自動的かつ確実に分離で
き、構造も簡単な流体圧配管の分離装置を提供すること
を課題としている。
で、大口径トンネルの掘削専用のコピーカッター装置の
油圧配管を遠隔操作によって自動的かつ確実に分離で
き、構造も簡単な流体圧配管の分離装置を提供すること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明にかかる、大径シールド掘進機内の中心部
に小径シールド掘進機を切り離し可能に配備した二段式
シールド掘進機の流体圧配管分離装置は、大径シールド
掘進機用コピーカッター装置を半径方向外方へ出入り可
能に内蔵した環状の外周側カッターディスク内に、小径
シールド掘進機用コピーカッター装置を半径方向外方へ
出入り可能に内蔵した円形の内周側カッターディスクを
分離可能に配装するとともに、前記内周側カッターディ
スクの外周縁部内に、シリンダ装置を介して半径方向外
方へ進退可能な連結子を備えた連結装置を円周方向に間
隔をあけて配設し、前記外周側カッターディスクの内周
縁部内の前記各連結子に対応する位置に連結子嵌合口を
円周方向に間隔をあけて設け、各嵌合口の内端中心部
に、前記大径シールド掘進機用コピーカッター装置の流
体圧直管の一部を半径方向内方に向けて突出させる一
方、前記連結子の中心軸部に流体圧路を穿設し、その先
端部内に前記流体圧直管の突出部分を分離可能に嵌着
し、前記流体圧路に小径シールド掘進機からの流体圧管
を接続している。
めにこの発明にかかる、大径シールド掘進機内の中心部
に小径シールド掘進機を切り離し可能に配備した二段式
シールド掘進機の流体圧配管分離装置は、大径シールド
掘進機用コピーカッター装置を半径方向外方へ出入り可
能に内蔵した環状の外周側カッターディスク内に、小径
シールド掘進機用コピーカッター装置を半径方向外方へ
出入り可能に内蔵した円形の内周側カッターディスクを
分離可能に配装するとともに、前記内周側カッターディ
スクの外周縁部内に、シリンダ装置を介して半径方向外
方へ進退可能な連結子を備えた連結装置を円周方向に間
隔をあけて配設し、前記外周側カッターディスクの内周
縁部内の前記各連結子に対応する位置に連結子嵌合口を
円周方向に間隔をあけて設け、各嵌合口の内端中心部
に、前記大径シールド掘進機用コピーカッター装置の流
体圧直管の一部を半径方向内方に向けて突出させる一
方、前記連結子の中心軸部に流体圧路を穿設し、その先
端部内に前記流体圧直管の突出部分を分離可能に嵌着
し、前記流体圧路に小径シールド掘進機からの流体圧管
を接続している。
【0007】上記の構成を有するこの発明にかかる流体
圧配管分離装置によれば、内周側カッターディスクの外
周から外方に突出する複数の連結子が外周側カッターデ
ィスクの嵌合口に嵌め込まれることにより、内外周のカ
ッターディスクが一体的に連結される。この状態で嵌合
口の内端中央部より突出した流体圧直管に対し、連結子
の中心軸部の流体圧路(の先端部)がかぶせられるよう
に嵌め込まれて接続される。したがって、大径シールド
掘進機によりその先端のカッターディスクを回転させな
がら大口径トンネルの掘削作業を行い、カーブ状トンネ
ルの掘削時には連結子の流体圧路に接続されている小径
シールド掘進機からの流体圧管を通して流体圧を供給す
ることにより、外周側カッターディスク内のシリンダ装
置を介してコピーカッターを適宜突出させ、トンネルを
カーブさせる側の地山を余掘りしながら、大径シールド
掘進機を曲進することができる。
圧配管分離装置によれば、内周側カッターディスクの外
周から外方に突出する複数の連結子が外周側カッターデ
ィスクの嵌合口に嵌め込まれることにより、内外周のカ
ッターディスクが一体的に連結される。この状態で嵌合
口の内端中央部より突出した流体圧直管に対し、連結子
の中心軸部の流体圧路(の先端部)がかぶせられるよう
に嵌め込まれて接続される。したがって、大径シールド
掘進機によりその先端のカッターディスクを回転させな
がら大口径トンネルの掘削作業を行い、カーブ状トンネ
ルの掘削時には連結子の流体圧路に接続されている小径
シールド掘進機からの流体圧管を通して流体圧を供給す
ることにより、外周側カッターディスク内のシリンダ装
置を介してコピーカッターを適宜突出させ、トンネルを
カーブさせる側の地山を余掘りしながら、大径シールド
掘進機を曲進することができる。
【0008】このようにして大口径トンネルの掘削作業
が終了した後、小口径トンネルの掘削作業の開始は、次
のような手順で行われる。すなわち、内外周一体のカッ
ターディスクを回転を停止した状態で、内周側カッター
