JPH09144125A - コンクリート円形水路の施工用ホース - Google Patents

コンクリート円形水路の施工用ホース

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JPH09144125A
JPH09144125A JP7323817A JP32381795A JPH09144125A JP H09144125 A JPH09144125 A JP H09144125A JP 7323817 A JP7323817 A JP 7323817A JP 32381795 A JP32381795 A JP 32381795A JP H09144125 A JPH09144125 A JP H09144125A
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JP
Japan
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hose
circular
fluid
construction
water channel
Prior art date
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Pending
Application number
JP7323817A
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English (en)
Inventor
Hideki Murase
秀樹 村瀬
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Kuraray Plastics Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のゴム製ホースは織布を埋入したゴム層
をマンドレルに巻いて重ね合わせて加流する製法で1本
ずつバッチ成形されているために、非常に高価なもので
あり、又、コンクリートとの型離れが悪く、さらにまた
ホースが重いために、ホース取扱い作業が困難であっ
た。 【解決手段】 コンクリート円形水路の施工用ホースに
おいて、補強繊維層を有する軟質塩化ビニル系樹脂製ホ
ースからなり、その一方のホース端部を金属栓で密閉シ
ールし、かつ該キャップには流体注排用バルブを有し、
又、他方のホース端部は偏平に密閉シールした構造を有
する円形水路の施工用ホース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート円形
水路の施工用ホース、特に道路側溝の円形水路の施工用
ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホースは図6および図7
(図6のローロ′断面図)に示すように織布などの補強
繊維層16をゴム層15に重ね合わせて、加流して得た
ゴム製のホース14が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゴム製ホースは織布を埋入したゴム層をマンドレルに巻
いて重ね合わせて加流する製法で1本ずつバッチ成形さ
れているために、非常に高価なものであり、又、コンク
リートとの型離れが悪く、さらにまたホースが重いため
に、ホース取扱い作業が困難であった。
【0004】本発明の目的は、安価で型離れが良く、軽
量で、かつ作業性の良いコンクリート円形水路の施工用
ホースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、補強繊維層
を有する軟質塩化ビニル系樹脂製ホースからなり、その
一方のホース端部を流体注排用バルブを有する金属栓で
密閉シールし、さらに他方のホース端部を偏平に密閉シ
ールしたコンクリート円形水路の施工用ホースを提供す
ることによって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
円形水路の施工用ホースの一部断面図を含む正面図であ
る。円形水路の施工用ホース1は、補強繊維層2を有
し、連続押出成形された軟質塩化ビニル系樹脂製ホース
3からなり、その一方のホース端部が流体注排用バルブ
5とホース引抜き用フック6を取付た金属栓4を挿入
し、ホース外周面から金属製平バンド7で締めて固定
し、密閉されている。
【0007】他方のホース端部は偏平に押潰した状態で
密閉シールされており、また該端部のホース内面間の溶
着または接着部境界線13は図2(図1の側面図)に示
すように円弧状になっていることが好適な態様である。
該円形水路の施工用ホース1はホース外周面に突出部が
なく、流体を圧封入した時、内圧によってホース径方向
に膨張し、長尺の真円状の中空体となるので、該ホース
を用いることにより真円状のコンクリート円形水路を容
易に得ることができる。
【0008】さらに、ホース材質は軟質塩化ビニル系樹
脂を使用しているために、コンクリートに対して良好な
耐アルカリ性を有し、円形水路施工後にホース内部の流
体を吸排出した時、コンクリートとの型離れが良好であ
る。またホースは円形水路内周にそって半月状(U字
状)に偏平になり、さらにホースの一方の端部は偏平に
密閉シールされているので、円形水路施工後のホース抜
