JPH09142576A - 液化ガス貯槽の導入管 - Google Patents

液化ガス貯槽の導入管

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JPH09142576A
JPH09142576A JP7298759A JP29875995A JPH09142576A JP H09142576 A JPH09142576 A JP H09142576A JP 7298759 A JP7298759 A JP 7298759A JP 29875995 A JP29875995 A JP 29875995A JP H09142576 A JPH09142576 A JP H09142576A
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JP
Japan
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storage tank
variable resistor
liquefied gas
float
introduction pipe
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7298759A
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English (en)
Inventor
Masanori Takada
昌典 高田
Hiromasa Ogi
弘將 扇
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IHI Corp
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by IHI Corp, Osaka Gas Co Ltd filed Critical IHI Corp
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲ガスの巻き込みにより、貯槽内のガス圧
が低下するのを防止することのできる液化ガス貯槽の導
入管を提供する。 【解決手段】 液化ガス貯槽1の内部に垂直に配設さ
れ、上端12Aから投入される液化ガス4を貯槽1の底
部近傍に開口する下端12Bから貯槽1内に流し込む液
化ガス貯槽の導入管12において、高さ方向中間部の管
内に、上端12Aから下端12Bに落下する液化ガスに
対し流通抵抗を与える可変抵抗体15を少なくとも一つ
配設すると共に、管外に、貯槽1内の液面レベルが可変
抵抗体15の設置レベルより低いとき可変抵抗体15を
抵抗大の位置に設定し、貯槽1内の液面レベルが可変抵
抗体15の設置レベルより高いとき可変抵抗体15を抵
抗小の位置に設定するフロート式の調節機構16を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LNGやLPG等
の低温液化ガスを貯蔵する液化ガス貯槽内に液化ガスを
流し込むための液化ガス貯槽の導入管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LNGやLPG等の低温液化ガス
を貯蔵する液化ガス貯槽において、貯槽内に液化ガスを
流し込むための配管系の構成は図4に示すようになって
いる。図において、1は気密に保持された貯槽であり、
貯槽1の内部に垂直に導入管2が配設されている。導入
管2の上端2Aは貯槽1内の上部に開口し、下端2Bは
貯槽1の底部近傍に開口している。導入管2の上端2A
は、貯槽1の屋根1aを貫通する上部管(簡略化して線
で示す)3の下端から流れ落ちる液化ガスを受けられる
よう、漏斗状に開口している。
【0003】この貯槽1に液化ガス4を流し込むには、
上部管3から導入管2の上端2Aに液化ガス4を投入す
る。すると、液化ガス4は、上部管3から導入管2の上
端に流れ落ち、導入管2内を落下して、その下端から貯
槽1内に流れ込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の貯
槽では、貯槽1内のガス圧を一定に保っておくことが、
運転上の必要条件である。それは、例えば船から地上の
貯槽に送液する際、ガス圧が規定以下に下がると、液の
代わりにガスを船に返送する運転できなくなるからであ
る。
【0005】しかし、大深度貯槽(例えば深さ30メー
トルの貯槽)の場合、液化ガスを導入管2で投入する
と、貯槽1内のガス圧が規定以下に下がってしまう。こ
れは、導入管2内を落下する液化ガス4の速度が、導入
管2の下端2B近くで非常に大きくなり、その影響で周
囲のガスを巻き込むためである。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、周囲ガスの
巻き込みにより、貯槽内のガス圧が低下するのを防止す
ることのできる液化ガス貯槽の導入管を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液化
ガス貯槽の内部に垂直に配設され、上端から投入される
液化ガスを貯槽底部近傍に開口する下端から貯槽内に流