ディスク内のシリンダ装置を介して全ての連結子を半径
方向内方に移動させ、外周側カッターディスク内の各嵌
合口から連結子を引き抜き、内周と外周のカッターディ
スクの連結状態を解除する。この連結解除作業に伴っ
て、嵌合口内に突出する流体圧直管に嵌着されていた連
結子の流体圧路の先端部分が引き外されることにより、
大径シールド掘進機用コピーカッター装置の流体圧配管
が分離される。この作業前には、流体圧源からコピーカ
ッター装置への流体圧の供給を中止するので、流体圧配
管を分離した際の加圧流体(圧油など)の漏れ出しは僅
かであり、とくに支障はない。そして大径シールド掘進
機本体と小径シールド掘進機本体の分離も並行して、あ
るいは内外周カッターディスクの分離後に行われ、大径
シールド掘進機内の中心部から小径シールド掘進機が前
方へ掘進可能な状態になり、小径シールド掘進機が前方
へ掘進する際に、外周側カッターディスクは大径シール
ド掘進機本体とともに残され、内周側カッターディスク
が切り離される。
が終了した後、小口径トンネルの掘削作業の開始は、次
のような手順で行われる。すなわち、内外周一体のカッ
ターディスクを回転を停止した状態で、内周側カッター
ディスク内のシリンダ装置を介して全ての連結子を半径
方向内方に移動させ、外周側カッターディスク内の各嵌
合口から連結子を引き抜き、内周と外周のカッターディ
スクの連結状態を解除する。この連結解除作業に伴っ
て、嵌合口内に突出する流体圧直管に嵌着されていた連
結子の流体圧路の先端部分が引き外されることにより、
大径シールド掘進機用コピーカッター装置の流体圧配管
が分離される。この作業前には、流体圧源からコピーカ
ッター装置への流体圧の供給を中止するので、流体圧配
管を分離した際の加圧流体(圧油など)の漏れ出しは僅
かであり、とくに支障はない。そして大径シールド掘進
機本体と小径シールド掘進機本体の分離も並行して、あ
るいは内外周カッターディスクの分離後に行われ、大径
シールド掘進機内の中心部から小径シールド掘進機が前
方へ掘進可能な状態になり、小径シールド掘進機が前方
へ掘進する際に、外周側カッターディスクは大径シール
ド掘進機本体とともに残され、内周側カッターディスク
が切り離される。
【0009】請求項2記載のように、前記内周側カッタ
ーディスクの前記連結子の出入り用開口部内に、連結子
の側周面に摺接可能なシール部材を装着するのが好まし
い。
ーディスクの前記連結子の出入り用開口部内に、連結子
の側周面に摺接可能なシール部材を装着するのが好まし
い。
【0010】この請求項2の構成により、外周側カッタ
ーディスクを分離した際に、連結子の出入り用開口部が
連結子で塞がれるから、小口径トンネルの掘削作業時に
水等の浸入が防止される。
ーディスクを分離した際に、連結子の出入り用開口部が
連結子で塞がれるから、小口径トンネルの掘削作業時に
水等の浸入が防止される。
【0011】請求項3記載のように、前記連結子および
前記シリンダ装置を収納可能な収納室を前記内周側カッ
ターディスク内に設け、前記連結子の流体圧路に一端を
接続した流体圧管の一部をその両端にスイベルジョイン
トを介在させて湾曲可能に構成し、前記連結子を引き込
んだときに前記収納室内に前記流体圧管が収まるように
すると一層好ましい。
前記シリンダ装置を収納可能な収納室を前記内周側カッ
ターディスク内に設け、前記連結子の流体圧路に一端を
接続した流体圧管の一部をその両端にスイベルジョイン
トを介在させて湾曲可能に構成し、前記連結子を引き込
んだときに前記収納室内に前記流体圧管が収まるように
すると一層好ましい。
【0012】この請求項3の構成によれば、連結子を収
納室内に引き込む際に、流体圧管の一部がスムーズに湾
曲し、連結子の引き込み動作が阻害されることがない。
納室内に引き込む際に、流体圧管の一部がスムーズに湾
曲し、連結子の引き込み動作が阻害されることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるシールド
掘進機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
掘進機の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1(a)は本発明の流体圧配管分離装置を
備えた二段式シールド掘進機の切り離し直前の状態を示
す全体概要縦断面図である。同図に示すように、シール
ド掘進機1は、大径シールド掘進機本体2内の中心部に
小径シールド掘進機本体3が複数の連結キー4を介して
一体に連結された構造からなっている。小径シールド掘