き取り作業が容易である。
【0009】さらに、本発明においてはホース3の端部
(偏平シール側)内周面に接着性樹脂層10を被覆し、
ホース内面間を偏平に押潰した状態で溶着または接着す
ることにより、耐剥離性及び耐圧性に優れたホースとす
ることができる。ここで、接着性樹脂層としては、ホー
スに流体を圧封入した時に融着または接着部に加わる剥
離力は該樹脂層10で受けることから、加わる剥離力よ
り大きい生地強度を有する接着性樹脂層が好適である。
接着性樹脂はホース材質との関係から選ばれるが、塩化
ビニル樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン
エラストマー等が好適である。又、該接着性樹脂層10
の厚みはホースの可橈性を損なわない点から薄い方がよ
い。なお図1中12は接着性樹脂層10の延出部であ
る。
【0010】さらに、本発明においては、図1〜2およ
び図9〜10に示すように偏平に密閉したホース端部の
ホース内面間の溶着または接着部境界線13にそって外
側(シール部側)を補強糸17で縫い合わせて補強し、
露出している補強糸の表面を樹脂18で被覆し、可橈性
のある補強帯11を作成すると、より耐剥離性及び耐圧
性に優れたホースとすることが出来る。補強帯11を有
するホースは太物の円形水路の施工用ホースに好適であ
る。なおここで露出している補強糸の表面を樹脂で被覆
するのは、補強糸の強度付与および強度保持のためであ
る。
【0011】本発明においては、ホース端部を偏平に密
閉シールすることにより、円形水路施工時の挿入、取り
出しが容易であり、また取り出し時に、完成した円形水
路を破壊したり、またホース自身を破損したりすること
がない。またホース端部の境界線を円弧状にすることに
より、端部が流体圧入によって半球状にふくれ、境界線
13にそって均一に圧力が分散されて、局部的な剥離が
少なくなるので好適である。ここで円弧状としては図2
に示すものが最良であるが、図3、図4に示すように、
台形状、三角形状などの多角形状で、角部が円弧状とな
っているものも使用できる。
【0012】さらに、本発明においては、金属栓4がホ
ース端末側よりホースに挿入し、ホース外周面に保護カ
バー8を巻き、その上から金属製平バンド7で締めて固
定し、密閉シールした構造を有し、且つ金属栓底部がホ
ース端末部よりホース内側に位置し、流体注排用バルブ
5および引抜き用フック6が水路ブロックと直接接触し
ない構造となっていることが好適な態様である。この態
様は流体注排用バルブ5および引抜き用フックの摩滅お
よびホース取扱い時(ホースの水路への導入、作業終了
後の巻き取り、運搬、保管時)の破損を防止するのに有
効である。
【0013】又、本発明で用いるホースは、編組しなが
ら補強繊維層の両面に溶融押出された軟質塩化ビニル系
樹脂を被覆成形するホース連続製造方法により得られる
ために、従来のゴム製ホースより安価で、しかも軽量な
ホースを提供出来る。補強繊維としては、ポリエステル
繊維、ポリアミド(ナイロン)繊維、ポリビニルアルコ
ール繊維、レンヨン、木綿などがあげられるが、このう
ち、機械的強度、軟質塩化ビニル系樹脂との複合との関
係からポリエステル繊維が好適である。
【0014】一方、本発明で用いる金属栓4は鉄鋼、ス
テンレス鋼、アルミ合金、銅合金等の材料を加工するこ
とにより得られるが、このうちステンレス鋼を用いたも
のが好適である。この金属栓を使用することにより流体
注排用バルブを強固にかつ簡単に取付けることができ、
またホース引抜き用ブロック6も強固にかつ簡単に取付
けることができる。ホース引抜き用フック6を取付ける
ことにより、施工後のホースを容易に取り出すことがで
きる。また金属栓外周はフラット部(バンド部)と山部
(抜け防止部)を有していることが、その上からバンド
で締めて、ホース端部と金属栓を固定する場合、より強
固に密閉シールすることができるので好ましい。
【0015】図8は図1の金属栓4の流体注排用バルブ
5およびホース引抜き用フック6の取付部の断面拡大図
であり、Aは流体注排時に接続して使用する継手用ジョ
イント部、Bはカプラー接続時に開いて流体を通し、カ
プラー分離時に閉じて流体を密封する自動開閉バルブ、
Cはジョイント部との継ぎ部分、Dは金属栓とカプラー
ジョイント部との継ぎ部分である。又、ホース引抜き用
フック6は金属栓に取付けられていて、円形水路施工後
に先端のフックにロープをかけてホースを引抜きする時
に使用する。
【0016】図11、図12は本発明に使用の金属栓の
他の実施態様を示すものであり、図11は金属栓断面が
H字形、図12は逆コ字形のものを示す。
【0017】図13は本発明のホースに内圧用流体(空
気、または水など)を封入し、使用中の円形水路を示
し、図14は図13より本発明のホースを抜き取り、外
枠21、22を取り外した後の円形水路を示す。図1
2、13中19は鉄筋、21はコンクリート円形水路ブ
ロックを示す。次に実施例により、本発明をさらに具体
的に説明する。
【0018】
【実施例】ポリエステル繊維を編組した補強繊維層2の
両面に軟質塩化ビニル樹脂層を有する外径300mm、
肉厚4.5mmのホース3の一方のホース端部の内周面
(巾200mm)に厚さ0.3mmのポリウレタンエラ
ストマー樹脂層12(図1中の10はその延出部)を高