し込む液化ガス貯槽の導入管において、高さ方向中間部
の管内に、上端から下端に落下する液化ガスに対し流通
抵抗を与える可変抵抗体を少なくとも一つ配設すると共
に、管外に、貯槽内の液面レベルが前記可変抵抗体の設
置レベルより低いとき前記可変抵抗体を抵抗大の位置に
設定し、貯槽内の液面レベルが前記可変抵抗体の設置レ
ベルより高いとき前記可変抵抗体を抵抗小の位置に設定
する調節機構を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記可変抵抗体が、回転位置により抵抗小となる垂
直姿勢と抵抗大となる水平姿勢とに切換え可能な回転板
で構成されると共に、前記調節機構が、前記可変抵抗体
の回転軸に直交しかつ回転軸の管外への突出端に連結さ
れたアームと、アームの先端に取り付けられたフロート
により構成され、フロートが自重で下方位置にあるとき
可変抵抗体が水平姿勢になり、フロートが浮力で上方位
置にあるとき可変抵抗体が垂直姿勢になるように、フロ
ートと可変抵抗体の位置関係が設定されていることを特
徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記フロートの可動範囲を規制するストッパが設け
られていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1は液化ガス貯槽1の全体構成図
である。この液化ガス貯槽1においても、導入管12が
貯槽1の内部に垂直に配設され、導入管12の上端12
Aから投入される液化ガス4を、貯槽底部近傍に開口す
る下端12Bから貯槽1内に流し込むようになってい
る。
【0011】この導入管12には、高さ方向中間部の管
内に、上端12Aから下端12Bに落下する液化ガス4
に対して流通抵抗を与える可変抵抗体15が一つ配設さ
れている。その設置レベルは、この実施例の場合、満液
時の液面レベル4Hの約半分の位置に設定されている
(図中a=b)。また、導入管12の管外には、可変抵
抗体15を制御する調節機構16が設けられている。こ
の調節機構16は、貯槽1内の液面レベルが可変抵抗体
15の設置レベルより低いとき、可変抵抗体15を抵抗
大の位置に設定し、貯槽1内の液面レベルが可変抵抗体
15の設置レベルより高いとき、可変抵抗体15を抵抗
小の位置に設定するものである。
【0012】図2を用いて可変抵抗体15および調節機
構16の詳細を述べると、可変抵抗体15は、導入管1
2の内径より一回り径の小さい回転可能な円板(回転
板)からなり、導入管12の内周と可変抵抗体15との
間には、液化ガスの流れる隙間が確保されている。可変
抵抗体15は円板から構成されているので、回転位置を
切換えることにより、垂直姿勢のとき流通抵抗小とな
り、水平姿勢のとき流通抵抗大となる。
【0013】調節機構16は、可変抵抗体15の回転軸
17に直交しかつ回転軸17の管外への突出端17aに
連結されたY字形のアーム18と、アーム18の先端の
二股部分に挟んで取り付けられたフロート19とからな
る。この場合、フロート19が自重で下方位置(二点鎖
線の位置)にあるとき可変抵抗体15が水平姿勢にな
り、フロート19が浮力で上方位置(実線の位置)にあ
るとき可変抵抗体15が垂直姿勢になるように、フロー
ト19と可変抵抗体15の位置関係が設定されている。
また、二点鎖線で示す下方位置と実線で示す上方位置と
の間の略90度の範囲でのみ、フロート19が動くよう
に、アーム18の当たる位置に、フロート19の可動範
囲を規制するストッパ20、21が設けられている。
【0014】次に主に図3を用いて作用を説明する。液
面レベル4Lが可変抵抗体15よりも低いとき、図3
(a)に示すように、フロート19は自重で下方位置に
下がるから、可変抵抗体15は抵抗の大きい水平姿勢に
なる。また、液面レベル4Lが可変抵抗体15よりも高
いとき、図3(b)に示すように、フロート19は浮力
で上方位置に上がるから、可変抵抗体15は抵抗の小さ
い垂直姿勢になる。
【0015】貯槽1内の液面レベル4Lが低い状態で、
液化ガス4を導入管12の上端12Aに投入すると、液
化ガス4は大きな落差を落下するので、落下速度が下端
12B近傍で大きくなり、周辺ガスを巻き込んで、ガス
圧を低下させるおそれがあるが、本実施例では、図3
(a)に示すように、導入管12の途中に可変抵抗体1
5が抵抗大の状態(水平姿勢)で存在するので、落下す
る液化ガス4が、この可変抵抗体15に衝突して減速さ
れる。従って、液化ガス4の速度が遅くなることで、周
囲ガスの巻き込みが抑制され、貯槽1内のガス圧の低下
が抑制される。
【0016】また、貯槽1内の液面レベル4Lが可変抵
抗体15よりも高くなると、導入管12内の液面レベル
の上昇により落下速度の問題はなくなり、流通抵抗によ
る流入量減の問題が出てくるが、その場合は図3(b)
に示すように、可変抵抗体15が抵抗小の状態(垂直姿
勢)に設定されるので、流通抵抗が小さくなり、液化ガ
ス4の導入能力を落とすことがなくなる。
【0017】この実施例では、更にフロート19の自重
および浮力によって可変抵抗体15を制御するので、外
部動力が全く不要で、構造が簡単になり、安価かつ容易