進機本体3の前面に円形の内周側カッターディスク6が
センターの回転軸6aで回動自在に軸支され、このカッ
ターディスク6は小径シールド掘進機本体3内の前部に
配設された駆動モータ7により回転する。カッターディ
スク6の外周側には、環状の外周側カッターディスク5
が分離可能に配装され、後述する連結機構11により一
体的に連結されている。このため大口径トンネルの掘削
時には、駆動モータ7により内外周のカッターディスク
5・6が一体となって回転する。
備えた二段式シールド掘進機の切り離し直前の状態を示
す全体概要縦断面図である。同図に示すように、シール
ド掘進機1は、大径シールド掘進機本体2内の中心部に
小径シールド掘進機本体3が複数の連結キー4を介して
一体に連結された構造からなっている。小径シールド掘
進機本体3の前面に円形の内周側カッターディスク6が
センターの回転軸6aで回動自在に軸支され、このカッ
ターディスク6は小径シールド掘進機本体3内の前部に
配設された駆動モータ7により回転する。カッターディ
スク6の外周側には、環状の外周側カッターディスク5
が分離可能に配装され、後述する連結機構11により一
体的に連結されている。このため大口径トンネルの掘削
時には、駆動モータ7により内外周のカッターディスク
5・6が一体となって回転する。
【0015】小径シールド掘進機本体3の円筒状スキン
プレート3aの後端には、後方へ向けて複数のシールド
ジャッキ3bが配設されている。また掘進機本体3の後
部支持フレーム3cから後方へ向けて作業デッキ3dが
張設され、この作業デッキ3dの後部に真円保持装置8
が前後方向に移動可能に装備されている。さらに後部支
持フレーム3cのすぐ後方に旋回リング9aが配設さ
れ、この旋回リング9aにエレクタ装置9が配設されて
いる。大径シールド掘進機本体2の円筒状スキンプレー
ト2aの後端には、後方へ向けて複数のシールドジャッ
キ2bが配設されている。大径側のスキンプレート2a
の後端にはテールシール2eが装着され、小径側のスキ
ンプレート3aの後端にはテールシール3eが装着され
ている。なお、大径シールド掘進機本体2の円筒状スキ
ンプレート2aおよび小径シールド掘進機本体3の円筒
状スキンプレート3aは、それぞれ前後部に分離されて
中折れピン2p・3pにより水平方向に折れ曲がり可能
に結合されている。また、図1(a)中の符号3fは小径
側カッターチャンバー、3gはカッターチャンバー3f
内へ加圧泥水を供給するための送泥管、3hはカッター
チャンバー3f内から加圧泥水を排出するための排泥管
である。符号2fは大径側カッターチャンバー、2gは
カッターチャンバー2f内へ加圧泥水を供給するための
送泥管、2hはカッターチャンバー2f内から加圧泥水
を排出するための排泥管である。符号sはセグメントピ
ース、tは反力受けである。
プレート3aの後端には、後方へ向けて複数のシールド
ジャッキ3bが配設されている。また掘進機本体3の後
部支持フレーム3cから後方へ向けて作業デッキ3dが
張設され、この作業デッキ3dの後部に真円保持装置8
が前後方向に移動可能に装備されている。さらに後部支
持フレーム3cのすぐ後方に旋回リング9aが配設さ
れ、この旋回リング9aにエレクタ装置9が配設されて
いる。大径シールド掘進機本体2の円筒状スキンプレー
ト2aの後端には、後方へ向けて複数のシールドジャッ
キ2bが配設されている。大径側のスキンプレート2a
の後端にはテールシール2eが装着され、小径側のスキ
ンプレート3aの後端にはテールシール3eが装着され
ている。なお、大径シールド掘進機本体2の円筒状スキ
ンプレート2aおよび小径シールド掘進機本体3の円筒
状スキンプレート3aは、それぞれ前後部に分離されて
中折れピン2p・3pにより水平方向に折れ曲がり可能
に結合されている。また、図1(a)中の符号3fは小径
側カッターチャンバー、3gはカッターチャンバー3f
内へ加圧泥水を供給するための送泥管、3hはカッター
チャンバー3f内から加圧泥水を排出するための排泥管
である。符号2fは大径側カッターチャンバー、2gは
カッターチャンバー2f内へ加圧泥水を供給するための
送泥管、2hはカッターチャンバー2f内から加圧泥水
を排出するための排泥管である。符号sはセグメントピ
ース、tは反力受けである。
【0016】図2はカッターディスク5・6の一部(略
1/4)を示す一部分を切り欠いて表した正面図、図3
は図4のA−A断面図で、図3(a)は連結状態を表し、
図3(b)は分離状態を表す。図4は図2のB−B断面
図、図5は図3(b)のC部を拡大した断面図、図6は図