周波ウェルダーで溶着する。次に該ホース端部を偏平状
にし、高周波ウェルダーで融着部境界線13が円弧状と
なるように融着一体化した。
【0019】次に、図8に示すように外径291m/m
肉厚7.0m/m(山部9.0m/m)の金属栓(巾200
m/m)を作成し、これに流体注排用バルブ5と引抜き用
フック6を取り付けた。該金属栓4をもう一方のホース
端側から挿入し、ホース外周面に保護カバー8(補強糸
入り塩ビシート)を巻いて、巾19m/mの金属平バンド
で締めて、固定した。
【0020】又、該ホース端部を偏平状にし、円弧状に
融着一体化した境界線13にそって図9〜10に示すよ
うに補強糸17で縫い合わせて、表面をポリウレタン系
樹脂18で被覆し、補強帯11を作成した。
【0021】このようにして得た円形水路施工用ホース
を偏平に折り畳み、水路ブロックの鉄筋19および外枠
22の空隙から挿入し、内側に予め設置し、バルブより
エアーを圧入し、ホース内圧を0.4kg/cm2にセ
ットし、ホース外径310m/mの長尺の円形中空体を得
た。
【0022】その後、生コンを連続打設し、水路ブロッ
ク20を連続的に施工した。成形されたブロックが硬化
するまで中空体を保持し、ブロックが硬化した後にバル
ブよりエアーを吸排出し、円形水路施工用ホースを半月
状に折り畳み、抜き出した。抜き出し作業は極めて容易
であり、ホースに破損は見られなかった。また完成した
長尺の円形水路ブロック20は均一に整った円形状であ
り、また破損も見られなかった。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の円形水路の施工
用ホースは、硬化したコンクリートよりホースを外し、
引抜くとき、ゴム製ホースに比べてコンクリートとの離
型性が良く、軽量で引抜きが容易である。また流体圧入
により簡単に長尺の円形中空体となり、優れた耐圧性と
形状保持性を有している。さらに、流体吸排出時に簡単
に偏平に折り畳んだ状態になるため、作業終了後のホー
スの取り出し巻き取りが容易であり、また繰り返し使用
出来るために、経済性にも優れている。また、長尺のホ
ースを必要長さに切断して、ホース両端を加工密封でき
るので、水路施工の工事長さに合った任意の長さのコン
クリート円形水路の施工用ホースを提供することが出来
る。また金属栓を使用するために、流体注排用バルブお
よびホース引抜き用フックを強固にかつ簡単に取付ける
ことができ、さらに金属栓のホース端部への挿入および
取付が簡単で、かつホース端部を強固に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の円形水路の施工用ホースの
一部断面を含む正面図。
【図2】図1の円形水路の施工用ホースの側面図。
【図3】本発明の他の実施例の円形水路の側面図。
【図4】本発明の他の実施例の円形水路の側面図。
【図5】図1の円形水路の施工用ホースのイ−イ′断面
図。
【図6】従来のゴム製円形水路の施工用ホースの正面
図。
【図7】図6のゴム製円形水路の施工用ホースのロ−
ロ′断面図。
【図8】流体注排用バルブをセットしたコ字形金属栓の
断面図。
【図9】補強糸で円弧状に縫い合わせた構造を有する補
強帯の斜視図。
【図10】図9の補強帯のハ−ハ′断面図。
【図11】本発明の他の実施例の金属栓(H字形)の断
面図。
【図12】本発明の他の実施例の金属栓(逆コ字形)の
断面図。
【図13】本発明のホース流体封入時の円形水路を示す
略図。
【図14】図12より本発明のホースを抜き取り、外枠
を取り外した後の円形水路の略図。
【符号の説明】
1 円形水路の施工用ホース 2 補強繊維層 3 軟質塩化ビニル系樹脂製ホース 4 金属栓 5 流体注排用バルブ 6 ホース引抜き用フック 7 金属製平バンド 8 保護カバー 9 偏平に密閉シールしたホース端部 10 接着性樹脂層 11 補強帯 12 10の延出部 13 接着部境界線 14 従来のゴム製円形水路の施工用ホース 15 ゴム層 16 ゴム製ホースの補強繊維層 17 縫い合わせた補強糸 18 縫い合わせ部表面に被覆した樹脂層 19 鉄筋 20 円形水路ブロック 21、22 外枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強繊維層を有する軟質塩化ビニル系樹
    脂製ホースからなり、その一方のホース端部を流体注排
    用バルブを有する金属栓で密閉シールし、さらに他方の
    ホース端部を偏平に密閉シールした構造を有することを
    特徴とするコンクリート円形水路の施工用ホース。
  2. 【請求項2】 偏平に密封シールした構造を有するホー
    ス端部の密封シール部の境界線が円弧状になっている請
    求項1記載のコンクリート円形水路の施工用ホース。
  3. 【請求項3】 偏平に密封シールした境界線にそって、
    境界線の外側(シール部側)を補強糸で縫い合わせた構
    造を有する請求項1または請求項2記載のコンクリート
    円形水路の施工用ホース。
JP7323817A 1995-11-17 1995-11-17 コンクリート円形水路の施工用ホース Pending JPH09144125A (ja)

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