に実現できる。また、ストッパ20、21によって、フ
ロート19の可動範囲を規制したので、可変抵抗体15
を水平姿勢と垂直姿勢に確実に位置決めすることがで
き、作動の安定化を図ることができる。
【0018】なお、上記実施例では、調節機構16付き
の可変抵抗体15を、高さ方向のちょうど中間点に一つ
だけ設けた場合を示したが、適当な中間レベルに設けて
もよいし、中間の複数レベル毎に複数配設してもよい。
そうすれば、可変抵抗体15の設置レベル毎に減速する
ことができるので、ガスの巻き込みをより効果的に抑制
することができる。
【0019】また、可変抵抗体15の形状や、フロート
19によって可変抵抗体15を作動させる調節機構16
については、種々変更可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、液面レベルが低いときに可変抵抗体を抵抗大の
位置に設定するので、液化ガスの落下速度を遅くするこ
とができ、それによりガスの巻き込みを抑制して、貯槽
内ガス圧の低下を防止することができる。また、液面レ
ベルが高くなると、可変抵抗体を抵抗小の位置に設定す
るので、液化ガスの導入能力を落とすことがない。
【0021】請求項2の発明によれば、フロートの自重
および浮力によって可変抵抗体の姿勢を制御するので、
外部動力が全く不要で、安価かつ容易に実現することが
できる。
【0022】請求項3の発明によれば、ストッパでフロ
ートの可動範囲を規制するので、作動の安定化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す側断面図で
ある。
【図2】同実施例の要部構成を示す斜視図である。
【図3】同実施例の作用説明図であり、(a)は液面レ
ベルが低いとき、(b)は液面レベルが高いときの状態
を示す図である。
【図4】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】 1 貯槽 4 液化ガス 4L 液面レベル 12 導入管 12A 上端 12B 下端 15 可変抵抗体 16 調節機構 17 回転軸 18 アーム 19 フロート 20,21 ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化ガス貯槽の内部に垂直に配設され、
    上端から投入される液化ガスを貯槽底部近傍に開口する
    下端から貯槽内に流し込む液化ガス貯槽の導入管におい
    て、 高さ方向中間部の管内に、上端から下端に落下する液化
    ガスに対し流通抵抗を与える可変抵抗体を少なくとも一
    つ配設すると共に、 管外に、貯槽内の液面レベルが前記可変抵抗体の設置レ
    ベルより低いとき前記可変抵抗体を抵抗大の位置に設定
    し、貯槽内の液面レベルが前記可変抵抗体の設置レベル
    より高いとき前記可変抵抗体を抵抗小の位置に設定する
    調節機構を設けたことを特徴とする液化ガス貯槽の導入
    管。
  2. 【請求項2】 前記可変抵抗体が、回転位置により抵抗
    小となる垂直姿勢と抵抗大となる水平姿勢とに切換え可
    能な回転板で構成されると共に、前記調節機構が、前記
    可変抵抗体の回転軸に直交しかつ回転軸の管外への突出
    端に連結されたアームと、アームの先端に取り付けられ
    たフロートにより構成され、フロートが自重で下方位置
    にあるとき可変抵抗体が水平姿勢になり、フロートが浮
    力で上方位置にあるとき可変抵抗体が垂直姿勢になるよ
    うに、フロートと可変抵抗体の位置関係が設定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の液化ガス貯槽の導入
    管。
  3. 【請求項3】 前記フロートの可動範囲を規制するスト
    ッパが設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    液化ガス貯槽の導入管。
JP7298759A 1995-11-16 1995-11-16 液化ガス貯槽の導入管 Withdrawn JPH09142576A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132381A1 (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 三菱造船株式会社 タンクシステム、船舶

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132381A1 (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 三菱造船株式会社 タンクシステム、船舶
JP2021099143A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 三菱造船株式会社 タンクシステム、船舶

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Effective date: 20030204