5のD−D方向矢視図である。
1/4)を示す一部分を切り欠いて表した正面図、図3
は図4のA−A断面図で、図3(a)は連結状態を表し、
図3(b)は分離状態を表す。図4は図2のB−B断面
図、図5は図3(b)のC部を拡大した断面図、図6は図
5のD−D方向矢視図である。
【0017】図2に示すように、内周側カッターディス
ク6の外周縁部内と外周側カッターディスク5の内周縁
部内にまたがって、連結装置11が円周方向に等間隔に
設けられている。連結装置11は本例では8本あり、各
外周側は凹状の嵌合口12に形成されている。一方、各
内周側には半径方向に延びる開口断面四角形の収納室1
3が形成され、各収納室13内に油圧シリンダ装置14
がピストンロッド14aを外方へ向けて配装され、この
ピストンロッド14aの先端に略正四角柱状の連結子1
5がピン15aを介して枢着されている。図5のように
各収納室13の開口部13a内には、四角形状の枠体1
3bが嵌着され、この枠体13bの内周面に連結子15
の側周面が摺接可能なシール部材13cが装着されてい
る。
ク6の外周縁部内と外周側カッターディスク5の内周縁
部内にまたがって、連結装置11が円周方向に等間隔に
設けられている。連結装置11は本例では8本あり、各
外周側は凹状の嵌合口12に形成されている。一方、各
内周側には半径方向に延びる開口断面四角形の収納室1
3が形成され、各収納室13内に油圧シリンダ装置14
がピストンロッド14aを外方へ向けて配装され、この
ピストンロッド14aの先端に略正四角柱状の連結子1
5がピン15aを介して枢着されている。図5のように
各収納室13の開口部13a内には、四角形状の枠体1
3bが嵌着され、この枠体13bの内周面に連結子15
の側周面が摺接可能なシール部材13cが装着されてい
る。
【0018】また連結子15の先端部15bの両側面は
先端に向け幅を漸次縮小したテーパー状に形成され、こ
のテーパー形状に対応するテーパー状壁で嵌合口12の
両側内壁が形成されている。油圧シリンダ装置14に
は、図示を省略した油圧配管により、小径シールド掘進
機本体3内の油圧源からスイベルジョイントを介して圧
油が供給される。この構成によって、油圧シリンダ装置
14の伸長操作にて連結子15を半径方向外方へ突出さ
せることにより、図3(a)のように嵌合口12内に連結
子15の先端部が嵌まり込み、内周側カッターディスク
6と外周側カッターディスク5とが一体に連結される。
また逆に、油圧シリンダ装置14の収縮操作にて連結子
15を半径方向内方へ引き込むことにより、図3(b)の
ように嵌合口12内に連結子15の先端部が抜け出し、
内周側カッターディスク6と外周側カッターディスク5
の連結状態が解除され、分離可能な状態になる。
先端に向け幅を漸次縮小したテーパー状に形成され、こ
のテーパー形状に対応するテーパー状壁で嵌合口12の
両側内壁が形成されている。油圧シリンダ装置14に
は、図示を省略した油圧配管により、小径シールド掘進
機本体3内の油圧源からスイベルジョイントを介して圧
油が供給される。この構成によって、油圧シリンダ装置
14の伸長操作にて連結子15を半径方向外方へ突出さ
せることにより、図3(a)のように嵌合口12内に連結
子15の先端部が嵌まり込み、内周側カッターディスク
6と外周側カッターディスク5とが一体に連結される。
また逆に、油圧シリンダ装置14の収縮操作にて連結子
15を半径方向内方へ引き込むことにより、図3(b)の
ように嵌合口12内に連結子15の先端部が抜け出し、
内周側カッターディスク6と外周側カッターディスク5
の連結状態が解除され、分離可能な状態になる。
【0019】図5・図6に示すように、2本の直管16
a・16bをエルボ管16cで接続したL形油圧管16
の一方の直管16aの一部を、嵌合口12の上端中心部
より下方へ突出させてホルダー12aに溶接により取り
付けている。一方、連結子15の中心軸部に油圧路15
cを穿設し、油圧路15cの先端部分15dを直管16
aに嵌め込み可能に口径をやや大きく形成している。通
常、内外周カッターディスク5・6の分離は一回しか行
われないため、連結子15を嵌合口12内に嵌入した連
結状態において、L形油圧管16の直管16aを油圧路
15cの先端部分15d内に嵌挿して位置決めした状態
で、直管16aの溶接を行うのが好ましい。また、連結
子15の油圧路15cの基端に、図4のように「へ」の
字状の非可撓性の油圧管17aの一端を接続し、この油
圧管17aの他端にスイベルジョイント18を介在させ
て可撓性を具備した油圧管17bの一端を接続してい
る。この油圧管17bの他端はスイベルジョイント18
を介在させて収納室13の外側に配置されたL字管17
cの一端に接続し、L字管17cの他端は別の配管(図
示せず)を介して小径シールド掘進機3内の油圧源(図
示せず)に接続している。この構成により、連結子15
が図3(a)の状態から図3(b)の状態に移動した場合
に、油圧管17bが収納室13内で湾曲し収納室13内
に収まる。油圧配管17aおよびL字管17cは剛性の
高い金属管が使用されるが、油圧管17bには、湾曲し
易い金属管やゴム管などの可撓性に富む材質が使用され
る。なお、こうした油圧配管が組み込まれるのは、8本
の連結装置11のうち1本〜2本である。
a・16bをエルボ管16cで接続したL形油圧管16
の一方の直管16aの一部を、嵌合口12の上端中心部
より下方へ突出させてホルダー12aに溶接により取り
付けている。一方、連結子15の中心軸部に油圧路15
cを穿設し、油圧路15cの先端部分15dを直管16
aに嵌め込み可能に口径をやや大きく形成している。通
常、内外周カッターディスク5・6の分離は一回しか行
われないため、連結子15を嵌合口12内に嵌入した連
結状態において、L形油圧管16の直管16aを油圧路
15cの先端部分15d内に嵌挿して位置決めした状態
で、直管16aの溶接を行うのが好ましい。また、連結
子15の油圧路15cの基端に、図4のように「へ」の
字状の非可撓性の油圧管17aの一端を接続し、この油
圧管17aの他端にスイベルジョイント18を介在させ
て可撓性を具備した油圧管17bの一端を接続してい
る。この油圧管17bの他端はスイベルジョイント18
を介在させて収納室13の外側に配置されたL字管17
cの一端に接続し、L字管17cの他端は別の配管(図
示せず)を介して小径シールド掘進機3内の油圧源(図
示せず)に接続している。この構成により、連結子15
が図3(a)の状態から図3(b)の状態に移動した場合
に、油圧管17bが収納室13内で湾曲し収納室13内
に収まる。油圧配管17aおよびL字管17cは剛性の
高い金属管が使用されるが、油圧管17bには、湾曲し
易い金属管やゴム管などの可撓性に富む材質が使用され
る。なお、こうした油圧配管が組み込まれるのは、8本
の連結装置11のうち1本〜2本である。
【0020】図2に示すように、外周側カッターディス
ク5内には、一つの連結機構11の嵌合口12と隣接す
る連結装置11の嵌合口12との円周方向の中間位置に
コピーカッター装置20が配備されている。このコピー
カッター装置20は、図5に示すように、ジャッキ21
の先端にコピーカッター22が装着され、ジャッキ21
の伸縮動作によりカッターディスク5の半径方向外方へ
出入りするように構成されている。ジャッキ21の基端
と先端部とにそれぞれ油圧配管22・23の一端が接続
され、各油圧配管23・24の他端に切換弁(図示せ
ず)および油圧チューブ(図示せず)を介してL形油圧
管16の直管16bが接続されている。
ク5内には、一つの連結機構11の嵌合口12と隣接す
る連結装置11の嵌合口12との円周方向の中間位置に
コピーカッター装置20が配備されている。このコピー
カッター装置20は、図5に示すように、ジャッキ21
の先端にコピーカッター22が装着され、ジャッキ21
の伸縮動作によりカッターディスク5の半径方向外方へ
出入りするように構成されている。ジャッキ21の基端
と先端部とにそれぞれ油圧配管22・23の一端が接続
され、各油圧配管23・24の他端に切換弁(図示せ
ず)および油圧チューブ(図示せず)を介してL形油圧
管16の直管16bが接続されている。
【0021】内周側カッターディスク6内にも、前記連
結装置11の収納室13と隣接する連結装置11の収納
室13との円周方向の中間位置にコピーカッター装置2
5が配備されている。このコピーカッター装置25は、
外周側コピーカッター装置20(図5参照)と同一の構
造からなり、図示は省略するが、カッターディスク6の
センター軸6aを貫通する給油路およびスイベルジョイ
ントを介して、コピーカッター装置25のジャッキに油
圧源が接続されている。なお、外周側コピーカッター装
置20への圧油の供給も、途中まではコピーカッター装
置25と共通の油圧配管を通じて行われる。
結装置11の収納室13と隣接する連結装置11の収納
室13との円周方向の中間位置にコピーカッター装置2
5が配備されている。このコピーカッター装置25は、
外周側コピーカッター装置20(図5参照)と同一の構
造からなり、図示は省略するが、カッターディスク6の
センター軸6aを貫通する給油路およびスイベルジョイ
ントを介して、コピーカッター装置25のジャッキに油
圧源が接続されている。なお、外周側コピーカッター装
置20への圧油の供給も、途中まではコピーカッター装
置25と共通の油圧配管を通じて行われる。
【0022】次に、上記した構成からなる本発明の油圧
配管装置の実施例について二段式シールド掘進機におけ
る小径シールド掘進機の切り離し動作とともに、大口径
トンネル掘削用の油圧配管装置の分離動作を説明する。
配管装置の実施例について二段式シールド掘進機におけ
る小径シールド掘進機の切り離し動作とともに、大口径
トンネル掘削用の油圧配管装置の分離動作を説明する。
【0023】二段式シールド掘進機1による大口径トン
ネルの掘削作業後に、図1において 大径シールド掘進機本体2内のシールドジャッキを
収縮し、後述A)〜の手順により外周側カッターディスク
5を分離する。
ネルの掘削作業後に、図1において 大径シールド掘進機本体2内のシールドジャッキを
収縮し、後述A)〜の手順により外周側カッターディスク
5を分離する。
【0024】 大径シールド掘進機本体2の送泥管2
gおよび排泥管2hを分離し、それらの分離部分を処理
する。
gおよび排泥管2hを分離し、それらの分離部分を処理
する。
【0025】 エレクタ装置9を、大口径トンネル用
から小口径トンネル用に段取替えする。
から小口径トンネル用に段取替えする。
【0026】 真円保持装置8を、大口径トンネル用
から小口径トンネル用に段取替えする。
から小口径トンネル用に段取替えする。
【0027】 小径シールド掘進機本体3側のスキン
プレート3aの後端に、テールシール3eを装着する。
プレート3aの後端に、テールシール3eを装着する。
【0028】 反力受けtの内周端側に、小口径トン
ネル用の仮セグメントピースsを組立てる。
ネル用の仮セグメントピースsを組立てる。
【0029】 小径シールド掘進機本体3内から、大
径シールド掘進機本体との複数の連結キー4を取り外し
て連結状態を解除する。
径シールド掘進機本体との複数の連結キー4を取り外し
て連結状態を解除する。
【0030】小口径トンネル用の内周側カッターディス
ク6を駆動モータ7により回転するとともに、シールド
ジャッキ3bを伸長することにより、小口径トンネルの
掘削作業を開始する。この結果、図1(b)に示すように
小径シールド掘進機3が前進し、環状の外周側カッター
ディスク5、大径シールド掘進機本体2の円筒状スキン
プレート2a、シールドジャッキ2bなどが地山に残さ
れ、その内周側に小口径トンネルのセグメントsが組み
立てられる。
ク6を駆動モータ7により回転するとともに、シールド
ジャッキ3bを伸長することにより、小口径トンネルの
掘削作業を開始する。この結果、図1(b)に示すように
小径シールド掘進機3が前進し、環状の外周側カッター
ディスク5、大径シールド掘進機本体2の円筒状スキン
プレート2a、シールドジャッキ2bなどが地山に残さ
れ、その内周側に小口径トンネルのセグメントsが組み
立てられる。
【0031】さて、外周側カッターディスク5の分離
は、以下のような手順で行われる。すなわち、図2およ
び図3において、 A) 内周側カッターディスク6内のシリンダ装置14を
介して全ての連結子15を半径方向内方に移動させ、外
周側カッターディスク5内の各嵌合口12から図4(b)
のように連結子15を引き抜き、内外周カッターディス
ク5・6の連結状態を解除する。
は、以下のような手順で行われる。すなわち、図2およ
び図3において、 A) 内周側カッターディスク6内のシリンダ装置14を
介して全ての連結子15を半径方向内方に移動させ、外
周側カッターディスク5内の各嵌合口12から図4(b)
のように連結子15を引き抜き、内外周カッターディス
ク5・6の連結状態を解除する。
【0032】B) A)の連結解除作業に伴って、嵌合口1
2内に突出する直管16aに嵌着されていた連結子15
の油圧路15cの先端部分15dが引き外されることに
よって、大口径トンネル用コピーカッター装置20の油
圧配管が小口径トンネル用のそれと自動的に分離され
る。
2内に突出する直管16aに嵌着されていた連結子15
の油圧路15cの先端部分15dが引き外されることに
よって、大口径トンネル用コピーカッター装置20の油
圧配管が小口径トンネル用のそれと自動的に分離され
る。
【0033】上記に本発明の流体圧配管分離装置の一実
施例を説明したが、本発明は下記のように実施すること
もできる。
施例を説明したが、本発明は下記のように実施すること
もできる。
【0034】1) 油圧に限らず、例えば空気圧を利用し
た配管の分離ができる。
た配管の分離ができる。
【0035】2) 連結機構11の連結子15とその嵌合
口12との間に設ける配管の数は、適宜変更できる。
口12との間に設ける配管の数は、適宜変更できる。
【0036】3) 連結子15の形状は四角柱状から円柱
状に変更することができ、この場合には円柱状連結子1
5の形状に合わせて嵌合口12の形状を変更するととも
に、収容室13の開口断面形状も変更する必要がある。
これは、連結子15を内周側カッターディスク6の収容
室13内に引っ込めたときに、連結子15が室壁に嵌合
して外部から水などが浸入するのを防止する、いわゆる
蓋としての役目を担っているからである。
状に変更することができ、この場合には円柱状連結子1
5の形状に合わせて嵌合口12の形状を変更するととも
に、収容室13の開口断面形状も変更する必要がある。
これは、連結子15を内周側カッターディスク6の収容
室13内に引っ込めたときに、連結子15が室壁に嵌合
して外部から水などが浸入するのを防止する、いわゆる
蓋としての役目を担っているからである。
【0037】4) 連結子15とその嵌合口12には、対
をなす1組の分離可能な油圧配管15c・16を設けた
が、2組以上の油圧配管を設けることができ、この場合
には連結子15に中心軸部の油圧路15cとは別の油圧
路が穿設されることになる。
をなす1組の分離可能な油圧配管15c・16を設けた
が、2組以上の油圧配管を設けることができ、この場合
には連結子15に中心軸部の油圧路15cとは別の油圧
路が穿設されることになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明の二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置
には、次のような効果がある。
この発明の二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置
には、次のような効果がある。
【0039】(1) 大口径トンネルの掘削専用のコピーカ
ッター装置の油圧配管を,遠隔操作によって自動的(人
手作業によらず)にかつ確実に分離でき、しかも装置の
構造も簡単である。
ッター装置の油圧配管を,遠隔操作によって自動的(人
手作業によらず)にかつ確実に分離でき、しかも装置の
構造も簡単である。
【0040】(2) 請求項2の装置では、外周側カッター
ディスクを分離した際に、連結子の出入り用開口部が連
結子で塞がれるから、小口径トンネルの掘削作業時に水
等の浸入が防止される。
ディスクを分離した際に、連結子の出入り用開口部が連
結子で塞がれるから、小口径トンネルの掘削作業時に水
等の浸入が防止される。
【0041】(3) 請求項3記載では、連結子を収納室内
に引き込む際に、流体圧管の一部がスムーズに湾曲し、
連結子の引き込み動作が阻害されない。
に引き込む際に、流体圧管の一部がスムーズに湾曲し、
連結子の引き込み動作が阻害されない。
【図1】図1(a)は本発明の流体圧配管分離装置を備え
た二段式シールド掘進機の切り離し直前の状態を示す全
体概要縦断面図である。図1(b)は図1(a)の二段式シ
ールド掘進機において、小径シールド掘進機が前進して
切り離された状態を示す概要縦断面図である。
た二段式シールド掘進機の切り離し直前の状態を示す全
体概要縦断面図である。図1(b)は図1(a)の二段式シ
ールド掘進機において、小径シールド掘進機が前進して
切り離された状態を示す概要縦断面図である。
【図2】カッターディスク5・6の一部(略1/4)を
示す一部分を切り欠いて表した正面図である。
示す一部分を切り欠いて表した正面図である。
【図3】図2のA−A断面図で、図3(a)は連結状態を
表し、図3(b)は分離状態を表す。
表し、図3(b)は分離状態を表す。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図3(b)のC部を拡大した断面図である。
【図6】図5のD−D方向矢視図である。
1 二段式シールド掘進機 2 大径シールド掘進機本体 3 小径シールド掘進機本体 5 外周側カッターディスク 6 内周側カッターディスク 11 連結装置 12 嵌合口 13 収納室 13cシール部材 14 油圧シリンダ装置 15 連結子 15c油圧路 16 L形油圧管
Claims (3)
- 【請求項1】 大径シールド掘進機内の中心部に小径シ
ールド掘進機を切り離し可能に配備した二段式シールド
掘進機の流体圧配管分離装置において、 大径シールド掘進機用コピーカッター装置を半径方向外
方へ出入り可能に内蔵した環状の外周側カッターディス
ク内に、小径シールド掘進機用コピーカッター装置を半
径方向外方へ出入り可能に内蔵した円形の内周側カッタ
ーディスクを分離可能に配装するとともに、 前記内周側カッターディスクの外周縁部内に、シリンダ
装置を介して半径方向外方へ進退可能な連結子を備えた
連結装置を円周方向に間隔をあけて配設し、前記外周側
カッターディスクの内周縁部内の前記各連結子に対応す
る位置に連結子嵌合口を円周方向に間隔をあけて設け、 各嵌合口の内端中心部に、前記大径シールド掘進機用コ
ピーカッター装置の流体圧直管の一部を半径方向内方に
向けて突出させる一方、前記連結子の中心軸部に流体圧
路を穿設し、その先端部内に前記流体圧直管の突出部分
を分離可能に嵌着し、前記流体圧路に小径シールド掘進
機からの流体圧管を接続したことを特徴とする二段式シ
ールド掘進機の流体圧配管分離装置。 - 【請求項2】 前記内周側カッターディスクの前記連結
子の出入り用開口部内に、連結子の側周面に摺接可能な
シール部材を装着した請求項1記載の二段式シールド掘
進機の流体圧配管分離装置。 - 【請求項3】 前記連結子および前記シリンダ装置を収
納可能な収納室を前記内周側カッターディスク内に設
け、前記連結子の流体圧路に一端を接続した流体圧管の
一部をその両端にスイベルジョイントを介在させて湾曲
可能に構成し、前記連結子を引き込んだときに前記収納
室内に前記流体圧管が収まるようにした請求項1又は2
記載の二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32652795A JP2696502B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32652795A JP2696502B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144476A true JPH09144476A (ja) | 1997-06-03 |
JP2696502B2 JP2696502B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=18188833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32652795A Expired - Fee Related JP2696502B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 二段式シールド掘進機の流体圧配管分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2696502B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005226771A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Komatsu Ltd | 流体配管装置およびそれを用いたシールド掘削機 |
JP2007198080A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 親子シールド掘進機 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP32652795A patent/JP2696502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005226771A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Komatsu Ltd | 流体配管装置およびそれを用いたシールド掘削機 |
JP2007198080A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 親子シールド掘進機 |
JP4716885B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2011-07-06 | ジャパントンネルシステムズ株式会社 | 親子シールド掘進機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2696502B2 (ja) | 1998-01-14 |
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